JPH01254640A - ピルビン酸塩の精製方法 - Google Patents

ピルビン酸塩の精製方法

Info

Publication number
JPH01254640A
JPH01254640A JP8263788A JP8263788A JPH01254640A JP H01254640 A JPH01254640 A JP H01254640A JP 8263788 A JP8263788 A JP 8263788A JP 8263788 A JP8263788 A JP 8263788A JP H01254640 A JPH01254640 A JP H01254640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyruvate
water
active carbon
impurities
crude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8263788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2625490B2 (ja
Inventor
Makoto Imanari
今成 真
Katsufumi Kujira
勝文 鯨
Hiroshi Iwane
寛 岩根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Research Association for Utilization of Light Oil
Original Assignee
Research Association for Utilization of Light Oil
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Research Association for Utilization of Light Oil filed Critical Research Association for Utilization of Light Oil
Priority to JP63082637A priority Critical patent/JP2625490B2/ja
Priority to KR1019890004408A priority patent/KR890015993A/ko
Priority to DE8989105871T priority patent/DE68901996T2/de
Priority to EP89105871A priority patent/EP0337246B1/en
Publication of JPH01254640A publication Critical patent/JPH01254640A/ja
Priority to US07/707,946 priority patent/US5225593A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2625490B2 publication Critical patent/JP2625490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピルビン酸塩の精製に関する。詳しくは、例え
ば、プロピレングリコール又は乳酸を分子状酸素と接触
させるか、又は、乳酸エステルの気相酸化脱水素てより
得られるピルビン酸エステルを加水分解、中和反応等に
より得られる粗ピルビン酸塩を精製する方法に関する。
ピルビン酸は生体内物質代謝経路での重要な中間体であ
り、各種の生理活性物質を合成する有用な合成原料であ
る。またインドールとピルビン酸およびアンモニアを原
料として、これにトリプトファナーゼを作用させ、酵素
法により、L−トリプトファンを製造する方法における
重要な原料となる。
〔従来の技術〕
従来ピルビン酸の製造法としては、シアン化ソーダと塩
化アセチルを反応させてシアン化アセチルを合成し、こ
れを加水分解する方法または酒石酸を硫酸水素カリウム
と反応させることにより製造されていた。しかし両法と
も原料が高価であり、又収率も低くピルビン酸製造法と
して有利な方法とは言い難い。
その後ピルビン酸の製造法として、乳酸エステルの気相
酸化脱水素法(特公昭57−24336、特公昭56−
19854号公法)や、プロピレングリコール又は乳酸
より液相酸化する方法(特公昭51−28614、特公
昭61−15863、特開昭54−132519号公報
)が提案されている。しかし、生成するピルビン酸塩の
精製法については従来全く知られておらず特開昭55−
98132号公報にピルビン酸塩の単離法として、イン
プロパツールによる方法が提案されているだけである。
ピルビン酸塩は熱安定性が悪く、又高濃度になると低温
に於ても二量化物が生成しやすくなる。
又、反応中に於ても例えばプロピレングリコールや乳酸
の液相酸化で合成する場合、ピルビン酸塩の脱炭酸によ
る酢酸塩、前述のピルビン酸二量化物、反応原料又は中
間体となる乳酸塩等種々の不純物が生成する。これらの
不純物は前記特開昭55−98132号公報の方法では
ほとんど除去されない。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの粗ピルビン酸塩中の不純物を除去し、高線量ピ
ルビン酸塩を得る簡便な精製法が求められており、本発
明は、プロピレングリコール又は乳酸の液相酸化や、乳
酸エステルの気相酸化脱水素により得られるピルビン酸
エステルを加水分解、中和反応して生成するピルビン酸
塩等の粗ピルビン酸塩を精製して高純度のピルビン酸塩
を得る方法を提供せんとするものである。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、粗ピルビン酸塩を活性炭で処理することを特
徴とするピルビン酸塩の精製方法を提供するものである
本発明に於て使用する粗ピルビン酸塩はプロピレングリ
コール又は乳酸を原料とし分子状酸素と接触させる方法
や、乳酸エステルを気相酸化脱水素することにより得ら
れるピルビン酸エステルの加水分解・中和反応等により
得られるものである。
前記の様な方法により製造された粗ピルビン酸塩は、溶
媒を減圧下回収し乾固させたもの又は、水溶液であれば
任意の濃度でよい。又粗ピルビン酸塩中に微量の有機溶
媒反応原料、例えばメタノール、プロピレングリコール
等が存在してもかまわない。
本発明で使用される粗ピルビン酸塩中に夾雑する不純物
としては、ピルビン酸塩二量化物、酢酸、ギ酸、乳酸等
の塩などを挙げる事ができる。
本発明で用いられる活性炭の種類は、石炭系活性炭、や
し殻系活性炭、木炭系活性炭、石油ピッチ系活性炭等、
具体的には、ダイヤホープ008、S80、ダイヤソー
プG、W(三菱化成工業■製χHC−308,GL−3
0,2GL、4GL(ツルミコール■製)、BAC−L
P、MP(呉羽化学工業■製)、クラレコールGWXG
L、GLC1PK(クラレケミカル■製)、L H2C
、w5c。
KL(武田薬品工業■製)など適宜使用することができ
る。
本発明の方法においては、粗ピルビン酸塩を水の存在下
活性炭と接触処理するが、その処理条件について特に制
限されるべき本のではないが、活性炭使用量は、ピルビ
ン酸塩ifに対して10〜1000CC程度であり、空
とう速度S V = o、t〜10 hr−” 、温度
は50℃以下が適当である。
処理圧力は加圧、常圧、減圧いずれでもよいが反応装置
、操作性を考えると常圧もしくは常圧付近で行なう事が
好ましい。処理方法としては、流通式が好寸しく、具体
的には、活性炭を充填したカラムに、水溶液又は乾固し
た粗ピルビン酸塩を、常圧もしくは常圧付近、常温にて
、水を助剤とし、流通させる。得られた水溶液中の成分
については液体クロマトグラフィーにより分析すること
ができる。本法により粗ピルビン酸塩中に夾雑するピル
ビン酸塩二量化物、乳酸塩などは、目的とするピルビン
酸塩よりも先に留出する。したがって、その後の留出液
を取れば、純品のピルビン酸塩を含む水溶液を得ること
ができる。また、夾雑する不純物と共に留出した一部の
ピルビン酸は、再びカラムに流通させる事により回収が
可能である。
反応助剤は非常に安価な水であり、活性炭の再生も水で
良く、活性炭は繰り返し使用が可能である。
得られたピルビン酸塩水溶液は、そのまま使用するか、
又は濃縮したい場合には、水を減圧留去、逆浸透膜装置
等により行なう事が好ましい。
〔発明の効果〕
本発明は活性炭を用いピルビン酸塩中に夾雑する二量化
物を主体とする不純物をM?u除去する新規にして簡明
なピルビン酸塩の精製法を提供するものである。
〔実験例〕
次に本発明を実施例及び比較例によって具体的に説明す
る。
実施例1 プロピレングリコールの液相酸化反応によって製造した
ピルビン酸ナトリウム水溶液を減圧下水を留去し、粗ピ
ルビン酸ナトリウムの固体を単離した。粗ピルビン酸ナ
トリウム中に含まれるピルビン酸ナトリウムは70wt
%であり、主な不純物としてはピルビン酸ナトリウムニ
量化物、乳酸ナトリウム等であった。
内径35mガラスカラムに活性炭(呉羽化学■製BAC
,LP)を160CC充填し、少11cI水で洗浄した
。前記粗ビルとン酸ナトリウム2.Of(含有ピルビン
酸ナトリウム1.40 f )を水に溶解し、室温下活
性炭カラム上部より流通させた。
5V=0.5hr−’で水を約400頭流通させ、得ら
hi水溶液を高速液体クロマトグラフィーで分析した。
その結果、後半部の留出液として純度9Z5%のピルビ
ン酸ナトリウム水溶液を回収率93.1%で得ることが
できた。
実施例2 実施例1において、粗ピルビン酸ナトリウム1、Of 
(0,79GBのピルビン酸ナトリウム含有)を用いた
他は、実施例1と同様に、精製を行なった。
その結果、純度99.5%のピルビン酸ナトリウム水溶
液が回収率64.3%で得られた。
実施例3 実施例1と同様の反応を反応条件を変えて得られた粗ピ
ルビン酸ナトリウム2.(1(含有ピルビン酸ナトリウ
ム1.14r)を使用し、活性炭として三菱化成■ダイ
ヤホープo o 5lllを用いた他は実施例1と同様
に行なって、純度98.0%のピルビン酸ナトリウム水
溶液を回fl 0.4%で得た。
その後さらに水を流通させたところ、純度99.5%の
ピルビン酸水溶液をさらに回収することができた。合計
回収率は56.9%であった。
比較例1 実施例3と同様の粗ピルビン酸ナトリウム0,45り(
含有ピルビン酸0.26f)を日本疎水■製イオン交換
樹脂5KIBS200CCを351Im+ガラスカラム
に充填したものの上部より水を5v=o、ahr−で流
通させた。得られた水溶液を高速液体クロマトグラフィ
ーで分析した結果、生成物組成は仕込み原料と全く同じ
であり、n製されなかった。
特許出願人 軽質留分析用途開発技術研究組合代理人 
弁理士  長 谷 正 久 代理人 弁理士  山 本 隆 也

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粗ピルビン酸塩を活性炭で処理することを特徴とするピ
    ルビン酸塩の精製方法。
JP63082637A 1988-04-04 1988-04-04 ピルビン酸塩の精製方法 Expired - Lifetime JP2625490B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63082637A JP2625490B2 (ja) 1988-04-04 1988-04-04 ピルビン酸塩の精製方法
KR1019890004408A KR890015993A (ko) 1988-04-04 1989-04-04 피루베이트 제조 방법
DE8989105871T DE68901996T2 (de) 1988-04-04 1989-04-04 Verfahren zur herstellung von pyruvat.
EP89105871A EP0337246B1 (en) 1988-04-04 1989-04-04 Process for preparing pyruvate
US07/707,946 US5225593A (en) 1988-04-04 1991-05-28 Process for preparing pyruvate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63082637A JP2625490B2 (ja) 1988-04-04 1988-04-04 ピルビン酸塩の精製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01254640A true JPH01254640A (ja) 1989-10-11
JP2625490B2 JP2625490B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=13779944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63082637A Expired - Lifetime JP2625490B2 (ja) 1988-04-04 1988-04-04 ピルビン酸塩の精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625490B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06145180A (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機燐化合物の精製方法
JP2011516590A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 ロンザ リミテッド α−ケトエステルの精製方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132522A (en) * 1978-04-04 1979-10-15 Mitsui Toatsu Chem Inc Isolation of pyruvic acid
JPS6127940A (ja) * 1984-07-16 1986-02-07 Kuraray Co Ltd ピルビン酸塩の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132522A (en) * 1978-04-04 1979-10-15 Mitsui Toatsu Chem Inc Isolation of pyruvic acid
JPS6127940A (ja) * 1984-07-16 1986-02-07 Kuraray Co Ltd ピルビン酸塩の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06145180A (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機燐化合物の精製方法
JP2011516590A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 ロンザ リミテッド α−ケトエステルの精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2625490B2 (ja) 1997-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1176094C (zh) 一种三氯蔗糖的合成方法
CA1100528A (en) Process for producing pyruvic acid
JPH01254640A (ja) ピルビン酸塩の精製方法
JPS63177796A (ja) トリプトフアンの精製方法
JPS60136543A (ja) フエニルアラニン精製法
US5225593A (en) Process for preparing pyruvate
EP0337246B1 (en) Process for preparing pyruvate
JP3888402B2 (ja) 光学活性N−カルボベンゾキシ−tert−ロイシンの製造法
JPS61249961A (ja) トリプトフアンの精製法
JPS62294637A (ja) 粗イブプロフエンの精製方法
JPH0229075B2 (ja) Toriputofuannoshosekiho
JPH0352455B2 (ja)
JPH0418050A (ja) (r)―2―ヒドロキシ―4―フェニル―3―ブテン酸の製造法
JPS6212613A (ja) ヨウ化アルカリ金属塩の回収法
JP2001328971A (ja) アミノ酸アミドの精製法
JPH01131143A (ja) d,l−カルニチンニトリルクロライドの光学分割法
JPH07571B2 (ja) 光学活性1−ブチン−3−オ−ルの製造方法
JPH02204474A (ja) Dl―セリンの分離精製法
JPS5842855B2 (ja) ピルビン酸塩の単離法
US3987071A (en) Method for refining 11-cyano-undecanoic acid
JPH0217148A (ja) ピルビン酸の製造方法
JPH0358954A (ja) ピルビン酸またはピルビン酸エステルの製造方法
JPH02288851A (ja) Dl‐セリンの分離精製方法
JPS61167670A (ja) ヒダントイン製造における着色防止法
JPS59224692A (ja) 光学活性1,6―ジフェニル―2,4―ヘキサジイン―1,6―ジオール誘導体の製法