JPH047180Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH047180Y2 JPH047180Y2 JP1985093046U JP9304685U JPH047180Y2 JP H047180 Y2 JPH047180 Y2 JP H047180Y2 JP 1985093046 U JP1985093046 U JP 1985093046U JP 9304685 U JP9304685 U JP 9304685U JP H047180 Y2 JPH047180 Y2 JP H047180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- coil holder
- annealed
- ring
- annealing
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は焼鈍用のコイル受台に関するものであ
る。 (従来の技術) 例えば所定板厚に冷間圧延された金属ストリツ
プのコイルは箱焼鈍される。この箱焼鈍において
は、被焼鈍コイルはコイル受台に載置されて所望
の熱サイクルで焼鈍される。 コイル受台はある肉厚をもつた円盤状あるいは
中央部が、雰囲気ガスの通路等のために切欠かれ
たドナーツ状を呈しており、例えば実開昭57−
87053号公報に記載されているように、コイル受
台の上面は水平とし、その下面は内側から外側に
向けて肉厚が漸次減少する傾斜面としたコイル受
台がある。 (考案が解決しようとする問題点) ところで、箱焼鈍ではコイル受台に被焼鈍コイ
ルを載置して焼鈍するが、コイル受台は繰返し使
用される際に発生する熱応力が原因で、外周部に
亀裂が発生する。この亀裂は、コイル受台上に積
載されたコイルのコイル受台と接する部分に発生
する歪を著しく大きくしてしまうため、亀裂の発
生したコイル受台は使用することが出来なくな
る。このため、該亀裂が発生したコイル受台は新
品と交換しなければならない。このコイル受台の
交換費用は、箱型焼鈍工程に於ける費用中でかな
りの比率を占めるので、コスト的にも問題とな
る。 (問題点を解決するための手段) 本考案は前記実情に鑑みてなされたもので、亀
裂が発生し難く、いわゆる寿命が長いコイル受台
を提供するもので、その要旨は外周部にリンクを
装着した焼鈍用のコイル受台にある。 以下に、本考案の一実施例にもとづき、図面を
参照して詳細に説明する。 図面において、1はコイル受台本体で、所望の
肉厚を有し、図示するように単板からなり、この
上に被焼鈍コイルを載置して、箱焼鈍が行われる
が、本考案では該コイル受台本体1の外周に、リ
ング2を装着してコイル受台3を構成している。 リング2を装着したコイル受台3では、焼鈍時
の加熱・冷却に基づく熱応力に対する耐性が強ま
り、亀裂の発生が非常に少なくなる。リング2は
耐熱性、耐繰返し応力のよい材料例えば耐熱鋼、
AISI 310S、鍛造材等が用いられる。またリング
2は、コイル受台本体1の材料よりも、繰返し応
力に強い材質であることが好ましい。 リング2のコイル受台本体1への装着は、溶
接、圧着・焼きばめ等いずれの方法でも良い。ま
たリング2は、リング状に製作されていなくて
も、第2図に示す様に、帯状の材料をコイル受台
母材に捲き付けたものでも良い。なお本考案を用
いる箱焼鈍は、炉床が固定および移動のいずれを
も含むもので、被焼鈍コイルを載置して焼鈍する
ものを指す。 (実施例) AISI 309Sにて製作された厚み250mm、外径1350
mmのコイル受台本体に、AISI 310Sにて製作され
た厚み250mm、外径1650mm、内径1350mmのリング
を溶接にて装着してコイル受台を作つた。 該コイル受台に被焼鈍コイルを載置して、温度
1200℃、保定時間30時間の箱焼鈍をくり返し行つ
た。 第1表は、その際のコイル受台外周部に亀裂が
発生するまでの使用回数を表わしたものである。
比較として、厚み250mm、外径1650mmのAISI
309Sにて製作した従来のコイル受台に、同様の
箱焼鈍を施した際のコイル受台外周部に亀裂が発
生するまでの使用回数を、同表に示す。 第1表からわかる様に、本考案によるコイル受
台では、従来のコイル受台に対して、コイル受台
外周部に亀裂が発生するまでの使用回数は約2倍
になつている。
る。 (従来の技術) 例えば所定板厚に冷間圧延された金属ストリツ
プのコイルは箱焼鈍される。この箱焼鈍において
は、被焼鈍コイルはコイル受台に載置されて所望
の熱サイクルで焼鈍される。 コイル受台はある肉厚をもつた円盤状あるいは
中央部が、雰囲気ガスの通路等のために切欠かれ
たドナーツ状を呈しており、例えば実開昭57−
87053号公報に記載されているように、コイル受
台の上面は水平とし、その下面は内側から外側に
向けて肉厚が漸次減少する傾斜面としたコイル受
台がある。 (考案が解決しようとする問題点) ところで、箱焼鈍ではコイル受台に被焼鈍コイ
ルを載置して焼鈍するが、コイル受台は繰返し使
用される際に発生する熱応力が原因で、外周部に
亀裂が発生する。この亀裂は、コイル受台上に積
載されたコイルのコイル受台と接する部分に発生
する歪を著しく大きくしてしまうため、亀裂の発
生したコイル受台は使用することが出来なくな
る。このため、該亀裂が発生したコイル受台は新
品と交換しなければならない。このコイル受台の
交換費用は、箱型焼鈍工程に於ける費用中でかな
りの比率を占めるので、コスト的にも問題とな
る。 (問題点を解決するための手段) 本考案は前記実情に鑑みてなされたもので、亀
裂が発生し難く、いわゆる寿命が長いコイル受台
を提供するもので、その要旨は外周部にリンクを
装着した焼鈍用のコイル受台にある。 以下に、本考案の一実施例にもとづき、図面を
参照して詳細に説明する。 図面において、1はコイル受台本体で、所望の
肉厚を有し、図示するように単板からなり、この
上に被焼鈍コイルを載置して、箱焼鈍が行われる
が、本考案では該コイル受台本体1の外周に、リ
ング2を装着してコイル受台3を構成している。 リング2を装着したコイル受台3では、焼鈍時
の加熱・冷却に基づく熱応力に対する耐性が強ま
り、亀裂の発生が非常に少なくなる。リング2は
耐熱性、耐繰返し応力のよい材料例えば耐熱鋼、
AISI 310S、鍛造材等が用いられる。またリング
2は、コイル受台本体1の材料よりも、繰返し応
力に強い材質であることが好ましい。 リング2のコイル受台本体1への装着は、溶
接、圧着・焼きばめ等いずれの方法でも良い。ま
たリング2は、リング状に製作されていなくて
も、第2図に示す様に、帯状の材料をコイル受台
母材に捲き付けたものでも良い。なお本考案を用
いる箱焼鈍は、炉床が固定および移動のいずれを
も含むもので、被焼鈍コイルを載置して焼鈍する
ものを指す。 (実施例) AISI 309Sにて製作された厚み250mm、外径1350
mmのコイル受台本体に、AISI 310Sにて製作され
た厚み250mm、外径1650mm、内径1350mmのリング
を溶接にて装着してコイル受台を作つた。 該コイル受台に被焼鈍コイルを載置して、温度
1200℃、保定時間30時間の箱焼鈍をくり返し行つ
た。 第1表は、その際のコイル受台外周部に亀裂が
発生するまでの使用回数を表わしたものである。
比較として、厚み250mm、外径1650mmのAISI
309Sにて製作した従来のコイル受台に、同様の
箱焼鈍を施した際のコイル受台外周部に亀裂が発
生するまでの使用回数を、同表に示す。 第1表からわかる様に、本考案によるコイル受
台では、従来のコイル受台に対して、コイル受台
外周部に亀裂が発生するまでの使用回数は約2倍
になつている。
【表】
(考案の効果)
以上のように、本考案によるとコイル受台には
亀裂の発生が大巾に少なくなり、従来に比してそ
の使用回数は約2倍になり、200回超の多数回の
焼鈍に供される。
亀裂の発生が大巾に少なくなり、従来に比してそ
の使用回数は約2倍になり、200回超の多数回の
焼鈍に供される。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は本考案の他の例の説明図である。 1……コイル受台、2……リング。
図は本考案の他の例の説明図である。 1……コイル受台、2……リング。
Claims (1)
- 被焼鈍コイルを載置して箱焼鈍するコイル受台
において、所望の肉厚の単板からなるコイル受台
本体の外周にリングを装着したことを特徴とする
焼鈍用コイル受台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985093046U JPH047180Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985093046U JPH047180Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS623562U JPS623562U (ja) | 1987-01-10 |
JPH047180Y2 true JPH047180Y2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=30650373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985093046U Expired JPH047180Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH047180Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-21 JP JP1985093046U patent/JPH047180Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS623562U (ja) | 1987-01-10 |
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