JPH01237040A - 歯車の成形方法 - Google Patents

歯車の成形方法

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JPH01237040A
JPH01237040A JP6534988A JP6534988A JPH01237040A JP H01237040 A JPH01237040 A JP H01237040A JP 6534988 A JP6534988 A JP 6534988A JP 6534988 A JP6534988 A JP 6534988A JP H01237040 A JPH01237040 A JP H01237040A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、歯車の成形方法に関し、特に軸方向に沿う歯
筋の歯形部を外周に備える歯車を塑性加工により成形す
るようにした歯車の成形方法に関する。
(2)従来の技術 従来、特開昭58−181450号公報により開示され
ているように、ポンチと、それに対向した予備輪郭打抜
きダイスおよびシェービングダイスとを段設したプレス
型に所要温度に加熱した厚肉素材を装着し、そのプレス
型の一行程で素輪郭部ブランクの熱間成形および該素輪
郭部ブランクの熱間シェービングを行なうようにしたも
のがある。
(3)発明が解決しようとする課題 ところが上記従来のものでは、素輪郭部ブランクの成形
およびシェービング成形をプレス型の一行程で行なうの
で、成形荷重が高くなり、金型の摩耗および破損が多く
なり、装宜も大型になるだけでなく、段設構造であるの
で金型構成も規制される。
また上記公報には、素輪郭部ブランクを予め成形してお
き、この素輪郭部ブランクを加熱してシェービングする
ものも記載されているが、この方法では上記公報に記載
されているように、歯形部に亀裂および先端のだれが生
じ、実用に供し難い等の問題が残されたままとなる。
本発明は、かかる事情に迄みてなされたものであり、簡
単な構成でかつ比較的小さな荷重により歯車の成形を可
能とし、しかもだれや亀裂が生じることのないようにし
た歯車の成形方法を提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、軸方向に沿う歯
筋の粗歯形部を外周に有する粗歯形ブランクを準備し、
粗歯形部をシェービング成形するための切刃を内周に有
する固定のアウタロアーダイと前記切刃に噛合して軸方
向に移動可能なインナロアーダイとから成るロアーダイ
上に、前記粗歯形ブランクを加熱状態で載置し、インナ
ロアーダイの上方で昇降可能なアッパーダイとインナロ
アーダイとの間に粗歯形ブランクを挟持して所定のカウ
ンター圧をかけながら粗歯形ブランクをアラクロア−ダ
イ内に押込み、前記切刃により粗歯形部をシェービング
成形することを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、アッパーダイとの
軸方向相対移動を可能にして該アンバ−ダイを囲繞する
ストリッパを粗歯形部に対応する粗歯形ブランクの上面
に接触させながら、粗歯形ブランクをアウタロアーダイ
内に押込むことを第2の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、カウンター圧に対
抗する荷重をス1−リンパにかけることを第3の特徴と
する。
さらに本発明は、第1の特徴に加えて、鍛造成形時に生
じたバリ部を粗歯形部の一端全周に残したままで粗歯形
ブランクを準備し、アッパーダイとの軸方向相対移動を
可能にして該アッパーダイを囲繞するストリッパでバリ
部を押さえながら、アッパーダイで粗歯形ブランクをア
ウタロアーダイ内に押込んで前記切刃により粗歯形部を
シェービング成形し、シェービングにより生じるシェー
ビング環部をアウタロアーダイでバリ部に圧着し、バリ
部およびシェービング環部を、シェービング後の成形歯
形の端面から分離する直前の半抜き状態とすることを第
4の特徴とする。
さらに本発明は、第1の特徴に加えて、粗歯形ブランク
の加熱温度を700〜950℃とすることを第5の特徴
とする。
(2)  作用 第1の特徴によれば、加熱状態にある粗歯形ブランクを
インナロアーダイおよびアッパーダイ間に挟持してアウ
タロアーダイに押込むので、荷重を比較的小さ(してシ
ェービング成形することができ、しかもそのシェービン
グ時にはシェービング荷重に対抗してカウンター圧によ
る圧縮荷重が粗歯形部にかかるので、荷重をバランスさ
せながらシェービング成形することができ、安定したシ
ェービング面が得られる。
第2の特徴によれば、ストリッパが粗歯形部に対応する
粗歯形ブランクの上面に当接するので、カウンター圧を
粗歯形部に有効に作用させることができる。
第3の特徴によれば、ストリッパにカウンター圧に対抗
する荷重をかけることにより、粗歯形部の内圧を増大さ
せることができる。
第4の特徴によれば、ストリッパでバリ部を押さえなが
らアッパーダイで粗歯形ブランクをアウタロアーダイに
押込んでシェービング成形するので、シェービング環部
がアウタロアーダイによりバリ部に圧着され、細かく分
散することな(バリ部に沿って側方に逃げ、安定したシ
ェービング面が得られるとともに生産性が向上する。
第5の特徴によれば、粗歯形ブランクの加熱温度を70
0〜950℃とするので、欠陥が生じることを権力回避
することができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図において、歯車の成形にあたっては、加熱
状態での鍛造成形により粗歯形ブランクlが準備される
。この粗歯形ブランク1は、軸方向に沿う歯筋の粗歯形
部2を外周に有するとともに、その粗歯形部2の一端に
は鍛造時に生じたバリ部2aが全周にわたって残された
ままとなっている。該粗歯形ブランク1は、シェービン
グ温度たとえば700〜950℃に加熱された状態で成
形装置3に供給され、該成形装置3により粗歯形部2の
シェービング加工が行なわれる。
成形装置3は、インナロアーダイ4およびアウタロアー
ダイ5から成るロアーダイ6と、インナロアーダイ4と
の間に粗歯形ブランク1を挟持して該粗歯形ブランク1
をアウタロアーダイ5に押込むためのアッパーダイアと
を備える。
固定のダイセットプレート8上には第1グイプレート9
が固定され、また第1グイプレート9上には円筒状の第
2ダイプレー)10が固定される。
さらに第2グイプレート10上には円筒状のダイホルダ
11が固定されており、このダイホルダ11および第2
グイプレート10により、基本的に円筒状のアウタロア
ーダイ5が固定的に支持される。またアウタロアーダイ
5の上部寄り内面には、粗歯形部2をシェービング加工
するための切刃12が設けられる。
インナロアーダイ4は基本的に円柱状に形成されており
、アウタロアーダイ5内に昇降作動を可能にして同軸に
配置される。しかも該インナロアーダイ4の上部外面に
は前記アウタロアーダイ5の切刃12に噛合する歯部1
3が設けられる。またインナロアーダイ4の下端には、
第2ダイプレート12の内面に摺接する鍔部4aが設け
られる。
さらにインナロアーダイ4の上端面は、粗歯形ブランク
lを載置すべく該粗歯形ブランク1の下面に対応した形
状に形成される。
第2図および第3図を併せて参照して、アウタロアーダ
イ5の上端部内縁には、環状凹部14が設けられており
、この環状凹部14にはアウタロアーダイ5の上端面と
面一にして位相合わせ用ガイド部材15が嵌合、固定さ
れる。このガイド部材15は基本的に短円筒状に形成さ
れるものであり、その内面下部には粗歯形ブランク1の
粗歯形部2に対応するガイド歯部16が、アウタロアー
ダイ5の切刃12に連なって設けられる。
ダイセットプレート8および第1グイプレート9を上下
方向移動自在に貫通するノックアウトピン17の下部が
図示しないシリンダ等の駆動手段に連結され、該ノック
アウトピン17は、インナロアーダイ4の中央部で上下
に延びて穿設された貫通孔4b内を上昇して粗歯形ブラ
ンク1の下面に当接可能である。またアウタロアーダイ
5の下部には、上下方向に延びる軸線を有するシリンダ
18が周方向に等間隔をあけた複数個所に埋設、配置さ
れており、これらのシリンダ18のピストンロッド19
はアウタロアーダイ5の下面から下方に延びてインナロ
アーダイ4における下端の鍔部4a上面に当接する。
第1グイプレート9の上部には、ノックアウトピン17
を囲む周方向複数位置に、上下方向に延びる軸線を有す
るシリンダ20が埋設、配置されており、これらのシリ
ンダ20のピストンロッド21はインナロアーダイ4の
下面に当接する。しかも各シリンダ20は、粗歯形ブラ
ンクlをインナロアーダイ4上に載せる原位置では、イ
ンナーロアーダイ4の上端縁がアウタロアーダイ5の上
部内端縁よりもわずかに下方に位置するように前記各シ
リンダ18による下方への押圧力に対抗する上方への押
圧力を発揮するものであり、インナロアーダイ4が第1
図で示す原位置にある状態から下降するときには、イン
ナロアーダイ4すなわち粗歯形ブランク1にカウンター
圧が作用すべく上方に向けての弾発力を発揮する。
アッパーダイアは、粗歯形ブランク1の上面に対応した
下面を有して基本的に円柱状に形成されており、図示し
ない昇降駆動手段に連結されて昇降可能な可動ダイプレ
ート22に固設されたホルダ23に、制限された範囲の
上下相対移動を許容して保持される。このアッパーダイ
アの外面には軸方向に延びる歯筋を有する歯部24が設
けられる。
ホルダ23には、アッパーダイアを囲繞する環状に形成
されたストリッパ25が吊下される。すなわちストリッ
パ25には上下に延びる複数のロッド26の基端が固着
されており、これらのロッド26の上端に設けられた規
制鍔27は、上下に延びるとともに両端を閉塞してホル
ダ23に設けられた保持孔28に摺動可能に嵌合される
。しかも保持孔28の上部閉塞端と規制鍔27との間に
ばばね29または油圧シリンダが介設′されており、こ
のばね29または油圧シリンダの反発力によりストリッ
パ25は下方に向けて弾発付勢される。
したがってストリッパ25は下方に向けて弾発付勢され
ながらアッパーダイアに対して上下に制限された範囲で
相対移動可能である。
ストリッパ25の内縁下部には下方に向けて突出する突
部25aが突設されており、この突部25aの下端はイ
ンナロアーダイ4上に載った粗歯形ブランク1における
粗歯形部2の上部のバリ部2aに当接可能である。しか
もストリッパ25の内面には、アッパーダイアの歯部2
4に噛合する歯部30が設けられる。
次に成形装置3による粗歯形ブランク1の加工手順につ
いて説明すると、先ず700〜950゜Cに加熱された
状態にある粗歯形ブランク1を、ガイド部材15のガイ
ド歯部16によって粗歯形部20位相がアウタロアーダ
イ5の切刃12に合うようにしてロアーダイ6上に載置
する。
次いで可動ダイプレート22を下降作動せしめると、第
1図で示すように粗歯形ブランク1はロアーダイ6にお
けるインナロアーダイ4とアッパーダイアとの間に挟持
されることになる。この状態でさらに可動ダイプレート
22すなわちアッパーダイアを降下させると、粗歯形ブ
ランク1は、インナロアーダイ4およびアッパーダイア
間に挟持されたまま、アウタロアーダイ5内に押込まれ
ていき、粗歯形ブランク1における外周の粗歯形部2が
アウタロアーダイ5の切刃12によりシェービング加工
される。
このシェービング加工時に、粗歯形部2には切刃12に
よりシェービング荷重(引張応力)が作用する。このよ
うな一定方向のみの荷重が作用したままであると、切刃
12の抵抗により粗歯形部2にはその歯先のびびりやひ
け、ならびに二次剪断による亀裂等が生じ、ノックアウ
トピン17によるノックアウト時にも切刃12から製品
が垂直に抜けずに上述と同様の欠陥が生じることになる
しかるに、インナロアーダイ4にはその下降時に複数の
シリンダ20によるカウンター圧が作用する。これによ
り粗歯形ブランク1の粗歯形部2には、前記シェービン
グ荷重と、そのシェービング荷重に対抗するカウンター
圧による圧縮荷重とが作用することになり、一定の引張
および圧縮応力のバランス状態で粗歯形部2のシェービ
ング加工が行なわれることになる。
しかもアッパーダイアにょる粗歯形ブランク1の押下げ
時には、第4図で示すようにストリッパ25の下端の突
部25aが粗歯形ブランクlにおける粗歯形部2の上部
のバリ部2aに当接するので、前記カウンター圧が粗歯
形部2に有効に作用する。さらにストリッパ25は、該
ストリッパー25に対するホルダ23の下方への相対移
動に応じてばね29が圧縮されることにより、粗歯形部
2に背圧を加えることになる。したがって粗歯形部2に
はカウンター圧とそれに対抗する前圧とが作用すること
になり、粗歯形部2の内圧を増大することができ、シェ
ービング加工時にびびり、ひけおよびだれ等が生じるこ
とを確実に防止することが可能となる。
またこのシェービング時に生じるシェービング滓部2b
は、アウタロアーダイ5の切刃12によりストリッパ2
5で押さえられているバリ部2aに押付けられる。した
がってシェービング滓部2bはバリ部2aに圧着し、細
かく分散することなく該バリ部2aに沿って側方に逃げ
るので、安定したシェービング面が得られるとともに生
産性が向上する。
インナロアーダイ4が最下限まで降下したときに粗歯形
部2のシェービング加工が終了するが、このとき、アウ
タロアーダイ5は粗歯形ブランク1のバリ部2aの一部
を剪断し、第5図で示すように、アウタロアーダイ5の
切刃12に対応する部分でバリ部2aの上面は半抜きバ
リ部2a′として隆起し、またシェービング滓部2bも
バリ部2aに付着したままとなる。すなわち半抜きバリ
部2a’ を含むバリ部2aと、シェービング滓部2b
とは、シェービング加工により形成された成形歯形2c
の端面から完全に分離する直前の半抜き状態で残り、成
形装置3内にバリ部2aおよびシェービング滓部2bが
分散することはない、その後、アッパーダイアを上昇さ
せ、さらにノックアウトビン17を上昇させてシェービ
ング加工が終了した粗歯形ブランク1をロアーダイ6上
から取外し、さらにシェービング加工により生じたバリ
部2aおよびシェービング滓部2bを切除して製品を得
る。
ここで歯面のひけ量とカウンター圧との関係を示すと第
6図のようになり、許容ひけ量を2mmとすると、カウ
ンター圧は3 kg / m m ”以上であることが
必要である。またシェービング温度と成形性との関係を
示すと第7図のようになる。この第7図はだれ量のシェ
ービング温度に対する関係を示すものであるが、許容だ
れ量を1mmとしたときにシェービング温度は9506
C以下であることが要求される。またシェービング温度
が700℃未満であると加工時に被加工部にかけが生じ
るので、結局シェービング温度は700〜950@Cで
あることが要求されることになる。
次に本発明に従って歯車を成形したときの具体例を示す
材質をSCM420.5Cr420として直径を77m
mΦ、軸方向に沿う厚みを15mmとした粗歯形ブラン
クを、加熱状態で10007 o nプレスにより鍛造
成形する0次いで700〜950″′Cの加熱状態で、
シェービング化をO〜0.6mm、シェービング速度を
90〜250mm/sec、シェービング荷重を60〜
140Ton。
カウンター圧力を3〜8kg/mm”とした条件下で、
歯先円直径を76mmΦ、モジュール2.5のインボリ
ュート歯車を成形した。
このとき、歯部の周方向表面粗さをR1,軸方向粗さを
R2、歯溝のふれ盪をR3とすると、N001およびN
o、2の製品精度は次表に示すようになる。
この結果から判るように、本発明に従って歯車を成形し
ても、充分精度の高い歯車を得ることができる。
C9発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、軸方向に沿
う歯筋の粗歯形部を外周に有する粗歯形ブランクを準備
し、粗歯形部をシェービング成形するための切刃を内周
に有する固定のアウタロアーダイと前記切刃に噛合して
軸方向に移動可能なインナロアーダイとから成るロアー
ダイ上に、粗歯形ブランクを加熱状態で載置し、インナ
ロアーダイの上方で昇降可能なアッパーダイとインナロ
アーダイとの間に粗歯形ブランクを挟持して所定のカウ
ンター圧をかけなから該粗歯形ブランクをアウタロアー
ダイ内に押込み、前記切刃により粗歯形部をシェービン
グ成形するので、構成を比較的簡単にし、しかも荷重を
比較的小さくしてシェービング成形することができ、成
形装置の小型化に寄与することができる。またシェービ
ング時にはシェービング荷重に対抗してカウンター圧に
よる圧縮荷重が粗歯形部にかかるので、荷重をバランス
させながらシェービング成形することができ、製品の精
度を向上することができる。
また第2の特徴によれば、アッパーダイとの軸方向相対
移動を可能にして該アッパーダイを囲繞するストリッパ
を粗歯形部端面に接触させながら、粗歯形ブランクをア
ウタロアーダイ内に押込むので、カウンター圧を粗歯形
部に有効に作用させることができる。
第3の特徴によれば、カウンター圧に対抗する荷重をス
トリッパにかけるので、粗歯形部の内圧を上昇させ、欠
陥が生じることを確実に防止することができる。
また第4の特徴によれば、鍛造成形時に生じたバリ部を
粗歯形部の一端全周に残したままで粗歯形ブランクを準
備し、アッパーダイとの軸方向相対移動を可能にして該
アッパーダイを囲繞するストリンパでバリ部を押さえな
がら、アッパーダイで粗歯形ブランクをアウタロアーダ
イ内に押込んで前記切刃により粗歯形部をシェービング
成形し、シェービングにより生じるシェービング環部を
アウタロアーダイでバリ部に圧着し、バリ部およびシェ
ービング環部を、シェービング後の成形歯形の端面から
分離する直前の半抜き状態とするので、バリ部およびシ
ェービング環部を分散することなく加工することができ
、安定したシェービング面が得られるとともに生産性が
向上する。
さらに第5の特徴によれば、粗歯形ブランクの加熱温度
を700〜950@Cとするので、欠陥が生じることを
振力回避することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は成
形装置の縦断面図、第2図は第1図の■部拡大図、第3
図は第2図の■−■線断面図、第4図は成形終了時の第
2図に対応した断面図、第5図は成形終了時の粗歯形ブ
ランクを示す斜視図、第6図はカウンター圧力および歯
面のひけ量の関係を示すグラフ、第7図はシェービング
温度およびだれ量の関係を示すグラフである。 1・・・粗歯形ブランク、2・・・粗歯形部、2a・・
・バリ部、2b・・・シェービング環部、2c・・・成
形歯形、4、・・・インナロアーダイ、5・・・アウタ
ロアーダイ、6・・・ロアーダイ、7・・・アッパーダ
イ、12・・・切刃、25・・・ストリッパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸方向に沿う歯筋の粗歯形部を外周に有する粗歯
    形ブランクを準備し、粗歯形部をシェービング成形する
    ための切刃を内周に有する固定のアウタロアーダイと前
    記切刃に噛合して軸方向に移動可能なインナロアーダイ
    とから成るロアーダイ上に、前記粗歯形ブランクを加熱
    状態で載置し、インナロアーダイの上方で昇降可能なア
    ッパーダイとインナロアーダイとの間に粗歯形ブランク
    を挟持して所定のカウンター圧をかけながら粗歯形ブラ
    ンクをアウタロアーダイ内に押込み、前記切刃により粗
    歯形部をシェービング成形することを特徴とする歯車の
    成形方法。
  2. (2)アッパーダイとの軸方向相対移動を可能にして該
    アッパーダイを囲繞するストリッパを粗歯形部に対応す
    る粗歯形ブランクの上面に接触させながら、粗歯形ブラ
    ンクをアウタロアーダイ内に押込むことを特徴とする第
    (1)項記載の歯車の成形方法。
  3. (3)カウンター圧に対抗する荷重をストリッパにかけ
    ることを特徴とする第(2)項記載の歯車の成形方法。
  4. (4)鍛造成形時に生じたバリ部を粗歯形部の一端全周
    に残したままで粗歯形ブランクを準備し、アッパーダイ
    との軸方向相対移動を可能にして該アッパーダイを囲繞
    するストリッパでバリ部を押さえながら、アッパーダイ
    で粗歯形ブランクをアウタロアーダイ内に押込んで前記
    切刃により粗歯形部をシェービング成形し、シェービン
    グにより生じるシェービング滓部をアウタロアーダイで
    バリ部に圧着し、バリ部およびシェービング滓部を、シ
    ェービング後の成形歯形の端面から分離する直前の半抜
    き状態とすることを特徴とする第(1)項記載の歯車の
    成形方法。
  5. (5)粗歯形ブランクの加熱温度を700〜950℃と
    することを特徴とする第(1)項記載の歯車の成形方法
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