JPS6124988B2 - - Google Patents

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JPS6124988B2
JPS6124988B2 JP53131390A JP13139078A JPS6124988B2 JP S6124988 B2 JPS6124988 B2 JP S6124988B2 JP 53131390 A JP53131390 A JP 53131390A JP 13139078 A JP13139078 A JP 13139078A JP S6124988 B2 JPS6124988 B2 JP S6124988B2
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JP
Japan
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shaft
link
central member
drum
pin
Prior art date
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JP53131390A
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JPS5557448A (en
Inventor
Yoichi Kikuchi
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP13139078A priority Critical patent/JPS5557448A/ja
Publication of JPS5557448A publication Critical patent/JPS5557448A/ja
Publication of JPS6124988B2 publication Critical patent/JPS6124988B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、タイヤ成形ドラム装置に関し、特
に、中心に二重軸からなる回転軸を有するドラム
を、前の分割片と後の分割片とからなる対を複数
配設することにより形成し、前記分割片と回転軸
との間に装架された各リンクと、回転軸を形成す
る二軸の回転位相の変化とにより、前記分割片を
回転軸の方向に引き込んでドラムを縮径すると同
時に、前記各リンクの移動の変化をラツクとピニ
オンにより取り入れて、分割片に回転軸の軸方向
の動きとして伝え、以つて分割片を前記軸方向に
移動させることによりドラムの幅を縮小する。
従来のタイヤ成形ドラム装置で、ドラムの径を
縮小する構造をもつもの、およびその幅を縮小す
る構造をもつものは夫々個別にあつたが、2軸の
回転位相の変化により径と幅とを同時に縮小でき
る構造をもつものは存在しない。
ところで、タイヤ成形ドラム装置のドラム表面
からタイヤを取り外すためには、ドラムを縮径す
る手段と、ドラムを構成する複数の分割片を個別
に取り外す手段とがある。前者においては、ドラ
ム端部に形成された中心方向への屈曲部のためド
ラムハイトが大となるから、一般的な縮径手段で
は、成形されたタイヤのビード底面内径より小径
にドラムを縮径することは困難であり、タイヤの
ビード底面内径よりドラムをさらに縮径する前記
困難を除去するためには、装置の構造が複雑化す
る欠点がある。また、ドラムを縮径することが困
難になる原因であるドラム端部の屈曲部のみを取
り外すことも行なわれるが、該屈曲部の着脱作業
が加わるため作業効率は思わしくない。
後者の、複数の分割片を個別に取り外す手段
は、ドラム構成材たる各分割片の取り外しと組み
立てとが必要になるため、前記屈曲部の着脱以上
に作業効率が低下する。
また、ドラムの端面プロフアイルは、ハイクラ
ウンドラムのようにドラムハイトが高い場合に
は、ドラム両端部の屈曲部が内側に大きく彎曲し
ている。この彎曲部の最も内側に入り込んだ部分
をアンダーカツトと呼び、タイヤ成形時にはここ
に鋼線を束ねたビードが2〜3本程度収められ、
これが各種素材で固められる。したがつてこのタ
イヤ両側のビード部相互の幅はドラムの最大幅よ
りも狭いため、タイヤ成形後にドラムを縮径する
と、縮径中にドラムの両端がタイヤのビード部内
側から外に向けて圧接し、タイヤ両側のビード部
を相互に押し広げるため、タイヤビード部に負荷
がかかつてビード部の強度を劣化させるおそれが
あり、また前記押し広げる反力を受けてドラムの
屈曲部も劣化する欠点がある。そのため、タイヤ
成形後にドラムの構成部材をドラムの軸方向に摺
動させた後に縮径する手段もあるものの、これは
タイヤ取り外しの後に、前記構成部材を逆方向に
摺動させて復元させなければならないため、作業
効率の低下はまぬがれない。
そこでこの発明は、ドラムの縮径時に、縮径の
ために移動するリンクの動きを利用して、同時に
ドラムの幅を縮小することにより、前記従来の欠
点を尽く除去するものであり、その目的は、ドラ
ムハイトの大なる成形ドラムにおいても、ドラム
の径と幅とを自動的に縮小することにあり、また
その目的は、ドラムからタイヤ取り外しの際にタ
イヤ内面を傷つけることを防止することにあり、
またその目的は、ドラムからタイヤ取り外しの
際、ドラムへの負荷を軽減して、ドラム自体の寿
命を延ばすことにあり、さらにその目的は、成形
後にタイヤを取り外すための作業能率を向上させ
ることにあり、さらにまたその目的は、幅と径の
縮小状態からドラムを容易に復元することにあ
る。
而してこの出願は、特定発明として、内軸19
と外軸12との二重軸をなす回転軸Bの周囲に、
複数個の前の分割片1と後の分割片2とを、交互
に配設してドラムAを形成し、各分割片1,2の
内側に、分割片1,2を保持してドラムAの半径
方向に移動する前の中央部材4と後の中央部材
4′とを、両中央部材4,4′の外側において前記
分割片1,2が回転軸Bの軸方向に摺動可能に取
付けるとともに、前の中央部材4と後の中央部材
4′とピン9により枢着して両中央部材4,4′間
を屈曲自在に形成し、内軸19または外軸12の
いずれか一方に品8で枢着された第1のリンク6
の外端を前記ピン9に連絡するとともに、該第1
のリンク6の外端を前の中央部材4にも連絡し、
内軸19または外軸12のうち第1のリンク6が
枢着された軸19とは別の軸12にピン11で枢
着された第2のリンク10の外端を前記ピン9に
連絡し、第2のリンク10と同一の軸12にピン
14で枢着された第3のリンク13の外端を前記
後の中央部材4′にピンで枢着し、前記内軸19
と外軸12のうち第1のリンク6が枢着された軸
19を他の軸12の停止時に回転可能に構成し、
さらに、前記両分割片1,2に、回転軸Bの軸方
向に延在する外側ラツク24,24′,25,2
5′を設けるとともに、前記両中央部材4,4′
に、夫々回転軸Bと直交する方向に延在する内側
ラツク33,33′を、同延在方向に摺動自在に
取付け、前記内外両ラツク24,24′,25,
25′,33,33′に夫々噛合するピニオン2
6,26′,29,29′を備えた伝動軸40を両
中央部材4,4′に軸支し、前記前の中央部材4
に取付けた内側ラツク33と後の中央部材4′と
を、第4のリンク37の両端にピン36,38で
枢着して連絡し、且つ後の中央部材4′に取付け
た内側ラツク33′と第1のリンク6とを、第5
のリンク37′の両端にピン36′,38′で枢着
したことを特徴とするタイヤ成形ドラム装置を提
供するとともに、その併合発明として、内軸19
と外軸12との二重軸をなす回転軸Bの周囲に、
複数個の前の分割片1と後の分割片2とを、交互
に配設してドラムAを形成し、各分割片1,2の
内側に、分割片1,2を保持してドラムAの半径
方向に移動する前の中央部材4と後の中央部材
4′とを、両中央部材4,4′の外側において前記
分割片1,2が回転軸Bの軸方向に摺動可能に取
付けるとともに、前の中央部材4と後の中央部材
4′とをピン9により枢着して両中央部材4,
4′間を屈曲自在に形成し、内軸19または外軸
12のいずれか一方にピン8で枢着された第1の
リンク6の外端を前記ピン9に連絡するととも
に、該第1のリンク6の外端を前の中央部材4に
も連絡し、内軸19または外軸12のうち第1の
リンク6が枢着された軸19とは別の軸12にピ
ン11で枢着された第2のリンク10の外端を前
記ピン9に連絡し、第2のリンク10と同一の軸
12にピン14で枢着された第3のリンク13の
外端を前記後の中央部材4′にピンで枢着し、前
記内軸19と外軸12のうち第1のリンク6が枢
着された軸19を他の軸12の停止時に回転可能
に構成し、さらに、前記両分割片1,2に、回転
軸Bの軸方向に延在する外側ラツク24,2
4′,25,25′を設けるとともに、前記両中央
部材4,4′に、夫々回転軸Bと直交する方向に
延在する内側ラツク33,33′を、同延在方向
に摺動自在に取付け、前記内外両ラツク24,2
4′,25,25′,33,33′に夫々噛合する
ピニオン26,26′,29,29′を備えた伝動
軸40,40′を両中央部材4,4′に軸支し、該
伝動軸40をスプライン軸とし、または該伝動軸
40にキーを介在させて、これに内側ラツク3
3,33′と噛合するピニオン29,29′を、伝
動軸40の軸方向に取り外し自在に外嵌し、前記
前の中央部材4に取付けた内側ラツク33と後の
中央部材4′とを、第4のリンク37の両端にピ
ン36,38で枢着して連絡し、且つ後の中央部
材4′に取付けた内側ラツク33′と第1のリンク
6とを、第5のリンク37′の両端にピン36′,
38′で枢着したことを特徴とするタイヤ成形ド
ラム装置を提供する。
つぎにこれら発明を図示実施例にしたがつて説
明する。
軸心に回転軸Bを備え、且つ周囲においてグリ
ーンタイヤを成形するドラムAは、前の分割片1
と後の分割片2との対を4対配設して形成され
る。両分割片1,2の内側には、該分割片1,2
を保持して、後述する各リンクの動きにより分割
片1,2をドラムAの半径方向に移動する、前の
中央部材4と後の中央部材4′とが取付けられ
る。前の分割片1には前の中央部材4が、後の分
割片2には後の中央部材4′が、夫々対をなすよ
うに取付けられる。前の中央部材4には、前の分
割片1との間に固定ガイド22,23が固着され
て、該中央部材4と分割片1とは、分割片1が中
央部材4に対して、ドラムAの軸方向にのみ摺動
が許容されるよう取付けられる。この構成は、後
の分割片2と後の中央部材4′との間において
も、固定ガイド22′,23′により同様に構成さ
れる。而して分割片1,2は中央部材4,4′
と、ドラムAの半径方向の動きが同一となる。ま
た両中央部材4,4′は相互にピン9により枢着
されて相互間において屈曲自在となり、したがつ
て両分割片1,2相互間も屈曲自在に構成され
る。
回転軸Bは、内軸19と外軸12との二重軸を
なし、タイヤ成形時は同期回転するが、ドラムA
の縮径および復元時にはその回転が相違する。内
軸19は、該内軸19とキー20を介して一体に
回転するドラムボス部7を含み、該ドラムボス部
7も実質上内軸19の一部をなす。また外軸12
は、前記内軸19の外側で回転するブレーキスリ
ーブ21にブレーキカラー16を介して固着され
て、ブレーキスリーブ21とブレーキカラー16
とは実質上外軸12の一部をなし、前記ドラムボ
ス部7を含む内軸19と、ブレーキスリーブ21
に固着されたブレーキカラー16および外軸12
とは独立した回転が可能となる。17は外軸12
とブレーキカラー16とを固着するボルトであ
り、また18は、内軸19との関連で外軸12を
軸方向に固定するための割りリングである。この
実施例では、ドラムAの縮径および復元時には外
軸12を固定し、内軸19を回転させる構成であ
る。
かかる内軸19および外軸12と、前記一対の
中央部材4,4′との間は、3種のリンク6,1
0,13によつて連絡される。すなわち、第1の
リンク6の内端は、ドラムボス部7にピン8を介
して枢着され、もつて実質上内軸19に枢着され
る。該第1のリンク6の外端はピン9により両中
央部材4,4′に枢着される。以つて前の中央部
材4と第1のリンク6との相対位置は常時固定さ
れる。
第2のリンク10の内端は、外軸12の膨径部
にピン11により枢着され、またその外端は、前
記ピン9に連絡されて両中央部材4,4′に枢着
される。第3のリンク13の内端は、外軸12の
膨径部にピン14により枢着されるとともに、そ
の外端は後の中央部材4′にピン15により枢着
される。
第1ないし第3のリンク6,10,13により
ドラムAを縮径および復元するためのリンク機構
が形成される。ここで、回転軸Bが、内軸19を
固定し、外軸12を回転させてドラムAの縮径お
よび復元をなす構成であれば、第1のリンク6の
内端は外軸12に枢着し、また第2および第3の
リンク10,13の内端は内軸19に枢着する。
また、前記両分割片1,2には、回転軸Bの軸
方向に延在する外側ラツク24,24′,25,
25′が固着される。前の分割片1には外側ラツ
ク24,25が固着される。該分割片1はドラム
Aの軸方向に2片設けられ、各1片の分割片1に
外側ラツク24,25が1片ずつ固着される。ま
た分割片2においても同様に外側ラツク24′,
25′が固着される。
さらに、前記中央部材4,4′には、夫々回転
軸Bと直交する方向に延在する内側ラツク33,
33′を、前記外側ラツクの内方において、同延
在方向に摺動自在に取付ける。内側ラツク33,
33′は、直線溝に夫々組み込まれて、該溝に沿
つて摺動自在であり、押えプレート34で同方向
以外の移動は拘束される。
前記外側ラツク24,25と内側ラツク33と
の間には、両端にピニオン26,29を備えた伝
動軸40を、中央部材4に割りリンク28をもつ
て軸支する。即ち、外側ラツク24,25は歯面
を対向して固定されており、該両ラツク24,2
5にはピニオン26が同時に噛合し、このピニオ
ン26を一端に備えた伝動軸40は他端にピニオ
ン29を備え、該ピニオン29は内側ラツク3
3′に噛合する。而して、内側ラツク33のその
延在方向への摺動は外側ラツク24,25の、ド
ラムA軸方向の摺動に変向させられる。
伝動軸40はスプライン軸で構成され、その溝
にピニオン29は外嵌しており、したがつて該ピ
ニオン29は伝動軸40の内側端から取り外し自
在に構成される。伝動軸40における割りリンク
28とピニオン29との間にはスプリング30が
介在して、ピニオン29を伝動軸40の内側端方
向に付勢し、これに対してピニオン29を反対側
から支持するカラー31を伝動軸40に外装し、
且つ該カラー31の抜け止めとしてプレート32
を伝動軸40端面にビス止めする。
外側ラツク24′,25′および内側ラツク3
3′と、両者を連絡するピニオン26′,29′
と、さらに伝動軸40′との関連構造も前記と同
様である。
また前記前の中央部材4に取付けた内側ラツク
33と後の中央部材4′とを、内側ラツク33と
一体のブラケツト35と、後の中央部材4′と一
体のブラケツト39とに、第4のリンク37をそ
の両端においてピン36,38により枢着するこ
とにより連絡する。さらに、後の中央部材4′に
取付けた内側ラツク33′と、第1のリンク6と
を、内側ラツク33′と一体のブラケツト35′
と、第1のリンク6の中途部とに、第5のリンク
37′をその両端においてピン36′,38′によ
り枢着して連絡する。
両分割片1,2の端部は、ドラムAの径方向内
側に屈曲されて、ドラムAの両端において屈曲部
5が形成され、該屈曲部5の裾がアンダーカツト
5′である。後の分割片2における屈曲部5には
切欠があつて、ここに、他の後の分割片2の後端
が入り込む。またドラムAの外周面にはカバープ
レート3が装着される。
而して、各分割片1,2により形成された円筒
状のドラムAにより、グリーンタイヤが成形され
ると、該ドラムAからグリーンタイヤの取り外し
にかかる。この取り外しはドラムAの径と幅とを
縮小してなす。
これら緒小は、回転軸Bの外軸12を固定し、
且つ内軸19を回転させてなす。内軸19のみ
を、第1図において反時計方向に回転させると、
ピン11,14は固定されたまま、ピン8が反時
計方向に施回移動する。ピン8の移動中、外端の
ピン9が第7図において円弧を描いて第1のリン
ク10が施回する。これは、第2のリンク10が
固定されたピン11を中心とした半径となるから
である。而してピン9が第7図において9の位置
に移動すると、第3のリンク13の外端のピン1
5は、固定された内端のピン14を中心に円弧を
描いて、ピン9の移動に伴つて、第7図において
(15)の位置に移動する。したがつて、ピン
9,15が装着されている後の中央部材4′およ
び後の分割片2は、ピン9,15の移動に伴つ
て、第1図および第7図において反時計方向に移
動しつつ回転軸B方向に引き込まれる。また、前
の中央部材4は第1のリンク6の外端に固着され
ているため、第1のリンク6の姿勢と位置変化に
伴つて、該リンク6と同一の変化をして、反時計
方向に移動しつつ回転軸B方向へ引き込まれる。
よつてドラムAは縮径される。ドラムAの縮径状
態が第4図に示される。
この縮径時に、前の分割片1を支持する中央部
材4が、第4図に示すように、後の分割片を支持
する中央部材4′よりも回転軸B方向に屈曲され
て、両中央部材4,4′相互の角度が、ピン9を
交点として鋭くなるにしたがつて、後の中央部材
4′のピン38と、前の中央部材4のラツク33
との距離が短かくなる。すると該ラツク33は後
の中央部材4′と反対方向、即ち第2図において
左方向に摺動する。この摺動を、ピニオン29が
捉えて、伝動軸40およびピニオン26を介し
て、ラツク24,25に伝動し、該ラツク24,
25をドラムAの軸方向に摺動させる。したがつ
て、ラツク24,25に固着される前の分割片
1,1が、その両屈曲部5,5を近接させる方向
に摺動して、前の分割片1,1の幅は縮小する。
同時に後の分割片2,2の幅も縮小する。すな
わち、ドラムAの前記縮径時には、第1のリンク
6が第1図および第7図においてピン9を中心に
時計方向に施回しつつ、しかも第1のリンク6全
体としては回転軸Bを中心に反時計方向に施回移
動するため、第5のリンク37′は反時計方向に
引かれる。するとラツク33′は第5図A,Bに
おいて左方向、すなわち前の中央部材4方向に摺
動して、この摺動をピニオン29′が捉えて、伝
動軸40′およびピニオン26′を介して、ラツク
24′,25′に伝動し、該ラツク24′,25′を
ドラムAの軸方向に摺動させる。したがつて、こ
のラツク24′,25′に固着される後の分割片
2,2が、その両屈曲部5,5を近接させる方向
に摺動して、後の分割片2,2の幅は、前の分割
片1,1の幅と同時に縮小する。
すなわち、第1ないし第3のリンク6,10,
13による分割片1,2の回転軸Bの方向への引
き込みに伴つて、該引き込み時に生ずる各部材間
の角度の変化を捉えて、分割片1,2の幅方向の
移動をなし、よつて、ドラムAの縮径と幅の短縮
を同時になす。
なお、ドラムBの幅の短縮速度および短縮距離
は、ピニオン26,26′,29,29′とラツク
24,24′,25,25′,33,33′とのギ
ヤ比により調整する。
また、ドラムBの幅の調整は、ピニオン29,
29′を伝動軸40,40′から取り外して、外側
ラツク24,24′,25,25′と内側ラツク3
3,33′との有機的結合を解除してなす。すな
わち、伝動軸40,40′からビスを外して、カ
ラー31,31′およびプレート32,32′を伝
動軸40,40′から取り外し、もつてピニオン
29,29′をスプリング30,30′によつて伝
動軸40の内端方向へ移動させて、内側ラツク3
3,33′との噛合を解除させる。かくして外側
ラツクと内側ラツクの有機的結合を解除し、分割
片1,1および2,2をドラムAの軸方向に適宜
移動させて、ドラムAの幅を決定する。しかる後
ピニオン29,29′を再び内側ラツク33,3
3′に噛合させ、カラー31,31′およびプレー
ト32,32′も復元させる。これによりタイヤ
成形時のドラムBの幅が調整されるから、幅寸法
の異なるグリーンタイヤの成形に夫々対応するこ
とができる。また分割片1,2が中央部材4,
4′の外側で、ドラムAの幅方向へ移動可能に形
成したから、この発明においては、分割片1,2
と、中央部材4,4′とを結合するボルトの使用
の必要がなくなつた。
而して、ドラムAの径と幅の短縮後にグリーン
タイヤをドラムAから取り外した後にドラムを復
元する。この復元は、内軸19を前記と反対方向
に回転させるだけでよい。この回転により各部材
はすべて前記と反対方向に移動してドラムAは復
元する。
以上から明らかなようにこの発明によれば、ド
ラムが縮径するためのリンクの移動を利用して、
縮径時に同時に幅の短縮をなし、且つ径の復元時
には同時に幅も復元するため、ドラム操作が極め
て簡単になつた。また縮径のみならず同時に幅の
短縮をなすため、タイヤ取外しのときにドラム端
部の屈曲部が、タイヤビード部内面に圧接するこ
ともないから、分割片およびタイヤの両方への悪
影響を可及的に減少することができる。したがつ
て、ドラムハイトの大なる成形ドラムにおいても
円滑にタイヤの取り外しをなし得るから、ドラム
への負荷が軽減して、ドラムの寿命を長期化する
とともにタイヤ内面を傷つけることもなく、その
品質の向上に貢献する効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1
図は、タイヤ成形ドラム装置の一部切欠側面図、
第2図は前の分割片と前の中央部材とラツクとの
関係を示す拡大図で、A図は側面図、B図はA図
の底面図、第3図は後の分割片と後の中央部材と
ラツクとの関係を示す拡大図で、A図は側面図、
B図はA図の底面図、C図はB図のC−C線断面
図、第4図はタイヤ成形ドラム装置の縮径状態を
示す一部切欠側面図、第5図は、タイヤ成形ドラ
ム装置の正断面概略図、第6図は、第5図のドラ
ムの径および幅が縮小した状態を示す正断面概略
図、第7図は、第1ないし第3のリンクの移動原
理を示す説明図である。 なお、図中Aはドラム、Bは回転軸、1は前の
分割片、2は後の分割片、4は前の中央部材、
4′は後の中央部材、6は第1のリンク、9はピ
ン、10は第2のリンク、12は外軸、13は第
3のリンク、19は内軸、24,24′,25,
25′は外側ラツク、26,26′,29,29′
はピニオン、33,33′は内側ラツク、37は
第4のリンク、37′は第5のリンク、40,4
0′は伝動軸である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内軸と外軸との二重軸をなす回転軸の周囲
    に、複数個の前の分割片と後の分割片とを、交互
    に配設してドラムを形成し、各分割片の内側に、
    分割片を保持してドラムの半径方向に移動する前
    の中央部材と後の中央部材とを、両中央部材の外
    側において前記分割片が回転軸の軸方向に摺動可
    能に取付けるとともに、前の中央部材と後の中央
    部材とをピンにより枢着して両中央部材間を屈曲
    自在に形成し、内軸または外軸のいずれか一方に
    ピンで枢着された第1のリンクの外端を前記ピン
    に連絡するとともに、該第1のリンク6の外端を
    前の中央部材にも連絡し、内軸まかは外軸のうち
    第1のリンクが枢着された軸とは別の軸にピンで
    枢着された第2のリンクの外端を前記ピンに連絡
    し、第2のリンクと同一の軸にピンで枢着された
    第3のリンクの外端を前記後の中央部材にピンで
    枢着し、前記内軸と外軸のうち第1のリンクが枢
    着された軸を他の軸の停止時に回転可能に構成
    し、さらに、前記両分割片に、回転軸の軸方向に
    延在する外側ラツクを設けるとともに、前記両中
    央部材に、夫々回転軸と直交する方向に延在する
    内側ラツクを、同延在方向に摺動自在に取付け、
    前記内外両ラツクに夫々噛合するピニオンを備え
    た伝動軸を両中央部材に軸支し、前記前の中央部
    材に取付けた内側ラツクと後の中央部材とを、第
    4のリンクの両端にピンで枢着し、且つ後の中央
    部材に取付けた内側ラツクと第1のリンクとを、
    第5のリンクの両端にピンで枢着したことを特徴
    とする、タイヤ成形ドラム装置。 2 内軸と外軸との二重軸をなす回転軸の周囲
    に、複数個の前の分割片と後の分割片とを、交互
    に配設してドラムを形成し、各分割片の内側に、
    分割片を保持してドラムの半径方向に移動する前
    の中央部材と後の中央部材とを、両中央部材の外
    側において前記分割片が回転軸の軸方向に摺動可
    能に取付けるとともに、前の中央部材と後の中央
    部材とをピンにより枢着して両中央部材間を屈曲
    自在に形成し、内軸または外軸のいずれか一方に
    ピンで枢着された第1のリンクの外端を前記ピン
    に連絡するとともに、該第1のリンク6の外端を
    前の中央部材にも連絡し、内軸まかは外軸のうち
    第1のリンクが枢着された軸とは別の軸にピンで
    枢着された第2のリンクの外端を前記ピンに連絡
    し、第2のリンクと同一の軸にピンで枢着された
    第3のリンクの外端を前記後の中央部材にピンで
    枢着し、前記内軸と外軸のうち第1のリンクが枢
    着された軸を他の軸の停止時に回転可能に構成
    し、さらに、前記両分割片に、回転軸の軸方向に
    延在する外側ラツクを設けるとともに、前記両中
    央部材に、夫々回転軸と直交する方向に延在する
    内側ラツクを、同延在方向に摺動自在に取付け、
    前記内外両ラツクに夫々噛合するピニオンを備え
    た伝動軸を両中央部材に軸支し、該伝動軸をスプ
    ライン軸とし、または該伝動軸にキーを介在させ
    て、これに内側ラツクと噛合するピニオンを、伝
    動軸の軸方向に取り外し自在に外嵌し、前記前の
    中央部材に取付けた内側ラツクと後の中央部材と
    を、第4のリンクの両端にピンで枢着して連絡
    し、且つ後の中央部材に取付けた内側ラツクと第
    1のリンクとを、第5のリンクの両端にピンで枢
    着したことを、特徴とする、タイヤ成形ドラム装
    置。
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JPS58122845A (ja) * 1982-01-14 1983-07-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形ドラム
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