JPH01265484A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭で使用され、かつ誘導加熱用コイルを熱
源とした炊飯器に関し、特に異常時の報知および表示、
復帰方法に関するものである。

従来の技術 従来の一般の炊飯器は第４図に示すような構成となって
おり、炊飯時は、炊飯ヒータ６０と側面ヒータ６１に通
電され、その入力電力の比は、約ａｏｏＷ：ｓＯＷであ
る。また保温時は、蓋ヒータ６２と、側面ヒータｅ１お
よび炊飯ヒータｅＯに通電され、その入力電力の比は、
約２４Ｗ：４８Ｗ：８Ｗである。そしてまた炊飯ヒータ
６゜は、鋳込みヒータであり、鍋６３の底面と接触する
ような形状となっている。

発明が解決しようとする課題 上記従来の炊飯器においては、炊飯ヒータｅＯと鍋ｅ３
との間に、異物が混入すると、炊飯ヒータ６ｏの熱が、
鍋６３に伝わらなくなり、その結果、鋳込みヒータであ
る炊飯ヒータ６ｏが異常高温となり、安全上問題がある
。このため、炊飯ヒ−タロ０の入力電力は上限が約８０
０Ｗから１０００Ｗとされ、これは炊飯時間の短縮の限
界の原因ともなっていた。そこで、この問題を解決する
ために、鍋６３と非接触の熱源となるインバータを利用
した誘導加熱方式が考えられる。

ここで炊飯ヒータ６ｏの代りに、誘導加熱用コイルを鍋
６３の下部に配置すれば、従来の炊飯器の炊飯時におけ
る入力電力の上限である１０００Ｗ以上、たとえば１２
００Ｗの入力電力で炊飯できる。しかしながら、その入
力電力は大きいため、インバータが誤動作した場合、特
に、インバータがストップ状態であるべき時に、動作し
て電力が供給された時は、安全上、非常に問題となる。

また、インバータを構成するスイッチング素子には、あ
る温度以上になると、インバータを停止させるような保
護回路が設けられるが、しばしばこの保護回路が動作し
て、インバータが、動作状態であるべき時に、ストップ
してしまうことがあり、この場合において、スイッチン
グ素子の温度が低下して動作可能になった時は１元の誤
動作する前の動作を続けるように制御しないと、御飯が
うまく炊けないという問題があった。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、鋳込みヒ
ータである炊飯ヒータの代りに、鍋の下部に誘導加熱用
コイルを配置して、インバータを利用した誘導加熱方式
とすることにより、炊飯ヒータが異常高温になることも
なく、安全性が高いとともに、炊飯時間も短縮でき、し
かもインバータがストップ状態であるべき時に動作した
時および動作状態であるべき時にストップした時は、こ
れを使用者に報知および表示を行って安全性を向上させ
、かつ正常に戻った時は、誤動作前の動作を続行して御
飯を炊くことができる炊飯器を提供することを目的とす
るものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の炊飯器は、鍋を誘
導加熱する誘導加熱コイルを共振用コイルとするインバ
ータと、このインバータを駆動するインバータ駆動手段
と、前記インバータの駆動状態を検知するインバータ状
態検知手段と、時間を計時するタイマカウンタと、シー
ケンスを記憶している記憶手段と、この記憶手段に記憶
しているシーケンス通りに、前記インバータ駆動手段を
制御し、かつ前記インバータ状態検知手段の出力がシー
ケンスと異なる時は、前記インバータの動作を停止させ
る信号を出力するとともに、異常を報知する異常報知手
段と異常を表示する異常表示手段とを動作させ、さらに
前記タイマカウンタで計時される一定時間経過後は、元
のシーケンスに戻るように制御する制御手段とにより構
成したものである。

作　　用 上記のように構成された炊飯器では、鍋と、熱源である
インバータの共振コイルとして働く誘導加熱用コイルと
の間は非接触であるため、従来の方式の炊飯器の入力電
力の上限である１０００Ｗ以上の入力電力を入力でき、
したがって炊飯ヒータが異常高温になるようなこともな
く、かつ炊飯時間も短縮できる。そして、インバータが
誤動作した場合は、これを報知するとともに表示を行い
、しかも正常に戻った時は、誤動作前の動作を続行して
炊飯を炊くことができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は本発明の一実施例における炊飯器のブロッ
ク図を示したものである。１は炊飯用の鍋であり、２は
誘導加熱用コイルである。

３は鍋１の下部に位置する誘導加熱用コイル２を共振コ
イルとするインバータであり、４はインバータ３を駆動
するインバータ駆動手段である。５はインバータ３の駆
動状態を検知するインバータ状態検知手段であり、６は
時間を計時するタイマカウンタである。７はシーケンス
を記憶している記憶手段であり、８は異常を報知する異
常報知手段、９は異常を表示する異常表示手段である。

１゜は制御手段で、この制御手段１０は記憶部７に記憶
しているシーケンス通りにインバータ駆動手段４を制御
し、インバータ状態検知手段５の出力が、シーケンスと
異なる時は、インバータ３の動作を停止させる信号を出
力するとともに、異常報知手段８と異常表示手段９とを
動作させ、そしてタイマカウンタ６で計時される一定時
間後は元のシーケンスに戻るように制御するものである
。

第２図は本発明の一実施例における炊飯器の具体的な回
路図を示したもので、３は鍋の下部に位置する誘導加熱
用コイル２を共振コイルとするインバータで、このイン
バータ３はインバータ制御回路１１、抵抗１２，１３、
ツェナーダイオード１４、スイッチング素子１６、ダイ
オード１６、ロンデンサ１７〜１９、コイル２０、交流
電源全波整流用ダイオードブリッジ２１により構成され
ている。４はインバータ３を駆動するインノ（−タ駆動
手段であり、抵抗２２，２３、トランジスタ２４により
構成されている。６はインバータ状態検知手段であり、
抵抗２５，２６、トランジスタ２７により構成されてい
る。８は異常報知手段であり、抵抗２８〜３０、トラン
ジスタ３１、ブザー３２により構成されている。９は異
常表示手段であり、抵抗３３および発光ダイオード３４
により構成されている。３７はマイクロコンピュータで
、このマイクロコンピュータ３７は時間を計時するタイ
マカウンタ６と、シーケンスを記憶している記憶手段７
と、制御手段１０とにより構成されている。

上記構成において、次に第３図のフローチャートにもと
づいて動作を説明する。

ステップ５０で、マイクロコンピュータ３７は、記憶手
段７に記憶しているシーケンス通りに、インバータ３を
制御するもので、このインバータ３を駆動する時は、イ
ンバータ駆動手段４につながる出力をオープン状態とし
てトランジスタ２４をＯＮさせ、−万、インバータ３を
停止させる時は、出力をローレベルとしてトランジスタ
２４をＯＦＦさせ、インバータ制御回路１１に信号を入
力する。

そしてこのインバータ制御回路１１はこの信号にもとづ
き、スイッチング素子１５のＯＮ、ＯＦＦを制御する。

ステップ６１で、インバータ３が停止中の時はステップ
６２へ進み、一方、インバータ３が駆動中の時はステッ
プ５３へ進む。ステップ６２およびステップ６３では、
インバータ制御回路１１が実際にインバータ３を駆動し
ている時は、インバータ状態検知手段６につながる出力
をオープン状態としてトランジスタ２７をＯＮさせ、一
方、インバータ３を停止させている時は、インバータ状
。

態検知手段６につながる出力をローレベルの状態として
トランジスタ２７をＯＦＦさせ、マイクロコンピュータ
３７に、実際のインバータ状態を入力する。これを受け
たマイクロコンピュータ３７は、ステップ６２でインバ
ータ３が停止している時は、正常であるため、ステップ
６ｏへ戻り、−方、インバータ３が駆動している時は異
常であるため、ステップ６４へ進む。

ステップ６３では、インバータ３が動作している時は正
常であるため、ステップ６ｏへ戻り、−方、インバータ
３が停止している時は異常であるため、ステップ６４へ
進む。またステップ６４では、マイクロコンピュータ３
７は、インバータ駆動手段４に対して、インバータ３を
停止させる信号を与えてから、ステップ５６へ進む。ス
テップ６６では、マイクロコンピュータ３７は異常報知
手段８に対して出力を行うもので、ブザー３２に適した
周波数でＯＮ、ＯＦＦを行わせ、ブザー３２を吹鳴させ
る。またこれと同時に異常表示手段９に対して、ローレ
ベルを出力して発光ダイオード３４を発光させ、その異
常状態を使用者に知らせる。

次にステップ６６では、マイクロコンピュータ３７は、
タイマカウンタｅで一定時間カウントし、そしてこの一
定時間が経過するまでは、ステップ６６で異常モードを
続ける。一定時間経過後は、異常状態が発生した元のシ
ーケンス通りにインバータ３を制御するためステップ６
ｏへ戻り、そして前述したような動作を繰り返す。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
鍋に対して非接触の熱源である誘導加熱を利用している
ため、従来の鋳込みヒータのように鍋とヒータとの間に
異物が混入しても、ヒータ自体が異常高温となることは
なく、非常に安全である。また入力電力は、従来１００
０Ｗ以下とされていたが、これ以上の入力電力で炊飯が
できるため、炊飯時間を短縮できる。そしてまたインバ
ータが誤動作した場合、この誤動作が恒久的なものであ
る時は、異常状態を使用者に知らせることができ、−万
、−時的な時は、ある一定時間経過後に元のシーケンス
に戻ることができるため、途中で炊飯が中止されてしま
うということもなく、確実に制版を炊くことができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す炊飯器のブロック図、
第２図は同炊飯器の具体的な回置図、第３図は同炊飯器
の動作を示すフローチャート、第４図は従来の炊飯器を
示す縦断面図である。 １・・・・・・鍋、２・・・・・・誘導加熱用コイル、
３・・・・・・インバータ、４・・・・・・インバータ
駆動手段、５・・・・・・インバータ状態検知手段、６
・・・・・・タイマカウンタ。 ７・・・・・・記憶手段、８・・・・・・異常報知手段
、９・・・・・・異常表示手段、１ｏ・・・・・・制御
手段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　鍋を誘導加熱する誘導加熱用コイルを共振用コイルと
   するインバータと、このインバータを駆動するインバー
   タ駆動手段と、前記インバータの駆動状態を検知するイ
   ンバータ状態検知手段と、時間を計時するタイマカウン
   タと、シーケンスを記憶している記憶手段と、この記憶
   手段に記憶しているシーケンス通りに前記インバータ駆
   動手段を制御し、かつ前記インバータ状態検知手段の出
   力がシーケンスと異なる時は、前記インバータの動作を
   停止させる信号を出力するとともに、異常を報知する異
   常報知手段と異常を表示する異常表示手段とを動作させ
   、さらに前記タイマカウンタで計時される一定時間経過
   後は、元のシーケンスに戻るように制御する制御手段と
   により構成したことを特徴とする炊飯器。