JPH0124750Y2 - - Google Patents

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JPH0124750Y2
JPH0124750Y2 JP8280984U JP8280984U JPH0124750Y2 JP H0124750 Y2 JPH0124750 Y2 JP H0124750Y2 JP 8280984 U JP8280984 U JP 8280984U JP 8280984 U JP8280984 U JP 8280984U JP H0124750 Y2 JPH0124750 Y2 JP H0124750Y2
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oscillation
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は磁気ヘツドの消磁回路に係り、特に交
流電流の振幅を除々に減衰させながら磁気ヘツド
を消磁する消磁回路に関する。
〈従来技術〉 カセツトデツキなどに用いられる磁気ヘツドの
消磁方法としては、磁気ヘツドに印加する交流電
流の振幅を除々に減衰させながら消磁する方法が
ある。この消磁方法によれば、交流磁界は正負方
向に、何回となく極性を反転しながら減少するの
で残留磁気が零の状態に完全に消磁されるはずで
ある。
しかし、かゝる消磁方法を実現する従来の消磁
回路では消磁が十分に行われない場合があり、又
コスト高、装置の大型化という問題点もある。
第3図は従来のホーム用カセツトデツキの消磁
回路図であり、11はオペアンプ11aを用いた
発振回路、12はFET12aとCR回路12bで
構成された減衰制御部、13はトランジスタ13
aを用いたスイツチング回路、14は増幅回路、
15は切換スイツチ、16は磁気ヘツドである。
消磁要求信号(たとえば電源オン検出信号)が
発生すると、図示しないコントローラは一定の電
圧値Vcを有するコントロール信号CSを発生す
る。コントロール信号CSによりスイツチング回
路13のトランジスタ13aがオンし、発振回路
11が発振する。又、コントロール信号CSが発
生すると、FET12aがオンすると共に、切換
スイツチ15が動作し、その接点は点線状態にな
る。従つて、発振出力はFET12aを介して増
幅回路14に印加され、増幅出力は切換スイツチ
15を介して磁気ヘツド16に印加される。尚、
減衰制御部12を構成するCR回路12bのコン
デンサはVcに充電される。
所定時間経過後、コントローラはコントロール
信号CSの電圧値を除々に減小させる。この結果、
CR回路12bのコンデンサに充電されている電
荷は低抗を介して除々に放電する。このため、
FET12aのゲート電圧も除々に減小し、磁気
ヘツド16に印加される交流信号の振幅は次第に
小さくなる。そして、コントロール信号CSが所
定値以下となればスイツチング回路13のトラン
ジスタ13aがオフし、発振は停止する(発振出
力は零となる)。すなわち、この消磁回路によれ
ばFET12aとトランジスタ13aの素子によ
り発振を除々に減衰させ、これにより磁気ヘツド
16に印加する交流信号の振幅を除々に減衰させ
て消磁している。
第4図は従来の消磁回路の別の例であり、発振
回路21と、増幅回路22と、磁気ヘツド23
と、増幅回路の出力信号を適宜磁気ヘツド23に
印加する第1の切換スイツチ24と、電源電圧を
増幅回路22に印加する第2の切換スイツチ25
と、増幅回路に並列接続されたコンデンサ26を
有している。通常、第1及び第2切換スイツチ2
4,25の接点は図中実線の状態になつており、
従つて発振回路21は発振しており、コンデンサ
26は+Vcに充電されている。この状態におい
て、消磁要求があると図示しないコントローラは
第1、第2切換スイツチ24,25を動作させ、
接点を図中点線の状態に切換える。接点切換り
後、コンデンサ26の充電電荷は所定の時定数で
放電されるから、増幅回路22の出力信号は除々
に減衰し、又発振回路21はいつか発振を停止す
る。以上から、消磁要求が発生すると、磁気ヘツ
ド23に振幅が漸減する交流信号が印加されるこ
とになる。
〈従来技術の欠点〉 第3図に示す第1の消磁回路はオペアンプ等を
用いているため高価であり、しかもオペアンプを
用いてなる発振回路の発振は、片電源では不安定
となるため消磁を十分に行なえず、カーステレオ
などには不向きであつた。
又、第4図に示す第2の消磁回路は大容量のコ
ンデンサが必要であり、小型化が困難であつた。
又、この第2の消磁回路では、消磁中でないとき
常に発振回路が動作しており、このため発振が録
音あるいは再生回路に悪影響を与える場合が多か
つた。尚、第1の切換スイツチ24により増幅回
路22と磁気ヘツド23間を切り離してもアース
のとり方によつては、あるいはその他の理由で発
振波形が録音信号あるいは再生信号に乗る恐れが
ある。更に、第2の消磁回路のコンデンサ充電電
力では増幅回路の出力レベルを大きくすることが
できず、消磁力が不足していた。
〈考案の目的〉 本考案の目的は、交流電流の振幅を除々に減衰
させながら磁気ヘツドを完全に消磁することがで
きる磁気ヘツドの消磁回路を提供することであ
る。
本考案の別の目的は片電源で動作し、又部品点
数が少なく、且つ小型化が可能なカーステレオや
ポータブル機器に好適な磁気ヘツドの消磁回路を
提供することである。
本考案の更に別の目的は、消磁中でないとき録
音や再生に悪影響を与えることがない磁気ヘツド
の消磁回路を提供することである。
〈考案の概要〉 本考案の消磁回路は、移相形発振回路と、該移
相形発振回路の発振出力を増幅する増幅回路と、
該増幅回路の出力を磁気ヘツドに入力する第1の
切換スイツチと、移相形発振回路に電源電圧を供
給する第2の切換スイツチと、前記移相形発振回
路を構成する移相用コンデンサの両端を短絡する
ことにより発振を停止させるスイツチング回路
と、消磁要求により第1、第2の切換スイツチ及
びスイツチング回路を制御するコントロール信号
を発生するコントローラを具備し、移相用コンデ
ンサの短絡の度合をコントロール信号により除々
に強め、これにより発振出力をなめらかに減衰さ
せ、結果的に磁気ヘツドに印加される交流電流の
振幅をなめらかに減衰させ、完全な消磁を行な
う。
〈実施例〉 第1図は本考案の消磁回路のブロツク図、第2
図は第1図における各部波形図である。消磁回路
は、移相形CR発振回路(以後移相形発振回路と
いう)31と、移相形発振回路の発振出力を増幅
するトランジスタ構成の増幅回路32と、増幅回
路32の出力を磁気ヘツドに印加する第1の切換
スイツチ33と、移相形発振回路31に電源電圧
+Vccを供給する第2の切換スイツチ34と、移
相形発振回路31を構成する3つの移相用コンデ
ンサの1つを短絡して発振を停止させるスイツチ
ング回路35と、消磁要求によりコントロール信
号CSを発生し、第1、第2の切換スイツチ33,
34及びスイツチング回路35を制御するコント
ローラ36を有している。尚、第1図において、
41は再生用の磁気ヘツド、42は再生アンプで
ある。
移相形発振回路31はトランジスタTr1と抵抗
などにより構成された増幅部31aと、増幅部出
力信号の位相を180゜シフトさせて該増幅部に帰還
する帰還部31bより成り、帰還部は3つの移相
用コンデンサC1,C2,C3と低抗R1,R2とで形成
されている。
スイツチング回路35はベース・エミツタ間が
移相用コンデンサC2に並列に接続されたトラン
ジスタTr2と、抵抗R3,R4とコンデンサC4とで構
成された充電回路35aを有し、抵抗R3とコン
デンサC4の接続部はトランジスタTr2のベースに
接続されている。
さて、図示しない消磁スイツチを動作させて、
あるいはカセツトデツキの電源スイツチをオンさ
せて消磁要求信号ERSを発生すると、コントロ
ーラ36は所定時間ハイレベルのコントロール信
号CS(第2図参照)を出力する。コントロール信
号CSの発生により、再生アンプ42は不動作と
なり、又第1、第2切換スイツチ33,34の接
点は図中実線状態から点線状態に切換わる。この
結果、第2スイツチ34を介して所定の電源電圧
+Vccが移相形発振回路31と増幅回路32に印
加されると、該移相形発振回路31は発振し、そ
の発振出力は増幅回路32により増幅され、第1
切換スイツチ33を介して磁気ヘツド41に印加
される。
ところで、コントロール信号CSはスイツチン
グ回路35の充電回路35aにも印加されるか
ら、トランジスタTr2のベース電圧VBは第2図に
示すように時定数R3・C4で漸増する。そして、
時刻t1よりトランジスタTr2は導通し始め、その
導通度は次第に強くなり、時刻t2で完全に導通す
る。
この結果、時刻t1迄は移相用コンデンサC2の短
絡現象は生じておらず、所定レベルの発振出力
SO(第2図参照)が増幅回路32に印加され、時
刻t1以降t2迄は移相用コンデンサC2の短絡がはじ
まり発振出力SOはなめらかに減衰する。
以上により、磁気ヘツド41には、振幅が発振
出力SOの波形と同形になめらかに減衰する交流
電流が印加され、磁気ヘツドは完全に消磁され
る。
尚、以上の説明では移相用コンデンサC2を短
絡する場合について説明したが、他の移相用コン
デンサC1又はC3を短絡するように構成すること
もできる。又、消磁中は再生アンプ42を不動作
にしてノイズが出力されるのを防止したが、オー
デイオ信号ラインにミユートをかけてノイズ出力
を防止するように構成することもできる。更に、
本考案は再生用の磁気ヘツドだけでなく録音用の
磁気ヘツドの消磁にも適用できることは勿論であ
る。
〈考案の効果〉 以上本考案によれば、発振出力をなめらかに減
衰させることができ、これにより磁気ヘツドに印
加する交流電流の振幅をなめらかに減衰させるこ
とができるから、磁気ヘツドを完全に消磁するこ
とができる。
又、本考案の消磁回路は片電源で安定に動作
し、且つ部品点数が少なく、しかも大容量コンデ
ンサが不用のため小型化が可能であり、従つてカ
ーステレオやポータブル機器に用いて好適であ
る。
更に、本考案の消磁回路を構成する移相型発振
回路は、消磁中以外の時には発振していないから
録音や再生に悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる消磁回路の回路図、第
2図は第1図の消磁回路の各部波形図、第3図及
び第4図は従来の消磁回路図である。 31…移相型発振回路、32…増幅回路、33
…第1の切換スイツチ、34…第2の切換スイツ
チ、35…スイツチング回路、35a…充電回
路、36…コントローラ、41…磁気ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 移相形発振回路と、該移相形発振回路の発振
    出力を増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力
    を磁気ヘツドに入力する第1の切換スイツチ
    と、移相形発振回路に電源電圧を供給する第2
    の切換スイツチと、前記移相形発振回路を構成
    する移相用コンデンサの両端を短絡することに
    より発振を停止させるスイツチング回路と、消
    磁要求により第1、第2の切換スイツチ及びス
    イツチング回路を制御するコントロール信号を
    発生するコントローラを具備することを特徴と
    する磁気ヘツドの消磁回路。 (2) 前記スイツチング回路は、ベース・エミツタ
    間が前記移相用コンデンサに並列に接続された
    トランジスタと、低抗とコンデンサより成る充
    電回路とを有し、低抗とコンデンサの接続部を
    トランジスタのベースに接続すると共に、前記
    コントロール信号を充電回路に印加することを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の磁気ヘツドの消磁回路。
JP8280984U 1984-06-04 1984-06-04 磁気ヘツドの消磁回路 Granted JPS60194713U (ja)

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