JPH01250441A - 無杼織機の緯入れ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無杼織機の緯入れ方法、とりわけ緯入れ１ピッ
ク終了時の緯糸張力の改良に関する。

従来の技術 無杼織機の緯入れは、基本的には、制御機能部に主軸の
回転角度を基準としたプログラムを予め設定しておき、
織機運転時に主軸の実回転信号を制御機能部に取り込ん
で、緯入れｌピック終了毎に係止体を動作して、この係
上体に緯糸を係留し、しって所要の緯入れ長を設定する
構造になっている。

発明が解決しようとする課題 緯糸が係止体に係留して緯入れが終了する時期について
見ると、主軸の回転角度が何度の時というように一義的
に決められている。しかし稼動中の無杼織機においては
、緯入れノズルの噴射圧力が微妙に変動している。この
ため、無杼織機の運転速度を上げれば上げるほど緯入れ
ノズルのジェット流に乗って飛走している緯糸の速度が
変動し、緯入れ終了時に緯糸が係止体に係留した際、緯
糸の張力が強過ぎて緯糸が所謂あと切れをおこし、緯入
れミスを生じ易くなる。

そこで本発明は緯入れ終了時の緯糸張力を制御して前記
問題点を克服できる無杼織機の緯入れ方法を提供するも
のである。

課題を解決するための手段 緯入れｌピックを決める係止体に係留する緯糸の祷入れ
終了時の張力にらとづいて、緯入れノズルの噴射終了タ
イミングを制御する。

実施例 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて詳述する。

第１〜４図に示すように、この実施例では、ドラム１１
巻き付はガイド２．係止体３を含む緯糸貯留装置４と、
緯入れノズル５．先行噴射用開閉弁６１本噴射用開閉弁
７．先行噴射用空気タンク８、本噴射用空気タンク９．
先行噴射用レギュレータＩＯ５本噴射用レギュレータ１
１を含む緯入れノズル装置１２と、張力センサ１３と、
開口センサ１４と、制御機能部１５とを備えており、ド
ラム１周りを相対回転する巻き付はガイド２により、給
糸体１６から引き出した緯糸１７をドラム１に緯入れｌ
ビブク分以上巻き付けて貯留する点、緯入れ開始時に制
御機能部１５からの制御信号にでアクチュエータ１８を
介して係止体３をドラム１がら抜き出し、これから緯糸
Ｘ７を離脱させて緯入れノズル５のジェット流によって
緯糸１７を緯入れさせる点、緯入れ終了時に制御機能部
１５からの制御信号にでアクチュエータ１８を介して係
止体３をドラムｌに突入し、これに緯糸１７を係留して
ｌビッグの緯入れを終了する点、緯入れ直前に制御機能
部Ｉ５からの制御信号にで先行噴射弁６を開弁動作して
、緯入れノズル５から低圧空気を先行噴ｑ＝ｔさせろ点
、緯入れ開始時に制御機能部１５からの制御信号にて本
噴射用開閉弁７を開弁動作して、緯入れノズル５から高
圧空気を噴射させる点、緯入れ終了直前に制御機能部１
５からの制御信号にで先行噴射用開閉弁６と本噴射用開
閉弁７とを閉弁動作させる点等の基本的な構造は公知の
構造である。

ここで、張力センサ１３は係止体３に設けられて、枠入
れ終了時に係止体３に係留する緯糸１７の張力を電気ｍ
に変換して検出し、この検出信号Ｑｌを制御機能部１５
に出力するらのである。

開口センサ１４は経糸の実開口量を電気量に変換して検
出するものであって、筬１９と一体に前後動するように
筬保持台２０に取り付けられていて、織り前を起点とす
る経糸の上糸と下糸とで形成される実開口量が緯糸９の
飛走を邪魔することのない緯入れ可能開度になったとき
検出信号Ｑ２を制御機能部１５に出力するようになって
いる。

制御機能部１５は係止体３に係留する緯糸１７の張力に
もとづいて、緯入れノズル５の噴射終了タイミングを制
御するものであって、具体的には張力センサ１３の検出
信号Ｑ、と予め設定されたプログラムとによって、緯入
れノズル５の噴射終了タイミングを制御するようになっ
ている。ここで、張力センサ１３が検出信号Ｑ、を出力
してから、緯入れノズル５の噴射終了タイミングを制御
するようにしであることから、制御機能部１５はそのプ
ログラムによって第２図に示すように、ある１つの織成
サイクル（以下、検出織成サイクルという）２日こおけ
る張力センサ１３の検出信号Ｑ１をらとに、検出織成サ
イクル２１の次の織成ザイクル２２において緯入れノズ
ル５の噴射終了タイミングを制御するための制御信号Ｋ
を出力するように構成されている。

以上の実施例の動作を第３図に示すタイミングチャート
と第４図に示すフローチャートとを参照しながら説明す
る。

先ず、制御機能部１５にプログラムを予め設定するとと
もに、プログラムの処理に必要な手続きを行う。即ち、
セクションＳｔて緯入れ可能範囲の終了時点を居牟とし
て実験にもとづく緯入れノズル５の噴射圧力と、先行噴
射用開閉弁６１本噴射用開閉弁７の閉弁動作タイミング
とを表すデータ、及びこれらの噴射圧力と閉弁動作タイ
ミングと張力との相関関係を表すデータそれぞれを設定
する。セクションＳ２て緯入れノズル５の噴射圧力と先
行噴射用開閉弁６２本噴射用開閉弁７の閉弁動作終了タ
イミングとの補正範囲を設定する。

セクションＳ３でピーク張力の移動平均の許容範囲を設
定する。セクションＳ４で傅入れノズル５の噴射圧力と
先行噴射用開閉弁６１本噴射用開閉弁７の閉弁動作タイ
ミング及び主軸の回転数等を含む出力テーブルを作成す
る。

次に、無杼織機を運転して緯入れ終了時になると、制御
機能部１５が緯入れノズル５の噴射終了タイミングを制
御する。つまり前述のセクションＳ１で設定した緯入れ
可能範囲終了時点の直前になったとき、セクションＳＩ
Ｏで先行噴射用開閉弁６１本噴射用開閉弁７を閉弁動作
するとともに、セクションＳｌｌで係止体３をドラムｌ
に突入させて係＋ｈ体３に緯糸１７を係留させ、張力セ
ンサＩ３で検出したピーク張力をセクションＳＩ２で検
出し、このピーク張力が緯入れ可能範囲の終了時点の前
か後かをセクションＳＩ３で判断し、それが緯入れ可能
範囲終了時魚油の場合にはセクションＳ１４でピーク張
力の移動平均を算出し、この移動平均がセクションＳ３
で設定した許容範囲内にあるか否かをセクション９１５
で判断し、それが許容範囲内にある場合には係止体３に
係留した緯糸１７の張力が適正なしのであるとされたこ
とになる。一方、セクションＳ１３での判断が終了時点
後である場合には緯入れノズル５の噴射圧力を、セクシ
ョンＳｌで設定したデータにもとづいてセクションＳＩ
６でレギュレータ１１のパイロット圧を変えることによ
って補正し、この補正がセクションＳ２で設定した補正
範囲内であるか否かをセクションＳ１７で判断する。ま
たセクション３１５での判断が範囲外である場合には緯
入れノズル５の閉弁動作タイミングを、セクションＳｌ
で設定したデータにもとづいてセクションＳ１８で補正
し、この補正がセクションＳ２で設定した補正範囲内で
あるか否かをセクションＳ１９で判断する。さらにセク
ションＳＩ７．Ｓ１９での判断が範囲外である場合には
異常信号を出して織機を停止し、係止体アクヂュエータ
１６と先行噴射用開閉弁６１本噴射用開閉弁７とを修理
する。

なお本発明は萌記実施例に限定されるものではなく、図
示は省略するが、例えば先行噴射用開閉弁６を織成サイ
クル毎に動作させるのではなく織機の運転、停止に合わ
せて動作させ、織機の運転中は緯入れノズル５から低圧
空気を常に噴射させたり、あるいは開口センサ１４を省
略し、主軸回転角度信号をもとに制御することもできる
。

発明の効果 以上のように本発明によれば、緯入れ終了時に係止体に
係留する緯糸の張力を略一定にすることができるので、
無杼織機を高速運転しても、緯糸のあと切れを阻止して
緯入れミスを防ぐことができるという新規な効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に使用する無杼織機の緯入れ装置の一実
施例を示す概略構成図、第２図は同実施例におＩＪる制
御機能部の作用説明図、第３図は同実施例のタイミング
チャート、第４図は同実施例のフローチャートである。 ３・係止体、５・・・緯入れノズル、１３・・張力セン
サ。 区だの浄書（内容に変更なし） ３−−一偉上弾 ５−−一瑣込ルノスｊし １３−ｍ−５−カニンす

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）緯入れ１ピックを決める係止体に係留する緯糸の
   緯入れ終了時の張力にもとづいて、緯入れノズルの噴射
   終了タイミングを制御することを特徴とする無杼織機の
   緯入れ方法。