JPH01270212A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法

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JPH01270212A
JPH01270212A JP63098655A JP9865588A JPH01270212A JP H01270212 A JPH01270212 A JP H01270212A JP 63098655 A JP63098655 A JP 63098655A JP 9865588 A JP9865588 A JP 9865588A JP H01270212 A JPH01270212 A JP H01270212A
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ceramic
sheet
electrode
raw
electrodes
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JP63098655A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kato
昌弘 加藤
Keiichi Nakao
恵一 中尾
Yasutaka Horibe
堀部 泰孝
Hikoharu Okuyama
彦治 奥山
Hideyuki Okinaka
秀行 沖中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ、液晶ヲ使用したテレ
ビジョン小形受像機等の電気機器に広く用いられている
積層セラミック電子部品の製造方法に関するものである
従来の技術 近年、電子部品の分野においても、回路部品の高密度化
にともない、積層セラミックコンデンサ等はますます微
小化及び高性能化が望まれている。
ここで従来の積層セラミックコンデンサについて説明す
る。
第7図は積層セラミックコンデンサの一部を断面たて示
す斜視図である。同図において、1はセラミック誘電体
層、2は内部電極、3は外部型筒である。前記内部電極
2ば、2つの外部電甑3・友交互に接続されている。
最近、電子部品のチップ化は著しく、前述した通りこの
ような積層セラミックコンデンサにおいても微小化が望
まれているが、単なる小型化はそのまま電気的容量の減
少につながってしまう。このため積層セラミックコンデ
ンサの小型化と同時に高容量化が行われなくてけならな
Aoそして、潰層セラミックコンデンサの高容量化の方
法として、誘電体の高誘電率化の他に、誘電体層の薄層
化、誘電体層及び内部電極の多層化が考えられている。
まず、誘電体層の薄層化について説明する。
初めてセラミック生シートは、誘電体となる金属1後化
物粉末を、ポリビニルブチラール、ポリビニールアルコ
ール、ポリアクリロイド等の樹脂をキシレン等の溶剤中
に、溶解して作ったビヒクル中に均一に分散させ、これ
をスラリーとした後、連続的に高速でキャスチング法(
溶液流延法)を用いて、十数ミクロンから数十ミクロン
の厚さのセラミック生シートとして成膜する。ここで用
いられているキャスチング法とは、金属またはポリエチ
レンテレフタレートフィルム(以下、PIETフィルム
と呼ぶ)等の有機フィルムを支持体とし、この支持体の
上にスラリーをドクターブンード等を用いて、均一な膜
厚に塗布し、スラリー中の溶剤を温風乾燥もしくは自然
乾燥により蒸発させ、セラミック生シートとするもので
ある。
次てこのセラミック生シートを所定の大きさに切断した
後、電極をセラミック生シート上に印511し、この印
刷したセラミック生シートを含む複数枚のセラミック生
シートを積層圧着、切断、焼成の工程を経て作製するも
のである。
ここで、誘電体層を薄層化するためには、セラミック生
シートの薄層化が必要になるが、セラミック生シートを
薄層化するほど、セラミック生シートにピンホール等が
発生しやすくなる。このためにセラミック生シートの薄
層化により、急激に積層セラミックコンデンサの歩留り
を下げてしまう。まだ、電極インキもセラミック生シー
トと同じように樹脂を溶剤中に溶解していたものがビヒ
クルとなっているので、セラミック生シート上に電極イ
ンキを印刷すると、電極インキ中の溶剤がセラミック生
シートの樹脂を溶解してしまい、セラミック生シート上
と印刷した電極インキがセラミック生シートに浸食、膨
潤を起こし、ショートを起こしやすくしてしまう。これ
を、以下だ第8図を用いて説明する。
第8図は、セラミック生シート上に電極インキをスクリ
ーン印別方法によシ印刷する製造方法を示す図である。
同図において、4はスクリーン枠、5はスクリーン、6
は電極インキ、7はスキージ、8 ii、 台、 s 
’aベースフィルム、1oはセラミック生シート、11
は前記セラミック生シート10上に印刷された電極イン
キである。第8図において、スクリーン枠4に張られた
スクリーン5を通して電極インキ6がスキージ7によっ
て、台8の上に固定されたベースフィルム9表面のセラ
ミック生シー1−10上に印刷される。この時、印刷さ
れた電極インキがセラミック生シート10に浸み込み、
ショートを起こしやすくなる。
これに対してセラミック生シート中の樹脂の種類、量等
を変えて、浸食、膨潤の少ない胆合せが検討されている
が、セラミック生シートの厚みが例えば30ミクロン以
下のように薄くなると、浸食、膨潤の起こらない組合せ
はほとんどない。まだ、浸食、膨潤の起こりにくいセラ
ミック生シートの徂合せも、電極インキを印刷する時に
インキの乾燥が早すぎて印刷時での作業性が悪かったり
、電極インキが印刷後の乾燥工程中においてクラックを
生じだシ、あるいは圧着した積層体を焼結した時にクラ
ックが発生する等の現象を生じ、実用になる組合せを得
ることは難しい状態にあった。
また、誘電体層及び内部電極の多層化が行われているが
、従来の積層方法では、多層化した時に内部電極におけ
る部分的な積層数の違いによる部分的な厚みムラあるい
は段差が発生してしまう。
この厚みムラによる凹凸により、積層セラミックコンデ
ンサとしての均一な厚みの積層ができず、デラミネーシ
ョン(層間剥離)やクラック等が発生してしまう問題が
ある。
第9図は多積層化した時の積層セラミックコンデンサの
断面図である。同図によれば、積層セラミックコンデン
サの中心部(内部電極2の積層数が多い)の厚みムに比
べ、周辺部(内部電極2の積層数が少ない)の享みBが
小さいことが解る。
第10図:ま積層コンデンサの積層数て対する中心部と
周辺部の厚みの差を示す図である。ここで、用いたセラ
ミック生シートの厚みは20ミクロン、内諾電極の厚み
は4ミクロンである。第10図よシ、積層数が10層を
超えると中心部と周辺部の厚みの差が2oミクロン、つ
まり用いたセラミック生シートの厚みを超えてしまうこ
とが解る。
従来より、この問題に対して、いくつかのアプローチが
採られていた。まず、特開昭62−135050号公報
、特開昭52−133563号公報では、段差部つまり
周辺部に新しく内部電極の分だけ取シ除いたセラミック
生シートを介挿し、これを積層後、焼成する方法が提案
されている。
しかし、この方法によるとセラミック生シートを精度よ
く、例えば3.5 X 1,0 ミ!Jメートルの大き
さに数百個以上取シ除く必要がある。特に、セラミック
生シート単体では、その薄さ、やわらかさ等により、機
械的に取り扱うことはほとんどできない。たとえ、取り
扱えたとしても、精度良くパンチング等で切抜き加工す
ることは難しめ0同沫て、特開昭61−102719号
公報のように、セラミック生シート及び電極シートの両
方をパンチングで打ち抜き、順次積層するという積・1
セラミツクコンデンサの製造方法もあるが、これも量産
性に問題がある。例えば、−度に多数パンチングするこ
と:d、印刷するより、コスト的にも精度的にも不利で
ある。さらに、電極シートの厚さを5ミクロン以下にし
た場合、電極シートの′物理的な強度がパンチングや、
・・ンドリンクに:財えられないことKもなる。
まだ、特開昭62−135061号公報では、セラミッ
ク生シート上Kまず内部電極インキを塗布し、さらて内
部電極インキを塗布したセラミック生シートの残りの部
分に誘電本インキを塗布しこれを内部電極インキの取り
出し位置を異ならせて、積み重ね、加圧、焼成するもの
である。しかし、この場合には、新しく印刷した誘電体
インキに含まれる溶剤により、下の積層体が浸される問
題が残る。このためK、セラミック生シートが薄匹はど
、ショートや術電圧特注を劣化させやすいという問題が
ある。
また、電極インキに溶剤を用いない方法として、特開昭
63−51458号公報等の電仮形成方法がある。また
、特開昭57−102166号公報のように活性化ペー
ストを用いた無電解メツキ法による方法もあるが、電極
形成を無電解メツキ技術を用いて行うだめに、セラミッ
ク生シートをメツキ液に浸す必要があることから、新た
な間租が発生する。
他にも、特開昭53−42353号公報のようにセラミ
ック生シートを部分的に打ち抜くか、凹状に加工するこ
とも考えられているが、実用的ではない。
また、特開昭56−94719号公報も同様なものであ
り、積層本土に生じた段差の箇所にセラミック生シート
を形成しようとするもので、量産性が良いとは考えてく
い。
その他にも電極インキ中の溶剤のセラミック生シートへ
の悪影響を防止するために、A〈つかの方法が提案され
ている。
例えば、%開昭66−106244号公報のように、ベ
ースフィルム上に電極のみをまず印ヨ1j形成しておき
、欠てこの上にキャスチ/グ法でセラミック生シートを
形成する方法がある。また、特公昭40−19975号
公報のように、電極ペイントを塗布、乾燥後、連続的に
誘電体スラリーを塗布し、これを支持体から剥離するこ
とにより。
電唖付きセラミック未焼成薄膜を得る方法がある。
しかし、これらの方法てより作った電極埋め込みセラミ
ック生シートは、膜厚が6〜20ミクロン程度まで薄く
なると、機械的強度が極端に減少するためだ、もはやそ
れ自体で取シ扱いできなくなる。このために、20ミク
ロン以下の薄層化は行えなかった。また、単にアプリケ
ータ、バーコータ、ドクターブレード等で電翫埋め込み
セラミック生シートを作製しても、表面に電極の凹凸を
無くすこと(以下、簡単にフラットにすると呼ぶ)はで
きない。以下、第11図、第12図、第13図を用込て
説明する。
第11図1は電極をセラミック生シートの中だ埋め込む
方法を示したものである。同図において。
9はベースフィルム、12寸這極、13゛はアフリケー
タであり救ミクロン〜数十ミクロンの塗布膜厚が得られ
る。145−j:誘電体スラリーであシ、アプリケータ
13の中に入れられている。15(・まセラミック生シ
ート、16は埋め込まれた電極である。矢印は電極12
の形成されたベースフィルム9の動く方向を示す。電−
以12の形成されたベースフィルム9はアプリケータ1
3により表面に誘電体スラリー14が塗布され、セラミ
ック生シート16となり、ベースフィルム9との間に埋
め込まれた電極16を形成する。ここでアプリケータ1
3を固定しておいて、ベースフィルム9を動かしても良
い。
第12図は電極を埋め込んでセラミック生シートを乾燥
する製造方法を説明するための図である。
第12図e)は、台8上に固定されたベースフィルム9
上に形成された電極12を示す。次に、第12図中)の
ように、誘電体スラリーを均一な膜厚で塗布する。第1
2図(0)は、誘電体スラリー14が乾桑して、セラミ
ック生シート15となる様子を示す。第12図(c)に
おいて、埋め込まれた電極12によってセラミック生シ
ート15の表面に、凹凸が発生することが解る。このよ
って、単に電極12を埋め込むだけでは、セラミック生
シート15の表面をフラットにすることは非常に難しい
発明が解決しようとする課題 しだがって、前述のセラミック生シート上に電極を印刷
する積層セラミックコンデンサの製造方法では、電極イ
ンキ中に含まれる。@剤によりセラミック生シートが浸
食、膨潤を起こしてしまい。
セラミック生シートが薄くなるほどショートしやすくな
る。一方電極をセラミック生シートに埋め込み、この電
極埋め込みセラミック生シートを用いる積層セラミック
コンデンサの製造方法では、前記電原理め込みセラミッ
クシートを支持体上よシ剥離して用いることにより、薄
層化に限度があった。また、特に誘電体層及び内部電極
の多層化を行う場合ておいては、積層セラミックコンデ
ンサの中心部と周辺部とでの、内部電極により発生する
段差を取シ除くことはできないという問題点を有してい
た。
課題を解決するための手段 本発明は、前記課題に鑑み、電極が乾燥されていること
により、ショートを起こしにくく、電極をセラミック生
シート中に埋め込むことによシ、誘電体層及び内部電極
の多層化された積層セラミックコンデンサを製造する際
に用いても、積層セラミックコンデンサの中心部と周辺
部とでの、内部電極により発生する段差に対しては、電
極をセラミック生シートに埋め込む際に誘電体スラリー
を塗布した後に前記支持体を傾けることによシ、よりい
っそう低減し、20ミクロン程度以下の薄いセラミック
生シートにおいても機成的強度を保ちながら取り扱いで
き、転写することができる積層セラミック電子部品の製
造方法を提供するものであり、乾燥された電極が形成さ
れてなる支持体上K、乾燥後に熱可塑性樹脂が10重量
%以上40重量%以下になるように配合した誘電体スラ
リーを塗布した後、前記支持体を傾けることにより、前
記電極の凹凸が前記誘電体表面に残らないように乾燥さ
せて、前記支持体上に電極埋め込みセラミック生シート
を作り、次に前記電極埋め込みセラミック生シートを前
記支持体より剥離することなく、他のセラミック生シー
トもしくは也の電極の上に熱圧着させた後、支持体のみ
を剥離し、前記電極埋め込みセラミック生シートを前記
他のセラミック生シートもしくは他の電極上に転写する
というものである。
作用 本発明は前記の構成によって、電極が乾燥されているこ
とによシ、電極インキ中に含まれる溶剤によってセラミ
ック生シートが浸食、膨潤を起こし、ショートするとい
ったことが低減され、更に、多層化された積層セラミッ
クコンデンサを製造する際に用いても、電極をセラミッ
ク生シートに埋め込むことにより、電極により発生する
段差を低減することができることになる。また、電極を
セラミック生シートに埋め込む際に、セラミックスのス
ラリーを塗布後前記支持体を傾けることによシ、電極及
びセラミック生シートの表面を表面に傷付けることなく
、前記電極部分の凹凸が誘電体スラリーの表面に残らな
いようにできる。
実施例 以下、本発明の一実施例の積層セラミノクコンデンサの
製造方法及び積層方法について第1図〜第2図により説
明する。
第1図及び第2図は、本発明の一実施例における電・膜
埋め込みセラミック生シートを積層する製造方法を説明
するための図である。第1図、第2図において、17.
18はベースフィルム、19はセラミック生シート、2
0.21は埋め込まれた電極、22は台、23はセラミ
ック生積層体、24はヒータ、25は熱材であり、ヒー
タ24によって一定の温度に設定されている。なお第2
図の26はセラミック生シート19が転写されたセラミ
ック生シート、27は埋め込まれた電極20が転写され
た電極である。また、矢印は熱材の動く方向を示す。
まず、第1図を用いて説明する。まず、ベースフィルム
17に埋め込まれた電極20及びセラミック生シート1
9の形成されていない側に、ヒータ24iCより加熱さ
れた熱材26を置く。一方、ベースフィルム17の埋め
込まれた電極2o及びセラミック生シート19の形成さ
れた側に1台22上て固定したベースフィルム18及び
セラミック生積層木23を置く。この時、セラミック生
積層体23の表面に転写、印刷等の適宜の方法だより電
421を形成乾諜しておく。ここで、セラミック生積層
体23の表面には必ずしも埋め込まれた電極21が形成
されている必要はない。次K、この第1図に示す状態か
ら、熱fi25によりセラミック生積層体23の表面に
、ベースフィルム17の表面く形成された埋め込まれた
電極2o及びセラミック生シート19を加熱圧着させる
第2図は、第1図に示す埋め込まれた電極20及びセラ
ミック生シート19を転写した後の図である。すなわち
、熱材26によってベースフィルム17上の埋め込まれ
た電極2o及びセラミック生シート19は、セラミック
生積層体23の表面に転写され、第2図のようにセラミ
ック生シート26及び電極27を形成する。
また、第3図及び第4図は本発明の他の実施例を示し、
埋め込まれた電極28の形成されたセラミック生積層体
29の表面に、ベースフィルム3゜の上に形成されたセ
ラミック生シート31を加熱圧着させ、転写されたセラ
ミック生シート32を形成した後、埋め込まれた電属3
3及びセラミック生シート34を加熱圧着する製造方法
を示す。
なお第1図、第2図と同一部分については同一番号を付
与し説明は省略する。ここで、第1図、第2図の工”程
や、第3図、第4図の工程を繰り返すことで多層にわた
り積層することも可能である。
また、第5図は電極を埋め込んでセラミック生シートを
乾燥する製造方法を説明するための図である。第6図(
ム) 、−Il、、台36上に固定されたベースフィル
ム36上に形成された電極37を示す。
次に、第5図(B)のように、誘電体スラリー38がア
プリケータあるいはドクターブレードによって塗布され
る。第5図(C)は前記ベースフィルム36を頑けた図
である。第5図(D)は前記ベースフィルム36を傾は
前記誘電体スラリー38の表面が重力てよシ平坦化され
たものを示す。このように前記誘電体スラリー38をア
プリケータあるいはドクターブレードによって塗布した
後、前記ベースフィルム36を傾けることにより前記誘
電体スラリー38の表面を平坦てすることができた。
本実施例では、誘電体スラリーを塗布後1分で平坦にな
った。なお、この平坦化は誘電体スラリーの、祖咬、膜
厚及び粘度や電極のピッチの違いにより平坦化に要する
時間が異なってくることは言うまでもない。
次に、前記製造法【ついて詳細に説明する。
まず、電極を形成するだめの電極インキとしては、パラ
ジウム粉末を用論た電極インキを作製した。
これは、粒径0.3ミクロンのパラジウム粉末50重量
部、樹脂としてのエチルセルロース5重電部、分散剤0
.1重量部に対して、適当な粘度になるよって溶剤とし
てブチルカルピトールを加えた後、3本ロールミルを用
いて十分分散させ、もう−変3本ロールミル上でブチル
カルピトールヲ加工、粘度が100ポイズになるまで分
散させながら希釈した。
欠に、ベースフィルムとして、フィルム幅2ωミリメー
トル、フィルム膜厚76ミクロン、中心コア径3インチ
、長さ約100メートルのロール状のポリエチレンテレ
フタレートフィルム(以下PETフィルムと呼ぶ)を用
いて、この上て乳剤!rjJ 10ミクロン、400メ
ツシユのステンレススクリーンを用Aだスクリーン印5
11法により、前記の電極インキを一定間隔を空けなが
ら連続的に印刷した。ここで、電極の形状は3.5 X
 1.0 ミリメートルのものを用りた。そして、印刷
後の電極インキの乾燥i−i:、印i!IJ機の次は約
125℃に加熱した遠赤外のベルト炉を接続し、電啄イ
ンキ中の溶剤を蒸発させ、電極形成を行った。
次に、誘電体スラリーの作り方について説明する。まず
、ポリビニールブチラール樹脂(積水化学株式会社製、
BL−2ブチラール厨、指)6.0重量部を、フタル酸
ジプチルO−6重H部、エチルアルコール25.01部
、トルエン36.0重量部よりなる圏脂溶液中に、粒径
1ミクロンのチタン酸バリウム粉末31.0重量部と共
に加え、よく攪拌した。次に、これをポリエチレン製の
瓶に入れ、ジルコニアビーズを加え、適当な分散状態に
なるまで混合分散した。次に、これを仮ろ過した後、1
0ミクロンのメンブレンフィルタを用いて加圧ろ過して
、誘電体スラリーとした。
次て、この誘電体スラリーとアプリケータを用(ハて、
電極の形成されたベースフィルム上に連続的Km布し、
縦に項けることによって平坦化を行った。このよってし
て作ったセラミック生シートをマイクロメータで膜1v
を測定したところ、セラミック生シートの摸厚は18ミ
クロンであった。
まだ、電極を埋め込んだセラミック生シートの表面の凹
凸は、自然乾燥させたものが7〜10ミクロンの凹凸を
有していたのに比べ、支持体を頌けて乾燥したものは1
〜3ミクロン程度と大きく改善されていた。
次て、このセラミック生シートを用いた積層セラミック
コンデンサの製造方法について説明する。
まず、厚み200ミクロンの電極の形成されていな論セ
ラミック生積層体を、ベースフィルムごと第1図の前記
台22上に固定した。ここで、転写は温度180℃、圧
力15キログラム毎平方センチメートルの条件下で、第
4図のようにベースフィルム17の側から熱材25を用
いて行い、前記埋め込まれた電極33及び前記セラミッ
ク生シート34を転写した後、前記ベースフィルム17
を剥して行った。次て、第3図のよってセラミック生シ
ート31を転写し、更に第4図のよってこの上に電極2
8.33を一定のピッチだけずらせたような状態で、次
の埋め込まれた他の電極33及びセラミック生シート3
4を、熱材26を用いてベースフィルム側から加熱する
ことにより転写した。
以下、これを繰り返し電極が第7図のように交互(でず
れるよってし、電極を51層になるようにした。そして
最後:C焼成時のソリや機械的強度を上げるだめに、厚
み2oOミクロンの電極が形成されていなhセラミック
生シートを転写した。このよってして得た積層体を2.
4 X 1.6ミリメードルのチップ状に切断した後、
1aoo’cで1時間、焼成して積層セラミックコンデ
ンサを作成した。
比、鮫のために、従来法として前述と同じ組成、厚みか
らなるセラミック生シート上に同じ電極を直接第8図の
ようにスクリーン印刷法によシ内部電極として形成し、
その上にセラミック生シートを、模写が同じになるよう
に転写し、以下これを繰シ返して従来の積層コンデンサ
を作成した。なお、積層時の圧力、切断、焼成等の各条
件はすべて前述と同じKした。
ここで、試料数は、n=100とした。次に、外部電極
を通常の方法を用いて形成し、ショート発生率を調べた
。その結果を下記の第1表に示す。
以上のように、本発明による積層セラミックコンデンサ
の製造方法を用いれば、ショート発生率、デラミネーシ
ョン発生率ともに、従来法に比較して大きく改善されて
込ることが解る。ここで、本発明におけるショート発生
の原因を調べると、その多くは、セラミック生シートの
ピンホールによるものと考えられた。また同時K、本発
明では、電極をセラミック生シート中にフラットに埋め
込んだためて、積層セラミックコンデンサの中心部と周
辺部での厚みの差が、大幅だ改善されており、これがシ
ョートのみならずデラミネーションの発生率をも低下さ
せていると推測された。
なお、ここで、本発明に用いた電極埋め込みセラミック
生シートのセラミック生シート部は、それ自体に含むポ
リブチラール塑脂の性質により熱による転写性を有する
。まだ、この熱による転写性は、セラミック生シート中
て含まれているポリビニールブチラール樹脂(以下、P
YB樹脂と呼ぶ)が少ないほど、転写性が悪ぐなシ、逆
に含まれているPVBI脂の量が多いほど、転写性が良
くなる。ここで用いたセラミック生シート中に含まれる
PVBJ脂は、セラミック粉末1ooグラムに対し、2
0グラム程度含まれているものが転写性が良かった。し
かし、ここで転写に必要なPVB朋脂量は、スラリー原
料のセラミック粉末の粒径によっても、PVB樹脂の重
合度、種類等    −によっても、あるいは、示写時
の温度によっても転写に必要な樹脂量は変化すると考え
られる。そして樹脂量が不足すると、転写温度を上げる
必要がある。
次K、実検に用いだ粒径のチタン酸バリウム粉末につい
て、セラミック生シート中に含まれる樹脂量と、このセ
ラミック生シートの転写性について実検した請来を下記
の第2表に示す。セラミック生シートは前述のようにチ
タン酸バリウム粉末、可塑剤としてのフタル酸ジブチル
、及びPVB樹脂よりできており、ここに含まれるPV
B樹脂の重量パーセントを変化させた場合の転写性を調
べた。ここで、セラミック生シート中に加えたフタル酸
ジブチルの量は、PVB樹脂の10重量%と固定した。
まだ、セラミック生シートの転写性については、第1図
のように表面に電極21が形成されたセラミック生積層
体23の上に、電極埋め込みセラミック生シート19を
転写することで実検した。また、転写はベースフィルム
17側から転写圧力15キログラム毎平方センナメート
ルの圧力で、温度180℃に加熱した熱材を押し当てる
ことで行った。また、PVBi指量は、セラミック生シ
ート中の重量にで表した。
次に、前記第2表のセラミック生シートを用い、前記第
1表の場合の実施例と同じようにして、積層セラミック
コンデンサを製造した。この時のセラミック生シート中
に含まれるPVB樹脂量とデラミネーションの発生率と
の関係を下記の第3表に示す。
〔第3表〕 この第3表よシ、PVB樹脂量は10〜40重量に程度
のものがデラミネーションを起こしにぐいことがわかる
。以上よシ、PVB樹脂量はセラミック生シートの10
〜40重量に、特(て16重量%前後のものが転写性も
良く、デラミネーションの発生も少ないことが解る。
また、PvB甜脂のような転写性を有する樹、指として
は、他にもアクリル樹脂、ビニルFM脂、セルロース誘
導体樹脂等の熱可塑匪樹脂がある。また、熱可塑注耐指
以外だ、硬化型封脂、重合型樹脂であっても、その硬化
条件、重合条件を適当にし、例え(ばゴム状にすること
で、表面に粘lt性を持たせることによって転写でき、
セラミック生シート用の謂指として用いることができる
さらに、第3図及び第4図のような場合に、セラミック
生シート31に、チタン酸バリウム100重量部;(対
して、樹脂が5重量部程度しか含まれていない転写性の
ないセラミック生シートを用いても、交互(C本発明の
転写性の優れた電極埋め込みシートと用いることによっ
て積層できる。
次に、第6図は本発明の他の実施例における熱ローラを
m−て電極埋め込みセラミック生シートを転写する方法
を説明するための図である。なお第1図、第2図と同一
部分については同一番号を付与し説明は省略する。同図
において、39は熱ローラであシ、ヒータ401Cより
一定温度に設定されている。そして、埋め込まれた電極
41及びセラミック生シート42が、セラミック生墳層
体43と前記熱ローラ39の間を通る時、セラミック生
、積層体43表面に転写される。この方法によると電極
埋め込みセラミック生シートの転写を連続的に行うこと
ができる。
なお、本発明は、多層セラミック基板、積層圧電素子等
に利用できることは言うまでもない。そして、本発明知
おいて転写時には、熱の他に、光、電子線、マイクロウ
ェーブ、X線等を使用して転写を行っても良い。また、
PVB樹脂の種類、可塑剤の種類や添加量を変えること
により室温での転写も可能である。
発明の効果 以上のように本発明は、乾燥された電極が形成されてな
るベースフィルムなどより成る支持体上に、熱可塑吐樹
脂が10重量に以上40重量%以下になるように配合し
た誘電体スラリーを塗布した後、前記電極の凹凸が誘電
体のスラリー表面の凹凸となるのを防ぐよって傾けて乾
燥させて、前記支持体上に電極埋め込みセラミック生シ
ートを作り、次に前記電極埋め込みセラミック生シート
を前記支持体より剥離することなく、他のセラミック生
シートもしくは他の電極の上に熱圧着させた後、前記支
持体のみを剥離して前記電極埋め込みセラミック生シー
トを前記他のセラミック生シートもしくは他の電屡の上
に転写するが、電極が乾燥されているので、電極インキ
中に含まれる溶剤の悪影響を槙力少なくし、またセラミ
ック生シートを支持体と共て取扱うため、取扱時に破損
することなく、また、埋め込み内部電極による凹凸の発
生を、誘電体のスラリーの乾燥時に支持体を傾けること
により、電極及び誘電体のスラリーの表面(< 傷を付
けることなく怪減して、歩留り良く積層セラミ、り電子
部品を製造することができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の一実施例における電極埋め
込みセラミック生シートを積層する製造方法を説明する
だめの図、第3図及び第4図は本発明の他の実施例、第
5図は電極を埋め込んでセラミック生シーtt−乾燥す
る製造方法を説明するだめの図、第6図は本発明の他の
実施例における熱ローラを用いて電極埋め込みセラミッ
ク生シートを転写する方法を説明するための図、第7図
は積層セラミックコンデンサの一部を断面にて示す斜視
図、第8図はセラミック生シート上に電極インキをスク
リーン印刷方法によシ形成する従来の製造方法を示す図
、第9図は多積層化した時の従来の積層セラミックコン
デンサの断面図、第10図は従来の積層コンデンサの積
層数に対する中心部と周辺部の厚みの差を示す図、第1
1図は従来の電極をセラミック生シートの中に埋め込む
X遣方法を示す図、第12図は従来の電極を埋め込んで
セラミック生シートを乾燥する製造方法を説明するだめ
の図である。 17.18・・・・・ベースフィルム等より成る支持体
、19・・・・セラミック生シート、20・・・・・・
埋め込まれた電極。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図 第4図 第5図 第5図 (C1 第6図 第7図 第9図 第10図 ミ 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  乾操された電極が形成されてなる支持体上に、熱可塑
    性樹脂が10重量%以上40重量%以下になるように配
    合したセラミックスのスラリーを塗布した後、前記支持
    体を傾けて乾燥させることにより前記支持体上に電極埋
    め込みセラミック生シートを構成し、この電極埋め込み
    セラミック生シートを、前記支持体より剥離することな
    く他のセラミック生シートもしくは他の電極の上に圧着
    させた後、前記支持体のみを剥離することを特徴とする
    積層セラミック電子部品の製造方法。
JP63098655A 1988-03-07 1988-04-21 積層セラミック電子部品の製造方法 Pending JPH01270212A (ja)

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EP89903265A EP0362404B1 (en) 1988-03-07 1989-03-07 Method of producing laminated ceramic electronic parts
DE68923417T DE68923417T2 (de) 1988-03-07 1989-03-07 Verfahren zur herstellung von keramischen elektronischen schichtbauelementen.
KR1019890702060A KR920009170B1 (ko) 1988-03-07 1989-03-07 적층세라믹 전자부품의 제조방법
PCT/JP1989/000240 WO1989008923A1 (en) 1988-03-07 1989-03-07 Method of producing laminated ceramic electronic parts
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006041321A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Kyocera Corp 積層電子部品の製造方法

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JP4638184B2 (ja) * 2004-07-29 2011-02-23 京セラ株式会社 積層電子部品の製造方法

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