JPH01254194A - 刺しゅうミシンの刺しゅう大きさの自動設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は刺しゅうミシンに関し、特には所望の刺しゅう
予定位置に所望の刺しゅう模様を設定する刺しゅうミシ
ンに関する。

（従来技術および発明が解決しようとする課題）刺しゅ
うミシンを用いてネームなどの文字刺しゅうを衣服の一
部に形成する場合において、まず文字を刺しゅうする位
置及び範囲を予め決定し、次にその刺しゅう範囲の刺し
ゅうする文字数から文字の大きさ及び文字間隙の大きさ
をｅｉ算により求め、刺しゅうミシンを操作して文字の
選択及び文字の大きさ、文字間隙の大きさを入力し、布
を刺しゅう枠にセット後刺しゅう枠を駆動して布の刺し
ゅう配置予定位置を軒下に移動させて刺しゅうミシンを
始動させて所望の文字刺しゅうを形成するものである。

このため布上の予定刺しゅう範囲内に過不足なく文字を
配置するためには予め文字の大きさ及び文字間隙の演算
を必要とし更に枠の移動方向に文字の配列方向を合わせ
て布を張設し、刺しゅう予定位置に刺しゅう枠を移動さ
せる一連の操作を必要とし、これらを正確に行なうこと
は容易ではなかった。

本発明はこれらの作業を自動処理する刺しゅう大きさの
自動設定刺しゅうミシンを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） このため本発明においては予め設定される基準大きさの
複数の刺しゅう模様を記憶する記憶手段の模様データか
ら所望の模様を選択するステップと、布上の刺しゅう予
定範囲の外形線上に針を位置させて刺しゅう予定範囲を
人力するステップと、入力された刺しゅう予定範囲の大
きさと前記選択された模様の基準大きさとを比較し刺し
ゅう予定範囲内に過不足なく刺しゅうを形成するための
拡大率或は縮小率を演算するステップと、該拡大率或は
縮小率と基準大きさの模様データとにより刺しゅう大き
さの模様データを演算するステップとからなる刺しゅう
ミシンの刺しゅう大きさの自動設定方法。

（実施例） 次に本発明の実施例を図面により詳細に説明す第３図に
おいてｌは刺しゅう機であってコントロールボックス２
と刺し惨うミシン３とから構成されている。

該刺しゅうミシンには上下動する針３２と該針と協働す
る針糸捕捉手段（図示せず）と布を張設するための刺し
ゅう枠３１と該刺しゅう枠を取付けＸ−Ｙ方向に駆動す
るＸ−Ｙ駆動機構とで構成されている。該Ｘ−Ｙ駆動機
構については本出願人が先に出願した実願昭６１−８１
９９２号と同一であるので省略する。

前記コントロールボックス２にはキーパネル４及び選択
模様表示手段９が設けられており、内蔵するフロッピー
ディスクコントローラ（ＦＤＣ）５を介して刺しゅう用
の刺しゅうデータを記録したフロッピーディスク６から
情報を読み取るフロッピーディスクドライブ部（ＦＤＤ
）７が接続されている。

前記キーパネル４は第４図の如くであり、文字番号の選
択等に用いる模様選択キー８、文字番号により選択され
た文字データを登録するための登録キーｌＯ１刺しゅう
機を始動させるためのスタートキー１１、刺しゅう機を
停止させるためのストップキー１２が配設されている他
に以下に示す各種キーが配設されている。

１３は初期設定スイッチであって抑圧操作に上り針棒を
上方に停止させて刺しゅう枠を所望の初期設定動作をさ
せて初期センサー１４によりＸ方向及びＹ方向の中央位
置に設定するものである。

Ｉ５は枠移動キーであって前記刺しゅう枠をＸ方向及び
Ｙ方向の認意の位置に移動させる手動送りのためのもの
である。

１６は座標人力モード選択キーであって操作により座標
入力モートと普通縫いモードとに設定し、座標入力モー
ド時にはキーが点灯してモード表示を行なうものである
。

１７は座標入カキ−であって前述の座標人力モードにわ
いて操作により座標位置を読み込むための指令キーであ
る。

３６はヨコ倍率キーであって読み込んだ刺しゅう予定範
囲のヨコ寸法により刺しゅう範囲を設定するものであり
、３７はタテ倍率キーであって読み込んだ刺しゅう予定
範囲のタテ寸法により刺しゅう範囲を設定するものであ
る。

次に刺しゅう機のシステムブロック図の第２図を参照し
て説明する。

１８は選択模様記憶手段（ＲＡＭＩ）であって前記模様
選択キー８の操作により前記フロッピーディスクドライ
ブ（、Ｆ’ＤＤ）７を介して前記フロッピーディスク（
ＦＤ）６から読み出した刺しゅう用の刺しゅうデータを
記憶するものである。

１９は縫目データ記憶手段（ＲＡＭ２）であって前記選
択模様記憶手段（ｒｔＡＭＩ）１８に記憶されるパター
ンデータは先に本出願人が出願した特願昭６１−３３７
８８号に示す如く標帛の大きさとして、主に外形主要部
の針路データで表す如く圧縮した形で記憶されているパ
ターンデータと、表示データと、本出願人が先に出願し
ｔこ特願昭６２−１５８０号に記載した如く各模様の大
きさを表す枠データとで構成されており、刺しゅう縫い
のためには模様の大きさ、傾き等から新たに全体の針路
位置を表す縫目データとする必要があり、縫目データ作
成プログラム記憶手段（ＲＯＭＩ）２０に記憶されてい
るプログラムにより作成した縫目データを記憶するもの
である。

２１は初期設定プログラム記憶手段（ＲＯＭ２）であっ
て前記初期設定スイッチ１３の操作により前記Ｘ−Ｙ駆
動機構を作動させて初期センサー１４により初期位置を
検出させるための設定プログラムを記憶している。

２２は座標データ記憶手段（ＲＡＭ３）であって萌記座
標データ入カキ−１７によって入力された座標データを
記憶するしのである。

３０は登録終了キーであって、操作により模様の選択登
録を終了させ゛るものである。

２３はモータ駆動回路であって、前記刺しゅうミシン３
に内蔵されているミシンモータ２９の駆動回路であって
前記中央演算装置３５と接続されている。

２４はＸ、Ｙモータ駆動回路であって、前記中央演算装
置ξ３５と接続されており、前記刺しゅう枠３１をＸ方
向に駆動させるためのＸモータ２５とＹ方向に駆動させ
るためのＸモータ２６とが夫々接続されている。

２７及び２８は前記Ｘモータ２５及びＸモータ２６の駆
動ステップ数のカウンタであって、前記初期設定スイッ
チ１３による初期設定時にカウント値は０にリセットさ
れる。

次に本発明の動作について第１図の流れ図と第６図から
第１１図とを参照して説明する。なお理解を容易とする
ため、第５図に示す「ミシン」の文字を選択する場合に
ついて説明する。

第６図に示す如く、予め刺しゅうする予定範囲を矩形の
４角を印付けした布を前記刺しゅう伜３１に張設し、（
ａ）のステップで前記キーパネル４上の前記模様選択キ
ー８を操作して所望の文字を選択する。該選択により前
記フロッピーディスクドライブ（ＦＤＤ）７を作動して
前記フロッピーディスク（ＦＤ）６から刺し１シうデー
タを読み取り、（ｂ）のステップでは該刺しゅうデータ
内の表示データにより前記選択模様表示手段９に模様を
表示する。

次に（Ｃ）のステップでは表示を確認役前記登録キー１
０を操作して前記選択模様記憶手段（ＲＡＭ’１）１８
に刺しゅうデータを記↑意する。

次に（ｄ）のステップで前記登録終了キー３０が押され
たか否かを判別し、押されない場合は前述の（ａ）のス
テップにジャンプして模様選択を行なう。

文字ｒミｊ、ｒン」、「ン」の夫々について前記模様選
択キー８を操作して模様を選択して前記登録キー１０に
より前記選択模様記憶手段１８に記憶する。

全ての文字か選択１表示、記憶され、前記登録終了キー
３０が押されると（ｅ）のステップでは第５図に示す各
模様の標墾大きさの枠データ、ＬｎとＨｎ及び間隙デー
タＳｐｎとにより全体のタテ、ヨコ寸法、Ｈ，Ｌを演算
する。

即ちＬ＝Ｌｌ＋Ｌ、２＋Ｌ３＋ＳＰｌ＋ＳＩ）、＋ＳＰ
２、ＩＩ　”　Ｈ＋　＝　１−１　ｔ−Ｈｓとして求め
られろ。

次に（ｒ）のステップで前記座標入力モード選択キー１
６を操作して座標人力モードとして、当該キーを点灯し
て表示し、前記座標データ記憶手段（Ｒ’ＡＭ３）２２
をクリアーする。

次に（ｇ）のステップで初期位置設定を行なう。

即ち前記初期設定スイッチ１３を操作して前記初期位に
設定制御プログラム記憶手段０’ｔＯＭ２）２１に記憶
されているプログラムにより前記Ｘモータ２５及び前記
Ｙモータ２６を駆動して、前記初期位置センサー１４に
よりＸ−Ｙ両方向の中央位置を検出し針に対する刺しゅ
う枠３１の移動範囲の中央位置に停止さ仕て前記カウン
タ２７，２Ｂのカウンタ値を０にクリアーする。

次に（ｈ）のステップで前記刺しゅう枠３１に張設した
布の印付位置の一カ所、例えば第６図中のａ点が前記針
３２の下に位置ずろ如く１可記枠移動キー１５を操作し
て設定する。

該設定位置において前記座標入カキ−１７を操作してこ
の時の前記カウンタ２７及び２８のカウント値により、
前述の初期位置からの座標データ（Ｘ＋、Ｙ＋）を前記
座標データ記憶手段（ＲＡＭ３）２２に第１点を記憶す
る。

次に（ｉ）のステップで前記枠移動キー１５を操作して
前述のａ点とにより刺しゅう予定範囲の矩形の底辺を形
成する第６図中のｂ点が前記針３２の下に位置する如く
移動し停止さ仕て位置設定する。

該設定位置において曲記座標入カキ−１７を操作して、
この時の前記カウンタ２７及び２８のカウント値により
座標データ（ｘ　、、　Ｙ　ｔ）を演算して前記座標デ
ータ記憶手段（ＲＡＭ３）２２に第２点（ｘ、、Ｙ、）
を記憶する。

次に（Ｄのステップで前述のａ点又はｂ点と矩形の対角
線上の座標、例えばａ点に対する０点の箇所が前記針３
２の下に位置する如く前記枠移動キー１５を操作して位
置設定し、前記座標人カキ−１７を操作してこの時の前
記カウンタ２７及び２８のカウント値により座標データ
（ｘｔ、ｙｉ）を演算して前記座標データ記憶手段（Ｒ
ＡＭ３）２２に第３点（ＸＩＹ３）を記憶する。

次に該座標データ記憶手段に記憶されている第１点座標
（ｘｌ＋Ｙ＋）と、第２点座標（ｘｔ、ｙｔ）と、第３
点座標（ｘ　、、　ｙ　、）から刺しゅう予定範囲を表
すデータを演算する。即ち、（ｋ）のステップで第１点
と第２点とを用いて第７図の如く矩形のヨコ寸法ｔ、ａ
Ｍ記と刺しゅう枠３１の移動するＸ方向に対する傾き角
０とを求める。

即ちＬ　Ａａ＝　（Ｘ　＋　　Ｘ　ｔ）”　＋　（Ｙ　
ＩＹ　り”次に（９）のステップで第２点と第３点から
矩形のタテ寸法■■を求める（第７図参照）。

次に（ｎ＋）のステップでは前述の（ｅ）のステップで
求めた標準大きさのタテ、ヨコ寸法（第８図参照）を実
際の布上の刺しゅう予定位置（第９図）に形成するにお
いて、標準大きさのタテヨコ比のまま、相似形で拡大、
縮小するか否かを判別する。前記ヨコ倍率キー３６又は
前記タテ倍率キーのいずれかが押されて設定されていな
い場合は読み込んだ刺しゅう予定範囲内に形成する。

即ち相似形でなく刺しゅう予定位置内に形成する場合は
、（ｎ）のステップでヨコ拡大率をＬ　／Ｌで算出し、
（ｐ）のステップでタテ拡大率をＨ／Ｈで算出し、次の
（ｑυのステップで前述の選択模様記憶手段（ＲＡＭＩ
）１８に記憶されているパターンデータをそれぞれヨコ
、タテの拡大率を乗じて刺しゅう予定範囲に対応するパ
ターンデータとする。次に（Ｒ）のステップでは該パタ
ーンデータと前述の（ｋ）のステップで求めた傾きθと
を用いて前記座標変換制御プログラム記憶手段（１２０
Ｍ３）３３からの制御プログラムにより文字列の最初の
位置、すなわち第７図ａ点の座標（Ｘ、、Ｙ、）を基準
として針落ち点を演算して前記縫目形成データ記千〇手
段（ＲＡＭ２）２０に記憶する。

前記スタートキー１１の操作により前記針３２の上下動
位相を示す針位置セッサー３４の位相検出に対応して前
記縫目データ記憶手段Ｏ７ＡＭ２）２０から読み出した
針落点の絶対座標から刺しゅう枠移動データを生成して
前記Ｘ−Ｙ駆動回路２４に出力し、前記Ｘモータ２５及
び前記Ｙモータ２６を駆動して刺しゅう縫いを行なう。

なお前述の（ｍ）のステップで前述の如く前記ヨコ倍率
キー３６又は前記タテ倍率キー３７のうちいずれかが選
択されていて、標準と相似形で形成する場合は（Ｓ）の
ステップで刺しゅう予定範囲のヨコの長さＬａに合わせ
るか否かヨコ拡大率によって処理するか否かを判別する
。即ち前記ヨコ倍率キー３６が選択されていて、ヨコ拡
大率を使用してタテ拡大率を同一とする場合はＱ）のス
テップでタテ拡大率−ヨコ拡大率−ＬＡ／Ｌと設定する
。

この拡大率を使用してタテ寸法をＨＢ＝ＨＡｘＬＡ／Ｌ
により求める。この場合の刺しゅう範囲は第１０図の如
くヨコＬａ、タテＨｂとなる。次に（（ｈ）、（ｒ）の
ステップで針落ち点を演算する。

又１ｊり述の（Ｓ）のステップで前記タテ倍率キー３７
が選択されていて刺しゅう予定範囲のタテの長さＩ（ａ
に合わせると判別すると、（Ｕ）のステップでヨコ拡大
率−タテ拡大率＝ＩＴＡ／Ｈで拡大率を求める。

次に（Ｖ）のステップでこの拡大率を使用してヨコ寸法
ＬｂをＬ　Ｂ　＝　Ｌ　Ａ　ｘ　ＨＡ　／　Ｈで求める
。

この場合の刺しゅう予定範囲は第１１図の如くヨコＬＢ
、タテＨＡとなる。

次に（ｑｌ）のステップで前述の選択模様記憶手段（ｒ
ｔＡＭｌ）＋８に記憶されているパターンデータを拡大
率を乗じて新たな刺しゅう範囲に対応するパターンデー
タとする。

次に（Ｗ）のステップでは、前述の（ｅ）のステップで
求めた刺しゅう予定範囲のヨコ寸法ＬＡと（Ｖ）のステ
ップで求めた刺しゅう範囲のヨコ寸法ＬＩ’３とから文
字列の最初の位置新たな３３点を求める。

新たな８１点は第１１図に示す如くヨコ寸法の中央位置
ｅ点を基孕として設定する。即ち前述のａ点（Ｘ　、、
Ｙ　、）Ｌ　Ａ、Ｌ　Ｂと傾きθからＸａ＋＝Ｘ＋＋（
ＬＡ−ＬＢ）／２ＸｃｏｓθＹａｌ＝Ｙｌ＋（ＬＡ−Ｌ
Ｂ）／２ＸＳｉｎθ次に（Ｘ）のステップでは、（ｑ＋
）のステップで求めたパターンデータと傾きθとを用い
て前記座標変換制御プログラム記憶手段（ＲＯＭ）から
の制御プログラムにより文字列の最初の位置８１点の座
標（ＸＡＩ、ＹＡＩ）を基準として針落ち点を演算して
前記縫目データ記憶手段（ＲＡＭ２）１９に記憶すなお
本実施例においては初期設定スイッチ１３及び座標入力
モード選択キー！６を操作することにより初期設定及び
モード選択するものを示したが、電源投入による開始時
に自動的に初期セット及びモード選択されるものであっ
ても良い。

（効果） 以上の如く本発明によれば予め布に刺しゅう予定位置に
印付けを行ない、刺しゅう枠に張設後針の下に刺しゅう
枠を駆動して印付は位置で刺しゅう予定範囲を入力して
、該刺しゅう予定範囲に合わせて標準の大きさで記憶さ
れているパターンデータを変更し、変更したパターンデ
ータにより針落ち点を演算して刺しゅう枠を駆動する如
くしたことにより刺しゅう枠の移動方向に沿って布を張
設することなく、所望の刺しゅう予定範囲に模様の大き
さ文字間の間隙の設定等をすることなく刺しゅう縫い目
を形成することが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例に係り、第１図は刺しゅう縫い選
択の流れ図、第２図は刺しゅう機のシステムブロック図
、第３図は刺しゅう機の外観図、第４図はキーパネルの
説明図、第５図は選択文字枠説明図、第６図は布の装着
状態説明図、第７図は刺しゅう予定範囲説明図、第８図
は標準大きさの文字枠説明図、第９図は刺しゅう予定範
囲大きさ説明図、第１Ｏ図は刺しゅう予定範囲のヨコ寸
法による刺しゅう範囲大きさ設定の説明図、第１１図は
刺しゅう予定範囲のタテ寸法による刺しゅう範囲大きさ
設定の説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予め設定される基準大きさの複数の刺しゅう模様を記憶
   する記憶手段の模様データから所望の模様を選択するス
   テップと、布上の刺しゅう予定範囲の外形線上に針を位
   置させて刺しゅう予定範囲を入力するステップと、入力
   された刺しゅう予定範囲の大きさと前記選択された模様
   の基準大きさとを比較し刺しゅう予定範囲内に過不足な
   く刺しゅうを形成するための拡大率或は縮小率を演算す
   るステップと、該拡大率或は縮小率と基準大きさの模様
   データとにより刺しゅう大きさの模様データを演算する
   ステップとからなる刺しゅうミシンの刺しゅう大きさの
   自動設定方法。