JPH01260449A - 感光材料処理機用乾燥装置 - Google Patents

感光材料処理機用乾燥装置

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JPH01260449A
JPH01260449A JP8951888A JP8951888A JPH01260449A JP H01260449 A JPH01260449 A JP H01260449A JP 8951888 A JP8951888 A JP 8951888A JP 8951888 A JP8951888 A JP 8951888A JP H01260449 A JPH01260449 A JP H01260449A
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JP
Japan
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photosensitive material
drying
film
temperature
drying device
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Application number
JP8951888A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Tanaka
康信 田中
Tomoyuki Takigami
知之 滝上
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は処理液で処理(例えば、現像、定着、水洗など
)されて湿潤した感光材料を乾燥する感光材料処理機用
乾燥装置に関する。
[従来の技術] 感光材料は感光材料処理機で処理した後は処理液の一部
や水洗水の水分(以下水分という)を多く含み湿潤状態
、すなわち該感光材料に水分が付着及び含有され又は水
分を含有した状態となっている。
この湿潤状態で感光材料を乾燥部内へ搬送されると、感
光材料に付着及び含有され、又は含有された水分が乾燥
部内へ持ち込まれ乾燥部内の湿度が高くなる。このため
、一定の搬送速度で搬送させながら乾燥している場合に
は乾燥部の乾燥効率が悪くなり未乾燥となる。また未乾
燥としないために、搬送速度を遅くすると乾燥時間が長
くなり、乾燥に時間がかかる。
あるいは、乾燥風の温度を上昇させることにより、未乾
燥状態になるのを防ぐようにする必要があるが、極端に
乾燥風温度を上げた場合には、後述する如き過乾燥の状
態になり、感光材料の非可逆的伸縮が生ずる、という問
題がある。
上記の如き問題点を解決するために従来乾燥部内へ搬送
される前に複数組の対の挟持搬送ローラで感光材料を挟
持搬送しながうスクイズすることにより、感光材料の表
面に付着している水分を絞り取るようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが対のローラ間で感光材料を押圧挟持して水分を
絞り取った後にも感光材料にはまだ水分が感光材料の表
面に付着残存したり、感光材料の内部に含有されており
、感光材料の温度は低温状態となっている。
このため所定の乾燥温度に制御された乾燥風を上記の如
き状態の感光材料に吹きつけて乾燥を行なうと、上記の
如き水分の蒸発により、潜熱がうばわれて乾燥部内温度
が低下すると共に、蒸発した水分によって乾燥部内の相
対温度が上昇することによって、乾燥部の乾燥効率が低
下することがある。
さらにこの乾燥部の温湿度の変化によって感光材料は未
乾燥の状態になり、乾燥後の感光材料を露光時の作業環
境温湿度下に放置しても乾燥後の感光材料の寸法と露光
時の寸法とに差が生じ種々の弊害が生じる。
すなわち、第7図に示されるように感光材料81はポリ
エチレンテレフタレート製のフィルムベース(以下PE
Tベースという)83とこのPETベース83の一方の
面に塗布された乳剤層85と、他方の面に塗布されゼラ
チンと染料からなるバッキング層87とで構成されてい
る。
この感光材料81 (以下フィルムという)は−般の物
質と同様に熱、水分によって寸法が変化することが知ら
れている。ただし、フィルム81への露光時のフィルム
寸法(第8図P点)と乾燥後のフィルム寸法(第8図A
点)が同一であればその中間(第8図W点で示す処理時
)において、寸法が変化しても問題はないが、第6図想
像線で示されるようにフィルム81が現像処理等で水分
を多く含むと、各層は伸びようとする。しかしその伸び
量はPETベース83とゼラチンを含む乳剤層85とバ
ッキング層87とでは異なり、乳剤層85とバッキング
層は伸び量は多く、PETベース83は少ない。このた
め実際に観測されるのはPETベース83が伸びた状態
である。すなわち乳剤層85、バッキング層87は収縮
された状態で保持されることとなる。
この状態で次工程である乾燥が行なわれると各層はそれ
ぞれ収縮しようとする(第7図点線で示される状態)。
この場合も上記伸びの場合と同様に収縮量がそれぞれ異
なり、このため実際観測されるのはPETベース83の
収縮した状態である。
この状態では乳剤層85、バッキング層87は伸ばされ
た状態で保持されることになる。
このように、乳剤層85、バッキング層87が乾燥によ
って伸ばされると、乳剤層85、バッキング層87が本
来有していた弾性力が失われ、この状態で安定してしま
い、露光時の環境と同じ温度、湿度となっても露光時の
寸法に戻らず、露光時のフィルム寸法と誤差が生じるこ
とになる(第8図寸法G)。
本発明は上記事実を考慮して、乾燥後の感光材料の寸法
を露光時の寸法と同寸法に回復することができる。すな
わち、フィルムは最適な温湿度で乾燥すれば、周囲の環
境(湿度など)に対し伸縮できる力(つまり弾性力)を
失わず、露光時と乾燥後の寸法が異なっても同一温度の
ところに放置すれば同一寸法にすることができ、かつ乾
燥部の乾燥効率を向上することができ、感光材料処理機
用乾燥装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明は処理液で現像、処理液で処理槽後、感光材料の
表面に付着した水分をスクイズ手段によりスクイズし除
去した後に乾燥部へ搬送して乾燥させる感光材料処理機
用乾燥装置であって、最終処理槽の後流側に配置され前
記感光材料の表面へ超音波を照射して前記感光材料に付
着及び含有又は含有された水分を除去する超音波発生手
段を設けたことを特徴としている。
[作用コ 上記構成の本発明では、処理液(例えば、現像液、定着
液、水洗液など)水洗処理した後に湿潤された感光材料
は乾燥部へ搬送される。乾燥部へ搬送された感光材料は
最終処理槽の後流側に配置された超音波発生手段によっ
て超音波が照射され、これによって水分がはじきとばさ
れ、感光材料に付着している水分の少なくとも一部が除
去される。
また感光材料に付着している水分の少なくとも一部がほ
ぼ均一に除去される。
この状態で感光材料は乾燥部内で搬送されながら乾燥さ
れる。
このように本発明では感光材料を乾燥部内で搬送させな
がら超音波によって水分を予備的にほぼ均一に除去する
ので、乾燥部の乾燥効率が向上すると共に感光材料が均
一に乾燥できる。すなわち、乾燥風の温度を極端に上昇
させて感光材料に付着及び含有されている水分又は感光
材料に含有されている水分を除去する必要がなく、低い
乾燥風温度で感光材料を乾燥することができる。
従って、過乾燥による感光材料の非可逆的な伸縮を防止
することができ、かつ乾燥風の温度を必要以上に上げる
必要がないので、外気を加温して乾燥風を作るためにヒ
ータの消費電力を節約することができる。
また、感光材料に付着している水分の少なくとも一部が
、超音波が照射されることにより、感光材料の平面方向
にほぼ均一に除去されるので、感光材料はその後の乾燥
で、一部分がたるみ等の欠陥が生じることなくほぼ均一
に乾燥できる。
また、さらに作業環境下の温湿度に従って、乾燥風の温
度を制御することにより感光材料の露光時の寸法に乾燥
後の寸法を回復させることができる。
[実施例] 第1図には感光材料処理機である自動現像機10の概略
構造が示されている。
搬入口12から自動現像機10の内部へと搬送されるフ
ィルム14は案内ローラ16に案内され現像槽18、定
着槽20、水洗槽22を経て、乾燥部24へと至るよう
になっている。現像槽18、定着槽20及び水洗槽22
内には複数の案内ローラ26によって構成されるラック
28が収容され、フィルム14はこのラック28により
各種の液面から底部へと浸漬され反転されて再度液面へ
と案内されるようになっている。
また、現像槽18と定着槽20との間、及び定着槽20
と水洗槽22との間にはそれぞれ案内ローラ30が配設
され、フィルム14は順次隣接する槽へと案内されると
共に水洗槽22と乾燥部24との間にも複数のローラ対
32が配設され、フィルム14を乾燥部24へと案内し
ている。なふ、これらのローラ対32はフィルム14に
付着した水の一部をスクイズする作用をも有している。
乾燥部24には第1図縦方向に均等配列された複数の搬
送ローラ34が配設され、この搬送ローラ34の搬送力
で、フィルム14を乾燥部24の上部ら下部へと略直線
的に搬送している。乾燥部24内の下部には案内板36
が配設されフィルム14を現像機枠体10Aの第1図右
側壁方向ヘターンさせ、駆動ローラ38の搬送力により
枠対10A外側へ取り付けられたフィルム受箱40へと
収容させるようになっている。
乾燥部24内の上部搬送ローラ34間には、第6図に示
されるように超音波発振子82がフィルム140幅方向
に沿って、複数個配置されている。
超音波発振子82は、フィルム14の幅方向に沿って長
い箱形のハウジング84内に収納されている。ハウジン
グ84のフィルム14側の側壁にはスリット84Aが設
けられており、この側壁とフィルム14との間には若干
の隙間が設けられている。これによって、超音波発振子
82から発信した超音波は、スリット84Aを通過した
後フィルム14上へ照射されるようになっている。
駆動ローラ38はモータ42の駆動軸とベルト44を介
して連結され、このモータ42の駆動力で駆動ローラ3
8を回転させている。なお、自動現像機10内に配設さ
れた各ローラは図示しないチェーン又はベルト等でこの
駆動ローラ38へ連結されて同時に回転駆動されるよう
になっている。
乾燥部24にはその隔壁24Aの一部に吸気ダクト46
と排気ダクト48とが取り付けられ自動現像機10の外
部と連通されている。吸気ダクト46内にはヒータ50
とファン52が配設され、ファン52により吸気ダクト
46内へと導入される外気をヒータ50によって加熱し
た後この乾燥風を乾燥部24へと供給するようになって
いる。
排気ダクト48からは、前記乾燥風によるフィルム14
及び搬送ローラ34の乾燥後の湿った空気が自動現像機
10の外部へと排出されるようになっている。
乾燥部24内には乾燥風温度検出センサ54が配置され
、乾燥風の温度を検出するようになっている。
また自動現像機10の外側面には作業環境下の温度を検
出する作業環境温度検出センサ56と、作業環境下の湿
度を検出する作業環境湿度検出センサ58とが配設され
ている。
さらに搬入口12の近傍にはフィルム140幅方向に沿
って配列された複数個のフィルム検出器60が配設され
ている。これによってフィルム14の自動現像機10内
への挿入量が検出され、感光材料の面積が演算されるよ
うになっている。
すなわち本実施例では単位時間当りに自動現像機10に
挿入される感光材料の面積に応じて乾燥風の吹出設定温
度を変更し、最適乾燥条件になるように制御を行なうよ
うにしている。
乾燥温度検出センサ54、作業環境温度検出センサ56
、作業環境湿度検出センサ58、フィルム検出器60は
制御装置62へ接続されている。
これによって乾燥温度検出センサ54、作業環境温度検
出センサ56、作業環境湿度検出センサ58、フィルム
検出器60からの信号が制御装置62へ人力されるよう
になっている。第2図に示されるように制御装置62は
CPU64、RAM66、ROM68、入力ポードア0
、及び出力ポードア2で構成されるマイクロコンピュー
タ74と、A/D変換器76と、アナログゲート78、
ドライバ80とを備えている。
乾燥温度検出センサ54、作業環境温度検出センサ56
、作業環境湿度検出センサ58はアナログゲート78の
入力側へ接続され、A/D変換器76を介してマイクロ
コンピュータ740人カポ−ドア0へ接続されている。
またフィルム検出器60はA/D変換器76を介して入
力ポードア0へ接続されている。
モータ42、ファン52、ヒータ50、超音波発振子8
2はドライバ80を介して出力ポードア2へ接続されて
おり、マイクロコンピュータ74によって制御されるよ
うになっている。
従って乾燥部24へ供給される乾燥風の温度はマイクロ
コンピュータ74によって制御されるようになっている
。ここで乾燥部24内の温度について説明する。
乾燥風の温度は作業環境下の温度、湿度によって定めら
れるようになっている。この乾燥部24内の温度、湿度
の特性図を第4図に示す。
この特性図はフィルム14を乾燥処理する場合の作業環
境湿度に対する乾燥部24内の温度を作業環境温度毎に
示したものであり、フィルム14の乾燥温度設定時の最
適温度曲線である。この最適温度曲線に基いて、マイク
ロコンピュータ74のRAM66には、第5図に示され
るようにフィルム14を乾燥する場合における乾燥部2
4内の温度条件すなわち作業環境湿度検出センサ58に
よって検出される作業環境湿度と乾燥部24内の温度と
の関係を特定の作業環境温度に対して示すデータが記憶
されている。なお第5図のデータは一例として作業環境
温度25℃の場合を示す。
第5図において曲線Aは第4図に示した最適乾燥温度曲
線であり、この曲線Aに基づいて乾燥部24内の温度を
制御して、フィルム14を乾燥することによりフィルム
14の乾燥終了後の寸法が露光時の寸法に回復する。す
なわち、フィルム14の露光時にはフィルム14はその
含水量が作業環境の湿度(作業環境中の含水量)と平衡
状態となっているが、この最適乾燥温度曲線から求めら
れる温度になるように乾燥部24内の温度を制御してや
れば、現像、定着、水洗処理によってフィルム14が含
水した水分が除去されたときに、作業環境湿度(作業環
境中の含水量)とフィルム14の含水量とを平衡状態と
することができる。この状態を最適乾燥状態と定義する
。曲線Aはこの最適乾燥条件を実験結果等によって求め
た特性図であり、この曲線Aによって乾燥部24内の温
度を制御することにより、フィルム14を最適な乾燥状
態とすることができる。
この曲線Aよりも高い温度で乾燥された状態を過乾燥状
態と定義する。
次に曲線Bはフィルム14が外気湿度より含水1が多く
、かつフィルム14同士を重ねた場合に接着しない程度
の最低の範囲を示す最低乾燥曲線である。すなわち乾燥
部24内の温度がこの曲線Bを下回る温度ではフィルム
14同士は重ねた場合に接着してしまうが、この状態を
未乾燥状態と定義する。
従って本実施例では少なくともこの最低乾燥曲線B以上
で、かつ最適乾燥曲線A以下の温度範囲(準乾燥領域と
定義する)内で乾燥部24内の温度を制御している。
上記準乾燥領域における曲線Bに近い位置での温度で乾
燥した後は、露光時よりも含水量が若干多くなり、フィ
ルム14の寸法は若干伸びるが、この伸びは作業環境下
に放置することにより(2分〜30分程度)、フィルム
14の含水量が作業環境湿度とほぼ平衡状態なって露光
時の寸法とほぼ同一になる。
第5図に示されるように、曲線A1曲線Bにおいて、そ
の外気湿度に対する乾燥部24内の設定温度に作業環境
湿度と無関係に定められた上限値と下限値とを設けてい
る。これは上限値が70℃であり、この温度以上に乾燥
部24内の温度を上昇させると過乾燥となりフィルム1
4の非可逆的な変形が生じる恐れがあるからである。し
かし計算上乾燥部24内の温度を例えば80℃でフィル
ム14を乾燥する必要を生ずることも考えられる。
この場合には上限値(70℃)で乾燥させることになり
フィルム14は未乾燥になるが、フィルムの製送速度を
遅くする等の他の手段でこの未乾燥を防止することによ
り、この未乾燥を防止することができる。
また、下限値は作業環境の温度に設定されている。これ
は下限値以下の温度でフィルム14を乾燥するというこ
とは実質的に冷却することになる。
しかし計算上下限値以下の温度でフィルム14を乾燥さ
せることも考えられるがこの場合には下限値でフィルム
14は乾燥されることになり、フィルム14は過乾燥と
なる。この場合には冷却装置を付設してフィルム14を
乾燥させれば良いが、装置上広いスペースが必要になり
、実質上困難であり、好ましくない。そこでファン52
、ヒータ50を停止させるか、フィルム搬送速度を速く
してフィルム14を乾燥部24内から速く排出する等に
よってフィルム14の過乾燥を防止する必要がある。
また曲線Aで示される最適乾燥温度には過乾燥側に設け
られた第5図曲線αとの間に許容範囲が設けられている
。この曲線αと曲線Aとの間ではフィルム14は若干過
乾燥ぎみであり、フィルム14の寸法は縮んでいるが、
この縮みは無視できる程度である。なおこの許容範囲は
本実施例においては+7℃である。
次に本実施例の作用について説明する。
露光され、搬入口12から自動現像機10内へ挿入され
たフィルム14は案内ローラ16に挟持搬送されて、現
像槽18内へ送り込まれ案内ローラ26によって現像槽
18内を搬送されて現像された後に案内ローラ30によ
って定着槽20内へ挿入される。定着槽20へ挿入され
たフィルム14は定着槽20内の案内ローラ26によっ
て定着槽20内を搬送されて定着された後に送り出され
る。定着槽20内を送り出されたフィルム14は案内ロ
ーラ30によって水洗槽22内へ挿入されて水洗された
後にローラ対32によってスクイズされて搬送口40か
ら乾燥部24へ送り込まれる。
乾燥部24内へ送り込まれたフィルム14は、搬送ロー
ラ34に搬送され途中で超音波発振子82によって超音
波が照射される。これによって、水分がはじき飛ばされ
、フィルム14の表面に付着した水分の少なくとも一部
が除去される。水分の少なくとも一部が除去された後の
フィルム14は乾燥部24へ送り込まれる。
搬送ローラ34によって乾燥部24内の下方へ搬送され
るフィルム14は下降搬送中に乾燥され、ガイド36に
より反転された後にフィルム受箱40へ取出される。
乾燥部24へは制御装置62によって制御された温風が
供給される。この制御について第3図に示されるフロー
チャートに従って説明する。
自動現像機10の電源をオンするとプログラムがスター
トする。制御装置62はステップ100において、ヒー
タ50、ファン52をオンオフ制御し乾燥部24内を予
熱する。次いでステップ101でフィルム検出器60に
よりフィルム検出を行ない、ステップ102でフィルム
面積を演算する。
次いでステップ104へ進んで作業環境湿度検出センサ
58により作業環境下の湿度を検出し、次いでステップ
106で作業環境温度検出センサ56から作業環境の温
度を検出し、ステップ108へ移行する。
次いでこのステップ108で読み込まれたデータの値か
らフィルムを乾燥するのに必要な乾燥部24の温度Tを
第5図に示される曲線Aから定める。
次にステップ110で乾燥室内温度検出センサ54から
の検出温度データt2を読み込み、ステップ112で必
要乾燥温度Tとt2を比較する。
T≠t2ならば次のステップ114へ進み、前記必要乾
燥温度Tの値に従ってヒータ50のオンオフ制御をした
後乾燥室内温度制御ルーチンは終了する。T=t、なら
ば、ステップ114を飛ばしてこのルーチンは終了する
この結果フィルム14は、乾燥部24で乾燥される。
このように本実施例では、乾燥部24へ送り込まれ、下
降搬送される途中で超音波発振子82によって水分の一
部が除去(予備乾燥)されながら乾燥処理されるので、
低温での乾燥が可能となり、第5図に示される如き過乾
燥状態になることが防止される。
また、作業環境下の温湿度に従って乾燥風の温度を制御
するので、フィルム14の乾燥後の寸法を回復させるこ
とができる。
本実施例では、乾燥室内の設定温度に所定の幅(準乾燥
領域)を持たせたので、温度制御が容易で簡単なオン・
オフ制御も適用することができる。
なお、この場合、乾燥処理直後はフィルム14の含水量
が若干外気湿度よりも多い(第5図参照)ことがあるが
、短時間(2分〜30分程度)で最適乾燥状態となるの
で、問題はない。
[発明の効果] 以上に説明した通り本発明では、処理液で処理した後湿
潤した感光材料をスクイズして乾燥部へ搬送して乾燥さ
せる感光材料処理機用乾燥装置であって、前記乾燥部内
の前記感光材料搬送方向の上流側に配置され前記感光材
料の表面へ超音波を照射して前記感光材料を振動させて
水分を除去する超音波発生手段を設けているので、乾燥
後の感光材料の寸法を露光時の寸法に回復させることが
できかつ、乾燥風の温度を極端に上げる必要がなくなる
ので、乾燥に要するエネルギを節約できかつ、乾燥後の
感光材料は一部がたるむ等の欠陥が生じることなく均一
に仕上がるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された自動現像機の実施例を示す
概略構成図、第2図は制御ブロック図、第3図は制御フ
ローチャート、第4図は最適乾燥温度特性図、第5図は
作業環境湿度と乾燥室の温度との関係を示す特性図、第
6図はフィルムと超音波発振子との関係を示す斜視図、
第7図はフィルムの断面図、第8図はフィルムの寸法変
化を示す特性図である。 10・・・自動現像機、 14・・・フィルム、 82・・・超音波発振子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)処理液で処理槽後、感光材料の表面に付着した水
    分をスクイズ手段によりスクイズし除去した後に乾燥部
    へ搬送して乾燥させる感光材料処理機用乾燥装置であっ
    て、最終処理槽の後流側に配置され前記感光材料の表面
    へ超音波を照射して前記感光材料に付着及び含有又は含
    有された水分を除去する超音波発生手段を設けたことを
    特徴とする感光材料処理機用乾燥装置。
  2. (2)前記超音波発生手段が乾燥部内の上流側に設けら
    れたことを特徴とする請求項第1項記載の感光材料処理
    機用乾燥装置。
  3. (3)前記超音波発生手段が前記スクイズ部内に設けら
    れたことを特徴とする請求項第1項記載の感光材料処理
    機用乾燥装置。
  4. (4)前記感光材料処理機用乾燥装置が、作業環境の温
    度及び湿度を検出する手段を有することを特徴とする請
    求項第1項乃至第3項記載の感光材料処理機用乾燥装置
  5. (5)前記感光材料処理機用乾燥装置が、感光材料の挿
    入量を検出する挿入検出手段を有することを特徴とする
    請求項第1項乃至第3項記載の感光材料処理機用乾燥装
    置。
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