JPH01262272A - 二輪車のスタンド起立装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｌ１ニ匹且■ユ１ 本発明は、自動二輪車等の前後車輪のいずれかを地面よ
り浮かして車体を保持するメインスタンドの起立装置に
関するものである。

【】」Ｌ且 車体重量の大きい自動二輪車をメインスタンドを起立さ
せながら持ち上げ保持させるには、相当な力を要し、操
作人の負担が極めて大きい。

そこで流体圧シリンダを利用してメインスタンドの起立
の補助をさせる例（特開昭６０−１８４６７号公報）が
提案されている。

回倒は第１図に図示するように起立スタンド０１が車体
下部の枢軸０２に枢支されており、同起立スタンド０１
の先端近傍には足踏アーム０３が側方に張り出すように
して後方に突設されている。

そして足踏アーム０３の端部踏面に自己復帰型の足踏ス
イッチ０４が突出している。

また起立スタンド０１の後方の斜め上方には流体圧シリ
ンダ０５が枢支軸０６を介して支持されており、そのピ
ストンロッド０５ａの先端が起立スタンド０１の中央部
より後方に突設されたアーム０７にビン０８を介して回
動自在に連結されている。

同第１図は起立スタンド０１の起立状態を図示するが、
流体圧シリンダ０５の駆動でピストンロッド０５ａが上
方に引込まれると、起立スタンド０１は枢軸０２を中心
に後方に揺動し倒伏状態となる。

倒伏状態から起立させるにはまず足踏アーム０３の踏面
を軽く踏込むと足踏スイッチ０４が作動して流体圧シリ
ンダ０５を駆動させる。

起立に必要な圧力を（ｑるには若干の時間を要し所定圧
力に達したときに作業者は足踏アーム０３の踏面を強く
踏み下げるとともに手で車体を引き上げれば、流体圧シ
リンダ０５の補助力によって起立スタンド０１を軽く起
立させることができる。

゛し　へと　る・ しかるに起立スタンド０１は流体圧シリンダ０５のピス
トンロッド０５ａの伸縮によって行われるのでそのスト
ロークが長くエネルギー消費が大きく、かつ起立・倒伏
に時間を要する。

また起立スタンド０１がピストンロッド０５ａを係合し
ているので起立スタンド０１が起立状態において起立ス
タンド０１は抵抗なく自由に揺動できる状態にはなく、
よって運転者が起立スタンド０１によっで保持された二
輪車に乗ってスタンデインゲスタートさせることはでき
ない。

・　　　′　るための　　および− 本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とす
る処は、メインスタンド脚部が接地するまでは人力によ
り、接地後車体を持ち上げ保持させるのは駆動手段によ
り行うように作業を分担して行い、操作人の負担を軽く
するとともにエネルギー消費を少なくしかつスタンデイ
ンゲスタートが可能な二輪車のスタンド起立装置を供す
る点にある。

すなわち本発明は、車体下部に一端を枢支されたメイン
スタンドの起立により車体を保持するスタンド装置にお
いて、メインスタンド脚部先端に若干の揺動を許して支
持されたペダルアームと、同ペダルアームを一方向に付
勢する付勢手段と、メインスタンド脚部を起立可能な駆
動手段と、同駆動手段とメインスタンド脚部との間の動
力伝達を接離可能な接続手段と、前記ペダルアームを前
記付勢手段に抗して揺動させたときに前記接続手段を接
続状態とする動作伝達手段と、前記ペダルアームを前記
付勢手段に抗して揺動させたときに動作し前記駆動手段
を駆動させるスイッチング手段とを備えた二輪車のスタ
ンド装置である。

メインスタンドを起立させるときは、ペダルアームに足
を掛は踏込むことにより、脚部が接地するまでは軽く揺
動でき、接地後は付勢手段に抗してペダルアームのみが
若干揺動し、駆動手段とメインスタンド脚部との間の接
続手段を接続状態とするとともにスイッチング手段を動
作して駆動手段を駆動させるのでメインスタンド脚部は
駆動手段により揺動起立されて車体が保持される。

したがってメインスタンドの負荷の小さい揺動過程は人
力により、負荷の大きい揺動過程は駆動手段により起立
作業を分担して行っているので、操作人の負担は軽く、
エネルギー消費も少なくかつ短時間に起立作業を行うこ
とができる。

またメインスタンドが起立されペダルアームから足を離
すと、前記接続手段が離脱状態となり、メインスタンド
脚部は揺動が自由となるので、スタンデインゲスタート
が可能である。

支−流一旦 以下第２図ないし第６図に図示した本発明に係る一実施
例について説明する。

第２図は本発明によるスタンド起立装置の配置位置を例
示した自動二輪車の概略側面図で、１は前輪、２は後輪
、３はメインフレーム、４はダウンチューブである。

メインスタンド５は車体重心より後方でダウンチューブ
４の後方下端部にブラ゛ケット６を介して枢支されてい
る。

７はスタンドスプリングで、メインスタンド５は走行中
はこのスタンドスプリング７によって後方へ向った跳上
げ位置に倒伏され保持される。

なおメインスタンドは車体重心より前方位置例えばダウ
ンチューブ４の前方下端部に取付けるようにしてもよい
。

第３図はメインスタンド５の一部欠截側面図であり、第
４図および第５図は該メインスタンド５の基端部および
先端部それぞれの一部欠截斜視図である。

左右１対のダウンデユープ４の後方下端部に設けられた
ブラケット６はそれぞれ前後左右を側壁で囲われた箱状
をなしており、かかる両ブラケット６間にメインスタン
ドシャフト１０が支承されている。

ブラケット６内のメインスタンドシャフト１０には筒状
をなしたスタンド基端部材１１の後方に膨出して水平方
向に指向した円筒部１１ａが嵌着されており、同スタン
ド基端部材１１の筒内に円筒状のスタンド脚部材１２が
嵌入固着されている。

スタンド脚部材１２の先端部には筒開口を蓋うようにス
タンド足部材１３が固着されていて、同スタンド足部材
１３はつま先部が上方に弯曲していて折返し部１３ａが
形成されている。

そしてスタンド脚部材１２に前端部開口１４ａを口過さ
れてペダルアーム１４が支持されており、同ペダルアー
ム１４は横長の上壁と左右両側壁からなり内部が中空で
あり、土壁の前端側に前記間口１４ａが穿設されていて
、前記スタンド足部材１３が上方よりペダルアーム１４
によって覆われる形となっている。

ペダルアーム１４の後端部にペダル１５が固着されてい
る。

したがってメインスタンドシャフト１０が回動すること
により、スタンド基端部材１１を介してスタンド脚部材
１２．スタンド足部材１３．ペダルアーム１４、ペダル
１５が一体に揺動する。

メインスタンドシャフト１０には左側ブラケット６の内
側の側壁寄りに扇形のギア２０が嵌着されている。

ブラケット６の両側壁間にメインスタンドシャフト１０
と平行に回転軸２１が回動自在に架設されており、同回
転軸２１にウオームホイール２２が外側のブラケット側
壁寄りにｔＳ着されていて、ブラケット６の後壁に固定
されたモータ２３の駆動軸に嵌着されウオーム２４と該
ウオームホイール２２とが噛合している。

また回転軸２１には一部にスプライン溝２５が形成され
、同スプライン溝２５にスライドギア２６が若干の遊び
を有してスプライン嵌合されており、同スライドギア２
６は回転軸２１に巻装されたコイルスプリング２７によ
って外側方へ付勢されている。

同コイルスプリング２７に抗してスライドギア２６が内
側方へ摺動すると前記メインスタンドシャフト１０に嵌
着された扇形ギア２０に噛合するようになっている。

かかる回転軸２１の下方において略前後方向に指向して
支持された枢軸２８に折曲部を枢支されてＬ字状に折曲
されたシフトフォーク２９が設けられている。

同シフトフォーク２９は上方に指向した一方の側体の上
端部が中央部を切込まれて２又に分岐し枝部２９ａが形
成されており、スライドギア２６の外側方において分岐
した枝部２９ａがスプライン溝２５を下方より挟むよう
に遊嵌されている。

シフトフォーク２９の他方の略水平方向に指向した側体
にはケーブル３０のケーブルインナー３０ａの一端が固
着されており、同側体の先端部の下方所定位置にはリミ
ットスイッチ３１がＲ５されており、同リミットスイッ
チ３１の作動ビン３１ａは上方に向いてシフトフォーク
２９の側体先端部が当接できるようになっている。

シフトフォーク２９の一側体に一端を固着されたケーブ
ル３０は下方に延出してスタンド基端部材１１の内側切
欠部よりスタンド基端部材１１の内部に嵌挿され、さら
にスタンド脚部材１２の内部を通ってペダルアーム１４
にまで至っており、同ケーブル３０のケーブルインナー
３０ａがスタンド先端側へ引張られていない状態では第
４図に図示するように、スライドギア２６はコイルスプ
リング２７に付勢されて外側方に位置して扇形ギア２０
とは噛合しておらず、よってスタンド脚部材１２等は自
由に揺動可能である。

そしてケーブル３０のケーブルインナー３０ａがスタン
ド先端側へ引張られるとシフトフォーク２９は枢軸２８
を中心に揺動し、その上端技部２９ａがコイルスプリン
グ２７に抗してスライドギア２６を内側方に摺動して扇
形ギア２０と噛合わせるとともに、他方の側体がリミッ
トスイッチ３１の作動ビン３１ａを作動してオン状（ぶ
とし、同すミットスイッヂ３１のオン動作により図示さ
れない駆動回路に基づきモータ２３が駆動し、スタンド
脚部材１２を揺動することができる。

次にスタンド脚部材１２の先端部の構造について第５図
に基づき説明する。

スタンド脚部材１２の先端に固着されたスタンド足部材
１３の折返し部１３ａの折返し上面には左右に１対の軸
受３５が突設され、同軸受３５間に枢＠３６が架設され
、その軸受３５から左右へ突出した枢＠３Ｇの両端部に
ペダルアーム１４の前端における左右側壁が枢着されて
いて、したがってペダルアーム１４は上壁の開口１４ａ
をスタンド脚部材１２に貫通され枢軸３６によって支持
されており、スタンド脚部材１２に貫通された開口１４
ａの余裕分だけ枢軸３６を中心に摺動することができる
。

そして枢軸３６にはクリップスプリング３７が巻装され
て、その一端はスタンド足部材１３の折返し部１３ａに
穿設された孔を通ってスタンド足部材１３の上面に沿っ
て延出し、他端はスタンド脚部材１２のわきを通ってペ
ダルアーム１４の内部をその上壁に沿ってペダル１５側
に延出しており、同クリップスプリング３７によってペ
ダルアーム１４は第５図において後端を上方に付勢して
いる。

スタンド脚部材１２の先端近傍の側壁には縦長の長孔１
２ａが穿設されており、ペダルアーム１４の側壁内面か
ら突設されたフック３８が該長孔１２ａを量適してスタ
ンド脚部材１２の内部に突出している。

そしてスタンド脚部材１２の内部を通ってきた前記ケー
ブル３０のケーブルアウター３０ｂの端部がスタンド起
立装置１２の内面に把持金具３９によって固定され、ケ
ーブルアウター３０ｂより突出したケーブルインナー３
０ａの端部が前記フック３８に固着されている。

したがって第５図に示す状態でペダル１５が踏込まれペ
ダルアーム１４がクリップスプリング３７に抗して枢軸
３６を中心にスタンド脚部材１２に対して相体的に揺動
するとペダルアーム１４と一体のフック３８がケーブル
３０のケーブルインナー３０ａを下方へ引張ることにな
る。

またペダル１５から足をｌＩｌすと、クリップスプリン
グ３７によりペダルアーム１４は元の状態に復帰する。

本実施例のスタンド起立装置は以上のような構造をして
おり、以下その動作を説明する。

まず第３図において一点鎖線で図示するようにメインス
タンド５が後方に跳上げ倒伏状態にあるときは、扇形ギ
ア２０とスライドギア２６とは噛合しておらず、スタン
ド脚部材１２の揺動は自由の状態でスタンドスプリング
７によってメインスタンド５は倒伏状態を維持している
。

スタンド脚部材１２は揺動が自由でスタンドスプリング
７によってのみ維持されているのでスタンド脚部材１２
を操作人がペダル１５に足を掛は踏み込むとスタンド脚
部材１２を軽く揺動することができる。

このときペダルアーム１４のスタンド脚部材１２に対す
る相対位置はクリップスプリング３７によって維持され
る。

こうしてスタンドｌ１１部材１２の先端のスタンド足部
材１３が地面に接すると第６図に鎖線で示すような状態
となる。

ここでさらにペダル１５を踏込むと、スタンド脚部材１
２はスタンド足部材１３の地面との接地で姿勢を維持し
たまま、ペダルアーム１４のみが枢軸３６を中心に若干
下方へ揺動し、したがってケーブル３０のケーブルイン
ナー３０ａを引くことになる。

ケーブルインナー３０ａが引かれると、シフトフォーク
２９が揺動してスライドギア２６を摺動し扇形ギア２０
と噛み合わせると同時にリミットスイッチ３１をオンす
る。

したがってモータ２３が駆動して、ウオーム２４゜回転
軸２１．スプライン溝２５．スライドギア２６．扇形ギ
ア２０を介してモータ２３の駆動はメインスタンドシャ
フト１０に伝達され、モータ２３の力によって以後スタ
ンド脚部材１２は起立されていく。

車体を持ち上げ、後輪２を浮かせて完全にスタンド脚部
材１２が起立させた状態が第３図で２点鎖線で示す状態
であり、ここでペダル１５から足を離せば、クリップス
プリング３７の力によってペダルアーム１４は後端が跳
上がり元の状態（第３図において実線で示した状態）に
復帰する。

同時にスライドギア２６を摺動させていたシフトフォー
ク２９へのケーブルインナー３０ａの引張りがなくなる
ので、スライドギア２６はコイルスプリング２１の力に
より元の外側方に摺動されて扇、形ギア２０との噛合を
脱すると同時にリミットスイッチ３１はオフしてモータ
２３の駆動を停止しスタンド脚部材１２は自由な揺動を
確保して若干の傾きをもって起立状態を維持し車体を安
定保持する。

走行を開始するときは、車体を保持状態からそのまま押
し出せばスタンド脚部材１２は揺動自在の状態にあるこ
とから容易に揺動し、後輪２が接地しスタンド脚部材１
２が傾き第６図の鎖線で示すような状態になると、以後
はスタンドスプリング７が働いてスタンド脚部材１２を
後方に跳上げ第３図に１点鎖線で示すような倒伏状態と
することができる。

このように車体を前方に押し出すだけでメインスタンド
５を跳上げることができるのでスタンデインゲスタート
が可能である。

以上のように本実施例では、メインスタンド５の起立時
には、スタンド足部材１３が接地するまでのあまり力を
要しない過程は足の踏込みにより行い、以後車体を持ち
上げ保持するまでの力を要する過程はモータ２３により
行なうよう作業を分担しているので操作人の負担は軽く
、エネルギー消費も少なく、かつ短時間にメインスタン
ド５を起立し車体を保持させることができる。

またメインスタンド５を倒伏させるには車体を前方に押
し出すだけでよくスタンデインゲスタートが可能である
。

メインスタンド５の起立時には足の踏込みのみ行ないメ
インスタンド５の倒伏時には車体を押し出すだけでよい
ので、操作人は煩られしい作業を一切する必要がなく極
めて便利である。

次に第２の実施例について第７図に基づき説明する。

回倒も自動二輪車の車体下部でダウンチューブ５０に取
付けられたスタンド装置であり、メインスタンドシャフ
ト５２がダウンチューブ５０より垂設された１対のブラ
ケット５１間に回動自在に支承され、メインスタンドシ
ャフト５２に互いに拡開してスタンド脚部材５３が溶着
されている。

右側のスタンド脚部材５３の中央部に側方に向けてフッ
ク５４が固着され、ダウンチューブ５０の所定位置に固
着されたフックと前記フック５４間にスタンドスプリン
グ５５が架設されている。

左側のスタンド脚部材５３の所定位置において前後方向
に指向した枢軸５８に設けられ、同枢軸５８に中央部を
枢支されて揺動部材５６が設けられている。

同揺動部材５６は、枢支部より斜め後方で外側方に延出
したペダルアーム５６ａと枢支部よりスタンド脚部材５
３に沿ってメインスタンドシャフト５２に向って延出し
たシフトフォーク５６ｂとから成り、一方のペダルアー
ム５６ａの先端にはペダル５７が固着され、他方のシフ
トフォーク５６ｂの先端は２又に分岐してメインスタン
ドシャフト５２にＭ嵌している。

かかる揺動部材５６は枢軸５８に巻装されたクリップス
プリング６５によってペダルアーム５６ａを上方へシフ
トアーム５６ｂをスタンド脚部材５３側へ付勢している
。

メインスタンドシャフト５２においてシフトアーム５６
ｂの遊嵌部より内側にストッパー５９がＦＭ看されて、
外側には摺動自在に扇形ギア６０がスプライン嵌合され
ており、同扇形ギア６０はスプリング（図示せず）によ
って内側方に付勢されている。

一方ダウンチューブ５０に添設されてモータ６１が設け
られており、ギアボックス６２を介して左右水平方向に
指向した駆動軸先端に駆動ギア６３が嵌着されており、
同駆動ギア６３は扇形ギア６０と噛合可能な位置にある
。

またブラケット５１の下方位置にはリミットスイッチ６
４が設けられており、その内側方に向いた作動ビン６４
ａが扇形ギア６０の側面に当接可能に位置している。

本例は以上のように構成されているので、揺動部材５６
に力が加えられていないとき、すなわちペダル５７に足
が掛けられていないときは、第７図に図示するように扇
形ギア６０と駆動ギア６３とは噛み合ってはおらず、し
たがってスタンド脚部材５３は自由に揺動可能な状態に
ある。

スタンド脚部材５３が倒伏されているとき、およびスタ
ンド脚部材５３が起立して車体を保持しているときは、
かかる状態にある。

そしてスタンド脚部材５３を倒伏から起立させようとし
て足をペダル５７に掛は踏み込み、スタンド脚部材５３
の先端が地面に接すると、ペダル５７の踏込みはペダル
アーム５６ａを枢軸５８を中心に揺動じ、したがってシ
フトアーム５６ｂが扇形ギア６０を外側方に摺動させて
駆動ギア６３と噛み合わせると同時にリミットスイッチ
６４をオンさせる。

よってモータ６１が駆動して、駆動ギア６３．扇形ギア
６０を介してスタンド脚部材５３がさらに起立されて車
体を持ち上げ保持する。

そしてペダル５７より足を離せばクリップスプリング６
５によってペダルアーム５６ａは若干上昇し、扇形ギア
６０も図示されないスプリングによって内側方に摺動し
て駆動ギア６３との噛み合いを外しリミットスイッチ６
４もオフし、モータ６１の駆動を停止する。

スタンド脚部材５３が起立し車体を保持した状態でスタ
ンド脚部材５３は自由な揺動が確保されているのでスタ
ンデインゲスタートも可能である。

以上のように本実施例は前記実施例と同じように動作す
るので同様の効果が得られるものである。

次に第３の実施例について第８図に基づき説明する。

何例はメインスタンドの起立を前記実施例の如く、人力
とモータとが分担して行なう場合と完全に人力で行なう
場合と切替え可能とした例である。

第８図は要部のみ図示したものであり、ダウンチューブ
（図示せず）に突設されたブラケット７０にメインスタ
ンドシャフト７１が支承されメインスタンドシャフト７
１にスタンド脚部材７２が基端部において固着されてい
る。

スタンド脚部材７２の所定位置に設けられた枢軸７３に
ペダルアーム７４が枢支され、同ペダルアーム７４はク
リップスプリング７６によって上方向に付勢され、ペダ
ルアーム７４の先端にはペダル７５が固着されている。

ペダルアーム７４の枢軸７３より内側方に突出した部分
に一端を係合されて連結棒７７がスタンド脚部材７２の
後側面に沿って延設されその他端はシフトフォーク７８
の端部に係合されている。

シフトフォーク７８は１字状をなし、その折曲部を前後
方向に指向した支軸（図示されないがスタンド脚部材７
２に突設されたブラケット７２ａに設けられる支軸）に
枢支されてメインスタンドシャフト７１の侵方に位置し
、内側方に延出した一方の側体の端部に連結棒７１の一
端が係合され、他方に延出した側体はメインスタンドシ
ャフト７１を囲むように端部が口字状に折曲されている
。

同コ字状部分７８ａより外側方に扇形ギア７９がメイン
スタンドシャフト７１にスプライン嵌合されている。

そしてシフトフォーク７８の口字状部分７８ａと扇形ギ
ア７９との間に突出可能に摺動ビン８０がコイルスプリ
ング８１に付勢されて設けられている。

摺動ビン８０はケーブル８２のケーブルインナー８２ａ
の一端に接続されており、ケーブル８２は左ハンドル８
３のグリップ８４まで配設されてグリップ８４の基端部
において支軸８５に枢支された操作レバー８６の一部に
ケーブルインナー８２ａの他端が固着されている。

通常操作レバー８６が押されていないときは摺動ビン８
０はコイルスプリング８１に付勢されてシフトフォーク
７８と扇形ギア７９との間に突出してシフトフォーク７
８の揺動を禁止しているが、操作レバー８６が矢印方向
に押されると、ケーブルインナー８２ａが引かれコイル
スプリング８１に抗して摺動ビン８０が引込まれるので
シフトフォーク７Ｂの揺動を自由とすることができる。

なお第８図では扇形ギア７９に噛合する駆動ギアおよび
モータ、リミットスイッチ等は省略しであるがこれらの
装置は略前記第２実施例と同様に配設されている。

本実施例は以上のように構成されているので、操作レバ
ー８６を押さないときは、摺動ビン８０によリシフトフ
ォーク７８の揺動が禁止されているのでペダルアーム７
４ち揺動ぜず、したがってスタンド脚部材７２を起立し
、車体を持ち上げ維持する全工程を人力で行なうことに
なる。

操作レバー８６を押しているときは摺動ビン８０が引込
まれてシフトフォーク７８は揺動が自由となるのでペダ
ル７５に足を掛は踏込み、スタンド脚部材１２の先端が
接地すると、ペダルアーム７４が揺動し、連結棒７７を
介してシフトフォーク７８が揺動し、扇形ギア７９を１
習動じ、図示されない駆動ギアに噛合し、リミットスイ
ッチをオンしてモータによりスタンド脚部材７２が起立
される。

すなわち前記実施例と同様に動作し、同様の効果が得ら
れる。

以上本実施例では完全に人力でメインスタンドを起立さ
せる場合と、人力とモータとを併用してメインスタンド
を起立させる場合とを操作レバー８６の操作によって簡
単に切換えられるので、バッテリーが上がってしまった
ときなどき簡単に対処できる。

次に第４の実施例について第９図および第１０図に基づ
き説明する。

同側はスタンド脚部が２つ折れになるもので、基本的構
成は前記第１実施例と略同様である。

ダウンチューブ９０の後端部に箱状のブラケット９１が
溶着されており、内部をメインスタンドシャフト９２が
貫通支持されていて、同メインスタンドシャフト９２に
はスタンド基端部材９３が嵌着され、同スタンド基端部
材９３に端部が若干嵌入されてスタンド脚部材９４がビ
ン９５によって後方に揺動自在に枢着されている。

そして同スタンド脚部材９４の所定位置にビン９７によ
って一端を枢支され、他端をビン９８によってブラケッ
ト９１の後方に膨出した端部に枢支されて連結アーム９
６が設けられている。

スタンド脚部材９４の先端部は前記第１実施例と同様ス
タンド足部材９９が固着され、後端部にペダル１０１が
設けられたペダルアーム１００がスタンド脚部材９４に
略直角にクリップスプリング１０２に付勢されて支持さ
れている。

またブラケット９１の内部にはメインスタンドシャフト
９２に平行に回転棒１０３が設けられ、これにスライド
ギア１０４がスプライン嵌合され、メインスタンドシャ
フト９２に嵌着された扇形ギア１０５と噛合可能となっ
ている。

さらに回転棒１０３にはウオームホイール１０６がＦＭ
着され、モータ１０８の駆動軸に嵌着されたウオーム１
０７と噛合している。

回転棒１０３の下方に枢支されたＬ字状のシフ１〜フオ
ーク１０９の一端が回転棒１０３に遊ｉ茨され他端には
ケーブル１１０のケーブルインナー１１０ａの一端が固
着され、このケーブル１１０はスタンド基端部材９３．
スタンド脚部材９４の内部を通ってスタンド脚部材９４
の先端部においてケーブルインナー１１０ａの端部はペ
ダルアーム１００に突設されたフック１１１に固着され
ている。

なおシフトフォーク１０９の下方のリミットスイッチは
図示されていない。

本実施例は以上のように構成されていて、スタンド基端
部材９３とスタンド脚部材９４とはビン９５を支点に折
れ曲がり、スタンド基端部材９３はメインスタンドシャ
フト９２を中心に揺動し、スタンド脚部材９４はビン９
８を中心に揺動可能な連結アーム９６に係合されている
のでスタンドの倒伏状態では第９図に２点鎖線で図示す
るようにスタンド基端部材９３とスタンド脚部材９４が
折れてスタンド脚部材９４は略水平となりペダルアーム
１００は略鉛直方向に指向して倒伏する。

したがって倒伏時はメインスタンド全体が小さくまとま
って収納されるので邪魔になることもなく、また車体レ
イアウトの自由度を大きくすることが可能である。

スタンドを起立させるときは、前記第１実施例と同様に
ペダル１０１に足を掛は踏込み、スタンド足部材９９が
地面に接すると第１０図に鎖線で示す状態となり、さら
に踏み込むと、ペダルアーム１ｏ。

が揺動して実線で示す状態となり、ケーブル１１０のケ
ーブルインナー１１０ａを引張るのでシフトホーク１０
９が揺動してスライドギア１０４と扇形ギア１０５とが
噛合すると同時にリミットスイッチがオンしてモータ１
０８を駆動してスタンド基端部材９３を揺動起立させて
いく。

このときスタンド脚部材９４は連結アーム９６に案内さ
れてスタンド基端部材９３に対してビン９５を中心に相
対的に揺動し、折り曲げられた部分を伸ばすようにして
起立し車体を持ち上げて第９図に２点鎖線で示す状態と
なる。

足をペダル１０１より離すと、ペダルアーム１００の後
端はクリップスプリング１０２によって上方に若干揺動
されて実線で示す完全起立状態とし車体を保持する。

ペダルアーム１００の揺動でシフトフォーク１０９も揺
動しスライドギア１０４と扇形ギア１０５との噛合は外
されスタンド基端部材９３は揺動が自由な状態となって
いる。

したがってスタンデインゲスタートが可能である。

以上のように本実施例では人力とモータとを併用してメ
インスタンドを効率良く起立させ車体を保持させること
ができ、またスタンデインゲスタートも可能で前記第１
実施例と同様の効果を得られるとともにスタンド倒伏時
には小さくまとめられて収納されるので邪魔になること
もなく、車体レイアウトの自由度も大きくすることがで
きる。

ｌ旦夏匁１ 本発明は、メインスタンド起立時には人力と駆動手段と
を併用しているので操作人の負担は軽くエネルギー消費
も少なく、かつ短時間に起立作業ができる。

またスタンデインゲスタートが可能で便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスタンド装置の要部側面図、第２図は本
発明に係る第１実施例のスタンド起立装置の配置位置を
例示した自動二輪車の概略側面図、第３図は同スタンド
起立装置の一部欠截側面図、第４図は該メインスタンド
の基端部の一部欠截斜視図、第５図は同メインスタンド
の先端部の一部欠截斜視図、第６図は同メインスタンド
の起立途中の状態を示す要部側面図、第７図は第２実施
例のスタンド起立装置の一部欠截斜視図、第８図は第３
実施例のハンドル部およびスタンド起立装置の一部欠截
斜視図、第９図は第４実施例のスタンド起立装置の一部
欠截側面図、第１０図は同実施例のスタンドの起立途中
の状態を示す要部側面図である。 １・・・前輪、２・・・後輪、３・・・メインフレーム
、４・・・ダウンチューブ、５・・・メインスタンド、
６・・・ブラケット、７・・・スタンドスプリング、１
０・・・メインスタンドシャフト、１１・・・スタンド
基端部材、１１ａ・・・円筒部、１２・・・スタンド脚
部材、１２ａ・・・長孔、１３・・・スタンド足部材、
１３ａ・・・折返部、１４・・・ペダルアーム、１５・
・・ペダル、２０・・・扇形ギア、２１・・・回転軸、
２２・・・ウオームホイール、２３・・・モータ、２４
・・・ウオーム、２５・・・スプライン溝、２６・・・
スライドギア、２７・・・コイルスプリング、２８・・
・枢軸、２９・・・シフトフォーク、３０・・・ケーブ
ル、３１・・・リミットスイッチ、３１ａ・・・作動ビ
ン、３５・・・軸受、３６・・・枢軸、３７・・・クリ
ップスプリング、３８・・・フック、３９・・・把持金
具、５０・・・ダウンチューブ、５１・・・ブラケット
、５２・・・メインスタンドシャフト、５３・・・スタ
ンド脚部材、５４・・・フック、５５・・・スタンドス
プリング、５６・・・揺動部材、５６ａ・・・ペダルア
ーム、５６ｂ・・・シフトアーム、５７・・・ペダル、
５８・・・枢軸、５９・・・ストッパー、６０・・・扇
形ギア、６１・・・モータ、６２・・・ギアボックス、
６３・・・駆動ギア、６４・・・リミットスイッチ、６
４ａ・・・作動ピン、６５・・・クリップスプリング、 ７０・・・ブラケット、７１・・・メインスタンドシャ
フト、７２・・・スタンド脚部材、７２ａ・・・ブラケ
ット、７３・・・枢軸、７４・・・ペダルアーム、７５
・・・ペダル、７６・・・クリップスプリング、７７・
・・連結棒、７８・・・シフトフォーク、７８ａ・・・
コ字状部分、７９・・・扇形ギア、８０・・・摺動ビン
、８１・・・コイルスプリング、８２・・・ケーブル、
８２ａ・・・ケーブルインナー、８３・・・ハンドル、
８４・・・グリップ、８５・・・支軸、８６・・・操作
レバー、９０・・・ダウンチューブ、９１・・・ブラケ
ット、９２・・・メインスタンドシャフト、９３・・・
スタンド基端部材、９４・・・スタンド脚部材、９５・
・・ビン、９６・・・連結アーム、９７、９８・・・ビ
ン、９９・・・スタンド足部材、１００・・・ベダルア
ーム、１０１・・・ペダル、１０２・・・クリップスプ
リング、１０３・・・回転棒、１０４・・・スライドギ
ア、１０５・・・扇形ギア、１０６・・・ウオームホイ
ール、１０７・・・ウオーム、　１０８・・・モータ、
　１０９・・・シフトフォーク、１１０・・・ケーブル
、１１０・・・ケーブルインナー、１１１、・・・フッ
ク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体下部に一端を枢支されたメインスタンドの起立によ
   り車体を保持するスタンド装置において、メインスタン
   ド脚部先端に若干の揺動を許して支持されたペダルアー
   ムと、同ペダルアームを一方向に付勢する付勢手段と、
   メインスタンド脚部を起立可能な駆動手段と、同駆動手
   段とメインスタンド脚部との間の動力伝達を接離可能な
   接続手段と、前記ペダルアームを前記付勢手段に抗して
   揺動させたときに前記接続手段を接続状態とする動作伝
   達手段と、前記ペダルアームを前記付勢手段に抗して揺
   動させたときに動作し前記駆動手段を駆動させるスイッ
   チング手段とを備えたことを特徴とする二輪車のスタン
   ド起立装置。