JPH0126673Y2 - - Google Patents

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JPH0126673Y2
JPH0126673Y2 JP14091484U JP14091484U JPH0126673Y2 JP H0126673 Y2 JPH0126673 Y2 JP H0126673Y2 JP 14091484 U JP14091484 U JP 14091484U JP 14091484 U JP14091484 U JP 14091484U JP H0126673 Y2 JPH0126673 Y2 JP H0126673Y2
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JP
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rotating reel
rotating
bobbin
shaft
winding
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JP14091484U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はフイルム等をボビンに巻取る巻取機に
係り、特に2軸ターレツト式巻取機においてボビ
ンを所定の位置に停止させておくロツク装置を改
良した巻取機に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
製造されたフイルム等の巻取物をボビンに巻取
る巻取機は、第3図に例示するように、回転軸1
の直径線上対称位置に配設される2本のボビン
2,2が回転軸1と一体の左右の円盤状旋回リー
ル3(一方のみ図示)間に着脱機構4,4により
脱着自在に設けられ、上記回転軸1を、モータ5
からウオーム6、ウオームホイル7を介して180゜
回転させることによりいずれかのボビン2,2を
巻取り位置Aに位置させ、製造工程から給送され
るフイルム等の巻取物8を図示しない回転手段に
より巻取るようになされている。
上記ボビン2,2を所定位置Aに位置させてお
く手段としては、第3図に示すように旋回リール
3の周囲にデイスク9を設け、このデイスク9を
挟持して制動するブレーキ装置10によるもの、
あるいは第4図示のように、旋回リール3の外周
に凹部11を形成し、これにシリンダ12により
昇降する1つのローラ13を嵌合させるようにし
て所定位置で旋回リール3をロツクして停止状態
におくようになされたものなどによつている。
ところで上記2つのボビン2,2は、左右ほゞ
水平位置となるようにおかれるので、巻取物8の
巻取りが進行して一方のボビン2が満巻き状態に
近ずくにつれその重量の増加によりそのボビン2
側に偏荷重が掛り、満巻き状態のボビン2を反対
側に移すと今度は反対側に偏荷重が掛る。
このことは、ウオーム6、ウオームホイル7の
噛合い部分のバツクラツシユが回転軸1の回転方
向のがたとなて現われ、ロツク手段を働かせると
き、または解放させるときに旋回リール3を揺ら
せたり、振動やシヨツクとなつてボビン2上での
巻取物8に悪影響を及ぼすことになる。例えば第
3図示のブレーキ装置10による場合は、ブレー
キ時に対し巻取りが進むにつれ荷重が左右逆転す
るためバツクラツシユが遊び勝手方向となつてお
り、そのためブレーキ装置10を解放したときバ
ツクラツシユが戻る現象が避けられず、その結果
ボビン2に揺れが生じる。また第4図示のローラ
13によるロツク手段では、ローラ13が凹部1
1の一方の内側面に当つてロツクしていたもの
が、荷重の逆転により凹部11の反対側の内側面
がローラ13に当ることになつて、ロツク中であ
つてもボビン2が揺れ動くことになる。これらは
ウオーム軸やモータ5にブレーキを設けた場合で
も同様な現象が生じることは避けられない。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来技術の欠点に着目し、これを
改善することを目的としてなされたもので、旋回
リールのロツクまたは解放時や巻取物の巻取中に
旋回リール駆動系統のバツクラツシユによりボビ
ンの揺れ動きがなく、巻取物の蛇行やしわ、巻ず
れ等を防止して安定した巻取状態が得られるよう
にした2軸ターレツト式巻取機のロツク装置を提
供するものである。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案は、回転軸を
中心に旋回駆動される旋回リールに2本のボビン
を対称位置に設け、一方のボビンにフイルム等の
巻取物を巻取る2軸ターレツト式巻取機におい
て、前記旋回リールに設けられた係合部の左右の
内側面に、昇降機構により独立して昇降自在とさ
れた左右2つのロケートピンをそれぞれ当接自在
に配設し、これら左右のピンにより旋回リールの
右方向回転力および左方向回転力を独立に分担し
てロツクするようにしたことを特徴とするもので
ある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を第1図および第2図に示す実施
例により、第3図および第4図と共通する部材に
は同一符号を用いて説明する。
本考案においては、旋回リール3の外周部に形
成される凹状の係合部14が周方向に幅広に形成
され、この係合部14の左右の内側面14A,1
4Bにそれぞれ独立して当接する2つのロケート
ピン15A,15Bを有している。これらピン1
5A,15Bは、昇降機構16A,16B(図で
は流体シリンダを用いた場合を示している。)に
より支持部17にそつて左右独立して昇降自在と
されている。
なお、上記の昇降機構16A,16Bは、流体
シリンダとして油圧、空気圧シリンダのほか、油
圧ジヤツキ、モータによる昇降機構等を用いるこ
とができる。またロケートピン15A,15Bの
上端に図示のようにローラ18A,18Bを取付
ければ、旋回リール3の係合部14に対する係脱
を円滑にできるとともにロツク作動力の選定上有
利である。さらに係合部14は図示実施例のよう
に旋回リール3の外周に形成した凹部によるほ
か、旋回リール3に別部材を取付けることにより
形成してもよい。
本考案は上記のように構成されているので、旋
回リール3の係合部14の左右の内側面14A,
14Bに左右のロケートピン15A,15Bがそ
れぞれ当接しているので、旋回リール3への荷重
方向が逆転しても旋回リール3はいずれの方向へ
も動くことがない。そして旋回リール3を回転駆
動する際には、巻取物8の重量による旋回方向前
側のロケートピン15Bを先に下降させれば、係
合部14の旋回方向後側の内側面14Aがロケー
トピン15Aに徐々に圧接して駆動系統中のバツ
クラツシユを削滅させ、ついで、ロツクしている
ロケートピン15Aを内側面14Aから外すよう
に徐々に下降させれば、旋回リール3に揺れ動き
が生じることなく旋回させることができる。上記
ロケートピン15Aの昇降速度は、実用上10〜5
mm/sec程度で十分である。この速度はボビン2
の巻取り時の外周の周速が通常旋回リール3の旋
回速度の1/100程度であり、巻取りに影響を与え
ることはない。なお、ロケートピン15A,15
Bの昇降速度が遅すぎてボビン2,2の差替えサ
イクルタイムに問題があるときは、ロケートピン
15A,15Bの昇降動作に高、低速の切換え手
段を付加すればよい。またロケートピン15A,
15Bの支持強度を考慮する場合には、第2図示
のようにロケートピン15A,15Bを互いに側
面が摺接する構造とし、互いに滑り合うようにす
れば右回転、左回転時の荷重を相殺することがで
き、剛性上有利に構成することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、回転軸を中心
に旋回駆動される旋回リール2本のボビンを対称
位置に設け、一方のボビンにフイルム等の巻取物
を巻取る2軸ターレツト式巻取機において、前記
旋回リールに設けられた係合部の左右の内側面
に、昇降機構により独立して昇降自在とされた左
右2つのロケートピンをそれぞれ当接自在に配設
し、これら左右のピンにより旋回リールの右方向
回転力および左方向回転力を独立に分担してロツ
クするようにしたので、旋回リールのロツク時、
ロツク解除時、および巻取物の巻取り時のいずれ
においても旋回リールの揺れ動きを防止すること
ができ、これにより巻取物の蛇行や巻じわ、巻ず
れ等の不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施列を示す側面図、第2
図は同変形例を示す部分拡大図、第3図は従来の
ロツク装置の正面図、第4図は同他のロツク装置
の側面図である。 1……回転軸、2……ボビン、3……旋回リー
ル、4……着脱機構、5……モータ、6……ウオ
ーム、7……ウオームホイル、8……巻取物、1
4……係合部、14A,14B……内側面、15
A,15B……ロケートピン、16A,16B…
…昇降機構、18A,18B……ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸を中心に旋回駆動される旋回リールに2
    本のボビンを対称位置に設け、一方のボビンにフ
    イルム等の巻取物を巻取る2軸ターレツト式巻取
    機において、前記旋回リールに設けられた係合部
    の左右の内側面に、昇降機構により独立して昇降
    自在とされた左右2つのロケートピンをそれぞれ
    当接自在に配設し、これら左右のピンにより旋回
    リールの右方向回転力および左方向回転力を独立
    に分担してロツクするようにしたことを特徴とす
    る2軸ターレツト式巻取機のロツク装置。
JP14091484U 1984-09-19 1984-09-19 Expired JPH0126673Y2 (ja)

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JP14091484U JPH0126673Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

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JP14091484U JPH0126673Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

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Publication Number Publication Date
JPS6156350U JPS6156350U (ja) 1986-04-15
JPH0126673Y2 true JPH0126673Y2 (ja) 1989-08-09

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JP14091484U Expired JPH0126673Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

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JPH01261161A (ja) * 1988-04-12 1989-10-18 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 排出装置

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JPS6156350U (ja) 1986-04-15

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