JPH01265857A - 干し餅の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は干し餅、即ち、搗き上げた餅を冷凍した後自然
乾燥させて成る餅の製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来干し餅は、冬季酷寒時期に糯米を蒸し、蒸し上がっ
た米を搗いて餅を作り、所望の大きさに切断した複数個
の餅をワラ紐等にて連結して水中に浸し、餅に水分を含
ませてから屋外に吊り下げて寒風に晒し、餅を完全に凍
らせてから自然乾燥していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の製造法による干し餅は、保存中にカビが発生しや
すく、また、現代人にとって味覚に、乏しいばかりか、
食品中に硬質物が混じり、歯ざわりが悪く、従って日中
に異物感を生じ、更に香味が変化するなどの欠点があっ
た。

本発明は上記欠点を解消し、ビタミン等が豊富で健康食
品ともなる干し餅を製造するための方法を提供すること
を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、蒸した糯米を、手水として果汁を用いて搗き
上げ、更に必要に応じて果汁に浸漬して水餅状とする、
という手段にて上記課題を解決した。

〔作　　用〕

餅に果汁が含まれるので、ビタミンの多い滋養食品とな
り、且つ、現代人の味覚にマツチした干し餅が得られる
。

〔実施例〕

本発明の実施例として、リンゴ果汁を用いる場合につき
説明する。

材料として次のものを用意する。

糯米　　　　　５．４２ リンゴジュース（果汁１００％）２ｊ２塩　　　　　　
　　　　小さじ１杯 乾燥リンゴ　　　　　　　　　　７０ｇ（輪切り薄片を
細かく砕く） 先ず、洗った端末を２４時間程度水に浸した後ザルに取
って水切りし、蒸籠（せいろう）に入れ、強火にて約１
時間蒸す。次に蒸し上がった糯米を搗く訳であるが、そ
の際従来は手水として単なる水を用いて捏ね取り作業を
行っていたが、本発明においてはリンゴジュース０．２
β（上記例の場合）を用いる。そして、搗き捏ね中に、
上記の塩及び乾燥リンゴを混入して餅を搗き上げる。そ
の搗きたての餅を、手早く残りのリンゴジュース１．８
βを入れた容器内に没し、汁液がなくなるまで餅を捏ね
回して水耕状とする。次いでその柔軟化した餅を、表面
固化を防止するために、ポリエチレンフィルムを敷いた
型箱に収納してフィルムで餅を包み、外気遮断状態にて
屋内に三日間放置する。そして、三日間に上部のフィル
ムのみ開放し、餅表面部を露出させて外気に晒す。そう
することにより、餅の水分を徐々に発散させることがで
きる。その状態にて再度三日問屋内に放置する。

上記工程中室内温度が氷点下になる状況時には、毛布等
を掛けて凍らないようにすることが望ましい。更に三日
後、餅を型箱から取り出してフィルムを除去し、固くな
った餅を任意の大きさ、例えば８　Ｘ　５　Ｘ　０．５
ｃｍの大きさに切る。

切った餅は、５〜ｅｔｌｌｉｌ宛吊下可能状態に縛り、
次工程時まで、乾燥を防止するためにわらばん紙等で包
み置く。そして、冷え込みの厳しい時期（−５〜８°Ｃ
）を見計らい、連結した餅を水に約２時間半浸漬した後
屋外に吊し、寒風に一中夜晒して凍らせる。その凍結し
た餅を更に約２ケ月間軒下に吊し、寒風に晒して干し餅
となす。

なお、果実としては、リンゴの外にミカンやパイナツプ
ル等も採用し得るこというまでもない。

〔発明の効果〕

、本発明は上述した通りであって、果実の味と栄養分、
殊にビタミン類を豊富に含むので、現代人の味覚に合っ
た滋養健康食品が得られ、稲の減反や外国産の果実輸入
によりリンゴ生産販路不振に悩む農家が、地方特産品と
して副業に利用でき、農家の所得向上に寄与し得るもの
である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）蒸した糯米を、手水として果汁を用いて搗き上げ
   ることを特徴とする干し餅の製造方法。
2. （２）蒸した糯米を、手水として果汁を用いて搗き上げ
   た後、更に果汁に浸漬して水餅状とすることを特徴とす
   る干し餅の製造方法。