JPH01257672A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents
電動式パワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH01257672A JPH01257672A JP63085643A JP8564388A JPH01257672A JP H01257672 A JPH01257672 A JP H01257672A JP 63085643 A JP63085643 A JP 63085643A JP 8564388 A JP8564388 A JP 8564388A JP H01257672 A JPH01257672 A JP H01257672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- steering shaft
- coil spring
- motor
- torque transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 73
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 14
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 206010073261 Ovarian theca cell tumour Diseases 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 208000001644 thecoma Diseases 0.000 description 1
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車等の車両における電動寸バヮ−ステアリ
ング装置に関する。
ング装置に関する。
(従来の技術)
従来の電動式パワーステアリング装置として、例えば、
実開昭61−24372号公報に記載されているような
ものが知られている。
実開昭61−24372号公報に記載されているような
ものが知られている。
この従来の電動式パワーステアリング装置は、電動機と
ステアリングシャフトとの間に駆動力伝達機構が設けら
れ、この駆動力伝達機構には、所定の状態ではトルク伝
達をし、他の場合にはトルク伝達をしないワンウェーク
ラッチが設けられたものであった。そして、このワンウ
ェークラッチは、多角形のクラッチ用カムとローラと大
円筒部とを備え、ローラがカムの当接面の略中央(中立
位置)に配置されているときにはトルク伝達されず、ロ
ーラがこのカムもしくは大円筒部の回転に応じ摩擦力に
よって中立位置から離れたときにトルク伝達状態となる
ものであった。
ステアリングシャフトとの間に駆動力伝達機構が設けら
れ、この駆動力伝達機構には、所定の状態ではトルク伝
達をし、他の場合にはトルク伝達をしないワンウェーク
ラッチが設けられたものであった。そして、このワンウ
ェークラッチは、多角形のクラッチ用カムとローラと大
円筒部とを備え、ローラがカムの当接面の略中央(中立
位置)に配置されているときにはトルク伝達されず、ロ
ーラがこのカムもしくは大円筒部の回転に応じ摩擦力に
よって中立位置から離れたときにトルク伝達状態となる
ものであった。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上述の従来の電動式パワーステアリング
装置に設けられたワンウェークラッチにあっては、ワン
ウェークラッチにおいてローラを中立位置に戻すための
構成を有していなかったために、ハンドルの切り返し操
作を行った場合等には、ローラがクラッチ用カムと大円
筒部との間に噛み込んだ状態となり、即ち、トルク伝達
状態を解除できなくなるどういう恐れがあった。
装置に設けられたワンウェークラッチにあっては、ワン
ウェークラッチにおいてローラを中立位置に戻すための
構成を有していなかったために、ハンドルの切り返し操
作を行った場合等には、ローラがクラッチ用カムと大円
筒部との間に噛み込んだ状態となり、即ち、トルク伝達
状態を解除できなくなるどういう恐れがあった。
さらに、こうしてトルク伝達状態に保持されたままとな
ると、電動機が作動していない場合は、この電動機が負
荷となってしまって、逆にハンドルの操作負荷となって
しまうという問題が生じる。
ると、電動機が作動していない場合は、この電動機が負
荷となってしまって、逆にハンドルの操作負荷となって
しまうという問題が生じる。
加えて、このワンウェークラッチはステアリングシャフ
トと同軸に設けることができないため、設置スペースが
大きくなって車載レイアウト上、非常に不利であるとい
う問題点かあった。
トと同軸に設けることができないため、設置スペースが
大きくなって車載レイアウト上、非常に不利であるとい
う問題点かあった。
しかも、このクラッチ機構は、駆動伝達機構の中間に設
けられていて、このクラッチ機構ととステアリングシャ
フトとの間には、駆動伝達用のギヤ等が介在された構成
となっていたために、クラッチ機構が締結解除されてい
ても、ステアリングシャフトに対してこのような駆動伝
達用の部材が負荷となり、操舵を妨げるという問題点も
あった。
けられていて、このクラッチ機構ととステアリングシャ
フトとの間には、駆動伝達用のギヤ等が介在された構成
となっていたために、クラッチ機構が締結解除されてい
ても、ステアリングシャフトに対してこのような駆動伝
達用の部材が負荷となり、操舵を妨げるという問題点も
あった。
そこで、本発明は、構成が簡単で、設置スペースが小さ
く、モータ側から補助トルクを与えないときには確実に
トルク伝達されない状態となるクラッチ機構を有し、さ
らに、非トルク伝達時に負荷を与えることのない電動式
パワーステアリング装置を提供することを目的としてい
る。
く、モータ側から補助トルクを与えないときには確実に
トルク伝達されない状態となるクラッチ機構を有し、さ
らに、非トルク伝達時に負荷を与えることのない電動式
パワーステアリング装置を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明では、車輪を転舵さ
せるステアリングシャフトに対して駆動伝達機構を介し
て連結されたモータと、前記駆動伝達機構に設けられ、
前記ステアリングシャフトとモータ間で、トルク伝達す
る締結状態及びトルク伝達しない締結解除状態とに切り
換え可能なクラッチ機構と、を備えた電動式パワーステ
アリング装置であって、前記クラッチ機構を、前記ステ
アリングシャフトの外周に設けられ、内側から順に重ね
て配置されて三重構造に形成されたコイルスプリングと
中間リングと駆動リングとで構成した。
せるステアリングシャフトに対して駆動伝達機構を介し
て連結されたモータと、前記駆動伝達機構に設けられ、
前記ステアリングシャフトとモータ間で、トルク伝達す
る締結状態及びトルク伝達しない締結解除状態とに切り
換え可能なクラッチ機構と、を備えた電動式パワーステ
アリング装置であって、前記クラッチ機構を、前記ステ
アリングシャフトの外周に設けられ、内側から順に重ね
て配置されて三重構造に形成されたコイルスプリングと
中間リングと駆動リングとで構成した。
そして、前記コイルスプリングを、ステアリングシャフ
トに対し所定の摩擦力を有して嵌合され、かつ、両端部
に形成された第1トルク伝達係合部及び第2トルク伝達
係合部に対してコイルの巻き方向に入力があると、ステ
アリングシャフトに対する巻き付けが緩んで締結解除状
態となり、その反対方向に入力されると、巻き付けが強
まり締結状態となるよう形成した。
トに対し所定の摩擦力を有して嵌合され、かつ、両端部
に形成された第1トルク伝達係合部及び第2トルク伝達
係合部に対してコイルの巻き方向に入力があると、ステ
アリングシャフトに対する巻き付けが緩んで締結解除状
態となり、その反対方向に入力されると、巻き付けが強
まり締結状態となるよう形成した。
また、前記中間リングは、コイルスプリングとの間に間
隙を有して配置されると共に、ケースに所定の摩擦力を
有して嵌合して設け、がっ、中間リングに対してコイル
スプリングが相対回転したときに、回転方向に応、じて
両トルク伝達係合部のうちの一方に係合して、トルク伝
達係合部からの回転トルクの反力を巻き緩め方向に与え
る第1緩め側係合部及び第2緩め側係合部を形成した。
隙を有して配置されると共に、ケースに所定の摩擦力を
有して嵌合して設け、がっ、中間リングに対してコイル
スプリングが相対回転したときに、回転方向に応、じて
両トルク伝達係合部のうちの一方に係合して、トルク伝
達係合部からの回転トルクの反力を巻き緩め方向に与え
る第1緩め側係合部及び第2緩め側係合部を形成した。
さらに、前記駆動リングは、モータから駆動伝達可能に
連結し、かつ、コイルスプリングに対して駆動リングの
方が速く相対回転したときに、回転方向に応じて両トル
ク伝達係合部のうちの一方に係合して、回転トルクを巻
き締め方向に与える第1締め側係合部及び第2締め側係
合部を形成した。
連結し、かつ、コイルスプリングに対して駆動リングの
方が速く相対回転したときに、回転方向に応じて両トル
ク伝達係合部のうちの一方に係合して、回転トルクを巻
き締め方向に与える第1締め側係合部及び第2締め側係
合部を形成した。
尚、前記駆動伝達機構は、ギヤやベルトやチェーン等に
より構成される。
より構成される。
(作 用)
本発明の電動式パワーステアリング装置の作動を説明す
る。
る。
乗員の操作によりステアリンクシャフトが回転され、そ
れに応じて車輪の転舵が成される。
れに応じて車輪の転舵が成される。
そして、ステアリングシャフトに補助トルクが必要なと
きにモータが駆動され、ステアリングシャフトに補助ト
ルクが与えられる。
きにモータが駆動され、ステアリングシャフトに補助ト
ルクが与えられる。
そこで、例えば、高速走行時や操舵量か少ないときのよ
うに、ステアリングシャフトに補助トルクが必要なく、
モータが回転されない場合には、以下のような作動が成
される。
うに、ステアリングシャフトに補助トルクが必要なく、
モータが回転されない場合には、以下のような作動が成
される。
操舵によりステアリングシャフトが回転されると、この
ステアリングシャフトに所定の摩擦力を有して嵌合され
ているコイルスプリングも一緒に回転される。
ステアリングシャフトに所定の摩擦力を有して嵌合され
ているコイルスプリングも一緒に回転される。
そして、このときモータは駆動されないから、駆動伝達
機構の駆動リングは停止されており、また、ケースに所
定の摩擦力を有して嵌合している中間リングも停止され
ている。
機構の駆動リングは停止されており、また、ケースに所
定の摩擦力を有して嵌合している中間リングも停止され
ている。
よって、上記コイルスプリングの回転により、ステアリ
ングシャフトの回転方向に応じ、両トルク伝達係合部の
うちの一方が中間リングの両緩め側係合部の一方に係合
されたり、他方のトルク伝達係合部が他方の緩め側係合
部に係合し、回転トルクを中間リングに伝達すると共に
、その反力かコイルスプリングに対してその巻き方向に
作用し、これによってコイルスプリングの巻き付は力が
緩められる。
ングシャフトの回転方向に応じ、両トルク伝達係合部の
うちの一方が中間リングの両緩め側係合部の一方に係合
されたり、他方のトルク伝達係合部が他方の緩め側係合
部に係合し、回転トルクを中間リングに伝達すると共に
、その反力かコイルスプリングに対してその巻き方向に
作用し、これによってコイルスプリングの巻き付は力が
緩められる。
従って、ステアリングシャフトとの間の摩擦力が無くな
り、コイルスプリングとステアリングシャフト間は、ト
ルク伝達されない締結解除状態となる。
り、コイルスプリングとステアリングシャフト間は、ト
ルク伝達されない締結解除状態となる。
このように、モータが回転されないとき(モータの回転
による駆動リングの回転がステアリングシャフトの回転
よりも遅い場合を含む)クラッチ機構は締結解除状態と
なるので、ステアリングシャフトのみが回転操作され、
モータや駆動伝達機構が負荷となることがない。また、
ステアリングシャフトとクラッチ機構との間に駆動伝達
部材が介在されないので、クラッチ機構が締結解除状態
となったときには、クラッチ機構とステアリングシャフ
トとの間の部材が負荷となることがない。
による駆動リングの回転がステアリングシャフトの回転
よりも遅い場合を含む)クラッチ機構は締結解除状態と
なるので、ステアリングシャフトのみが回転操作され、
モータや駆動伝達機構が負荷となることがない。また、
ステアリングシャフトとクラッチ機構との間に駆動伝達
部材が介在されないので、クラッチ機構が締結解除状態
となったときには、クラッチ機構とステアリングシャフ
トとの間の部材が負荷となることがない。
上記状態から、ステアリングシャフトを逆に回転させる
と、上記係合が解除されると共に、もう一方の緩め側係
合部とトルク伝達係合部とが係合されて、やはり、コイ
ルスプリングの巻き付けが緩められ、クラッチ機構が締
結解除状態となる。
と、上記係合が解除されると共に、もう一方の緩め側係
合部とトルク伝達係合部とが係合されて、やはり、コイ
ルスプリングの巻き付けが緩められ、クラッチ機構が締
結解除状態となる。
尚、コイルスプリングは、巻き(iけ力が緩められるこ
とにより、径が増大するような変形が生じるが、コイル
スプリングと中間リングとの間には間隙が設けられてい
て、このような変形が許容される。
とにより、径が増大するような変形が生じるが、コイル
スプリングと中間リングとの間には間隙が設けられてい
て、このような変形が許容される。
次に、車庫入れ等の低速走行時や操舵量が大きいときに
は、ステアリングシャフトに補助トルクを与えるべくモ
ータが駆動される。
は、ステアリングシャフトに補助トルクを与えるべくモ
ータが駆動される。
このモータの駆動により、駆動リングが]イルスプリン
グよりも速く回転されて、コイルスプリングとの間に相
対回転が生じる。尚、モータは、ステアリングシャフト
の回転トルクに応じて、所定の向きの補助トルクを与え
るべく回転方向や回転速度が制御される。
グよりも速く回転されて、コイルスプリングとの間に相
対回転が生じる。尚、モータは、ステアリングシャフト
の回転トルクに応じて、所定の向きの補助トルクを与え
るべく回転方向や回転速度が制御される。
そして、この駆動リングの回転方向に応じて、締め側係
合部の一方がトルク伝達係合部の一方と係合したり、他
方の締め側係合部がトルク伝達係合部の他方と係合した
。すする。
合部の一方がトルク伝達係合部の一方と係合したり、他
方の締め側係合部がトルク伝達係合部の他方と係合した
。すする。
そして、この保合による駆動リングからのトルク伝達に
よりコイルスプリングがステアリングシャフトに対して
締めイ」けられることで、クラッチ機構は締結状態とな
り、モータからのトルクが駆動リング及びコイルスプリ
ングを介してステアリングシャフトに伝達される。
よりコイルスプリングがステアリングシャフトに対して
締めイ」けられることで、クラッチ機構は締結状態とな
り、モータからのトルクが駆動リング及びコイルスプリ
ングを介してステアリングシャフトに伝達される。
また、ステアリングシャフトを逆転させると、モータが
逆転されることによりそれまでの締め側係合部とトルク
伝達係合部との係合が外れると共に、もう一方の締め係
合部とトルク伝達係合部が係合されて、上記と同様にし
て、ステアリングシャフトに補助トルクが与えられる。
逆転されることによりそれまでの締め側係合部とトルク
伝達係合部との係合が外れると共に、もう一方の締め係
合部とトルク伝達係合部が係合されて、上記と同様にし
て、ステアリングシャフトに補助トルクが与えられる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成について説明する。
第1図は、本発明一実施例の電動式パワーステアリング
装置を示す全体図であって、図中1は、ステアリングシ
ャフトを示す。このステアリングシャフト1の先端には
ステアリングホイール1日が設けられ、かつ、中間部と
基端部は、車体に固定されたカバー2に対してベアリン
グ2b、2cを介して回転自在に支持されている。そし
て、このステアリングシャフト1の基端部の近傍位置に
は、ビニオン1bが形成されていてこのビニオン1bが
ステアリングラック3に噛合されている。
装置を示す全体図であって、図中1は、ステアリングシ
ャフトを示す。このステアリングシャフト1の先端には
ステアリングホイール1日が設けられ、かつ、中間部と
基端部は、車体に固定されたカバー2に対してベアリン
グ2b、2cを介して回転自在に支持されている。そし
て、このステアリングシャフト1の基端部の近傍位置に
は、ビニオン1bが形成されていてこのビニオン1bが
ステアリングラック3に噛合されている。
このステアリングラック3は、ビニオン1bの回転によ
り転舵可能に図外の車輪に連結されているものである。
り転舵可能に図外の車輪に連結されているものである。
尚、前記カバー2は、上側部材21と下側部材22とに
分割されている。また、前記ステアリングラック3は、
リテーナ3aにより支持されると共に、リテーナスプリ
ング3bにより噛合方向に付勢され、前記ビニオン1b
と一緒にギヤケース4に収納されている。そして、リテ
ーナ3aはカバー30で塞がれている。また、ベアリン
グ2bの隣りに示す、2dはワッシャである。
分割されている。また、前記ステアリングラック3は、
リテーナ3aにより支持されると共に、リテーナスプリ
ング3bにより噛合方向に付勢され、前記ビニオン1b
と一緒にギヤケース4に収納されている。そして、リテ
ーナ3aはカバー30で塞がれている。また、ベアリン
グ2bの隣りに示す、2dはワッシャである。
前記ステアリングシャフト1の中間部には、前記カバー
2に覆われて駆動伝達機構5が設けられ、この駆動伝達
機構5を介してモータ6に連結されている。
2に覆われて駆動伝達機構5が設けられ、この駆動伝達
機構5を介してモータ6に連結されている。
このモータ6は、前記カバー2に取り付けられていて、
コントローラ7により駆動を制御される。即ち、このコ
ントローラ7には、前記ステアリングシャフト1に設け
られたトルクセンサ7aから、ステアリングシャフト1
に生じるトルクを示す信号tSか入力されると共に、車
速センサ7bから車速を示す信号SSが入力されている
。そして、車速が所定速度未満で、かつ、発生トルクが
所定値以上であるときに、モータ6を駆動させる制御信
号iを出力する。そして、この制御信号lは、発生トル
クの方向と大きさに対応した駆動力でモータ6を駆動さ
せるべく出力される。
コントローラ7により駆動を制御される。即ち、このコ
ントローラ7には、前記ステアリングシャフト1に設け
られたトルクセンサ7aから、ステアリングシャフト1
に生じるトルクを示す信号tSか入力されると共に、車
速センサ7bから車速を示す信号SSが入力されている
。そして、車速が所定速度未満で、かつ、発生トルクが
所定値以上であるときに、モータ6を駆動させる制御信
号iを出力する。そして、この制御信号lは、発生トル
クの方向と大きさに対応した駆動力でモータ6を駆動さ
せるべく出力される。
前記駆動伝達機構5は、ギヤにより常にトルク伝達状態
となっているギヤ機構部8と、トルク伝達状態と非伝達
状態とに切り換えるクラッチ機構部9とで構成されてい
る。
となっているギヤ機構部8と、トルク伝達状態と非伝達
状態とに切り換えるクラッチ機構部9とで構成されてい
る。
前記ギヤ機構部8は、前記モータ6の駆動軸6aに設け
られた駆動ビニオン8日と、この駆動ビニオン8aに噛
合され、前記ケース2にベアリング8b、8cを介して
支持されているカウンタギヤ8dと、該カウンタギヤ8
dに噛合され、前記ステアリングシャフト1を間隙を介
して囲むようにしてステアリングシャフト1と同軸に設
けられたアシストギヤ8eとで構成されている。
られた駆動ビニオン8日と、この駆動ビニオン8aに噛
合され、前記ケース2にベアリング8b、8cを介して
支持されているカウンタギヤ8dと、該カウンタギヤ8
dに噛合され、前記ステアリングシャフト1を間隙を介
して囲むようにしてステアリングシャフト1と同軸に設
けられたアシストギヤ8eとで構成されている。
尚、前記アシストギヤ8eは、本発明の駆動リングに相
当するもので、上端部の内周部がベアリング8fを介し
てステアリングシャフト1に回転可能に支持され、また
、下端部は、フッシュ89を介してケース2に回転可能
に支持されている。
当するもので、上端部の内周部がベアリング8fを介し
てステアリングシャフト1に回転可能に支持され、また
、下端部は、フッシュ89を介してケース2に回転可能
に支持されている。
また、図中アシストギヤ8eの上端部位置に示されてい
る8hは抜は止め用の止めリングである。
る8hは抜は止め用の止めリングである。
前記クラッチ機構部9は、第1ワンウエイクラツチ91
と第2ワンウエイクラツチ92とコイルスプリング93
と中間リング94と前記アシストギヤ8eに形成された
第1締め側係合部95、第2締め側係合部96とで構成
されている。
と第2ワンウエイクラツチ92とコイルスプリング93
と中間リング94と前記アシストギヤ8eに形成された
第1締め側係合部95、第2締め側係合部96とで構成
されている。
両ワンウェークラッチ91.92は、第2〜6図に示す
ように、それぞれ、前記ステアリングシャフト1に当接
されているコマリング91a、92aと、このコマリン
グ91a、92aの外周に接して配設されると共に前記
アシストギヤ8eの内周に対して間隙を有して配設され
た外筒91b、92bとを有している。そして、このコ
マリング9ta、92aは、それぞれ、ステアリングシ
ャフト1と外筒91b、92bとの一方への相対回転に
より摩擦力を生じてトルク伝達可能となり、他方への相
対回転では摩擦力を生じずトルク伝達されない構造とな
っている。
ように、それぞれ、前記ステアリングシャフト1に当接
されているコマリング91a、92aと、このコマリン
グ91a、92aの外周に接して配設されると共に前記
アシストギヤ8eの内周に対して間隙を有して配設され
た外筒91b、92bとを有している。そして、このコ
マリング9ta、92aは、それぞれ、ステアリングシ
ャフト1と外筒91b、92bとの一方への相対回転に
より摩擦力を生じてトルク伝達可能となり、他方への相
対回転では摩擦力を生じずトルク伝達されない構造とな
っている。
即ち、この実施例のものでは、前記第1ワンウエークラ
ツチ91は、前記ステアリングシャフト1の右方向(矢
印Rで示す)の回転もしくは外筒91bの左方向(矢印
りで示す)の回転により摩擦力が生じてトルク伝達可能
となり、また、第2ワンウエークラツチ92は、前記ス
テアリングシャフト1の左方向りの回転もしくは外商9
2bの右方向Hの回転により摩擦力が生じてトルク伝達
可能となるものとする。
ツチ91は、前記ステアリングシャフト1の右方向(矢
印Rで示す)の回転もしくは外筒91bの左方向(矢印
りで示す)の回転により摩擦力が生じてトルク伝達可能
となり、また、第2ワンウエークラツチ92は、前記ス
テアリングシャフト1の左方向りの回転もしくは外商9
2bの右方向Hの回転により摩擦力が生じてトルク伝達
可能となるものとする。
また、第2ワンウエークラツチ92の下側には位置決め
用カラー92cが設けられている。
用カラー92cが設けられている。
前記コイルスプリング93は、両ワンウェークラッチ9
1.92の外筒91b、92bに対して嵌合され、かつ
、前記アシストギヤ8eに対して間隙を有する状態で設
けられていて、このコイルスプリング93の内径は、前
記外筒91b、92bの外径よりも僅かに小さく形成さ
れ、両者間には通常の状態で回転方向に僅かな摩擦力か
生じるようになっている。そして、このコイルスプリン
グ93の両端は、第2図及び第4図に示すように、半径
方向に突設状態となるように折曲されて第1トルク伝達
係合部931と第2トルク伝達係合部932か形成され
ている。
1.92の外筒91b、92bに対して嵌合され、かつ
、前記アシストギヤ8eに対して間隙を有する状態で設
けられていて、このコイルスプリング93の内径は、前
記外筒91b、92bの外径よりも僅かに小さく形成さ
れ、両者間には通常の状態で回転方向に僅かな摩擦力か
生じるようになっている。そして、このコイルスプリン
グ93の両端は、第2図及び第4図に示すように、半径
方向に突設状態となるように折曲されて第1トルク伝達
係合部931と第2トルク伝達係合部932か形成され
ている。
ここで、さらに説明を加えると、このコイルスプリング
93は両トルク伝達係合部931.932から巻き方向
へ力を入力することで、〕コイルスプリング3を締めた
り緩めたりして両ワンウェークラッチ91.92の外筒
91b、92bとの間の摩擦力及び締め付は力をコント
ロールし、それによって、両者間でトルク伝達可能な状
態と伝達不可能な状態とにコントロールすることができ
る。尚、本明細書では両トルク伝達係合部931.93
2からコイルが延在される方向を巻き方向と称する。
93は両トルク伝達係合部931.932から巻き方向
へ力を入力することで、〕コイルスプリング3を締めた
り緩めたりして両ワンウェークラッチ91.92の外筒
91b、92bとの間の摩擦力及び締め付は力をコント
ロールし、それによって、両者間でトルク伝達可能な状
態と伝達不可能な状態とにコントロールすることができ
る。尚、本明細書では両トルク伝達係合部931.93
2からコイルが延在される方向を巻き方向と称する。
即ち、例えば第1トルク伝達係合部931に対して、第
3図のように左方向L(巻き方向)に入力があると、コ
イルスプリング93は内径か大きくなるように変形して
、第1ワンウエークラツチ91との間に間隙が生じ、両
者間の摩擦力が無くなってトルク伝達かできない状態と
なる。つまりクラッチ機構部9は締結解除状態となる。
3図のように左方向L(巻き方向)に入力があると、コ
イルスプリング93は内径か大きくなるように変形して
、第1ワンウエークラツチ91との間に間隙が生じ、両
者間の摩擦力が無くなってトルク伝達かできない状態と
なる。つまりクラッチ機構部9は締結解除状態となる。
また、逆に第5図のように右方向Rに入力があると、コ
イルスプリング93は内径が小さくなるように変形して
、外商91bとの間の摩擦力が大きくなって、外商91
bとコイルスプリング93との間でトルク伝達が可能な
状態となる。つまりクラッチ機構部9は、締結状態とな
る。
イルスプリング93は内径が小さくなるように変形して
、外商91bとの間の摩擦力が大きくなって、外商91
bとコイルスプリング93との間でトルク伝達が可能な
状態となる。つまりクラッチ機構部9は、締結状態とな
る。
一方、第4図は、第2トルク伝達係合部932を示して
いて、この係合部932に対して右方向(巻き方向)に
入力があると、コイルスプリング93が緩められて第2
ワンウエークラツチ92との間の摩擦力が滅って、両者
間でトルク伝達ができない状態となる。つまりクラッチ
機構部9は締結解除状態となる。また、係合部932に
左方向しに入力があると、コイルスプリング93が締め
られ、第2ワンウエークラツチ92との間でトルク伝達
が可能な状態となる。つまりクラッチ機構部9は、締結
状態となるものである。
いて、この係合部932に対して右方向(巻き方向)に
入力があると、コイルスプリング93が緩められて第2
ワンウエークラツチ92との間の摩擦力が滅って、両者
間でトルク伝達ができない状態となる。つまりクラッチ
機構部9は締結解除状態となる。また、係合部932に
左方向しに入力があると、コイルスプリング93が締め
られ、第2ワンウエークラツチ92との間でトルク伝達
が可能な状態となる。つまりクラッチ機構部9は、締結
状態となるものである。
前記中間リング94は、円筒形状を成し、前記アシスト
ギヤ8eの内周に挿入され、かっ、内周は前記通常状態
(両トルク伝達係合部931.932に入力がない状態
)のフィルスプリング93に対して間隙を有した状態で
配設され、また、この中間リング94の下端部はフリク
ションリンク94aを介して前記ブツシュ89(カバー
2)に対して所定の摩擦力で擦れ合いながら回転可能に
支持されている。尚、このフリクションリング94aと
ブツシュ89との間の摩擦力は、Mi2コイルスプリン
グ93とワンウェークラッチ91.92との間のイニシ
アルの摩擦力よりも高く設定されている。
ギヤ8eの内周に挿入され、かっ、内周は前記通常状態
(両トルク伝達係合部931.932に入力がない状態
)のフィルスプリング93に対して間隙を有した状態で
配設され、また、この中間リング94の下端部はフリク
ションリンク94aを介して前記ブツシュ89(カバー
2)に対して所定の摩擦力で擦れ合いながら回転可能に
支持されている。尚、このフリクションリング94aと
ブツシュ89との間の摩擦力は、Mi2コイルスプリン
グ93とワンウェークラッチ91.92との間のイニシ
アルの摩擦力よりも高く設定されている。
そして、前記中間リング94には、第7図の斜視図に示
すように、長平方向に切欠溝94bが形成されている。
すように、長平方向に切欠溝94bが形成されている。
この切欠溝94bは、中間部で周方向にオフセットされ
て第1緩め側保合部941と第2緩め側係合部942と
か形成されると共に、両者には前記第1トルク伝達係合
部931と第2トルク伝達係合部932とが挿通状態で
設けられている。即ち、第3図に示すように、ステアリ
ングシャフト1を右方向Rに回転させた場合には、オフ
セットさせたことにより第1トルク伝達係合部931の
みが第1緩め側係合部941の端面94dが係合され、
また、第4図に示すように、ステアリングシャフトを左
方向しに回転させた場合には、オフセットさせたことに
より第2トルク伝達係合部932のみが第2緩め側係合
部942の端面94eが係合される。そして、このよう
に係合されると、ステアリングシャフト1 (コイルス
プリング93)の回転により両トルク伝達係台部931
.932が両トルク伝達係合部941.942を押圧す
ると共に、両トルク伝達部931.932は、この押圧
力の反力によってコイルスプリング93を緩める方向に
押圧されることとなり、このコイルスプリング93はト
ルク伝達されない締結解除状態となる。
て第1緩め側保合部941と第2緩め側係合部942と
か形成されると共に、両者には前記第1トルク伝達係合
部931と第2トルク伝達係合部932とが挿通状態で
設けられている。即ち、第3図に示すように、ステアリ
ングシャフト1を右方向Rに回転させた場合には、オフ
セットさせたことにより第1トルク伝達係合部931の
みが第1緩め側係合部941の端面94dが係合され、
また、第4図に示すように、ステアリングシャフトを左
方向しに回転させた場合には、オフセットさせたことに
より第2トルク伝達係合部932のみが第2緩め側係合
部942の端面94eが係合される。そして、このよう
に係合されると、ステアリングシャフト1 (コイルス
プリング93)の回転により両トルク伝達係台部931
.932が両トルク伝達係合部941.942を押圧す
ると共に、両トルク伝達部931.932は、この押圧
力の反力によってコイルスプリング93を緩める方向に
押圧されることとなり、このコイルスプリング93はト
ルク伝達されない締結解除状態となる。
尚、コイルスプリング93と両ワンウェークラッチ91
.92間の摩擦力よりも、中間リング94のフリクショ
ンリング94aの摩擦力の方が大きく設定されているた
め、コイルスプリング93がトルク伝達係合部931も
しくは932で、中間リング94の緩め側係合部941
もしくは942を押圧した際に、その押圧力によって中
間リング94が回転されてしまうこととはない。
.92間の摩擦力よりも、中間リング94のフリクショ
ンリング94aの摩擦力の方が大きく設定されているた
め、コイルスプリング93がトルク伝達係合部931も
しくは932で、中間リング94の緩め側係合部941
もしくは942を押圧した際に、その押圧力によって中
間リング94が回転されてしまうこととはない。
次に、前記第1締め側係合部95及び第2締め側係合部
96は、それぞれ第2図に示すように、両トルク伝達係
合部931.932に対応する位置のアシストギヤ8e
に形成されていて、両締め側係合部95.96は、第5
図に示すように、前記アシストギヤ8eが右方向Rに回
転されたときに、第1トルク伝達係合部931に対して
第1締め側係合部95が係合され、また、第6図に示す
ように、アシストギヤ8eが左方向しに回転された場合
には、第2トルク伝達係合部932に対して第2締め側
係合部96が係合されるようにオフセットして形成され
ている。
96は、それぞれ第2図に示すように、両トルク伝達係
合部931.932に対応する位置のアシストギヤ8e
に形成されていて、両締め側係合部95.96は、第5
図に示すように、前記アシストギヤ8eが右方向Rに回
転されたときに、第1トルク伝達係合部931に対して
第1締め側係合部95が係合され、また、第6図に示す
ように、アシストギヤ8eが左方向しに回転された場合
には、第2トルク伝達係合部932に対して第2締め側
係合部96が係合されるようにオフセットして形成され
ている。
即ち、第5図に示すように、アシストギヤ8eが右方白
日に回転されて第1締め側係合部95と第1トルク伝達
係合部931とが係合された場合には、第1トルク伝達
係合部931はコイルスプリング93を締める方向に押
圧され、それによって、コイルスプリング93と第1ワ
ンウェークラッチ91間がトルク伝達状態となって、ア
シストギヤ8eの回転トルクが第1ワンウエークラツチ
91を介してステアリングシャフト1へ伝達される。
日に回転されて第1締め側係合部95と第1トルク伝達
係合部931とが係合された場合には、第1トルク伝達
係合部931はコイルスプリング93を締める方向に押
圧され、それによって、コイルスプリング93と第1ワ
ンウェークラッチ91間がトルク伝達状態となって、ア
シストギヤ8eの回転トルクが第1ワンウエークラツチ
91を介してステアリングシャフト1へ伝達される。
また、第6図に示すように、アシストギヤ8eが左方向
りに回転されて第2締め側係合部95と第2トルク伝達
係合部932とが係合された場合には、第2トルク伝達
係合部932はコイルスプリング93を締める方向に押
圧され、それによって、コイルスプリング93と第2ワ
ンウエークラツチ92とがトルク伝達状態となって、ア
シストギヤ8eの回転トルクが第2ワンウエークラツチ
92を介してステアリングシャフト1に伝達される。
りに回転されて第2締め側係合部95と第2トルク伝達
係合部932とが係合された場合には、第2トルク伝達
係合部932はコイルスプリング93を締める方向に押
圧され、それによって、コイルスプリング93と第2ワ
ンウエークラツチ92とがトルク伝達状態となって、ア
シストギヤ8eの回転トルクが第2ワンウエークラツチ
92を介してステアリングシャフト1に伝達される。
本実施例では、このようにコイルスプリング93からス
テアリングシャフト1へ直接ではなしにワンウェークラ
ッチ91.92を介してトルク伝達されるようになって
いる。これによって、コイルスプリング93の締め付は
力が一定の分布となっていなくても、両ワンウェークラ
ッチ91.92とステアリングシャフト1間では、常に
一定したトルク伝達特性が得られ、作動が安定している
という特徴を有している。
テアリングシャフト1へ直接ではなしにワンウェークラ
ッチ91.92を介してトルク伝達されるようになって
いる。これによって、コイルスプリング93の締め付は
力が一定の分布となっていなくても、両ワンウェークラ
ッチ91.92とステアリングシャフト1間では、常に
一定したトルク伝達特性が得られ、作動が安定している
という特徴を有している。
また、本実施例では、クラッチ機構部9かステアリング
シャフト1と同軸に三重構造となって設けられているた
め、設置スペースが小さくすることができるもので、車
載する上で、非常に有利であるという特徴を有している
。
シャフト1と同軸に三重構造となって設けられているた
め、設置スペースが小さくすることができるもので、車
載する上で、非常に有利であるという特徴を有している
。
次に、実施例の作用を説明する。
(イ)モータ非駆動時
コントローラ7では、車速とステアリングシャフト1の
トルクを常に入力して、ステアリングシャフト1に補助
トルクを与えるべきかどうかを判断している。
トルクを常に入力して、ステアリングシャフト1に補助
トルクを与えるべきかどうかを判断している。
そして、高速走行時や、操舵角が小さいとき等のように
ステアリンクシャフト1を回転させるのに大きなトルク
が必要ないときには、モータ6は駆動されない。
ステアリンクシャフト1を回転させるのに大きなトルク
が必要ないときには、モータ6は駆動されない。
このような状態において、ステアリングシャフト1が回
転されると、この回転に伴なってワンウェークラッチ9
1.92及びコイルスプリング93が回転され、上述し
たように、停止状態の中間リング94との間に相対回転
が生じ、コイルスプリング93の第1トルク伝達係合部
931と第1緩め側係合部941が係合されるか(第3
図)、もしくは、第2トルク伝達係合部932と第2緩
め側係合部942が係合されて(第4図)、コイルスプ
リング93の巻きが緩められ、クラッチ機構部9は締結
解除状態となり、ステアリングシャフト1は駆動伝達機
構5のギヤ機構部8が負荷となることなく円滑に回転さ
れる。
転されると、この回転に伴なってワンウェークラッチ9
1.92及びコイルスプリング93が回転され、上述し
たように、停止状態の中間リング94との間に相対回転
が生じ、コイルスプリング93の第1トルク伝達係合部
931と第1緩め側係合部941が係合されるか(第3
図)、もしくは、第2トルク伝達係合部932と第2緩
め側係合部942が係合されて(第4図)、コイルスプ
リング93の巻きが緩められ、クラッチ機構部9は締結
解除状態となり、ステアリングシャフト1は駆動伝達機
構5のギヤ機構部8が負荷となることなく円滑に回転さ
れる。
また、このようにクラッチ機構5は、直接ステアリング
シャフト1に連結されていて、クラッチ機構5とステア
リングシャフト1との間には、ギヤ機構部8のような駆
動伝達部材が介在されていないため、クラッチ機構部9
の締結解除状態において、これらの部材か負荷となるこ
とがない。
シャフト1に連結されていて、クラッチ機構5とステア
リングシャフト1との間には、ギヤ機構部8のような駆
動伝達部材が介在されていないため、クラッチ機構部9
の締結解除状態において、これらの部材か負荷となるこ
とがない。
一方、上記の状態から、ステアリングシャフト1を逆方
向に回転させた場合には、コイルスプリング93と中間
リング94との間に相対回転が生じて、第2図に示すよ
うな上記係合が解除された状態に一旦なった後に、さら
に相対回転し7て、それまで係合していたのとは反対側
のトルク伝達係合部931.932と緩め側係合部94
1.942の係合が成されるもので、本実施例の装置は
、中間リング94の両緩め側係合部941.942によ
り確実に締結が解除された状態となる。
向に回転させた場合には、コイルスプリング93と中間
リング94との間に相対回転が生じて、第2図に示すよ
うな上記係合が解除された状態に一旦なった後に、さら
に相対回転し7て、それまで係合していたのとは反対側
のトルク伝達係合部931.932と緩め側係合部94
1.942の係合が成されるもので、本実施例の装置は
、中間リング94の両緩め側係合部941.942によ
り確実に締結が解除された状態となる。
(ロ)モータ駆動時
車庫入れ等の低速で操舵量が多い場合等のように、大き
な回転トルクが必要な場合には、モータ6が駆動される
。尚、このときのモータ6の回転速度は、必要な回転ト
ルクに応じて決定される。
な回転トルクが必要な場合には、モータ6が駆動される
。尚、このときのモータ6の回転速度は、必要な回転ト
ルクに応じて決定される。
このモータ6の回転トルクは、駆動伝達機構5のギヤ機
構部8によりアシストギヤ8eまで伝達され、このアシ
ストギヤ8eが回転される。
構部8によりアシストギヤ8eまで伝達され、このアシ
ストギヤ8eが回転される。
そして、このアシストギヤ8eの回転により、上述した
ように、アシストギヤ8eが右回転した場合には、第5
図のように第1締め側係合部95と第1トルク伝達係合
部931とが係合され、また、アシストギヤ8eが左回
転された場合には、第6図のように、第2締め側係合部
96と第2トルク伝達係合部931とが係合され、これ
によって、コイルスプリング93の両ワンウェークラッ
チ91.92への締め付けが確実に成され、アシストギ
ヤ8eの回転トルクはクラッチ機構部9を介してステア
リングシャフト1に伝達されて回転補助が成される。
ように、アシストギヤ8eが右回転した場合には、第5
図のように第1締め側係合部95と第1トルク伝達係合
部931とが係合され、また、アシストギヤ8eが左回
転された場合には、第6図のように、第2締め側係合部
96と第2トルク伝達係合部931とが係合され、これ
によって、コイルスプリング93の両ワンウェークラッ
チ91.92への締め付けが確実に成され、アシストギ
ヤ8eの回転トルクはクラッチ機構部9を介してステア
リングシャフト1に伝達されて回転補助が成される。
また、この状態でステアリングシャフト1をそれまでと
は逆方向に回転させると、−旦、第2図に示すように係
合が外れた状態となった債に、アシストギヤ8eとコイ
ルスプリング93との相対回転により、それまで係合し
ていたのと反対側の締め側係合部95.96とトルク伝
達係合部931.932が係合して、補助トルクが与え
られる。
は逆方向に回転させると、−旦、第2図に示すように係
合が外れた状態となった債に、アシストギヤ8eとコイ
ルスプリング93との相対回転により、それまで係合し
ていたのと反対側の締め側係合部95.96とトルク伝
達係合部931.932が係合して、補助トルクが与え
られる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、例え
ば、実施例では、コイルスプリングとステアリングシャ
フトとの間にワンウェークラッチを設けた構成としたが
、コイルスプリングを直接ステアリングシャフトに巻き
付けてもよい。
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、例え
ば、実施例では、コイルスプリングとステアリングシャ
フトとの間にワンウェークラッチを設けた構成としたが
、コイルスプリングを直接ステアリングシャフトに巻き
付けてもよい。
また、駆動伝達機構において、実施例では、ギヤのみに
より駆動伝達するものを示したが、ベルトやチェーン等
他の手段を用いて駆動伝達するようにしてもよい。
より駆動伝達するものを示したが、ベルトやチェーン等
他の手段を用いて駆動伝達するようにしてもよい。
(発明の効果)
以上説明してきたように、本発明の電動式パワーステア
リング装置では、クラッチ機構部をステアリングシャフ
トの外周に三重構造にして設けたため、設置スペースが
少なく、車載する上で非常に有利であるという効果が得
られる。しかも、クラッチ機構部をステアリングシャフ
トに直設設けたために、このクラッチ機構部を締結解除
状態としたときに、両者間に介在された部材がステアリ
ンクシャフトの回転負荷となるようなことがないという
効果が得られる。
リング装置では、クラッチ機構部をステアリングシャフ
トの外周に三重構造にして設けたため、設置スペースが
少なく、車載する上で非常に有利であるという効果が得
られる。しかも、クラッチ機構部をステアリングシャフ
トに直設設けたために、このクラッチ機構部を締結解除
状態としたときに、両者間に介在された部材がステアリ
ンクシャフトの回転負荷となるようなことがないという
効果が得られる。
さらに、本発明装置では、クラッチ機構部が中間リング
により確実に締結解除状態とされるために、駆動伝達機
構がステアリングシャフトの負荷となることがないとい
う効果が得られる。
により確実に締結解除状態とされるために、駆動伝達機
構がステアリングシャフトの負荷となることがないとい
う効果が得られる。
第1図は本発明一実施例の電動式パワーステアリング装
置を示す断面図、第2図〜第6図は本発明実施例装置の
要部の作動を示す断面図であって、第2.3.5.6図
は第1図のA−A断面図、第4図は第1図のB−B断面
図、第7図は実施例装置の中間リングを示す斜視図であ
る。 1・・−ステアリングシャフト 5・・・駆動伝達機構 6・・−モータ 8e・・・アシストギヤ(駆動リング)9・・・クラッ
チ機構部 93・・・コイルスプリング 94・・・中間リング 95・・・第1締め側係合部 96・・・第2締め側係合部 931・・・第1トルク伝達係合部 932・・・第2トルク伝達係合部 941・・・第1緩め側保合部 942・・・第2緩め側係合部 特 許 出 願 人 厚木自動車部品株式会社 第7図 第3図 第4図 第5図 p 第6図 ゞう。
置を示す断面図、第2図〜第6図は本発明実施例装置の
要部の作動を示す断面図であって、第2.3.5.6図
は第1図のA−A断面図、第4図は第1図のB−B断面
図、第7図は実施例装置の中間リングを示す斜視図であ
る。 1・・−ステアリングシャフト 5・・・駆動伝達機構 6・・−モータ 8e・・・アシストギヤ(駆動リング)9・・・クラッ
チ機構部 93・・・コイルスプリング 94・・・中間リング 95・・・第1締め側係合部 96・・・第2締め側係合部 931・・・第1トルク伝達係合部 932・・・第2トルク伝達係合部 941・・・第1緩め側保合部 942・・・第2緩め側係合部 特 許 出 願 人 厚木自動車部品株式会社 第7図 第3図 第4図 第5図 p 第6図 ゞう。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)車輪を転舵させるステアリングシャフトに対して駆
動伝達機構を介して連結されたモータと、前記駆動伝達
機構に設けられ、前記ステアリングシャフトとモータ間
で、トルク伝達する締結状態及びトルク伝達しない締結
解除状態とに切り換え可能なクラッチ機構と、を備え、 前記クラッチ機構が、前記ステアリングシャフトの外周
に設けられ、内側から順に重ねて配置されて三重構造に
形成されたコイルスプリングと中間リングと駆動リング
とで構成され、 前記コイルスプリングは、ステアリングシャフトに対し
所定の摩擦力を有して嵌合され、かつ、両端部に第1ト
ルク伝達係合部及び第2トルク伝達係合部が形成され、
両トルク伝達係合部に対してコイルの巻き方向に入力が
あると、ステアリングシャフトに対する巻き付けが緩ん
で締結解除状態となり、その反対方向に入力されると、
巻き付けが強まり締結状態となるよう形成され、 前記中間リングは、コイルスプリングとの間に間隙を有
して配置されると共に、ケースに所定の摩擦力を有して
嵌合して設けられ、かつ、中間リングに対してコイルス
プリングが相対回転したときに、回転方向に応じて両ト
ルク伝達係合部のうちの一方に係合して、トルク伝達係
合部からの回転トルクの反力を巻き緩め方向に与える第
1緩め側係合部及び第2緩め側係合部が形成され、前記
駆動リングは、モータから駆動伝達可能に連結され、コ
イルスプリングに対して駆動リングの方が速く相対回転
したときに、回転方向に応じて両トルク伝達係合部のう
ちの一方に係合して、回転トルクを巻き締め方向に与え
る第1締め側係合部及び第2締め側係合部が形成されて
いることを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8564388A JP2667869B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | 電動式パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8564388A JP2667869B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | 電動式パワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01257672A true JPH01257672A (ja) | 1989-10-13 |
JP2667869B2 JP2667869B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13864505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8564388A Expired - Lifetime JP2667869B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | 電動式パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2667869B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5216741A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-08 | Bosch Gmbh Robert | Power steering system |
-
1988
- 1988-04-07 JP JP8564388A patent/JP2667869B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5216741A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-08 | Bosch Gmbh Robert | Power steering system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2667869B2 (ja) | 1997-10-27 |
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