JPH0126114Y2 - - Google Patents

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JPH0126114Y2
JPH0126114Y2 JP15604181U JP15604181U JPH0126114Y2 JP H0126114 Y2 JPH0126114 Y2 JP H0126114Y2 JP 15604181 U JP15604181 U JP 15604181U JP 15604181 U JP15604181 U JP 15604181U JP H0126114 Y2 JPH0126114 Y2 JP H0126114Y2
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JP
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layer
semiconductor layer
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ring
groove
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JP15604181U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、チヤネルカツト用のアニユラ構造
(annular structure)を有する半導体装置に関す
る。
第1図は従来のPnPn構造からなるプレーナ型
のサイリスタを示すものである。同図において、
1はP型シリコン基板(コレクタ)、2はn型ベ
ース層、3はP型ベース層、4はn型エミツタ
層、5はP型ベース層3上に設けられたゲート電
極、6はn型エミツタ層4上に設けられたカソー
ド電極、7はn型ベース層2の表面にリング状に
設けられたチヤネル(反転層)形成防止用のn+
型層(アニユラ・リング)、8はSiO2膜、9は素
子保護用の例えばエポキシ樹脂でなる樹脂層であ
る。なお、破線は空乏層の伸びを示している。
ところで、このようなアニユラ構造を有する半
導体装置においては、高温、高バイアス状態で放
置しておくと、メインバイアスの影響でSiO2
8及び樹脂層9中の可動電荷が図中矢印で示すよ
うに移動する。このうち負電荷はn+型層(アニ
ユラ・リング)7上を越えて移動し、その結果n
型ベース層2上のSiO2膜8中に負電荷の蓄積が
生じる。このため、従来、n型ベース層2表面が
反転してP型反転層10が形成され、逆耐圧が劣
化していた。これは、アノード・カソード間のバ
イアスを逆にした場合には上記モードが逆にな
る。
このような欠点を解消するために、従来、第2
図に示すようにSiO2膜8のn+型層(アニユラ・
リング)7上の部分を全部除去してリング状の溝
11を形成したもの、あるいは第3図に示すよう
に第2図の構造の溝11部に沿つてアルミニウム
(Al)・リング12を配設したものがある。
これらの構造においては、高温、高バイアス状
態において、SiO2膜8中を移動する負電荷が溝
11部の端面において停止されるため、n+型層
(アニユラ・リング)7を越えての負電荷の蓄積
がなくなる。従つて、n型ベース層2表面に反転
層が形成されることがなくなり、逆耐圧の劣化を
防止できる。
しかしながら、第2図の構造においては、n+
型層(アニユラ・リング)7上のSiO2膜8を部
分的に除去し、溝11を形成しただけであり、ア
ルミニウム・リングの光反射を利用した全自動ボ
ンデイングを行うことができない。また、第3図
の構造においては、全自動ボンデイングは可能で
あるが、n+型層(アニユラ・リング)7に沿つ
てアルミニウム・リング12を配設しているため
に、せん頭阻止電圧分布にバラツキを生じる。こ
のバラツキはアルミニウム・リング12の長さに
比例して大きくなる。これは、n+型層(アニユ
ラ・リング)7とアルミニウム・リング12との
間の接合部近傍の汚染、SiO2膜8のオーバーエ
ツチング、アルミニウムシンタ層の発生等が要因
となつていることが考えられ、当然その長さによ
つて不良となる率が高くなる。
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、
その目的は、全自動ボンデイングが可能で、しか
もせん頭阻止電圧分布のバラツキを減少させるこ
とが可能な半導体装置を提供することにある。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。第4図はPnPn構造のプレーナ型サイリ
スタを示すものである。同図において21はP型
シリコン基板(コレクタ)、22はn型ベース層、
23はP型ベース層、24はn型エミツタ層、2
5はP型ベース層23上に設けられたゲート電
極、26はn型エミツタ層24上に設けられたカ
ソード電極、27はn型ベース層22の表面に設
けられたリング状のn+型層(アニユラ・リン
グ)、28はSiO2膜である。
上記SiO2膜28には、n+型層(アニユラ・リ
ング)27に沿つてリング状の溝29が形成され
ている。この溝29は図中P・Q・Rで示す部分
においてはn+型層27に達する深さとなつてい
るが、その他の部分においてはn+型層27に達
しない深さ、例えばSiO2膜28の厚さの二分の
一程度となつている。つまり、溝29のうちP,
Q,R以外の場所においてはSiO2膜28が残つ
ている。そして、この溝29にはアルミニウム・
リング30が配設されている。
すなわち、この半導体装置においては、アルミ
ニウム・リング30はP,Q,Rの部分において
のみn+型層(アニユラ・リング)27と接続さ
れるようになつており、その接続長さ(面積)が
従来の全面接続に比べて大幅に減少している。従
つて、前述のせん頭阻止電圧分布のバラツキが減
少する。また、アルミニウム・リング30は第3
図の構造と同様にn+型層(アニユラ・リング)
27上の全周に渡つて配設されているため、全自
動ボンデイングが可能である。
尚、上記実施例においてはPnPn構造のサイリ
スタを例として説明したが、これに限定するもの
ではなく、他のトランジスタ、トライアツク等に
も適用できることは勿論である。
以上のようにこの考案によれば、アニユラ構造
を有する半導体装置において、アニユラ・リング
上の絶縁膜に対して一部が該アニユラ・リングに
達するような溝部を形成し、この溝部に沿つて金
属層を配設するようにしたので、全自動ボンデイ
ングが可能であると共に、せん頭阻止電圧分布の
バラツキを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ従来の半導体装置
の素子構造を示す断面図、第4図はこの考案の一
実施例に係る半導体装置の斜視図である。 21……P型シリコン基板、22……n型ベー
ス層、23……P型ベース層、24……n型エミ
ツタ層、27……n+型層(アニユラ・リング)、
28……SiO2膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第一の半導体層を有する半導体基体と、前記第
    一の半導体層の表面近傍にリング状に設けられた
    該半導体層と同一導電型でかつ該半導体層より高
    濃度の第二の半導体層と、前記半導体基体上に設
    けられた絶縁膜と、前記絶縁膜の前記第二の半導
    体層に沿つた領域に一部が該第二の半導体層に達
    し、残りの部分は該第二の半導体層に達しないよ
    うに形成された溝部と、該溝部に沿つて配設され
    た金属層とを具備したことを特徴とする半導体装
    置。
JP15604181U 1981-10-20 1981-10-20 半導体装置 Granted JPS5860951U (ja)

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JP15604181U JPS5860951U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 半導体装置

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JP15604181U JPS5860951U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 半導体装置

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JPS5860951U JPS5860951U (ja) 1983-04-25
JPH0126114Y2 true JPH0126114Y2 (ja) 1989-08-04

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JP7030568B2 (ja) * 2018-03-09 2022-03-07 新電元工業株式会社 半導体装置

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JPS5860951U (ja) 1983-04-25

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