JPH01237107A - 水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法 - Google Patents

水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法

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JPH01237107A
JPH01237107A JP32209887A JP32209887A JPH01237107A JP H01237107 A JPH01237107 A JP H01237107A JP 32209887 A JP32209887 A JP 32209887A JP 32209887 A JP32209887 A JP 32209887A JP H01237107 A JPH01237107 A JP H01237107A
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resin plate
resin
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water
bowl
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Taiji Nakagawa
泰治 中川
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R P TOUPURA KK
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明はいわゆる人工大理石型のボウル、とくに洗面ボ
ウル、カウンタ付き洗面ボウル、カウンタ付きシンクな
どの製法に関する。
なお本明細書にいう「人工大理石」とは、無機質の粒子
を充填材として含有する注を用樹脂を型内で重合固化さ
せたものをいう。
[従来の技術] 一般的には洗面ボウルは陶器で製造されており、その陶
器製の洗面ボウルを人工大理石型などのカウンタ材と組
み合わせてボウルカウンタが構成される。そのような陶
器製の洗面ボウルには、使用者の手前側の立ち上がり部
に水のはねかえりを防ぐためのへこみ、またはそれに水
面の高さを一定以内に保つための貫通孔を加えた水返し
部か設けられている。
一方、近時住生活の高級化志向に伴ない、人工大珪石製
の洗面ボウルおよびカウンタのトップと洗面ボウルとを
人工大理石で一体に形成したカウンタ付き洗面ボウルが
脚光を浴びている。
そのような人工大理石製のボウルに前述の水返し部を設
けるには、型を割り型にする必要があり、割り型のパー
ティングラインが製品の表面に残る。したがって後工程
で平滑に仕上げるなど繁雑な作業を伴なうほか、仕上部
の外観が他と異なることになるので、従来は水返し部を
有する人工大理石製のボウルはまったく製造されていな
い。そのため従来の人工大理石製のボウルは、水道の蛇
口を急に開いたばあいなどの水圧による水のはねかえり
、あるいは使用時の水のはねかえりで衣服を濡らすなど
の問題がある。
なお陶器製のカウンタ付きボウルは製作後の歪(とくに
反り)が大きいので製作が困難なうえ、高価であるとい
う問題がある。
本発明はかかる従来の問題を解消し、水返し部を有する
人工大理石製のボウルを簡単に、かつ安価に製造する方
法を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明の水返し部ををする人工大理石製ボウルの製法は
、熱可塑性樹脂板を水返し部を有するボウルの形状に熱
成形し、該熱成形された樹脂板を水返し部を有しないボ
ウル用の雄型のコア部上に被せ、前記雄型と雌型とをセ
ットしてその内部に充填材含有の注型用樹脂材料を注入
し、該樹脂材料が重合固化した後に離型し、ついで成型
された製品から樹脂板をその弾力性を利用してとりはず
すことを特徴としている。
なお水返し部のアンダーカットが大きいばあいは、前記
製品から樹脂板をとりはずすときに、水返し部に相当す
る樹脂板のアンダーカット部を樹脂板の変形温度以上に
加熱して離脱しやすいようにするのが好ましい。
[作 用] 本発明の製法により人工大理石製のボウルを成形すると
きは、型のコア部自体は通常の水返し部のないボウル成
形用のアンダーカット部のないものを使用しているので
型と製品の離型は容易である。
また熱可塑性樹脂の熱成形品は製品のアンダーカットが
小さいばあいはそのまま弾性変形させながら抜きとるこ
とができ、そのまま再使用することができる。アンダー
カットが大きいばあいは、熱成形品の変形温度以上にア
ンダーカット部を加熱する。そのようにすると熱成形品
はいわば形状記憶効果に基づいて成形前の状態、すなわ
ち板状に戻ろうとする。そのため離脱可能な状態まで変
形を戻したうえでボウルから抜きとると、きわめて簡単
に抜きとることができる。そのばあいは抜きとった熱成
形品を再び加熱成形することにより、再度利用すること
ができる。
なお一般的には通常の型のばあいと同じように、熱成形
品の表面に離型剤を塗布しておき、熱成形品とボウルと
の分離を容易にするのが好ましい。
[実施例] つぎに図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の製法における注型工程の一実施例を示
す断面図、第2図は第1図に示す樹脂板と製品との分離
工程の説明図、第3図および第4図はそれぞれ本発明の
製法における分離工程および復元工程の一実施例を示す
説明図である。
第1図に示す注型工程において(1)は雄型(A)のベ
ースであり、(2)はベース(1)上に固着されたコア
部である。コア部(2)は図面上で下方にいくにしたが
って水平方向の断面積が広がるような形状であり、いわ
ゆるアンダーカット部を存しない。第1図の(B)は前
記雄型と対応する雌型であり、その内面も下方にいくに
したがって水平方向の断面積が広がるようになっている
雄型(八)の上面にはあらかじめ雄型とほぼ密着するよ
うに熱成形された樹脂板(3)が配置されている。樹脂
板(3)にはアンダーカットの水返し部(4)が設けら
れている。
そのような樹脂板(3)は、たとえばスチロール樹脂、
ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、トランス−ポリイソプ
レン、ポリノルボルネンなどの熱可塑性樹脂のシート材
で厚さが1〜3mm程度(通常は2關前後)のものを熱
成形したものである。
熱成形に用いられる型としては、最終的に成形されるボ
ウルの内面と同形状の内面を備えた雌型、すなわち水返
し部を有する雌型を用いることができる。なお水返し部
のアンダーカットか大きいばあいは割り型が使用され、
真空成形、圧空成形などの熱成形方法で成形される。
また熱成形用の型として、雄型を用いるばあいは、前記
雄型(A)のコア部(2)に水返し部(4)に相当する
突部を固着したものを用いることができる。そのばあい
はたとえばアンダーカット部は熱成形品と共に離型しう
るように割型にしておく。
前述の方法で一旦熱成形された樹脂板(3)は、以下に
示す注型工程で繰り返し使用することができる。
まず第1図に示すように樹脂板(3)を雄型(A)と対
向するようにセットする。なおセットする前に樹脂板(
3)の表面および雌型(3)の内面にはそれぞれシリコ
ン系などの離型剤を塗布しておく。
ついで樹脂板(3)と雌型(B)の間に形成されるキャ
ビティ(5)内に注型用樹脂が注入される。
注型−用樹脂としては従来公知の人工大理石用の樹脂、
すなわちアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂などの液状樹脂に各種の無機質粒子を充填材として自
存させたものが用いられる。
無機質粒子としては水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、炭酸カルシウム、珪砂などの粉粒、あるいはそ
れらを含む天然岩の粉粒が多く用いられる。
なお注型用樹脂には適切な時期に重合開始剤などの触媒
その他の添加剤が入れられる。
雄型(A)のコア部(aと樹脂板(3)とは水返し部(
4)の部位でたがいに離れており、そこに空洞(6)が
形成されるが、空洞のコア部に対する投影面積も小さく
、樹脂温度もそれほど高くないので(約40〜60℃程
度)、充分に注型時の加圧力に耐えることができる。し
かし内圧による水返し部(4)の変形を少なくするため
、注型用樹脂が重合固化するときの温度は50〜60℃
以下にしておくのが好ましい。
注型用樹脂が固まったのち、まず雌型(B)および雄型
(A)から製品(C)と樹脂板(3)とを−緒に取り出
し、ついで樹脂板(3)をその弾力性を利用して製品(
C)からはずすことにより水返し部を有する人工大理石
用の洗面ボウルかえられる。
アンダーカットが大きく、弾性変形だけでは簡単に取り
はずせないばあいは、第2図に示すように樹脂板(3)
の水返し部(4)を熱風や赤外線ランプ(71などで変
形温度以上に加熱すると樹脂板(3)の熱成形状態の形
状、すなわち平板状に戻ろうとする。そのような熱成形
板のいわば形状記憶作用を利用すると、アンダーカット
が小さくなるので、樹脂板(3)の取りはずしか容易に
なる。
弾性変形のみを利用して取りはずした樹脂板(3)はそ
のままつぎの成形作業に用いることができる。
一方、熱変形を利用して取りはずした樹脂板(3)は、
全体またはアンダーカット部のみを再加熱して型を用い
て再成形することにより、っぎの成形作業に再度利用す
ることができる。
なお以上の方法は合成樹脂の形状記憶作用をアンダーカ
ット部の平坦化に利用したものであるが、トランス−ポ
リイソプレンやポリノルボルネンなどのように特定の成
形温度に設定しつる合成樹脂では、形状記憶作用をアン
ダーカット部の形状を回復するために利用することもて
きる。
すなわち注型用樹脂が重合固化した後に、第3図に示す
ように樹脂板(3)を製品(C)から無理に、すなわち
アンダーカット部(4a)が塑性変型するのもかまわず
に離型させる。その後第4図に示すように離された樹脂
板(3)の変型したアンダーカット部(4a)に湯など
をかけて加熱すると、形状記憶作用により、正しいアン
ダーカット部の形状が復元し、つぎの注型工程に再び利
用しうる。
第1〜2図に示されている製品(C)はカウンタ(8)
とボウル部(9)とが一体になったカウンタ付洗面ボウ
ルであるか、本発明の製法は水返し部を有するボウルだ
けを製造するばあいはもちろんのこと、キッチン用のカ
ウンタっきシンクやバーシンクなどを製造するばあいで
もそのまま適用でき、同じ効果が奏される。
[発明の効果コ 本発明の製法によれば、特別な設備を用いることなく、
人工大理石製の水返し部を有するボウルを簡単に、かつ
安価に製造することができる。また割り型を使用しない
ので、成形品の表面にパーティングラインが残らず、仕
上げ作業も不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製法における注型工程の一実施例を示
す断面図、第2図は樹脂板と製品とを分離させる工程の
一実施例を示す断面図、第3図および第4図はそれぞれ
本発明の製法における分離工程および復元工程の一実施
例を示す説明図である。 (図面の主要符号) +21 、コア部 (3):樹脂板 (4):水返し部 (A):雄型 (B):雌型 (C):製品

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂板を水返し部を有するボウルの形状に
    熱成形し、 該熱成形された樹脂板を水返し部を有しないボウル用の
    雄型のコア部上に被せ、 前記雄型と雌型とをセットしてその内部に充填材含有の
    注型用樹脂材料を注入し、 該樹脂材料が重合固化した後に離型し、 ついで成型された製品から樹脂板をその弾力性を利用し
    てとりはずす工程からなる 水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法。 2 前記製品から樹脂板をとりはずすときに、水返し部
    に相当する樹脂板のアンダーカット部を樹脂板の変形温
    度以上に加熱して離脱しやすいように前記熱変形を戻す
    特許請求の範位第1項記載の製法。
JP32209887A 1987-11-17 1987-12-18 水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法 Granted JPH01237107A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32209887A JPH01237107A (ja) 1987-11-17 1987-12-18 水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29028187 1987-11-17
JP62-290281 1987-11-17
JP32209887A JPH01237107A (ja) 1987-11-17 1987-12-18 水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01237107A true JPH01237107A (ja) 1989-09-21
JPH047967B2 JPH047967B2 (ja) 1992-02-13

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JP32209887A Granted JPH01237107A (ja) 1987-11-17 1987-12-18 水返し部を有する人工大理石製ボウルの製法

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JP (1) JPH01237107A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524398A (ja) * 1991-07-24 1993-02-02 Yoshisuke Enomoto 合成樹脂製人工大理石板の凹凸模様付形方法
JP2003024224A (ja) * 2001-07-12 2003-01-28 Cleanup Corp 一体型洗面化粧台およびその製造方法
JP2007331378A (ja) * 2006-05-16 2007-12-27 Cleanup Corp 複合成形体およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0524398A (ja) * 1991-07-24 1993-02-02 Yoshisuke Enomoto 合成樹脂製人工大理石板の凹凸模様付形方法
JP2003024224A (ja) * 2001-07-12 2003-01-28 Cleanup Corp 一体型洗面化粧台およびその製造方法
JP2007331378A (ja) * 2006-05-16 2007-12-27 Cleanup Corp 複合成形体およびその製造方法

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