JPH01246118A - 高耐熱性の複合炭素被膜及びその作製方法 - Google Patents

高耐熱性の複合炭素被膜及びその作製方法

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JPH01246118A
JPH01246118A JP63072892A JP7289288A JPH01246118A JP H01246118 A JPH01246118 A JP H01246118A JP 63072892 A JP63072892 A JP 63072892A JP 7289288 A JP7289288 A JP 7289288A JP H01246118 A JPH01246118 A JP H01246118A
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carbon
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carbide
silicide
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健二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高耐熱性のダイヤモンドに類似の硬さを有する
炭素または炭素を主成分とする被膜に関するものである
(従来の技術〕 従来より耐摩耗性、高平滑性、絶縁性及び高熱伝導性等
の多くの特性を有する材料として炭素膜が知られており
、その炭素膜をコーティングする技術としては特開昭5
6−146930号が知られている。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら炭素膜自体の耐熱性ではなく、形成された
炭素膜と被形成面との密着性が悪いために被膜と被形成
面との間の耐熱性が弱いという問題が生じていた。例え
ば350°C以上の高温で形成された炭素膜を室温に戻
した時に炭素膜が脱離や剥離してしまう、あるいは室温
で形成された炭素膜を400°C以上の高温で熱処理し
た場合、部分的に斑点状の剥離や被膜の脱離が生じてし
まう等のものである。その原因として考えられることは
、■基板との熱膨張(収縮)率の差により応力が内在し
てしまうこと ■格子定数の差によるもの ■C−H結合(膜中水素含有量)の減少により水素によ
る応力を緩和する効果が低下することによるもの 等である。特に■の熱膨張(収縮)率に関して下記に基
板に珪素及び酸化珪素を用いた場合の293におけるそ
れぞれの熱膨張率と、炭素特にダイヤモンド及びグラフ
ァイトのそれとを示す。
熱膨張率(10−’deg刊) C(ダイヤモンド)     1.00C(グラファイ
ト)  :  25.9ニー1.2 Si           2.5 SiO□        0.35 本発明は上記のような問題点を解決し光学的エネルギバ
ンドI’ll(Egという)が1.oeV以上、好まし
くは1.5〜5.5eVを有し、硬度がビッカース硬度
において2000Kg/mm”  以上、好ましくは4
500Kg/mm2以上、理想的には6500Kg/m
m2というダイヤモンドに類似の絶縁性と硬さを存する
アモルファスまたは5〜200人の大きさの微結晶性を
有するアモルファス(半非晶質)構造を有する炭素また
はこの炭素中に水素、ハロゲン元素が25原子%以下ま
たは■価またはV価の不純物が5原子%以下、また窒素
がN/C≦0.05の濃度に添加されたいわゆる炭素を
主成分とする炭素を被形成面上に、密着性良くまた被形
成面に対して整合性良く設けることを目的として成され
たものである。
(問題を解決すべき手段〕 本発明は上記の目的を達成するため被形成面を有する基
板上に密接して設けた炭化珪素(Sil−8C、(0≦
X≦1))から成る被膜と該被膜に密接して設けたビッ
カース硬度が2000 kg/mm2以上を有する炭素
または炭素を主成分とする被膜とから成ることを特徴と
する高耐熱性の複合炭素被膜とし、また第1の電極と被
形成面を有する基板に接して設けられた第2の電極との
間に珪化物気体または炭化物気体またはこれに加えて添
加物気体とを導入して直流または高周波エネルギを加え
て、発生させたプラズマにより上記気体を分解反応せし
めて上記被形成面上に炭化珪素(Si 、□CX(0≦
X≦1))及び炭素膜を形成する方法において、被形成
面を有する基板上に炭素または炭素を主成分とする被膜
を形成するに先たち、先ず珪化物気体に対する炭化物気
体の比(炭化物気体/珪化物気体)が0.01〜0.1
となるように導入し、その後徐々に炭化物気体の導入量
を増加させると共に、徐々に珪化物気体の導入量を減少
させ、炭化物気体に対する珪化物気体の比(珪化物気体
/炭化物気体)が0.01〜0.1とすることにより炭
化珪素(Si、、CX(0≦X≦1))膜を形成させた
後、該炭化珪素膜上に炭化物気体とまたはこれに加えて
添加物気体とを導入することにより炭素または炭素を主
成分とする被膜を作製することとしたものである。
即ち本発明は炭素または炭素を主成分とする被膜を被形
成面に対して密着性良く、また被形成面に対して整合性
良く形成させるために被形成面に直接炭素または炭素を
主成分とする被膜を形成させるのではなく被形成面上に
炭化珪素(Sil−x CX(0≦X≦1))膜を形成
させ、それと密接させて炭素または炭素を主成分とする
被膜を形成させることにより前記の目的を達成させたも
のである。
本発明に用いられる被形成面としては、PET (ポリ
エチレンテレフタレート)、PES、PMMA1テフロ
ン、エポキシ、ポリイミド等の有機樹脂基体または金属
メツシュ状キャリア、紙箋テープ状キャリア、ガラス、
金属、セラミック、半導体、磁気ヘッド用部材、磁気デ
ィスク等がある。
炭化物気体(13)としては、メタン(CI+4)、エ
タン(czsb) 、エチレン(Cztl< ) 、メ
タン系炭化水素(C,、II□。、2)等の気体または
珪素を一部に含んだ場合はテトラメチルシラン((CH
3)4Si)、テトラエラルシラン((Czlls) 
4st)のような炭化珪素であっても、また四塩化炭素
(CC14)のような塩化炭素であってもよい。ここで
は炭素どうしが結合をしていないメタンを用いた。この
メタンは1つの炭素よりなり、C−C結合がないため炭
素クラスタを生成させないためにきわめて好都合であっ
た。
珪化物気体(14)としてはシラン(SiH4) 、ジ
クロールシラン(S i I(□C1z) )ジクロー
ルシラン(SiHCl2) 、四塩化珪素(SiC14
)等があるが、取扱が容易なシランを用いた。価格的に
はジクロールシランの方が安価であり、これを用いても
よい。
本発明における高耐熱性の複合炭素被膜は第2図に示す
ようにシリコン基板あるいはガラス基板(21)上に炭
化珪素(Si+−xCx(0≦X≦1))膜(22)を
形成させその上に炭素または炭素を主成分とする被II
I (23)を形成させたものである。
炭化珪素被膜は界面(24)では珪化物気体に対する炭
化物気体の比を0.01〜0.1として形成して珪素の
多(含まれた膜とし、界面(25)では逆に炭化物気体
に対する珪化物気体の比を0.01〜0.1として形成
して炭素の多く含まれた膜とする。
第3図は本発明で得られた炭化珪素のエネルギーバンド
の値をシランとメタン七の混合気体中のメタンの混合比
に対して示したものである。
炭素膜は、硬度の小さい膜から硬度の大きい膜を何層か
に別けて積層する方法と硬度を連続的に変えて、単層の
中で硬度が連続的に変化した炭素または炭素を主成分と
する被膜を形成させる方法とがある。
また本発明において硬度の大きな膜を作製する方法とし
ては反応圧力を減少させる方法、高周波エネルギを増加
させる方法、添加物気体の添加量を変化させる方法及び
上記3つの方法を2つまたは3つ組あわせる方法がある
以下に実施例と共に本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の炭素または炭素を主成分とする被膜を
形成するためのプラズマCVD装置の概要を示す。
図面において、ドーピング系(1)において、キャリア
ガスである水素を(2)より、反応性気体である炭化物
気体例えばメタン、エチレンを(3)より、■価不純物
のジボラン(水素希釈)(4)、1価不純物のアンモニ
アまたはフォスヒンを(5)、珪化物気体を(21)よ
りバルブ(6)、流量計(7)をへて反応系(8)中に
ノズル(9)より導入される。このノズルに至る前に、
反応性気体の励起用にマイクロ波エネルギを00)で加
えて予め活性化させることは有効である。
反応系(8)には第1の電極θD、第2の電極02)を
設けた。一対の電極(10、θり間には高周波電源03
)、マツチングトランス0択直流バイヤス電源θつより
電気エネルギが加えられ、プラズマが発生する。排気系
0ωは圧力調整バルブ07)、ターボ分子ポンプθ■、
ロータリーポンプ09)をへて不要気体を排気する。
反応性気体には、反応空間QOにおける圧力が0゜00
1〜10torr代表的には0.01〜0.5torr
O下で高周波もしくは直流によるエネルギにより0.1
〜5に−のエネルギが加えられる。
特に励起源がlG11□以上、例えば2.45GH2の
周波数にあっては、C−11結合より水素を分離し、さ
らに周波数源が0.1〜50MI+。例えば13.56
肝2の周波数にあってはC−C結合、C=C結合を分解
し、−C−C−結合を作り、炭素の不対結合手同志を互
いに衝突させて共有結合させ、安定なダイヤモンド構造
を局部的に有した構造とさせ得る。
直流バイアスは一200〜600V (実質的には一4
00〜+400V)を加える。なぜなら、直流バイアス
が零のときは自己バイアスが一200V (第2の電極
を接地しベルとして)を有しているためである。
反応性気体は、水素で一部を希釈した。例えばメタン:
1]素−1:1とした。
本発明では被形成面をカソード電極に置いた。
これは被形成面をアノード側に置いたときとカソード側
に置いたときとの形成された炭素膜の膜質を比較した場
合カソード側に被形成面を置いたときの方が硬度の大き
な炭素膜が速い成膜速度で得られるからである。
(実施例1] 第1図に示した装置において、被形成面を有した基板上
に本発明方法により炭素膜を形成した。
先ず反応圧力10−’torr、基板温度200°C〜
800°Cに保持した反応系にノズルよりシランを95
SCCM、メタンを53CCM導入し、10〜300−
の高周波エネルギーを加え、その後メタン及びシランの
流量が全量で100 SCCM4こなるように調整しな
がら連続的にメタンの流量を増加し、シランの流量を減
少させてシランを5 SCCM、メタンを955CCH
の流量になるまで導入し、被形成面を有する基板上に炭
化珪素膜を形成した。
その後上記基板を室温に戻して上記炭化珪素膜上に以下
のように炭素膜を形成した。
先ず反応系にノズルより水素の添加されたメタンを10
05CCMの流量で導入し、圧力を0.03torrに
保持し、メタンに対し50Wの高周波エネルギを加え、
セルフバイアス−150Vの条件で室温に保持されたS
i基板上に150分間膜形成を行い、第1の層を形成し
た。次にノズルより水素の添加されたメタンを1003
CC?Iの流量で導入し、圧力を0.015 torr
に保持してメタンに対しioowの高周波エネルギを加
え、セルフバイアス−200■の条件で被形成面を15
0°Cに保持して150分間膜形成を行い第2の層とし
た。そして第2の層上にノズルより水素の添加されたメ
タンを1゜o scc門の流量で導入し、反応系を0.
015 torrに保持してメタンに対し200Wの高
周波エネルギを加え、セルフバイアス−280Vの条件
で被形成面を室温に保持して60分間膜形成を行い第3
の層とした。これら3つの層のビッカース硬度を測定し
たところ第1の層は2200にg/mm2、第2の層は
3500 Kg/mm”、第3の層は4200 h/m
m2、でありダイヤモンド類似の硬さを表面に有した炭
素膜を被形成面との密着性を良く形成させることができ
た。この炭素膜は高温で熱処理した場合でも剥離や脱離
のない極めて安定なものであった。
〔実施例2〕 実施例1と同様に被形成面上に炭化珪素膜を作製し、そ
の後接炭化珪素膜が形成された基板の置かれた反応系に
水素の添加されたメタンを11005CCの流量で導入
し、圧力を0,03torrに保持し、メタンに対し5
0Wの高周波エネルギを加え、150分間膜形成を行い
、第1の層を形成した。次に第1の層の上に、メタンに
対する高周波上♀ルギが150Wである以外は第1の層
と同じ条件で実施し第2の層を形成した。そして第2の
層上に、高周波エネルギを300Wにして60分間成膜
する以外は第1の層と同一条件で実施した。その結果、
22 Q OKg/mm2.3800 Kg/mm”、
5000Kg/mm”、のビッカース硬度を有する第1
の層、第2の層、第3の層からなる炭素膜を形成させる
ことができた。この炭素膜は表面の硬度が5000Kg
/n++++”とダイヤモンド類似の硬さを有し、耐摩
耗性、高熱伝導性、高平滑性に優れたものであり、高温
でも剥離や脱離のない極めて安定なものであった。
本実施例においては高周波エネルギの出力のみを増加さ
せることにより炭素膜の硬度を大きくしたが、反応圧力
のみを減少させても同様な効果が得られることは前述し
た通りである。
また本実施例では各炭素膜の層を一つの反応室を用いて
作成したが、反応室を複数接続させることにより各層を
それぞれ異なる反応室で形成させても良い。
〔実施例3] 本実施例においては、炭化珪素膜上に硬度の異なる層を
積層させるのではなく、高周波エネルギを連続的に増加
させることにより硬度が連続的に変化している炭素膜を
形成させた。
炭化珪素膜を基板上に形成させるまでは実施例1と同様
の方法で行い、その後実施例1の第1の層を形成させる
のと同一の条件で膜形成を開始し、その後高周波エネル
ギを0.7〜2 W/minの上昇率で3QOWになる
まで増加させることにより被形成面上に炭素膜を形成さ
せた。形成させた炭素膜は、表面において4000 K
g/mm2のビッカース硬度を有する、耐摩耗性、高熱
伝導性、高平滑性に優れたものであり、高温でも剥離や
脱離のない極めて安定なものであった。
本実施例では高周波エネルギのみを連続的に大きくさせ
たが、反応圧力のみを連続的に減少させても良く、また
高周波エネルギを連続的に大きくさせると共に反応圧力
を連続的に減少させても良い。
また反応性気体に添加する添加物の量を連続的に変化さ
せても良く、添加物の変化と高周波エネルギの増加若し
くは反応圧力の減少とを組み合わせても本発明の方法を
実施することはできる。
[実施例4〕 本実施例は、被形成面上に炭素膜を形成する前に、プラ
ズマ活性にした不活性気体または水素の雰囲気に被形成
面を配設することにより被形成面の酸化物、炭化物また
は窒化物等の汚染物または異物を除去した後に炭素膜を
形成させた。
不活性気体または水素をプラズマ化するための手段は、
0.1〜100MH2の高周波や1〜l0GH2のマイ
クロ波を用い、加えるエネルギーは10〜1000讐で
十分である。
プラズマ化に際しての反応系の圧力は10− ’ to
rr以上、代表的には0.01〜200 torr好ま
しくは1〜10torrである。
以上のような条件の下で不活性気体または水素をプラズ
マ活性にし、その活性化した水素または不活性気体によ
り被形成面上の酸化物、汚物、水酸化物、さらにまたは
これらの局部性による表面張力、物理吸着力を除去した
このような処理をしだ後被形成面上に実施例1、実施例
2若しくは実施例3に従って炭素膜を形成・した。
得られた炭素膜は被形成面との密着性に特に優れたもの
であり、高温でも剥離や脱離のない極めて安定なもので
あった。
〔効果〕
以上の如く本発明の方法により作製した炭素または炭素
を主成分とする被膜は被形成面上に密接しており高温に
おいても炭素または炭素を主成分とする被膜が剥離した
り脱離するというようなことがなく、極めて安定した炭
素または炭素を主成分とする被膜が得られた。また炭化
珪素膜上の炭素または炭素を主成分とする被膜を形成す
るに際しても、炭化珪素に接する部分から徐々に硬度を
上げた膜を積層させて、表面には所望の硬度を有した炭
素または炭素を主成分とする被膜を形成しているため、
より被形成面との密着性に優れたダイヤモンドに類似の
硬さを有するものであり、磁気ヘッドや磁気ディスク等
一部に異種材料がその表面ををこすって走行する電気用
部材にきわめて有効であった。 特に得られる炭素また
は炭素を主成分とする被膜は熱伝導率が2.5W/cm
 deg以上、代表的には4.0〜6.0W/cm d
egとダイヤモンドの60W/cm deg  に近い
ため摩擦によって生しる熱を全体に均一に逃すことが可
能であり、更に耐摩耗性、高熱伝導性、炭素膜特有の高
平滑性等の特性を有するものであった。
また本発明の方法は、有機樹脂、ガラス、磁性体、金属
、セラミックまたは半導体等を被形成面として実施する
ことができるため、その応用は計り知れないものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する装置の概要を示す。 第2図は本発明の高耐熱性の複合炭素被膜を示す図。 第3図は本発明により形成した炭化珪素膜のエネルギー
バンド図。 1・・・ドーピング系 6・・・バルブ 7・・・流量計 8・・・反応系 9・・・ノズル 10・・・マイクロ波エネルギ 11・・・第1の電極 12・・・第2の電極 13・・・高周波電源 14・・・マツチングトランス 15・・・直流バイアス電源 16・・・排気系 17・・・圧力調整バルブ 18・・・ターボ分子ポンプ 19・・・ロータリーポンプ 20・・・反応空間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被形成面を有する基板上に密接して設けた炭化珪素
    (Si_1_−_xC_x(0≦X≦1))から成る被
    膜と該被膜に密接して設けたビッカース硬度が2000
    kg/mm^2以上を有する炭素または炭素を主成分と
    する被膜とから成ることを特徴とする高耐熱性の複合炭
    素被膜。 2、特許請求の範囲第1項において炭化珪素(Si_1
    _−_xC_x(0≦X≦1))から成る被膜は、珪素
    の量が被形成面に接する部分から炭素または炭素を主成
    分とする被膜に接する部分まで連続的に減少しているこ
    とを特徴とする高耐熱性の複合炭素被膜。 3、第1の電極と被形成面を有する基板に接して設けら
    れた第2の電極との間に珪化物気体または炭化物気体ま
    たはこれに加えて添加物気体とを導入して直流または高
    周波エネルギを加えて、発生させたプラズマにより上記
    気体を分解反応せしめて上記被形成面上に炭化珪素(S
    i_1_−_xC_x(0≦X≦1))及び炭素膜を形
    成する方法において、被形成面を有する基板上に炭素ま
    たは炭素を主成分とする被膜を形成するに先だち、先ず
    珪化物気体に対する炭化物気体の比(炭化物気体/珪化
    物気体)が0.01〜0.1となるように導入し、その
    後徐々に炭化物気体の導入量を増加させると共に、徐々
    に珪化物気体の導入量を減少させ、炭化物気体に対する
    珪化物気体の比(珪化物気体/炭化物気体)が0.01
    〜0.1とすることにより炭化珪素(Si_1_−_x
    C_x(0≦X≦1))膜を形成させた後、該炭化珪素
    膜上に炭化物気体とまたはこれに加えた添加物気体とを
    導入することにより炭素または炭素を主成分とする被膜
    を作製することを特徴とする高耐熱性の複合炭素被膜の
    作製方法。
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