JPH01245830A - ガス分離膜 - Google Patents

ガス分離膜

Info

Publication number
JPH01245830A
JPH01245830A JP63070871A JP7087188A JPH01245830A JP H01245830 A JPH01245830 A JP H01245830A JP 63070871 A JP63070871 A JP 63070871A JP 7087188 A JP7087188 A JP 7087188A JP H01245830 A JPH01245830 A JP H01245830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas separation
separation membrane
polyimide
diamine
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63070871A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0636855B2 (ja
Inventor
Masayuki Nakatani
中谷 政之
Yoshihiro Kusuki
楠木 喜博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP63070871A priority Critical patent/JPH0636855B2/ja
Publication of JPH01245830A publication Critical patent/JPH01245830A/ja
Publication of JPH0636855B2 publication Critical patent/JPH0636855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、特殊な脂環式炭化水素化合物テトラカルボ
ン酸類を含有する特定のテトラカルボン酸成分と有機ジ
アミン成分とから得られた特定のポリイミドからなり、
特に、混合ガスから炭酸ガスを分離したり、濃縮したり
するために有用なポリイミド製のガス分離膜に関するも
のである。
〔発明の背景〕
従来、混合物の各成分物質を分離するには蒸留、深冷分
離等の相変化を伴う方法が用いられているが、これらの
方法には、潜熱以上のエネルギーの供給が不可欠である
。また、多段の蒸留塔のような大規模な装置が必要とな
ることもある。これに対して有機高介子材料からなるガ
ス分離膜を用いる方法は、混合物を気体状態で透過させ
るだけで各成分に分離し得るので省エネルギーの見地か
ら有利であり、また、装置も小型化できる可能性が大き
いので近年注目されている。
ガス分離膜として、機械的強度が高く耐熱性に優れてい
る材料として知られている芳香族ポリイミドを製膜した
ものが知られている。
芳香族ポリイミドとしては、例えば、無水ピロメリット
酸と芳香族ジアミンとから製造されるポリイミドがある
が、この芳香族ポリイミドは一般に有機溶媒に不溶であ
るために、その前駆体物質であるポリアミック酸溶液を
基材の平滑な表面上に流延するなどして製膜し、しかる
後に加熱してイミド化反応を進めて芳香族ポリイミドフ
ィルムとする方法が行われていた。しかし、この方法で
は、ポリアミック酸のイミド化に脱水反応が伴うために
、得られる膜にピンホールやボイドのような欠陥の発生
が避は難(滑らかで均一な膜を得ることは困難であり、
このようなピンホール、ボイド等のあるポリイミド膜は
、ガス分離膜としては、不適当である。
最近、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジ
アミンとから得られた可溶性芳香族ポリイミド溶液から
ミガス分離膜を製造する方法が、特開昭61−1331
17号公報などで、提案されつつあるが、それらの芳香
族ポリイミドからなるガス分離膜は、炭酸ガスなどの透
過速度において必ずしも満足できるものではなかった。
〔本発明の目的〕
この発明の目的は、上記の従来技術の問題を解消した、
炭酸ガス分離用の新規なガス分離膜を提供することであ
る。
すなわち、この発明の目的は、ガス透過係数が大きく機
械的強度および耐熱性に優れており、かつ滑らかで均一
な膜からなる炭酸ガス分離用のガス分離膜を提供するこ
とである。
〔本発明の要旨〕
この発明は、 一般式(I) (但し、式中のR,は、水素原子、またはアルキル基で
あり、Aは、有機ジアミン化合物の2個のアミノ基を除
いた2価の残基を示す。)で示される繰返し単位を有す
るポリイミドからなるガス分離膜に関する。
上記一般式(I)におけるF A Jlとしては、上記
一般式(I)で示される繰返し単位を有するポリイミド
を製造するためのモノマー原料である後述の有機ジアミ
ン化合物における一般式(If)のr、6.Jと同じで
ある。
この発明では、ガス分離膜を形成しているポリイミドは
、後述の一般式(II)で示されるテトラカルボン酸二
無水物を含有する特定のテトラカルボン酸成分と有機ジ
アミン成分とを略等モル重合およびイミド化して得られ
る一般式(I)で示される繰返し単位を有するポリイミ
ドであり、特に、前記の一般式(1)で示される繰返し
単位を、25〜100%、特に35〜100%含有する
ポリイミドであることが好ましい。
この発明のガス分離膜は、前記のポリイミドをフェノー
ル系有機溶媒に溶解させて調製した溶液を使用し、例え
ば、前記溶液を平滑な基材の表面に薄膜状に流延した後
に、適当な手段(乾式法、湿式法など)で溶媒などを除
去し、ガス選択透過性を有する固化膜を形成することに
より、容易に製膜することができる。
前記のポリイミドの製造に使用される七ツマー成分の一
つであるテトラカルボン酸成分としては、一般式(II
) (但し、式中のR4は、水素原子、またはアルキル基を
表す)で示されるテトラカルボン酸二無水物を、主とし
で含有する(好ましくは25以上、特に好ましくは35
〜100%、さらに好ましくは50〜100%の割合で
含有する)テトラカルボン酸成分であればよい。
前記の一般式(n)で示されるテトラカルボン酸二無水
物は、例えば、特開昭60−61579号公報、および
特開昭60−61582号公報に記載された方法により
製造することができ、特に、ビシクロ[2,2,2]]
オクトー7−ニンー2.3,5.6テトラカルボン酸二
無水物、1−メチル−ビシクロ[2,2,2]]オクト
ー7−ニンー2.3,5.6テトラカルボン酸二無水物
などを好適に挙げることができる。
ポリイミドの製造に使用するテトラカルボン酸成分とし
て、前記の一般式(n)と共に使用される他のテトラカ
ルボン酸類としては、例えば、3゜3”、4,4°−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2.3.3’、4
’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3.3’ 
、4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
、3.3’、4.4’−ビフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無711.3.3’、4.4’−ビフェニルエ
ーテルテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,
4−フエニルジカルボン酸)パーフルオロプロパンニ無
水物、1.2.5.6−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、1.4.5.8−ナフタレンテトラカルボン酸
二無水物、2.3,6.7−、ナフタレンテトラカルボ
ン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物などの芳香族テ
トラカルボン酸二無水物、1.2,3.4−ブタンテト
ラカルボン酸二無水物などの脂肪族テトラカルボン酸二
無水物、1.2,3.4−シクロペンクンテトラカルボ
ン酸二無水物、1,2,4.5−シクロヘキサンテトラ
カルボン酸二無水物、2,3.5− )リカルボキシー
シクロペンチル酢酸二無水物、2,3.5.6−ビシク
ロ[2,2゜1]へゲタテトラカルボン酸二無水物、テ
トラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、テトラヒ
ドロチオフェンテトラカルボン酸二無水物などの脂環式
テトラカルボン酸二無水物などを挙げることができる。
前記の他のテトラカルボン酸類としては、前記−a式(
ff)で示されるテトラカルボン酸二無水物と共に芳香
族テトラカルボン酸二無水物をポリマーの製造において
併用すると、得られるポリイミドの耐熱性が一層高まり
、そのようなポリイミドを使用してガス分離膜を形成し
た場合に好適なガス分離膜が得られるので有利であり、
特に、前述のように併用される他のテトラカルボン酸類
としては、3.3’、4.4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物が好適である。
前記の併用される他のテトラカルボン酸二無水物は、テ
トラカルボン酸成分の全量に対して75モル%以下、特
に65%以下、さらに50%以下となるような割合で使
用することが好ましく、また、前記のテトラカルボン酸
二無水物の1種単独でも、また、2種以上の組み合わせ
でも使用することができる。
前記のポリイミドの製造に使用されるモノマー成分の一
つである有機ジアミン成分としては、一般式(I[) 
  Hz N  A  NHz(但し、Aは、有機ジア
ミン化合物の2個のアミノ基を除去した2価の残基であ
る。)で示されるであり、例えば、脂肪族ジアミン、脂
環式ジアミン、または、芳香族ジアミンなどからなるも
のである。
有機ジアミンとしては、例えば、4.4”−ジアミノジ
フェニルエーテル、3.4’−ジアミノジフェニルエー
テル、4.4’−ジアミノジフェニルメタン、4.4”
−ジアミノジフェニルエタン、4.4”−ジアミノジフ
ェニルスルフィド、4.4’−ジアミノジフェニルスル
ホン、4.4’−ジアミノベンゾフェノン、3.3゛−
ジアミノベンゾフェノン、1.5−ジアミノナフタレン
、0−ジアニシジン、3.3’−ジメチル−4,4“−
ジアミノビフェニル、3.4’−ジアミノベンズアニリ
ド、ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メ
タン、ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕
スルホン、2.2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ
)フェニル〕プロパン、1.4−ビス(4−アミノフェ
ノキシ)エーテル、1,3−ビス(4−アミノフェノキ
シ)エーテル、3.7−ジアミツジベンゾチオフエンー
5,5−ジオキサイド、3,7−シアミツ−チオキサン
トンー5,5−ジオキサイド、2゜8−ジメチル−3,
7−ジアミツジベンゾチオフエンー5.5−ジオキサイ
ド、Ll−ビス(4−アミノフェニル)シクロヘキサン
などの芳香環(ベンゼン環)を2個以上有する芳香族ジ
アミン、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジア
ミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミ
ン、3,5−ジアミノ安息香酸、2.6−ジアミツビリ
ジンなどの芳香環を1個有する芳香族ジアミン、エチレ
ンジアミン、1,3−プロパンジアミン、テトラメチレ
ンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジ
アミン、ノナメチレンジアミン、4,4−ジメチルへブ
タメチレンジアミンなどの脂肪族ジアミン、1.4−ジ
アミノシクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−アミノ
シクロヘキシル)メタンなどの脂環式ジアミンなどを挙
げる。ことができる。
前記の有機ジアミンは、ポリイミドの製造において、前
述の有機ジアミンの1種単独でも、または2種以上の組
み合わせでも使用することができる。これらの有機ジア
ミンの中でも、芳香族ジアミンが、ポリイミドの製造で
モノマー成分として使用されると、得られるポリイミド
が高い耐熱性を有することになるので好ましい。
この発明の前述のポリイミド類のガス分離膜は、前記の
一般式(n)で示されるテトラカルボン酸二無水物を主
として含有するテトラカルボン酸成分と、有機ジアミン
成分とから得られたポリアミック酸(ポリイミド前駆体
)、または有機溶媒に可溶性のポリイミドなどの有機溶
媒溶液を、製膜用のドープ液として使用して、そのドー
プ液の薄膜を形成し、ドープ液の薄膜から溶媒を除去し
て固化する乾燥工程を主体にして製膜する乾式製膜法、
または、ドープ液の薄膜を凝固液と接触させて凝固、し
て製膜する湿式製膜法で、平膜状、または中空糸状に形
成して、種々の構造のポリイミド類のガス分離膜を得る
ことができる。
例えば、この発明におけるポリイミド類のガス分離膜の
製造法としては、 (A)ポリイミドの溶液からの製膜法 前記の一般式(II)で示されるテトラカルボン酸二無
水物を含有するテトラカルボン酸成分と有機ジアミン成
分とを、略等モル、フェノール系化合物の有機溶媒又は
有機極性溶媒中、約140°C以上の温度で、−段階で
重合およびイミド化して、前記の一般式(I)で示され
る繰返し単位を有する可溶性のポリイミドを生成し、そ
のポリイミド前駆体分リマー濃度;約0.1〜30重景
%重量ましくは0.5〜20重量%)をドープ液として
使用して、約0〜150℃の温度で基材の平滑な表面上
に塗布又は流延し、ドープ液の薄膜を形成し、次いで、
その薄膜から溶媒を乾式法または湿式法で除去して、固
化膜を形成し、最後に、100〜350°C1特に10
0〜300℃の温度で充分に乾燥・熱処理して、均質層
のみを有するか、または、均質層および多孔質層を有す
るポリイミド類のガス分離膜を形成する方法、あるいは
(B)ポリアミック酸の溶液からの製膜法前記の一般式
(n)で示されるテトラカルボン酸二無水物を含有する
テトラカルボン酸成分と有機ジアミン成分とを、略等モ
ル、を機種性溶媒中、約100℃以下、特に60°C以
下の温度で、重合して、前記の一般式(1)の繰返し単
位に対応する前駆体構造(アミド−酸結合構造)を有す
る可溶性ポリイミドの前駆体であるrポリアミック酸」
を生成し、そのポリアミック酸の有機極性溶媒の溶液(
ポリマー濃度;約0.1〜30重量%、好ましくは0.
5〜20重景%重量、ドープ液として使用して、約O〜
100℃の温度で基材の平滑な表面上に塗布又は流延し
、ドープ液の薄膜を形成し、次いで、その薄膜から溶媒
を乾式法または湿式法で除去すると共に、薄膜を高温に
加熱して、ポリアミック酸のアミド−酸結合をイミド環
化して、前記一般式(1)の繰返し単位を有するポリイ
ミドからなる固化膜を形成し、最後に、100〜350
°C1特に100〜300°Cの温度で充分に乾燥・熱
処理して、均質層のみを有するか、または均質層および
多孔質層を有するポリイミド類のガス分離膜を形成する
方法などを挙げることができる。
前記のガス分離膜を形成するために使用されるポリイミ
ドは、フェノール系の有機溶媒などに可溶性であること
が好ましく、また、30”C1濃度; 0.5 g/1
00nl溶媒(パラクロルフェノール4容量とオルソク
ロルフェノール1容量との混合溶媒)で測定した対数粘
度(重合度または分子量とかなり相関がある)が、約0
.1〜7、特に0.2〜5程度である重合体であること
が好ましく、また、前記のガス分離膜を形成するために
使用されるポリアミック酸は、有機極性溶媒に可溶性で
あることが好ましく、また30℃、濃度;o、5g/1
00m1溶媒(N−メチル−2−ピロリドン)で測定し
た対数粘度が、約0.1〜7、特に0.2〜5程度であ
る重合体であることが好ましい。
なお、対数粘度は次に示す計算式によって算出された値
である。
前述の可溶性ポリイミドの溶液の調製に使用されるフェ
ノール系の溶媒としては、フェノール、クレゾール、モ
ノハロゲン化フェノール、モノハロゲン化アルキルフェ
ノールなどを好適に挙げることができ、また、前述のポ
リアミック酸の溶液の調製に使用される有機極性溶媒と
しては、N−メチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチ
ルアセトアミド、N、N−ジエチルアセトアミド、N、
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、テトラメチル尿素などを
挙げることができる。
前記のポリイミド類のガス分離膜の製造において、基材
として表面の平滑な材料(例えば、ガラス板、平面平滑
な銅板、平面平滑な金属ロールまたはベルトなど)を使
用して製膜して、溶媒を除去して固化膜を形成した後に
、基材からその固化膜を引き剥がせば、ポリイミド製ガ
ス分離膜(均質層のみを有するガス分離膜)が極めて薄
いフィルム状のものとして得られる。
その極めて薄いフィルム状のガス分離膜は、そのままガ
ス分離材料として使用することもできるが、また、他の
多孔質膜と積層または貼合わせて使用することもできる
さらに、前述のガス分離膜の製法において、基材として
、多孔質材料を基材上に配置して、その表面上にポリマ
ー溶液を塗布又は流延して製膜を行えば、多孔質材料の
表面に、前記一般式(1)の繰返し単位を有するポリイ
ミドの均一層が一体に形成された複合ガス分離膜が得ら
れる。
この発明において、ガス分離膜のガス透過速度の程度を
示すガス透過係数(crll(STP)  ・cm /
 CTA・sec  −cu+Hg)は、次に示す計算
式に従って算出された値である。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例を示す。
実施例および比較例において、ガス透過テストは、面積
14.54cJのステンレス製のセルにガス分離膜(試
料)を設置し、水素、炭酸ガス、メタンなどを、50“
CC130)C/dに加圧した供給し、透過側のガスの
容量を測定した。
実施例1 攪拌機、窒素ガス導入管の設けられたセパラブルフラス
コに、ビシクロ[2,2,2]]オクトー7−ニンー2
.3.5.6テトラカルボン酸二無水物(BOTCAと
略記する)70ミリモル、4.4”−ジアミノジフェニ
ルエーテル70ミリモル、およびp−クロルフェノール
115gを入れて、窒素ガスを流通し、攪拌しながら、
反応液を常温から180°Cまで約60分間で昇温して
、均一な重合反応液を調製し、さらに、その反応液を1
80″Cで5時間保持して、重合およびイミド化を1段
階で行い、均一で粘稠なポリイミド溶液〔ポリイミドの
対数粘度(30℃);1.5)を得た。
このポリイミド溶液をポリイミド濃度が10重重量とな
るようにさらにP−クロルフェノールを加えた。このポ
リイミド溶液を加圧下に濾過し、脱泡して、製膜用のポ
リイミド溶液を得た。
このポリイミド溶液を、ガラス板上に流延し、ドクター
ブレードで均一な厚さ(約0.2 +nm )として、
ポリイミド溶液の薄膜を形成し、その薄膜を窒素気流中
で約100°Cで3時間維持して、溶媒を徐々に蒸発し
除去して固化膜を形成し、次いで、その固化膜を、室温
から300°Cまで約1時間で昇温し、その後、300
 ’Cで1時間、乾燥および熱処理して、緻密な均質層
を有する厚さ約9.4μmのポリイミド製ガス分離膜を
形成した。
このガス分離膜を使用して、ガス透過テストを行った。
そのガス透過テスト結果から得られた前記のガス分離膜
の各ガスについての透過係数を次の第1表に示す。
第  1  表 実施例2 テトラカルボン酸二無水物として、■−メチルービシク
ロ[2,2,2コオクト−7−エンー2.3,5.6−
テトラカルボン酸、二無水物を使用したほかは、実施例
1と同様にして、ポリイミド製のガス分離膜を製造した
このガス分離膜を使用して、ガス透過テストを行った。
そのガス透過テスト結果から得られた前記のガス分離膜
の各ガスについての透過係数を次の第2表に示す。
第2表 比較例1 3.3’、4,4°−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と4.4”−ジアミノジフェニルエーテルとから得
られた芳香族ポリイミドからなる厚さ25μmのポリイ
ミドフィルム(宇部興産■製、ユーピレックスーR)に
ついて、50゛Cにおけるガス透過テストを行った。
そのガス透過テスト結果から得られた前記のガス分離膜
の各ガスについての透過係数を次の第3表に示す。
第3表 〔本発明の作用効果] この発明のガス分離膜は、炭酸ガス゛などの透過速度が
大きく、耐熱性、機械的強度なども高いレベルにある特
殊なポリイミド製の新規なガス分離膜であり、このガス
分離膜を形成しているポリイミドが可溶性であるので高
品質のガス分離膜を再現性よく製造されるものである。
特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中のR_1は、水素原子、またはアルキル基
    であり、Aは、有機ジアミン化合物の2個のアミノ基を
    除いた2価の残基を示す。)で示される繰返し単位を有
    するポリイミドからなるガス分離膜。
JP63070871A 1988-03-26 1988-03-26 ガス分離膜 Expired - Lifetime JPH0636855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63070871A JPH0636855B2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26 ガス分離膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63070871A JPH0636855B2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26 ガス分離膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01245830A true JPH01245830A (ja) 1989-10-02
JPH0636855B2 JPH0636855B2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=13444049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63070871A Expired - Lifetime JPH0636855B2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26 ガス分離膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0636855B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5178650A (en) * 1990-11-30 1993-01-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyimide gas separation membranes and process of using same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6880485B2 (ja) * 2017-02-03 2021-06-02 三菱瓦斯化学株式会社 非対称膜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5178650A (en) * 1990-11-30 1993-01-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyimide gas separation membranes and process of using same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0636855B2 (ja) 1994-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4440643A (en) Process for producing aromatic polyimide composite separating membrane
JP2855668B2 (ja) ポリイミド分離膜
US4485056A (en) Production of aromatic polyimide separating membranes
US4528004A (en) Aromatic polyimide composite separating membrane
US4690873A (en) Gas separating material
CA1169193A (en) Gas separating material
US4378324A (en) Process for preparing aromatic polyimide semipermeable membranes
EP0820805B1 (en) Use of a polyhydrazidoimide membrane for the seperation of air
JP2588806B2 (ja) ガス分離中空糸膜及びその製法
JPH07121343B2 (ja) ガス分離中空糸膜及びその製法
US4959151A (en) Pervaporation method of separating liquid organic compound mixture through aromatic imide polymer asymmetric membrane
JP2671072B2 (ja) ガス分離膜の製造法
JP3471918B2 (ja) 新規ポリイミドガス分離膜
JPH03242232A (ja) ポリイミドシロキサン膜を使用する流体の分離方法
JPS63166415A (ja) ポリイミド気体分離膜
JPS63264121A (ja) ポリイミド気体分離膜
EP0437611A1 (en) Separative membrane made of aromatic polyimide
JPH038818B2 (ja)
JPH01245830A (ja) ガス分離膜
JP3116976B2 (ja) ポリイミド分離膜
JPS6261228B2 (ja)
JPS6223972B2 (ja)
JP2874178B2 (ja) 芳香族ポリイミド分離膜
JPH0122006B2 (ja)
JPH0749487B2 (ja) 芳香族ポリイミドフィルムの製造法