JPH0124459Y2 - - Google Patents

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JPH0124459Y2
JPH0124459Y2 JP1981079914U JP7991481U JPH0124459Y2 JP H0124459 Y2 JPH0124459 Y2 JP H0124459Y2 JP 1981079914 U JP1981079914 U JP 1981079914U JP 7991481 U JP7991481 U JP 7991481U JP H0124459 Y2 JPH0124459 Y2 JP H0124459Y2
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valve body
valve
elastic
port
input port
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、3ポート形2方向切換弁の改良に関
するものである。
従来、第1図に示すような3ポート形2方向切
換弁は知られている。これは、入力口2、出力口
3及び排出口4を備えた弁箱1内に、オーバート
ラベル機構6を付設した弁体5を軸方向に摺動可
能に挿嵌し、該弁体5によつて入力口、出力口及
び排出口の連通状態の切換えを行うもので、図示
したコイル7への非通電時には、復帰ばね8の付
勢力により、弁部材10の表面に焼付接着したゴ
ム等からなる弾性弁体9が第1弁座11を封鎖す
ると共に、可動鉄心12がオーバートラベルばね
13の付勢力により固定鉄心14から離反した位
置にあり、またコイル7への通電時には、可動鉄
心12が固定鉄心14に吸着されてLだけストロ
ークし、これに伴つて弾性弁体9がlだけストロ
ークして第2弁座15を封鎖し、その際、弁体5
と可動鉄心12はオーバートラベルばね13の付
勢力に抗してそれを(L−l)だけ圧縮するよう
に構成したものである。
而して、上記構成の方向切換弁は、可動鉄心1
2のストロークLを弾性弁体9のストロークlよ
り大きく設定し、その差分のストローク(L−
l)をオーバートラベル機構6によつて吸収する
ものであるため、該オーバートラベル機構6によ
り軸方向の寸法が増大するだけでなく、構造が複
雑で、可動鉄心12の加工及び小形化が困難であ
り、しかも可動鉄心12と弁体5との間に機械的
損耗が発生し、これらの理由によりソレノイドを
小形で省電力なものとすることが極めて困難であ
つた。また、上記方向切換弁は、オーバートラベ
ル機構6を備えているものの、コイル7への通電
瞬時には、オーバートラベルばね13の圧縮作用
の遅れから、弾性弁体9が第2弁座15に衝突す
るのが避けられず、このため弾性弁体9の破損が
促進され、さらに供給流体の圧力による弾性弁体
9の剥離を防止するために該弾性弁体9を弁部材
10に焼付接着しなければならず、このため弾性
弁体9及び弁部材10の材質が制限されるという
難点もあつた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、弁座に当接した弾性弁体にさらに力が加
つた場合には該弾性弁体の一部が後方に反転屈曲
するように構成し、それによりオーバートラベル
機構を設けることなく過剰分のストロークを吸収
可能とし、さらに該弾性弁体を略ボビン状にする
と共にその側面の空間に入力口を開口させること
により、入力口からの大きな流体圧力が弾性弁体
にそれを弁部材から離脱させる力として作用しな
いように構成し、それにより弾性弁体を構成する
ゴム等の弾性材を弁部材に焼付接着する必要をな
くしたことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するに、第2図において、20は弁部、21
はそれを駆動するソレノイド部で、該ソレノイド
部21は外側を磁気枠23で囲撓した電磁コイル
22を備え、該コイル22を巻回したボビン24
の内部に磁気枠23の一部と接触する固定鉄心2
5を嵌着固定すると共に、コイル22への通電時
に固定鉄心25に吸着される可動鉄片26を軸方
向に摺動可能に挿嵌している。
上記ソレノイド部21に一体に連設された弁部
20における弁箱30は、高圧流体が供給される
入力口31、出力口32及び排出口33を備え、
入力口31と出力口32との間に第1弁座34を
設けると共に、出力口32と排出口33との間に
上記第1弁座34に対向する第2弁座35を設け
ており、さらに上記弁箱30の内部には第1及び
第2弁座34,35と交互に接離してそれらを開
閉する弁体36が軸方向に往復動可能に挿嵌され
ている。上記弁体36は、ソレノイド部21の可
動鉄心26に一端を固定または接合して各口3
1,32,33の連通状態の切換えのために駆動
される弁部材37及びそれに嵌着した弾性弁体3
8を備え、弁部材37と弁箱30における弁受け
39との間に復帰ばね40を縮設し、而して上記
弁体36をソレノイド部21の電磁力と復帰ばね
40の付勢力により駆動、復帰可能に構成してい
る。上記弾性弁体38は、ゴム等の弾性材により
略ボビン状に一体構成されたもので、筒状部38
aの両端にフランジ状のシール部38b及び弁体
部38cを備え、これらのシール部及び弁体部を
その背後に位置する弁部材37のフランジ状支持
部37b及び37cに当接させて弁部材37に嵌
着し、シール部38bをOリングと同様に弁箱3
0の内面に密着した状態で往復摺動可能にすると
共に、弁体部38cを第1及び第2弁座34,3
5の間に配設して、軸方向への摺動に伴つて第1
及び第2弁座34,35に接離可能となし、さら
に弁箱30の内部において弾性弁体38のシール
部38bと弁体部38cにより挾まれる空間41
に大きな圧力の流体が供給される入力口31を開
口させて、弾性弁体38と弁部材37の間に流体
による剥離力が作用しないように構成している。
上記構成を有する方向切換弁において、コイル
22への非通電時には、第2図に示すように、弁
体36が復帰ばね40の付勢力により復帰位置に
あり、第1弁座34が弾性弁体38の弁体部38
cによつて封鎖されて入力口31が閉鎖されると
共に、第2弁座35が開放して出力口32と排出
口33とが連通した状態にある。
また、コイル22への通電時には、第3図に示
すように、可動鉄心26が復帰ばね40の付勢力
に抗して固定鉄心25に吸着されて弁体36が切
換えられ、第1弁座34が開放して入力口31と
出力口32が連通すると共に、第2弁座35が弾
性弁体38の弁体部38cによつて封鎖されて排
出口33が閉鎖された状態となる。
而して、弁体36が上記のいずれの位置にあつ
ても、入力口31に供給された流体の圧力は、第
2図及び第3図に矢印で示すように、弾性弁体3
8のシール部38b及び弁体部38cの内側面に
作用し、弾性弁体38を弁部材37から引き剥す
ように作用することはない。
また、可動鉄心26のストロークLを弾性弁体
38の弁体部38cが第1及び第2弁座34,3
5を閉鎖するのに必要なストロークlより若干大
きく設定してあるので、弾性弁体38の弁体部3
8cが第2弁座35に当接した状態では差分のス
トローク(L−l)だけ後方に反転屈曲し、その
ストロークの差分を吸収した状態にある。この状
態においては、上記弁体部38cに第2弁座35
に向う復元力が作用すると共に、該弁体部38c
の内側面には入力口31からの流体圧力が作用す
るため、弁体部38cによる第2弁座35の封鎖
は極めて確実に行われる。
さらに、コイル22への通電時において、弁体
部38cの第2弁座35への当接による反転屈曲
は、従来のオーバートラベル機構を備えたものと
異なり、その屈曲に遅れがなく、そのため該弁体
部38cに第2弁座35との衝突等による大きな
力が作用することがなく、従つて弾性弁体が破損
する虞れも極めて少ない。
なお、上記弁体36は、弁部材37上に予め成
形した弾性弁体38を嵌着してもよいが、弁部材
37上に弾性弁体38を成形してもよく、これら
の場合に弁部材37に対して弾性弁体38を接着
する必要はない。
第4図は、本考案の異種実施例における弁体の
部分断面図で、必要に応じて弁部材47に溝47
a,47a,……を周設し、その弁部材47上に
弾性弁体48を成形した場合を示している。ま
た、第5図は弁部材57上に異なる形状の弾性弁
体58を嵌着した異種実施例である。さらに、第
6図の実施例は、弁体66の軸方向への往復動を
より安定的に行うために、弁部材67の端部に適
数の流体流通用切欠き67bを設けたものであ
る。
なお、上記実施例においては、弁体36を電磁
力により切換える場合について説明したが、他の
流体圧力、機械力等によつて切換えを行うことも
できる。
このように本考案によれば、弾性弁体における
弁体部を第2弁座への当接時に後方に反転屈曲可
能に構成したので、オーバートラベル構造を設け
ることなく弁体の過剰ストロークを吸収でき、こ
れにより軸方向の寸法が減少して小形化が可能で
あるだけでなく構造が簡単で加工、組立が容易と
なり、さらに上記弁体部は弁座への当接と同時に
後方に反転して力を吸収するため、従来のオーバ
ートラベル構造を備えたもののように弾性弁体が
破損する虞れが少なく、また入力口に供給された
流体は弾性弁体の後方に回り込んでそれを弁部材
から引き剥すように作用することはなく、よつて
両者を焼付接着する必要もないなどの点で有利な
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方向切換弁の断面図、第2図は
本考案の実施例の非通電状態の断面図、第3図は
その通電状態の部分断面図、第4図ないし第6図
は本考案の異種実施例の部分断面図である。 30……弁箱、31……入力口、32……出力
口、33……排出口、34……第1弁座、35…
…第2弁座、36……弁体、37,47,57…
…弁部材、38,48,58……弾性弁体、38
a……筒状部、38b……シール部、38c……
弁体部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱の内部に軸方向に摺動可能に挿嵌した弁体
    により、弁箱に形設した入力口、出力口及び排出
    口の連通状態の切換えを行うようにしたものにお
    いて、上記弁体を、各口の連通状態の切換えのた
    めに駆動される弁部材、及びそれに嵌着する筒状
    部の両端にフランジ状のシール部及び弁体部を一
    体に形設した弾性弁体により構成し、上記シール
    部を弁箱の内面に軸方向に摺動可能に密着させる
    と共に、弁体部を第1及び第2弁座間に配設し、
    該シール部と弁体部に挾まれた空間に上記入力口
    を開口させたことを特徴とする方向切換弁。
JP1981079914U 1981-05-30 1981-05-30 Expired JPH0124459Y2 (ja)

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JP1981079914U JPH0124459Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

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