JPH01250555A - 折板屋根の断熱改修方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は折板屋根の断熱改修方法に関し、更に詳しくは
、安価且つ施工が容易な、折板屋根の断熱改修方法に関
するものである。

〔従来技術と問題点〕

従来、倉庫、工場等の屋根には、所謂折板屋根が広く用
いられている。折板屋根の断熱改修方法としては、第８
図に示す如く、古い既設の折板屋根（２１）の表面にグ
ラスウール（２２）を敷設し、そめ上に新しい折板屋根
（２３）を設置し、所定箇所を固定具（２４）で固定す
るという方法が用いられている。（２５）は鉄骨である
。

しかし乍゛ら、この方法では足場の悪い場所において、
グラスウールの敷設−新しい折板屋根の設置という２工
程を必要とし、また柔軟素材たるグラスウールを折板屋
根の凹凸表面に隙間な、く敷設することは手間と時間を
必要とするばかりでなく、相当の熟練を要するという問
題点を孕んでいる。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者はかかる実情に鑑み、上記の如き従来法の問題
を解消するべく鋭意研究の結果、本発明に到達したもの
である。

即ち、本発明は凹凸が連続した形状の折板屋根を改修す
るに際し、表面材と断熱材とからなる複合板を前記折板
屋根の上に敷設固定することを特徴とする折板屋根の断
熱改修方法を内容とするものである。

〔実施例〕

本発明を実施態様を示す図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図乃至第５図は、それぞれ本発明に用いられる複合
板の一例を示す断面図である。

第１図において、複合Ｆｉ（１）は表面材（２）と断熱
材（３）とからなり、第２図の複合板（１）は、表面材
（２）と断熱材（３）と裏面材（４）とがサンドイッチ
状に接合されてなり、第３図の複合板（１）は、第１図
に示した複合板において、表面材（２）の一端に断熱材
（３）よりも突出した突縁部（５）を有している。第４
図の複合板（１）は表面材（１）の一端には突縁部（５
）を備え、且つ他端には欠損部（６）を備えている。第
５図の複合板（１）は一端に突縁部（５）を、他端に欠
損部（６）を備えている。

上記複合板に用いられる表面材としては、特に制限はな
く、ｗＩ板、アルミ、ステンレス板、鉄板、サイデイン
グ板等の耐水性、耐候性等を有する公知の素材を用いら
れ、また裏面材としてはプラスター、合板、鉄板等が好
適である。また断熱材としては、上記表面材及び／又は
裏面材と複合板を形成するものであれば特に制限はなく
、例えばポリスチレン系樹脂、エチレンやプロピレンの
単独重合体もしくはこれらの共重合体、又はこれらと他
のモノマーとの共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂等の発泡成形体が好適である。

上記複合板は、断熱材と表面材及び／又は裏面材とを接
着又は溶融着させることにより作られる。

また、第３図に示した突縁部は隣接する複合板に重ねて
敷設するためのものであり、また第４図及び第５図に示
した突縁部及び欠損部は、１の複合板の突縁部と、隣接
する他の複合板の欠）具部とを噛み合わせて、所謂合欠
り構造とするものである。この様に構成することにより
、複合板の敷設作業が容易となるばかりでなく、固定す
る際にも１箇所の固定で隣接する複合板２枚を固定する
ことができ、作業能率は大巾に向上する。

上記複合板を用いて折板屋根の断熱改修を行うには、第
６図に示す如く、古い既設の折板屋根（７）の上に複合
板（１）を敷設して、ボルト等の固定具（８）により折
仮屋！　（７）に固定し、通常複合板の接合部（９）に
コーキング剤を用いて目地処理を施す。（１０）は鉄骨
である。端部はアルミ、ステンレス、防錆処理した鉄板
等を用いて仕上げ処理を施す。また寄棟等の接合部には
上記材料、コーキング剤、ビス等を用いて防水処理を施
す。

また、本発明の工法において、第７図に示す如く、折板
Ｍｍ（１＞とその上に敷設した複合板（１）との間に形
成される開口端部を閉塞部材（１１）で閉塞することに
より、鳥等が入り込み巣を作ったりすることを防止でき
、また閉じ込められた空気に断熱及び防音効果を発揮さ
せることができる。上記閉塞部材としては、特に制限は
なく、例えばプラスター、モルタル、断熱材、プラスチ
ック）反等が挙げられる。

〔作用・効果〕

叙上の通り、本発明によれば、複合板を工場で大量生産
しておき、施工現場では該複合板を並設するだけで、断
熱材の施工及び表面材の施工を同時に行うことができ、
従来の断熱付施ニー表面材施工の２工程を１工程化でき
るので、コストの低減化と大巾な省力化とが可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は、それぞれ本発明に用いられる複合
板の一例を示す断面図、第６図及び第７図は、それぞれ
本発明の断熱改修方法を説、明するための概要図、第８
閏は従来の断熱改修方法を説明するための概要図である
。 １・・・複合板、　　　　　２・・・表面材３・・・断
熱材、　　　　４・・・裏面材５・・・突縁部、　　　
　６・・・欠ｔＭ部７・・・折板屋根、　　　８・・・
固定具９・・・複合板の接合部、１０・・・鉄骨１１・
・・閉塞部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、凹凸が連続した形状の折板屋根を改修するに際し、
   表面材と断熱材とからなる複合板を前記折板屋根の上に
   敷設固定することを特徴とする折板屋根の断熱改修方法
   。 ２、複合板が、断熱材を表面材と裏面材とでサンドイッ
   チ状に挟み込んでなる請求項１記載の方法。 ３、複合板の端部が合欠り構造からなる請求項１又は２
   記載の方法。 ４、折板屋根の凹部と複合板との間に形成される開口端
   部を閉塞する請求項１記載の方法。