JPH0125726Y2 - - Google Patents
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- JPH0125726Y2 JPH0125726Y2 JP1985060171U JP6017185U JPH0125726Y2 JP H0125726 Y2 JPH0125726 Y2 JP H0125726Y2 JP 1985060171 U JP1985060171 U JP 1985060171U JP 6017185 U JP6017185 U JP 6017185U JP H0125726 Y2 JPH0125726 Y2 JP H0125726Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- piston
- pressure
- control
- braking force
- control device
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 17
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims 3
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
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- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/26—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、マスターシリンダに直接連結され
た第1のブレーキ系統とは別に、第2のブレーキ
系統をマスターシリンダに接続し、一方のブレー
キ系統が破損した場合にでも他方のブレーキ系統
を有効に作動させることの可能な2系統ブレーキ
システム用制動力制御装置に関する。
た第1のブレーキ系統とは別に、第2のブレーキ
系統をマスターシリンダに接続し、一方のブレー
キ系統が破損した場合にでも他方のブレーキ系統
を有効に作動させることの可能な2系統ブレーキ
システム用制動力制御装置に関する。
従来、このような制動力制御装置は、例えば特
開昭54−36450号により知られているように、ハ
ウジングに2本のピストン(制御ピストンとロツ
キングピストン)とを配し、両ピストンをマスタ
ーシリンダからの圧力により制御しながら駆動す
るようにしている。このような装置においては、
従来夫々のピストンに対応させて制御バルブを設
け、これらバルブを夫々のピストンが制御するこ
とにより、吐出圧力を制御するようにしている。
即ち、上記公知例では、ハウジングと第1のピス
トン(制御ピストン)との間にPバルブを設け、
第1のピストンと第2のピストン(ロツキングピ
ストン)との間に別のバルブを設けている。
開昭54−36450号により知られているように、ハ
ウジングに2本のピストン(制御ピストンとロツ
キングピストン)とを配し、両ピストンをマスタ
ーシリンダからの圧力により制御しながら駆動す
るようにしている。このような装置においては、
従来夫々のピストンに対応させて制御バルブを設
け、これらバルブを夫々のピストンが制御するこ
とにより、吐出圧力を制御するようにしている。
即ち、上記公知例では、ハウジングと第1のピス
トン(制御ピストン)との間にPバルブを設け、
第1のピストンと第2のピストン(ロツキングピ
ストン)との間に別のバルブを設けている。
このために、従来の装置においては、構成が複
雑となり、かつ大型となる欠点があつた。
雑となり、かつ大型となる欠点があつた。
したがつて、この考案の目的は、構成が簡単で
かつ小型化の可能な2系統ブレーキシステム用制
動力制御装置を提供することである。
かつ小型化の可能な2系統ブレーキシステム用制
動力制御装置を提供することである。
この考案の制動力制御装置においては、1個の
制御バルブの使用だけで制御ピストンとロツキン
グピストンとの2本のピストンの駆動を受けるよ
うに、これらピストンとバルブとを組合わせて使
用しているので、2個のバルブを使用した場合と
比べて、構成が簡単で、装置全体も小型にするこ
とができる。また、制御ピストンを付勢するスプ
リングは、制御ピストンの周囲に配設されている
ので、全長を短くできる効果もある。
制御バルブの使用だけで制御ピストンとロツキン
グピストンとの2本のピストンの駆動を受けるよ
うに、これらピストンとバルブとを組合わせて使
用しているので、2個のバルブを使用した場合と
比べて、構成が簡単で、装置全体も小型にするこ
とができる。また、制御ピストンを付勢するスプ
リングは、制御ピストンの周囲に配設されている
ので、全長を短くできる効果もある。
さらに、簡単な構造の構成要素だけが使用され
ているので、製作も簡単化される。また、制動力
制御装置の構成要素を取り替えできるように、ね
じ込みカートリツジとして製作することもでき
る。またさらに、本発明に従つて配列をしつらえ
ると、ロツキングピストンを、まず始終動かし
て、それによつて、接着腐食が決して発生しない
ようにすることができ、またそれによつて、第1
ブレーキ系統に故障が発生しても、ロツキングピ
ストンを正規の位置に保持し、従つて、第2ブレ
ーキ系統に、全ブレーキ圧力が作用するのを防止
できる。ブレーキを掛けた場合は何時でも、シー
ルには全て応力が生じるか又はピストンはそれぞ
れのシールに対して運動する。
ているので、製作も簡単化される。また、制動力
制御装置の構成要素を取り替えできるように、ね
じ込みカートリツジとして製作することもでき
る。またさらに、本発明に従つて配列をしつらえ
ると、ロツキングピストンを、まず始終動かし
て、それによつて、接着腐食が決して発生しない
ようにすることができ、またそれによつて、第1
ブレーキ系統に故障が発生しても、ロツキングピ
ストンを正規の位置に保持し、従つて、第2ブレ
ーキ系統に、全ブレーキ圧力が作用するのを防止
できる。ブレーキを掛けた場合は何時でも、シー
ルには全て応力が生じるか又はピストンはそれぞ
れのシールに対して運動する。
本考案の別の特性によれば、ロツキングピスト
ンの一方の前面端面で、制御バルブの一方の部分
を形成させ、また制御ピストンの一方のシール部
材で、制御バルブの第2の部分を形成させること
によつて、さらに進歩した問題解決を得ることが
できる。
ンの一方の前面端面で、制御バルブの一方の部分
を形成させ、また制御ピストンの一方のシール部
材で、制御バルブの第2の部分を形成させること
によつて、さらに進歩した問題解決を得ることが
できる。
圧力のない状態では、スプリングを使用して、
ロツキングピストンは、休止の位置に適切に固定
される。さらに、本考案の別の特性に従つて、段
付きピストンをロツキングピストンとして使用で
き、そこで、ピストンの段部の一方の環状表面
で、制御バルブの一方の部分を形成させる、その
ような段付きロツキングピストンの用法もある。
ロツキングピストンは、休止の位置に適切に固定
される。さらに、本考案の別の特性に従つて、段
付きピストンをロツキングピストンとして使用で
き、そこで、ピストンの段部の一方の環状表面
で、制御バルブの一方の部分を形成させる、その
ような段付きロツキングピストンの用法もある。
本考案の別の実施態様に見られる、実用可能な
制動力制御装置において、その製作をさらに容易
にし、かつ組立てを経済的にするためには、ロツ
キングピストンは、半径方向のクリヤランス無し
で、同軸の別のピストンによつて囲まれしかも軸
方向に滑動でき、なお、制御ピストンを、その別
のピストン上を密着状態で滑動している状態にし
ておく、そのような形にする方がよい。こうすれ
ば、ロツキングピストンと制御ピストンは、別の
ピストンで分離されており、それによつて、制御
ピストンの各部分の表面が、それぞれ異る圧力を
受けることができるようになる。2つのピストン
をこのように配列することによつて、ハウジング
の内部の直径を1つに限る、すなわち、段付きの
形にしてはならないよう設計する、そのような方
法で、双方のピストンをハウジング内に配置する
ことが可能である。他のピストンと制御ピストン
との間に、予圧したスプリングを布置することに
よつて、休止位置にある制御ピストンは、配置さ
れた減圧制御バルブまたは圧力制限制御バルブの
いずれも、それぞれ開放の位置のままにしておく
ことになる。同時に他方のピストンは、制動力制
限装置のある側壁面上で、休止の位置にとどまつ
ている。
制動力制御装置において、その製作をさらに容易
にし、かつ組立てを経済的にするためには、ロツ
キングピストンは、半径方向のクリヤランス無し
で、同軸の別のピストンによつて囲まれしかも軸
方向に滑動でき、なお、制御ピストンを、その別
のピストン上を密着状態で滑動している状態にし
ておく、そのような形にする方がよい。こうすれ
ば、ロツキングピストンと制御ピストンは、別の
ピストンで分離されており、それによつて、制御
ピストンの各部分の表面が、それぞれ異る圧力を
受けることができるようになる。2つのピストン
をこのように配列することによつて、ハウジング
の内部の直径を1つに限る、すなわち、段付きの
形にしてはならないよう設計する、そのような方
法で、双方のピストンをハウジング内に配置する
ことが可能である。他のピストンと制御ピストン
との間に、予圧したスプリングを布置することに
よつて、休止位置にある制御ピストンは、配置さ
れた減圧制御バルブまたは圧力制限制御バルブの
いずれも、それぞれ開放の位置のままにしておく
ことになる。同時に他方のピストンは、制動力制
限装置のある側壁面上で、休止の位置にとどまつ
ている。
また、ピストンの代りに、ケーシングが使用で
きるが、このケーシングは、油圧作動油の圧力だ
けを使つて、制動力制御装置のある側壁面に当て
て保持されていなければならない。この制御ピス
トンに配置されたスプリングは、制動力制御装置
のハウジング内の止め部材によつて支持されてい
なければならない。
きるが、このケーシングは、油圧作動油の圧力だ
けを使つて、制動力制御装置のある側壁面に当て
て保持されていなければならない。この制御ピス
トンに配置されたスプリングは、制動力制御装置
のハウジング内の止め部材によつて支持されてい
なければならない。
制御ピストンの動く道筋は、都合のよいことに
は、運動の方向の双方において、止め部材によつ
て制限されている。それによつて、制御ピストン
は、如何なる作動をする場合でも常に、その限定
された位置をはずすことは絶対にない。
は、運動の方向の双方において、止め部材によつ
て制限されている。それによつて、制御ピストン
は、如何なる作動をする場合でも常に、その限定
された位置をはずすことは絶対にない。
このピストンについて別に有利な設計がある
が、それには、そのピストンを段付きにして、直
径が最も小さなセクシヨン上で制御ピストンを滑
動させ、またそれよりやや直径の大きなセクシヨ
ンに移る段部で、制御ピストンの動きを止める止
め部材を形成させるようにすればよい。ロツキン
グピストンは、やや直径の小さなセクシヨンに移
る段部の位置で、断面が円形をしたシールリング
を担持しており、しかもそのシールリングは、制
御ピストンの一方の表面と一緒になつて、制御バ
ルブを形成するが、そのようなロツキングピスト
ンによつて、制御バルブの形状を簡単にすること
ができる。シールリングは、ピストンのやや直径
の小さいセクシヨンに、その段部の位置に設けた
溝に置いてもよく、または、その小さな直径のセ
クシヨンに簡単にクランプ止めしてもよい。断面
が円形をしたシールリングの長所は、制御ピスト
ンとシールリングとの接触面は、単に円形の線だ
けで構成しており、換言すれば、線接触シールを
形成しているので、制御ピストンの表面で、バル
ブシートに該当する部分の表面は、特別な加工を
必要としない点である。
が、それには、そのピストンを段付きにして、直
径が最も小さなセクシヨン上で制御ピストンを滑
動させ、またそれよりやや直径の大きなセクシヨ
ンに移る段部で、制御ピストンの動きを止める止
め部材を形成させるようにすればよい。ロツキン
グピストンは、やや直径の小さなセクシヨンに移
る段部の位置で、断面が円形をしたシールリング
を担持しており、しかもそのシールリングは、制
御ピストンの一方の表面と一緒になつて、制御バ
ルブを形成するが、そのようなロツキングピスト
ンによつて、制御バルブの形状を簡単にすること
ができる。シールリングは、ピストンのやや直径
の小さいセクシヨンに、その段部の位置に設けた
溝に置いてもよく、または、その小さな直径のセ
クシヨンに簡単にクランプ止めしてもよい。断面
が円形をしたシールリングの長所は、制御ピスト
ンとシールリングとの接触面は、単に円形の線だ
けで構成しており、換言すれば、線接触シールを
形成しているので、制御ピストンの表面で、バル
ブシートに該当する部分の表面は、特別な加工を
必要としない点である。
さらに別の設計上の長所は、ロツキングピスト
ンには、一つの圧力チヤンバの中で、第1ブレー
キ系統の圧力が掛けられるものであり、さらにロ
ツキングピストンは、制動力制御装置のハウジン
グに固定できるハウジングブロツクに挿入されて
いるという事実である。
ンには、一つの圧力チヤンバの中で、第1ブレー
キ系統の圧力が掛けられるものであり、さらにロ
ツキングピストンは、制動力制御装置のハウジン
グに固定できるハウジングブロツクに挿入されて
いるという事実である。
このハウジングブロツクは、圧力チヤンバの内
径が、ロツキングピストンの直径と同じであり、
そこでロツキングピストンは、簡単なシールをつ
けただけで、このチヤンバ内で圧力媒体を漏らさ
ない状態で滑動できる、そのような方法で設計さ
れている。さらに、このハウジングブロツクが、
制動力制御装置のハウジングを閉鎖すると同時
に、制御ピストンのスプリングを直接または間接
的に支持している壁面を形成する、そのような方
法で設計されているので一段と有利である。この
ハウジングブロツクを、制動力制御装置のハウジ
ング内にねじ込む深さによつて、スプリングの予
圧の大きさを決めることができ、それによつて、
制御ピストンを強制的に、開放位置に押しつけて
いる。このハウジングブロツクを、制動力制御装
置の中にねじ込む深さによつて、スプリングの予
圧の大きさを連続的に変えて調節できる。そこ
で、制御ピストンが動き得る道筋の長さは、バル
ブの閉鎖行程の長より短くない点を注意すべきで
ある。制動力制御装置または制動力リミター装置
それぞれの切換開始点は、調節によつて変えるこ
とができる。
径が、ロツキングピストンの直径と同じであり、
そこでロツキングピストンは、簡単なシールをつ
けただけで、このチヤンバ内で圧力媒体を漏らさ
ない状態で滑動できる、そのような方法で設計さ
れている。さらに、このハウジングブロツクが、
制動力制御装置のハウジングを閉鎖すると同時
に、制御ピストンのスプリングを直接または間接
的に支持している壁面を形成する、そのような方
法で設計されているので一段と有利である。この
ハウジングブロツクを、制動力制御装置のハウジ
ング内にねじ込む深さによつて、スプリングの予
圧の大きさを決めることができ、それによつて、
制御ピストンを強制的に、開放位置に押しつけて
いる。このハウジングブロツクを、制動力制御装
置の中にねじ込む深さによつて、スプリングの予
圧の大きさを連続的に変えて調節できる。そこ
で、制御ピストンが動き得る道筋の長さは、バル
ブの閉鎖行程の長より短くない点を注意すべきで
ある。制動力制御装置または制動力リミター装置
それぞれの切換開始点は、調節によつて変えるこ
とができる。
本考案に係わる実施例について、添付の図面を
引照してさらに詳細に次のとおり説明する。
引照してさらに詳細に次のとおり説明する。
第1図において、制動力制御装置の個々の構成
要素はハウジング10の内に配列されているが、
このハウジング10はまた、カートリツジ形とし
ても設計できる。このハウジングは、閉鎖前面端
部15から始まつて、段付きの形で先太りになつ
ている。またその内部においても、このハウジン
グは、段付きの形で先太りになつており、ハウジ
ング10の内部は、セクシヨン11,12,1
3、および14に区分することができる。
要素はハウジング10の内に配列されているが、
このハウジング10はまた、カートリツジ形とし
ても設計できる。このハウジングは、閉鎖前面端
部15から始まつて、段付きの形で先太りになつ
ている。またその内部においても、このハウジン
グは、段付きの形で先太りになつており、ハウジ
ング10の内部は、セクシヨン11,12,1
3、および14に区分することができる。
ハウジング10は、ねじ込み口金20にシール
16を加え、これらによつてその一端を閉じられ
ている。口金20の範囲内で、その内部は、段付
きで先細りになつており、さらにセクシヨン21
および22に区分できる。ハウジング10の内部
には、ロツキングピストン30があり、そのピス
トン30は、軸方向に摺動可能に位置ぎめされて
いる。ロツキングピストン30は、スプリング3
4によつて、前面端部15に対面して支持されて
いる。
16を加え、これらによつてその一端を閉じられ
ている。口金20の範囲内で、その内部は、段付
きで先細りになつており、さらにセクシヨン21
および22に区分できる。ハウジング10の内部
には、ロツキングピストン30があり、そのピス
トン30は、軸方向に摺動可能に位置ぎめされて
いる。ロツキングピストン30は、スプリング3
4によつて、前面端部15に対面して支持されて
いる。
その反対の方向で、ロツキングピストン30
は、無負荷の位置で、スプリングリング36と相
接している。
は、無負荷の位置で、スプリングリング36と相
接している。
スプリングリング36に対面しているロツキン
グピストンの端部では、隆起部35、例えば歯形
部またはそれと同形のものが、設けられている。
ロツキングピストン30は、3つのセクシヨン3
1,32および33に分割され、その中で、セク
シヨン31および33の直径は、セクシヨン32
の直径よりやや小さい。
グピストンの端部では、隆起部35、例えば歯形
部またはそれと同形のものが、設けられている。
ロツキングピストン30は、3つのセクシヨン3
1,32および33に分割され、その中で、セク
シヨン31および33の直径は、セクシヨン32
の直径よりやや小さい。
ハウジング10のセクシヨン11において、チ
ヤンバ17には、開口部Cを通して圧力が供給さ
れ、その圧力は非制御ブレーキ系統に通じる。こ
の圧力は、ロツキングピストン30のセクシヨン
31の前面端面に作用する。圧力チヤンバ18に
は、開口部Aを通つて、セクシヨン13の第2ブ
レーキ系統に通じる被制御圧が供給される。2つ
の圧力チヤンバ17および18の間に、シール2
3およびアダプタ24が布置されておりこれら
は、保持素子25によつて軸方向に所定の位置に
固着されている。アダプタ24には、ボアZを通
じて外気に連結されている円形の溝がある。万
一、圧力媒体が、圧力チヤンバ17または18の
いずれかから、アダプタ24に侵入した場合は、
侵入圧力媒体はこのボアから外部へ流れ出るはず
である。従つて、他の圧力チヤンバへの影響はな
くなる。13,14,および21のセクシヨン区
間においては、段付きリングピストン40が制御
ピストンとして布置されており、前記リングピス
トン40は、ロツキングピストンのセクシヨン3
2を囲んでいる。
ヤンバ17には、開口部Cを通して圧力が供給さ
れ、その圧力は非制御ブレーキ系統に通じる。こ
の圧力は、ロツキングピストン30のセクシヨン
31の前面端面に作用する。圧力チヤンバ18に
は、開口部Aを通つて、セクシヨン13の第2ブ
レーキ系統に通じる被制御圧が供給される。2つ
の圧力チヤンバ17および18の間に、シール2
3およびアダプタ24が布置されておりこれら
は、保持素子25によつて軸方向に所定の位置に
固着されている。アダプタ24には、ボアZを通
じて外気に連結されている円形の溝がある。万
一、圧力媒体が、圧力チヤンバ17または18の
いずれかから、アダプタ24に侵入した場合は、
侵入圧力媒体はこのボアから外部へ流れ出るはず
である。従つて、他の圧力チヤンバへの影響はな
くなる。13,14,および21のセクシヨン区
間においては、段付きリングピストン40が制御
ピストンとして布置されており、前記リングピス
トン40は、ロツキングピストンのセクシヨン3
2を囲んでいる。
その両端において、隆起部41および42、例
えば歯形部または同形のものが設けられている。
えば歯形部または同形のものが設けられている。
セクシヨン13において、制御ピストン40
は、ハウジング10に対し、シール44で密封さ
れており、またセクシヨン21では、シール45
で同様に密封されている。制御ピストン40のブ
ロツク43の直径は、それ以外の部分の直径より
大きい。このやや大きい直径のブロツク43は、
スプリング46によつて、軸方向に支持されてい
る。さらに制御ピストン40には、シールボデイ
47が設けられているが、前記シールボデイ47
は、ロツキングピストンの前面端面37と関連し
て、制御バルブ39を形成して、供給圧力の減圧
を司る。シールボデイ47の背後に位置している
圧力チヤンバ48は、第2ブレーキ系統の制御圧
を通すために、出口ポートBに連結されている。
は、ハウジング10に対し、シール44で密封さ
れており、またセクシヨン21では、シール45
で同様に密封されている。制御ピストン40のブ
ロツク43の直径は、それ以外の部分の直径より
大きい。このやや大きい直径のブロツク43は、
スプリング46によつて、軸方向に支持されてい
る。さらに制御ピストン40には、シールボデイ
47が設けられているが、前記シールボデイ47
は、ロツキングピストンの前面端面37と関連し
て、制御バルブ39を形成して、供給圧力の減圧
を司る。シールボデイ47の背後に位置している
圧力チヤンバ48は、第2ブレーキ系統の制御圧
を通すために、出口ポートBに連結されている。
第1図に示す制御装置の作動は次のとおりであ
る、すなわち: この制御装置に圧力が掛つていない場合がその
例であるが、この制御装置が無負荷の位置にある
場合は、ロツキングピストン30は、図示の位置
にあり、かつ、隆起部35でもつてスプリングリ
ング36と相接している。また、制御ピストン4
0も図示の位置にあり、かつ隆起部42でもつ
て、口金20の前面端面49と相接している。
る、すなわち: この制御装置に圧力が掛つていない場合がその
例であるが、この制御装置が無負荷の位置にある
場合は、ロツキングピストン30は、図示の位置
にあり、かつ、隆起部35でもつてスプリングリ
ング36と相接している。また、制御ピストン4
0も図示の位置にあり、かつ隆起部42でもつ
て、口金20の前面端面49と相接している。
圧力が開口部AおよびCを通つて供給される
と、開口部Cを経て供給された圧力は、ロツキン
グピストンのセクシヨン31の前面端面に作用す
る、この圧力によつて、スプリング34の作用が
助成される。開口部Aを経て供給された圧力は、
圧力チヤンバ18を通り、制御ピストンとロツキ
ングピストン30の間にあるインタースペース3
8を経、さらに開いている制御バルブ39を通
り、圧力チヤンバ48に達し、ここから、出口ポ
ートBを通つて第2ブレーキ系統に達する。圧力
チヤンバ18で作用している圧力は、制御ピスト
ン40およびシールボデイ47の前面端面に作用
し、すなわち、スプリング46と同じ方向に作用
する。
と、開口部Cを経て供給された圧力は、ロツキン
グピストンのセクシヨン31の前面端面に作用す
る、この圧力によつて、スプリング34の作用が
助成される。開口部Aを経て供給された圧力は、
圧力チヤンバ18を通り、制御ピストンとロツキ
ングピストン30の間にあるインタースペース3
8を経、さらに開いている制御バルブ39を通
り、圧力チヤンバ48に達し、ここから、出口ポ
ートBを通つて第2ブレーキ系統に達する。圧力
チヤンバ18で作用している圧力は、制御ピスト
ン40およびシールボデイ47の前面端面に作用
し、すなわち、スプリング46と同じ方向に作用
する。
圧力チヤンバ48を支配している圧力は、制御
ピストン40の段付き部分の前面端面およびシー
ルボデイ47の前面端面に作用する。この圧力チ
ヤンバ48を支配している圧力は、制御ピストン
40を左の方向へ移動させようとする。しかし、
これは、それによつて生じた力が、圧力チヤンバ
18でその対面する端面に掛かる力と、スプリン
グ46の力との和以上に大きい場合に限つて可能
である。この和の全体の力が、チヤンバ48内で
生じた力より大きくなつた直後、制御ピストン4
0は左側へ移動し、制御バルブ39が閉鎖する。
開口部Aを経て供給された圧力がさらに増大する
と直ちに、ピストン40は右に動き、制御バルブ
39を再び開く。この結果、圧力は圧力チヤンバ
48に入り、そこで、新たな圧力が、第2ブレー
キ系統に加わることになる。
ピストン40の段付き部分の前面端面およびシー
ルボデイ47の前面端面に作用する。この圧力チ
ヤンバ48を支配している圧力は、制御ピストン
40を左の方向へ移動させようとする。しかし、
これは、それによつて生じた力が、圧力チヤンバ
18でその対面する端面に掛かる力と、スプリン
グ46の力との和以上に大きい場合に限つて可能
である。この和の全体の力が、チヤンバ48内で
生じた力より大きくなつた直後、制御ピストン4
0は左側へ移動し、制御バルブ39が閉鎖する。
開口部Aを経て供給された圧力がさらに増大する
と直ちに、ピストン40は右に動き、制御バルブ
39を再び開く。この結果、圧力は圧力チヤンバ
48に入り、そこで、新たな圧力が、第2ブレー
キ系統に加わることになる。
制動作用が完了した場合は、開口部AおよびC
における圧力は、ブレーキペダルの踏み込み作用
に対応して低減する。圧力チヤンバ48の圧力
も、また第2ブレーキ系統の圧力も、制御バルブ
39が閉じているために、すぐには、この圧力低
減に追従できない。圧力チヤンバ48内の圧力に
よつて、制御ピストン40は勿論、ロツキングピ
ストン30も左へ移動させられている。ロツキン
グピストンの移動行程長が、制御ピストンのそれ
よりも長い場合は直ちに、制御バルブ39は開
き、そこで圧力チヤンバ48の圧力と、ついで第
2ブレーキ系統の圧力は、開口部Aを通つて消え
去ることになる。その結果、ロツキングピストン
30は、ブレーキを開放するその度毎に移動させ
られ、それによつて接着腐食の発生を避けること
ができる。
における圧力は、ブレーキペダルの踏み込み作用
に対応して低減する。圧力チヤンバ48の圧力
も、また第2ブレーキ系統の圧力も、制御バルブ
39が閉じているために、すぐには、この圧力低
減に追従できない。圧力チヤンバ48内の圧力に
よつて、制御ピストン40は勿論、ロツキングピ
ストン30も左へ移動させられている。ロツキン
グピストンの移動行程長が、制御ピストンのそれ
よりも長い場合は直ちに、制御バルブ39は開
き、そこで圧力チヤンバ48の圧力と、ついで第
2ブレーキ系統の圧力は、開口部Aを通つて消え
去ることになる。その結果、ロツキングピストン
30は、ブレーキを開放するその度毎に移動させ
られ、それによつて接着腐食の発生を避けること
ができる。
開口部Cに連結しているブレーキ系統の圧力が
降下すると、ロツキングピストン30は、圧力チ
ヤンバ17には反抗する力が存在しないので、圧
力チヤンバ48で作用している力のお蔭げで、ス
プリング34の方へ左へ移動する。制御バルブ3
9が開いており、また開口部Aを通つて供給され
る圧力が、第2ブレーキ系統内で十分に勢力をも
つようになるが、この圧力は正常に制御されてい
る。
降下すると、ロツキングピストン30は、圧力チ
ヤンバ17には反抗する力が存在しないので、圧
力チヤンバ48で作用している力のお蔭げで、ス
プリング34の方へ左へ移動する。制御バルブ3
9が開いており、また開口部Aを通つて供給され
る圧力が、第2ブレーキ系統内で十分に勢力をも
つようになるが、この圧力は正常に制御されてい
る。
さらに、図示の制動力制御装置をさらに簡単に
するためは、シール16を除くことができる点が
指摘できる。また、もし口金20に、斜のボアが
設けられ、かつ、ロツキングピストンが直接口金
20で支持されているとすれば、スプリングリン
グ36も除いてもよい。さらに、その2つのシー
ル23の間で、ロツキングピストン30が段付き
形状になつていれば、スプリング34も省くこと
もできる。こうなると、発生した圧力を、右の位
置に切り換えた状態になるので、ロツキングピス
トン30は作動準備完了の形になる。カートリツ
ジにねじ込む形として制動力制御装置を設計した
場合は、非制御圧力を導くための軸方向の入口ポ
ートは、前面端部15の位置に設けられるが、前
記非制御圧力は、開口部Cを経て、ハウジング1
0から出てしまう。
するためは、シール16を除くことができる点が
指摘できる。また、もし口金20に、斜のボアが
設けられ、かつ、ロツキングピストンが直接口金
20で支持されているとすれば、スプリングリン
グ36も除いてもよい。さらに、その2つのシー
ル23の間で、ロツキングピストン30が段付き
形状になつていれば、スプリング34も省くこと
もできる。こうなると、発生した圧力を、右の位
置に切り換えた状態になるので、ロツキングピス
トン30は作動準備完了の形になる。カートリツ
ジにねじ込む形として制動力制御装置を設計した
場合は、非制御圧力を導くための軸方向の入口ポ
ートは、前面端部15の位置に設けられるが、前
記非制御圧力は、開口部Cを経て、ハウジング1
0から出てしまう。
第2図において、制動力制御装置のハウジング
101は、ねじ込み可能であるハウジングブロツ
ク102によつて閉じられている。ハウジング1
01の内部チヤンバの各部の直径は同じであり、
そこで、製作がより容易になり、製造コストも安
く有利になるはずである。この内部チヤンバ内に
は、主要な3つのピストン103,104,およ
び108が、相互に同軸関係を保つて布置されて
いる。ロツキングピストン103は、ピストン1
04で囲まれているが、そのピストン104は、
半径方向のクリヤランス無しで、ロツキングピス
トン103と、滑動接触をなしている。段付きピ
ストン104は、その円周表面に2つの軸方向の
段部122および139を設けており、その段部
によつて、3つのセクシヨン105,106、お
よび107にそのピストンを区分している。段付
きピストン104の中で最小直径部分であるセク
シヨン107の上に乗つた形で、制御ピストン1
08が滑動する。そこで、また、制御ピストン1
08はロツキングピストン103を囲むことにな
る。制御ピストン108は、ロツキングピストン
103と一緒になつて、減圧制御弁109を形成
する。ある程度の半径方向のクリヤランスをもつ
て、ハウジング101の中に挿入されている段付
ピストン104とは異なつて、制御ピストン10
8は、半径方向にクリヤランス無しではあるが、
ハウジング101内で、軸方向に滑動できる状態
で収まつている。制御ピストン108の円周面内
に挿入されている溝12の左側と右側に配置され
ている2つのシールリング10および11によつ
て、溝112によつて形成されるチヤンバは、内
部チヤンバに対し密封されている。この溝112
の底面で、ピストン108を貫通して半径方向に
延設している開口部113によつて、溝112
は、ロツキングピストン103と制御ピストン1
08の間にあるインタースペース114に連結さ
れている。このインタースペース114は、入口
チヤンバの役を果しており、また、リング式に成
形されたリツプシール115によつて、制御ピス
トン108およびロツキングピストン103とに
対して密封されている。リツプシール115は、
段付きピストン104の前面表面116に対し軸
方向に接合し、そのリツプでもつて制御ピストン
108に対し、またロツキングピストン103に
対し、半径方向に接合している。制御バルブ10
9は、ロツキングピストン103と、制御ピスト
ン108の円形に突出している突起部140とで
形成されており、なお前記円形突起部は内方に向
つて半径方向に延びているが、かかる制御バルブ
109によつて、インタースペース114は、液
体が漏れないように封入されている。インタース
ペース114は、ハウジング101と、制御ピス
トン108の前面壁部118とで制限されている
出口チヤンバ117と分離可能である。制御ピス
トン108に、限定された休止位置を与え、それ
によつて出口チヤンバ117に限定された大きさ
を与えるために、制御ピストン108は、図示の
如く、止めリング119のに接した位置で、保持
されている。この位置決めは、制御ピストン10
8と段付ピストン104との間に作用する予圧ス
プリング120によつてなされる。そこで、前記
スプリング120は、制御ピストン108の第2
前面側面121と、段付きピストン104のセク
シヨン106からセクシヨン105へ移る段部1
22との双方によつて支持されることになる。こ
のスプリング120によつて、段付きピストン1
04は、ねじ込み式のハウジングブロツク102
の壁部123にあつて、その位置に保持される。
101は、ねじ込み可能であるハウジングブロツ
ク102によつて閉じられている。ハウジング1
01の内部チヤンバの各部の直径は同じであり、
そこで、製作がより容易になり、製造コストも安
く有利になるはずである。この内部チヤンバ内に
は、主要な3つのピストン103,104,およ
び108が、相互に同軸関係を保つて布置されて
いる。ロツキングピストン103は、ピストン1
04で囲まれているが、そのピストン104は、
半径方向のクリヤランス無しで、ロツキングピス
トン103と、滑動接触をなしている。段付きピ
ストン104は、その円周表面に2つの軸方向の
段部122および139を設けており、その段部
によつて、3つのセクシヨン105,106、お
よび107にそのピストンを区分している。段付
きピストン104の中で最小直径部分であるセク
シヨン107の上に乗つた形で、制御ピストン1
08が滑動する。そこで、また、制御ピストン1
08はロツキングピストン103を囲むことにな
る。制御ピストン108は、ロツキングピストン
103と一緒になつて、減圧制御弁109を形成
する。ある程度の半径方向のクリヤランスをもつ
て、ハウジング101の中に挿入されている段付
ピストン104とは異なつて、制御ピストン10
8は、半径方向にクリヤランス無しではあるが、
ハウジング101内で、軸方向に滑動できる状態
で収まつている。制御ピストン108の円周面内
に挿入されている溝12の左側と右側に配置され
ている2つのシールリング10および11によつ
て、溝112によつて形成されるチヤンバは、内
部チヤンバに対し密封されている。この溝112
の底面で、ピストン108を貫通して半径方向に
延設している開口部113によつて、溝112
は、ロツキングピストン103と制御ピストン1
08の間にあるインタースペース114に連結さ
れている。このインタースペース114は、入口
チヤンバの役を果しており、また、リング式に成
形されたリツプシール115によつて、制御ピス
トン108およびロツキングピストン103とに
対して密封されている。リツプシール115は、
段付きピストン104の前面表面116に対し軸
方向に接合し、そのリツプでもつて制御ピストン
108に対し、またロツキングピストン103に
対し、半径方向に接合している。制御バルブ10
9は、ロツキングピストン103と、制御ピスト
ン108の円形に突出している突起部140とで
形成されており、なお前記円形突起部は内方に向
つて半径方向に延びているが、かかる制御バルブ
109によつて、インタースペース114は、液
体が漏れないように封入されている。インタース
ペース114は、ハウジング101と、制御ピス
トン108の前面壁部118とで制限されている
出口チヤンバ117と分離可能である。制御ピス
トン108に、限定された休止位置を与え、それ
によつて出口チヤンバ117に限定された大きさ
を与えるために、制御ピストン108は、図示の
如く、止めリング119のに接した位置で、保持
されている。この位置決めは、制御ピストン10
8と段付ピストン104との間に作用する予圧ス
プリング120によつてなされる。そこで、前記
スプリング120は、制御ピストン108の第2
前面側面121と、段付きピストン104のセク
シヨン106からセクシヨン105へ移る段部1
22との双方によつて支持されることになる。こ
のスプリング120によつて、段付きピストン1
04は、ねじ込み式のハウジングブロツク102
の壁部123にあつて、その位置に保持される。
チヤンバ124は、ハウジング101の内部チ
ヤンバ内に位置しているが、前記チヤンバ124
は、制御ピストン108、段付きピストン10
4、ハウジング101、およびハウジングブロツ
ク102で制限されているものであつて、このチ
ヤンバ124は、開口部125を経て外気に連絡
されている。
ヤンバ内に位置しているが、前記チヤンバ124
は、制御ピストン108、段付きピストン10
4、ハウジング101、およびハウジングブロツ
ク102で制限されているものであつて、このチ
ヤンバ124は、開口部125を経て外気に連絡
されている。
ハウジングブロツク102の中で、図示の如き
休止位置に保持されているロツキングピストン1
03は、スプリング127によつて、液が漏れな
いようにシールリング126で密封された状態で
滑動する。ロツキングピストン103と、ハウジ
ングブロツク102で制限されているチヤンバ1
28は、開口部129を経て、2系統ブレーキシ
ステムの非制御ブレーキ系統(図示してない)の
圧力Cに通じている。このブレーキ系統は、概
ね、自動車のフロントホイール軸系ブレーキ系統
と一致している。ロツキングピストン102の図
示の位置において、前記ロツキングピストン10
3は、段付きになつているこのピストンのその他
のセクシヨンより小さな直径をもつセクシヨン1
31の前面端面130でもつて、出口チヤンバ1
17のハウジング壁部132に対面して接合して
いる。このセクシヨン131は、その端部を具合
よく面とりしてあり、それによつて、ハウジング
壁部132に対面して接合しているその前面端面
130はできるだけ小さくなつており、その結
果、出口チヤンバ117において、このロツキン
グピストン103の圧力を受ける表面をできるだ
け大きくしている。ピストン103の段付き部分
で、セクシヨン131がその他のセクシヨンに移
る部位で形成する段部133は、制御ピストン1
08の突起部140のすぐ前方で、入口チヤンバ
114の中に位置しているが、前記突起部は、ロ
ツキングピストン103に向つて半径方向に突き
出ている。その段部133の直前にあるセクシヨ
ン131には、シールリング134が布置されて
おり、そのシールリング134は、その断面が円
形に設計されている。
休止位置に保持されているロツキングピストン1
03は、スプリング127によつて、液が漏れな
いようにシールリング126で密封された状態で
滑動する。ロツキングピストン103と、ハウジ
ングブロツク102で制限されているチヤンバ1
28は、開口部129を経て、2系統ブレーキシ
ステムの非制御ブレーキ系統(図示してない)の
圧力Cに通じている。このブレーキ系統は、概
ね、自動車のフロントホイール軸系ブレーキ系統
と一致している。ロツキングピストン102の図
示の位置において、前記ロツキングピストン10
3は、段付きになつているこのピストンのその他
のセクシヨンより小さな直径をもつセクシヨン1
31の前面端面130でもつて、出口チヤンバ1
17のハウジング壁部132に対面して接合して
いる。このセクシヨン131は、その端部を具合
よく面とりしてあり、それによつて、ハウジング
壁部132に対面して接合しているその前面端面
130はできるだけ小さくなつており、その結
果、出口チヤンバ117において、このロツキン
グピストン103の圧力を受ける表面をできるだ
け大きくしている。ピストン103の段付き部分
で、セクシヨン131がその他のセクシヨンに移
る部位で形成する段部133は、制御ピストン1
08の突起部140のすぐ前方で、入口チヤンバ
114の中に位置しているが、前記突起部は、ロ
ツキングピストン103に向つて半径方向に突き
出ている。その段部133の直前にあるセクシヨ
ン131には、シールリング134が布置されて
おり、そのシールリング134は、その断面が円
形に設計されている。
このシールリング134は、また、セクシヨン
131の囲み溝の中にも嵌め込まれているが、前
記溝は、セクシヨン131に移る段部133の後
方に直接境接している。そこで、段部133それ
自体を、シールリング134を保持するための軸
方向のふち部として使用できる。
131の囲み溝の中にも嵌め込まれているが、前
記溝は、セクシヨン131に移る段部133の後
方に直接境接している。そこで、段部133それ
自体を、シールリング134を保持するための軸
方向のふち部として使用できる。
このシールリング134は、円錐の形でチヤン
バ114まで拡大している通路開口部135内
に、部分的に顔を出しているが、前記開口部13
5は、突起部140によつて形成されており、前
記開口部を経て、圧力媒体は、インタースペース
114から出口チヤンバ117に達することがで
きる。
バ114まで拡大している通路開口部135内
に、部分的に顔を出しているが、前記開口部13
5は、突起部140によつて形成されており、前
記開口部を経て、圧力媒体は、インタースペース
114から出口チヤンバ117に達することがで
きる。
セクシヨン131に布置されているシールリン
グ134の外径は、通路開口部135の内径より
大きくなつていなければならない。こうすること
によつてのみ、シールリング134は制御ピスト
ンの円錐部分表面136に対し密封係合をなすに
至り、かつ、通路開口部135を閉じることがで
きる。シールリング134が、円錐部分表面13
6に対し線接触だけで接合しなければならないこ
と、すなわち、面接触(面シール)は存在しない
ことは、特筆すべきことである。それ故、円錐部
分表面136は、特別に精密な加工をするにおよ
ばない。
グ134の外径は、通路開口部135の内径より
大きくなつていなければならない。こうすること
によつてのみ、シールリング134は制御ピスト
ンの円錐部分表面136に対し密封係合をなすに
至り、かつ、通路開口部135を閉じることがで
きる。シールリング134が、円錐部分表面13
6に対し線接触だけで接合しなければならないこ
と、すなわち、面接触(面シール)は存在しない
ことは、特筆すべきことである。それ故、円錐部
分表面136は、特別に精密な加工をするにおよ
ばない。
第2図に示す実施例の作動は次のとおりであ
る。すなわち: 入口ポート137を経てマスターシリンダの非
制御圧Aが、制御装置に供給され、一方、出口ポ
ート138を経て、制御圧Bが圧力シリンダに供
給されるが、自動車の場合は、制御圧Bは、リヤ
ーホイール軸系のブレーキシリンダに供給され
る。
る。すなわち: 入口ポート137を経てマスターシリンダの非
制御圧Aが、制御装置に供給され、一方、出口ポ
ート138を経て、制御圧Bが圧力シリンダに供
給されるが、自動車の場合は、制御圧Bは、リヤ
ーホイール軸系のブレーキシリンダに供給され
る。
ある圧力になつてから、入口チヤンバ117内
の制御ピストンの前面端面118に作用している
圧力が、スプリング120の力に打ち勝つて、制
御バルブ109が閉じられる時まで、このスプリ
ングの力に逆つて制御ピストンを左へ移動させる
ことになる。制御ピストンを転移させている力
は、インタースペース114内の、やや小さな表
面、すなわち、前面端面118の面積から、前面
端面121の面積の差に相当する、小面積の表面
に圧力が掛かることによつて生じるものである。
の制御ピストンの前面端面118に作用している
圧力が、スプリング120の力に打ち勝つて、制
御バルブ109が閉じられる時まで、このスプリ
ングの力に逆つて制御ピストンを左へ移動させる
ことになる。制御ピストンを転移させている力
は、インタースペース114内の、やや小さな表
面、すなわち、前面端面118の面積から、前面
端面121の面積の差に相当する、小面積の表面
に圧力が掛かることによつて生じるものである。
圧力がさらに増大すると、このやや小さな面積
に対し、インタースペース114内で作用してい
る圧力が増大し、再び制御バルブ109をしばら
くの間開くことになる。出口チヤンバ117内の
圧力は、制御バルブ109が再び閉じるようにな
る時まで、低下して圧力Bになる。そこで、圧力
Aは圧力Bまで低下するが、その関連は、制御ピ
ストン108の、入口チヤンバ内の圧力作用表面
対する出口チヤンバ内の圧力作用表面の面積比に
従つている。
に対し、インタースペース114内で作用してい
る圧力が増大し、再び制御バルブ109をしばら
くの間開くことになる。出口チヤンバ117内の
圧力は、制御バルブ109が再び閉じるようにな
る時まで、低下して圧力Bになる。そこで、圧力
Aは圧力Bまで低下するが、その関連は、制御ピ
ストン108の、入口チヤンバ内の圧力作用表面
対する出口チヤンバ内の圧力作用表面の面積比に
従つている。
この制御作用段階中、制御ピストン108は、
移動を続けるはずであり、一方ロツキングピスト
ン103は、図示の位置に止どまつているはずで
ある。インタースペース114および117で、
ロツキングピストン103には圧力が作用するに
もかかわらず、スプリング127の力と、チヤン
バ128内で作用する第2ブレーキ系統の圧力C
とによつて、これが工合よく作用して、ロツキン
グピストン103を保持しており、それによつ
て、制御が行なわれる場合、ロツキングピストン
は、変化なしの形で自体の位置を保持できる。こ
こでは、圧力Cの大きさは、圧力Aの大きさと一
致することになる。圧力Cが降下したときだけに
限り、その場合圧力AおよびBがロツキングピス
トン103に作用しているので、その力が、スプ
リング127の力に逆つてロツキングピストン1
03を移動させうるので、ロツキングピストン1
03は、左へ移動することになる。この動きによ
つて、制御バルブが開き、すなわち、ブレーキ作
用の低下が停止させられる。さて、制御ピストン
自体は、その移動可能範囲が制限されているた
め、これ以上ロツキングバルブを閉じておくこと
はできない。チヤンバ117により高い圧力が供
給された場合ですら、制御ピストンが高の方へ滑
動できるのは、制御ピストンの前面端面121
が、段付きピストン104の段部139に対面し
て接合するまでの範囲だけに限られる。しかし、
この図で分かるとおり、ロツキングピストン10
3は、相当に余計に左へ滑動してしまつているの
で、それによつて、圧力Cが故障で降下した場合
でも、制御バルブ109を閉じることは不可能に
なつている。一方その結果圧力Bは、非制御圧A
と一致することになる。かくて、図示の如き形式
の制動力制御装置を装備した自動車にあつては、
リヤーホイール軸系の制動用の非制御圧は、フロ
ントホイール軸系のブレーキ系統が故障した場合
でも、事欠かないことになる。
移動を続けるはずであり、一方ロツキングピスト
ン103は、図示の位置に止どまつているはずで
ある。インタースペース114および117で、
ロツキングピストン103には圧力が作用するに
もかかわらず、スプリング127の力と、チヤン
バ128内で作用する第2ブレーキ系統の圧力C
とによつて、これが工合よく作用して、ロツキン
グピストン103を保持しており、それによつ
て、制御が行なわれる場合、ロツキングピストン
は、変化なしの形で自体の位置を保持できる。こ
こでは、圧力Cの大きさは、圧力Aの大きさと一
致することになる。圧力Cが降下したときだけに
限り、その場合圧力AおよびBがロツキングピス
トン103に作用しているので、その力が、スプ
リング127の力に逆つてロツキングピストン1
03を移動させうるので、ロツキングピストン1
03は、左へ移動することになる。この動きによ
つて、制御バルブが開き、すなわち、ブレーキ作
用の低下が停止させられる。さて、制御ピストン
自体は、その移動可能範囲が制限されているた
め、これ以上ロツキングバルブを閉じておくこと
はできない。チヤンバ117により高い圧力が供
給された場合ですら、制御ピストンが高の方へ滑
動できるのは、制御ピストンの前面端面121
が、段付きピストン104の段部139に対面し
て接合するまでの範囲だけに限られる。しかし、
この図で分かるとおり、ロツキングピストン10
3は、相当に余計に左へ滑動してしまつているの
で、それによつて、圧力Cが故障で降下した場合
でも、制御バルブ109を閉じることは不可能に
なつている。一方その結果圧力Bは、非制御圧A
と一致することになる。かくて、図示の如き形式
の制動力制御装置を装備した自動車にあつては、
リヤーホイール軸系の制動用の非制御圧は、フロ
ントホイール軸系のブレーキ系統が故障した場合
でも、事欠かないことになる。
また図示の実施態様は、制動力リミター装置と
しても利用できる。この目的では、開口部138
は、入口ポートとして、また開口部137は出口
ポートとして連結されなくてはならないだろう。
スプリング120の予圧力によつて決められる切
り換え点を起点として、制御バルブ109は、制
御ピストン108の後方への滑動によつて閉じる
が、しかし圧力がさらに増加した場合でも、開く
ことはないはずである。圧力Cの系統が故障した
場合に限り、ロツキングピストン103がこの制
限を反古にするだけである。
しても利用できる。この目的では、開口部138
は、入口ポートとして、また開口部137は出口
ポートとして連結されなくてはならないだろう。
スプリング120の予圧力によつて決められる切
り換え点を起点として、制御バルブ109は、制
御ピストン108の後方への滑動によつて閉じる
が、しかし圧力がさらに増加した場合でも、開く
ことはないはずである。圧力Cの系統が故障した
場合に限り、ロツキングピストン103がこの制
限を反古にするだけである。
この制動力制御装置において、制御の切り換え
開始点、すなわち、制動力リミター装置の制限の
切り換え開始点は、スプリング120の予圧力に
よつて決められることになる。ハウジング101
内にねじ込み嵌装できるハウジングブロツク10
2を使つて、そのスプリング120を締めつける
ことによつて、この予圧力は連続的に変えて調節
することができる。また、スプリング102を取
り替えるか、または、スプリング120と壁部分
123との間に、スペーサを挿入することによつ
て、予圧力はどのようにも選定可能である。
開始点、すなわち、制動力リミター装置の制限の
切り換え開始点は、スプリング120の予圧力に
よつて決められることになる。ハウジング101
内にねじ込み嵌装できるハウジングブロツク10
2を使つて、そのスプリング120を締めつける
ことによつて、この予圧力は連続的に変えて調節
することができる。また、スプリング102を取
り替えるか、または、スプリング120と壁部分
123との間に、スペーサを挿入することによつ
て、予圧力はどのようにも選定可能である。
第2図に示す実施態様と同様な別の態様を作る
ことは可能である。それは、ロツキングピストン
103の休止位置における支持機構を別のものに
することによつて、別の形状のロツキングピスト
ンを設けることが可能であるからである。またそ
うすれば、制御ピストン108は勿論制御バルブ
109も別の形状に改めて、それによつて別の実
施例が生れることになる。
ことは可能である。それは、ロツキングピストン
103の休止位置における支持機構を別のものに
することによつて、別の形状のロツキングピスト
ンを設けることが可能であるからである。またそ
うすれば、制御ピストン108は勿論制御バルブ
109も別の形状に改めて、それによつて別の実
施例が生れることになる。
第1図は、段付きピストンを囲む制御スプリン
グを組み込んだ、制動力制御装置、第2図は、段
付きピストンとロツキングピストンの間に布置し
たピストン1個を組み込んだ制動力制御装置であ
る。 図中符号、10……ハウジング、11,12,
13,14……セクシヨン、15……閉鎖端部、
16……シール、17,18……圧力チヤンバ、
20……口金、21,22……セクシヨン、23
……シール、24……アダプタ、25……保持素
子、30……ロツキングピストン、31,32,
33……セクシヨン、34……スプリング、35
……隆起部、36……スプリングリング、37…
…前面端面、38……インタースペース、39…
…制御バルブ、40……段付きリングピストン、
41,42……隆起部、43……制御ピストンの
ブロツク、44,45……シール、46……スプ
リング、47……シールボデイ、48……圧力チ
ヤンバ、49……前面端面、A……開口部、B…
…出口ポート、C……開口部、Z……ボア、10
1……ハウジング、102……ハウジングブロツ
ク、103……ロツキングピストン、104……
段付きピストン、105,106,107……セ
クシヨン、108……制御ピストン、109……
減圧制御バルブ、112……溝、113……開口
部、114……インタースペース、115……リ
ツプシール、116……前面表面、117……出
口チヤンバ、118……前面壁部、119……止
めリング、120……スプリング、121……第
2前面側面、122……軸方向段部、123……
壁部、124……チヤンバ、125……開口部、
126……シールリング、127……スプリン
グ、128……圧力チヤンバ、129……開口
部、130……前面端面、131……セクシヨ
ン、132……ハウジング壁部、133……段
部、134……シールリング、135……通路開
口部、136……円錐部分、137……入口ポー
ト、138……出口ポート、139……軸方向段
部、140……円形突起部、10,11……シー
ルリング、12……溝、A,B,C……圧力。
グを組み込んだ、制動力制御装置、第2図は、段
付きピストンとロツキングピストンの間に布置し
たピストン1個を組み込んだ制動力制御装置であ
る。 図中符号、10……ハウジング、11,12,
13,14……セクシヨン、15……閉鎖端部、
16……シール、17,18……圧力チヤンバ、
20……口金、21,22……セクシヨン、23
……シール、24……アダプタ、25……保持素
子、30……ロツキングピストン、31,32,
33……セクシヨン、34……スプリング、35
……隆起部、36……スプリングリング、37…
…前面端面、38……インタースペース、39…
…制御バルブ、40……段付きリングピストン、
41,42……隆起部、43……制御ピストンの
ブロツク、44,45……シール、46……スプ
リング、47……シールボデイ、48……圧力チ
ヤンバ、49……前面端面、A……開口部、B…
…出口ポート、C……開口部、Z……ボア、10
1……ハウジング、102……ハウジングブロツ
ク、103……ロツキングピストン、104……
段付きピストン、105,106,107……セ
クシヨン、108……制御ピストン、109……
減圧制御バルブ、112……溝、113……開口
部、114……インタースペース、115……リ
ツプシール、116……前面表面、117……出
口チヤンバ、118……前面壁部、119……止
めリング、120……スプリング、121……第
2前面側面、122……軸方向段部、123……
壁部、124……チヤンバ、125……開口部、
126……シールリング、127……スプリン
グ、128……圧力チヤンバ、129……開口
部、130……前面端面、131……セクシヨ
ン、132……ハウジング壁部、133……段
部、134……シールリング、135……通路開
口部、136……円錐部分、137……入口ポー
ト、138……出口ポート、139……軸方向段
部、140……円形突起部、10,11……シー
ルリング、12……溝、A,B,C……圧力。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1のブレーキ系統を駆動するマスターブレ
ーキシリンダに接続される開口部A並びに第2
のブレーキ系統に接続される出口ポートBを、
それぞれ軸方向の一端側並びに他端側に有する
ハウジング10,101,102と、このハウ
ジング中に軸方向移動可能に設けられたロツキ
ングピストン30,103と、ハウジング中
に、このロツキングピストンと同軸的にかつこ
れを囲むように設けられ、軸方向に移動可能な
制御ピストン40,108と、制御ピストンと
ロツキングピストンとの間に規定されたインタ
ースペース38,114と、このインタースペ
ースと前記出口ポートとの間に設けられた第1
の圧力チヤンバ48と、前記開口部とインター
スペースとの間に設けられた第2の圧力チヤン
バ18と、前記制御ピストンの周囲に設けら
れ、これを他端側に付勢する制御スプリング4
6,120と、第1の圧力チヤンバとインター
スペースとの間に位置し、制御ピストンの移動
にともなつて開閉し、ロツキングピストンとの
間でバルブを形成する制御バルブ39と、前記
ロツキングピストンを他端側に付勢する付勢手
段34,127と、前記第1の圧力チヤンバに
露出するように制御ピストンに形成された第1
の圧力作用面と、前記第2の圧力チヤンバに露
出するように制御ピストンに形成された第2の
圧力作用面とを具備してなり、 前記ロツキングピストンの、前記バルブを閉
塞する他端方向の変位量が制御ピストンの最大
の変位量より大きく設定されており、 前記開口部からの圧力が第2の圧力チヤン
バ、インタースペース、バルブ並びに第1の圧
力チヤンバを介して、出口ポートに吐出され、
第1の圧力チヤンバ内の圧力が第2の圧力チヤ
ンバ内の圧力と制御ピストンの付勢力との合計
の圧力よりも大きくなつた時に、制御ピストン
はバルブを閉塞する一端方向に変位され、また
第1の圧力チヤンバ内の圧力はロツキングピス
トンをバルブを解放する一端方向に付勢するこ
とを特徴とする2系統ブレーキシステム用制動
力制御装置。 (2) 前記ロツキングピストンは、前記制御バルブ
39と対面して、バルブを構成する前面端面3
7を有し、また前記制御バルブは制御ピストン
40に設けられたシール素子により構成されて
いることを特徴とする、実用新案登録請求の範
囲第1項記載の2系統ブレーキシステム用制動
力制御装置。 (3) 前記制御ピストン30の第1の圧力作用面
は、第2の圧力作用面よりも大きい面積を有す
ることを特徴とする、実用新案登録請求の範囲
第1項記載の2系統ブレーキシステム用制動力
制御装置。 (4) 前記ハウジングは、一端側に別の開口部C並
びにこれに連通したチヤンバ17を有し、前記
ロツキングピストン30は、前記両開口部A、 C間に段部を有することを特徴とする、実用
新案登録請求の範囲第1項記載の2系統ブレー
キシステム用制動力制御装置。 (5) 前記ロツキングピストン30は、径の異なる
第1乃至第3のセクシヨン31,32,33を
有し、第2のセクシヨン32と第3のセクシヨ
ン33との間の段部の前面端面が前記制御バル
ブと対面しとバルブを構成している、実用新案
登録請求の範囲第1項記載の2系統ブレーキシ
ステム用制動力制御装置。 (6) 前記ロツキングピストン103は補助のピス
トン104に同軸的に囲まれており、前記制御
ピストン108は、この補助のピストン104
の外周に沿つて軸方向摺動可能に設けられてい
ることを特徴とする、実用新案登録請求の範囲
第1項記載の2系統ブレーキシステム用制動力
制御装置。 (7) 前記補助のピストン104と制御ピストン1
08との間に、圧縮スプリング120が設けら
れていることを特徴とする、実用新案登録請求
の範囲第6項記載の2系統ブレーキシステム用
制動力制御装置。 (8) 前記補助のピストン104はスリーブ形状を
し、また前記圧縮スプリング120はハウジン
グ101,102により支持されていることを
特徴とする、実用新案登録請求の範囲第7項記
載の2系統ブレーキシステム用制動力制御装
置。 (9) 前記制御ピストン108は、1対の止め部材
119,139によつて軸方向の移動が所定範
囲で規制されていることを特徴とする、実用新
案登録請求の範囲第6項記載の2系統ブレーキ
システム用制動力制御装置。 (10) 前記補助のピストン104は小径の第1のセ
クシヨン107と、このセクシヨンに段部13
9を介して続き、このセクシヨンよりも径の大
きい第2のセクシヨン106とを有する段付き
ピストンにより構成されており、この段部13
9が前記制御ピストンの軸方向の移動範囲の一
方を規制する止め部材139となつていること
を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第6項
または第7項記載の2系統ブレーキシステム用
制動力制御装置。 (11) 前記ロツキンクピストン103は、小径のセ
クシヨン131に移る段部133の位置で、シ
ールリング134を保持しており、このシール
リングと制御ピストン108の表面部分136
とで制御バルブ109を構成していることを特
徴とする、実用新案登録請求の範囲第6項記載
の2系統ブレーキシステム用制動力制御装置。 (12) 前記ハウジング101,102は、ロツキン
グピストン103に圧力をかける圧力チヤンバ
128を有することを特徴とする、実用新案登
録請求の範囲第6項記載の2系統ブレーキシス
テム用制動力制御装置。 (13) 前記ハウジング101,102は互いに螺
合された2つのブロツクからなつており、これ
らを螺合することにより前記圧縮スプリング1
20が圧縮されることを特徴とする、実用新案
登録請求の範囲第7項記載の2系統ブレーキシ
ステム用制動力制御装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE2915293A DE2915293C2 (de) | 1979-04-14 | 1979-04-14 | Bremskraftregler für Zweikreis-Bremsanlagen |
DE2915293.0 | 1979-04-14 | ||
DE2927929.6 | 1979-07-11 | ||
DE2927929A DE2927929C2 (de) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | Bremskraftregler für Zweikreis Bremsanlagen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60182267U JPS60182267U (ja) | 1985-12-03 |
JPH0125726Y2 true JPH0125726Y2 (ja) | 1989-08-01 |
Family
ID=25778740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6017185U Granted JPS60182267U (ja) | 1979-04-14 | 1985-04-22 | 2系統ブレーキシステム用制動力制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60182267U (ja) |
FR (1) | FR2453763A1 (ja) |
GB (1) | GB2046857B (ja) |
SE (1) | SE445535B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE46718E1 (en) | 2003-04-04 | 2018-02-20 | Probi Ab | Compositions comprising Lactobacillus plantarum strains in combination with tannin and new Lactobacillus plantarum strains |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3424004A1 (de) * | 1984-06-29 | 1986-01-02 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt | Bremsdrucksteuereinheit fuer eine druckmittelbetaetigbare zweikreis-fahrzeugbremsanlage |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5519725U (ja) * | 1978-07-24 | 1980-02-07 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1291089A (en) * | 1968-12-10 | 1972-09-27 | Kelsey Hayes Co | Pressure proportioning valve for hydraulic brake systems |
DE2145171A1 (de) * | 1970-09-17 | 1972-03-23 | General Motors Corp., Detroit, Mich. (V.StA.) | Bremsanlage für Fahrzeuge, insbesondere Kraftfahrzeuge |
US3752535A (en) * | 1972-04-17 | 1973-08-14 | Wagner Electric Corp | Control valve and system |
DE2743204C2 (de) * | 1977-09-26 | 1984-02-23 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt | Bremskraftregler für ein hydraulisches Motorrad-Bremssystem |
-
1980
- 1980-03-28 FR FR8006954A patent/FR2453763A1/fr active Granted
- 1980-04-01 GB GB8010939A patent/GB2046857B/en not_active Expired
- 1980-04-02 SE SE8002526A patent/SE445535B/sv not_active IP Right Cessation
-
1985
- 1985-04-22 JP JP6017185U patent/JPS60182267U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5519725U (ja) * | 1978-07-24 | 1980-02-07 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE46718E1 (en) | 2003-04-04 | 2018-02-20 | Probi Ab | Compositions comprising Lactobacillus plantarum strains in combination with tannin and new Lactobacillus plantarum strains |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2046857A (en) | 1980-11-19 |
FR2453763A1 (fr) | 1980-11-07 |
JPS60182267U (ja) | 1985-12-03 |
SE445535B (sv) | 1986-06-30 |
SE8002526L (sv) | 1980-10-15 |
GB2046857B (en) | 1983-10-19 |
FR2453763B1 (ja) | 1983-10-28 |
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