JPH01254337A - 鍛造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被鍛造材を鍛造するに際して保熱を行う鍛造
方法に関する。

従来の技術 従来、円柱状の被鍛造材を軸方向に対して直角方向の複
数方向、例えば四方向からハンマーに取り付けられた金
敷により同時に求心的に圧下して、被鍛造材をスェージ
ングにより細径化するに際しては、加熱炉から取り出さ
れた被鍛造材を、そのままの状態で鍛造装置のマニプレ
ータに把持させてスェージング操作を行っている。

発明が解決しようとする課題 被鍛造材を鍛造加工する場合には、加熱炉から取り出さ
れた被鍛造材が、所定の鍛造条件の下で鍛造される必要
がある。しかしながら、従来、上記のような４面鍛造装
置を用いて＠追加工を行う場合には、加熱炉から取り出
された被鍛造材は、鍛造開始までの間に温度低下が起こ
り、その結果、スェージングにより８Ｉｌ！径化すると
、鍛道品の表面に亀裂（横割れ）が生じるという間、認
があった。

これを防止するために、圧下率、移送速度等の鍛造条件
を変更することかを試みられたが、九裂の発生を完全に
防ぐことはできなかった。

本発明は、この様な事情に♂みてなされたものである。

したがって、本発明の目的は、４面鍛造装置を用いて亀
裂の発生を生じることなく鍛造を行うための鍛造方法を
提供することにある。

課題を解決するための手段 本発明は、加熱炉から取り出された円柱状の被鍛造材を
４面鍛造装置に導入し、軸方向に対して直角方向の４つ
の方向から金敷により同時に求心的に圧下して、該被鍛
造材をスェージングにより細径化する鍛造方法において
、加熱炉から取り出した直後の被鍛造材を、金属製の円
筒状外套または耐熱性セラミックファイバーよりなる保
熱シートによって被覆し、被鍛造材を保熱することを特
徴とする。

以下本発明を具体的に説明する。

第１図は、本発明において使用する金属製の円筒状外套
の一実施例の斜視図である。この実施例における円筒状
外套１は、三つの部分１１．１２．１３よりなり、それ
らは溶接部２によって部分的に結合されている。

加熱炉から取り出された円柱状の′Ｆ：ｆ、鍛造材を、
上記円筒状外套に挿入し、保熱された状態を保って４面
鍛造装置において常法により鍛造加工が施される。なお
、金属製の円筒状外套を用いた場合は、保熱効果が大で
あり、また、粉塵の発生がないので環境汚染の恐れがな
い。

第２図は、耐熱性セラミックファイバーよりなる保熱シ
ートを用いて、円柱状′ｆｊＬ鍛造材を被覆した状想を
示す斜視図である。すなわち、耐熱性セラミックファイ
バーよりなる保熱シート３を円柱状被鍛造材４の周りに
巻き付けて被覆し、細線５でとめる。鍛造するに際して
は、この状態のまま、４面鍛造装置に導入し、常法にお
いて鍛造加工が行われる。なお、耐熱性セラミックファ
イバーよりなるＯｉｃ熱シートを使用した場合には、被
鍛造材の直径が異なるものでも、適用可能であるという
利点がある。

作用 本発明においては、上記のよう４；、加熱アから取り出
された直後の被鍛造材を金属製の円筒状外套またはαＩ
熱性セラミックファイバーよりなる保熱シートによって
被覆するから、４面鍛造装置に導入されるまでの間に被
鍛造材の表面温度の低下が抑制され、保熱された状態で
鍛造加工されることになる。したがって、！２造加工に
よって得られる鍛造品の表面に亀裂の発生が防止される
ように作用する。

実施例 以下、本発明を実施例によって説明する。

実施例１ 被鍛造材として、直径３００順の円柱状の難加工材（Ｎ
Ｃに５９　（１１５２０））を加熱炉において、１２０
０℃に加熱した後、５Ｓ４１板の曲げ加工材で構成され
た直径５２０　ｍｒｎの、第１図で示されるごとき構造
の金属製の円筒状外套に挿入して保熱し、円筒状外套を
取り外した後、直ちに４面！ＩＲ造装置で鍛造加工を行
った。この場合、４面鍛造装置に導入する前の被鍛造材
の表面温度は１０５０〜１１００℃であった。得られた
直径１６０侑の鍛造品には、亀裂の発生は認められなか
った。

比較のために、上記の円筒状外套を使用しなかった場合
、４面鍛造装置に導入直前の被鍛造材の表面温度は９８
０〜１０００℃であった。この被ｆＡ造材を、鍛造加工
を行ったところ、得られた鍛造品には、表面に多数の亀
裂（横割れ）の発生が認められた。

実施例２ 実施例１におけると同様の被鍛造材を、１２００℃に加
熱した後、その表面に、アルミナ−シリカ系ファイバー
（カオウール１４００）よりなる厚さ２５〜５０１ｍ１
＋のシートを巻き付け、そのまま４面鍛造装置に導入し
て鍛造加工を行った。この場合、４面鍛造装置に挿入す
る前の被鍛造材の表面温度は１０３０〜１０７０℃であ
った。得られた直径１６０１１１ｍの鍛造品には、亀裂
の発生は認められなかった。

発明の効果 本発明は、上記の構成を有するから、４面鍛造装置によ
って鍜遣を行った場合、被鍛造材の表面温度の低下が抑
制でき、鍛造加工に際して表面に亀裂の発生が生じない
、したがって、本発明は、鍛造温度範囲の狭い難加工材
を鍛造加工する場合に有効であり、亀裂のない良質の鍛
造品を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明において使用する鋼材よりなる円筒状
外套の一実施例の斜視図、第２図は、耐熱性セラミック
ファイバーよりなる保熱シートを用いて、円柱状被鍛造
材を被覆した状態を示す斜視図である。 １・・・円筒状外套、２・・・溶接部、３・・・保熱シ
ート、４・・・円柱状被鍛造材、５・・・細線。 特許出願人　　大同特殊鋼株式会社 代理人　　　　弁理士　　液部　間 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱炉から取り出された円柱状の被鍛造材を４面
   鍛造装置に導入し、該被鍛造材の軸方向に対して直角方
   向の４つの方向から金敷により同時に求心的に圧下して
   、該被鍛造材をスエージングにより細径化する鍛造方法
   において、加熱炉から取り出された直後の被鍛造材を、
   金属製の円筒状外套または耐熱性セラミックファイバー
   よりなる保熱シートによつて被覆して保熱することを特
   徴とする鍛造方法。