JPH01239294A

JPH01239294A - 長方形桁埋設用の刃口体

Info

Publication number: JPH01239294A
Application number: JP21417787A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Matsubara; 一成松原
Original assignee: NIPPON KEEMOO KOJI KK
Current assignee: NIPPON KEEMOO KOJI KK
Priority date: 1987-08-29
Filing date: 1987-08-29
Publication date: 1989-09-25
Also published as: JPH0433960B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は地中構造物構築用の長方形断面の桁を能率よ
く埋設できるようにした刃口体に関する。

（従来の技術）鉄道および道路下または既設建物下に地中構造物を構築
するに当たり、最近では工場生産された一定長さの（５
ｍ〜１０ｍ程度）のコンクリート桁を掘削推進機の前側
にセットして、これを直接、目的構造物の輪郭に沿わせ
て地中に並列圧入し、次いで内側の土砂を掘削排除し、
並列圧入したコンクリート桁群な施工時の防護工とする
ばかりでなく、地中構造物そのものとして使用するよう
にしている。

そして、コンクリート桁の埋設に当たっては、第６図イ
、口のように掘削推進機（図示せず）Ｋ連結したスクリ
ューオーガａの前端にパドル状またはデスク状のカッタ
Ｃを取付ける一方、コンクリート桁すの前端には刃口管
ｄを装着し、スクリューオーガａをコンクリート桁すの
中心通孔内に嵌挿すると共にカッタＣを刃口管ｄ内に位
置させ、スクリューオーガａを回転させつつ前進させ、
カッタＣで前面土砂を掘削しながらコンクリート桁すを
地中に圧入している。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、上記従来の装置では、中心のスクリューオー
ガの前端に取付けたカッタで専ら前面の地盤を掘削する
ので、圧入すべき三ンクリート桁およびこれを誘導する
刃口管の大きさおよび形体はカッタの大きさに制約され
、カッタの長さ（直径）に見合った大きさの正方形また
は円形のものが一般で、したがって、コンクリート桁の
埋設本数が多（施工時間も長くなるが、これを低減すべ
く横長または縦長な長方形断面の刃口を用いたとすると
カッタで処理できない掘り残しの部分が多くなって同形
のコンクリート桁を容易に圧入できない難点がある。

そこで、この発明はこれまでよりも大きな長方形断面の
コンクリート桁または鋼製の箱桁でも容易、確実に地中
に埋設することができ、施工時間と工事費を低減できる
ようにした長方形桁埋設用の刃口体を提供することを目
的としている。

（問題点を解決するための手段ならびに作用）上記目的
のもとにこの発明は、長方形桁埋設用の刃口体として、
長方形状をなし前後が解放された箱状体の内側前部に掘
削土砂を中央に寄せるように左右においてらせん羽根の
方向を異ならせたスクリューカッタを推進機に連結され
るスクリューオーガの軸線に直交させて回転自在に架設
し、上記箱状体の内側後部には中央開口を有する仕切壁
と開口に向って収れんする内部壁を設け、上記スクリュ
ーカッタをスクリューオーガまたは他の原動機により回
転させて前面の土砂を掘削するようにしたことを特徴と
するものである。

そして、刃口体の後側開放部に長方形断面のコンクリー
ト桁または鋼製箱桁を連結し、スクリューオーガを回転
しつつ長方形桁と共に推進させ、かつ伝動機構を介しス
クリューカッタを回転させれば、オーガ軸と直交するス
クリューカッタにより刃口体前面の土砂が掘り崩され、
掘り崩された土砂は各らせん羽根により中央に寄せられ
かつ内部壁の傾きにより【後部開口に移動させられ、そ
の開口からスクリューオーガにより長方形桁の中心孔を
通じて排除され、それに対応して長方形桁が地中に圧入
される。

（実施例）第１図ないし第３図はこの発明の実施例を示すものであ
り、１は横長な長方形状をなし正面および背面が解放さ
れた箱状の刃口体であって、その内側前半の中央部には
前面に山状の剣先２ａを取付けたギヤボックス２が後述
するスクリューオーガ１３の軸線に沿って配設され、型
材９を介して刃口体１の上下壁に固着されており、この
ギアボックス２の両側壁と刃口体１０両側壁との間には
左右で対をなすスクリューカッタ３．３′と４．４′が
オーガ１３の軸線に直交して上下二段に回転可能に配設
されている。

左右上下のスクリューカッタ３．３′、４．４′は心細
３ａ、３ａ’、４ａ、４ａ’とその周面に設けられたら
せん羽根３ｂ、３　ｂ’、４ｂ、４　ｂ’からなり、各
らせん羽根３ｂ、３ｂ’、４ｂ、４ｂ’の周囲部には多
くの照合金製のピッ）３ｃ、３ｃ’へ４ｃ、４ｃ’が取付けられ、また、左右のらせん羽根３
ｂと３　ｂ’および４ｂと４　ｂ’はそれぞれらせんの
方向を異にしていて掘削土砂を中央にかき寄せるように
なされており、そして、各心細３ａ、３　ａ’および４
ａ、４ａ’の外端には第４図イのように角形部と円形部
からなる短軸５がそれぞれ一体回転するように取付けら
れ、それらの短軸５は外側の軸受部材６ａを介し刃口体
１の側壁に回転可能に支持され、一方、左右の心細３ａ
と３　ａ’および４ａと４　ａ’の各内端は、それぞれ
第４図口のように両側が角形部をなし中央が円形部をな
してそこに所要直径のウオームホイール８をキー止めし
、かつこのウオームホイール８をギヤボックス２中に位
置させてボックス２を貫通する中間軸７により一体回転
するように連結され、内側の軸受部材６ｂを介し【ギヤ
ボックス２に回転可能に支持されている。

スクリューオーガ３ａ、３ａ’および４ａ、４ａ’に対
する上述の支持構造は製作し易く組立てに便利なもので
あるが、これは−例であり、各外端には短軸５を設ける
ことなく直接心細を軸受部材６ａに回転可能に支持させ
るようにしてもよく、また、内端も中間軸７で連結する
ことなく左右の心細３ａ、３ａ’または４ａ、４ａ’を
一つにしてこれをギヤボックス２に貫通支持させ、中央
にウオームホイール８を取付けるようにしてもよい。

上記ギヤボックス２の内側中央には、第３図のように一
つのウオーム１０が前後の軸線に沿いかつ角形の軸端を
ボックス後壁から突出させて回転可能に軸支され、上下
のスクリューカッタのウオームホイール８Ｋかみ合って
いる。

一方、刃口体１内にはギヤボックス２の後側罠おいてス
クリューオーガ１３の挿通と土砂の排出を兼ねた開口１
１ａを備えた仕切壁１１が設けられると共に開口１１ａ
に向って収れんする内部壁１２が設けられている。

上記構成のもとに、コンクリート桁の埋設に当たっては
、刃口体２の背面解放部に刃口体２の形体に見合った長
方形断面で一定長さのコンクリート桁１５の先端を嵌合
させて固定し、それと同時にコンクリート桁１５の中心
孔１５ａ内に挿通したスクリューオーガ１３の軸先端を
ギヤボックス２から突出しているウオーム１０の軸端に
嵌挿連結する。尤も第３図ではウオーム１０とスクリュ
ーオーガ１３との間に直径の大きならせん羽根１３′を
介在させたが、これはスクリューオーガ１３と一体にす
るかまたは省略する場合もある。

かくて、通常のように出発竪坑内にセットした推進機に
よりスクリューオーガ１３を回転させながらオーガ１３
およびコンクリート桁１５を一定速度で地中に推進させ
る。

このようなスクリューオーガ１３およびコンクリート桁
１５の推進により、ギヤボックス前面の剣先７および刃
口体１の周囲刃先が地中に（い込むと同時に、スクリュ
ーオーガ１３の回転がその前端に連結されたウオーム１
０によりこれにかみ合う上下のウオームホイール８に伝
達され、左右上下のスクリューカッタ３．３′、４．４
′が同方向に同一速度で回転することになり、各らせん
羽根３ｂ、３ｂ’、４ｂ、４ｂ’の周囲部に固着された
ビット３Ｃ１３ｃ’、４ｅ、４ｃ’によって前面の土砂
を掘り崩し、掘り崩された土砂はらせん羽根３ｂ、３ｂ
’、４ｂ、４ｂ’によって中央部にかき寄せられかつ中
心部に収れんする内部壁１２によって中央開口１１ａ側
に移動させられ、スクリューオーガ１３のらせん羽根の
作用で開口１１ａからコンクリート桁１５の中心孔１５
ａを通り抜けて出発竪坑中に排除され、それに対応して
コンクリート桁１５が、１ｌｆｉ次に地中に出入されて
いく。

その際、先端の刃口体１内には左右に伸びるスクリュー
カッタ３ａ、３ａ’、４ａ、４ａ’が上下二段に配設さ
れているので、刃口体１の前面の土砂を掘り残しを作る
ことなく隅々まで掘り崩すことができ、また、各部に平
均して推力が加わるので刃口体１が曲がることがない。

このようにして、所要数のコンクリート桁１５を横方向
に並列正大した後に、その下側左端部および右端部にお
いては横長な刃口体１およびコンクリート桁１５を９０
度回転させ【縦長な状態にして地中に順次に圧入し、そ
の後において内側の土砂を掘削排除することにより第５
図のような地中コンクリート構造物Ａが構築される。

なお、上述の例では長方形断面の二１ンクリート桁を埋
設する場合について説明したが、本発明はこれに限らず
鋼製の箱桁の埋設にも適用できるものである。

また、スクリューカッタは上述のように上下二段とすれ
ばバランスがとれて好ましいが、これに限らず一段とし
ても差支えなく、ぞして、スクリューカッタに対する回
転動力はオーガ軸とは別にモータ内蔵のギヤボックスを
刃口体の側部に配設して伝達させるようにしてもよい。

（発明の効果）以上のようにこの発明では、コンクリートおよび鋼製桁
埋設用の刃口体を長方形で前後の解放された箱状体とな
し、その内側前部に左右においてらせん羽根の方向を異
ならせたスクリューカッタを推進機に連結されるスクリ
ューカッタの軸線に直交させて架設し、また、内側後部
には中央開口を有する仕切壁と開口に向って収れんする
内部壁を設け、スクリューカッタをスクリューオーガま
たは他の原動機で回転させて、刃口体前面の土砂を中央
に集め、これを後方に送るようにしたので、スクリュー
カッタにより刃口体前面の土砂を掘り残しを生じること
なく隅々まで確実に掘削することができ、かつその掘削
土砂を滞ることなく後方に誘導することができ、したが
って、これまでの正方形または円形断面の桁よりも大き
な長方形断面の桁を容易、円滑に埋設することができ、
それだけ長方形格の埋設本数が少なくなり、材料費と施
工時間を著しく低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る刃口体の斜視図。Ｗ、２図はその正面図。第３図はスクリューオーガおよびコンクリート桁を取付
けた状態の断面図。第４図イ、口はそれぞれ短軸および中間軸の斜視図。第５図は本発明の刃口体を用いて構築した地中構造物の
正面図。第６図イは従来の刃口管を用いたコンクリート桁の圧入
状態の側面図。同　開口はその正面図。図中、１・・・・・・・・・・・・刃　　口　　体　　２・・
・・・・・・・・・・ギヤボックス２ａ・・・・・・・
・・剣　　　　　　先　　入工瓜４′−・・スクリュー
カッタ３ａ、　３ａ：　４ａ、４ａ’　−・−心　　　
軸　　３ｔ％３ｂ’、　４ｂ、　４ｂ’・ｇ７ｔん＝ｍ
３ζ３ｃ’、４ｃ％４Ｃ’・・・ピッ　ト　　５・・・
・・・・・・・・・短　　　　　軸７−・・・・・・・
・・・中　　ｆ＆Ｑ　　　軸　　８・・・・・・・・・
・・・ウオームホイール１０・−・・・・−ウオーム　
１１・・・・・・・・・仕　切壁１１ａ・−・−開　　
　口　１２・・・・・・・・・内　Ｓ　壁１３・・・・
・・・・・スクリューオーガ　１５・−・・・　コンク
リート桁特許出願人　日本ケーモーエ早株式会社代　理
　人　　真　　１）　真　　− ｍ０停　　第３図Ｃ４ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ロン第
５図第６図（４〕　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　ｒロノ手　続　補　正　書　（方式）　　　　　６
％式％１、“外性の表示昭和６２年　特　許　願　第２１４１７７号２、発Ｉｌ
ｊの名称長方形桁埋設用の刃口体３、補正をする者・ｈ件との関係　　　　特許出願人住　所　　　東京都港区東新橋１丁目２番ｌＯ号名　称
　　　　　日本ケーモー工事株式会社代表者　松　本　
正　毅４、代理人住　所　　　東京都港区ｔｆ＋橘６丁目ｌＯ番３号［有
］；／′ ５、補正命令のｌ］付、補正の対象図　　面　（第４図の図番）、補正の内容別紙のとおり（補正の対ｆｊＶ外内容に変更なし）

Claims

【特許請求の範囲】

長方形状をなし前後が解放された箱状体の内側前部に掘
削土砂を中央に寄せるように左右においてらせん羽根の
方向を異ならせたスクリューカッタを推進機に連結され
るスクリユーオーガの軸線に直交させて回転自在に架設
し、上記箱状体の内側後部には中央開口を有する仕切壁
と開口に向つて収れんする内部壁を設け、上記スクリユ
ーカツタをスクリユーオーガまたは他の原動機により回
転させて前面の土砂を掘削するようにしたことを特徴と
する長方形桁埋設用の刃口体。