JPH01244194A - 真空排気装置 - Google Patents

真空排気装置

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JPH01244194A
JPH01244194A JP6951888A JP6951888A JPH01244194A JP H01244194 A JPH01244194 A JP H01244194A JP 6951888 A JP6951888 A JP 6951888A JP 6951888 A JP6951888 A JP 6951888A JP H01244194 A JPH01244194 A JP H01244194A
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JP
Japan
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pressure
oil
flow rate
vacuum pump
pump
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JP6951888A
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English (en)
Inventor
Hisashi Yatsumichi
八道 寿
Seiichi Yamada
精一 山田
Keiji Ueyama
植山 啓治
Kazuaki Fujiwara
和明 藤原
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空排気技術、特に、オイルフリ真空ポンプ
を用いて高真空を作り出す技術に関し、例えば、半導体
装置の製造工程において、ウエノ\に対して真空雰囲気
にて各種の処理を施す際に利用して存効なものに関する
〔従来の技術〕
半導体装置の製造工程において、ウエノ1上に所望のパ
ターンをエツチングするドライエツチング装置として、
ウェハが収容されているプロセスチューブを油回転ポン
プ等を用いた真空排気装置により高真空に排気した後、
プラズマ雲囲気下でエツチングガスを供給するように構
成されているものがある。このような真空排気装置にお
いて、圧力制御は排気路に介設されている可変バルブに
より開放量を変更調整することによりにより実行されて
いる。
なお、ドライエツチング技術を述べである例としては、
株式会社工業調査会発行「電子材料1987年11月号
別冊」昭和60年11月18日発行 P105〜PII
O1がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このようなドライエツチング装置においては、
真空排気装置にロータリーポンプやブースタポンプ等が
使用されているため、エツチング処理室への油回転ポン
プからのオイル蒸気のパックディフェージッン現象が起
こり、パターンの微細化に伴って眉間耐圧の低下による
デイスクープ不良が発生する等の悪影響が発生し、また
、定期的にオイルの交換を行なわなければならないため
メンテナンス性が低下するという問題点があることが、
本発明者によって明らかにされた。
さらに、圧力制御には可変パルプが使用されているため
、反応副生成物がパルプ内部に付着し、メンテナンス性
が低下し、かつ、装置も大型化する。
本発明の目的は、オイルフリの処理を実現することがで
きるとともに、メンテナンス性を向上させることができ
る真空排気技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、次の通りである。
排気路を真空排気するオイルフリ真空ポンプと、排気路
の圧力を測定する圧力測定装置と、排気路に接続されて
いる制御用ガス供給路と、この供給路に介設されている
流量制御装置と、前記オイルフリ真空ポンプおよび流量
制御装置を制御するコントローラとを設け、予め設定さ
れた圧力値と、前記圧力測定装置の測定圧力値との比較
に基づき、前記流量制御装置の流量を調整することによ
り、排気路の圧力を制御するようにしたものである。
【作用〕
前記した手段によれば、真空排気はオイルフリ真空ポン
プによって実行されるため、真空ポンプからのオイル蒸
気のバックディフユージッン現象の発生は回避される。
また、オイルの交換作業等も必然的に回避することがで
きる。
一方、排気路の圧力制御は、排気路中に制御用ガスを供
給量を加減調整しながら流すことにより実行されるため
、排気路の途中に反応副生成物が付着堆積する現象は回
避される。したがって、その反応副生成物を取り除く作
業の頻度は減少させることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である真空排気装置が使用さ
れているドライエツチング装置を示す模式図、第2図は
それに使用されているオイルフリ真空ポンプの全体構造
を示す縦断面図、第3図(a)は第2図の遠心圧縮ポン
プ段の詳細を示す縦断面図、同図(ロ)および(C)は
第3図(a)のmb矢視図およびl1rc矢視図、第4
図(a)は第2図の円周流圧縮ポンプ段の詳細を示す縦
断面図、同図(b)および(C)は第4図(a)rVb
矢視図およびIVc矢視図、第5図および第6図はその
作用を説明するための各線図である。
本実施例において、ドライエツチング装置は被処理物と
してのウェハlを処理するための処理室2を備えており
、処理室2はステンレス鋼等からなる本体2Aと蓋体2
Bとから形成されている。
チャンバ本体2Aは下面が開口し上面が閉塞した略円筒
形状に形成されており、蓋体2Bは略円盤形杖に形成さ
れているとともに、本体2人の下面開口に着脱自在に被
せられて処理室2を密閉するようになっている。また、
蓋体2Bには処理室2内を排気するための排気口3が開
設されている。
処理室2内の下部および上部には一対の電極4.5が互
いに平行平板電極を構成するようにそれぞれ水平に配設
されている。下部電極4は蓋体の底壁に絶縁体を介して
摺動自在に挿入された支軸4Aにより上下動可能に支持
されており、その上面においてウェハlをf11置状態
に保持し得るように構成されている。
下部電極5は本体に絶縁材料からなるホルダ6を介して
挿入された支軸5Aにより固定的に吊持されており、上
部電極5には高周波量[7がアノード結合されている。
また、ホルダ6の内部にはガス供給路8が処理ガスとし
てのエツチングガス(例えば、CF、 、CC1,等)
を供給するように形成されており、供給路8の吹き出し
口であるエツチングガス導入口はエツチングガスを上部
電極5の背面空間に導入するように上部電極5の背面に
臨まされている。
前記排気口3には本発明にかかる真空排気装置10を設
備された排気路9が接続されている。真空排気装置IO
はオイルフリ真空ポンプの一例であるターボ真空ポンプ
11と、このポンプ11を回転駆動する手段としてのモ
ータ12と、このモータ12の回転数を制御するための
インバータ13と、ターボ真空ポンプ11の吸気側に接
続されているターボ分子ポンプ14と、ターボ真空ポン
プ11の吸気側に圧力制御用ガスとしての窒素ガスを供
給するための制御ガス供給路15と、その制御ガス供給
源16と、この供給源16からの供給量を制御するため
の流量制御装置としての粗制御用流量調整弁17Aおよ
び密制御用流!調整弁17Bと、真空排気系全体を開閉
するエアパルプ18とを備えており、この排気装置10
には処理室2の内圧を測定する手段としての真空計19
が接続されている。
このドライエツチング装置はコンピュータ等からなるコ
ントローラ20を備えており、コントローラ20は予め
設定されたシーケンスおよび真空計19等からの測定デ
ータに基づきインバータ13および制御ガス供給源の調
整弁17Aおよび17B等を制御することにより、後述
する作用を実現するように構成されている。
前記ターボ真空ポンプ11は第2図〜第4図に示されて
いるように構成されている。すなわち、この真空ポンプ
は、吸気口21Aおよび排気口21Bを有するハウジン
グ21と、このハウジング21内に軸受25を介して回
転自在に支持された回転軸22と、吸気口21A側から
排気口21B側に至る間のハウジング21内に順次配設
された遠心圧縮ポンプ段23および円周流圧縮ポンプ段
24とを備えている0回転軸22はこれに連結したモー
タ12により駆動されるようになっており、モータ12
はインバータ13によりその回転数を制御されるように
構成されている。
前記遠心圧縮ポンプ段23は、第3図(a)[有])に
示されているように、表面に回転方向に対して内向きの
羽根26が複数突設されているとともに、回転軸22に
取付けられているオーブン羽根車23Aと、第3図(a
) (C)に示されているように、ハウジング21の内
壁に取付けられているとともに、前記羽根車23Aの裏
面(羽根26が設けられていない面)と対向する面に回
転方向に対して内向きの羽根27を複数個突設されてい
る固定円板23Bとを交互に並列に配置されることによ
り、構成されている。
前記円周流圧縮ポンプ段24は、第4図(a)およびら
)に示されているように、回転軸22に取付けられてい
るとともに、外周面に複数個の羽根28を放射状に形成
されている羽根車24Aと、第3図(a)および(C)
に示されているように、ハウジング21の内壁に取付け
られ、かつ前記羽根車24Aの表面(羽根28が設けら
れている面)と対向する面にU字状の溝29を有する固
定円板24Bとを交互に並列に配置して構成されている
とともに、第4図(a)および(C)に示されているよ
うに前記溝29の終端部に孔29aを穿設されて通風路
を形成されている。
ここで、前記構成にかかるターボ真空ポンプの作用につ
いて説明する。
ポンプ運転初期の過度状態においては、ポンプ内部は全
体が大気圧に近い高い圧力下にあり、気体の流れは粘性
流となるため、遠心圧縮ポンプ段23は遠心圧縮機とし
て作用する。すなわち、遠心圧縮ポンプ段羽根車23A
は圧縮機羽根車として働き、羽根車23Aと固定円板2
3Bの間の羽根27に挟まれて形成される流路は、流れ
を外径から内径側に案内するリターンチャンネルとして
働く。また、羽根車23Aが圧縮作用をするので、遠心
圧縮ポンプ段23としては、圧力損失部としてよりは圧
縮機として大流量を流す作用を実行することになる。
円周流圧縮ポンプ段24の圧縮比が大きくなって、円周
流圧縮ポンプ段の入口の圧力が充分に低くなった定常状
態、すなわち、この圧力が数T。
rr以下になった定常状態においては、遠心圧縮ポンプ
段23の入口、すなわち、真空ポンプの吸気口21Aの
付近の気体の流れは、中間流ないしは分子流となり、遠
心圧縮ポンプ段23はジーグバーン分子ポンプとして作
用する。すなわち、羽根26を有する羽根車23Aは、
螺旋溝を加工した回転円板として作用し、固定円板23
Bの裏面(羽m21が設けられていない面)との組み合
わせで、内径側から外径側に向けて圧縮作用をするジー
グバーン分子ポンプとして働く、また、複数個の羽根2
7が設けられた固定円板23Bは、螺旋溝を加工した固
定円板として作用し、羽根車23Aの裏面(羽根車26
が設けられていない面)との組み合わせで、外径側から
内径側に向けて圧縮作用をするジーグバーン分子ポンプ
として働く。
同じく定常状態においては、円周流圧縮ポンプ段24に
流入する気体は遠心圧縮ポンプ段23において充分に圧
縮されているため、体積mlは殆ど零に近い、すなわち
、円周流圧縮ポンプ段24は、締切状態に近い状態で運
転されることになるが、円周流圧縮ポンプは締切状態で
高い圧縮比が得られるという特性があるため、少ない段
数で充分低い到達圧力に達する。
遠心圧縮ポンプ段23、並びに円周流圧縮ポンプ段24
の段数およびポンプ回転数は、定常運転状態において、
両段の境の圧力が粘性流と中間流との切替わり点、すな
わち、数Torrになるように設定される0通常、遠心
圧縮ポンプ段を1〜3段、円周流圧縮ポンプ段を6〜1
0段組み合わせることにより、ポンプの吸気口21Aの
圧力は、後記するエツチング処理を実現可能な10−3
〜10−Torrに達する。
前述により明らかなように、このターボ真空ポンプによ
れば、吸気口側に設けられた遠心圧縮段ポンプ段が、過
度状態においては遠心圧縮機として、定常状態において
はジーグバーン分子ポンプとして働くという二重の作用
をするので、排気口圧力を大気圧付近に保て、ポンプ運
動初期の過度状態において大きな排気速度が得られる。
本実施例において、前記構成にかかるターボ真空ポンプ
11はターボ分子ポンプ14の補助ポンプとしてターボ
分子ポンプの吐出側に流体連結されており、ターボ分子
ポンプ14の分子流領域における排気作用を有効に引き
出させる役割を果たすようになっている0本実施例にお
けるターボ分子ポンプ14は一般的なものであるため、
その詳細な説明は省略する。
次に、第5図を参考にして、前記構成にかかるドライエ
ツチング装置を使用した場合の処理方法の一実施例を説
明する。
ここで、第5図の前記構成にかかるドライエツチング装
置による処理方法の一実施例であるエツチングプロセス
を示すシーケンスフロー図であり、(a)は処理室の圧
力変化、(ロ)は相流量調整弁の制御、(C)は密流量
調整弁の制御、(イ)はエツチングガスの供給をそれぞ
れ示す線図である。
エツチング処理すべき被処理物としてのウェハlが下部
電極4上に載置されて処理室2内が排気されると、ガス
供給路8にエツチングガス(例えば、CF、1.CCl
4等)が供給されてその吹出口から吹き出されるととも
に、画電極4.5間に高周波電力が電源7により印加さ
れる。これにより、プラズマエツチング反応およびイオ
ンスパッタリングが惹起され、ウェハ1上に被着された
レジスト(図示せず)と下地との選択比により所望のエ
ツチング処理が施される。
すなわち、まず、コントローラ20により、ガス供給装
置のメインパルプ(図示せず)が閉止されるとともに、
真空排気装置!10のパルプ18が全開され、第5(a
)に示されているように、処理室2内が急速に真空排気
される。
このとき、第5図(a)に示されているように、処理室
2は大気圧になっているが、前述したように、ターボ真
空ポンプ11は真空排気初期の過渡期には遠心圧縮ポン
プ段23が粘性流領域において作用するため、メカニカ
ルブースタポンプやロータリーポンプ等のような粘性流
領域で有効な補助ポンプを必要とせずに、処理室2を直
接的に真空排気することができる。このとき、ターボ分
子ポンプ14のバイパス回路14Aが開かれるため、タ
ーボ真空ポンプ11はターボ分子ポンプ14を迂回して
作用することになる。
そして、コントローラ20に予め設定されている値、す
なわち、粘性流が中間流ないしは分子流領域に切替わり
ターボ真空ポンプ11における遠心圧縮段ポンプ段23
がシークバーン分子ポンプとして作用する圧力値(数T
o r r)が、真空計19によって測定されると、コ
ントローラ20はインバータ13を介してモータ12の
回転数を一定に制御し、ターボ真空ポンプ11を定常状
態に移行せしめこれを維持させる。同時に、バルブによ
りバイパス回路14Aが閉じられるとともに、ターボ分
子ポンプ14が分子流NMiにおける排気作用を実行す
る。この制御により、第5(a)に示されているように
、処理室2の内圧は所定の圧力、10−5To r r
に維持される。
所定のり−クチェンクが実施された後、コントローラ2
0により、第5図(b)に示されているように粗制御用
流M調整弁17Aが開けられ、所定量の窒素ガスが排気
路9に供給される。排気路9に供給された窒素ガスは処
理室2内のガスと共に、排気装置10により排気されて
行<、シたがって、処理室2の内圧は、第5図(a)に
示されているように、予め設定された圧力まで上昇され
た後、一定に維持されることになる。この設定圧力は前
記ターボ真空ポンプIIおよびターボ分子14がシーク
バーン分子ポンプとして作用するために必要な圧力(数
To r r)以下とされる。
コントローラ20に予め設定されている所定時間が経過
すると、コントローラ20により処理ガス源の処理ガス
バルブ(図示せず)が適当量開けられ、第5図(d)に
示されているように、所望のエツチングガスが所定量所
定時間供給される。このエツチングガスと高周波電力と
によりエツチング反応が起こり、ウェハ1上にエツチン
グが処理されて行く。
このエツチング処理中、ターボ真空ポンプ11およびタ
ーボ分子ポンプ14は真空排気を持続するが、第5図(
C)に示されているように、コントローラ20によりフ
ィードバック制御されるため、第5図(a)に示されて
いるように、処理室2の真空状態は処理が最適に実行さ
れる所定の圧力(例えば、1〜10−’To r r)
 に維持さレル、コノ最適制御を実行するために、エツ
チングガスの供給に対応して第5図(C)に示されてい
るように、コントローラ20の指令によって密流量調整
弁17Bが流量を精密に調整することにより、制御用ガ
スとしての窒素ガスがターボ真空ポンプ11の吸気側に
供給される。
所定のエツチング処理が終了すると、処理ガス源のバル
ブおよび流II整弁17A、17Bが閉止されて第5図
(b)〜(d)に示されているように、エツチングガス
および制御用ガスの供給が停止されるとともに、ターボ
真空ポンプ11およびターボ分子ポンプ14は元の排気
能力まで増強される。
これにより、第5図(a)に示されているようにアフタ
真空排気が実施される。
所定のアフタ真空排気時間が経過すると、ターボ真空ポ
ンプ11の回転数は次第に減速されて行き、その途中に
おいてそれまでの中間流ないしは分子流領域の真空排気
作用から粘性流領域の真空排気作用に切り替わり、また
、ターボ分子ポンプ14はバイパス回路14Aに切り換
えられる。続いて、初期回転速度に維持されて、次回の
処理に待機させられる。
その後、処理室2が開けられてウェハ1が下部電極4上
から下され、所定のエツチング処理が終了する。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
〔1)オイルフリ真空ポンプの真空排気による圧力を制
御する際、制御用のガスをオイルフリ真空ポンプが排気
している排気路への供給流量を調整しながら供給するこ
とにより、オイルフリ真空ポンプの排気性能を実質的に
制御することができるため、オイルフリ真空ポンプによ
って所望の真空状態を作り出すことができる。
(2)各種処理のそれぞれについて要求される真空状態
を実現し得るオイルフリ真空ポンプを提供することがで
きるため、清浄な真空状態゛が必要な処理室の開発を迅
速かつ正確に達成せしめることができる。
(3)オイルや水銀等のような拡散する吸引媒体が全く
使用されないオイルフリ真空ポンプを用いることにより
、高真空時における吸引媒体の処理室へのバックディフ
ュージョン現象の危険を必然的に回避することができる
ため、当該現象に伴って派生する二次的障害を完全に防
止することができるとともに、処理並びに製品の品質お
よび信鯨性を高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
例えば、制御用ガスの供給による圧力制御は、制御用ガ
スの供給のみにより実行するように構成するに限らず、
制御用ガスの供給により粗制御を実行し、ターボ真空ポ
ンプの回転数の調整により布制御を実行するように構成
してもよい、  ゛制御用ガスは窒素ガスに限らず、清
浄空気等であってもよい、但し、不活性ガスを使用する
と、処理に対する悪影響を回避することができる。
制御用ガスの供給口を設置する場所はオイルフリ真空ポ
ンプの吸気口付近に限らず、オイルフリ真空ポンプが接
続された排気路であればよく、処理室付近、処理ガス供
給口、さらには処理ガス中に混合させてもよい。
真空ポンプはモータにより回転駆動するように構成する
に限らないし、インバータにより回転数を制御するよう
に構成するに限らない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるドライエツチング装
置に適用した場合について説明したが、それに限定され
るものではなく、高真空排気される処理室において処理
を行う場合全般に適用することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
オイルフリ真空ポンプの真空排気による圧力を制御する
際、制御用のガスをオイルフリ真空ポンプが排気してい
る排気路への供給流量を調整しながら供給することによ
り、オイルフリ真空ポンプの排気性能を実質的に制御す
ることができるため、オイルフリ真空ポンプによって所
望の真空状態を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である真空排気装置が使用さ
れているドライエツチング装置を示す模式図、 第2図はそれに使用されているオイルフリ真空ポンプの
全体構造を示す縦断面図、 第3図(a)は第2図の遠心圧縮ポンプ段の詳細を示す
縦断面図、 同図(b)および(C)は第3図(a)のmb矢視図お
よびIc矢視図、 第4図(a)は第2図の円周流圧縮ポンプ段の詳細を示
す縦断面図、 同図(ハ)および(C)は第4図(萄のIVb矢視図お
よびIVc矢視図、 第5図はその作用を説明するための各線図である。 l・・・ウェハ(被処理物)、2・・・処理室、3・・
・排気口、4・・・下部電極、5・・・上部電極、6・
・・ホルダ、7・・・高周波電源、8・・・ガス供給口
、9・・・排気路、lO・・・真空排気装置、11・・
・ターボ真空ポンプ(オイルフリ真空ポンプ)、12・
・・モータ、13・・・インバータ、14・・・ターボ
分子ポンプ(オイルフリ真空ポンプ)、15・・・制御
用ガス供給路、16・・・制御用ガス供給源、17A・
・・相流量調整弁(流量制御装置)、17B・・・密流
量調整弁(流量制御装置t)、1日・・・エアバルブ、
19・・・真空計、20・・・コントローラ、21・・
・ハウジング、21A・・・吸気口、21B・・・排気
口、22・・・回転軸、23・・・遠心圧縮ポンプ段、
23A・・・オープン形羽根車、23B・・・固定円板
、24・・・円周流圧縮ポンプ段、24A・・・羽根車
、24B・・・固定円板、26.27.28・・・羽根
。 第1図 萬2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、排気路を真空排気するオイルフリ真空ポンプと、排
    気路の圧力を測定する圧力測定装置と、排気路に接続さ
    れている制御用ガス供給路と、この供給路に介設されて
    いる流量制御装置と、前記オイルフリ真空ポンプおよび
    流量制御装置を制御するコントローラとを備えており、
    予め設定された圧力値と、前記圧力測定装置の測定圧力
    値との比較に基づき、前記流量制御装置の流量を調整す
    ることにより、排気路の圧力を制御するように構成され
    ていることを特徴とする真空排気装置。 2、流量制御装置が、粗制御用と密制御用との2系統を
    備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の真空排気装置。 3、排気路の圧力制御が、流量制御装置の流量調整と、
    オイルフリ真空ポンプの回転数調整との併用により実施
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の真
    空排気装置。
JP6951888A 1988-03-25 1988-03-25 真空排気装置 Pending JPH01244194A (ja)

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JP6951888A JPH01244194A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 真空排気装置

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JP (1) JPH01244194A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6454524B1 (en) 1998-07-21 2002-09-24 Seiko Instruments Inc. Vacuum pump and vacuum apparatus
JP2022114118A (ja) * 2021-01-26 2022-08-05 日本電子株式会社 イオンビーム加工装置及びその動作制御方法

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