JPH0126875Y2 - - Google Patents

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JPH0126875Y2
JPH0126875Y2 JP18605984U JP18605984U JPH0126875Y2 JP H0126875 Y2 JPH0126875 Y2 JP H0126875Y2 JP 18605984 U JP18605984 U JP 18605984U JP 18605984 U JP18605984 U JP 18605984U JP H0126875 Y2 JPH0126875 Y2 JP H0126875Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、門や仕切りに利用される横方向に伸
縮自在な伸縮門扉に関するものである。
(従来技術) 従来より、伸縮門扉は、周知のように、横方向
に所定間隔をあけて多数配列した縦桟と、これら
縦桟の隣接する相互間を接近離隔自在にさせるパ
ンタグラフ機構とを具備している。そして、この
伸縮門扉は、例えば第7図に示すように、パンタ
グラフ機構100の両斜桟110,120と縦桟
140とを、これら両斜桟と縦桟との内部に跨が
つて挿通させた支持軸(図示せず)の両端部に外
方側からのピン130で螺着して回動自在に連結
している。
また、この他にも、両斜桟と縦桟とを連結する
ために、シヤフトの両側先端部にねじを切り、こ
れにナツトを螺着させたり、或いは中空シヤフト
の両側先端部を拡開させて加締めることにより、
各桟の連結を行うようにしている。
しかしながら、このような伸縮門扉において
は、何れも、シヤフトにピン130とかナツトを
螺着させたり、或いは加締めを行わなければなら
ないため、伸縮門扉のような多数の回動連結部を
有するものの場合には、その螺着作業が或いは加
締め作業が非常に面倒となり、生産効率を著しく
低下させる原因となつていた。
しかも、このような連結構成の場合には、例え
ば第7図で明らかな如く、ピン130の頭部が縦
桟140の外側面部に露出するため、外観体裁を
著しく損ねるという問題点も有していた。
(目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、縦桟と斜桟とを
確実に連結しながら連結作業を簡素化し得て、生
産効率を向上化させることができると共に、外観
体裁の問題も解消できる伸縮門扉を提供すること
にある。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するために、一方の斜
桟と他方の斜桟との交叉部にシヤフトを挿通配置
させ、そのシヤフトの両側端部にブツシユを夫々
挿通配置させると共に、各ブツシユを前記縦桟の
内側面部に形成した切欠口に嵌合させ、更にシヤ
フトの両側先端部を、縦桟の内部に配設した軸受
部材に圧入固定させたものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図を参
照して説明する。
第1図は本考案を適用した伸縮門扉の正面図を
示すもので、ここに1は固定柱、2は移動柱、3
は縦桟、4はパンタグラフ機構である。
固定柱1は、第1図に示すように、地中上に立
設された支柱5に固着させていると共に、該支柱
5のアンカシヤフト6に対する相対回転によつて
固定柱1を矢印P方向に回動できるようにしてい
る。一方、移動柱2は、第1図に示すように、地
中上に立設された支柱7に離脱可能に突き合わせ
るようにしている。
縦桟3は、第2図に示すように、アルミを押出
し成形して得た方形パイプ状のもので、前、後方
向に一対対向配置させていると共に、これら対向
配置された縦桟3,3を前記固定柱1と移動柱2
との間に、所定間隔をあけて多数配列させるよう
にしている。
パンタグラフ機構4は、前記横方向の縦桟3…
間の上部に配設させた湾曲X字状の第1パンタグ
ラフ機構40と、前記縦桟3…間の下部に配設さ
せた直線X字状の第2パンタグラフ機構41とを
具備しているもので、第1、第2のパンタグラフ
機構40,41は、それぞれ、一方の斜桟40
a,41aと他方の斜桟40b,41bとを中央
部において交叉させ、その交叉部を、前、後一対
の縦桟3,3間に配置させている。尚、前記一方
の斜桟40a,41aと他方の斜桟40b,41
bは、それぞれ、アルミを押出し成形して得た方
形パイプ状のものを使用している。
次に、縦桟3とパンタグラフ機構4との連結に
ついて説明する。
この連結のうち、第1図に示す各Aの位置での
連結であるが、これは、第2図に示すようにまず
一方の斜桟40a,41aと他方の斜桟40b,
41bとの間に円柱状の樹脂製スペーサ8を配置
させると共に、その両斜桟40a,41a,40
b,41bの外面側に円柱状の樹脂製ブツシユ
8,9を配置させる。そして、それらブツシユ
9,9、両斜桟40a,41a,40b,41b
及びスペーサ8の軸心部にシヤフト10を挿通さ
せ、その挿通させたシヤフシ10の両側先端部1
0a,10aを前記ブツシユ9,9からはみ出る
状態に配置させる。尚、シヤフト10の両側先端
部10a,10aには、予め、第6図に示すよう
に、断面楔形の螺旋突条を形成しておく。
一方、前、後方向に一対配置された縦桟3,3
の内側面部3a,3aには、第2図および第3図
に示すように、そこに形成された軸方向全長に亘
る開口部3b,3bより径大の円形切欠口3b,
3bを形成しておく。また、その縦桟3,3の内
部には、前記切欠口3c,3cと対向させて樹脂
製の軸受部材11,11を配設しておく。この軸
受部材11,11には、円柱状の本体11aの一
側面に、前記樹脂製ブツシユ9を嵌入する円形の
孔11bと、軸心部に前記シヤフト10の先端部
10aを圧入固定する圧入孔11cとが形成され
ている。
そして、この両者を連結させるには、前記ブツ
シユ9,9を、縦桟3,3の切欠口3c,3cか
ら挿入して、軸受部材11,11の孔11b,1
1bに夫々嵌合させると共に、その軸受部材1
1,11の圧入孔11c,11cに、シヤフト1
0の両側先端部10a,10aに形成した螺旋突
状を押し込んで圧入固定させるのである。このよ
うにすれば、両斜桟40a,40b,41a,4
1bは、縦桟3,3の切欠口3c,3cに支持さ
れたブツシユ9,9、そのブツシユ9,9と嵌合
した軸受部材11,11、その軸受部材11,1
1、ブツシユ9,9及び両斜桟40a,40b,
41a,41bを横架したシヤフト10によつ
て、縦桟3,3に回動自在に連結することができ
る。
また、第1図に示す各Bの位置での連結である
が、これは、前述の連結同様、第4図に示すよう
に、まず一方の斜桟40a,41aと他方の斜桟
40b,41bとの間に円柱状の樹脂製スペーサ
8を配置させると共に、その両斜桟40a,40
b,41a,41bの外面側に円柱状の樹脂製ブ
ツシユ9′,9′を配置させ、これらブツシユ9′,
9′、両斜桟40a,40b,41a,41b及
びスペーサ8の軸心部にシヤフト10を挿通させ
て、そのシヤフト10の両側先端部10a,10
aを前記ブツシユ9′,9′からはみ出る状態に配
置させておく。尚、このシヤフト10の両側先端
部10a,10aにも断面楔型の螺旋突状が形成
されている。
一方、前、後方向に一対配された縦桟3,3の
内部には、その内側面部3a,3aに形成した開
口部3b,3bと対向させて樹脂製の軸受部材1
1′,11′を配設しておく。この軸受部材11′
には、円状状の本体11′aの一側面に、前記ブ
ツシユ9′の一側面部に形成した環状の突状部
9′aを嵌入する円形の孔11′bと、軸心部に前
記シヤフト10の先端部10aを圧入固定する圧
入孔11′cが形成されている。
そして、この両者を連結させるには、前記ブツ
シユ9′,9′の突状部9′a,9′aを、縦桟3,
3の開口部3b,3bから挿入して、軸受部材1
1′,11′の孔11′b,11′bに夫々嵌合させ
ると共に、その軸受部材11′,11′の圧入孔1
1′c,11′cに、シヤフト10の両側先端部1
0a,10aに形成した螺旋突状を押し込んで圧
入固定させるのである。このようにすれば、両斜
桟40a,40b,41a,41bは、縦桟3,
3の開口部3b,3bにスライド自在に挿入した
ブツシユ9′,9′の突状部9′a,9′a、その突
状部9′a,9′aと嵌合し且つ縦桟3,3内部に
おいて上、下にスライドする軸受部材11′,1
1′、その軸受部材11′,11′、ブツシユ9′,
9′、両斜桟40a,40b,41a,41bを
横架するシヤフト10によつて、縦桟3,3に
上、下スライド自在に連結することができる。
尚、前記各ブツシユ9′,9′は樹脂で構成する
ようにしたため、その突状部9′a,9′aを、縦
桟3,3の開口部3b,3bの縁に極力〓間なく
接近させておくことができる。このため、この突
状部9′a,9′aの開口部3b,3bに対する挿
入間〓の極小化によつて、パンタグラフ機構4
(両斜桟40a,40b,41a,41b)を縦
桟3,3に対し、あまり上、下、左、右にガタつ
かせることなく、スライド自在に連結することが
できる。
尚、前記縦桟3,3の上端面には第1図に示す
ようにキヤツプ15…を被嵌固定させており、こ
れによつて上方からの雨水の侵入を防止すると共
に、体裁を損ねないようにしている。
ところで、本考案は必ずしもこのような伸縮門
扉に限られるものではない。例えば、前記シヤフ
ト10の両側先端部10a,10aには、前記螺
旋突条に代えて、隆起突部を多数形成し、これに
よつて軸受部材11,11′の圧入孔11c,1
1′cに圧入固定させるようにしてもよい。
また、前記縦桟3の切欠口3cは円形に限ら
ず、例えば方形或いは多角形状のものであつても
よい。この場合には、その切欠口に嵌入させるブ
ツシユ9も方形或いは多角形状のものにしておく
必要がある。
また、前記軸受部材11,11′は樹脂製のも
のに限らず、例えばゴム製であつてもよいことは
勿論である。
更には、伸縮門扉としては、前記実施例の伸縮
門扉に限らず、種々の形態の伸縮門扉に適用する
ことができるものである。
(効果) 以上詳述したように、本考案の伸縮門扉は、シ
ヤフトを両斜桟及び各ブツシユに挿通させ、その
各ブツシユを、前、後一対の縦桟の切欠口に嵌合
させ、更に前記シヤフトの両側先端部を縦桟の内
部に配設した軸受部材に圧入固定させるようにし
ているので、両斜桟は、各ブツシユ、縦桟の切欠
口、軸受部材、シヤフトにより、縦桟に対し確実
に連結しておくことができる。このため、従来の
ように、螺着作業或いは加締め作業を必要としな
いので、組立作業が簡素化され、伸縮門扉の生産
効率を著しく高めることができる。
しかも、ピンとかナツト、或いは加締め部とい
つたものが、縦桟の外面には一切露呈しないの
で、外観上もすこぶる良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は正面図、第2図は第1図のAの位置
での横断面図、第3図は同じく第1図のAの位置
での要部分解斜視図、第4図は第1図のBの位置
での横断面図、第5図は同じく第1図のBの位置
での要部分解斜視図、第6図はシヤフトの先端部
の側面図であり、第7図は従来例を示す伸縮門扉
の正面図である。 1……伸縮門扉、3……縦桟、3a……内側面
部、9……ブツシユ、10……シヤフト、10a
……シヤフトの先端部、11……軸受部材、4
0,41……斜桟。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向配置された一対の中空縦桟間に、交叉され
    た一方の斜桟と他方の斜桟を回動自在に連結した
    伸縮門扉において、前記両斜桟の交叉部にシヤフ
    トを挿通配置させ、そのシヤフトの両側端部にブ
    ツシユを夫々配置させると共に、各ブツシユを前
    記縦桟の内側面部に形成した切欠口に嵌合させ、
    更にシヤフトの両側先端部を、縦桟の内部に配設
    した軸受部材に圧入固定してなることを特徴とす
    る伸縮門扉。
JP18605984U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPH0126875Y2 (ja)

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JPS61100797U JPS61100797U (ja) 1986-06-27
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