JPH01262624A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

Info

Publication number
JPH01262624A
JPH01262624A JP63091953A JP9195388A JPH01262624A JP H01262624 A JPH01262624 A JP H01262624A JP 63091953 A JP63091953 A JP 63091953A JP 9195388 A JP9195388 A JP 9195388A JP H01262624 A JPH01262624 A JP H01262624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
light
polarized light
reticle
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63091953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2569713B2 (ja
Inventor
Takechika Nishi
健爾 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP63091953A priority Critical patent/JP2569713B2/ja
Priority to US07/335,428 priority patent/US4952815A/en
Publication of JPH01262624A publication Critical patent/JPH01262624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569713B2 publication Critical patent/JP2569713B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7065Production of alignment light, e.g. light source, control of coherence, polarization, pulse length, wavelength

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路製造用の投影露光装置における
位置合わせ装置、特に合焦装置に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体集積回路の製造におけるリソグラフィー工程にお
いて主に用いられるステップ・アンド・リピート方式の
縮小投影型露光装置、所謂ステッパーは、マスク或いは
レチクル(以下、レチクルと呼ぶ)に形成された回路パ
ターンを投影レンズを介して感光基板(以下、ウェハと
呼ぶ)上に露光する。この際、レチクルの回路パターン
の投影像をウェハ上に正確に結像しないと、ウェハ上で
はボケだパターンが形成され解像不良という問題が生じ
る。また、このようなステッパーには一般に大きな開口
数(N、A、 )を有する投影レンズが用いられるが、
最近ではサブ・ミクロン程度で形成される回路パターン
の最小線幅に対応して開口数(N、A、)がさらに増大
し、投影レンズの実用焦点深度は非常に小さくなってい
る。このため、所期の特性を満足する半導体集積回路を
得るには、投影レンズの結像面とウェハ表面とを正確に
一致させる必要がある。この合焦機能を有する装置とし
ては、例えば本願出願人が先に出願した特開昭60−1
68112号公報に開示されているような装置がある。
この種の装置ではレチクル上の第1マークを検出すると
共に、・ウェハ上の第2マークを投影レンズを介して検
出する、所謂スルー・ザ・レンズ(TTL)方式の光学
系を設け、第1マークに対してはこの光学系を調整して
焦点合わせを行い、その後第2マークに対してはウェハ
と投影レンズとの間隔を光軸方向に変化させて焦点合わ
せを行うように構成されている。従って、レチクルとウ
ェハとは投影レンズに関して共役に維持され、ウェハ上
にはレチクルの回路パターンの投影像が常に合焦状B(
ベストフォーカス)で投影される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の装置ではウェハと投影レンズと
の間隔を光軸方向に変化させて焦点合わせを行う場合、
ウェハを投影レンズの光軸方向に例えばΔnずつ移動さ
せ、TTL方式の光学系を用いて各位置毎に第2マーク
のマーク像のコントラスト検出を行う必要がある。また
、TTL方式の光学系とレチクルとの焦点合わせを行う
場合も、同様に複数回計測を行わなければならず、焦点
合わせに時間がかかりスループットが低下するという問
題点があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、高精度、
短時間で焦点合わせを行うことができる合焦装置を備え
た投影露光装置を得ることを目的としている。
〔課題を解決する為の手段〕
かかる問題点を解決するため本発明においては、Y軸方
向に伸びて形成された光透過性のマークFMx(矩形の
透明窓)を有する基準パターンとしてのフィデューシャ
ル・マークFMが設けられた基準部材10と、基準部材
10に関して投影レンズ6と反対側のウェハステージ7
内に配置され、フィデューシャル・マークFMを裏面か
ら照明する照明系としてのファイバー11を各種アライ
メント系のチエツクのために有すると共に、レチクルR
のパターン領域Paに形成された回路パターンを投影レ
ンズ6を介してウェハW上に投影露光する装置において
、投影レンズ6の瞳面と略共役になるようにファイバー
11の端面に設けられ、マークFMxのエツジ方向(Y
軸方向)と交差する第1方向(X軸方向)に関してファ
イバー11からの照明光の偏光特性を異ならせる偏光手
段としての偏光フィルター12と;マークFMxを透過
した光のうち、投影レンズ6を介してレチクルRのパタ
ーン領域Paに付随して形成されたマークRMx (十
字マーク)に遮られることなくレチクルRを通過する照
明光の光路中に配置され、この光路中を通る照明光を第
1偏光(P偏光)と第2偏光(S偏光)とに分割する偏
光分割手段としての偏光ビームスプリッタ−15と;P
偏光を受光する第1光!検出手段としての第1デイテク
ター16と;S偏光を受光する第2光電検出手段として
の第2デイテクター17と;第1デイテクター16の出
力信号と第2デイテクター17の出力信号とに基づいて
、レチクルRと基準部材10との間の光路長を変化させ
るtlIU手段としての主制御装置!30とを設ける。
〔作用〕
本発明では、投影レンズの光軸に対する主光線の傾き(
以下、テレセン傾きと呼ぶ)を有する光束に対して、投
影レンズに関してレチクルとウェハステージ上の基準部
材との共役関係を崩すと、投影レンズのレチクル側焦点
位置ないし結像位置がレチクルのパターン面において投
影レンズの光軸方向と直交するX軸、Y軸方向にシフト
することを用いている。そこで、偏光フィルターにより
偏光特性が異なるP偏光とS偏光(常光線と異常光線)
とに2分割される照明光をフィデューシャル・マークに
照射し、このフィデューシャル・マークの投影像でレチ
クルアライメントマークを走査する。そして、レチクル
アライメントマークに遮られることなくレチクルを通る
照明光を、偏光ビームスプリッタ−によってP偏光とS
偏光とに分割し、それぞれ第1デイテクター、第2デイ
テクターで受光されるように構成している。従って、ウ
ェハステージをX方向に1回走査させるだけで、レチク
ルと基準部材との投影レンズの光軸方向の位置ずれ量(
デフォーカス量)を算出して焦点合わせが行われるため
、焦点合わせに要する時間を短縮することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。第1
図は本発明の第1の実施例による合焦装置を有するステ
ッパーの概略的な構成を示す図である。
第1図において、不図示の露光用の照明光源はg線、i
線等のレジストを感光するような波長(露光波長)の照
明光を発生し、この照明光はフライアイレンズ1及びビ
ームスプリッタ−2を通った後、ミラー3を介してコン
デンサーレンズ4に至り、レチクルステージ5に保持さ
れるレチクルRのパターン領域Paを均一な照度で照明
する。ここで、第2図に示すようにレチクルRにはレチ
クルアライメントマークRMとして、パターン領域Pa
に付随して透明窓にクロム層で形成される十字マークを
有するマークRM X SRM Y 1、RMyzが投
影レンズ6の露光フィールドIF内に設けられている0
両側若しくは片側テレセンドリンクな投影レンズ6は、
レチクルRのパターン領域Paに描かれた回路パターン
、またはレチクルアライメントマークRMの像を、レジ
ストが塗布されたウェハW上に投影する。但し、レチク
ルアライメントマークRMは不図示のレチクルブライン
ドによって、実素子露光時には遮光されるこトモある。
ウェハWは不図示のウェハホルダー(θテーブル)を介
してウェハステージ7上に設けられ、ウェハステージ7
のX方向の位置はレーザ干渉計8と、ウェハステージ7
上に設けられた平面鏡8mとにより検出される。また、
ウェハステージ7上には焦点合わせ、ベースライン計測
等を行う際に用いられるフィデューシャル・マークFM
を備えたガラス基板等の基準部材10が、ウェハWの表
面位置と略一致するように設けられている。この基準部
材10にはフィデューシャル・マークFMとして、焦点
合わせ等に用いられるY軸、X軸方向に伸びた光透過性
のスリ7)パターンである矩形状のマークFMx、FM
yと、オフ・アクシス方式のウェハ・アライメント系1
9等の位置検出等に用いられる光反射性のクロム層で凸
凹により形成された回折格子マークとが設けられている
。フィデューシャル・マークFMはファイバー11を用
いて基準部材10の下へ伝送されたg線、iwA等の照
明光(露光光)によって、レンズ13とミラー14を介
して下方(ウェハステージ7内部)から照明される。こ
こで、第3図に示すようにP偏光のみを通すフィルター
12pと、S偏光のみを通すフィルター123から成る
偏光フィルター12は、ファイバー11の端面に偏光フ
ィルター12の分割方向がマークFMxのエツジ方向(
Y軸方向)と直交、即ち分割方向がX軸方向と一致し、
かつ投影レンズ6の瞳面と略共役になるように設けられ
ている。このため、フィデューシャル・マークFMはテ
レセン傾きθ1を持つP偏光と、テレセン傾きθ2を持
つS偏光から成る照明光によって照明されることになる
さて、フィデューシャル・マークFMを透過した光は、
投影レンズ6を介してレチクルRのパターン面にフィデ
ューシャル・マークFMの投影像を結像する。さらに、
レチクルアライメントマークRMに遮られることなくレ
チクルRを透過した光は、ビームスプリッタ−2等を介
して偏光ビームスプリッタ−15に入射してP偏光とS
偏光とに分割され、それぞれ第1デイテクター16と第
2デイテクター17により受光されるように構成されて
いる。オフ・アクシス方式のウェハ・アライメント系1
9はY方向に伸びたスポット光(シートビーム)をウェ
ハW上に形成された所定の回折格子マーク(ウェハマー
ク)等に照射し、ウェハステージ7をX方向に微動させ
てウェハマークのX方向の位置を検出する。また、投影
レンズ6の結像面に向けてピンホール或いはスリットの
像を形成するための結像光束11を斜めに照射する照射
光学系20aと、その結像光束11のウェハW表面での
反射光束12を受光する受光光学系20bとから成る斜
入射光方式の焦点検出系20が設けられている。この焦
点検出系20の構成等については、例えば本願出願人が
先に出願した特開昭60−168112号に開示されて
いるので説明は省略するが、ウェハW表面の基準面に対
する上下方向の位置を検出してウェハWと投影レンズ6
の結像面との合焦状態を検出するものである。主制御装
置30は第1デイテクター16の出力信号と第2デイテ
クター17の出力信号に基づいて、ウェハステージ7の
投影レンズ6の光軸方向(Z方向)の位置制御を行う他
に、ウェハ・アライメント系19、焦点検出系20等を
含む装置全体の動作を統括制御する。さらに、主制御装
置30での演算値や各種アライメント系で検出された位
置ずれ量等に応じてウェハステージ7の駆動部9等に所
定の駆動指令を出力する。
次に、本実施例のように構成された装置の動作について
説明する。第1図において、まず主制御装置30はファ
イバー11からの照明光のP偏光とS偏光のテレセン傾
きθ1、θ2を検出する。
そこで、ウェハステージ7をZ方向に移動して基準部材
lOを、焦点検出系20を用いて所定位置(座標値Z、
)に位置決めした後、基準部材10をファイバー11に
より伝送された照明光で下方から照明し、投影レンズ6
を介してレチクルRのパターン面にマークFMxの投影
像FMx’を結像させる0次に、第4図(a)に示すよ
うに投影像FMx’がマークRMxのY軸方向に伸びた
矩形状マーク部を相対的にX方向に走査するように、ウ
ェハステージ7をX方向に微動させる。この際、マーク
RMxに遮られることなくレチクルRを透過した光は、
コンデンサーレンズ4、ミラー3及びビームスプリッタ
−2を介して、偏光ビームスプリンター15に入射する
。そして、偏光ビームスプリッタ−15において照明光
はP偏光とS偏光とに分割され、それぞれ第1デイテク
ター16と第2デイテクター17とによって受光される
この際、投影像FMx’とマークRMxとが合致した時
にレチクルRを通過する光量が最も少なくなり、順次そ
のずれに応じて光量が増加する0次に、P偏光とS偏光
はそれぞれ第1デイテクター16と第2デイテクター1
7により光電変換され、この光電信号は波形処理装置1
8へ出力される。
この波形処理装置18において光電信号がレーザ干渉計
8によるウェハステージ7の位置信号に同期して処理さ
れ、第4図(b)に示すような波形信号S、 、s2を
主制御装置30に出力する。この波形信号S、 、S!
において、位置aがP偏光による投影像FMX’とマー
クRMxとが合致した位置、位置すがS偏光による投影
像FMx’とマークRMxとが合致した位置である。そ
こで、主制御装置30はこの位置aSbのX方向の位置
を検出し、その値を座標値xp1、xSIとして記憶す
る。
次に、ウェハステージ7をZ方向に移動して基準部材1
0を、焦点検出系20を用いて所定位置(座標値Zz)
に位置決めした後、上述と同様の動作で座標値Z2にお
いてマークRMxと投影像FMx’が合致する位置を検
出し、その値を座標値X p 2 、X s 2として
記憶する。この結果得られたZ方向の位置(焦点位置)
と合致位置との関係を第4図(C)に示す。第4図(C
)において、直線の傾きはそれぞれP偏光とS偏光のテ
レセン傾きθ1、θ2に対応しているので、主制御装置
30はこの傾きからテレセン傾きθ1、θ2を算出して
記憶する。尚、テレセン傾きθ1、θ之の検出では精度
向上の点から、上述と同様の動作、即ち任意の焦点位置
においてマークRMxと投影像FMx’が合致する位置
の検出を複数回行い、その結果得られた直線の平均的な
傾きからテレセン傾きθ菰、θ2を算出して記憶してお
くと良い。
さて、主制御装置30は焦点合わせを行うため、まずウ
ェハステージ7をZ方向に移動して基準部材lOの表面
を、焦点検出系20を用いて所定の基準位置く座標値Z
n)に位置決めする。そして、テレセン傾きθI、θ2
の検出動作と同様にファイバ−11で伝送された照明光
で下方からマークFMxを照明し、その投影像FMx’
がマークRMxのY軸方向に伸びた矩形状マーク部を相
対的にX方向に走査するようにウェハステージ7をX方
向に微動する9次に、マークRMxに遮られることなく
レチクルRを通過した照明光をビームスプリッタ−2等
を介して偏光ビームスプリンター15に入射させてP偏
光とS偏光に分割し、第1デイテクター16、第2デイ
テクター17で受光する。波形処理装置18は第1デイ
テクター16、第2デイテクター17の光電信号と、レ
ーザ干渉計8からの位置信号とに基づいて、第4図(b
)に示した波形信号と同様な波形信号を検出し、主制御
装置30へ出力する。主制御装置30は、この波形信号
からマークFMxの投影像FMx’とマークRMxとが
合致した位置Xpn、Xsnを、第5図に示すように検
出する。第5図で直線f(θ、)、f (θ2)は第4
図の動作で予め求められている特性である。次に、この
合致した位置のずれ量ΔX(八X−Xpn−Xsn)と
、テレセン傾きθ1、θ之に基づいて、以下の式(1)
からレチクルRと基準部材10とのデフォーカス量ΔZ
を算出する。
jan(θ1+02) 次に、投影レンズ6に関してレチクルRと基準部材10
とが共役となるように、主制御装置!30は焦点検出系
20の位置(座標値Zn)での検出値がΔZだけ変化す
るように、駆動部9を介してウェハステージ7をZ軸方
向にデフォーカス量Δ2だけ移動させる。これより、レ
チクルRと基準部材lOとが投影レンズ6に関して共役
な位置にセットされ、基準部材10表面と投影レンズ6
の結像面、即ちウェハW表面と結像面とが正確に一致し
、Z方向の位置合わせ(焦点合わせ)が終了する。
次に、ウェハWにレジストの厚みムラ等が生じている場
合の焦点合わせについて述べる。そこで、まず主制御装
置30は投影レンズ6の結像面に位置する基準部材IO
を用いて焦点検出系20の焦点位置の補正(キャリブレ
ーション)を行う、ここで、焦点検出系20のキャリブ
レーションについては、例えば本願出願人が先に出願し
た特開昭60−168112号に開示されているので簡
単に説明する。まず、照射光学系20aはスリット開口
、平行平板ガラス(プレーンパラレル)等を介して斜め
方向から平行光束を基準部材10上に照射し、基準部材
10上にスリット像を結像する。
そして、受光光学系20bは基準部材10から反射した
平行光束を振動ミラー、スリット板等を介して光電検出
器により受光する。この際、受光光学系20bにおいて
、スリット像は振動ミラーによってスリット板上を一定
の振幅で往復移動し、光電検出器の受光面上での振動中
心の位置は基準部材10のZ方向の位置に応じてシフト
する。そこで、スリット板上でのスリット像の振動中心
がスリット開口と一致するように平行平板ガラスの角度
を調整して固定する。これより、Z方向の基準部材10
表面、即ち投影レンズ6の結像面を零点基準とする焦点
検出系20のキャリブレーションが終了する。尚、ウェ
ハステージ7をデフォーカス量ΔZだけZ方向に移動さ
せて座標値Z会に位置決めした基準部材10を用いるの
ではなく、デフォーカス量ΔZを検出した位置の基準部
材10 (座標値Zn)を用い、デフォーカス量ΔZだ
けオフセントが生じるように平行平板ガラスの角度を調
整し、焦点検出系20のキャリブレーションを行っても
良い。
次に、ウェハステージ7を所定の露光開始位置まで移動
し、ウェハWを位置決めした後に露光を開始する。そこ
で、主制御袋W、30は焦点検出系20を用いて、ウェ
ハW上の露光領域のZ方向の位置を検出する。そして、
この位置と零点基準との差が零となるように、焦点検出
系20の出力信号に基づいてウェハステージ7を2方向
に移動させる。これより、レチクルRの回路パターンの
投影像は合焦状B(ベストフォーカス)でウェハW上の
露光領域に投影され、焦点ずれによる解像不良等が発生
することなく露光が行われる0次に、ウェハステージ7
を所定量だけステッピングさせた後、同様に焦点検出系
20による焦点合わせを行ってからウェハW上にレチク
ルRの回路パターンを転写する。このように焦点検出系
20による焦点合わせを露光領域毎に行うことにより、
レジストの厚みムラ等による解像不良等の発生が防止さ
れ、ウェハW全面で常に合焦状態で露光が行われる。
尚、本実施例では投影レンズ6の瞳面と略共役となるよ
うに、ファイバー11の端面に偏光フィルター12を設
けていたが、特にファイバーである必要はな(このファ
イバー11を用いずに別の手段を用いても良い0例えば
、投影レンズ6の瞳面と共役な位置に配置される偏光フ
ィルター12上に照明光源の像が結像されるように、リ
レー光学系、ミラー等を用いて照明光を引き回しにより
基準部材10の下へ伝送することによって、フィデュー
シャル・マークFMを照明するように構成しても良い、
また、同様にマークRM)I、 、RMy2のY軸方向
に伸びた矩形状のマーク部を用い、その位置におけるデ
フォーカス量Δ2を検出すれば、投影レンズ6の像面傾
斜等を求めることができる。
かくして本実施例によれば、ウェハステージ7を1回走
査させるだけで、絶対値なデフォーカス量ΔZが検出さ
れるため、焦点合わせに要する時間を短縮することがで
き、常に合焦状態(ベストフォーカス)で露光を行うこ
とができる。
以上の通り本発明の一実施例においては、予めテレセン
傾きθ1、θ之を求めていたが、第4図(C)に示した
直線の交点は、第5図と同様に投影像FMx’の像シフ
トが生じない位置、即ちレチクルRと基準部材10との
デフォーカス量ΔZが零となる位!(合焦位置)を表し
ている。従って、テレセン傾きθ弧、θ2の検出と並行
して、この合焦位置から求めたデフォーカス量ΔZに基
づいてウェハステージ7をZ方向に移動すれば、上述の
実施例と同様に焦点合わせを行うことができることは明
らかである。
また、オフ・アクシス方式のウェハ・アライメント系1
9のマーク検出中心位置と、レチクルR上の基準点(レ
チクルアライメントマーク等)の投影像の位置との相対
的位置関係、所謂ベースラインの計測を行う際、レチク
ルアライメントマークRMの位置計測に用いるファイバ
ー11からの照明光の主光線が、製造誤差等により投影
レンズ6の光軸に対して傾いて焦点が正確に合わされて
いない状態では、計測された位置にオフセットが生じる
ため、焦点合わせを行ってからベースライン計測を行う
必要があった。しかし、本実施例による合焦装置を用い
れば焦点合わせを行うと同時に、ベースライン計測、即
ちレチクルアライメントマークRMの位置を検出するこ
とができることは明らかである。例えば、上述の実施例
と同様に所定の基準位置(座標値Zn)において、マー
クFMxの投影像FMx’でマークRMxOY軸方向に
伸びた矩形状マーク部を走査する。この際、波形処理装
置18によって検出される波形信号から求めた投影像F
Mx’とマークRMxとが合致する位置Xpn、Xsn
と、テレセン傾きθ1、θ2から第5図に示したような
グラフが検出される。ここで、第5図において直線f 
(θ1)、f(θ2)の交点は、第4図(C)と同様に
合焦位置(座標値Z・)を表しているので、この合焦位
置に基づいて検出されるデフォーカス量ΔZ(ΔZ=Z
・−Zn)だけウェハステージ7をZ方向に移動すれば
、焦点合わせを行うことができる。
さて、合焦位置(座標値Z・)と共に検出される交点の
座標値X、は、合焦位置において投影像FMx’とマー
クRMxとが合致する位置を表している。つまり、デフ
ォーカス量ΔZの検出と同時に焦点ずれによる検出誤差
を含むことなく正確なマークRMxの位置を検出するこ
とができ、ベースライン計測の前に焦点合わせを行う必
要がなくなる。従って、このように検出されるマークR
MXの位置と、基準部材10上に形成された回折格子マ
ークを用いて検出されるウェハ・アライメント系19の
検出中心位置とからベースラインが計測され、ベースラ
イン計測に要する時間も短縮することができる。
さらに、本実施例では第2図に示した投影レンズ6の露
光フィールドIF内に配置されるマークRMxのY軸方
向、即ちサジタル方向(以下、S方向と呼ぶ)に伸びた
矩形状マーク部を用いて、その位置でのデフォーカス量
Δ2を検出していた。
ここで、本実施例のようにマークRMxのS方向に伸び
た矩形状マーク部を用いてデフォーカス量ΔZを検出す
る場合と、X軸方向、即ちメリデイオナル方向(以下、
M方向と呼ぶ)に伸びたマークRMxの矩形状マーク部
を用いてデフォーカス量Δ2を検出する場合とでは、投
影レンズ6の非点収差によって投影レンズ6のレチクル
側の光軸方向の結像位置が異なり、S方向に伸びた矩形
状マーク部のみを用いたデフォーカス量ΔZの検出では
オフセットが生じ得る。そこで、第3図に示した偏光フ
ィルター12の分割方向が座標系XYO面内で45度だ
け傾(ように、偏光フィルター12をファイバー11の
端面に設ける。そして、マークFMxの投影像でマーク
RMxのS方向に伸びた矩形状マーク部を1回X軸方向
に走査してデフォーカス量ΔZsを検出し、同様にマー
クFMyの投影像でマークRMxのM方向に伸びた矩形
状マーク部を1回Y軸方向に走査してデフォーカス量Δ
Zmを検出する。この結果に基づいて所定の基準位置(
座標値Zn)におけるデフォーカス量ΔZを求めるよう
に構成すれば、投影レンズ6の非点収差によるオフセッ
トの発生を防止することができる。また、第6図に示す
ように4分割された互いに対向する象限に遮光部12a
、12bを設けた偏光フィルターを用いれば、偏光フィ
ルター12を45度傾けて用いた場合と同様の効果を得
ることができるのは明らかである。
また、本実施例では偏光フィルター12を用いていたが
、例えば第7図に示すように投影レンズ6の瞳面と略共
役な位置に、レチクルRを透過した照明光を空間的に分
割する、即ち瞳像HtをX軸方向に関して波面分割する
光学部材M3を設け、この2分割された光束をそれぞれ
ディテクターが受光するように構成すれば、マークRM
x、RMy1、RMy2のY軸方向に伸びた矩形状マー
ク部を用い、各位置でのデフォーカス量ΔZを検出する
ことができ、偏光フィルター12を用いずとも同様の効
果を得られることは明らかである。或いは、上述の光学
部材Msの代わりに瞳面と略共役な位置に4分割受光素
子を設け、4分割受光素子がレチクルRを透過した照明
光をX軸方向に関して2分割して受光し、それぞれ光電
検出するように構成しても、同様の効果を得ることがで
きる。
さらに、上述の光学部材Msが瞳像Htを座標系XYの
X軸またはY軸に対して45度傾いた方向に関して2分
割するように、光学部材Msを座標系XYの面内で45
度傾け、投影レンズ6の瞳面と略共役な位置に設ければ
、例えばマークRMxのX軸、Y軸方向に伸びた各矩形
状マーク部を用い、その位置でのデフォーカス量ΔZを
デフォーカス量ΔZs、62mから求めることができ、
偏光フィルター12を用いず計測を行う場合においても
、投影レンズ6の非点収差によるオフセットの発生を防
止することができる。また、第8図に示すようにレチク
ルアライメントマークとして、座標系XYにおいてマー
クRM’をレチクル中心RCに関して45度回転させた
位置に設けた場合、フィデエーシャル・マークFMを透
過した照明光は、マークRM’においてレチクル中心方
向(S方向)と同心円の接線方向(M方向)との2方向
についてのテレセン傾きを考慮する必要がある。
従って、マークRM’を透過した照明光を受光する上述
した光学部材Msと2つのディテクターから成る受光光
学系を、瞳像MLをそれぞれS方向、M方向、即ち座標
系XYに対して45度傾いた方向に関して2分割して受
光するように2組配置し、例えばマークFMxの投影像
でマークRM’のY軸方向に伸びた矩形状マーク部を走
査するように構成すれば、偏光フィルター12を用いず
とも、1回の走査で検出されるデフォーカス量ΔZs、
62mに基づいて、その位置でのデフォーカス量ΔZを
検出することができ、非点収差によるオフセットの発生
も防止することができる。
〔発明の効果) 以上のように本発明によれば、ウェハステージを1回走
査させるだけでデフォーカス量が検出されるため、焦点
合わせに要する時間を短縮することができる。また、フ
ィデューシャル・マークの投影像とレチクルアライメン
トマークとの合致する位置が、ウェハステージのステッ
ピング精度に依存することなく計測されるので、デフォ
ーカス量を精度良く検出することができ、高精度の焦点
合わせを行うことができる。さらに、デフォーカス量を
検出する際にレチクルアライメントマークの位置も同時
に検出されるため、ベースライン計測に要する時間を短
縮することができると共に、照明光のテレセン性や焦点
位置等に依存することなく計測が行われるため、高精度
のベースライン計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による合焦装置を有する
ステッパーの概略的な構成を示す平面図、第2図はレチ
クルの概略的な構成を示す平面図、第3図は偏光フィル
ターの概略的な構成や配置の説明に供する図、第4図(
a)はフィデューシャル・マークの投影像がレチクルア
ライメントマークを走査する際の説明に供する図、第4
図(b)はウェハステージの位置信号と同期して第1、
第2デイテクターの光量変化を検出する時に得られる波
形信号を表す図、第4図(C)はテレセン傾きの検出の
説明に供する図、第5@はデフォーカス量の検出及びベ
ースライン計測の説明に供する図、第6図は偏光フィル
ターの構成の一例を示す図、第7図は波面分割を行う光
学部材の概略的な配置の説明に供する図、第8図はレチ
クルの構成の一例を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  所定形状の光透過性の基準パターンを有する基準部材
    と、該基準部材に関して投影光学系と反対側に配置され
    、前記基準パターンを照明する照明系とを有し、マスク
    に形成されたパターンを前記投影光学系を介して感光基
    板上に投影露光する装置において、 前記基準パターンのエッジ方向と交差する第1方向に関
    して前記照明系からの光束の偏光特性を異ならせる偏光
    手段と;前記基準パターンから前記投影光学系を介して
    前記マスクを通過する前記光束の光路中に配置され、前
    記光束を第1偏光と第2偏光とに分割する偏光分割手段
    と;前記第1偏光を受光する第1光電検出手段と;前記
    第2偏光を受光する第2光電検出手段と;前記第1光電
    検出手段の出力信号と前記第2光電検出手段の出力信号
    とに基づいて、前記マスクと前記基準部材との間の光路
    長を変化させる調整手段とを備えたことを特徴とする投
    影露光装置。
JP63091953A 1988-04-14 1988-04-14 投影露光装置 Expired - Fee Related JP2569713B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091953A JP2569713B2 (ja) 1988-04-14 1988-04-14 投影露光装置
US07/335,428 US4952815A (en) 1988-04-14 1989-04-10 Focusing device for projection exposure apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091953A JP2569713B2 (ja) 1988-04-14 1988-04-14 投影露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01262624A true JPH01262624A (ja) 1989-10-19
JP2569713B2 JP2569713B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=14040943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63091953A Expired - Fee Related JP2569713B2 (ja) 1988-04-14 1988-04-14 投影露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569713B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331369A (en) * 1991-09-20 1994-07-19 Hitachi, Ltd. Method of forming patterns and apparatus for carrying out the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331369A (en) * 1991-09-20 1994-07-19 Hitachi, Ltd. Method of forming patterns and apparatus for carrying out the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2569713B2 (ja) 1997-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4952815A (en) Focusing device for projection exposure apparatus
US5985495A (en) Methods for measuring image-formation characteristics of a projection-optical system
US5521036A (en) Positioning method and apparatus
JP2606285B2 (ja) 露光装置および位置合わせ方法
US6057908A (en) Exposure condition measurement method
US5721605A (en) Alignment device and method with focus detection system
US5907405A (en) Alignment method and exposure system
JPH04225212A (ja) 投影露光装置、並びに投影露光方法、及びその投影露光方法を用いたデバイス製造方法、及びそのデバイス製造方法により製造されたデバイス
JP2000081320A (ja) 面位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP2000012445A (ja) 位置検出方法及び装置、並びに前記装置を備えた露光装置
JP3531227B2 (ja) 露光方法および露光装置
JP2000299276A (ja) 露光装置
JPH06120116A (ja) ベストフォーカス計測方法
JPH01262624A (ja) 投影露光装置
JPH10172900A (ja) 露光装置
JP3003990B2 (ja) 投影露光方法、投影露光装置及び回路製造方法
JPH10141915A (ja) 投影露光装置及び方法
JPH09266149A (ja) 投影露光方法及び面位置検出方法
JPH08306620A (ja) 投影露光装置
JPH07321030A (ja) アライメント装置
JPH088204B2 (ja) 投影露光装置
JPH09119811A (ja) 位置合わせ装置、露光装置及び露光方法
JP3218475B2 (ja) 露光方法及び露光装置
JPH10289871A (ja) 投影露光装置
JP2730096B2 (ja) 投影露光装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees