JPH01260789A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明は高周波誘導加熱調理器に関するもので、特にそ
の温度制御に関する。

口）従来の技術 誘導加熱コイルから発せられる高周波交番磁界により鍋
等の調理具を誘導加熱する誘導加熱調理器において、例
えば特開昭５３−１４４０４１号のように調理具の温度
を検知しながら加熱コイルからの交番磁界出力を制御し
て調理具の温度を台（２）から圧接されたサーミス１（
３）により、被加熱物の温度を検知し、このサーミスタ
（３）での検知レベルと予め定められた設定レベルを比
較し、その出力で加熱コイル（Ｈ）から発せられる高周
波交番磁界の出力を制御していた。

ハ）発明が解決しようとする課題 ところがこうした誘導加熱調理器の温度制御では、温度
検知手段となるサーミスタは被加熱物である調理具の温
度のみならず、誘導加熱コイル等の調理器内のｔＸ部品
の熱の影響を受ける。この為、例えば水の沸騰温度を検
知して、誘導加熱調理器の動作を停止せしめるような誘
導加熱調理器に於ては、１回、２回、３回・・・と云っ
たように連続して湯沸しを行う時、水の沸騰時に於ける
サーミスタ電圧が第３図実線（７人）で示す如く、上昇
する。即ち１回目の沸騰時はサーミスタ電圧がＶＡ１．
２回目はＶＡ２．３回目はＶＡ３の如く上昇する。従、
てサーミスタ検知電圧が７人１の時水が沸騰したものと
して加熱停止させると、２回目以降に於ては水が充分沸
騰する前に加熱が停止する等の不都合がある。

二）課題を解決するための手段 本発明はこづした点に鑑みて為されたものであシ天板裏
面に接して設けられ、上記調理具の温度を検知する第１
の温度検知手段と、上記天板裏面とは離間されて設けら
れ調理器の内部温度を検知する第２の温度検知手段と、
これ等温１、第２の温度検知手段の検知出力により上記
加熱コイルからの高周波交番磁界出力を制御する制御手
段とを設けている。

ホ）作　用 第２の温度検知手段での検出レベルに応じて、調理器内
の電気部品の発熱による第１の温度検知手段の温度上昇
が補正され、正確な調理具の温度検知が為される。

（へ）実施例 第１図は本発明誘導加熱調理器のサーミスタ取付状態を
示す断面図、第２図は本発明誘導加熱調理器の温度制御
回路の回路図であって、（４）はガラスセラミック等か
らなる天板を示し、鍋の載置面となる。（５）はこの天
板（４）直下の加熱コイル台（６）上に設けられた誘導
加熱コイル、（７）は上記天板（４）上に配置された被
加熱物である金属性の鍋或いはやかん等の調理具、（８
）は加熱コイル台（６）中央部から天板（４）８面にバ
ネで圧接された第１のサーミスタ、（９）は加熱コイル
台（６）の周端部に設けられた第２のサーミスタであっ
て、加熱コイル（５）からの輻射熱や調理器の器内温度
を検知する。顛は上記第ペアンプを示し、その出力ＶＤ
はコンパレータａυのｅ入力端子に入力されている。ま
た、この；ンバレータα１１の■入力端子には例えば沸
騰検知のたハ 記コンパレータαｌ）からの出力ｖＯを受けて下段のイ
ンバータ回路０３を制御し、加熱コイル（５）への高周
波電流の供給、停止を制御する。

このような誘導加熱調理器において、動作開始時は第１
、第２のサーミスタ（８）（９）の検知温度は等しく、
ＶＡ　ＶＢは等しい状態になる。このため、オペアンプ
Ｑｌ出力ＶＤはＯＶとなっている。従。

て、コンパレータαＤは■入力端子の電圧ＶＣの方が高
く、その出力は°Ｈ′となる。このため制御回路α２は
インバータ回路α３を動作させ、加熱コイル（５）から
高周波交番磁界が発生され、調理具（７）が誘導加熱さ
れる。これにともない第１のサーミスタ（８）は天板（
４）を介して調理具（７）の温度を検知するが、誘導加
熱コイル（５）からの輻射熱を受けたり。

誘導加熱コイル（５）からの交番磁束により誘導加熱さ
れたシする。一方、第２のサーミスタ（９）は誘導加熱
コイル（５）からの輻射熱を受けるとともに、この加熱
コイル（５）からの交番磁束により誘導加熱される。従
って、オペアンプ（１０）からの出力ＶＤとしては■ム
ーＶＢ、即ち、調理具（力による温度上昇分のレベルだ
けが出力される。そしてこうしたＶＤが予め沸騰レベル
に対応する定められた設定レベルＶＣＫ達すると、コン
パレータａｌｌ出力は°Ｌ・レベルになり、制御回路ａ
２はインバータ回路ａ３の発振を停止する。続けて、異
なる調理具（７）に水を入れて、加熱をした場合、調理
器の内部温度が上昇していて、第１のサーミスタ（８）
による分圧電圧ＶＡが高くなつているがオペアンプａω
によ勺第２のサーミスタ（９）による分圧電圧ＶＢで補
正される。

このため、コンパレータ（１３１で判別される沸騰検知
も正確に行われる。

尚、こうして、調理具（力を複数回連続して加熱したと
きの各点の電圧を第３図に示す。

ト）発明の効果 以上述べた如く、本発明誘導加熱調理器は、天板に接し
て設けられた第１の温度検知手段と、天板裏面と離間し
た第２の温度検知手段を設け、これ等、第１、第２の温
度検知手段により、調理器内温度に依らず正確に調理具
温度の検知が行える。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明誘導加熱調理器の要部断面図、第２図は
回路ブロック図、第３図は電圧波形図、第４図は従来の
誘導加熱調理器の要部断面図である。 （４）・・・天板、（５）・・・誘導加熱コイル、（６
）・・・加熱コイル台、（７）・・・調理具、（８）・
・・第１のサーミスタ、（９）・・・第２のサーミスタ
、ａｏ・・・オペアンプ、αＤ・・・コンパレータ、（
１２１・・・制御回路、（１３１・・・インバータ回路
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）誘導加熱コイルから供給される高周波交番磁界によ
   り、調理具載置板となる天板を介してこの加熱コイルに
   近接配置された調理具を誘導加熱する誘導加熱調理器に
   おいて、上記天板裏面に接して設けられ、上記調理具の
   温度を検知する第１の温度検知手段と、上記天板裏面と
   は離間されて設けられ調理器の内部温度を検知する第２
   の温度検知手段と、これ等第１、第２の温度検知手段の
   検知出力により上記加熱コイルからの高周波交番磁界出
   力を制御する制御手段と、を有して成る誘導加熱調理器
   。