JP2000052363A - 強化プラスチック成形型 - Google Patents

強化プラスチック成形型

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JP2000052363A
JP2000052363A JP10227002A JP22700298A JP2000052363A JP 2000052363 A JP2000052363 A JP 2000052363A JP 10227002 A JP10227002 A JP 10227002A JP 22700298 A JP22700298 A JP 22700298A JP 2000052363 A JP2000052363 A JP 2000052363A
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JP
Japan
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mold
insert member
reinforced plastic
die
molding
Prior art date
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JP10227002A
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English (en)
Inventor
Kimio Kino
侯男 木野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、上下型に密着できる弾性体
からなるインサート部材を型に着脱自在に取付けできる
強化プラスチックの成形型を提供することにある。 【解決手段】 上型10と、下型11とによって形成さ
れたキャビティ内に弾性体から成るインサート部材13
を配置し原料樹脂混合物を充填する強化プラスチック成
形型において、インサート部材13が、弾性変形により
上型10若しくは、下型11に密着して、着脱自在に取
り付けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強化プラスチック
の成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、成形品に孔開けする方法として
は、成形後に孔開け加工をなくすために成形型の上型も
しくは下型に予め突起部の有る部材をインサート部材と
してキャビティ 内に設置してその上下型を型締めして成
形する方法が用いられている。このような孔形状の凸部
を設けた構造を持った金型では、注型から型締め、硬
化、製品の脱型を行う際に、インサート部材の凸部の離
型性や、成形品をエアーで離型するとき孔からエアーが
漏れ離型が非常に難しい、又、型が複雑になり、型が痛
み易く、アンダーカットになると成形できない。又、上
型もしくは下型に予め突起部の有る部材を制作してイン
サート部材としてキャビティ 内に設置して成形する場合
には、上下型とインサート部材との間に隙間が発生し製
品にバリが出来たり、形状変更の時には、最初からイン
サート部材の位置を決めて型を起こさなければならな
い。又、離型をよくする為に離型材の塗布が必要とな
る。
【0003】又、孔開けを成形後に行う場合には、イン
サート部材を用いずに、成形後にホルソー、ドリルなど
を使って機械的に成形品に孔開けを行っている。そのた
めに、後加工という事で加工に使用する孔開け機、集塵
機が必要となり、その加工手間のみならず、加工後の廃
棄物を処理する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、成形型を
型締めして強化プラスチックを成形する場合には、上型
若しくは下型とインサート部材との間に隙間が発生し製
品にバリが出来ると言った問題がある。又、離型をよく
する為に離型材の塗布が必要となる。
【0005】本発明は、従来の強化プラスチックの成形
型における、このような問題点に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、上記の問題を解決
し、上型若しくは下型に密着できる弾性体からなるイン
サート部材を上型若しくは下型に着脱自在に取付けでき
る強化プラスチックの成形型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の強化プラ
スチックの成形型は、上型と、下型とによって形成され
たキャビティ内に弾性体から成るインサート部材を配置
し原料樹脂混合物を充填する強化プラスチック成形型に
おいて、インサート部材が、弾性変形により上型若しく
は、下型に密着して、着脱自在に取り付けられているも
のである。
【0007】請求項2記載の本発明の強化プラスチック
成形型は、請求項1記載のインサート部材が、上型若し
くは下型に螺子で止められているものである。
【0008】請求項3記載の本発明の強化プラスチック
成形型は、請求項1記載のインサート部材が、上型若し
くは下型に磁石で止められているものである。
【0009】請求項1記載の本発明の強化プラスチック
成形型において、インサート部材としては、離型性を備
えたシリコンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
が使用できる。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の成形型においては、成
形キャビティ内に内挿するインサート部材が、弾性体で
形成されているので、型締め時に加圧されて弾性変形し
て型とインサート部材との隙間を閉塞して、バリのな
い、孔加工の不要な成形品とすることができる。又、取
り付け位置が容易に変えられる為成形品の加工形状が変
わってもインサート部材のみ作ることで対応できる。更
に、インサート部材はシリコンゴムのような離型性のよ
い材料を使う為型の離型処理がいらない。又、インサー
ト部材はシリコンゴムなどの弾性体であるため、少々の
アンダーカット部を持つ形状の物も成形が可能である。
【0011】又、請求項2記載の本発明の強化プラスチ
ック成形型においては、請求項1記載のインサート部材
が、上方若しくは下型に螺子止めされているので、成形
キャビティ内での所定の位置から滑り落ちたり、ずれた
りすることがなく、作業の容易な強化プラスチック成形
型とすることができる。
【0012】又、請求項3記載の本発明の強化プラスチ
ック成形型においては、請求項1記載のインサート部材
が上方若しくは下型に磁石で止められているので、キャ
ビティ内での所定の位置から滑り落ちたり、ずれたりす
ることがなく、作業の容易な強化プラスチック成形型と
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1はインサート部材を螺子
止めした一例を示す強化プラスック成形型の説明図であ
り、図2は、浴室用化粧台の斜視図である。
【0014】まず、図1を参照して、本発明の成形型の
一例を説明する。本実施例の浴室用化粧台は、原料樹脂
混合物を成形型に充填して圧縮成形法にて成形される。
原料樹脂混合物は基材樹脂に充填材を混合して形成され
ている。図1において、10は可撓性を備えたFRP製
上型、11はFRP製下型であり、上型10にはインサ
ート部材13が設けられている。
【0015】インサート部材13は、上型10に螺子1
5で固定されて、上型10と下型11とによって形成さ
れたキャビティ14内に配置されている。螺子15は、
インサート部材13の凹部13aより穿孔されて上型1
0に固定されている。又、インサート部材13は、弾性
体で形成されて、厚さは型締め時のキャビティ14の厚
さよりやや大きめになされている。
【0016】図2に示す様に、本実施例で用いられる成
形品として浴室用化粧カウンター台には、2個の配管孔
16aが設けられている。インサート部材13は、上記
の2個の配管孔16aの内径は、インサート部材13の
外径となっている。即ち、インサート部材13のキャビ
ティ14内の位置は、2個の配管孔16aの位置に合わ
せてある。
【0017】型締めは、下型11に原料樹脂混合物を入
れた後、インサート部材13を固定した上型10で加圧
成形して行う。この時弾性体からなるインサート部材1
3の厚さは、型締め時のキャビティ14の厚さよりやや
大きめになされているので、インサート部材13は型締
めして、原料樹脂混合物を加圧成形する際に自身の弾性
により変形して、インサート部材13の下面13cは、
下型11の内面11aに密着でき、インサート部材13
の下面13cと下型11の内面11aとの隙間をシール
することができる。この際インサート部材13は加圧時
に凹部13aが横方向への逃げ代となり横方向への変形
が防げる。又、インサート部材13は上型10に螺子1
5で取り付けることができるので、孔位置の変更等に柔
軟に対応でき、且つ着脱自在に取り付けらることができ
る。又、原料樹脂混合物が硬化して後の脱型は、インサ
ート部材13には抜き勾配が設けられているので、容易
に上型10を外すことができる。
【0018】このように、インサート部材13が、上方
10に螺子15で止められているので、インサート部材
13のキャビティ内での所定の位置から滑り落ちたり、
ずれたりすることがない作業の容易な強化プラスチック
成形型とすることができる。更に、インサート部材13
にはシリコンゴムのような弾性材料を使うことによりバ
リのない、孔加工のいらない成形品が得られる。又、簡
単に取付けが出来るため加工形状が変わってもインサー
ト部材13のみ作ることで対応できる。
【0019】又、取付け位置が容易に変えられるため孔
位置の変更等の設計変更に容易に対応できる。更に又、
インサート部材13はシリコンゴムのような離型性のよ
い材料を使う為に離型処理がいらない。更に又、インサ
ート部材13がシリコンゴムなど弾性体であるため、少
々のアンダーカット部を持つ形状の物も成形が可能であ
る。又、上記実施例に限らず、インサート部材13は下
型11にも取り付けることができる。
【0020】図3は、インサート部材13を磁石止めし
た別の例を示す強化プラスック成形型の説明図である。
インサート部材13には、磁石20aをはめ込めるよう
に凹部13dが設けられている。又、インサート部材1
3には成形する時点で鉄板20bがインサート部材13
の凹部13d底面の近くに予め埋め込まれている。磁石
20aには、位置ずれしない様にビス孔を穿孔して下型
にビス21で固定されている。
【0021】型締めは、磁石20aを取付けた下型11
に、インサート部材13嵌め込み原料樹脂混合物を入れ
る。そして、インサート部材13をセットした下型10
に上型11に重ねて型締めする。その後、原料樹脂混合
物が硬化した後上型10を外し、この半硬化の成形品を
エアーを注入して下型11より脱型する。この時インサ
ート部材13は成形品の中に残り、凹部13dと磁石2
0aの部分ではずれる。その後成形品の中に埋もれてい
るインサート部材13を抜き取る。そして成形品のバリ
を取り水平の棚に載せてキュアー炉に投入し、十分硬化
した時点で棚から成形品を取り出す。
【0022】以上の様に、インサート部材13は簡単に
磁石20aで取り付けることができるので、木型及びマ
スター型を制作してから型を作る従来の方法と比較して
非常に簡単に制作することができる。それ故、インサー
ト部材13の位置の変更や形状の変更が簡単にできる。
又、アンダーカットの形状の加工でもインサート部材1
3が上下方向に簡単に外れる。このためインサート部材
13が下型11に磁石20aで止められているので、キ
ャビティ14内での所定の位置から滑り落ちたり、ずれ
たりすることがなく、作業の容易な強化プラスチック成
形型とすることができる。以上、本発明の実施例を説明
したが、本発明の具体的な構成は図示の実施例に限定さ
れることはなく、インサート部材13を上型10に取り
付けることもできる。又、本発明方法により成形される
成形品は浴室用化粧カウンター台に限らず各種の成形品
であってもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の成形型において
は、成形キャビティ内に内挿するインサート部材が、弾
性体で形成されているので、型締め時に加圧されて弾性
変形して型とインサート部材との隙間を閉塞して、バリ
のない、孔加工の不要な成形品とすることができる。
又、取り付け位置が容易に変えられる為成形品の加工形
状が変わってもインサート部材のみ作ることで対応でき
る。更に、インサート部材はシリコンゴムのような離型
性のよい材料を使う為型の離型処理がいらない。又、イ
ンサート部材はシリコンゴムなどの弾性体であるため、
少々のアンダーカット部を持つ形状の物も成形が可能で
ある。
【0024】又、請求項2記載の本発明の強化プラスチ
ック成形型においては、請求項1記載のインサート部材
が、上方若しくは下型に螺子止めされているので、成形
キャビティ内での所定の位置から滑り落ちたり、ずれた
りすることがなく、作業の容易な強化プラスチック成形
型とすることができる。
【0025】又、請求項3記載の本発明の強化プラスチ
ック成形型においては、請求項1記載のインサート部材
が上方若しくは下型に磁石で止められているので、キャ
ビティ内での所定の位置から滑り落ちたり、ずれたりす
ることがなく、作業の容易な強化プラスチック成形型と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インサート部材を螺子止めした一例を示す強化
プラスック成形型の説明図である。
【図2】浴室用化粧台の斜視図である。
【図3】インサート部材を磁石止めした別の例を示す強
化プラスック成形型の説明図である。
【符号の説明】
10 上型 10a 下面 11 下型 13 インサート部材 13a、13d 凹部 13b、13e 側面 13c 底面 14 キャビティ 15 螺子 16 浴室用化粧台 16a 配管孔 20a 磁石 20b 鉄板 21 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AA41 AD05 CA09 CB01 CB12 CK25 CK42 CL02 CQ01 CQ05 CQ06 4F204 AA41 AD05 EA03 EB01 EB12 EF05 EF49 4F205 AA41 AD05 HA08 HA24 HA35 HA40 HB01 HB12 HF05 HK03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と、下型とによって形成されたキャビ
    ティ内に弾性体から成るインサート部材を配置し原料樹
    脂混合物を充填する強化プラスチック成形型において、
    インサート部材が、弾性変形により上型若しくは、下型
    に密着して、着脱自在に取り付けられていることを特徴
    とする強化プラスチック成形型。
  2. 【請求項2】上記インサート部材が、上型若しくは下型
    に螺子で止められていることを特徴とする請求項1記載
    の強化プラスチック成形型。
  3. 【請求項3】請求項1記載のインサート部材が、上型若
    しくは下型に磁石で止められていることを特徴とする請
    求項1記載の強化プラスチック成形型。
JP10227002A 1998-08-11 1998-08-11 強化プラスチック成形型 Pending JP2000052363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018138380A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 樹脂成形品の製造装置
JP2022515398A (ja) * 2018-12-18 2022-02-18 サン-ゴバン パフォーマンス プラスティクス フランス サンドイッチ状の複合材料の調製方法

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JP7153801B2 (ja) 2018-12-18 2022-10-14 サン-ゴバン パフォーマンス プラスティクス フランス サンドイッチ状の複合材料の調製方法

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