JPH01268747A - 熱交換器フィン材用親水化処理組成物及び親水化処理方法 - Google Patents

熱交換器フィン材用親水化処理組成物及び親水化処理方法

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JPH01268747A
JPH01268747A JP9784788A JP9784788A JPH01268747A JP H01268747 A JPH01268747 A JP H01268747A JP 9784788 A JP9784788 A JP 9784788A JP 9784788 A JP9784788 A JP 9784788A JP H01268747 A JPH01268747 A JP H01268747A
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松原 伸浩
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裕 井上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空調機の熱交換器に使用される熱交換器フィン
材用の親水化処理組成物及び親水化処理方法に関する。
(従来の技術) 空調機の熱交換器は冷房時に発生する凝縮水が水滴とな
ってフィン間に水のブリッジを形成し、空気の通風路を
狭めるため通風抵抗が大きくなって電力の損失、騒音の
発生、水滴の飛散などの不具合が発生する。かかる現象
を防止する方策として、アルミニウムフィン材(以下フ
ィン材と称す、)の表面を親水性にして水滴および水滴
によるブリッジの形成を防止することがなされている。
かかる方法としては例えば、(1)アルミニラろ水ガラ
スを塗布する方法(例えば特公昭55−1347号公報
、特開昭58−126989号公報など)、(3)有機
樹脂にシリカ、水ガラス、水酸化アルミニウム、炭酸カ
ルシウム、チタニアなどを混合した塗料およびこれらの
組成物に界面活性剤を併用した塗料を塗布する方法(た
とえば、特公昭57−46000号、特公昭59−83
72号、特公昭62−61078号、特開昭59−22
9197号、特開昭61−225044号公報など)、
(4)本出願人による有機−無機(シリカ)複合体樹脂
と界面活性剤よりなる塗料を塗布する方法(特開昭59
−170170号公報)などがあり、一部実用化されて
いる。
以上に例示したごとく熱交換器の親水化処理技術は実用
化されているものの、処理板の親水性の持続性(水滴接
触角、全面水濡性)、耐食性、臭気、プレス加工性、さ
らには処理液の安定性などの点て未だ改良すべき問題点
がある6例えばベーマイト処理方法においては得られる
被膜が硬いためプレス加工性に問題がある。またフィン
材処理板の水滴接触角が20°以下という良好な親木持
続性を示す前記の水ガラスについてみてみるとこの材料
で処理したフィン材は経時で処理皮膜面が粉状を呈する
ようになり、通風時に飛散しセメント臭、あるいは薬品
臭が発生する。また熱交換器の運転時に発生する凝縮水
によって水ガラスが加水分解し、フィン材表面がアルカ
リ性となるため孔食が起こり易く、また、腐食生成物で
ある水酸化アルミニウム粉末(白粉)が飛散することが
知られており、環境保全上の問題もある。
また、熱交換器の表面処理をおこなう方法として、■ア
ルミニウム板を成型加工してフィンを作成し、このもの
を組立てたのち、表面処理剤(親水性、防錆性)を浸せ
き、スプレー、シャワーなどの手段により塗布するいわ
ゆるアフターコート法と、■あらかじめロールコータな
どの手段によりアルミニウム板に表面処理膜を形成した
のち、この板にプレス成型加工を施してフィン材を作成
するいわゆるプレコート法の三方法がある。後者■にお
いて、親水化皮膜層に無機質成分、たとえばシリカ、水
ガラス、アルミナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、チタニアなどが混在していると、プレス成型に用い
られる金型が著しく摩耗し、フィン材の成型不良、親水
性皮膜の破壊による耐食性の劣化、さらに金型寿命の短
縮による経済的損失などの問題が発生する。また近年、
熱交換器の小型化、軽量化のためにフィン材の薄肉化が
図られており、そのために成型加工法も従来のドロー加
工法(張り出し、絞り加工)からより厳しいドローレス
加工法(しごき加工)に変って来ており、後者の方法に
対して適用できる親水化処理剤の開発が要請されている
又、空調機は適度な湿気と温度雰囲気化にあり室内のゴ
ミなどが付着するため、微生物が発生し易(、このため
に運転開始時に悪臭が発生することが知られている。か
かる対策として防菌剤、防腐剤を混合した皮膜剤の使用
が提案されている(たとえば、特開昭58−10051
号、特開昭58−101717号、特開昭60−503
97号、特開昭61−168675号公報など)。
しかし現在の空調機においては空調機部材の中でファン
、フィルター、ルーバーなどの樹脂成形物中に防菌剤を
練り込んだタイプのものが実用化されているのみであり
、熱交換器フィン材への親水性を兼ね備えた防磁皮膜は
未だ実用化に至っていない。
(発明が解決しようとする課題) 上記した性能的問題に対して本発明者らはフィン材の耐
食性、親水性を確保し、さらに前記プレコート法におけ
るプレス成型用金型の耐久性を満足し、かつドローレス
加工法に適用可能な処理剤ならびにこの処理剤を使用し
たフィン材の処理方法を開発すべく鋭意研究の結果、本
発明を完成するに至ったものである。
(課題を解決するための手段) すなわち特定の親水性の優れた樹脂を使用することによ
って上記課題を解決したものであり、本発明は、 fA)fit(メタ)アクリルアミド fiil下記一般式(I) CH,=C−C−0CllH,、−OH(1)(式中、
R,は水素原子又はメチル基を表わし、nは1〜4の整
数を表わ す、) で示される水酸基含有不飽和単量体および(iiil下
記一般式(II )又は(III)C1,=C−C−0
−(C1,Cl2O)−H(II)、CH2=CH−C
l+□−〇−(CH2Cl、0 )I H(III)(
式中、R2は水素原子又はメチル基、mおよび2は同−
又は異なって、2〜 100の整数を表わす、) で示されるポリエチレングリコール含有不飽和単量体を
必須成分とし、必要に応じて (iv)上記(i)、(ii)、fiiil以外の重合
性不飽和単量体を配合してなる単量体成分からなる共重
合体および +81硬化剤 を含有することを特徴とする熱交換器フィン材用親木化
処理組成物および該親水化処理組成物をアルミニウム製
熱交換器フィン材に塗布することを特徴とする熱交換器
フィン材の親水化処理方法に関する。
本発明組成物における (Al成分は (i)(メタ)
アクリルアミド、(ii)前記一般式(1)で示される
水酸基含有不飽和単量体および(iiil前記一般式(
II )で示されるポリエチレングリコールモノ(メタ
)アクリレートを必須成分とし、必要に応じて fiv
l上記(il、fii)、(iii)以外の重合性不飽
和単量体を配合してなる単量体成分からなる共重合体で
あり、すなわち(il、(iil、(iii)成分から
なる単量体成分またはfi)、(iil、(iii)、
1iv)成分からなる単量体成分を共重合してなる共重
合体である。
fAl成分に使用する (if単量体は、アクリルアミ
ド、メタクリルアミドであり、これらは単独で又は混合
して使用することができる。
fAl成分に使用するfiil水酸基含有不飽和単量体
としては、前記一般式fl)で示されるものが使用でき
、代表例としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4
−ヒドロキシブチルアクリレートなどを挙げることがで
き、これらは単独で又は2種以上混合して使用すること
ができる。
一般式(II )又は(IIllで示されるものが使用
でき、[+1)式におけるmが2〜100、好ましくは
10〜40の、ポリエチレングリコールモノアクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノメタクリレートおよび
(m 1式における℃が2〜100、好ましくはlO〜
40のポリエチレングリコールモノアリルエーテルが挙
げられ、これらは単独で又は2種以上混合して使用する
ことができる。
本発明において、 fA)成分である共重合体は上記、
fit、(iilおよび(iiil を必須の単量体成
分とするものであり、これら(i)、(iil、(ii
i)の単量体成分のみからなる共重合体であってもよい
が、必要に応じて(il、(iil、1iiil成分に
さらに!ivlそれら成分以外の重合性不飽和単量体を
配合してなる単量体成分からなる共重合体であってもよ
い。
必要に応じて配合してもよい(iv1重合性不飽和単量
体の代表例を示すと、例えば、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプ
ロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、
メタクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸のC3〜
C+aアルキルエステル:グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート:アクリル酸メトキシブチル、
メタクリル酸メトキシブチル、アクリル酸メトキシエチ
ル、メタクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシ
ブチル、メタクリル酸エトキシブチル等の(メタ)アク
リル酸の02〜.aアルコキシアルキルエステル:アリ
ルアクリレート、アリルメタクリレート等の(メタ)ア
クリル酸の02〜.のアルケニルエステルニジメチルア
ミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリ
レート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート、モノt−ブチルアミノ
エチルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸のアミノ
アルキルエステル:ジメチルアミノプロピルアクリルア
ミド、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド等の(
メタ)アクリルアミド単量体、アクリル酸、メタクリル
酸二等のアクリル系不飽和単量体を挙げることができる
さらに、上記アクリル系不飽和単量体以外の(iv)成
分として用いられる不飽和単量体として、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル
、メタクリレートリル、アクロレイン、メタアクロレイ
ン、ブタジェン、イソプレンなどを挙げることができる
これらの(ivl単量体は、所期の性能に応じて適宜配
合することができる。
本発明組成物における (Al共重合体製造のための単
量体の比率は特に限定されるべきではないが、 fi)成分5〜80重量%、さらには10〜60重量%
、 (ii1成分5・〜60重量%、さらには10〜50重
量%、 [iiil成分2〜60重量%、さらには5〜50重下 の範囲内にあることが好ましい。
fil成分が5重量%未満になると親水性が低下する傾
向があり、一方80重量%を超えると(iil、(ii
i)成分の量が少なくなり、架橋硬化性が低下して、被
膜強度が小さ(なったり、得られる被膜の水との接触角
が大きくなったりする傾向がある。 (ii)成分の量
が5重量%未満では架橋硬化性が低下する傾向があり、
一方、60重量%を超えると得られる被膜が脆くなる傾
向がみられる。
(iiil成分の量が2重量%未満では得られる被膜の
水との接触角が大きくなる傾向があり、一方60重量%
を超えると得られる被膜の耐水性が低下する傾向がみら
れる。
fAl共重合体の重合は、 fAl共重合体を溶解ない
しは分散できる溶媒中、例えば水、アルコール系やエー
テルアルコール系などの親水性溶媒中で、重合触媒の存
在下、公知のアクリル樹脂の溶液重合法に準じて行なう
ことができる。
本発明組成物において、上記fAl共重合体と組合せて
使用される (B)硬化剤としては、 +Al共重合体
を架橋硬化できる硬化剤、例えば(A)共重合体中の水
酸基と架橋硬化できる官能基を有する硬化剤が使用でき
、代表例として、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン
樹脂などのアミノ樹脂:2個以上のイソシアネート基を
有するポリイソシアネートをフェノール、クレゾール、
芳香族第2級アミン、第3級アルコール、ラクタム、オ
キシムなどでブロックしてなるブロックポリイソシアネ
ート化合物:チタン(Ti ) 、ジルコニウム(Zr
)およびアルミニウム(八β)からi轡協元素の有機配
位性アルコキシド化合物(キレート化合物)などを挙げ
ることができ、これらの硬化剤は単独で又は2種以上混
合して使用することができる。
本発明において、 (Al共重合体と TB)硬化剤と
の配合割合は、特に限定されるべきではないが、固形分
重量比で[A) : TB)が99〜50:1〜50、
さらには、90〜60:10〜40の範囲内にあること
が好ましい、(B)硬化剤量が1重量%未満であると架
橋・硬化が不充分となり、得られる被膜の耐水性が劣る
傾向がみられ、一方、(B)硬化剤量が50%を超える
と、得られる被膜の水濡性の低下及び水との接触角の増
大を起こす傾向がみられる。
本発明組成物は前記のfAl共重合体およびTB)硬化
剤を含有することを特徴とするが、さらなる水濡性およ
び水との接触角の低下の付与などの目的で、 (C)成
分として、水溶性ポリアミド樹脂、天然多糖類及びその
誘導体のうちの少なくとも1種を含有してもよい。
上記の水溶性ポリアミド樹脂としては、例^ば、東し■
製、商品名rAQナイロンP−7QJ、rAQナイロン
A−90Jなどを挙げることができる。
上記の天然多糖類は、デンプン(かんしょ、ばれいしょ
、タピオカ、小麦、とうもろこしなど)、セルロース、
およびアルギンなどであり、これらの天然多糖類の誘導
体としては、たとえば、酸化デンプン、デキストリン、
カルボキシメチルデンプン、ヒドロキシメチルデンプン
、シアル ノエチルデンブン、メチルセルロース、力・ボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロースなどのアルキルまたはオキシアルキ
ル誘導体化合物、アルギン酸プロピレングリコールなど
が利用できる。
(C)成分の配合割合は前記(A)共重合体と TBI
硬化剤の合計量に対し、固形分重量比で50重量%以下
、さらには10〜40重量%の範囲にあることが好まし
い、(C)成分の割合が50重量%を超えると得られる
被膜の耐水性が低下し、被膜の膨潤および溶解が生じる
傾向がある。
また本発明組成物は、必要に応じて (Dl成分として
防菌剤を含有していてもよく、 fDl防菌剤は次の条
件を備えていることが必要である。
(1)低毒性で安全性が高いこと、(2)熱、光、酸、
アルカリなどに対して安定であり、水に対して難溶性で
あり、かつ持続性にすぐれていること、(3)低濃度で
殺菌性を有するか、または菌の発育を阻止する能力を有
すること、(4)塗料に配合しても効力が低下しないこ
と、また、塗料の安全性を阻害しないこと、(5)フィ
ン材表面に形成した皮膜の親水性およびフィン材の耐食
性を阻害しないことなどである。
かかる条件に適合する防菌剤は公知の脂肪族系、芳香族
系の有機化合物、無機化合物である。
たとえば2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール
、n−(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミド、
N−ジメチル−N′−フェノール−N’ −(フルオロ
ジクロロメチルチオ)−スルファミド、0−フェニルフ
ェノール、10゜10′−オキシビスフェノキシアルシ
ン、2゜3.5.6−チトラクロロー4−(メチルスル
ホニル)ピリジン、2.4,5.6−チトラクロロイン
フタロニトリル、ショートメチル−p−トルイルスルホ
ン、2−ベンツイミダゾールカルバミン酸メチル、ビス
(ジメチルチオカルバモイル)ジサルファイド、N−(
トリクロロメチルチオ)−4−シクロヘキセン1.2−
ジカルボキシイミドおよびメタホウ酸バリウム、ホウ酸
鋼、ホウ酸亜鉛、亜鉛−銅一銀−ゼオライトなどが代表
的なものである。これらの防菌剤は単独もしくは併用す
ることができる。
上記(D)防菌剤の配合割合は上記(Al 、 (Bl
およびfc)成分の合計量に対し、固形分重量比で1〜
20重量%・・さらには3〜15重量%の範囲にあるこ
とが好ましい、配合量が20重量%を超えると塗料の安
全性、造膜性を阻害し、また、得られる塗膜の親水性お
よび塗板の耐食性を阻害する傾向がある。
また、本発明組成物は親水性の許される範囲内の塩類、
フィチン酸、ホスフイン酸、ベンゾトリアゾール、イミ
ダゾール、亜硝酸、クロム酸などの混合物、架橋促進剤
としてモリブデン、バナジウム、クロム、亜鉛、ニッケ
ル、コバルト、銅、鉄などのカチオン性化合物、および
酸素酸塩化合物、あるいは有機配位化合物を混合するこ
とができる。
本発明組成物は、 (A)成分および(81成分、およ
び必要に応じて (C)成分、 (Dl成分、その他の
添加剤をデイシルバーなどの撹拌機で均一に攪拌するこ
とによって容易に得ることができる。
本発明におけるアルミニウム製フィン材の親水化処理方
法は、つぎの通りである。すなわち、被塗物として十分
に脱脂処理を施したアルミニウム板又は十分に脱脂処理
を施したアルミニウム板に従来公知のアルミニウム用表
面処理、たとえば、クロナート処理(クロム酸クロム系
、リン酸クロム系)、チタネート処理、ジルコネート処
理、ベーマイト処理、陽極酸化処理を施したアルミニウ
ム板あるいは上記のアルミニウム板を熱交換器に組立て
た成型体を用い、これらの被塗物に本発明組成物を塗布
、乾燥させることによって行なうことができる。上記の
脱脂方法および表面処理方法は通常公知のスプレー、シ
ャワー、浸漬、ロールなどの方法で行なうことができる
被塗物に本発明の親水化処理組成物[[A) + fB
l成分系、(A) + fBl + ((:)成分系、
fA) + fBl÷fDl成分系、fAl + fB
) + IcI÷fD)成分系]を例えば下記の条件で
塗布、乾燥させて親水性皮膜を形成させることができる
すなわち、皮膜量は膜厚で0.5〜5ミクロン、さらに
は1〜3ミクロンの範囲が好ましい。
膜厚が0.5ミクロン以下であると親木性持続効果が十
分でなく経時により撥水性を示すおそれがある。また、
膜厚が5ミクロンを越えるとフィン材の放熱効率が低下
するおそれがある。皮膜の形成方法はスプレー、シャワ
ー、浸漬、ロール塗装などでおこなわれる。
ついで、強じんな皮膜を形成させるために焼付硬化させ
る。熱風、遠赤外線、電磁誘導などの加熱法により、短
時間焼付が所望される場合にはメタル温度で200℃な
いし260℃、5秒ないし50秒の焼付条件で行なうこ
とが好ましい。
200℃以下では皮膜の硬化が十分でな(形成皮膜は水
により膨潤する。一方、260℃を越えると皮膜構成成
分の熱劣化が起こり好ましくない。
また、低温度焼付が所望される場合には、150℃ない
し、180℃、10分ないし30分の焼付条件が好まし
い、この範囲の条件を外れると所望の性能が得られに(
くなる。
また、本発明の一層・[株]−・親水化処理組成物はプ
ラスチック製のフィルム、成型品、セラミックス成型品
、ばか建造物、器物などの成型物の結露防止、着雪氷防
止の皮膜剤として使用することもできる。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を示す、これらの例は本発明を
より詳細に説明するためのものであって、本発明になん
ら制限を加えるものではない。
「部」および「%」は「重量部」および「重量%」を示
す。
製造例1 12フラスコ中に300部の脱イオン水を配合し、約9
0℃に加熱保持した。このものを撹拌しながら、アクリ
ルアミド40部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
20部、前記(II)式におけるmがIOであるポリエ
チレングリコールモノメタクリレート10部、メタクリ
ル酸30部および過硫酸アンモニウム1部のモノマーと
重合開始剤との混合物を3時間かけて滴下し、重合を行
なった0滴下終了1時間経過後、脱イオン水100部お
よび過硫酸アンモニウム0.5部の混合物を1時間かけ
て滴下後、さらに1時間90℃に保持した後冷却して固
形分20%の透明な共重合体樹脂水性液を得た。
製造例2〜7 モノマーと重合開始剤との混合物の配合を第1表に示す
配合とする以外は製造例1と同様に行ない、共重合体樹
脂水性液を得た。
実施例1 製造例1で得た固形分20%の共重合体樹脂水性液35
0部(固形分で70部)に固形分70%の水溶性尿素樹
脂液43部(固形分30部)を撹拌下で加え、さらに水
で希釈して固形分lO%の親水化処理組成物を得た。
実施例2〜5および比較例1〜3 第2表に示す配合とする以外は実施例1同様に行ない固
形分10%の親水化処理組成物を得た。
なお第2表における配合量は固形分量を示す。
彼ユ1し膓乱驚 アルミニウム板(A1050.板厚0.1mm)をアル
カリ脱脂剤(日本シービーケミカル■製、商品名[ケミ
クリーナー561BJ)で脱脂したのち、クロメート処
理剤(日本パー力うイジング■製、商品名「アルクロム
712J)でクロメート処理(クロム換算塗@量30m
g/rr1″)を行ない被塗物とした。上記被塗物に実
施例および比較例の組成物のそれぞれを乾燥膜厚で1ミ
クロンになるように塗布し、2・20℃の熱風で30秒
間焼付けし親水化処理被膜を形成させた。
この親水化処理板にプレス油を塗布し、所定条件でトリ
クレン脱脂処理をおこなったのち、親水性、連続加工成
型性、耐食性、防菌性について試験を行なった。その試
験結果を第3表に示す。
第3表における試験方法は下記方法にて行なった。
+Ill水濡性:塗板にプレス油を塗布した後、この塗
板をトリクレン(東亜合成化学■ 製、商品名「トリクレン−5J)の 蒸気で5分間脱脂処理を施した板を 水道水流水(流水量塗板l平方米当 り15kg/時)中に500時間浸漬 したのち、引き上げたときの塗板表 面の水の濡れ状態を目視で判定す る。全面が水で濡れている状態を良 好(○)とした、水をはじく状態を 不良(X)とした。
(傘2)接触角:塗板と水との接触角の測定は、塗板を
80℃で5分間乾燥したのち、協 和化学■製コンタククンゲルメー ターDCAA型で測定する。
(ネ3)連続成形加工性: しごき加工法によりアルミニウム板 の200万個の抜打テストをおこな い金型工具の摩耗度合と成型後の フィン形状の欠陥状態とを目視によ り観察し、未処理のアルミニウムと 同程度の状態を良好(0)とした。
摩耗程度が大きい場合を(×)とし た。
(傘4)耐食性: J l5−Z−2371塩水噴霧試
験法に準する。試験時間は500時間 とした。
白サビ、フクレの発生のない場合を 良好(○)とした。
(中5)防菌性: J I 5−Z−2911に準する
。それぞれの塗板に対して下記の試験菌 の混合胞子懸濁液を噴霧し1,27℃ の温度下に28日間静置したのち塗 板面の黴の繁殖度合を目視観察す る。塗面に黴の発生、付着がない状 態のものを良好(0)とした、塗面 に黴の発生、付着がある状態のもの を不良(×)とした。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の組成物およびそれを用いた
処理方法によって形成されたアルミニウムフィン材は、
従来の問題点であった親木持続性(全面水濡性と水との
接触角20°以下)、連続成形加工性(耐金型摩耗性)
に優れている。さらに防黴剤を配合することによって上
記性能を維持しなから防黴性の向上、臭気発生の抑制と
いう効果を示す。
が(して本発明の親水化処理組成物および親水化処理方
法は熱交換器の省エネルギ一対策および省資源対策さら
には環境衛生対策に適合するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)(i)(メタ)アクリルアミド (ii)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子又はメチル 基を表わし、nは1〜4の整数を 表わす。) で示される水酸基含有不飽和単量体 および (iii)下記一般式(II)又は(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_2は水素原子又はメチル 基、mおよびlは同一又は異なっ て、2〜100の整数を表わ す。) で示されるポリエチレングリコール 含有不飽和単量体を必須成分とし、 必要に応じて (iv)上記(i)、(ii)、(iii)以外の重合
    性不飽和単量体を配合してなる単量体成 分からなる共重合体および (B)硬化剤 を含有することを特徴とする熱交換器フィ ン材用親水化処理組成物。 2、(A)および(B)成分以外に(C)水溶性ポリア
    ミド樹脂、天然多糖類およびその誘導体のうちの少なく
    とも1種を含有する請求項1記載の組成物。 3、(D)防菌化合物をさらに含有する請求項1または
    2記載の組成物。 4、請求項1、2または3記載の組成物をアルミニウム
    製熱交換器フィン材に塗布することを特徴とする熱交換
    器フィン材の親水化処理方法。 5、フィン材に乾燥膜厚0.5〜5μmとなるよう塗布
    した後、素材到達温度150〜160℃の範囲で硬化せ
    しめることを特徴とする請求項4記載の処理方法。
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