JPH01242537A - 2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法 - Google Patents

2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH01242537A
JPH01242537A JP6862788A JP6862788A JPH01242537A JP H01242537 A JPH01242537 A JP H01242537A JP 6862788 A JP6862788 A JP 6862788A JP 6862788 A JP6862788 A JP 6862788A JP H01242537 A JPH01242537 A JP H01242537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diazonium salt
alcohol
benzene
coupling reaction
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6862788A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Mochida
持田 好晴
Kunitaka Momota
百田 邦尭
Tetsuo Yonezawa
米沢 哲夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morita Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Morita Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morita Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical Morita Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP6862788A priority Critical patent/JPH01242537A/ja
Publication of JPH01242537A publication Critical patent/JPH01242537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/26Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton
    • C07C17/263Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by condensation reactions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、解熱鎮痛剤として知られているフルルビプロ
フェン等の合成中間体として重要な化合物である2−フ
ルオロビフェニル誘導体の製造方法に関するものである
〔従来の技術〕
各種のビフェニル誘導体の合成法として、従来、アルカ
リを使用したジアゾニウム塩溶液のフェニルカフプリン
グ反応であるボンベルブ反応(Gomberg−Bac
hmann−Hey)や、酸を使用してジアゾ化と同時
にフェニルカップリング反応をする特開昭56−972
36号公報記載の方法がよく知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来法のうちアルカリによるフェニルカップリング
反応を使用したものでは、タール状の副生物が非常に多
く生成され、収率は30%前後と極めて低い。
次に、酸を使用したフェニルカップリング反応による特
開昭56−97236号公報記載の方法では、有機酸等
の原料が高価である。また、加熱反応であるためタール
状の副生物も多く、酸や過剰の亜硝酸塩を使用している
ため分離の困難なニトロ化物が副生ずる。そのため、こ
れら従来法では精製段階で鉄/酢酸等を使用する還元反
応が必要となり、その結果廃水も多量に生成する。酸に
よる装置の腐食も激しく、加熱下で還流して反応させる
ための装置の材質が選定しがたい。亜硝酸イソアミルを
使用する反応も記載されているが、これは原料が不安定
で非常に危険であり、高価でもあるため工業的ではない
〔課題を解決するための手段〕
従来の合成方法では、ジアゾ化反応時に水が生成するた
め、フェニルカップリング反応が起こっている系内に必
然的に水分が存在してしまい、そのためにタール化した
副生物が多量に生成すると考えられる。
そこで、発明者等はベンゼン溶液中でのジアゾニウム塩
とのフェニルカップリング反応を、乾燥した塩として単
離可能なフン化物ジアゾニウム塩、すなわちホウフッ化
水素酸塩または六フッ化リン酸塩を使用して行なうこと
に着目し、非水系でのフェニルカップリング反応を鋭意
検討した結果、アルコールを加えて反応させることによ
り非常に速やかに反応し、高収率で2−フルオロビフェ
ニル誘導体を合成できることを発明した。
すなわち、本発明は一般式 (式中Xは水素原子またはハロゲン原子を示す、)で示
されるアニリン誘導体を公知の方法でジアゾ化して得ら
れる、一般式 (式中Xは水素原子またはハロゲン原子を示し、YはB
F、またはPF、を示す、)で示されるフン化物ジアゾ
ニウム塩をろ別単離した後、乾燥して使用する。そして
、単離したジアゾニウム塩にベンゼンを混合し、続けて
アルコールを加えて反応させることにより一般式 (式中Xは水素原子またはハロゲン原子を示す、)で示
される2−フルオロビフェニル誘導体を生成させること
ができる。
この場合のフェニルカップリング反応においては、炭素
数1〜4のアルコールをジアゾニウム塩の0.5〜10
倍重量の存在下でベンゼンと反応させることが好ましく
 (最も好ましいのは1〜5倍重量である)、また、ジ
アゾニウム塩の5〜20倍重量のベンゼンと反応させる
ことが好ましい、さらに、上記フェニルカップリング反
応においては、銅または銅塩等の触媒の存在下で行なう
ことが望ましい。
なお、上述した炭素数1〜4のアルコールとして、メタ
ノールもしくはエタノールを通常使用するのがよい。ま
た、上述した銅または銅塩等の触媒として、銅粉または
塩化!14を通常使用するのがよい。
〔作 用〕
有機酸では無く中性のアルコールを使用することにより
、従来生成していた副生物は極端に凍少し、ニトロ化物
は生成しない、アルコールの量が少ないと、極端に反応
が遅く反応が終結しない、また、逆にアルコールの量が
多いと、還元反応が起こり低沸点のハロゲン化ベンゼン
が副生ずるため、収率が低下する。
ジアゾニウム塩の含水量が多い場合はアルコールによる
還元反応が起こり低沸点のハロゲン化ベンゼンが副生ず
るため、よく乾燥したものを使用する方が良い、この乾
燥の度合いで収率は大きく左右されるが、前記フッ化物
ジアゾニウム塩は吸湿性が少なく、加熱するだけで容易
に乾燥できる点で優れている。
ベンゼンとジアゾニウム塩とのフェニルカンプリング反
応は加熱しても、銅または銅塩等の触媒を使用しても殆
ど進まないが、その系にアルコールを加えると、銅また
は銅塩等の触媒により室温でも非常に速やかに進行する
〔発明の効果〕
本発明は、次に述べるような効果を奏する。
(1)  ジアゾニウム塩とベンゼンとのフェニルカッ
プリング反応において、乾燥した粉体として使用できる
フン化物ジアゾニウム塩■を使用することにより、従来
法のような水の存在下での反応に比べて、タール状の副
生物は非常に少くなる。また、系内に水が存在しないた
め、従来法のような有機酸ではなくアルコールの使用を
可能にしたことによりニトロ化物の生成は全く無く、還
元等の情製法を必要としない。
(2)  ベンゼンとジアゾニウム塩とのフェニルカッ
プリング反応は加熱しても、銅または銅塩等の触媒を使
用しても殆ど反応は進まないが、その系に本発明の場合
のようにアルコールを加えると、銅または銅塩等の触媒
により反応は非常に速やかに進行する。それ故、反応は
室温で行なうことができ、加熱や還流冷却の装置を必要
としない。
(3)従来の場合のように原料に高価な有機酸を使用せ
ず、またアルコールやベンゼンは蒸留により容易に回収
できるから、経済的に有利である。
(4)従来の場合のように原料に亜硝酸イソアミルのよ
うな高価で不安定な原料を使用しないため、工業的にも
経済的にも有利である。
〔実施例〕
次に、本発明による2−フルオロビフェニル誘導体の製
造方法の実施例を挙げる。
実施例1 10℃で35%塩酸180gに2−フルオロアニリン5
5.5g(0,5惰o1)を溶かし、0℃に保ちながら
この中に亜硝酸ソーダ34.5g(0,5mol)と水
55gの混合液を攪拌しながら徐々に滴下する。
副生じた塩をろ別し、ろ液を50%ホウフッ化水素酸1
15g(0,65mol)と攪拌しながら混合する。析
出してきたジアゾニウム塩をろ別し80℃で3時間乾燥
すると、98gの2−フルオロベンゼンジアゾニウムテ
トラフルオロボレートが得られる。
このようにして得たジアゾニウム塩98gにベンゼン1
 kgとメタノール250gを混合し、この中に塩化第
一銅5gを攪拌しながら加える。
反応温度は30〜40℃に保ち5時間反応させる。
反応液は200gの水で2回洗浄しベンゼンを蒸発除去
し、残留物を減圧蒸留すると沸点136’C/ 27m
+mHg、融点73〜74℃の2−フルオロビフェニル
59.7++ (収率69.4%)が得られる。
実施例2 1O℃で35%塩酸18gに4−プロモー2−フルオロ
アニリン9.5g(0,05mol)を?容かし、0℃
に保ちながらこの中に亜硝酸ソーダ3.5g(0,05
mol)と水6gの混合液を攪拌しながら徐々に滴下す
る。副生じた塩をろ別し、ろ液を50%六フッ化リンす
アンモニウム水?8?&21.1g (0,065mo
l)と攪拌しながら混合する。析出してきたジアゾニウ
ム塩をろ別し80℃で3時間乾燥すると、15.0gの
4−ブロモ−2−フルオロヘンゼンジアゾニウムへキサ
フルオロホスフェートが得られる。
このようにして得たジアゾニウム塩15.0gにベンゼ
ン100gとメタノール25gを混合しこの中に塩化第
一銅0.1gを攪拌しながら加える。
反応温度は30〜40℃に保ち5時間反応させる。
反応液は20gの水で2回洗浄しベンゼンを蒸発除去し
、残留物を減圧蒸留すると沸点151℃/16mm11
g、融点35〜37℃の4−ブロモ−2=フルオロビフ
ェニル8.97g(収率71,5%)が得られる。
実施例1.2と同様に合成した他の実施例を表−1にま
とめて示す。
(以下余白) 特許出願人  森田化学工業株式会社 (ほか2名) nr=

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼………………………
    …III (式中Xは水素原子またはハロゲン原子を 示す。)で示される2−フルオロビフェニル誘導体の製
    造方法において、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼………………………
    … I (式中Xは水素原子またはハロゲン原子を 示す。)で示されるアニリン誘導体を公知の方法でジア
    ゾ化して得られる、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼………………………
    …II (式中Xは水素原子またはハロゲン原子を 示し、YはBF_4またはPF_6を示す。)で示され
    るフッ化物ジアゾニウム塩を単離させた後、アルコール
    の存在下においてベンゼンとフェニルカップリング反応
    させることを特徴とする2−フルオロビフェニル誘導体
    の製造方法。 2、前記フェニルカップリング反応において、炭素数1
    〜4のアルコールをジアゾニウム塩の0.5〜10倍重
    量の存在下、ベンゼンと反応させることを特徴とする請
    求項1記載の2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法
    。 3、前記フェニルカップリング反応において、ジアゾニ
    ウム塩の5〜20倍重量のベンゼンと反応させることを
    特徴とする請求項1記載の2−フルオロビフェニル誘導
    体の製造方法。 4、前記フェニルカップリング反応において、銅または
    銅塩等の触媒の存在下で行なうことを特徴とする請求項
    1記載の2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法。
JP6862788A 1988-03-23 1988-03-23 2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法 Pending JPH01242537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6862788A JPH01242537A (ja) 1988-03-23 1988-03-23 2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6862788A JPH01242537A (ja) 1988-03-23 1988-03-23 2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01242537A true JPH01242537A (ja) 1989-09-27

Family

ID=13379175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6862788A Pending JPH01242537A (ja) 1988-03-23 1988-03-23 2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01242537A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100384193B1 (ko) * 2000-11-14 2003-06-09 주식회사 에스엔테크 2,4-위치에 할로겐이 치환된 비페닐 유도체의 제조방법
CN112341352A (zh) * 2020-11-13 2021-02-09 浙江东亚药业股份有限公司 一种氟比洛芬的制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100384193B1 (ko) * 2000-11-14 2003-06-09 주식회사 에스엔테크 2,4-위치에 할로겐이 치환된 비페닐 유도체의 제조방법
CN112341352A (zh) * 2020-11-13 2021-02-09 浙江东亚药业股份有限公司 一种氟比洛芬的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4144397A (en) Preparation of 2-aryl-propionic acids by direct coupling utilizing a mixed magnesium halide complex
KR20010053294A (ko) 오르토-알킬화 벤조산 유도체의 제조방법
JPH02501748A (ja) 4,4’‐ジブロモジフェニルエーテルの製造法
JPH01242537A (ja) 2−フルオロビフェニル誘導体の製造方法
US4235807A (en) Synthesis of 2,6-disubstituted benzonitriles
JPS6187651A (ja) P−ホルミル−n,n−ジポリオキシアルキレンアニリンおよびその製造方法
US6160171A (en) Trifluoro-substituted benzoic acid, esters thereof, and process for producing the same
JP3027162B2 (ja) ビフェニルカルボン酸の製造方法
EP0140229B1 (en) Process for producing a halogen-containing ethylbenzene derivative
JPS5951251A (ja) ベンジルシアニド類の製法
JPS62120327A (ja) フルオロアルキル化方法
JPS62501504A (ja) 銅−ジアミン錯体及びジアミンを製造する方法
JPS5838261A (ja) 新規な1,3−二置換イミダゾ−ル誘導体及びその製造方法
JPH03167144A (ja) フルオロベンゼンの製造方法
JP3962467B2 (ja) 1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸アリールエステル類の製造方法
JPH07278034A (ja) フルオロフェノール類の製造方法
JP4221782B2 (ja) ジハロトリフルオロアセトンの精製方法
USRE23399E (en) Unsaturated halogen-containing
JPS61186361A (ja) アジリジン−2−カルボン酸カルシウム塩の製造法
KR810001201B1 (ko) 4-알킬-2-플루오로 비페닐의 제조방법
JPH0148251B2 (ja)
JPS6015610B2 (ja) 不飽和含塩素アルコ−ルの酢酸エステルの製法
CA1115722A (en) Preparation of 2-aryl-propionic acids by direct coupling utilizing a mixed magnesium halide complex
JPS61122240A (ja) ハロゲン化された3,3‐ジメチル‐5‐ヘキセン‐2‐オンの製造方法
JPS59163345A (ja) α−アリ−ルアルカン酸エステル類の製造法