JPH01249455A - オフセット印刷機のブランケット洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、オフセット印刷機のブランケット胴に巻回さ
れたブランケットの周面に付着する印刷インキを、不織
布など拭取り用のイ［帛と溶剤とを用いて自動的に洗浄
するためのブランケット洗浄装置に関する。

（従来の技術） 拭取イ［帛と溶剤とを用いて印刷用ブランケットを自動
的に洗浄する装置としては、特開昭５５−１４８１６４
の装置が開示されている。これによれば、叩頭す様のブ
ランケット胴に巻回されたブランケット周面に、心服・
縮小可能な可撓性洗浄部材を用いて洗）９用布帛を押し
当て、インキ）合剤を供給しながらブランケット胴を回
転させ、プランゲット周面に付着した印刷インキを拭取
り、洗浄除去するようにしたものである。そして、この
よう４Ｉ可填１生洗浄部材の使用は、高価な渫溝を要μ
ず、又１、構造をコンパクトにすることができるもので
あることが開示されているが、この装置における可撓性
洗浄部材にあっては、印刷機のブランケット周面に対し
て一つの洗浄部材が、唯一個所にて接触する溝造のもの
でおる。

通常、印刷工程におけるブランケット洗浄操作としては
、粗拭ぎと仕上拭きが行なわれる。印刷インキによって
汚損されているブランケット周面に対してインキ溶剤を
供給してインキを湿潤させ、軟化、液状化したインキを
擦りながら溶解して拭取り除去する粗拭ぎ操作では、拭
取洗浄部材のブランケット周面に対する接触面積を多く
し、一方、粗拭ぎ後において残留する液状化したインキ
をブランケット上で完全に乾燥するまで拭き取る仕上拭
き操作では、拭取洗浄部材の接触面積を小さくすること
が洗浄効率的に良好である。

（発明の目的） 本発明は、ブランケット周面に対する拭取洗浄部材の接
触面積を効率的に設定し、且つ粗拭き操作と仕上拭き操
作とで、接触面積を必要に応じて大幅に効率的に変更で
きるようにして、印刷工程におけるブランケット洗浄を
能率的に行なうことを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明は、オフセット印刷機のブランケット胴に巻回さ
れたブランケット周面に対して接触・離間可能なパッド
を備えた拭取手段と、溶剤供給手段と、該拭取手段のパ
ッド面とブランケット周面との間に介在させた拭取用の
長巻布帛を巻上移動・停止可能な布帛巻取手段とを設け
たオフセット印刷殿のブランケット洗浄装置において、
ブランケット胴のブランケット周面に接触・離間可能に
印刷方向に２基乃至数基のエアーパッドを備えた拭取手
段と、該パッド間に備えた溶剤供給手段と、前記エアー
パッドの全てを一度にブランケット周面に接触・離間さ
せ又は、該パッドのうちのいずれかを接触・離間させる
エアー供給開閉手段を設けたことを特徴とするオフセッ
ト印刷はのブランケット洗浄装置である。

（実施例） 本発明を実施例に従って詳細に説明すれば、第１図は本
発明装置の概要を示す側面図であり、密封性のボックス
１を前後に仕切る密封性の空間部２５．２３と、その間
に空間部２８を備え、前記空間部２５．２６の上部のボ
ックス１に開口部３，４をそれぞれ僅え、該開口部３，
４のフランジ部３ａ、４ａに該開口部を密封するゴム製
シート（表面にシリコン樹脂加工を施しておるもの）な
ど、可撓性、伸縮性の不透気性のシート２を張設する。

そして、空間部２５．２６の底部２５ａ、　２６ａには
それぞれエアー注入口１５．１７と、エアー抽出口１６
．１８とを設けることにより、ボックス１上部に、２基
のエアーパッド１１．１２を構成する。一方、中央の空
間部２８内にはその底部２８ａより立設するインキ洗浄
用の溶剤を噴出する溶剤供給ノズル２７を備え、該底部
２８ａには必要に応じて余剰溶剤を回収できる排出口１
９又は２０＠　漏える。第２図は本発明装置の詳細な側
面図であり、ボックス１の印刷方向両端外側には、フリ
ーガイドローラー６．６を備え、該ローラーはボックス
１を印刷幅方向両端にて一体に支持するサイドフレーム
８に軸支されている。同様サイドフレーム８には、ブレ
ーキ及びフリクション機構を内装するパルスモータ−１
３を装備した回転軸９を備え、インキ拭取用ウェブ布帛
５のロール状布帛の巻芯を装着でき、前記パルスモータ
−１３は、パルス信号によって駆動回転する時以外は、
巻軸９に対してブレーキ動作又はフリクション動作を行
なう。該軸１０はブレーキ及びフリクション機構を内装
するパルスモータ−１３によって任意に設定された回転
数だけ駆動回転して、ウェブ布帛５を巻ぎ取ることがで
きる。該軸１０に対しても同様にパルスモータ−１３に
よって、駆動回転、ブレーキ動作、フリクション動作を
行なう。又、前記ガイドローラー６．６と回転軸９及び
駆動軸１０との間には、テンションコントロール用のテ
ンションローラー７．７を備える。該ローラー７．７は
、フレーム８に支持した支点７ａにバネ７Ｃを介して揺
動アーム７ｂをフレーム８外側に向って付勢するように
設け、該アーム７ｂの先端に回転自在に軸支されている
ため、常にフレーム８の外方に向って付勢されている。

本発明の実施例においては、例えば前記エアー注入口１
５．１７に導入される各々パイプには電磁エアーバルブ
（電磁弁）　１５ａ、ｔ７ａを備え、そのパイプ先端側
は互いに連通し、注入パイプ２１を備える。

一方、注出口１６．１８に導入される各々パイプには電
磁エアーバルブ１６ａ、１８ａを備え、それぞれのパイ
プ先端側は連通し、エアー注出パイプ２２を備える。ま
た、中央の空間部２８に設けた溶剤供給ノズル２７には
、溶剤圧入パイプ２３を連通する。また、該空間部２８
のの底部２８ａに設けた溶剤回収できる排出口１９．又
は２０にはパイプ２４を接続する。

尚、本発明においてはボックス１及び該ボックスの開口
部３，４のフランジ部３ａ、４ａ　ｌ、Ｊいて、その印
刷方向両端部の角隅部に角丸Ｒを付けることにより、フ
リーガイドローラー６．６を省略することができる。ま
た、本発明装置を印刷機本体のブランケット胴近傍に取
付は固定するための手段としては適宜選択が可能でおる
。

次に本発明装置を使用してブランケットを洗浄する場合
の動作の一実施例を第３図に従って説明する。（イ）オ
フセット印刷によって汚損が生じたブランケット胴に巻
回されたブランケット１４周面の下側、又は側方にエア
ーパッド１１．１２を近接対向させた姿勢で本発明装置
を取付は固定する。

固定方法としては、本発明装置の両側フレーム８より外
側に延設した取付は用のステー（図示せず）を印刷機本
体のブランケット胴近傍の内側フレームにボルト等にて
取付は固定するものである。

このようにして本発明装置を取付けた後、（ロ）電磁エ
アーバルブ１５ａ、１７ａ　＠Ｈ放し、エアーポンプＰ
により圧送されたエアーを注入口１５．１７より空間部
２５．２６内に注入し、その上側シート２を膨張させた
エアーパッド１１．１２を布帛５を介してブランケット
１４周面面に接触させる。そして、溶剤供給ノズル２７
より布帛５に向けてトルエン、トリクレン等のインキ溶
剤を適当量噴出させて、布帛５に溶剤を染み込ませた後
、直ちにブランケット胴を回転さＵ、必要に応じて溶剤
の噴出を継続しながら、ブランケット１４周面に布帛５
を１習接させながら付着しているインキを布帛に染み込
んだ溶剤によって湿潤させ、１分間程度回転を継続して
付着インキをブランケット１４上で液状化して溶解し、
適当な時間に溶剤の供給を停止して、摺接する布帛５に
よってインキを粗拭ぎする。次に、プランケラＩ〜１４
を停止させ、あるいは回転させた状態で、電磁エアーバ
ルブ１５ａを閉鎖し、電磁エアーバルブ１６ａを開放し
て、注出パイプ２２よりエアーを抜き、空間部２５内の
エアー圧を大気圧まで下げ、これによってエアーパッド
１１及びパッド１１上の布帛５のみをブランケット１４
周面より離間させる。そして、他方のエアーパッド１２
のみによって布帛５をブランケット１４周面に摺接させ
ながら、パルスモータ−１３を始動させ、それと連動す
る巻取軸１０を適ヱ回転角度だけ回転させて、゛パッド
１２上に、インキの付着していない新しい布帛５を所定
長さ（例えば５〜ｉｏｍｍ程度）巻き出して、ブランケ
ット１４周面に残留する液状化したインキを完全に拭取
ることによって仕上拭きを行なう。ブランケット１４周
面にインキの付着が見られなくなったときに、電磁エア
ーバルブ１７ａを閉鎖し、電磁エアーバルブ１８ａを開
放して、（ニ）エアー注出パイプ２２より空間部２６内
のエアーを排出することによって、エアーバッド１２を
ブランケット１４周面より離間させて仕上拭きを終了す
る。

第４図は、本発明装置の他の実施例でおり、ブランケッ
ト１４周面に沿って印刷方向に複数の密封空間部を備え
るボックス１に、例えば２基以上のエアーバッド１１ａ
、　１２ａ、　ｌｌｂ、　１２ｂを連続して設けた場合
の実施例である。各々パッドの間の空間部２８ｂ内には
、布帛５をエアーパッド側にガイドするフリーガイドロ
ーラー６ａを設けるものである。

（発明の作用） 本発明によれば、ブランケット周面に接触させる拭ぎ取
り部材を印刷方向に２基乃至数基備えたブランケット洗
浄装置であり、それぞれの拭取部材を、−度にあるいは
別個に、接触・離間操作することができ、ブランケット
周面への溶剤供給及びインキの湿潤、溶解、液状化のた
めの粗拭ぎ操作と、粗拭き後に残留する液状化したイン
キの円滑な仕上拭き操作とを効率的に行なうことができ
るものである。

（発明の効果） 本発明は、ブランケット周面に付着したインキを拭取る
ためのエアーパッドをブランケット周面に対向して印刷
方向に２基、乃至数基設け、各々パッドをブランケット
周面に一度に、あるいは別個に接触・離間動作可能に設
けたもので、インキ汚損の生じたブランケット周面の洗
浄を、拭き取り部材の接触面積を必要最大幅、又は最少
幅に変化させて粗拭き操作と、仕上拭き操作とに分けて
行なうことができ、比較的簡単にして安洒な機構によっ
てブランケット洗浄を効率的、且つ能率的に実施出来る
効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の概略側面図、第２図は本発明装置
の一実施例の詳細な側面図、第３図は本発明装置による
一実施例洗浄操作の説明図、第４図は本発明装置の他の
実施例の側面図である。 １　・・・ボックス　　２・・・不透気性シート３．４
　・・・開口部　　５・・・布帛１１．１２　・・・エ
アーパッド １４・・・ブランケット１５．１７　・・・エアー注入
口１６．１８　・・・エアー注出口 ２５、２６　・・・密封空間部 ２７・・・溶剤供給ノズル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　オフセット印刷機のブランケット胴に巻回されたブラ
   ンケット周面に対して接触・離間可能なパッドを備えた
   拭取手段と、溶剤供給手段と、該拭取手段のパッド面と
   ブランケット周面との間に介在させた拭取用の長巻布帛
   を巻取り移動・停止可能な布帛巻取手段とを設けたオフ
   セット印刷機のブランケット洗浄装置において、ブラン
   ケット胴のブランケット周面に接触・離間可能に印刷方
   向に２基乃至数基のエアーパッドを備えた拭取手段と、
   該パッド間に備えた溶剤供給手段と、前記エアーパッド
   の全てを一度にブランケット周面に接触・離間させ又は
   該パッドのうちいずれかを接触・離間させるエアー供給
   用の開閉手段を設けたことを特徴とするオフセット印刷
   機のブランケット洗浄装置。