JPH0126897B2 - - Google Patents

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JPH0126897B2
JPH0126897B2 JP58106807A JP10680783A JPH0126897B2 JP H0126897 B2 JPH0126897 B2 JP H0126897B2 JP 58106807 A JP58106807 A JP 58106807A JP 10680783 A JP10680783 A JP 10680783A JP H0126897 B2 JPH0126897 B2 JP H0126897B2
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JP
Japan
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spacer
backrest
struts
metal plate
side struts
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Expired
Application number
JP58106807A
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English (en)
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JPS5957034A (ja
Inventor
Rezaku Ieruku
Shumaare Geruharuto
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Keiper Recaro GmbH and Co
Original Assignee
Keiper Recaro GmbH and Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Keiper Recaro GmbH and Co filed Critical Keiper Recaro GmbH and Co
Publication of JPS5957034A publication Critical patent/JPS5957034A/ja
Publication of JPH0126897B2 publication Critical patent/JPH0126897B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/68Seat frames
    • B60N2/686Panel like structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両座席用のバツクレストであつ
て、該バツクレストのクツシヨン支持体が、成形
条材として夫々構成された2本のサイド支柱と、
両サイド支柱の上端範囲で一方のサイド支柱から
他方のサイド支柱へ延びるヨーク部材とを有する
形式のものに関する。
[従来の技術] 前記形式の公知のバツクレストではヨーク部材
はサイド支柱と同じく鋼薄板から成りかつ該サイ
ド支柱と溶接されている。これによつてヨーク部
材の各端部と両サイド支柱の各上端部との間には
剛節継手が存在しているために、座席に対して車
両長手後方に作用する強い負荷に基づいてヨーク
部材が撓む場合、要するにヨーク部材が前面側か
ら高い負荷を受けた場合にサイド支柱は捩り作用
を受けることになり、その結果該サイド支柱は、
バツクレストを後方へ傾倒させる方向での曲げ剛
さの可成りの部分を失い、つまりサイド支柱の曲
げ剛さが低下し、ひいてはサイド支柱が後方に向
つて座屈することになる(第1公知例)。
サイド支柱のこのような曲げ剛さの低下は安全
性の理由から極力避けられねばならないので、前
記ヨーク部材をばね帯鋼によつて構成し、サイド
支柱の背面に係合させかつ該サイド支柱の外側面
にだけ固定するようにすることがすでに提案され
ている。例えば事故の際に生じるような前方から
の強い負荷をバツクレストが受けた場合、この第
2公知例では、サイド支柱は曲げ応力しか受け
ず、捩り応力を受けることはない。従つてサイド
支柱は、発生曲げ応力に耐えるに足る剛さを有し
ていればよい訳である。従つて、捩り作用を受け
かつ捩れ状態においても十分な耐性を有していな
ければならないような第1公知例のサイド支柱に
対比して、著しく僅かな経費と重量と所要のスペ
ースで以て、前記のような十分な曲げ剛さのサイ
ド支柱を構成することが可能になる。この第2公
知例の場合しかしながらこの利点を帳消しにする
ような欠点がある。これは、座席長手方向で比較
的僅かな空間しか活用できないような車両にこの
構成の座席を組込んだ場合に特に由々しい問題を
惹起するような欠点である。すなわち、ばね帯鋼
から成るヨーク部材は、バツクレストが前方から
高い負荷を受けた場合、後方へ向つて著しく膨出
し、これによつて後部座席に掛けている乗員が単
に危険に曝されるばかりか、負傷することすらあ
る。また前記ばね帯鋼にヘツドレストの支持ロツ
ドが固定されている場合には、ばね帯鋼の前記膨
出時にバツクレストの支持ロツド又はその保持体
が変形することがある。更に又、ばね帯鋼が前方
から負荷を受けて膨出すると両方のサイド支柱が
上部範囲で座席の横方向にお互いの方に湾曲さ
れ、要するに両サイド支柱の相互間隔が縮小し、
ひいては当該座席の着座者が側圧を受けるばかり
でなく両サイド支柱間に挾み込まれるという欠点
がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、前述の第1と第2の公知技術
の欠点を避けること、すなわち両サイド支柱の上
端部間に延在するヨーク部材が前方からの負荷を
受ける際に両サイド支柱自体がその縦軸線を中心
とする捩り作用を受けたり、あるいは相互間隔を
縮小する方向に湾曲したりすることがないように
すると共に、ヨーク部材を曲げ強さのある部材と
て構成し、要するに両サイド支柱の捩り負荷を避
けるために後方へのヨーク部材の撓みを必要とす
ることがないようにすることである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決する本発明の構成手段は、ヨー
ク部材が、継手なしに両サイド支柱の上端部間に
嵌装されて該サイド支柱に接触していてかつ少な
くとも該サイド支柱に接触する両終端部分の範囲
において該サイド支柱を超えて後方に向つて張出
す凸設部を備えた曲げ剛さと座屈剛さを有するス
ペーサとして構成されており、かつ、前記の両サ
イド支柱の外側面に、該サイド支柱に背面からか
ぶさる横方向部材が固定的に結合されており、該
横方向部材に前記スペーサの背面が当接している
点にある。
[作用] ヨーク部材として構成されたスペーサが座屈剛
さを有していることによつて、バツクレストひい
てはスペーサが前方から高い負荷を受けても両サ
イド支柱は相互間隔を縮小する方向に湾曲される
ことがなく、またスペーサが曲げ剛さを有してい
ることによつて、スペーサはいずれにしても僅か
しか後方に向つて膨出しない。
更にまた、本発明ではスペーサが前方から高い
負荷を受けてもサイド支柱が捩り応力を受けるこ
とがないことは、次の2つの理由に基づいてい
る。すなわち、 (イ) ヨーク部材としてのスペーサが両サイド支柱
と剛性結合されていず、該サイド支柱に接触し
ているにすぎないので、ヨーク部材が後方へ向
つて撓んでも両サイド支柱に捩れが惹起される
ことはない。
(ロ) 横方向部材が前方から負荷を受けた場合、両
サイド支柱は後方へ向つての旋回運動の方向と
相互間隔を縮小する方向で負荷されるにすぎ
ず、捩り方向の負荷を受けることはない。両サ
イド支柱の相互間隔を縮小する方向での負荷は
ヨーク部材つまりスペーサによつて吸収される
ので、この方向ではサイド支柱は曲げ剛さを有
する必要がない。捩り応力が生じないのでサイ
ド支柱は捩り剛さを有する必要もなく、ただバ
ツクレストの旋回方向での曲げ剛さだけを有し
ていればよい訳である。
両サイド支柱が捩り応力を受けないのは第1
に、ヨーク部材としてのスペーサがサイド支柱を
超えて後方に向つて張出していることと、第2に
横方向部材が背面側からサイド支柱にかぶさつて
おりかつ外側面に固定されていることに基づく。
要するに捩り応力は横方向部材によつてサイド
支柱に及ぼされることもないので、サイド支柱は
バツクレストの旋回方向での曲げ応力を吸収しさ
えすればよい訳である。本発明の解決手段によつ
て、バツクレストが前方から負荷を受けた際に後
方へ向つてのバツクレストの膨出は少なくとも大
体において阻止される。これはスペーサが曲げ剛
さ及び座屈剛さを有しており、要するに後方へ撓
むことがないからであり、また、ヨーク部材がス
ペーサとして働きかつ捩り応力が生じないため両
サイド支柱が相互間隔を維持することができるの
で、後方へ向つての横方向部材の著しい撓みも阻
止されるからである。
[実施態様] 特許請求の範囲第2項に記載したようにスペー
サを構成すれば、スペーサをヘツドレストの支持
体として同時に併用できるので有利である。
横方向部材は、形状安定性のU形材であつても
よいが、重量と経費の点で曲げ軟性の金属薄板か
ら成るのが有利である。それというのは、このよ
うな金属薄板はやはり横方向部材の役目を申し分
なく果たすばかりでなく、両端範囲において、サ
イド支柱を捩りなく負荷するのに必要な角度に調
整できるので、形状安定性の部材よりも有利であ
るからである。この場合、金属薄板がスペーサの
終端部分によつて変向せしめられる金属薄板区分
は、ヒンジ作用域を形成する。
スペーサつまりヨーク部材とサイド支柱との間
には剛節継手が存在せず、むしろサイド支柱はス
ペーサに支持されるにすぎないので、該スペーサ
はプラスチツクから成ることができる。これは、
ヘツドレストやシヨルダーレストのために要する
保持体或いは解錠装置の操作のために必要な保持
体を一体成形でき、ひいては付加経費を惹起しな
いという点で有利である。
上方からスペーサに作用する力を簡単にサイド
支柱に伝達できるようにするために、有利な実施
態様ではスペーサは横方向部材を成す金属薄板の
上縁に載つている。サイド支柱に例えば点溶接さ
れた前記金属薄板はこの力の伝達方向で高い耐性
を有している。金属薄板に対するスペーサの位置
固定は例えば請求の範囲第8項に記載の手段によ
つて可能である。
有利な実施態様ではサイド支柱及びスペーサは
請求の範囲第9項に記載したように構成されかつ
配置されている。この手段によつて、製作技術並
びに重量の点から見てきわめて有利なサイド支柱
の断面形状が得られると共にスペーサの確実な位
置決めが特に簡単に達成される。この位置決めの
ためには請求の範囲第10項及び第11項に記載
した手段が寄与する。
横方向部材を成す曲げ軟性の金属薄板はスペー
サ下縁を超えて延びかつサイド支柱と相俟つてト
レー状のクツシヨン支持体を形成するのが有利で
ある。
[実施例] 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
自動車座席用のバツクレストは、バツクレスト
の垂直中心線に対して鏡面対称に等しく形成され
た2つのサイド支柱1と2を有し、両サイド支柱
は各下端範囲において、概略的に示した夫々1つ
の公知のジヨイント金具によつて旋回可能に、か
つ選択可能な旋回位置にロツク可能に所属の座部
のクツシヨン支持体と連結されている。鋼薄板か
ら成るサイド支柱1,2は、第3図及び第4図に
示したように夫々ほぼC字形断面の形材から成
り、各形材の脚部1′と1″;2′と2″は互いに平
行に延びかつ他方のサイド支柱の方に向いてい
る。脚部の長さに比較して比較的大きな長さの形
成ウエブ部は、内向きに押込み成形された広幅の
圧刻部によつて補強されている。従つて各サイド
支柱1,2は旋回方向では高い曲げ剛さを有して
いるが、他方のサイド支柱へ向つての曲げ剛さは
前記の旋回方向での曲げ剛さよりも小さい。
両サイド支柱1と2の相互間隔は、第2図に示
したように、該サイド支柱の上端の方に向つて減
少しているが、両サイド支柱1と2の間には、前
記上端範囲に、曲げ剛さ及び座屈剛さを有するス
ペーサ3がヨーク部材として配置されており、該
スペーサは背面側から両サイド支柱間に嵌装され
ている。該スペーサはプラスチツク製の射出成形
部品である。スペーサ3の側面4の勾配はサイド
支柱1,2の勾配に適合されている。従つて、ス
ペーサ3がねじ又はその他の結合手段によつて両
サイド支柱と結合されていないにも拘らず、該ス
ペーサ3は両サイド支柱1と2との間の嵌装位置
から上方へ向つて離脱することはありえない。
スペーサ3と一体に構成された凸設部5が夫々
スペーサの両端で側面4を超えて張出している。
該凸設部5は製作技術上の理由から前面側へ向つ
て開いておりかつ複数の横ウエブ6によつて補強
されている。スペーサ3の両端で鏡面対称に等し
く形成された凸設部5の制限後壁5′は、バツク
レストの背面を規定する面内に位置しているが、
前記凸設部5はその下端の方に向つて次第に細く
なつている。従つて凸設部5の丈は、第5図に示
したように下方にいくにつれて減少している。
凸設部5の側壁5″は、前方に向いた面で以て、
両サイド支柱1,2の後方の脚部1′,2′の背面
に接触している。該後方脚部1′,2′が前記横ウ
エブ6の範囲内へ侵入している場合には該横ウエ
ブも後方脚部1′,2′に接触している。要する
に、凸設部5を含めてスペーサ3は、凸設部5の
奥行分だけサイド支柱1,2を超えて後方に向つ
て張出している訳である。特に第3図及び第4図
から判るようにスペーサ3の背面には、横方向部
材として本実施例では厚さ約0.4mm薄肉の曲げ軟
性の金属薄板7が接している。該金属薄板7はバ
ツクレストの横方向で凸設部5を超えてサイド支
柱1及び2にまで達している。該凸設部5がサイ
ド支柱1,2を超えて後方に向つて張出す張出し
量並びに、該凸設部5がサイド支柱1,2に対し
てバツクレスト中心寄りにずらして配置されてい
るずらし量(要するに両凸設部の外側面の相互間
隔lは両サイド支柱の相互間隔よりも小である)
は、両凸設部5から隣接のサイド支柱1,2へ延
びる金属薄板区分と車両長手方向でのバツクレス
ト鉛直中心平面とが夫々鋭角αを成すように選ば
れており、この角度はサイド支柱1,2に捩りの
ない負荷をかけるために要する大きさである。こ
の場合、凸設部5とサイド支柱1,2とによつて
変向せしめられる金属薄板7の区分はヒンジ作用
域を形成し、該ヒンジ作用域に基づいて、場合に
よつては必要になる金属薄板7の正しい角度量へ
の調整が可能になる。
金属薄板7は両サイド支柱1,2に、しかも該
サイド支柱のウエブ部から上部脚部1′,2′へ移
行する縁部に接触し、かつ前記上部脚部と補強の
ための圧刻部との中間範囲で前記ウエブ部と点溶
接によつてか又はその他の方式で固定結合されて
いる。これによつて、凸設部5を下方に向つて先
細にしたことと相俟つて、スペーサ3が両サイド
支柱1,2に対して下向きに相対運動する場合に
該スペーサ3は両サイド支柱と金属薄板7との間
に楔止めされることになる。しかもこの構成によ
つて達成しようとすることは何を扨ておいても、
バツクレストが前方から高い負荷を受けた場合で
も両サイド支柱1,2が捩り応力を全く受けず、
たた曲げ応力を受けるにすぎないようにすること
であり、この場合スペーサ3は、両サイド支柱の
相互間隔が縮小すること、要するに両サイド支柱
が相互方向に曲がるのを阻止する。これによつ
て、前方からの負荷が高い場合でさえも金属薄板
7が後方へ向つて著しく膨出することはない。
スペーサ3の背面の上縁近くに、後方に向つて
張出す段部7′が設けられており、該段部はスペ
ーサの全幅にわたつて延在しかつ金属薄板7の上
縁に載つている。従つてスペーサ3は、上方から
の負荷時に金属薄板7上に支えられる。また、該
金属薄板7を貫通してスペーサ3に螺入されてい
るねじ8は、該スペーサが下方へシフトするのを
付加的に防止する。更に前記ねじ8は金属薄板7
をスペーサ3の背面に接触させた状態に保つ。し
かし又、金属薄板7をその上縁に沿つてスペーサ
3の範囲で前向きに屈曲させ、かつ金属薄板の該
前向きの帯状縁部をスペーサ内に係合させること
も可能である。また金属薄板7の上縁にかぶさる
段部7′に溝を配設して、該溝に前記金属薄板上
縁を取付けることも可能である。いずれの場合
も、金属薄板7の張力によつてスペーサの背面に
該金属薄板が接触せしめられる以外に、スペーサ
7に設けられた段部7′がきわめて狭幅の場合で
も、該金属薄板7の上端に常にスペーサがかぶさ
ることが保証される。なお前記段部7′をできる
だけ狭幅にすることは、後部座席の乗員の安全性
という理由から望ましいことである。
両凸設部5の上端には、サイド支柱1,2の上
端をカバーするキヤツプ15が一体成形されてい
るので、サイド支柱は上方に向つて開いていても
よい。
金属薄板7は、サイド支柱1,2がジヨイント
金具を支持しているサイド支柱範囲にまで下方に
向つて延びている。これによつて金属薄板7は両
サイド支柱1,2並びにスペーサ3と相俟つて、
第1図に鎖線で示したクツシヨン9のためのトレ
ー状のクツシヨン支持体を形成する。第1図に示
したようにクツシヨン9が腰部及び殿部の範囲で
前方に張出されている場合にもサイド支柱に夫々
1つの側壁フレームなどを固定しておくことがで
きるのは勿論である。
スペーサ3は複数の補強リブ10を有し、該補
強リブは、着座者の背中寄りの、実質的に長方形
の前面を補強している。特に第2図〜第4図に示
したようにスペーサ3は前記補強リブだけでな
く、また、上から下へ連続して互いに平行に延び
る2つのガイド通路11を有し、該ガイド通路に
はヘツドレストの支持ロツドを差込むことが可能
である。ガイド通路11は正方形横断面を有し、
該正方形の辺長は、前記支持ロツドを事実上遊び
なくガイド通路11内に位置させるために、通常
円形断面の支持ロツドの直径に等しく選ばれてい
る。ガイド通路11は前面と後面とをウエブ12
によつて制限されており、これらのウエブは通路
の長手方向で、ウエブ幅に等しい相互間隔をおい
て配置されている。その場合前面のウエブは後面
のウエブ間に、また後面のウエブは前面のウエブ
間に、互い違いに配設されている。このようにガ
イド通路11を構成したことによつて支持ロツド
は比較的大きな製作誤差を有することができる。
所望の高さでの支持ロツドの位置固定は公知のよ
うに夫々1つの双脚ばねによつて行われ、該双脚
ばねは支持ロツドの係止溝に係合しかつスペーサ
3の上面に支持されている。
ガイド通路11の代りにスペーサ3はシヨルダ
ーレストのための支承部を有することもでき、そ
の場合は該支承部内に、ヘツドレストの支持ロツ
ド用の相応したガイド通路が設けられねばならな
い。また、前方に傾倒できるバツクレストの場合
に、このような傾倒を阻止する錠止機構を解錠す
るために必要な操作エレメントをスペーサ内に設
けることも可能である。
[発明の効果] 公知のバツクレストに対比して本発明の構成に
よつて奏せられる顕著な効果は、バツクレストが
前方から負荷を受ける際にバツクレストの旋回方
向でのサイド支柱の高い曲げ剛さが充全に活用さ
れるので、前記負荷に対してバツクレストが著し
く高い耐性を有し、しかもこの耐性を得るために
バツクレストの重量を高める必要がない点、また
ヨーク部材つまりスペーサが負荷時に後方に向つ
て著しく膨出することがないので、車両長手方向
で見て比較的僅かな空間しかバツクレストのため
に適用できないような車両にも本発明の座席バツ
クレストを組込むことができるばかりでなく、後
部座席の着座者に危害を及ぼす虞れもなく、当該
座席の着座者が両サイド支柱間に挾み込まれる危
険もない点にあり、従つて経済性並びに安全性の
点から見て本発明の産業上の利用価値はきわめて
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバツクレストの概略側面図、
第2図はクツシヨンを省いて示したバツクレスト
の正面図、第3図は第2図の−線に沿つた断
面図、第4図は第2図の−線に沿つた断面
図、第5図は第2図の−線に沿つた断面図、
第6図は第2図の−線に沿つた断面図であ
る。 1,2……サイド支柱、1′,1″;2′,2″…
…脚部、3……ヨーク部材としてのスペーサ、4
……側面、5……終端部分を成す凸設部、5′…
…制限後壁、5″……側壁、6……横ウエブ、7
……横方向部材としての金属薄板、7′……段部、
8……ねじ、9……クツシヨン、10……補強リ
ブ、11……ガイド通路、12……ウエブ、15
……キヤツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両座席用のバツクレストであつて、該バツ
    クレストのクツシヨン支持体が、成形条材として
    夫々構成された2本のサイド支柱と、両サイド支
    柱の上端範囲で一方のサイド支柱から他方のサイ
    ド支柱へ延びるヨーク部材とを有する形式のもの
    において、ヨーク部材が、継手なしに両サイド支
    柱1,2の上端部間に嵌装されて該サイド支柱に
    接触していてかつ少なくとも該サイド支柱に接触
    する両終端部分の範囲において該サイド支柱を超
    えて後方に向つて張出す凸設部5,5′,5″を備
    えた曲げ剛さと座屈剛さを有するスペーサ3とし
    て構成されており、かつ、前記の両サイド支柱
    1,2の外側面に、該サイド支柱に背面からかぶ
    さる横方向部材7が固定的に結合されており、該
    横方向部材に前記スペーサ3の背面が当接してい
    ることを特徴とする、車両座席用のバツクレス
    ト。 2 スペーサ3が両サイド支柱1,2の上端部の
    高さに配置されており、かつヘツドレストを固定
    する手段を有している、特許請求の範囲第1項記
    載のバツクレスト。 3 スペーサ3がプラスチツクから成る、特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載のバツクレスト。 4 サイド支柱1,2を超えて後方に向つて張出
    す、スペーサ3の両凸設部5,5′,5″の外側面
    の相互間隔lが両サイド支柱1,2の外側面の相
    互間隔よりも小である、特許請求の範囲第1項か
    ら第3項までのいずれか1項記載のバツクレス
    ト。 5 横方向部材が曲げ軟性の金属薄板7であり、
    該金属薄板が、凸設部5,5′,5″の後縁を経て
    斜め前方に向つて曲げられて斜向面を形成しつつ
    サイド支柱1,2の外側面に固定されており、前
    記斜向面と車両長手方向での座席鉛直中心平面と
    の成す角度αが、スペーサ3の凸設部5,5′,
    5″の外側後縁によつて規定されている、特許請
    求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項記
    載のバツクレスト。 6 金属薄板の斜向面と車両長手方向での座席鉛
    直中心平面との成す角度αが、サイド支柱1,2
    を超えて後方へ向つて張出すスペーサ3の凸設部
    5,5′,5″の張出し分と、前記サイド支柱1,
    2に対する該凸設部5,5′,5″の、バツクレス
    ト中心へ向つてのずらし量とによつて確定されて
    いる、特許請求の範囲第5項記載のバツクレス
    ト。 7 スペーサ3が金属薄板7の上縁に載設されて
    いる、特許請求の範囲第5項又は第6項記載のバ
    ツクレスト。 8 スペーサ3が、金属薄板7を貫ぬく結合部材
    8によつて該金属薄板7と結合されている、特許
    請求の範囲第5項から第7項までのいずれか1項
    記載のバツクレスト。 9 両サイド支柱1,2がほぼC字形断面の形材
    から成つており、各形材の脚部1′,1″;2′,
    2″が夫々他方のサイド支柱の方に向いており、
    かつスペーサ3が、一方もしくは他方のサイド支
    柱1,2に夫々1つずつ面した両終端部分に夫々
    1つの凸設部5を有し、該凸設部が一方では横方
    向部材としての金属薄板7に、また他方では前記
    サイド支柱1,2の一方の脚部1′,2′の、前記
    金属薄板に面した方の背面側に接触している、特
    許請求の範囲第1項から第8項までのいずれか1
    項記載のバツクレスト。 10 スペーサ3の両凸設部5がサイド支柱1,
    2の長手方向で見て下向きに楔状に先細になつて
    いる、特許請求の範囲第9項記載のバツクレス
    ト。 11 両サイド支柱1,2が、少なくともスペー
    サ3の位置している範囲では、上端へ向つて減少
    する相互間隔を有している、特許請求の範囲第1
    項から第10項までのいずれか1項記載のバツク
    レスト。 12 横方向部材としての金属薄板7がサイド支
    柱1,2の長手方向で見てスペーサ3の下縁を超
    えて、前記サイド支柱1,2の下端部範囲にまで
    延びている、特許請求の範囲第1項から第11項
    までのいずれか1項記載のバツクレスト。
JP58106807A 1982-06-16 1983-06-16 車両座席用のバックレスト Granted JPS5957034A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3222505A DE3222505C2 (de) 1982-06-16 1982-06-16 Rückenlehne für Fahrzeugsitze
DE3222505.9 1982-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5957034A JPS5957034A (ja) 1984-04-02
JPH0126897B2 true JPH0126897B2 (ja) 1989-05-25

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