JPH01269390A - ビデオテープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録入力されたコンポジットビデオ信号を輝
度信号と色信号とに分離し、輝度信号を１“Ｍ変調する
とともに色信号を低域に周波数変換して合成し、記録信
号を形成するビデオテープレコーダに関する。

〔従来の技術〕

従来、８ミリビテオテープレコータなどの家庭用のビデ
オテープレコーダは、記録時に、いわゆる輝度７色分離
処理（以下Ｙ／Ｃ分離処理と称する）にもとづき、記録
入力されたコンポジットビデオ信号を輝度信号と色信号
とに分離した後、輝度信号をＦＭ変調して変調輝度信号
に変換するとともに、色信号を変調輝度信号より低周波
数の低域変換色信号に周波数変換し、かつ、変調輝度信
号及び低域変換色信号を周波数合成してビデオテープの
映像の記録信号を形成している。

ところで、前述のＹ／Ｃ分離処理には、特開昭６０−１
５７３９　］号公報（ＨＯ４，Ｎ　９／７Ｂ　）などに
記載されているように、くし形フィルタ、色信号の減衰
除去用のトラップ回路が用いられ、多くの場合、色信号
の除去を良好に行なうため、くし形フィルタとトラップ
回路を組合わせて行われる。

そして、くし形フィルタとトラップ回路を組合わせてＹ
／Ｃ分離を行う従来の映像記録処理ブロックはほぼ第２
図に示すように構成され、入力端子（１）に記録入力さ
れたたとえばＮＴＳＣ方式のコンポジットビデオ信号が
入力レベル制御用のＡＧＣ回路（２）を介してＹ／Ｃ分
離用のくし形フィルタ（３）に入力され、フィルタ（３
１によってコンポジットビデオ信号が、図中にＹで示さ
れた輝度信号とＣで示された色信号とに分離される。

さらに、フィルタ（３１から分離出力された輝度信号は
、色信号の減衰除去用の３．５８ＭＨｚのトラップ回路
（４）に入力される。

このとき、トラップ回路（４）が３．５８　ＭＨｚの副
搬送波に共振する固定トラップ量の共振回路を用いて形
成され、トラップ回路（４）に入力された輝度信号中の
色信号が所定のＱ値のトラップで減衰除去される。

すなわち、フィルタ（３）を用いても、実際にはコンポ
ジットビデオ信号を輝度信号と色信号に完全に分離する
ことは困難であり、トラップ回路（４）には、色信号の
混入した輝度信号が入力される。

そのため、トラップ回路（４）により、フィルタ（３）
から出力された輝度信号中の色信号の帯域成分が一定ト
ラップ量でトラップされて減衰除去される。

さらに、トラップ回路（４）を介した輝度信号がプリエ
ンファシス回路（５）を介してＦＭ変調回路（６）に入
力される。

そして、変調回路（６）のＦＭ変調によって形成された
変調輝度信号が帯域制御回路（７）を介して記録増幅回
路（８）に入力される。

一方、フィルタ（３）から分離出力されだ色信号は、色
レベル制御用のＡＣＣ回路（９）を介して周波数変換回
路００）に入力さ力１、変換回路ｉ′ＩＯ）の低域変換
によって変換色信号が形成される。

そして、変換回路ｎａの変換色信号が帯域制御回路曲を
介し、て増幅回路で８）に入力される。

このとき、増幅回路（８）によって変調輝度信号と変換
色信号とが合成されて増幅され、増幅回路（８）から記
録信号が出力される。

なお、記録信号のフォーマットはビデオテープレコーダ
の記録方式などにもとづいて定まり、８ミリビデオテー
プレコーダの場合、第３図に示す輝度信号は、第４図に
示すように、変換回路（６）によってシンクチップレベ
ル、ホワイトピークレベルを４．２　ＭＨ，ｚ　、　５
．４　ＭＨｚ　とする周波数偏移１．２　ＭＪ（、ｚ　
（７Ｊ）１パＭ−信号ＷＹに変調され、色信号は変換回
路（ＩＱによって７４３±５００Ｊ（Ｊ３．ｒ、の低域
信号ＷＣに変換される。

また、８ミリビデオテープレコーダの実際の記録信号に
は、１．５Ｍ、ｉ−］−ｚ　＋　］　００ＫＨｚ　ｃＤ
　ＦＭ変調されたオーディオ信号、すなわちＦＭオーデ
ィオ信号ＷＡ及びトラッキング用のパイロット信号Ｐが
含捷れ、オーディオ信号ＷＡは低域信号ＷＣより１２ｄ
Ｂ低く設定されている。

一方、安価な普及タイプのビデオテープレコーダなどの
場合は、前記公報にも記載されているように、くし形フ
イルりを用いないでＹ／Ｃ分離処理が行われ、この場合
は、たとえば第２図において、フィルタ（３）を省くと
ともにＡＣＣ回路（９）の前段に色１百号の帯域のみを
通過させるバンドパヌフィルタを設けて映像記録処理ブ
ロックが形成され、トラップ回路（４）、バンドパヌフ
ィルタによす、コンポジットビデオ信号から輝度信号２
急信号それぞれか分離抽出される。

〔発明が解決し、ようとする課題〕

ところで、トラップ回路（４）のＱ値を小さくして色信
号のトラップ量（減衰量）を少なくすると、変調回路（
６）に入力される輝度信号の広帯域化を図ることはでき
るが、色信号の除去効果が低下し、このとき、とくに、
ＦＭ変調によって生じたレベルの大きな側帯波（第１側
帯波）が低域変換色信号に混入し、て色信号のビー１−
妨害が発生し、記録後のテープを再生すると、前記妨害
によって再生画質が低下する。

一方、トラップ回路（４）のトラップ量を多くし、変調
回路（６）に入力される輝度信号を狭帯域化すると、色
信号の除去効果は大きくなるが、変調後の輝度信号の高
域特性１位相特性が劣化して再生画質が低下する。

したがって、従来のこの種ビデオテープレコーダにおい
ては、輝度特性を劣化することなく色信号の良好な除去
が行えるように、トラップ回路（４）のトラップ量を設
定することができず、記録後の再生画質が劣化する問題
点がある。

本発明は、色信号を減衰除去するトラップ、回路により
、輝度特性を劣化することなく輝度信号から色信号を良
好に減衰除去し、再生画質を改善するようにしたビデオ
テープレコーダを提供することを目的としている。

〔課題を解決するだめの手段〕

前記目的を達成するだめの手段を、実施例に対応する第
１図を参照し２て以下に説明する。

本発明１は、記録入力されたコンポジットビデオ信号を
輝度信号と、色信号とに分離し、前記輝度信号をＦＭ変
調するとともに前記色信号を変調輝度信号より低周波の
低域変換色信号に周波数変換し、かつ、前記変調輝度信
号及び前記変換色信号を合成して記録信号を形成するビ
デオテープレコーダにおいて、 前Ｅコンポジットビデオ信号又はくし２形フイルタ（３
）によって分離された前記輝度信号から前記色信号を減
衰除去するｌ・ラップ回路Ｏツを備え、かつ、削Ｊ記ト
ラップ回路（１″：！Ｉに、前記輝度信号を検波するロ
ーパスフィルタ（１ｊと、該フィルタ０３の所定レベル
１〕」二の出力信号をクリップするクリップ回路（１４
）と、トラップ用の共振回路（旧に挿入されるとともに
前記クリップ回路０４）の出力信号によってインピーダ
ンスが変化し、前記輝度信号のレベルに応じて前記色信
号の減衰量を可変する可変インピーダンス素子としての
トランジスタ（１６）とを設けるという技術的手段を講
じている。

〔作用〕

シタカッて、コンポジットビデオ信号又はくし形フィル
タによって分離された輝度信号のレベルがＴｉ’　Ｍ変
調によって低域変換色信号の帯域の側帯波の生じる小レ
ベル領域のときには、クリップ回路０４）の出力信号の
レベルが輝度信号のレベルに応じて変化するとともに、
コンポジットビデオ信号又はくし形フィルタによって分
離された輝度信号のレベルが前記低域変換色信号の帯域
の側帯波の生じない大レベル領域のときには、クリップ
回路０４）の出力信号のレベルが固定される。

そして、クリップ回路０４）の出力信号によって１−ラ
ンジヌタ０Ｉ３１のインピーダンスが可変され、前記小
レベル領域では、レベルが小さくなる程トラップ量が大
きくなるように共振回路０！５１のＱ値が可変されて狭
帯域化され、大レベル領域では、共振回路的のＱ値がト
ラップ量の比Ｉ咬的小さな一定値に固定されて広帯域化
される。

そのだめ、トラップ回路０ｚによシ、輝度特性を劣化す
ることなく輝度信号から色信号が良好に減衰除去される
。

〔実施例〕

つぎに、本発明を、その１実施例を示した第１図ととも
に詳細に説明する。

第１図において、第２図と同一記号は同一のものを示し
、Ｏ２は第２図のトラップ回路（４）の代わりに設けら
れだトラップ量可変型のトラップ回路、（１３）はフィ
ルタ（３）の輝度信号がクランプ回路Ｃｌ７）を介して
入力される検波用のローパスフィルタ、０４）はフィル
タ（１３）の出力信号が入力されるクリップ回路であり
、所定レベル以上の入力信号をクリップし。

て出力する。

ｎ５１ｕ抵抗Ｑａｌ　、　コイ＃０９）　、　−］　７
　テンプｃ２０）及びＮＰＮ型のトランジスタ（１６）
が形成する３、５８Ａ’１．ｆ（ｚの共振回路であシ、
フィルタ（３）とアースとの間に抵抗（１８）　。

コイルＧ９）、コンデンサ＆Ｏ）及びｌ・ランンスク０
６）のコレクタ、エミッタが直列に設けられるとともに
、抵抗０８）、コイル（１９）の接続点がブリエンファ
シヌ回路（５）に接続されている。

（２１）はクリップ回路（１４）の出力信号を反転増幅
する反転増幅回路であシ、クリップ回路０４）の出力信
号の増、減の逆に変化するベース電流信号を抵抗（イ）
ヲ介シてｌ・ランシスタ（１６ｉのベースに供給する。

なお、トランジスタ（１６）によって共振回路０■に挿
入された可変インピーダンス素子が形成されている。

ところで、記録信号が第４図のフォーマツ１−で形成さ
れる８ミリビデオテープレコーダのｉＪ％　合、フィル
タ（３）から出力された輝度信号中の色信号のＦＭ変調
によって３．５８ＭＨｚ離れた位置に発生ずる第１の側
帯波が低域信号ＷＣの帯域（７４３±５００Ｋｆ（ｚ　
）に混入するのは、ＦＭ信号ｗｙの４．２〜４．８２鮒
Ｚの成分になる。

一方、第３図、第４図からも明らかなように輝度信号の
ペデスタルレベルが約４．５ＭＨｚにＦ　Ｍ変調される
とともに、４０％ホワイトレベルが４８ＭＨｚ　Ｉ／’
ＣＦ　Ｍ変調される。

ソＬ、て、ペデスタルレベル以下に輝度信号が存在せず
、実際には、ペデスタルレベルないシ４０％ホワイトレ
ベルの小レベル領域の輝度信号に混入しだ色信号をＦＭ
変調したときの側帯波が、低域信号ＷＣ，すなわち低域
変換色信号に混入してビート妨害が生じる。

なお、４０％ホワイ１−レヘルを校える大レベル領域で
混入した色信号の側帯波の一部がＦＭオーディオ信号Ｗ
Ａの領域の信号になるが、ＦＭ信号であるＦ　Ｍオーデ
ィオ信号ＷＡには側帯波がほとんど影響し、ない。

したかつて、８ミリビデオテ一プレコーダノ場合、４０
％ホワイトレベル以下の小レベル領域の輝度信号につい
ては、混入しだ色信号の減衰除去用のトラップ量を大き
くしてビー１−　ｆｄｉ害の発生を防止し、４０％ホワ
イトレベルを越える大レベル領域の輝度信号については
、トラップ量を小さくシ、てＦ　Ｍ変調の周波数帯域を
広帯域化し、輝度信号の特性劣化を防止ずればよい。

そして、輝度イ舊号のレベルが低くなる程、Ｆ　Ｍ変調
して形成される変調輝度の周波数が低くなシ、’Ｉ”　
Ｍ変調の高域制限を厳Ｌ７＜シて狭帯域化しても何ら不
都合は生じない。

そこで、フィルタ（３）から出力された輝度信号は、ク
ランプ回路０ηで直流クランプされた後、フィルタ（１
３）で検波され、輝度信号のレベルに比例した信号がフ
ィルタｃ壇からクリップ回路（１４）に出力され、クリ
ップ回路０４）によシ、予め設定された所定レベル以」
二のフィルタ０４）の出力信号がクリップされ、クリッ
プ回路０４ノから反転増幅回路■１）に、前記小レベル
領域の輝度信号については輝度信号のレベルに応じてレ
ベル変化し、前記大レベル領域の輝度信号につＶ・ては
輝度信号のレベルによらずクリップレベルに固定された
信号が出力される。

なお、フィルタ（１３）によってトラップ回路０４の動
作の安定化なども図られている。

そして、反転増幅回路（２］）から抵抗（２２を介して
トランジスタ（２２１のベースに、大レベル領域では比
較的小さ々一定レベルになり、かつ、小レベル領域では
クリップ回路０４）の出力信号が小レベルになる程レベ
ルが大きくなるベース電流信号が供給される。

さらに、ベース電流信号の大、小によってトランジスタ
凶のコレクタ、エミッタ間のインピーダンスが増、減可
変さねるとともに、該インピーダンスの増、減によって
共振回路（ＩｎのＱ値が小、犬に変化する。

そのため、フィルタ（３）から出力された輝度信号か小
レベル領域の信号のときにｄ］、トラップ回路ＯＱのト
ラップ量が、大レベル領域の信号のときよシ多くなると
ともに、輝度信号のレベルの逆に増。

減変化し、ペデスタルレベルに近くなる程ｌ・ラップ量
が増加する。

逆に、フィルタ（３）から出力される輝度信号が大レベ
ル領域の１言号のとき、には、トラップ回路Ｏりのトラ
ップ量が比較的小さな一定量に固定される。

したがって、トラップ回路Ｏ２により、小レベル領域の
輝度信号については、当該信号のＦ　Ｍ変調の帯域に影
響を与えないようにして、大きなトラップ量で色信号の
減衰除去が行われ、Ｆ　Ｍ変調時の低域変換色信号の帯
域の側帯波の発生が確実に防止され、大レベル領域の輝
度信号については、トラップ量を小さくしてＦＭ変調の
帯域の広帯域化が図られ、変調後の輝度信号の高域特性
１位相特性の劣化が防止される。

す々わち、トラップ回路Ｇつにより、輝度特性を劣化す
ることなく輝度信号に混入した色信号が確実に減衰除去
される。

そのだめ、記録後のテープを再生したときには、ビート
妨害などによる画質劣化がなく、しかも、輝度帯域の広
い良好な画質の再生画面が得られ、再生画質が著しく改
善されて向上する。

なお、前記実施例ではＮＰＮ型のトラップヌク０６）全
可変インピーダンス素子とし、クリップ回路０４）の出
力信号を反転増幅回路（２］）を介してトラップヌク０
６）のベースに供給しだが、可変インピーダンス素子に
ＰＮＰ型のトランジスタなどを用いてもよく、この場合
、反転増幅回路ｅ２１）の代わりに増幅回路を設けるか
、又は、クリップ回路０４）の出力信号を素子に直接供
給してもよい。

また、クリップ回路０４）のクリップレベルなどは、ｔ
Ｔ前記小レベル領域、大レベル領域の設定にもとづいて
決定すればよい。

さらに、フィルタ（３１を用いないで、コンポジットビ
デオ信号をトラップ回路（１２）に直接入力する場合に
適用し７ても同様の効果が得られる。

ソシテ、８ミリビデオテープレコーダだけで々く、Ｙ／
Ｃ分離処理を行った後、輝度信号をＦ　Ｍ変調するとと
もに、色信号を低域に周波数変換して合成し２、記録信
号を形成する種々のビデオテープレコーダに適用できる
のは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明のビデオテープレコーダニヨると
、コンポジットビデオ信号又はくし形フイルりによって
分離された輝度信号のレベルに応じて色信号の減衰除去
用のトラップ回路のトラップ量が可変され、Ｆ　Ｍ変調
によって低域変換色信号の帯域の側帯波が生じる小レベ
ル領域の輝度信号については、トラップ量を大きくして
色信号の減衰除去が確実に行われ、ビート妨害の発生が
防止され、前記低域変換色信号の帯域の側帯波が生じな
い大レベル領域の輝度信号については、トラップ量が小
さくなって広帯域化が図られ、輝度特性を劣化すること
なく色信号も良好に減衰除去し、記録後の再生画質を改
善して著しく向上することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のビデオテープレコーダの要部の結線図
、第２図は従来のビデオテープレコーダの映像記録処理
ブロックの回路図、第３図、第４図はＮＴＳＣ方式のコ
ンポジットビデオ信号の輝度信号波形図、８ミリビデオ
テープレコーダの記録信号のフォーマツ１−説明図であ
る。 ＋３１−　＜　Ｌ　形フィルタ、０３１　　ローパスフ
ィルタ、０４）　　クリップ回路、０５１・・共振回路
、００・・トランジスタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］記録入力されたコンポジットビデオ信号を輝度信
   号と色信号とに分離し、前記輝度信号をＦＭ変調すると
   ともに前記色信号を変調輝度信号より低周波の低域変換
   色信号に周波数変換し、かつ、前記変調輝度信号及び前
   記変換色信号を合成して記録信号を形成するビデオテー
   プレコーダにおいて、 前記コンポジットビデオ信号又はくし形フィルタによつ
   て分離された前記輝度信号から前記色信号を減衰除去す
   るトラップ回路を備え、 かつ、前記トラック回路に、前記輝度信号を検波するロ
   ーパスフィルタと、該フィルタの所定レベル以上の出力
   信号をクリップするクリップ回路と、トラップ用の共振
   回路に挿入されるとともに前記クリップ回路の出力信号
   によつてインピーダンスが変化し、前記輝度信号のレベ
   ルに応じて前記色信号の減衰量を可変する可変インピー
   ダンス素子とを設けたことを特徴とするビデオテープレ
   コーダ。