JPH01241867A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタおよびその製造方法

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JPH01241867A
JPH01241867A JP7144688A JP7144688A JPH01241867A JP H01241867 A JPH01241867 A JP H01241867A JP 7144688 A JP7144688 A JP 7144688A JP 7144688 A JP7144688 A JP 7144688A JP H01241867 A JPH01241867 A JP H01241867A
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JP7144688A
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Yasutomo Kajikawa
靖友 梶川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヘテロ接合バイポーラ1〜ランジスタおよ
びその製造方法に関し、特に熱処理にともなうトランジ
スタ性能の劣化を防止できるようにしたへテロ接合バイ
ポーラ1〜ランジスタおJ:びその製造方法に関する。
〔従来の技術] 第3図は従来のへテロ接合バイポーラトランジスタの一
例を示す断面図である。このトランジスタは、昭和62
年春季応用物理学会講演会予稿集30p−X−10及び
昭和62年電子情報通信学会総合全国大会予稿集No、
 S 5−3に示されたものであり、1枚のマスクでエ
ミッタとその電極、ベース電極および」レクタをセルフ
ァラインで形成するようにしている。
このヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいては、半
絶縁性基板1上にn+−GaASからなるザブコレクタ
層2が形成されている。また、サブコレクタ層2上に、
絶縁領域4aと、この絶縁領域4 aに取り囲まれるよ
うにして形成されたn−−GaASからなる真性コレク
タ領域4bが形成されている。さらに、真性」レクタ領
域4bおよび絶縁領域4a上には、p” −GaAsか
らなるベース層5が形成されるとともに、真性コレクタ
領域4bに対応するベース層50表面領域の一部にN−
Aj!GaASからなるエミッタ層6が形成されている
。さらに、このエミッタ領域6a上には、nl−GaA
Sからなるキャップ領域7aが形成されている。また、
ベース層5の表面領域のうち絶縁領域4aに対応する領
域にはベース電極9が形成されるとともに1、キャップ
領11i7aの上面側には、真性コレクタ領域4bと位
置的に対応してエミッタ電極8が形成されている。なお
、コレクタ電極は従来より周知の方法で形成されるので
、その図示および説明は省略されている。
次に、第3図に示したヘテロ接合バイポーラトランジス
タの製造方法について説明する。第4図は、このトラン
ジスタの製造方法を説明するための図である。
第4図(a)に示すように、半絶縁性基板1上にn”−
GaAsのサブコレクタ層2.n−−QaAsの]レク
タ層4.P” −GaAsのベース1iH5、N−Aj
!GaAsのエミッタ層6およびn+−GaAsのキャ
ップ層7を、順次にエピタ4:シャル成長させる。
ついで、第4図(b)に示すように、写真製版技術など
によりキャップ層7の表面領域の一部にSi Qx層1
0および金属層11からなるダミーエミッタ20を形成
する。このダミーエミッタ20は、コレクタ層4内に形
成しようとする真性コレフタ領域の形成予定領域に対応
する位置に設けられており、ダミーエミッタ20の幅は
第3図に示されたヘテロ接合バイポーラトランジスタの
コレクタ領域4の幅と同一に設定されている。
そして、ダミーエミッタ20をマスクとしてキA7ツプ
層7およびエミッタ層6の一部をベース層5の表面が露
出する」:うにメサエッチングにより除去して、第4図
(C)に示すにうに、残されたキャップ層7およびエミ
ッタ層6でキャップ領域7aおよびエミッタ領1*6a
を形成する。
次に、ダミーエミッタ20をマスクとしてつ■ハの上方
より酸素イオン40を]レクタ層4に注入する。その結
果、コレクタ層4内の領域のうち、ダミーエミッタ20
に対応する領域を除く領域に酸素イオン40が注入され
て絶縁領域4aが形成される(第4図(d))。また、
絶縁領域4aに囲まれたコレクタ層4の領域が真性コレ
クタ領域4bとなる。
次に、第4図(e)に示すように、ベース層5およびダ
ミーエミッタ20上にレジスト12を塗布する。その後
、ドライエツチングによりダミーエミッタ2oの表面が
露出づ−るまでレジスト12の表層部を除去し、表面が
タミーエミッタ20の表面と同一平面上に揃えられたレ
ジスト層12aを形成する(第4図(f))。
次に、第4図(g)に示ず」;うに、ダミーエミッタ2
0.すなわちS i Ox 10および金属層11をエ
ツチングにより選択的に除去して、キャップ領域7aの
上面が露出した凹部15を形成する。
その後、第4図(h)に示すように、ウェハにその上方
よりエミッタ電極用のAu7n等の電極材料8Cを蒸着
させる。そして、リフトオフ法によりレジスト層12と
レジメ1〜層12上に形成された電極材料8Cを除去す
る(第4図(i))。これにより、キャップ領hi!7
a上に残されlこ電極材料8Gでエミッタ電極の一部と
なる電極層8aが形成される。この電極層8aは、真性
コレクタ領域4bと位置的に対応する。
次に、第4図(j)に示すように、ウェハ上にその上方
よりベース電極用の電極材料を蒸着する。
これにより、ベース層5の表面領域のうち電極層8aに
対応する領域を除く領域、言い換えれば絶縁領域4aに
対応する領域にベース電極9が形成される。また、電極
層8a上にベース電極用の電極材料からなる伯の電極層
9aが形成されて、これら電極層3a、9aによりエミ
ッタ電極8が形成される。
以上の工程により得られた従来のへテロ接合バイポーラ
トランジスタは、メサエッチングにより得られるエミッ
タ領域6aを含めて、真性コレクタ領域4b、ベース電
極9およびエミッタ電極8が自己整合により形成される
ので、装置の小型化と高速動作を達成することができる
。すなわち、絶縁領域4aの形成により、ベース層5と
真性コレクタ領域4bとの接触面積が最小化されて、両
者間の接合容量が低減される。また、エミッタ領域6a
とベース電極9間の距離が最小化されてベース抵抗が低
減される。さらに、ベース電極8がキャップ層7aの上
面全体に接合されて、両者間の接触抵抗が低減される。
こうして、高速動作可能なヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタが得られる。
〔発明が解決しようとする課題] 以上のように、従来のへテロ接合バイポーラ1〜ランジ
スタは、ベース−コレクタ間の寄生容量を低減するため
に、第4図(d)に示すように、n−−GaAsのコレ
クタ層4に酸素イオン40を注入して絶縁領域4aを形
成していた。これは]コレクタ層にイオン注入がなされ
ると、イオン注入部分がダメージを受けて絶縁(eされ
るという環条を利用している。しかしながら、イオン注
入により形成された絶縁領域4aの絶縁性能は、一般に
熱処理に対して不安定である。このことは例えば、Cl
auwaert at al、:J、Electroc
hcm、Soc、 vol、+34(1987)l)7
11にも記載されており、熱処理がなされるとイオン注
入により与えられた絶縁領域のダメージが回復されて絶
縁耐力が低下してしまう。したがって、従来のへテロ接
合バイポーラトランジスタにおいては、絶縁領域4a形
成後の工程において各種の熱処理がなされると、絶縁領
域4aの絶縁性が低減されて、ヘテロ接合バイポーラト
ランジスタの特性が劣化するという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、トランジスタの小型化や高速化を達成できる
という自己整合によるメリットを保持しつつ、熱処理に
対してもトランジスタの特性が低下しないヘテロ接合バ
イポーラトランジスタを提供することを目的とする。
〔課題を解決するだめの手段] この発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタは、
非活性の化合物半導体層と、前記化合物半導体層の所定
領域に第1導電型不純物を導入して活性状態に変換する
ことにより形成された第1導電型のコレクタ領域と、前
記化合物半導体層および前記コレクタ領域上に形成され
た第2導電型のベース層と、前記コレクタ領域に対応す
る前記ベース層の表面領域の一部に形成された第1導電
型のエミッタ領域と、前記ベース層の表面領域のうち前
記」レクタ領域に対応づる領域を除いた領域に、前記コ
レクタ領域に対し自己整合されるようにして形成された
ベース電極と、前記エミッタ領域の上面側に、前記コレ
クタ領域に対し自己整合されるようにして形成されたエ
ミッタ電極とを備えている。
また、この発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジス
タの製造方法は、非活性の化合物半導体層上に第2導電
型のベース層および第1導電型のエミッタ層を、順次に
エピタキシャル成長させる第1の工程と、所定位置に開
口を有する第1のレジスト層を前記エミッタ層上に形成
づる第2の■稈と、前記第1のレジスト層をマスクとし
て第1導電型不純物を前記化合物半導体層の前記間口に
対応する領域にイオン注入して活性化させることにより
第1導電型の]レクタ領域を形成する第3の工程と、前
記第3の工程により得られた構造物全体にその上方より
ダミーエミッタ用材料を蒸着づる第4の工程と、前記第
1の工程により前記第1のレジスト層上に蒸着された前
記ダミーエミッタ用材料を前記第1のレジスト層ととも
に除去することにより、前記エミッタ層上に残された前
記ダミーエミッタ用材料でダミーエミッタを形成する第
5の工程と、前記ダミーエミッタをマスクとして前記エ
ミッタ層の一部を前記ベース層が露出するにうにメサエ
ッチングにより除去して、残されたエミッタ層でエミッ
タ領域を形成する第6の工程と、前記第6の工程により
得られた構造物全体にその上方よりベース電極用材料を
蒸着して、前記ベース層の表面領域のうち前記ダミーエ
ミッタに対応する領域を除いた領域に蒸着されたベース
電極用材料でベース電極を形成する第7の工程と、前記
第7の工程により得られた構造物の上面側に塗布された
レジストを用いて、上面が前記ダミーエミッタ上に設け
られたベース電極用材料の上面と同一平面になるように
仕上げられた第2のレジスト層を形成する第8の工程と
、前記第8の工程により得られた構造物から前記ダミー
エミッタと前記ダミーエミッタ上に設けられたベース電
極用材料を除去することにより、前記エミッタ領域の上
面が露出した凹部を形成する第9の■稈と前記第9の工
程により得られた構造物にその上方よりエミッタ電極用
材料を蒸着して、前記凹部内に蒸着されたエミッタ電極
用材料で前記エミッタ領域と接続されるエミッタ電極を
形成する第10の工程と、前記第10の工程により前記
第2のレジスト層上に蒸着された前記エミッタ電極用材
料を前記第2のレジスト層とともに除去する第11の工
程とを含んでいる。
〔作用〕
第1の発明であるヘテロ接合バイポーラトランジスタに
よれば、エミッタ領域を含め、エミッタ電極、ベース電
域およびコレクタ領域が自己整合的に形成されているの
で、トランジスタの小型化および高速化が達成される。
また、コレクタ領域の側方には、非活性の化合物半導体
層による絶縁領域が形成されているので、熱処理に対し
て絶縁性能が低下されることもない。
また、第2の発明であるヘテロ接合バイポーラトランジ
スタの製造方法によれば、非活性の化合物半導体層上に
ベース層およびエミッタ層が順次にエピタキシャル成長
された後、選択的に不純物イオンが化合物半導体層に注
入されることで、コレクタ領域が形成される。したがっ
て、化合物半導体層は熱処理に対して安定であり、コレ
クタ領域の形成後に熱処理が加えられても、化合物半導
体層の絶縁性は低下しない。また、メサエッチングによ
り形成されるエミッタ領域を含め、エミッタ電極、ベー
ス電極およびコレクタ領域が自己整合的に形成されるの
で、トランジスタの小型化および高速化も達成される。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係るヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタの一実施例を示す図である。このへテロ接合バイ
ポーラトランジスタにおいては、半絶縁性基板1上にn
+−GaAsからなるサブコレクタ層2が形成されてお
り、このサブコレクタ層2はその周囲を素子間分離用の
半絶縁領域30により取り囲まれている。また、サブコ
レクタ層2上には、アンドープGaAsからなる半絶縁
領域3aと、この半絶縁領域3aで取り囲まれるように
して真性コレクタ領域3bが形成されている。この真性
コレクタ領1*3bは、アンドープGaASからなる半
導体層にn型不純物をイオン注入して活性化することに
より形成される。さらに、半絶縁領域3aおよび真性コ
レクタ領域3b上には、p”−GaASからなるベース
層5が形成されるとともに、真性コレクタ領域3bに対
応するベース層5の表面領域の一部にN−△AGaAS
からなるエミッタ領域6aが形成されている。さらに、
このエミッタ領域6a上には、n+−GaASからなる
キャップ領域7aが形成されている。
また、ベース層5の表面領域のうち半絶縁領域3aに対
応する領域にはベース電極9が形成されるとともに、キ
ャップ領域7aの上面側には真性コレクタ領域3bと位
置的には対応してエミッタ電極8が形成されている。ま
た、サブコレクタ層2上には、半絶縁領域3aと半絶縁
領域30に囲まれた領域にコレクタ電極31がそれぞれ
形成されている。
次に、第1図に示したヘテロ接合バイポーラトランジス
タの製造方法について説明する。第2図は、このトラン
ジスタの製造方法を説明するための図である。
第2図(a)に示すように、半絶縁性基板1上にn+−
QaAsのサブコレクタ層2.アンドープQaΔSの半
絶縁層3.P“−GaASのベース層5.N−Aj!G
aASのエミッタ層6およびn+−QaAsのキャップ
層7を、順次にエピタキシャル成長させる。
次に、第2図(b)に示すように、所定位置に開口13
aを有Jる第1のレジスト層73をキャップ層7上に形
成する。この開口138は、半絶縁層3内に形成しよう
とする真性コレクタ領域の形成予定領域に対応する位置
に設けられ、開口13aの幅りは、第1図に示す1〜ラ
ンジスタの真性コレクタ領域3bの幅と同じ大きさに設
定される。
そして、1921〜層13をマスクとしてウェハの上方
よりSi等のn型不純物イオン4aを半絶縁層3に注入
する。これにより、半絶縁層3の領域のうち開口13a
に対応する領域に真性コレクタ領域3bが形成される。
そして、半絶縁層3のうち真性コレクタ領域3b以外の
領域は半絶縁領域3aとなる。
次に、第2図(c)に示すにうに、ウェハの上方よりダ
ミーエミッタ用材料であるS i Ox 10を蒸着す
る。その後、リフ1〜オフ法によりレジスト層13およ
びレジスト層13上に蒸着された3i0X10を除去す
る。これにより、第2図(d)に示すように、キャップ
層7上に残された5iOx10でダミーエミッタ20が
形成される。このダミーエミッタ20は、真性コレクタ
領域3bと位置的に対応し、真性コレクタ領域3bと同
じ幅りを有することになる。また、この後、イオン注入
された真性コレクタ領域3bを活性化するためにアニー
ル処理を行う。
次に、ダミーエミッタ20をマスクとしてキャップ層7
およびエミッタ層6の一部をベース層5の表面が露出す
るようにメサエッチングにより除去して、第2図(e)
に示づように、残されたキャップ層7およびエミッタ層
6でキャップ領域7aとエミッタ領域6aを形成する。
次に、ウェハ上にその上方よりベース電極用の電極材料
を蒸着する。これにより、ベース層5の表面領域のうち
ダミーエミッタ20に対応する領域を除く領域、言い換
えれば半絶縁領域3aに対応する領域にベース電極9が
形成される(第2図(f))。また、ダミーエミッタ2
0上にもベース電極用の電極材料からなる蒸着層9aが
形成される。
次に、第2図(g)に示すように、ベース電極9および
蒸着層9a上にレジスト12を塗布する。
その後、ドライエツチングにより蒸着層9aの表面が露
出するまでレジスト12の表層部を除去し、表面が蒸着
層9aの表面と同一平面上に揃えられた第2のレジスト
層12aを形成する(第2図(h))。
次に、第2図(i)に示すように、蒸着層9aおよびダ
ミーエミッタ20をエツチングにより選択的に除去して
キャップ層7aの上面が露出した凹部16を形成する。
その後、ウェハ上にその上方よりエミッタ電極用の電極
材料を蒸着する。これにより、凹部16内にキャップ領
域7と接続されるエミッタ電極8が形成される。このエ
ミッタ電極8は真性コレクタ領域3bと位置的に対応す
る。
また、レジスト層12a上にもエミッタ電極用の電極材
料からなる蒸着層8aが形成される(第2図(j))。
そして、リフトAノ法によりレジスト112aおよびレ
ジスト層12a上の蒸@層8aを除去するく第2図(k
))。
この後、従来より周知の手法を用いて、第1図に示され
るコレクタ電極31および半絶縁領域30が形成される
。例えば、コレクタ電極形成予定領域をサブコレクタ層
2に達するまで選択的にエツチング除去した上で、コレ
クタ電極31を形成する。また、ボロン原子をイオン注
入することにより、電極間分離用の半絶縁層130を形
成するく第1図)。
第1図に示す構成と第3図に示す従来の構成との相違点
は、コレクタとベースとの接合容量を低減するために、
従来ではコレクタ層4にイオン注入を行い絶縁領域4a
を形成しているのに対し、本発明ではまず半絶縁層3を
形成し、その半絶縁層3にイオン注入することによりコ
レクタ領域3bを形成している点であって、画構成とも
自己整合によりトランジスタが形成されている点では共
通している。
したがって、第1図に示す本発明に係るペテロ接合バイ
ポーラトランジスタは、従来のものと同様に、トランジ
スタの小型化および高速化を達成できる等の自己整合に
よるメリットを有する。また、半絶縁領域3aは熱処理
に対して安定であり、真性コレクタ領1*3bの形成後
に熱処理が加えられても、半絶縁領域3aの絶縁性は劣
化しないので、熱処理に対するトランジスタの特性の劣
化が防止される。
なお、上記実施例のキャップ領域7aは、エミッタ電極
8との間でオーミック接触を得るためのものであるため
必ずしも必要なものではなく、省略されてもよい。
また、上記実施例では半絶縁層3がGaAs系の化合物
半導体層により形成されているが、他の系の化合物半導
体層により形成されてもよいことは言うまでもない。
また、トランジスタの極性も特に限定されずpnpタイ
プのへテロ接合バイポーラトランジスタであってもよい
また、上記実施例では半絶縁性基板1上に1つのトラン
ジスタを製造する場合のそのトランジスタの構造および
その製造方法について説明したが、複数のトランジスタ
を同時に製造する場合についても上記と同様にして製造
することができる。
〔発明の効果〕
以上のように、第1の発明であるペテロ接合バイポーラ
トランジスタによれば、エミッタ領域を含め、エミッタ
電極、ベース電域およびコレクタ領域が自己整合的に形
成されているので、トランジスタの小型化および高速化
が達成される。また、コレクタ領域の側方には、非活性
の化合物半導体層による絶縁領域が形成されているので
、熱処理に対して絶縁性能が低下されることもない。
また、第2の発明であるヘテ【コ接合バイポーラ1〜ラ
ンジスタの製造方法によれば、ジ1活性の化合物半導体
層上にベース層およびエミッタ層が順次にエピタキシャ
ル成長された後、選択的に不純物イオンが化合物半導体
層に注入されることで、コレクタ領域が形成される。し
たがって、化合物半導体層は熱処理に対して安定であり
、コレクタ領域の形成後に熱処理が加えられても、化合
物半導体層の絶縁性は低下しない。また、メ勺エツヂン
グにより形成されるエミッタ領域を含め、エミッタ電極
、ベース電極および]レクタ領域が自己整合的に形成さ
れるので、トランジスタの小型化および高速化し達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジ
スタの一実施例を示す図、第2図は第1図に示すヘテロ
接合バイポーラトランジスタの製造方法を示す図、第3
図は従来のへテロ接合バイポーラトランジスタの一実施
例を示づ一図、第4図は第3図に示すヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタの製造方法を示す図である。 図において、3は半絶縁層、3aは半絶縁領域、3bは
真性コレクタ領域、5はベース層、6Cまエミッタ層、
6aはエミッタ領域、8はエミッタ電極、9はベース電
極、10はS i Ox層、13Iよレジスト層、13
aは開口、20はダミーエミッタ、41はn型不純物イ
オンである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人   大  岩  増  雄 (N        \丁 U) \す N F− ■L/′)ぐへ− ■    マ rr3            m 「       N

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非活性の化合物半導体層と、 前記化合物半導体層の所定領域に第1導電型不純物を導
    入して活性状態に変換することにより形成された第1導
    電型のコレクタ領域と、 前記化合物半導体層および前記コレクタ領域上に形成さ
    れた第2導電型のベース層と、 前記コレクタ領域に対応する前記ベース層の表面領域の
    一部に形成された第1導電型のエミッタ領域と、 前記ベース層の表面領域のうち前記コレクタ領域に対応
    する領域を除いた領域に、前記コレクタ領域に対し自己
    整合されるようにして形成されたベース電極と、 前記エミッタ領域の上面側に、前記コレクタ領域に対し
    自己整合されるようにして形成されたエミッタ電極とを
    備えたヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  2. (2)非活性の化合物半導体層上に第2導電型のベース
    層および第1導電型のエミッタ層を、順次にエピタキシ
    ャル成長させる第1の工程と、所定位置に開口を有する
    第1のレジスト層を前記エミッタ層上に形成する第2の
    工程と、 前記第1のレジスト層をマスクとして第1導電型不純物
    を前記化合物半導体層の前記開口に対応する領域にイオ
    ン注入して活性化させることにより第1導電型のコレク
    タ領域を形成する第3の工程と、 前記第3の工程により得られた構造物全体にその上方よ
    りダミーエミッタ用材料を蒸着する第4の工程と、 前記第4の工程により前記第1のレジスト層上に蒸着さ
    れた前記ダミーエミッタ用材料を前記第1のレジスト層
    とともに除去することにより、前記エミッタ層上に残さ
    れた前記ダミーエミッタ用材料でダミーエミッタを形成
    する第5の工程と、前記ダミーエミッタをマスクとして
    前記エミッタ層の一部を前記ベース層が露出するように
    メサエッチングにより除去して、残されたエミッタ層で
    エミッタ領域を形成する第6の工程と、 前記第6の工程により得られた構造物全体にその上方よ
    りベース電極用材料を蒸着して、前記ベース層の表面領
    域のうち前記ダミーエミッタに対応する領域を除いた領
    域に蒸着されたベース電極用材料でベース電極を形成す
    る第7の工程と、前記第7の工程により得られた構造物
    の上面側に塗布されたレジストを用いて、上面が前記ダ
    ミーエミッタ上に設けられたベース電極用材料の上面と
    同一平面になるように仕上げられた第2のレジスト層を
    形成する第8の工程と、 前記第8の工程により得られた構造物から前記ダミーエ
    ミッタと前記ダミーエミッタ上に設けられたベース電極
    用材料を除去することにより、前記エミッタ領域の上面
    が露出した凹部を形成する第9の工程と、 前記第9の工程により得られた構造物にその上方よりエ
    ミッタ電極用材料を蒸着して、前記凹部内に蒸着された
    エミッタ電極用材料で前記エミッタ領域と接続されるエ
    ミッタ電極を形成する第10の工程と、 前記第10の工程により前記第2のレジスト層上に蒸着
    された前記エミッタ電極用材料を前記第2のレジスト層
    とともに除去する第11の工程とを含むヘテロ接合バイ
    ポーラトランジスタの製造方法。
JP7144688A 1988-03-23 1988-03-23 ヘテロ接合バイポーラトランジスタおよびその製造方法 Pending JPH01241867A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5194403A (en) * 1990-10-09 1993-03-16 Thomson-Csf Method for the making of the electrode metallizations of a transistor
US5525817A (en) * 1992-10-16 1996-06-11 Texas Instruments Incorporated Bipolar transistor
US5640025A (en) * 1995-12-01 1997-06-17 Motorola High frequency semiconductor transistor
KR100296706B1 (ko) * 1997-11-29 2001-08-07 오길록 에미터 상층 구조 이종접합 쌍극자 트랜지스터의 제조 방법

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