JPH01253817A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH01253817A
JPH01253817A JP8072888A JP8072888A JPH01253817A JP H01253817 A JPH01253817 A JP H01253817A JP 8072888 A JP8072888 A JP 8072888A JP 8072888 A JP8072888 A JP 8072888A JP H01253817 A JPH01253817 A JP H01253817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
synthetic resin
chromium
titanium
Prior art date
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Pending
Application number
JP8072888A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Minami
勝敏 南
Makoto Fujigami
真 藤上
Kazuaki Miyamoto
和明 宮本
Yoshiyuki Fukumoto
福本 義行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP8072888A priority Critical patent/JPH01253817A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成樹脂からなる基板を用いた磁気記録媒体
に関する。
[従来技術] 従来より磁気ディスクはアルミニウム合金の円板からな
る基板上に磁性体層を形成している。
この基板には各種の高レベルな品質が要求され、そのた
めにアルミニウム合金の円板は熱処理により歪を矯正し
、さらにその表面をダイヤモンド切削、または砥粒によ
るラッピング、およびポリ。
シンク等により鏡面研磨して仕上げ、すぐれた表面性、
平滑性、平面性等を得ていた。
近年、磁気ディスク装置の小型化、記憶容量の高容量化
等の要求が益々高まりつつある。それに伴い基板も、よ
りすぐれた表面性、平滑性、平面性等が要求されている
。さらに、軽量化に対する要求も益々高まりつつある。
特に、軽量化の要求に対応する目的で特開昭59−13
5133号公報に記載されているように、磁気ディスク
基板を合成樹脂で形成することが検討されている。
また、特開昭61−187117号公報に記載されてい
るように、その表面をチタン、チタン合金またはチタン
化合物で被覆した合成樹脂からなる磁気ディスク用基板
、あるいはその表面を先ず酸化シリコンまたは酸化アル
ミニウムで被覆し、次いでチタン、チタン合金またはチ
タン化合物で被覆した合成樹脂からなる磁気ディスク用
基板が検討されている。
[発明が解決しようとする課題] アルミニウム合金に替えて、合成樹脂を磁気ディスク基
板に用いる場合には、アルミニウム合金に比べて軽量で
あり、しかも射出成形等により一工程で平滑性等のすぐ
れた安価な磁気ディスク基板を安定に量産できる等の利
点がある。
しかし、特開昭、59−135133号公報記載の発明
で得られた磁気ディスク基板上に、真空蒸着法、スパッ
タリング法、イオンブレーティング法等々でクロムから
なる層、磁性体薄膜を順次形成すると、合成樹脂はアル
ミニウム合金に比べて、その表面硬度が低いため、磁気
ディスクとしての耐久性を示す耐C8S特性が著しく低
かった。
このような欠点を解決するために、特開昭61−187
117号公報記載の発明では、その表面をチタン、チタ
ン合金またはチタン化合物で被覆した合成樹脂からなる
磁気ディスク用基板が提案されている。
この方法による磁気ディスク基板では、チタン、チタン
合金またはチタン化合物の合成樹脂からなる基板および
クロムからなる層に対する密着力が著しく弱いため、ク
ロムからなる層をその表面に形成すると、クロムからな
る層にクランクが発生したり、あるいはわずかな力を加
えてもチタン、チタン合金またはチタン化合物の層と基
板間、またはチタン、チタン合金またはチタン化合物の
層とクロムからなる眉間に容易に剥離が生じたりして、
エラーの発生原因となったり、使用中にそのクラック部
から磁性体薄膜が剥離したりして、信顛性、耐久性に著
しく悪影響を及ぼすことが多かった。
また、この方法による磁気ディスク基板では、表面硬度
が低い合成樹脂からなる基板上に非常に硬度が高いチタ
ン、チタン合金またはチタン化合物を被覆しているにも
かかわらず、上記のように他に対する密着力が著しく弱
いため、使用中に剥離してしまい磁気ディスクとしての
耐久性を示す耐C8S特性を十分には改善することはで
きなかった。
さらに、特開昭61−187117号公報記載の発明で
は、その表面を先ず酸化シリコンまたは酸化アルミニウ
ムで被覆し、次いでチタン、チタン合金またはチタン化
合物で被覆した合成樹脂からなる磁気ディスク用基板も
提案されている。
しかし、この方法による磁気ディスク基板ではチタン、
チタン合金またはチタン化合物の合成樹脂からなる基板
に対する密着力はかなり改善されるが、チタン、チタン
合金またはチタン化合物のクロムからなる層に対する密
着力は依然として著しく弱いため、クロムからなる層を
その表面に形成すると、クロムからなる層にクラックが
発生したり、チタン、チタン合金またはチタン化合物の
層とクロムからなる層に剥離が生じたりすることを十分
には改善することはできなかった。
本発明は、上記従来の方法では解決が困難であったクロ
ムからなる層にクラックが殆ど発生することがない磁気
記録媒体を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、合成樹脂からなる基板上に、クロムからなる
層、磁性体薄膜が順次形成された磁気記録媒体において
、前記合成樹脂からなる基板とクロムからなる層の中間
に珪素の酸化物からなる層を形成するようにしたもので
ある。
本発明において、珪素の酸化物からなる層は、その厚み
は500Å以上が好ましい。その厚みが500人未満で
は、クロムからなる層のクラックを十分には防止するこ
とができない場合がある。
また、本発明において用いる珪素の酸化物は、一般弐:
SiOxで表した場合に、そのXの範囲は、0.6以上
が好ましい。そのXの範囲が0゜6未満では、基板およ
びクロムからなる層に対する密着性が不足するため、ク
ロムからなる層のクラックを十分には防止することがで
きない場合がある。
また、本発明において用いる合成樹脂としては、ポリエ
ーテルイミド、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレン
サルファイド、ボリアリレート、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリカーボネート等の耐熱性にすぐれた合成樹
脂を好適に用いることができる。さらに、必要に応じて
無機質充填材、例えば、チタン酸カリウムウィスカ、炭
素繊維、5t−C繊維、アルミナ繊維等のセラミック繊
維、ガラス繊維、金属繊維等の繊維状物質、ガラスピー
ズ、セラミック粉末、カーボン、マイカ等々を適宜添加
してもよい。
また、本発明に1おいて、珪素の酸化物からなる層を形
成する方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、
イオンブレーティング法の真空プロセス法、CVD等の
気相成長法、液相成長法等いずれの方法でも形成するこ
とができ、特に制限するものではない。
また、本発明において、クロムからなる層、磁性体薄膜
を形成する材料および方法は、通常用いられる材料およ
び方法であれば、いずれの材料および方法でもよく、特
に制限するものではない。
[作用] 本発明によれば、合成樹脂からなる基板とクロムからな
る層の中間にそれぞれに対し密着性のよい珪素の酸化物
からなる層を形成しているので、基板とクロムからなる
層が珪素の酸化物からなる層を介して、十分な密着力で
密着しており、クロムからなる層にクラックが発生する
ことがなくなるものと推定される。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づき、詳細に説明する。
ポリエーテルイミド樹脂を用いて射出成形により、厚み
1.9mm、外径130mm、内径40mmの基板を成
形した。
得られた基板上に真空蒸着法により、酸化珪素を蒸発試
料として、珪素の酸化物からなる層を形成した。なお、
真空蒸着中の酸素分圧および蒸着速度を調整して、厚み
および珪素の酸化物中の酸素組成比が異なった珪素の酸
化物からなる層を形成した。形成された珪素の酸化物か
らなる層の厚みおよび珪素の酸化物中の酸素組成比は表
1に示した。
次いで、スパッタリング法により、ターゲツト材として
、クロム、コバルト合金(Co:Ni:Cr=15 :
 15 : 10.L%)を用いて、クロム層、コバル
ト合金層を、各々0.2μm、0.08μmの厚みに形
成して、6種類の磁気ディスクを作成した。また、比較
例として珪素の酸化物からなる層を形成せず、直接ポリ
エーテルイミド樹脂の基板上に、実施例と同様にクロム
層、コバルト合金層を、各々0.2μm、0.08μm
の厚みに形成して、磁気ディスクを作成した。
得られた7種類の磁気ディスクの表面を500倍の光学
顕微鏡で観察した結果、No、 2、Nα3、N。
4、Nα6の磁気ディスクではいずれもクラックば観察
できなかった。また、Nα5の磁気ディスクは微細なり
ランクがわずかに発生していることが観察された。また
、No、 1、比較例の磁気ディスクは多数の太いクラ
ンクが観察された。
また、得られた7種類の磁気ディスクをC8S試験機に
より、耐C8S特性を測定した結果、CSS回数はNα
2、Nα3、Nα4、Nα6の磁気ディスクではいずれ
も30000回以上であったが、N。
5の磁気ディスクは約5000回、No、 1、比較例
の磁気ディスクではいずれも1000回以下であった。
さらに、Na2、k3、N(14、N(16の磁気ディ
スりを80’C1相対湿度80%の恒温恒湿槽に入れ、
約1000時間経過後、同様に500倍の光学顕微鏡で
観察したが、クラックは全く発生していなかった。
[効果] 以上のように、本発明は、合成樹脂からなる基板とクロ
ムからなる層の間に珪素の酸化物からなる層を介在させ
ることにより、合成樹脂からなる基板とクロムからなる
層の密着性が著しく向上するので、使用中に基板から剥
離することがな(、かつクランクのない均一なりロムか
らなる層を形成することができ、信顛性、耐久性がすぐ
れた磁気ディスクを提供することができるという効果を
奏する。
また、本発明は、。合成樹脂からなる基板とクロムから
なる層の間に珪素の酸化物からなる層を介在させること
により、合成樹脂からなる基板とクロムからなる層の密
着性が向上し、かつ合成樹脂からなる基板の表面硬度が
著しく向上するので、耐C3S特性がすぐれた磁気ディ
スクを提供することができるという効果も奏する。
また、本発明は、合成樹脂からなる基板を用いているの
で、軽量、安価な磁気ディスクを提供することができる
という効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明磁気記録媒体の一実施例を示す断面図で
ある。 1・−・保護層、2−磁性体薄膜、3−・クロム層、4
−・・珪素の酸化物層、5−基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂からなる基板上に、クロムからなる層、
    磁性体薄膜が順次形成された磁気記録媒体において、前
    記合成樹脂からなる基板とクロムからなる層の中間に珪
    素の酸化物からなる層を形成することを特徴とする磁気
    記録媒体。
  2. (2)前記珪素の酸化物からなる層の厚みが500Å以
    上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    磁気記録媒体。
  3. (3)前記珪素の酸化物が一般式: SiO_x 〔式中、xは、0.6≦xの範囲〕 で示されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の磁気記録媒体。
JP8072888A 1988-03-31 1988-03-31 磁気記録媒体 Pending JPH01253817A (ja)

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JP8072888A JPH01253817A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 磁気記録媒体

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JP8072888A JPH01253817A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 磁気記録媒体

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