JPH0125594Y2 - - Google Patents

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JPH0125594Y2
JPH0125594Y2 JP1983108789U JP10878983U JPH0125594Y2 JP H0125594 Y2 JPH0125594 Y2 JP H0125594Y2 JP 1983108789 U JP1983108789 U JP 1983108789U JP 10878983 U JP10878983 U JP 10878983U JP H0125594 Y2 JPH0125594 Y2 JP H0125594Y2
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rollers
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、従来の鯣裂機によつては機械処理で
きなかつた裂切鯣の機械処理が可能で、かつ従来
の鯣裂機の如く未処理鯣を出すことなく全て処理
することができる鯣裂機に関するものである。
ここに裂切鯣とは、鯣裂機による鯣裂作業にお
いて、本来鯣の繊維に沿つて完全に裂かれるべき
ものが、鯣の鮮度及び種類等により完全に裂かれ
る前に途中で繊維直角方向に切断された鯣の断片
をいう。また未処理鯣とは、従来の鯣裂機におい
て、鯣の挟着部分であるローラと固定台との接触
線と裂刃の刃先通過線の間隔が、大きかつたため
鯣の頭の部分数cmが処理できず残り、かかる残つ
た鯣の断片をいう。
第7図に示すように従来の鯣裂機は、鯣の挟持
を兼ねた送りローラ50の円筒外周部50aが鯣
を挟持する前記上下ローラの接触線(X−X)よ
り前方に突出しているため、鯣の挟持部と裂刃の
刃先の通過点との間に隙間を生じそのため未処理
鯣が発生し、またこれら裂切鯣等の断片を機械処
理することが不可能であつた。そのためそれら鯣
は、人件費と付加価値の関係から専ら家庭内職用
として工場外で人の指先によりいちいち引き裂か
れていたが、処理能力の点及び食品という特質上
工場外では衛生面での管理が十分行えない等の点
に鑑み永年業界内では機械化が切望されていた。
そこで本考案は、ローラ部分を中央で2分割し
て、各々片持支持構造として中間に裂刃を通過さ
せるための空間を設け、また前記ローラの径を小
さくし、そして鯣の挟持部即ち上下ローラの接触
線に略等しく裂刃の刃先が通過するよう構成する
ことにより、通常の小型の鯣はもちろん上記裂切
鯣及び未処理鯣の処理の機械化を可能とした。さ
らに、本考案に係る鯣裂機には、従来の鯣裂機の
裂刃装置とは別の以下の機構が採用されることが
好ましい。即ち、第7図に示すような従来の裂刃
装置は、環状駆動体8に固定された裂刃保持台1
0に揺動自在に枢支された、裂刃11を先端に固
着し他端に該裂刃を挟着せしめるためのカム機構
の転子14を固着した裂刃取付杆51と、機台に
固設されたカム板19により、前記転子14をカ
ム板19により時計方向に回転せしめ前記裂刃保
持台10前面と前記裂刃11の間に挟着して引き
裂れた鯣を保持するような機構であつた。
しかし、上記機構では鯣の挟着が上記転子と機
台に固設されたカム板により確動的に行われるた
め剛性の低い裂刃は複数の鯣を重ねて引き裂き保
持する場合に時として変形することがあつた。そ
こで本考案に係る鯣裂機においては、上記欠点に
鑑み、第6図に示すような裂刃保持台10側に裂
刃11を固定して、前記裂刃保持台に揺動自在に
揺動腕12を枢支してバネの弾性力により鯣を挟
着する裂刃装置を採用して裂刃に必要以上の曲げ
応力が作用しない様配慮されている。
尚、上記裂刃装置は本鯣裂機の外、従来の鯣裂
機にも装着して利用でき、同様の効果を得ること
ができる。
以下、本考案の一実施例について説明する。
図において1,2は送りローラ軸であり、とも
に一方の軸端に、裂刃鯣等を送り込みかつ引裂動
作に際し前記鯣を挟持する、ローラ1a,2aが
形成されている。かかるローラ1a,2aの円周
表面には、鯣の引裂加工前に鯣の繊維方向に沿つ
て鯣をほぐすための、また送りに際しスリツプを
防止するための、軸方向の溝が平歯車状に形成さ
れ、また固定台側のローラ端は曲率状の面取りが
されている。そして上記送りローラ軸1の他の軸
端には送りローラ軸2からの駆動を得るための歯
丈の長い平歯車6aが挿着されている。同様に送
りローラ軸2は、送りローラ軸1に比べ軸長が幾
分長くなつており、ローラ2aの他の軸端にはス
プロケツト7が固着され、少し間隔をおいて上記
送りローラ軸1の平歯車6aに対応する位置に同
型の平歯車6bが固着され、同平歯車が噛合する
よう構成されている。上記上下の送りローラ軸
1,2ともに、上記平歯車6a,6bよりやや中
心寄りの部位で、左右とも各々2個の支持体3
a,3bの上下に形成された断面小判形及び円形
の慣通孔3c,3dにより、両方の軸が平行とな
るよう、上側の送りローラ軸1が支持柱軸方向に
上下動自在となるよう、かつ下側の送りローラ軸
2が上側の送りローラ軸1より裂刃通過線に対し
て遠ざかるような状態で軸支されるよう上記支持
柱3a,3bは裂刃側に前傾して装着されてい
る。
そして、前記支持柱3a,3bは軸方向に上端
面3a′,3b′より前記貫通孔3cまで断面円形の
深孔3eが穿設されており、該深孔3eには上記
送りローラ軸1を弾性保持するための押えバネ4
が挿入され、該押えバネ4を保持しかつ該押えバ
ネの弾性力を調節する調節螺子5が前記深孔3e
上側に枢着されている。また第4図に示すように
上記下側の左右ローラ2aが対峙している空間部
位には、上下ローラ1a,2aの接触線(X−
X)の延長上に固定台18の前線18a及び上面
18bが略一致するよう該固定台18が取着され
ている。上記上下の送りローラ軸1,2が引裂刃
の刃先11a通過部位、即ち固定台18に対峙し
て両側に装着されて、本処理機械の送り並びに挟
持機構を構成する。
裂刃装置9は、環状駆動体(請求の範囲の項で
いう回転体と同じ、以下同じ)8の周側面に複数
個装着され、第4図に示すように裂刃11の刃先
11aが上記固定台前面18c、即ち上記左右の
送りローラ1a,2aが対峙する空間でかつ上下
ローラ1a,2aの接触線の延長線上(X−X)
よりわずか前方に裂刃の刃先11aが通過するよ
う構成されている。
尚上記左右ローラの空間は、裂切鯣等の幅にあ
わせ適度なものとなつている。そして上記裂刃装
置9は裂刃保持台上面10aに当て板を介して固
着された裂刃11と、前記裂刃保持台10の先端
に形成された貫通軸孔に貫通軸13を介して揺動
自在に結合された揺動腕12と、前記揺動腕12
の裂刃裏面11bへの接触を規制する調整可能な
ストツパー15及び前記揺動腕12とストツパー
15を繋止する繋止バネ17より構成される。上
記揺動腕12の後端部には、機台に固設されたカ
ム板19の端面上を転動する転子14が転動自在
に取着されている。また上記繋止バネ17は揺動
腕の後端部12bとストツパーの取付台15aの
フツク(図示せず)に係着され、裂刃11に揺動
腕の挟着面12aを接触保持せしめている。上記
裂刃11と揺動腕の挟着面12aの最小隙間は上
記ストツパーの調整螺子16により調整できる。
そして上記カム板19により揺動腕の転子14が
転動変位するため、上記繋止バネ17の弾性力に
抗して、上記貫通軸13を支点として謡動腕12
は揺動し、裂刃11と揺動腕の挟着面12aが開
被するよう構成されている。また第1図及び第2
図に示すように環状駆動体8には、スプロケツト
21,22及びチエーン26を介して電動機20
より回転が伝達され、供給機構の送りローラ軸2
には前記電動機20よりスプロケツト23,24
及びチエーン27を介して回転揺動機構29の回
転軸30に回転が伝達され、回転軸30から回転
軸に挿着された偏心板31及び連接棒32を介し
て揺動軸33のてこ34を揺動し、該てこ34の
揺動運動がつめ35とつめ車36を有する揺動軸
33を間欠的に回転させ、さらに揺動軸33から
上記下側の送りローラ軸2にはスプロケツト2
5,7とチエーン28を介して間欠的に回転運動
が伝達され、上側の送りローラ軸1には二枚の平
歯車6a,6bにより伝達されるよう構成されて
いる。
しかして、上記構成を有する本鯣裂機は使用に
際し以下の如く作動し使用される。
裂切鯣等の加工材料を上記送りローラ1a,2
aの間に挿入すれば、所望の引裂幅にあわせて前
記鯣を固定台18上を前に1送り分送り、同時に
1対の上下ローラ1a,2aで挟持され、一方環
状駆動体8の回転に伴い裂刃装置の揺動腕後端の
転子14が機台に取着されたカム板19に接触押
圧され、その結果裂刃裏面11bと揺動腕の挟着
面12aの間が開被し、開被度が略最大になつた
状態で裂刃の刃先11aが前記鯣を挟持する左右
送りローラの間を通過して鯣に突き刺さる。その
瞬間前記転子14がカム板19から離れるため前
記繋止バネ17の働きにより上記裂刃11側に挟
着面12aが押しつけられ該バネ17の弾性力に
より鯣を挟持し、環状駆動体8の回転に従つて鯣
は引き裂れる。そして挟着された鯣は、下部の受
け皿(図示せず)上でカムの働きにより挟持が解
かれ本鯣裂機の下部に設けられた鯣落し装置52
により叩き落され回収される。次に、また鯣が固
定台前面に1送り分送られて、次の引裂サイクル
に入る。かかる動作を繰り返して鯣は、未処理鯣
を出すことなく最後まで完全に引き裂かれる。
以上説明したように、本考案に係る鯣裂機は、
従来の鯣裂機で生じた裂切鯣及び未処理鯣の断片
を、送りローラ軸を2分割して当該分割された空
間を裂刃を通過せしめ、上下の該送りローラ軸先
端の上記面取りされた送りローラで左右2ケ所と
固定台により上記鯣を挟着し、保持するような構
造とすることによつて、機械的に処理可能とし、
また引き裂れた鯣の挟着を繋止バネの弾性力を利
用して行い、裂刃に必要以上の曲げ応力を生ぜし
めないような機構の裂刃装置を採用することによ
つて裂切れをおこすことなく良質の製品が得られ
ると共に裂刃の寿命及び整期間を大幅に延長する
ことに成功した。
本考案は、上述の如く、未処理鯣を出すことな
く完全に機械処理でき、かつ裂切鯣及び従来の鯣
裂機でできた未処理鯣の機械処理を短時間で大量
にかつ衛生的に工場内で裂きヒゲの多い軟らかい
良質の製品を得ることができ、また鯣の引裂加工
において最も重要な裂刃の寿命と保守期間を大幅
に延長可能とした非常に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本鯣裂機の化粧カバーを除いた状態
での正面図、第2図は同じく左側面図、第3図は
本機械の要部の1つである供給機構と裂刃を示す
斜視図、第4図はローラと裂刃の位置をを表わし
た側面の略図、第5図は同じく正面図、第6図は
裂刃装置を示す拡大斜視図、第7図は従来の裂刃
装置の側面図である。 1……送りローラ軸、1a……送りローラ、2
……送りローラ軸、2a……送りローラ、3a,
3b……支持柱、3c……小判形貫通孔、3d…
…円形貫通孔、3e……深孔、4……押えバネ、
5……調節螺子、6a,6b……平歯車、7……
スプロケツト、8……環状駆動体(回転体)、9
……裂刃装置、10……裂刃保持台、11……裂
刃、11a……裂刃刃先、12……揺動腕、13
……貫通軸、14……転子、15……ストツパ
ー、16……調整螺子、17……繋止バネ、18
……固定台、19……カム板、20……電動機、
21,22,23,24,25……スプロケツ
ト、26,27,28……チエーン、29……回
転揺動機構、30……回転軸、31……偏心板、
32……連接棒、33……揺動軸、34……て
こ、35……つめ、36……つめ車、50……送
りローラ、51……裂刃取付杆、52……鯣落し
装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 加工材料である鯣を載置する固定台の前部で
    該鯣を挟持して前送する上下一対の送りローラ
    と、 (b) 回転体周りに設けられ上記送りローラの回転
    と連結動作し、且つ回転体の回転に伴つて上記
    固定台の前面に臨んで通過する裂刃を備えた複
    数個の裂刃装置を有し、 上記送りローラと回転体の回転とをタイミン
    グ動作させてローラで挟持された鯣を裂くよう
    構成された鯣裂機において、 上記上下一対の送りローラの各ローラを左右
    に分割し、この分割された左右のローラの間に
    形成された空間を上記裂刃が通過するよう構成
    されていることを特徴とする鯣裂機。
JP1983108789U 1983-07-12 1983-07-12 鯣裂機 Granted JPS6015193U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983108789U JPS6015193U (ja) 1983-07-12 1983-07-12 鯣裂機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983108789U JPS6015193U (ja) 1983-07-12 1983-07-12 鯣裂機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6015193U JPS6015193U (ja) 1985-02-01
JPH0125594Y2 true JPH0125594Y2 (ja) 1989-07-31

Family

ID=30253673

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983108789U Granted JPS6015193U (ja) 1983-07-12 1983-07-12 鯣裂機

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JP (1) JPS6015193U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844878Y2 (ja) * 1981-05-29 1983-10-12 八木産業機器研究開発株式会社 「するめ」裂機の裂刃保持装置

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JPS6015193U (ja) 1985-02-01

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