JPH01242690A - コレステリック液晶組成物及びこれを含有してなる化粧料 - Google Patents

コレステリック液晶組成物及びこれを含有してなる化粧料

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JPH01242690A
JPH01242690A JP7062888A JP7062888A JPH01242690A JP H01242690 A JPH01242690 A JP H01242690A JP 7062888 A JP7062888 A JP 7062888A JP 7062888 A JP7062888 A JP 7062888A JP H01242690 A JPH01242690 A JP H01242690A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ステリンを含有することにより発色性に富み
、審美窓に優れた装飾品や化粧品などに有用な新規なコ
レステリック液晶組成物に関するものであり、更にはこ
のコレステリック液晶組成物を化粧料中に配合すること
により美的外観を付与するとともに、これまでにない皮
膚に対する保水性を有してしっとり感を与え、且つ肌あ
れ改善効果をも付与し得る化粧料を提供するものである
(従来の技術) 従来より、液晶は周知の現象である。例えば1888年
ライニうアー(F、Re1nitzer)により安息香
酸コレステリルについてこの現象が発見されたものを皮
切として、その後P−アゾキシアニソール、P−メトキ
シケイ皮酸、オレイン酸ナトリウムなどの多くの物質が
知られるようになった。
〜方、前記安息香酸コレステリルを初めとして多くのコ
レステロール誘導体例えばコレステリルハライド、コレ
ステリルエステル、コレステリルカーボネートエステル
などがコレステリ・ツク型の液晶を形成し、その特性を
利用して温度検知器、セソ断検知器、薬品検知器などに
用いられていることもまた良(知られている。
ところが、これらのコレステロール誘導体はその多くが
液晶状態を示す温度範囲が高い領域にあり、常温領域で
、液晶状態を示すものは殆んどなく、且つ温度範囲幅も
比較的狭いため、温度検知器などとしては使用し得るも
のの常温領域で使用される装飾品や化粧品などに適用す
るには無理があった。
上記の如き、コレステロール誘導体の液晶としての特性
を改善する試みもまた多くなされている。
すなわち、例えば米国特許3,920,574号公報や
特開昭57−32211号公報には複数のコレステロー
ル誘導体を組み合わせることにより液晶状態を常温領域
の範囲で発現させ得ることが、また上記特開昭57−3
2211号公報には同じく得られたコレステリック液晶
化合物を化粧料に用い得ることが示されている。
しかしながら、前記米国特許公報に示された液晶は発色
温度範囲の低下は図られたものの依然として感温機能に
基づく発色(色変化)であり、また一方特開昭57−3
2211号公報に示されたコレステリック液晶は、常温
領域の広い温度範囲で単一色の発色を有すること、及び
セン断作用によって種々の色変化が生じることなどの特
徴を有するものであるが、反面、この液晶はセン断力が
付与されない限り単一色であり審美さに欠けること、ま
た、彩度の点でも劣り美的効果の点から不充分なもので
あった。
更に、これを化粧料中に配合した場合にも、皮11に対
する保水性の付与などの点で未だ不満足なものであった
(発明の解決しようとする課題) 現在、液晶のもつ示差的特徴の中で感温的機能に依らず
、またセン新約要素に基づかず、光学的要素によって種
々の色味を発色し得る装飾品や化粧品において有用な美
的機能と、併せてこれを実際に化粧料どして用いた場合
における皮膚に対しての実用的機能とを兼ね備えた液晶
が求められている。
すなわち、本発明の主たる目的は、上記2つの機能を備
えた液晶とこれを用いた化粧料を提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を
行なったところ、コレステロール誘導体よりなるコレス
テリック液晶中に一定範囲の条件下でステリンを含有せ
しめることにより、これまでにない光学的な示差的特徴
を有するものとなること、及びこれを化粧料として用い
た場合には格別な保水機能を有することなどを見出した
。本発明は斯かる知見に基づくものである。
すなわち、本発明は、コレステリルハライド、コレステ
リルエステル、ならびにコレステリルカーボネートエス
テルより選択される少なくとも2種類以上からなる液晶
基剤中に、コレステリック液晶組成物全体に対して0.
3〜30重量%のス+1 テ挙ンが含有されていることを特徴とするコレステリッ
ク液晶組成物に関するものであり、更にはこのコレステ
リック液晶組成物を配合することを特徴とする化粧料に
関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係るコレステリック液晶裁割は3種類のコレス
テロール誘導体を適宜使用することよりなる。すなわち
、コレステリルハライド、コレステリルエステル、なら
びにコレステリルカーボネートエステルより選択される
各々1成分以上の各成分を少なくとも2種類以上の形で
組合せることにより得られる。
ここで用いられるコレステリルハライドとしては、コレ
ステリルクロライド、コレステリルクロライド、コレス
テリルブロマイドなどが挙げられ、またコレステリルエ
ステルとしてはコレステリルアセテート、コレステリル
プロピオネート、コレステリルブチレート、コレステリ
ルペンタノエート、コレステリルヘキサノエート、コレ
ステリルヘプタノエート、コレステリルカプリレート、
コレステリル−2−エチルヘキサノエート、コレステリ
ルノナノエート、コレステリルカブリネート、コレステ
リルランデシレート、コレステリルラウレート、コレス
テリルミリステート、コレステリルパルミテート、コレ
ステリルステアレート、コレステリルオレエート、コレ
ステリルアジペート、コレステリルイソステアレート、
コレステリルエルケート、コレステリルアジペート、コ
レステリルセバケート等のコレステリル脂肪酸エステル
、その他コレステリルベンゾエート、コレステリルシン
ナメート、コレステリル−P−ニトロベンゾエートなど
が挙げられ、更にコレステリルカーボネートエステルと
してはコレステリルメチルカーボネート、コレステリル
エチルカーボネート、コレステリルペンチルカーボネー
ト、コレステリルオレイルカーボネート、コレステリル
イソステアリルカーボネート、コレステリルエルシルカ
ーボネートなどが挙げられる。
上記したコレステリルハライド、コレステリルエステル
、コレステリルカーボネートエステルより適宜選択され
た各成分の2種類又は3種類を混合溶解してコレステリ
ック液晶基剤とする訳であるが、この時に有機溶媒を使
用することは避けた方が良い。何故ならば、有機溶媒に
よる溶解は、得られたコレステリック液晶基剤が発色を
示さないことがあるからである。
同様に、各成分を組合せてコレステリック液晶基剤を作
成する上で、成分相互間の溶解性もまた大切である。こ
の相互溶解性の点からは、3種類のコレステロール誘導
体の中でコレステリル脂肪酸エステル例えばコレステリ
ルブチレート、コレステリルノナノエート、コレステリ
ルラウレート、コレステリルオレエートなどやコレステ
リルカーボネートエステル特にはコレステリルオレイル
カーボネート、コレステリルイソステアリルカーボネー
トなどの使用が効果的である。
一方、得られたコレステリック液晶基剤が幅広い温度領
域において安定した発色を示すようにするためにはコレ
ステリルハライド特にはコレステリルクロライドの使用
が好ましい。
従って、本発明に係るコレステリック液晶基剤の最も好
ましい組合せ態様としては、コレステリルハライドとし
ては、コレステリルクロライドを、コレステリルエステ
ルとしてはコレステリル脂肪酸エステル例えばコレステ
リルブチレート、コレステリルノナノエート、コレステ
リルオレエートなどを、またコレステリルカーボネート
エステルとしてはコレステリルオレイルカーボネート、
コレステリルイソステアリルカーボネートを選択し、こ
れら各成分の2種類又は3種類を組合せて混合溶解し、
液晶基剤とすることである。
次に、上記した如くして得られた発色性を有するコレス
テリック液晶基剤中にステリンが含有される。
ここで用いられるステリンとしては、コレステロール、
コレスタノール、コレスタノール等の動物ステリン、カ
ンペステロール、スチグマステロール、β−シトステロ
ール等の植物ステリン、エルゴステロール、セレビステ
ロール、チモステロールなどの菌類ステリンなどが挙げ
られる。
また、ステリンの含有量は、コレステリック液晶組成物
全体に対して0.3〜30重量%好ましくは1〜20重
量%の範囲である。この範囲より少ない量では、後記す
る本発明のコレステリック液晶組成物における示差的特
徴が発現しないし、反対に多い量ではステリンの結晶が
析出し、良好なコレステリック液晶組成物は得がたくな
る。
ここで更に、本発明のコレステリック液晶組成物全体に
対する各種類の成分の配合比の好ましい態様について説
明するならば、ステリンを含めた3種類又は4種類の配
合系を通じて各々コレステグルハライド1〜35重量%
、コレステリルエステル10〜70重量%、コレステリ
ルカーボネートエステル30〜85重量%と、およびス
テリン0.3〜30重量の範囲を選択することである。
斯かる範囲を選択することにより、常温領域(凡そ一1
0〜45℃)における安定した発色と固有の示差的特徴
を備えた本発明のコレステリック液晶組成物が得られる
尚、ステリンを含んだコレステリック液晶組成物の作成
方法自体については通常の方法でよく、例えば前記各成
分すなわちコレステリルハライド、コレステリルエステ
ル、コレステリルカーボネートエステルおよびステリン
などを秤量し、加熱し、攪拌下で均一に溶解し、室温ま
で冷却するなどの方法が一般的に用いられる。
以−Lの如くして得られた本発明のコレステリック液晶
組成物は、従来のコレステリック液晶組成物と比較して
以下に示すような示差的特徴を有している。
■ 感温機能に基づかず、すなわち同一温度下において
、セン断等の物理的り(力がなくても、光学的要素言い
換えると見る角度によって種々の色相を示すことができ
る。
■ しかも、各色相での彩度が一層高くなり、美的効果
としての訴求力が大きい。
斯かる示差的特徴を有する本発明のコレステリック液晶
組成物は、そのまま装飾晶拐料として、また他の化粧品
原料とともに化粧品原料の1つとして使用し得る。
次に、本発明の化粧料について説明する。
前記の如くして得られた本発明に係るコレステリック液
晶組成物を配合した本発明の化粧料は、既述の如きコレ
ステリック液晶組成物の示差的特徴をそのまま維持し、
外観的にも優れた審美感を有したものとなっている。
また、本発明者らの研究により、J−記コレステリツク
液晶組成物を配合した化粧料は、これを皮膚に塗布した
場合に、これまでになく皮膚水分7敗損失(以下T、W
、Lと略す)を防止し、また皮膚をしっとりさせ、且つ
、肌あれを改善する機能を有していることが新たに知見
された。更に、本発明の化粧料では、前記のコレステリ
ック液晶組成物中にスフィンゴ糖脂質を添加した後、こ
れを化粧料に配合した場合に、上記T、W、L値を一層
低下させ得ること、及び皮膚の肌あれ等も更に改善し得
ることなどを知見した。
尚、ここで言うスフィンゴ糖脂質とは、具体的にはモノ
へキソシルセラミド(セレブロシド)、スフィンゴプラ
スマローゲンス、ガラクトシルセラミド脂肪酸エステル
、グリコジルセラミド脂肪酸エステルなどのモノへキソ
シルセラミド脂肪酸エステル(セレブロシドエステル)
、D−ガラクトシル(1−4)D−グリコジル(1−)
セラミド、D−ガラクトシル(1→4)D−ガラクトシ
ル(1→)セラミドなどのジヘキソシルセラミド、D−
ガラクトシル(1→4)D−ガラクトシル(1→4)D
−グルコシル(1−→)セラミドなどのトリヘキソシル
セラミド、ガラクトシル−セラミド硫酸エステル(セレ
ブロシド硫酸すなわちスルファチド)、ジヘキソシルー
セラミド硫酸エステル、又、N〜ルアセチルガラクトサ
ミン1−3)D−ガラクトシル(1−4)ガラクトシル
(1−4)D−グルコシル(1→)セラミド〔グロボシ
ドI) 、N−アセチルガラクトサミン(1→4)D−
ガラクトシル(1→4)D−グルコシル(1→)セラミ
ド、D−ガラクトシル(1→3)N−アセチルガラクト
サミン(1→4)D−ガラクトシル(1→4)グルコシ
ル(1→)セラミド、D−ガラクトシル(1−3)D−
ガラクトシル(1→3)N−アセチルグルコサミン(1
−3)D−ガラクトシル(1→4)D−グルコシル(1
−)セラミド等のグロボシド、N−アセチルノイラミン
酸(2−3)D−ガラクトシル(1−4)D−グルコシ
ル(1→)セラミド、N−アセチルノイラミン酸(2→
3)D−ガラクトシル(1−)セラミドなどのへマドシ
ト、中性糖の他にシアル酸とへキソサミンの両方を含ん
だガングリオシドなどが挙げられ、これらの1種又は2
種以上が選択され、コレステリック液晶組成物全体に対
して、0.0001〜5重量%好ましくは0.01〜1
重量%の範囲下で含有される。斯かる範囲より少ない量
では、上記した化粧料としての効果は期待できず、反対
に多くなるとコレステリック液晶組成物の発色温度領域
を狭くしたり、又スフィンゴ糖脂質の結晶が析出して好
ましいものとは言えない。
さらに、付言するならばコレステリック液晶組成物中に
は、目的に応じ液晶としての機能を損わない範囲で香料
、抗酸化剤、油溶性成分例えば脂肪酸などの各種成分を
添加することができる。
次に、本発明に係るコレステリック液晶組成物の化粧料
への配合方法としては、通常の油性原料の1つとして化
粧料基剤中に配合することは熱論可能であるが、好まし
くは水性で且つ透明な化粧料基剤に配合することが、共
存する他の化粧料原料とコレステリック液晶組成物との
相互溶解を防止し、良好な発色状態を維持し得るものと
なる。
また、コレステリック液晶組成物の化粧料への配合量は
、その目的に応じて任意に調整が可能であるが、皮膚に
対する化粧効果すなわち保水性の付与の点からは化粧料
全体に対して0.1重量%好ましくは0.5重量%以上
とすることが肝要である。
尚、本発明の化粧料において、コレステリック液晶組成
物以外の化粧料成分としては特に制約はなく、例えばグ
リセリン等の多価アルコール、カーボネート等の水溶性
高分子、ヒアルロン酸等の多I!i類、その他活性剤、
色素、各種有効成分(生薬エキス等)、防腐剤、抗酸化
剤などが使用される。
斯くの如くして提供される本発明の化粧料としては幅広
いものがあり、具体的には化粧水、乳液、クリーム、マ
ツサージクリーム、フオーム状パンク、ピールオフバッ
クなどの基礎化粧料、アンダーメーク料、ファンデーシ
ョン、口紅などのメークアップ化粧料、ポマード、ヘア
リキッドなどの頭髪化粧料などが例示される。
(実施例) 以下に、本発明のコレステリック液晶組成物及びこれを
配合した化粧料の実施例を示す。尚、実施例中の数値は
重量部を表わす。
実施例1 (A)コレステリルオレイルカーボネート 57.。
コレステリルブチレート      11.8コレステ
リルクロライド      28.0コレステロール 
          3.06−トコフェロール   
     0.1(B)香料            
    0,1(方法) Aを80℃で溶解し、均一攪拌しながら冷却し、55℃
でBを加え、更に攪拌しなから30 ”Cまで冷却して
液晶組成物を得た。
実施例2 (A)コレステリルオレイルカーボネート 57.0コ
レステリルブチレート      11.8コレステリ
ルクロライド      28.0コレステロール  
         3.06−トコフェロール    
    0.1スフインゴ糖脂質          
0.1(B)香料                0
.1(方法) 実施例1と同様にして行なった。
実施例3 (A)コレステリルオレイルカーボネート59.9コレ
ステリルブチレー)       30.0コレステロ
ール          10.06−トコフェロール
        0.1(方法) (A)を80℃で溶解し、均一攪拌しながら30℃まで
冷却して液晶組成物を得た。
実施例4 (A)コレステリルオレイルカーボネート50.0コレ
ステリルノナノエート     27.0コレステリル
オレエート       8.9コレステリルブチレー
ト       8.9β−シトステロール     
   5.06−トコフェロール        0.
1(B)香料                0,1
(方法) 実施例1と同様にして行なった。
実施例5 (A)コレステリル−イソステアりルカーボネート42
.0 コレステリルブチレート      23.5コレステ
リルクロライド      21.3コレステロール 
         1360δ−トコフェロール   
     0.1(B)香料            
   0.1(方法) 実施例1と同様にして行なった。
実施例6 (A)コレステリルイソステアリルカーボネート45.
0 コレステリルノナノエート     20.0コレステ
リルラウレート       7.3コレステリルクロ
ライド      25.2スチグマスチロール   
     2.46−トコフェロール        
0.1(方法) 実施例3と同様にして行なった。
実施例7 水性ゲル状化粧料 (A)カルボキシビニルポリマー     007(B
)精製水             50.0(C)精
製水             29.42(D)エチ
ルアルコール         4.0ポリオキシエチ
レン(60)硬化ヒマシ油0.5 δ−トコフェロール       0.01香料   
            0.02(E)1.3−ブチ
レングリコール   5.0バラオキシ安息香酸メチル
    0.2(F)水酸化カリウム        
  0,15精製氷             5.0
(G)実施例1で得られた液晶組成物  5.0(方法
) BにAを加えてデイスパーで分散しておいたものに、溶
解状態にあるFを加え、よく攪拌した( H)。一方、
適温で加熱溶解したD及びEをCに加えた(I)。Hと
Iを室温で均一に攪拌した後、脱胞を行なったものにG
をラセン状に充填して水性ゲル状化粧料を得た。
実施例8 水性ゲル状化粧料 実施例7の(G)として実施例2で得られた液晶組成物
を用いた以外は、実施例7と同様にして行ない、水性ゲ
ル状化粧料を得た。
実施例9 化粧水 (A)精製水             82.25グ
リセリン          5.01.3〜ブチレン
グリコール   5.0パラオキシ安息香酸メチル  
  0.2(B)エチルアルコール        4
.0ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油0.5 δ−トコフェロール       0.01ビタミンE
アセテート       0.02香料       
       0.02(C)実施例4で得られた液晶
組成物  3.0(方法) 予め適温で加熱溶解したBをAに加えたものにCを加え
て化粧水を得た。
実施例10 バンク料 (A)精製水             50.77(
B)1.3−ブチレングリコール   5.0キサンタ
ンガム          0.1(C)ポリビニルア
ルコール      15.0(D)エチルアルコール
        8.0ポリオキシエチレン(30)ヘ
キサデシルエーテル1.0 δ−トコフェロール       0・01香料   
            0.02バラオキシ安息香酸
メチル    0.1(E)実施例2で得られた液晶組
成物  20.0(方法) Bを均一分散してAに加えたものにCを加え、よく攪拌
後、加熱して均一化したものに、予め適温で加熱溶解し
たDを加えて冷却する。これにEをラセン状に充填して
バック料を得た。
(発明の効果) 次に、本発明のコレステリック液晶組成物が発色の点で
如何に優れた特性を有しているかを色相及び彩度として
評価した結果と、更に本発明の化粧料が保水効果等の化
粧効果の点でも優れていることを評価した結果とを示す
比較試験A 色相及び彩度評価試験 (試料) (al実施例1の液晶組成物(本発明品)(b)実施例
1からコレステロールを除いたもの。尚、減量分3%は
、コレステロール誘導体3種間の相対比を変えずに増量
して補正した。(比較品)(方法) 変角測定用分光光度計CMS−500(村上色彩研究新
製)を用いて測定した。すなわち、第1図に示す如く、
各試料を充填したガラスセルを試料台に固定し、次に試
料台を検知器に対して45″の角度で固定した後、光源
を検知器に対して移動(入射角+受光角=i+r)させ
るという方法で行なった。また、測定角(i+r)は9
0°、108’、18°の3点とした。尚、測定結果は
マンセル表示として表わし、その結果を表−1及び第2
図に示した。
表−1マンセル表示 (結果) 表−1及び第2図の結果に示された如く、本発明品の色
相(H)は、測定角の変化により1.80P(紫)から
1.92G(緑)まで大きく変化したのに対し、比較品
の色相は6.90P(紫)がら6.88B (青)へと
変化が小さいものであった。これは、見る角度によって
種々の色相を呈するという本発明品の特徴の証左に他な
らない。更に、彩度(C)の点からも、本発明品は比較
品に対して各測定角で1.7〜3.9倍の値を示してお
り、鮮明度の増強が図られたことが証明された。
比較実験B 化粧効果試験 (試料) (ア)実施例7の水性ゲル状化粧料(本発明品I)(イ
)実施例8の水性ゲル状化粧料(本発明品■)(つ)実
施例7よりG成分(実施例1で得られた液晶組成物)を
除いた水性ゲル状化粧料。尚、減量分5%は精製水で補
正。(比較品I)ズエ)実施例7のG成分として、実施
例1から、コレステロールを除いて調製された液晶組成
物を用いた水性ゲル状化粧料。(比較品■)(方法) 冬期、前腕部に肌あれを起こしている30代の女性20
名に対して左右前腕の手首に近い部位、ヒジに近い部位
の計4部位に、各1部位毎に各試料(ア)〜(1)をそ
れぞれ毎日1回塗布、1ケ月間使用してもらい、1ケ月
後の使用前との比較を行なった。尚、部位差による影響
を除くために、パネラ−毎に各試料(ア)〜(1)の塗
布部位を変更して指定した。尚、評価方法は下記に従っ
て行ない、結果は20名の平均として表−2に示した。
評1屑告 OT、W、L、値 温度20±1℃、湿度50±3%で測定。
0肌あれ度 60倍の接触型肌拡大ビデオにて観察。
3:肌あれがほとんどない。
2:肌あれが少しある。
1:肌あれが多い。
0しっとり惑 触指官能にて評価。
3:非常にしっとりしている。
2:ややしっとりしている。
■=はとんどしっとり惑がない。
表−2イヒ珈1シ’Jlljriすj斑表2の結果から
明らかな様に、ステリンを含んだ液晶組成物を配合した
本発明品(I)は、液晶組成物を配合しない比較品(I
)及びステリンを含まない液晶組成物を配合した比較品
(n)と比ベて、優れたT、W、Lの抑制効果、肌あれ
の改善効果、ならびにしっとり惑の付与効果などを示し
た。更に、スフィンゴ糖脂質が添加された液晶組成物を
配合した本発明品(II)の場合には、−層T、W、L
の抑制、肌あれの改善において有意な効果があることが
証明された。
以上、説明した如く、本発明は発色性に冨み、審美感に
優れたコレステリック液晶組成物を提供するものであり
、またこのコレステリック液晶組成物を配合することに
より美的外観に優れ、且つ皮膚に対する保水効果及び肌
あれ改善効果を有する化粧料を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、変角測定用分光光度計を用いて色相及び彩度
を測定する方法の模式図であり、図中、(■、)は光源
、(0)は検知器、(i)は入射角、(r)は受光角、
(S)は試料、(P)は試料台を表わす。第2図は、マ
ンセル色票であり、図中、・は本発明品のH−C測定点
、■は比較孔のI(−C測定点を表わす。 特許出願人 ポーラ化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)コレステリルハライド、コレステリルエステル、な
    らびにコレステリルカーボネートエステルより選択され
    る少なくとも2種類以上からなる液晶基剤中に、コレス
    テリック液晶組成物全体に対して0.3〜30重量%の
    ステリンが含有されていることを特徴とするコレステリ
    ック液晶組成物。 2)コレステリルハライドがコレステリルクロライドで
    あり、コレステリルエステルがコレステリル脂肪酸エス
    テルであり、コレステリルカーボネートエステルがコレ
    ステリルオレイルカーボネートまたはコレステリルイソ
    ステアリルカーボネートである請求項1)記載のコレス
    テリック液晶組成物。 3)各々コレステリルハライド1〜35重量%、コレス
    テリルエステル10〜70重量%、コレステリルカーボ
    ネートエステル30〜85重量%と、およびステリン0
    .3〜30重量%を含有してなる請求項1)及び2)記
    載のコレステリック液晶組成物。 4)請求項1)〜3)に記載のコレステリック液晶組成
    物を配合することを特徴とする化粧料。 5)スフィンゴ糖脂質をコレステリック液晶組成物全体
    に対して0.0001〜5重量%含有してなる請求項4
    )記載の化粧料。
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