JPH01253088A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動販売機に関し、更に詳しくは、商品を機幅
方向に異なる複数位置にて貯蔵する貯蔵部と該貯蔵部の
複数位置から送り出される商品を機幅方向にわたって受
け取ってこれを昇降せしめる商品受取部と該商品受取部
にて昇降せしめられた商品をその受取位置と異なる高さ
の払出位置にて払い出す商品払出口とを備える自動販売
機に関する。

〔従来の技術〕

かかる自動販売機において、購入者の選択に基づいて特
定の商品を選び出し、該商品を商品払出口から払い出す
場合、商品払出口が複数存在すると、そのいずれの商品
払出口から商品が払い出されたか購入者が戸惑うことが
あるという問題が存在するので、機幅方向の特定位置に
設けられた共通の商品払出口から前記商品を払い出すこ
とが行われている。

かかる事情を飲食用に供せられる商品（Ａ）を処理する
自動販売機において説明するに、第４図に示す如く、複
数の貯蔵部（８１）から機底部にて機幅方向の複数位置
に送り出される前記商品（Ａ）は商品受取部（８２）に
てもれなく受け取られた後、昇降せしめられるようにな
っている。なお該商品受取部（８２）は、具体的には傾
斜シュー）　（８２ａ）と上下駆動装置（８２ｂ）にて
昇降される商品受台（８２Ｃ）とからなり、前記商品（
Ａ）は傾斜シュー）　（８２ａ）にて機幅方向特定位置
に幅寄せ案内され、該特定位置にて商品受台（８２ｃ）
　に受け渡され、更に該商品受台（８２Ｃ）の昇降に伴
って上昇せしめられた後、前記特定位置の上方に配され
た共通の商品払出口（８５）から払い出されることが行
われている。このように前記商品（Ａ）を上方から払い
出すのは、塵埃の溜まり易い自動販売機下部から前記商
品（Ａ）を払い出すことが衛生上好ましくないからであ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

然るに、上述の如く傾斜シュー）　（８２ａ）を用いて
貯蔵部（８１）から送り出される前記商品（Ａ）を前記
特定位置に幅寄せ案内する場合、前記商品（Ａ）が傾斜
シュー）　（８２ａ）にて幅寄せ案内されるのに無視す
ることのできない時間が消費され、これがロスタイムに
なるという問題がある。

また、前記ロスタイムを短縮すべく傾斜シュー　）　（
８２ａ）の傾斜角を大きくすると、前記商品（Ａ）が不
確定な姿勢にて幅寄せ案内され、該商品（Ａ）を商品受
取部（８２）、特にその商品受台（８２Ｃ）へ確実に受
け渡すことができなくなるという問題が生じる。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、前記
ロスタイムを短縮し得ると共に貯蔵部から送り出される
商品を商品受取部へ確実に受け渡し得る自動販売機を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る自動販売機は、商品を機幅方向に異なる複
数位置にて貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵部の複数位置から
送り出される商品を機幅方向にわたって受け取ってこれ
を昇降せしめる商品受取部と、該商品受取部にて昇降せ
しめられた商品をその受取位置と異なる高さの払出位置
にて払い出す商品払出口とを備える自動販売機であって
、前記商品受取部に、該商品受取部にて受け取った商品
の機幅方向への傾斜強制移動を可能ならしめる強制移動
手段を設けてある点に特徴を有している。

〔作　用〕

かかる自動販売機にあっては、前記商品受取部に商品の
機幅方向への傾斜強制移動を可能ならしめる強制移動手
段が設けられているため、商品を前記商品受取部にて受
け取った後、即座に該商品受取部を昇降させても、その
昇降の間に商品の機幅方向への幅寄せが行える。

〔発明の効果〕

従って、本発明の自動販売機によれば、商品を受け取っ
た商品受取部の昇降中に上述の如く商品の機幅方向への
幅寄せを行うことにより、貯蔵部から商品が送り出され
る時点において、商品受取部を所定位置に一定時間待機
させる必要がなくなり、前記ロスタイムが短縮できる。

しかも、商品受取部は商品を受け取り易い形状、例えば
機幅方向に十分に長い形状にすることができ、該商品受
取部にて貯蔵部から送り出された商品を確実に受け取る
ことができる。また前記商品の幅寄せは、商品受取部の
昇降中に時間をかけて行うことができ、例えば商品を所
望姿勢となしつつ前記特定位置に寄せることもてきる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図〜第３図において、（Ａ）　は壜入り飲料や罐入
り飲料等の飲食に供せられる商品であり、該商品（Ａ）
は衛生上の観点から塵埃の溜まり易い自動販売機の下部
から払い出すよりも、自動販売機の上部又は中央部から
払い出す方が好ましい。そこで、該商品（Ａ）を、例え
ばサーペンタイン方式にて下方へ蛇行落下させて自動販
売機下部の商品払出口からそのまま払い出すというよう
なことは行わず、該商品（Ａ）を、貯蔵部（１０）にて
機幅方向に異なる複数位置に貯蔵し、該貯蔵１１（１０
）から例えばサーペンタイン方式にて下方へ蛇行落下さ
せて送り出した後、これを商品受取部輯０）にて受け取
り、更に該商品受取部（２０）にて上昇せしめた上でそ
の受取位置よりも上方に配された商品払出口（３０）か
ら払い出すようになっている。

さて、前記商品受取部（２０）には、該商品受取部（２
０）にて受け取った商品（Ａ）の機幅方向への傾斜強制
移動を可能ならしめる強制移動手段（５０）が設けられ
ているが、該強制移動手段（５０）は具体的には次に述
べるように構成されている。

先ず、前記商品受取部（２０）は、中央板状体（２１）
の両端部（２１ａ）に左右一対の側方板状体（２２）の
一端部（２２ａ）が夫々枢支連結されその枢支連結部を
折曲点として前記一対の側方板状体（２２）が傾斜せし
められるようになっている。なお前記枢支連結部には、
つる巻きスプリング（２３）が介装されており、該つる
巻きスプリング（２３）の作用によって前記一対の側方
板状体（２２）はその中央側が下方となるような傾斜姿
勢をとるべく付勢されている。そして前記一対の側方板
状体（２２）の他端部（２２ｂ）側の前端面には夫々ロ
ーラ（５１）が左右一対回動自在に突設され、またその
左右一対のローラ（５１）に係合するレール状のガイド
（５２）が、前記商品払出口（３０〉側が相互接近する
ように高さ方向へ延設されており、該ローラ（５１）と
該ガイド（５２）とが組み合わされて前記強制移動手段
（５０）が構成されている。

なお、前記商品受取部（２０）を昇降させるには、前記
中央板状体（２１）の背面側が立向き姿勢に折曲された
背部（２１ｂ）　に両端が連結された回動チェーン（４
１）を上下に配設されたスプロケット（４２）に掛は回
し、該スプロケット（４２）のうちの一方をモーフ（４
３）にて駆動して前記回動チェーン（４１）を回動させ
る構造の上下駆動装置（４０）が用いられるようになっ
ている。また前記中央板状体（２１）には、その前端側
にて支点部（２５ａ）が枢支され引張スプリング（２４
）にて支点部（２５ａ）より後端側が下向きに引張付勢
され前記商品（Ａ）が載置される払出板（２５）が装着
されており、該払出板（２５）は、商品受取部（２０）
が前記商品（Ａ）を受け取った上で前記商品払出口（３
０）の高さまで上昇せしめられた状態に至ると、該商品
払出口（３０）の一部に当接し、前記引張スプリング（
２４）の引張力に抗して前傾状態に姿勢変更することと
なる。そして該姿勢変更に基づいて載置した商品（Ａ）
を前方へ傾斜移動させ、該商品（Ａ）の商品払出口（３
０）への移載を容易ならしめるようになっている。

かかる構成の自動販売機を用いて商品（Ａ）を払い出す
場合、先ず商品受取部（２０）は、前記ローラ（５１）
をガイド（５２）にて係合案内して中央板状体（２１）
及び側方板状体（２２）を直線状となしつつ自動販売機
下部に待機させておく。そして購入者が特定の商品（Ａ
）を選択すると、その選択された商品（Ａ）　はそれが
貯蔵されている貯蔵部（１０）から下方へ送り出されて
前記商品取出部（２０）上へ移載される。然る後、該商
品取出部（２０）は即座に上昇せしめられ、その上昇の
間に前記ローラ（５１）がガイド（５２）にて係合案内
されて側方板状体（２２）が傾斜せしめられることによ
り、前記商品（Ａ）　は中央板状体（２１）の位置に幅
寄せされ、更に商品払出口（３０）の高さにまで上昇せ
しめられると前記払出板（２５）の作用に基づいて前記
商品（Ａ）は商品払出口（３０）へ払い出される。

〔別実施例〕

上述の実施例にあっては、商品払出口（３０）を貯蔵部
（１０）から商品（Ａ）が送り出される位置よりも高い
位置に設け、貯蔵部（１０）から送り出される商品（Ａ
）を上昇させた後に払い出すこととしたが、例えば非飲
食用の食品を処理するものであって下方払出方式が適し
た自動販売機等、貯蔵部（１０）から送り出される商品
（Ａ）を下降させた後に商品受取位置よりも下方の商品
払出口から払い出すように構成した自動販売機において
も本発明は適用できる。なお、この場合は前記ガイド（
５２）に相当するガイドはその延設姿勢を逆向きにする
必要があるが、その延設姿勢は商品払出口側が相互接近
するようにすればよい。

また、前記強制移動手段（５０）を、前記商品受取部（
２０）自体の左右両側に中央側が低い固定傾斜面を形成
することによって構成することもできる。換言すれば、
商品受取部（２０）が左右に前記固定傾斜面を有する形
状不変のものであってもよい。かかる商品受取部（２０
）に商品（Ａ）が受け渡されても、該商品（Ａ）　は商
品受取部（２０）が昇降している間にその固定傾斜面に
沿って強制移動せしめられることとなる。

また、商品受取部（２０）に上述のいずれの強制移動手
段（５０）を設けるに際しても、それを上述の実施例の
如く左右対称に設ける必要性は必ずしもなく、商品受取
部（２０）の一方の端部に商品（Ａ）を幅寄せすべく前
記強制移動手段（５０）を前記端部の反対側に設けても
よい。なおこの場合は前記端部の上方又は下方に相当す
る位置に商品払出口が設けられているのは勿論である。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動販売機の要部を示す正面図、
第２図は更にその要部を示す側面図、第３図は商品受取
部の詳細を示す側面図、第４図は従来の自動販売機の要
部を示す正面図である。 （１０）・・・・・・貯蔵部、（２０）・・・・・・商
品受取部、（２１）・・・・・・中央板状体、（２１ａ
）・・・・・・端部、（２２）・・・・・・側方板状体
、（２２ａ）・・・・・・端部、（３０）・・・・・・
商品受取部、（５０）・・・・・・強制移動手段、（５
１）・・・・・・ローラ、（５２）・・・・・・ガイド
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、商品（Ａ）を機幅方向に異なる複数位置にて貯蔵す
   る貯蔵部（１０）と、該貯蔵部（１０）の複数位置から
   送り出される商品（Ａ）を機幅方向にわたって受け取っ
   てこれを昇降せしめる商品受取部（２０）と、該商品受
   取部（２０）にて昇降せしめられた商品（Ａ）をその受
   取位置と異なる高さの払出位置にて払い出す商品払出口
   （３０）とを備える自動販売機であって、 前記商品受取部（２０）に、該商品受取部（２０）にて
   受け取った商品（Ａ）の機幅方向への傾斜強制移動を可
   能ならしめる強制移動手段（５０）を設けてある自動販
   売機。 ２、前記商品受取部（２０）を、中央板状体（２１）の
   両端部（２１ａ）に左右一対の側方板状体（２２）の一
   端部（２２ａ）を夫々枢支連結しその枢支連結部を折曲
   点として前記一対の側方板状体（２２）を傾斜させ得る
   ように構成すると共に、 前記強制移動手段（５０）を、前記一対の側方板状体（
   ２２）の他端側に夫々突設された左右一対のローラ（５
   １）と、前記商品払出口（３０）側が相互接近するよう
   に高さ方向へ延設されて前記ローラ（５１）を係合案内
   するガイド（５２）とを組み合わせて構成してある請求
   項１記載の自動販売機。 ３、前記強制移動手段（５０）を、前記商品受取部（２
   ０）自体の左右両側に、中央側が低い固定傾斜面を形成
   することによって構成してある請求項１記載の自動販売
   機。