JPH01263686A - 複写防止記録方法 - Google Patents

複写防止記録方法

Info

Publication number
JPH01263686A
JPH01263686A JP9175688A JP9175688A JPH01263686A JP H01263686 A JPH01263686 A JP H01263686A JP 9175688 A JP9175688 A JP 9175688A JP 9175688 A JP9175688 A JP 9175688A JP H01263686 A JPH01263686 A JP H01263686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
green
information
recording
pigment
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9175688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0820828B2 (ja
Inventor
Michiei Nakamura
道衛 中村
Yoshio Abe
阿部 好夫
Masaru Hasegawa
勝 長谷川
Katsuhiko Kitabayashi
北林 勝彦
Hiroshi Yukimasa
弘 幸正
Shojiro Horiguchi
堀口 正二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd filed Critical Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority to JP63091756A priority Critical patent/JPH0820828B2/ja
Publication of JPH01263686A publication Critical patent/JPH01263686A/ja
Publication of JPH0820828B2 publication Critical patent/JPH0820828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、肉眼によっては文字、画像等の記録情報が直
接認識できるが、それを電子写真方式等により複写した
場合の複写物では、文字、画像等の情報が肉眼では判読
困難な印刷物等を与える複写防止方法に関する。
更に詳しくは、文字、画像等の情報の記録に当り、下地
である被印刷物等の基材に、緑色色素及び黒色色素によ
る黒味緑色の着色処理を施し、これを複写した際には、
文字、画像等の情報と下地とがほぼ近似した濃度に複写
され、複写情報が肉眼で判読困難になる複写防止方法を
提供する。
(従来の技術) 従来、株券、公社債券等の有価証券類をはじめ、航空券
、小切手等の偽造の防止方法として、該印刷物にpめ偽
造を防止するための字句や模様を隠し文字として印刷し
ておく方法や、濃い赤茶色、濃いボルドー色、濃いセピ
ア色等の紙に情報を記録することによって複写した際に
全体が黒色等になり、複写物か肉眼では判読できなくな
る複′1j防正方法等が提案されている。
(発明が解決しようとしている問題点)従来技術におい
て、有価証券類等の隠し文字や模様等は、それなりに有
効な手段ではあったが、単純な印刷物にはコスト的に使
用困難であり、又、前記した如き濃赤茶色等の印刷用紙
は、暗い色調の為印刷物としては読みにくく、悪用防止
には有効なものであっても、−数的な著作物や印刷物に
は利用され難い。
本発明者等は、上記の有価証券類等の他、一般印刷物に
ついても複写による悪用防止を謀るため、複写防止方法
について種々研究した結果、情報記録剤である黒色等の
有色インキによる記録情報とこれとは肉眼的に明瞭に異
なる黒味緑色とを組合せたものは、肉眼によって十分に
判読可能であるが、これをが複写すると、記録情報部と
下地色の黒味緑色部とがほぼ同濃度に複写され、該複写
物は肉眼では判読困難になり、本発明の課題解決に有効
な手段であることを見出し、本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、任意の基材上に有色の情報を記録
するにあたり、該情報の記録中若しくはその前後に記録
面の少なくとも一部を黒味緑色に着色することを特徴と
する記録の複写防止方法である。
(作  用) 緑色は肉眼では明暗感覚である比視感度が高く、いわば
見易い色であり、この緑色に黒色色素を混合して黒味緑
色としても、黒味が比較的少ない場合にはそわ程見にく
くならない。又、この黒味緑色は電子写真複写機で複写
すると黒色に複写される。従ってこの黒味緑色で着色し
た基材に黒味緑色以外の有色インキにより情報を記録す
ると、該記録情報は肉眼で明瞭に判読でき、一方、これ
を複写すると記録情報及び下地ともに黒色に複写され、
複写物の情報は肉眼では判別困難となる。
すなわち、一般に電子写真複写機で印刷物を複写する際
には、光源から発射された光が原稿の被複写面に到達し
、有色の字句や画像等の記録情報部分はその光を吸収す
る部分となって光を反射しない。一方、白地の部分は当
然光を反射し、反射された光は一般的にはりフレフタ−
に反射され、予めコロナ帯電器により帯電された光導電
体の表面を照射する。光導電体の性質から、光で照射さ
れた部分のみは導電体となるため、その部分の帯電は通
電して消える。又、原稿の光が吸収されて反射しなかっ
た部分に対応する光導電体の部分は帯電はそのまま消え
ず表面に残存する。この残存した電荷のパターンがいわ
ゆる潜像となり、そこに反対電荷の電子写真現像剤が付
着して可視像となり、更に記録用紙に転写され、定着の
工程を経て複写物が得られている。写真製版の方法にお
いても、印刷用原稿を写真手段によって焼付は原版を作
り、次いでそれを用いて刷版を作る。
このような複写方法或いは印刷方法において、その原稿
の全面或いは一部に下地色として黒味緑色を着色すると
、原稿上の黒味緑色部と有色情報部が共に黒色に複写又
は撮影され、複写物又は撮影物の記録情報の判読が困難
になり偽造等が防止される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
本発明において使用する被印刷材料等の基材としては1
例えば、紙、化学繊維混抄紙、合成紙、プラスチックフ
ィルム、プラスチックシート等従来公知の印刷可能な物
品がいずれも使用できる。
中でも上質紙、アート紙、コート紙、軽量コート紙、オ
フセット輪転印刷紙、艶消しコート紙、受紙等用途に応
じた各種の紙類が好ましく使用される。利用する基材の
形状は規格の各サイズの他、切断されたカードサイズ等
でもよく、特に限定されない。
本発明において、上記基材に有色の画像情報を記録する
方法はいずれも従来公知の方法でよい。
例えば、文字、数字、記号、模様等の画像情報の印刷或
いは記録、記入等の従来公知の方法はいずれも使用でき
、その使用する印刷機或いは記録機器等の手段は画像形
成の機構によって決まり、特に限定されない。
例えば、印刷方法としては、凸版印刷、平版印刷、凹版
印刷、グラビア印刷、孔版のスクリーン印刷等が挙げら
れ、又、記録機器においては加熱作用による感熱発色方
式、熱転写方式、加圧作用による感圧発色方式、加圧作
用によるインクシェツトプリンティング方式、紫外線、
可視光線、赤外線、レーザー光線等の電磁波の作用を利
用する銀イオン、鉄イオン等の酸化還元による写真及び
発色方式及び更に静電気の作用を利用した電子写真、静
電気録、レーザープリンター等の方式、磁気の作用を利
用した磁気11式、衝撃或いは接触の作用を利用した着
色リボン又はテープを用いるインパクトプリンティング
方式、ドツトプリンター、各種筆記具順環従来公知の記
録方式がいずれもそのまま使用できる。この様な情報の
記録に使用する記録剤としては、黒味緑色以外であれば
、いずれの色相のものでもよいが、好ましくは黒色のイ
ンキである。
一方、上記記録情報の複写を防止するために基材を黒味
緑色に着色処理する方法としては、上記と同様な印刷方
式が使用できる他、塗布、含浸或いは別途に透明フィル
ム上に黒味緑色の着色処理を施したものを貼り付ける方
法等も利用できる。
又、上記記録情報の記録と同様に、加熱、電磁波、電磁
界、衝撃、接触等の作用による方法も基材の着色処理の
方法として優れた方法である。
本発明において使用する緑色色素は、黄味の緑色から青
味の緑色迄使用でき、具体的には黄緑、I′IL味の縁
、緑、青味の緑、青緑等のいずれの色相でもよい。これ
らの色相の中で人間の視覚による視感度が高く、且つ明
るく見易い緑色としては黄味の色相、すなわち黄緑や黄
味の縁が好ましく、中でも蛍光色素を含む蛍光を存する
緑色は更に明るく見えるので本発明の目的により好まし
い。
上記で述へた緑色としては、単独の緑色色素でもよいし
、緑色色素の二種風−トの組合せ及び上記の緑色色素の
昨独或いは組合せしたものに、更に一種又はそれ以上の
黄色色素を組合せたもの、又、上記の色素に他の色素例
えば青色色素を添加したものでもよい。
又、一種又はそれ以北の青色色素と一種又はそれ以上の
黄色色素とを組合せてなる緑色色素、更にこれに緑色色
素を添加したものでもよい。
上記の色素とは通常の顔料及び染料を意味するか、その
他蛍光色を有する蛍光顔料や蛍光染料も包含する。
上記の色素としては従来公知のものが全て使用でき、例
えば、有機顔料及び染料としては、フタロシアニン系、
アゾ系、アゾメチン系、アゾメチンアゾ系、アンスラキ
ノン系、イソインドリノン系等の顔料及び染料、無機顔
料としては酸化鉄系、焼成顔料等の顔料が挙げられる。
更に具体的に示すと、例えば、緑色色素としては、銅フ
タロシアニングリーン顔料系のC,1,ビグメントグリ
ーンン7、C,1,ピグメントグリーン36等、黄色顔
料としては、ジスアゾ系のC,1,ピグメントイエロー
12.14.17等、モノアゾ系のC,1,ピグメント
イエロー3.98.167等、ポリ縮合アゾ系のC,l
ピグメントイエロー166.128等、アゾメチン系の
3−(4”(4″、5″、6″、7″−テトラクロルフ
タルイミド)−フェニルイミノツー1−オキソ−4゜5
.6.7−チトラクロルイソインドリン等が挙げられる
n色顔料は黄色色素と配色して緑色にする成分として使
用し、緑味のシアン色素の色相のものがよく、銅フタロ
シアニンブルー顔料系等が好ましく、例えば、c、r、
ピグメントブルー15=3.15:4、フタルイミドメ
チル化銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニンブル
ーのアルキルスル下アミド化物或いはアミノアルキルス
ルホアミド化物、C,1,ピグメントブルー16等が挙
げられる。
蛍光色を有する蛍光顔料としては、蛍光染料でメラミン
系樹脂、ベンゾグア、ナミン系樹脂、エポキシ系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等の樹脂を着色し、
これを微粉砕して顔料化したもの等が挙げられる。
黄色染料としては、CA、ソルベントイエローとして記
載されているアゾ系、アゾ系錯塩等、緑色染料としては
、C,1,ツルヘントゲリーンとして記載されているア
ゾ系、アゾ系錯塩、アンスラキノン系、フタロシアニン
系等、青色染料としては、(:、1.ソルベントブルー
として記載されているフタロシアニン系、アンスラキノ
ン系等が挙げられる。
又、本発明において緑色に黒味を付与するために使用す
る黒色色素としては、従来公知の黒色の顔料及び染料が
使用でき、カーボンブラック系顔料、酸化鉄系ブラック
顔料、酸化チタン系ブラック顔料、スピネル型構造ブラ
ック顔料、アゾ系ブラック顔料、アゾメチンアゾ系ブラ
ック顔料、アニリンブラック系ブラック顔料等が挙げら
れる。
又、複数の有彩色色素の調色による配合黒色色素も使用
できる。
上記のアゾ系ブラック顔料の具体的としては、例えば、
2−メトキシ−5−クロルアニリンをジアゾ化し、これ
を2−ヒドロキシ−α−ベンゾカルバゾール−3−カル
ボ−(4′−メトキシ)−アニライドにカップリング反
応を行って得られた黒色顔料等、アゾメチンアゾ系ブラ
ック顔料としては、例えば、3−(4’−アミノフェニ
ルイミノ)−1−オキソ−4,5,6,7〜テトラクロ
ルイソインドリンをジアゾ化し、これを2−ヒドロキシ
−α−ベンゾカルバゾール−3−カルボー(2′−メチ
ル−4′−メトキシ)アニライドにカップリング反応を
行って得られた黒色顔料、3−(4’−アミノフェニル
イミノ)−1−オキソ−4,5,6,7−チトラクロル
イソインドリンをジアゾ化し、これを2−ヒドロキシ−
α−ベンゾカルバゾール−3−カルボ−(4′−メトキ
シ)アニライドにカップリング反応を行って得られた黒
色顔料等が挙げられる。
本発明においては、以上の如き緑色色素と黒色色素とを
用いて、情報の記録中或いはその前後に基材に少なくと
も一部に着色を施す。
黒味緑色を施す方法としては、 (1)緑色色素と黒色色素とから予め適当な濃度及び色
相のインキ又はコーティング剤を調製しておき、これを
用いて着色処理を施す方法。
(2)緑色色素と黒色色素とを別々に含むインキ等を夫
々調製し、これらを用いて任意の順序で重ねて印刷又は
塗工して所望の濃度及び色相の着色を施す方法等 が挙げられる。
上記(])の方法で緑色色素と黒色色素の配色は、色素
の種類にもよるが、緑色色素はインキ等の凡そ2乃至2
0重量%であり、黒色色素は緑色色素に対して凡そ!乃
至20重量%の範囲が好ましい。
緑色色素の含有量が高い場合には、黒色色素の緑色色素
に対する比率は低くてもよいが、緑色色素の含有量が低
い場合には黒色色素の比率は高くすることが好ましい。
又、色素の量は、コーティング或いは印刷等の際の含浸
量、塗布量、塗膜厚、印刷膜厚、印字膜厚等にも大きく
影響され塗布量が多いか塗布厚みが厚い場合には色素含
有量特に黒色色素の含有量は低くてよく、又、塗布量が
少ないか塗布厚みが薄い場合には色素含有量特に黒色色
素の含有量は高くすることが好ましい。
一方、上記(2)の方法では、いずれの色素を含むイン
キ等でも、色素の含有量は凡そ0.1乃至20重量%の
範囲である。色素の含有量の高い場合は着色部として小
さい点、線、模様等のマークを形成するのが好ましく、
含有量を低くした場合には基材の広い部分を着色するこ
とができる。
以上の如き色素の含有量は塗布或いは印刷する際のコー
ター、印刷機、印字機器等の条件、コーティング剤や印
刷インキ等の配合組成及び塗布又は印刷する紙等の基材
の組成、吸収性、平滑性、光沢性等各種の条件により最
適の条件は異なるものであり、夫々の場合により決めら
れる。
上記の如く前記した如き緑色色素及び/又は黒色色素を
含むコーティング剤は、従来の物と同様に水性系では水
性溶液系、水性エマルジョン系、水性分散液系或いはそ
れらの混合系、油性系においても油性溶液系、油性エマ
ルジョン系、油性分散液系或いはそれらの混合系等いず
れの形態のものでもよく、特に限定されない。
又、同様に緑色色素及び/又は黒色色素を含む印刷イン
キとしては、凸版インキ、平版インキ、凹版のグラビア
インキ、孔版のスクリーンインキ等であり、又、媒体の
系から云えばオイルインキ、ソルベントインキ、水性イ
ンキ等の形態であり得る。又、複写機等のトナー等の場
合の溶融性微粉体インキ系でもよい。
上記のコーティング剤や印刷インキ等に使用する樹脂成
分としては、従来公知のものでよく、水性コーティング
剤及び印刷インキ等の樹脂成分としては、カゼイン、澱
粉、ポリビニルアルコール、とドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩;スチレ
ン−マレイン酸系共重合体の水溶性塩、イソブチレン−
マレイン酸系共重合体の水溶性塩、(メタ)アクリルエ
ステル系(共)重合体の水溶性塩、スチレン−(メタ)
アクリルエステル系共重合体の水溶性塩、/Ke性アル
キッド樹脂等、スチレン−ブタジェン共重合体ラテック
ス、(メタ)アクリルエステル系(共)重合体ラテック
ス、スチレン−(メタ)アクリルエステル系共重合体ラ
テックス、(メタ)アクリルエステル−ブタジェン系共
重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル系共重合体ラ
テックス、エチレン−(メタ)アクリルエステル系共重
合体ラテックス、ポリエチレン系ディスバージョン等が
挙げられる。
又、油性コーティング剤及び印刷インキの樹脂成分とし
ては、セルロースアセテートブチレート、ニトロセルロ
ース、酢酸ビニル系(共)重合体、スチレン系(共)重
合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル系共重合体、(メタ)アクリルエステル系(共
)重合体、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂、フ
ェノール変性アルキッド樹脂、スチレン化アルキッド樹
脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル系!■合体、
ポリウレタン系重合体、アクリルポリオールウレタン、
可溶性ポリアミド、フェノール樹脂、ロジン変性フェノ
ール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂等が挙げられる。
又、溶融性微粉体インキ用樹脂としては、ポリスチレン
、スチレン=(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)
アクリレート(共)重合体、スチレン−ブタジェン共重
合体、ポリエチレン、ワックス、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂等が挙げられる。
熱転写インキ用樹脂としては、上記溶融性微粉体インキ
用樹脂が同様に使用するが、特にエステル系ワックス、
パラフィン系ワックスが好ましい。
又、コーティング剤のコーティング方法としては、コー
ティング剤に合せて従来公知の方法から選ばれ、例えば
、ブレードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター
、スクイズコーター、エアドクターコーター、トランス
ファロールコータ−、グラビヤコーター、キスコーター
、スプレィコーター等が挙げられ、コーテイング後に乾
燥したり、カレンダリング等を行うこともできる。
又、印刷方式としては、凸版印刷、平版印刷、凹版印刷
、グラビア印刷、スクリーン印刷等の公知の方法でよい
又、上記方法に代えて、各種の着色方法で得られた可視
性の黒味緑色に着色されたフィルムを部分的に又は全面
に貼り付ける方法も利用可能である。
以上の如き複写防止の為の基材の着色処理は、文字、数
字、記号、模様等の本来の目的とする画像情報を記録を
行う館に予め行っておいてもよいし、同じ印刷機或いは
記録機器で同時に連続して行ってもよいし、又、別に後
から行つてもよい。
その際、複写防止のための着色処理としてのコーティン
グ、印刷、貼付、熱転写等は下地として全面でも一部分
にでもよく、又、一部の場合は文字、画像、パターン、
ベタ等いずれの形状でもよく特に限定されない。好まし
くは、縦、横、斜めのストライブ状の模様、縦長や横長
の矩形の模−様、円や楕円の模様の如き部分的パターン
や全面に広い面積を占める印刷や塗布である。又、平版
印刷で行なう場合には、一般に平網の濃度は40%以上
、好ましくは50%乃至100%で高い程良い。
但し、黒色色素と緑色色素とを別々に用いて着色処理を
行う場合には、黒色色素を比較的低濃度で使用する場合
には、前記と同様に40%以−トが好ましいものである
が、色素の濃さが上るにつれて平網の濃度は低くても充
分であり、例えば、30%以下、20%乃至5%でも充
分である。
又、下刷りの上に文字や画像等の情報を記録することは
、いわゆる乗せ文字であり、情報の可読性を考慮してそ
の両者間に明度差が充分にあって、コントラスト感が充
分にある方が読み易く、記録情報等も認識し易いことは
勿論である。
従って、下刷りの緑色色素及び黒色色素の濃度は、複写
した際に黒色等に複写され得る範囲内でできるだけ低い
方が好ましい。
又、本来の目的たる文字、数字、記号、模様等の記録情
報は明瞭且つ鮮明に読め、容易に認識できることが必要
なことは勿論のことである。その為の記録方法は、その
用途や目的によっておのずから定まるものであり、従来
公知の凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、グラビア印刷、
スクリーン印刷等でよく、特に限定されない。又、記録
剤である印刷インキ等としても夫々の従来公知のものが
いずれもそのまま使用できる。又、それらの色調として
は黒インキ、紅インキ、藍インキ、全赤インキ等が使用
され、黄インキ、Qインキは色を濃くしたり、色相を変
えたりして認識できるようにして使用するのが好ましい
。又、媒体の系からオイルインキ、ソルベントインキ、
水性インキ等いずれのものでもよい。
(効 果) 従来、一般に印刷物等の複写防止性を完全にしようとす
れば、紙等の基材の下地色は濃く且つ黒っぽく暗くする
ことが必要であった。そのためにそこに記録された文字
、数字、模様等の画像情報は肉眼では読みにくくなって
いる。
又、逆に記録情報が読み易いためには、紙等の下地色は
できるだけ薄く明るくしなければならず、その結果とし
て複写防止には不完全なものとなる。
これに対して本発明では、紙等の基材に対して、緑色色
素及び黒色色素を用いて黒味緑色に着色処理を行い、こ
れを下地色として情報を記録すると、肉眼では十分に記
録情報が判読可能で、−方、電子写真複写機にて複写す
ると複写機の光源から発射された光は、印刷物等の記録
情報に吸収されるとほぼ同様に黒味緑色部にも吸収され
る。
従って、情報部と着色部とから複写機の感光ドラムに反
射されてくる光量の差は著しく減少する。その結果、感
光ドラム表面の着色部に対応する領域の電荷は消えず、
そこにも反対電荷の現像剤が付着してしまい、着色部は
転写及び定着工程を経て黒く現像され、記録情報部の複
写部との区別が困難となる。その結果複写原稿は肉眼で
は容易に読めたり、明白に認識できるに係わらず、複写
物の複写情報部は判読困難又は識別困難になる。従って
、本発明は複写防止方法として優れた効果を有し、株券
、公社債券等のn個証券類をはじめ、航空券、小切手等
の偽造の防止や一般の書籍、印刷物及び各種記録機器に
より作成された文書等の複写による悪用防止に有効であ
る。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない
限り重晴基準である。
実施例! −F記の処方にて黒味黄緑色の水性コーテイング液を調
製した。
銅フタロシアニングリーン顔料(C,1,ピグメントグ
リーン7)          4..9部ジスアゾイ
エロー顔料(C,T、ピグメントイエロー12)   
            3.4部カーボンブラック顔
料      0,9部スチレン−アクリレート−メタ
クリル酸ジェタノールアミン塩共重合体    2.8
部メチルメタクリレート−ブタジェン系ラテックス  
          25.0部上記のコーテイング液
をコート紙にコーターにて塗布し、その上に彫刻凹版イ
ンキを用いて必要な文字や図柄を印刷し、株券や債券の
印刷物を得た。印刷物は文字及び図柄が肉眼で明瞭に容
易に読め、又、図柄も容易に認識することができた。
次いで、こわを乾式電子写真複写機で複写したところ、
複写物は黒味黄緑色の部分も黒色現像剤で複写さね、そ
のため印刷物の文字及び図柄は判読及び判別困難となっ
た。従って本発明は有価証券類の複写による偽造防止に
行動であった。
実施例2 下方の処方にて下刷り用オフセット平版印刷用黒味黄緑
色インキを:A製した。
銅フタロシアニングリーン顔料((:、1.ピグメント
グリーン−7)          6.1部ジスアゾ
イエロー顔料([:、1.ピグメントイエロー12) 
              2. 8部カーボンブラ
ック顔料       0.6部オフセット平版インキ
川副合フェス 86.3部 5%コバルトドライヤー     0.2部8%マンガ
ンドライヤー     1.0部ンキソルヘント   
      3,0.□合    計        
  100 0部上記において、オフセラトモ版インキ
用調合フェスは下記の配合のものである。
ロジン変性フェノール樹脂   35.0部乾性油  
   25.0部 乾性油変性イソフタル酸アルキッド 10.0部 インキソルヘント        29.5部上記で得
たカーボンブラック顔料を含む黒味黄緑色インキにて、
オフセット印刷機を用いスクリーン線数を150線で平
網濃度80%にて上質紙に全面に印刷し、黒味黄緑色の
紙を得た。得られた黄緑色の紙を用いて通常のオフセッ
ト平版用意インキ、紅インキ、藍インキ、全赤インキに
て文字及び絵柄を印刷した。文字及び絵柄は黄緑色の下
刷りの上に明瞭に印刷され、文字は肉眼で容易に読め、
又、絵柄も肉眼で容易に認識することができた。次いで
、これらを乾式電子写真複写機で複写したところ、得ら
れた複写物は、光源の絞りの小さい場合は、紙全体が黒
色になり、又、光源の絞りを徐々に大きくしていくにつ
れ、更に真っ黒に変わり、文字及び絵柄は肉眼では判読
不能且つ識別不能であった。
実施例3 下記の処方にて下刷り用オフセット平版用黄緑色インキ
を調製した。
鋼フタロシアニングリーン顔料(C,1,ピグメントグ
リーン36)          5.0部モノアゾイ
エロー顔料(C,1,ピグメントイエロー167)  
            3. 5部オフセット平版イ
ンキ用調合フェス 87.3部 5%コバルトドライヤー     0.2部8%マンガ
ンドライヤー     1.0部インキソルベント  
       3.as合    計        
 100.0部又、下記の処方にて下刷り用オフセット
平版用黒色インキを調製した。
カーボンブラック顔料     10.0部オフセット
平版インキ用調合ワニス 86.8部 5%コバルトドライヤー     0.2部8%マンガ
ンドライヤー     1.0部上記においてオフセッ
ト平版インキ用調合フェスは実施例2で使用したものと
同一の配合のものである。
オフセット印刷機にて、上記黄緑色インキをスクリーン
線数150線で平網濃度80%にて上質紙に印刷し、更
に上記黒色インキをスクリーン線数150線で平網濃度
60%にて夫々全面に印刷し、くすんだ黄緑色の紙を(
:Iだ。得られた黄緑色の紙を用いてワードプロセッサ
ーにて黒色の熱転写インクリボンを用いて文書を印字し
た。打出した文章は明瞭に印字され、文字は肉眼で容易
に読めた。
次いで、これを乾式電子写真複写機で複写したところ、
得られた複写物は全体が黒色になり、従って文字は肉眼
では判読不能であった。
実施例4 銅フタロシアニングリーン顔料(C,1,ピグメントグ
リーン?)          6.1部ジスアゾイエ
ロー顔料(C,T、ピグメントイエロー17)    
           2. 8部カーボンブラック顔
料      0.6部エステルワックス      
 40.0部パラフィン系ワックス     40.0
部スチレン−メタクリレート系共重合樹脂7.5部 上記の配合の熱転写記録用インキを常法に従いポリエス
テルフィルムに塗布した。それを6闘に切断して黒味黄
緑色の熱転υ記録用インクリボンとした。ワードプロセ
ッサーに熱転写プリンター用ワードプロセッサー用紙を
セットし、通常の黒色熱転γメリボンを用いて文書を印
字した。
次いでインクリボンカセットを上記で得た黒味黄緑色の
熱転写記録用インクリボンのカセットをセットし、上記
黒色の印字部分と重なるようにして、別の文字や数字或
いは縦、横、斜めのストライブ状の模様、縦長や横長の
矩形の模様、円や楕円の模様等を黄緑色に打出した。文
書の黒色文字は明瞭に肉眼で容易に読めた。
これを乾式電子写真複写機で複写して得た複写物は、文
書の文字の部分に重なるようにして黒味黄緑色の印字部
分が黒色となって複写され、その部分の文字は肉眼では
判読不能であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)任意の基材上に有色の情報を記録するにあたり、
    該情報の記録中若しくはその前後に記録面の少なくとも
    一部を黒味緑色に着色することを特徴とする記録の複写
    防止方法。(2)着色方法が印刷、塗布、含浸、貼付、
    加熱、加圧、電磁波、電磁界、衝撃或いは接触等の作用
    による請求項1に記載の複写防止方法。 (3)着色を緑色色素と黒色色素との混合物によるか或
    いは緑色色素及び黒色色素により任意の順序で行なう請
    求項1に記載の複写防止方法。
JP63091756A 1988-04-15 1988-04-15 複写防止記録方法 Expired - Fee Related JPH0820828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091756A JPH0820828B2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 複写防止記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091756A JPH0820828B2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 複写防止記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01263686A true JPH01263686A (ja) 1989-10-20
JPH0820828B2 JPH0820828B2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=14035384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63091756A Expired - Fee Related JPH0820828B2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 複写防止記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820828B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487742U (ja) * 1977-12-05 1979-06-21
JPS58118682A (ja) * 1982-01-09 1983-07-14 Yoshiro Nakamatsu 複写できぬ被写体
JPS58158674A (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 Azona Kk 複写防止用紙

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487742U (ja) * 1977-12-05 1979-06-21
JPS58118682A (ja) * 1982-01-09 1983-07-14 Yoshiro Nakamatsu 複写できぬ被写体
JPS58158674A (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 Azona Kk 複写防止用紙

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0820828B2 (ja) 1996-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3873034T2 (de) Verfahren zur herstellung eines dokumentes, welches wenigstens zum teil durch photokopieren nicht reproduzierbar ist.
EP0480952B1 (en) Document security method and system
JPH06219037A (ja) 不法な複写に対して安全対策が講じられた基質およびその製造法
JPS6392486A (ja) 印刷物およびその製造方法
CN102854762A (zh) 用于产生安全色粉基图像的系统和方法
JP2004053884A (ja) 真贋判定機能を付与することができる転写箔
US8437044B2 (en) Method and device for controlling differential gloss and print item produced thereby
JP2732343B2 (ja) 記録方法
JP3355292B2 (ja) 複写防止記録方法
JPS6135985A (ja) 印刷物の製造方法
JPH01263686A (ja) 複写防止記録方法
JPS6391283A (ja) 印刷物およびその製造方法
KR101345874B1 (ko) 복사 방지용 보안용지 및 이의 제조방법
JP2000225770A (ja) 偽造防止方法
JP2900221B2 (ja) 磁気記録媒体
JP4016707B2 (ja) 像変化機能を有する媒体
JPH01188386A (ja) 記録方法
JPH09254519A (ja) 複写防止印刷物
JP2999354B2 (ja) 偽造防止用インキおよび偽造防止印刷物
JP4722406B2 (ja) 印刷物の製造方法及びグラビア印刷システム
JPH0569146B2 (ja)
JP2579272B2 (ja) 記録方法
JP2001039004A (ja) 複写偽造防止多色印刷熱転写記録型磁気券紙
JP2001039003A (ja) 熱転写記録型磁気券紙
JP2001353989A (ja) 偽造防止性定期乗車券記録媒体及び定期乗車券

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees