JPH0124092Y2 - - Google Patents

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JPH0124092Y2
JPH0124092Y2 JP1986122510U JP12251086U JPH0124092Y2 JP H0124092 Y2 JPH0124092 Y2 JP H0124092Y2 JP 1986122510 U JP1986122510 U JP 1986122510U JP 12251086 U JP12251086 U JP 12251086U JP H0124092 Y2 JPH0124092 Y2 JP H0124092Y2
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obi
kimono
belt
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garment
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上衣と下衣および帯とからなる二部
式着物に係り、より詳細には、簡易に帯締めでき
ると共に着付けをした際に、背面より見た場合、
通常の上着若しくは羽織を着用しているかのよう
に見える二部式着物に関する。
〔考案の技術的背景〕
通常の長着の着物、特に女物の長着の着物は、
その着付けが大変難しいため、自分自身で着物の
着付けのできる女性が少ない。
そこで、着付けを容易にするために、今日で
は、二部式着物が提供されている。すなわち、上
衣と、巻きスカート状の下衣および帯とよりな
り、その着方を簡単にしている。
しかし、上記従来の二部式着物においては、着
物の着方は簡単になつても、帯の結び方は、通常
の長着と変わらないので、現実的には、着付けし
難いものであつた。
ところで、今日、一般的に用いられている帯と
しては、幅68cm位を二つ折りにして仕上げた丸
帯、帯の両側を別布で仕上げた腹合帯、昼夜帯、
鯨帯とも言われる合わせ帯(両面帯)、袋織で輪
に織つた袋帯、および一枚織の単帯がある。そし
て、これらの帯を用いて着物を着付けるに当た
り、その結び方が難しいため自分自身で結べない
人が多くいるのが実情である。また、該帯で着付
けをした場合、夏期においては、単帯を除き、身
体の圧迫により暑苦しさを感じさせる等の問題が
ある。
そこで、従来より、このような問題を解決しよ
うとした帯に、結び部分を他の部分に比べてその
幅を狭くした名古屋帯や、単帯の両端に別布を設
けた軽装帯等が改良・使用されている。
しかし、該改良された名古屋帯や軽装帯は、帯
自体を結び易くしているものの帯全体の長さが、
3m程度あり、該帯を結ぶ場合、二重、三重に巻
いて結ばなければならず、帯締めをした時に帯下
線と帯上線とが均一に締まり、帯上線の内側に結
んだ別布(帯揚)を入れることが難しく、これを
入れようとすると結んだ帯がずれたりして体裁が
悪くなる等の問題を有している。
本考案は、以上のような問題点に対処して創案
したものであつて、その目的とするところは、帯
の結び方を簡単にする、換言すれば、着付けを容
易にした二部式着物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
そして、上記目的を達成するための手段として
の二部式着物は、上衣と下衣および帯とを有する
二部式着物において、該上衣として、その両脇部
の身八つ口のそれぞれを帯幅より広くしたものを
用い、また、帯として、上記上衣の両脇部分の身
八つ口間隔ないし胴廻り長さ間の任意の長さの帯
片の両端に別布を取着したものを用いてなる構成
としたものである。
ここで、上記構成において、通常、帯片は丸帯
または単帯であり、該帯片と別布との幅とが略同
じである構成のものが好ましい。
そして、上記構成の二部式着物は、巻きスカー
トを着用するようにして下衣を着けた後、上衣を
着け、帯片を前にして左右の身八つ口から上衣の
内部に別布をそれぞれ巻き回して帯上線で締める
と帯下線が締まり、帯の上部が緩み、楽に着付け
ができるように作用する。
なお、簡易帯を構成する帯の両端は背中部分に
位置するが、上衣の内側に位置するので外部より
見えず、また、外側に出して結ぶ場合は太鼓帯を
背中に着けるため外部より見えない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化し
た実施例について説明する。
ここに、第1〜4図は、本考案の実施例を示
し、第1図は二部式着物における帯の一部を省略
した平面図、第2〜4図は上衣の部分正面図およ
び部分背面図、第3図の下衣の展開図、第4図は
太鼓帯の展開正面図である。
本実施例の二部式着物は、従来の二部式着物と
同様に、簡易帯1と上衣および下衣3の三つの部
分よりなる。
簡易帯1は、該帯を結ぶ人の胴廻りよりやや短
い長さの帯片4の両端5に該帯片4に比べて薄
く、かつ結び易い別布6を取着した構成よりなつ
ている。ここで、帯片4の幅は、一般的に用いら
れている単帯と同じように34cm程度であり、ま
た、別布6は帯片4と略同じ幅の布片を用いて該
帯片4の両端5に縫い着けられ、その長さは50cm
程度である。
上衣2は、掛け襟部7、襟部8、裏襟部9、袖
部10、前身ごろ11、後身ごろ12、おはしよ
り部13、前幅14、背縫い15、脇縫い16な
どの部分よりなり、本実施例では、身八つ口1
8,18をそれぞれおはしより部13付近まで延
長19,19してあつて、袖つけ20,20より
若干下位に、すなわち、後身ごろの身八つ口の上
端部にタツク21,21を取り、その膨らみによ
つて着用の際に着やすいようにしてある。また、
後身ごろの下端部にタツク22,22をとり、裾
を絞めることにより背中の膨らみをもたせるよう
にしている。また、襟8の下端は、着用したとき
に水平となるように襟を下方に延長し、該延長端
部と衽とを結ぶ三角形状の個所を形成するように
している。また、該身八つ口18,18を上衣の
下端まで形成した構成とし、下端部分をボタンや
フアスナー等で止めた構成としてもよい。
下衣3は、展開状態において上端縁両側部が二
段傾斜状23,23,24,24とした構成とし
てある。そして該二段傾斜状23,23,24,
24を含む上端縁部分にベルト部分25を形成
し、ギヤザースカート状となしてある。該ベルト
部分25には雌雄ホツク26,26が取りつけて
あり、ベルト部分25には部分的にゴム製伸縮部
材27が縫い込まれてベルト部分25が形成され
ていて、別途ベルトや紐を用いなくてもよいよう
にしてある。また、ベルト部分25に接する下側
の背すじの左右個所にはそれぞれタツクが設けら
れ、一方のタツクは他方のタツクより若干背すじ
側に位置している。さらに、ベルト部分25は必
要に応じて、二本のゴムベルト25aを部分的に
配設し、該ゴムベルト25aのそれぞれ一端を固
定し、他端が自由端とされて外側に表出し、その
表出端部をボタン止め等で止めることができるよ
うにし、そのベルト部分25の長さ(伸縮量)が
調節できるようにしてもよい。これは、着付けし
た時、身体に適合させると共に、仕舞う時にベル
ト部分25の全横幅を下衣の横幅と同じ状態にし
ておくことにより皺が生じるのを防止することを
考慮したものである。
続いて、以上の構成に基づき、本実施例の作用
について説明する。
まず、巻きスカートをはく要領で下衣3を着け
た後、襟部8をV字状に交差させて上衣2を着
け、簡易帯1により着付けをする。
すなわち、簡易帯1の帯片4を腹部に当てがつ
て別布6,6をそれぞれ両手で身八つ口12,1
2の延長部分13,13から上衣10の内部に入
れて胴の後がわに巻き回し、腹部の帯片4の上部
に持つてきて結び、帯上線で締めると帯下線が締
まつて帯片4の上部が緩み、楽に着付けができる
ように作用する。そして、簡易帯1を構成する帯
片4の両端5は背中部分に位置するが、上衣の内
側に位置するので外部より見えず、また、外側に
出して結ぶ場合は太鼓帯を背中に着けるため外部
より見えない。
また、第4図に示すような簡易太鼓帯を用いる
場合は、身八つ口18,18の延長部分19,1
9に設けたスライドフアスナー(図示せず)を閉
めた上で、縦長帯28の折り返し面29aを折り
返し部aにより裏方向に折り返して太鼓面29b
が表面にでるようにすると共に折り返し部bによ
り垂れ部30が太鼓面29bに連続するように折
り返しホツクや面フアスナー31で固定したあと
(固定部は太鼓に隠れて見えないようになつてい
る)、帯の手32の紐通し33に帯紐34を通し、
続いて該帯の手32を表面側に折り曲げて太鼓面
29bの内側に押し入れる。次ぎに、前記簡易帯
1の別布6を上衣2の前後ともに上から結んで太
鼓帯を形成し、該帯の上部に帯枕、帯上げ用布
(帯上げ)を入れ、帯の手の内部の帯締通しに帯
締を通して背中につけ、通常の帯と同様の外観を
有する。
なお、上述した実施例においては、簡易帯の帯
片の長さを胴廻りよりやや短い単帯を用いたもの
で説明したが、該帯片としては二部式着物の上衣
の左右の身八つ口間の長さ、若しくは該身八つ口
間の長さ乃至胴廻りの長さの範囲内の長さのもの
であればよい。これは、該長さとすることで、帯
片同士が重なることがないので、ずれ等のおそれ
をなくすることを考慮したものである。
また、帯片として単帯の他に二重帯を用いても
よいことは明らかである。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるも
のでなく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できるものを含むことは明らかである。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、本考案の二部
式着物によれば、上衣の身八つ口をおはしより部
方向に延長した構成とし、かつ帯を身八つ口内に
通すことがてきるようにしているので、帯自体の
簡単に結ぶことができ、目的に応じた着付けが容
易に行えるという効果を有する。
また、本考案の二部式着物によれば、帯片が長
くても胴廻り以下の長さであるので、帯を結ぶと
き、帯片が重なることがないので、締めた帯片の
ずれ等が生じるおそれがなくなるという効果を有
し、さらに、帯片を前にして背中部分より別布を
それぞれ巻き回して帯上線で締めると帯下線が締
まり、帯の上部を緩めることができるので、着物
の着付けが容易に行えるようになるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は二部式着物における帯の一部を省略し
た平面図、第2〜4図は上衣の部分正面図および
部分背面図、第3図の下衣の展開図、第4図は太
鼓帯の展開正面図である。 1……簡易帯、2……上衣、3……下衣、4…
…帯片、5……両端、6……別布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上衣と下衣および帯とを有する二部式着物に
    おいて、該上衣として、その両脇部の身八つ口
    のそれぞれを帯幅より広くしたものを用い、ま
    た、帯として、上記上衣の両脇部分の身八つ口
    間隔ないし胴廻り長さ間の任意の長さの帯片の
    両端に別布を取着したものを用いていることを
    特徴とする二部式着物。 (2) 帯片が、丸帯または単帯である実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の二部式着物。 (3) 帯片と、別布との幅が同じである実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の二部式着物。
JP1986122510U 1986-08-10 1986-08-10 Expired JPH0124092Y2 (ja)

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JPS6330313U JPS6330313U (ja) 1988-02-27
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