JPH0123432Y2 - - Google Patents

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JPH0123432Y2
JPH0123432Y2 JP17583784U JP17583784U JPH0123432Y2 JP H0123432 Y2 JPH0123432 Y2 JP H0123432Y2 JP 17583784 U JP17583784 U JP 17583784U JP 17583784 U JP17583784 U JP 17583784U JP H0123432 Y2 JPH0123432 Y2 JP H0123432Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ジクザグミシンのボタンホール縫
い装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のボタンホール縫い装置は、例えば特開昭
57−64086号公報に示される如く、ミシン主軸と
連動して回転し針棒を所定振幅にて揺動させるジ
クザグ基本カムと、ボタンホールの両端閂止め部
の形成のためにジクザグ基本カムによる全揺動振
幅を選択し、両側かがり部の形成のためにジグザ
グ基本カムによる揺動振幅を半減すると共にその
揺動範囲を規制する振幅制御カムとを備え、ジグ
ザグ基本カムに常時接触する補助接触子の運動と
振幅制御カムに接触する接触部の運動とを複数の
部材からなる合成機構により合成していた。そし
て、ボタンホールが選択された時に、針棒揺動装
置に連結された振幅制御カム群に沿つて移動可能
な主接触子に前記合成機構の運動を伝えていた。
しかしながら、前記合成機構は複雑で比較的大
型のものであつたために、その合成機構はカム群
と干渉しない位置、即ちカム群の一側端に配置さ
れ、そしてミシン主軸との連結遮断を行うクラツ
チ機構に近接して設けられたボタンホールの送り
制御カムとボタンホールの振幅制御カムとは比較
的長い連結手段により同期回転し得るように連結
されていた。従つて、従来のボタンホール縫い装
置は複雑で大型であり、ミシン機枠内の限られた
スペースにボタンホール以外の模様のカムを増設
することを不可能にしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもの
で、簡単で小型な構造を有し、ボタンホール以外
の多数の模様のカムを増設することを可能にする
ボタンホール縫い装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
しかして、この考案によれば、ボタンホールの
両端閂止め部の各形成時において針棒揺動を制御
する凹凸カム面と、ボタンホールの両側かがり部
の各形成時にそれぞれ作用する互いに高さの異な
る一対の振幅半減用の係合面とが外周に形成さ
れ、振幅制御カム群に対して相対回転可能に支持
された第1のカムと、ボタンホールの両側かがり
部の各形成時において針棒揺動を制御する凹凸カ
ム面が外周に形成され、前記第1のカムの回転軸
線に対して偏心した軸線の回りに前記振幅制御カ
ム群と同期して回転する第2のカムと、その第2
のカムに対する前記第1のカムの連結及び遮断を
ボタンホールの形成に関連して行うクラツチ機構
と、前記第1及び第2の両カムに常時対向して配
置され、その両カムのカム面の一方の変化及びそ
れらのカム面の合成変化に追従する副接触子とを
含み、前記第1及び第2の両カムを前記振幅制御
カム群の一側に並設し、模様選択操作体によりボ
タンホールが選択された時に前記振幅制御カム群
から離隔して前記副接触子に近接した所定位置に
針棒揺動装置に作動連結された主接触子を移動さ
せるためのカム面を選択カムに形成し、前記主接
触子が前記所定位置に移動した時に前記主副の両
接触子を連結する連結片を両接触子の一方に固着
したことを特徴とするボタンホール縫い装置が提
供される。
〔作用〕
上記構成によれば、ボタンホール縫いのために
模様選択操作体を操作してボタンホール縫いを選
択すると、前記主接触子が前記副接触子に近接し
た所定位置に移動され、かつ前記主副の両接触子
が相互に連結されるため、副接触子が第1のカム
および第2のカムに形成されたカム面に沿つて追
従すると、主接触子を介して針棒揺動装置に副接
触子の動きが伝達され、複雑な連結機構を必要と
することなく、ボタンホール縫いが実行される。
〔実施の態様〕
この考案の第一の実施の態様によれば、前記連
結片は、前記振幅制御カム群の配列方向に突出し
た状態にて前記主接触子に固着されたことを特徴
とするボタンホール縫い装置が提供される。この
第一の実施の態様の構成によれば、通常の状態に
おいて金属板により形成される主接触子に対し
て、前記連結片を良好に固着することができ、固
着が容易であるという利点がある。
第二の実施の態様によれば、前記振幅制御カム
群には、前記主接触子が係合不可能な凹部が形成
され、その主接触子が前記所定位置に移動した時
に前記凹部に対向することを特徴とするボタンホ
ール縫い装置が提供される。この第二の実施の態
様によれば、ボタンホール縫い実行時には、主接
触子の揺動が全く自由となるため、副接触子の動
きがそのまま忠実に針棒揺動装置に伝達され、ボ
タンホール縫いが簡単な構造で良好に実行される
という利点がある。
また、第三の実施の態様によれば、前記第1の
カムは、ボタンホールにおける送り歯の送り運動
を制御する送り制御カムと共に合成樹脂にて一体
成形されていることを特徴とするボタンホール縫
い装置が提供され、この第三の実施の態様によれ
ば、第1のカムの製造が一度の成形で行うことが
できるため極めて簡単になり、かつ部品点数が減
少でき騒音の低減にもなるという利点がある。
〔実施例〕
次に、この考案の一実施例について図面により
説明する。第1図はこの実施例に係るミシンの脚
柱部の横断面図、第2図はミシンの機枠を取除い
て図示した正面図、第3図は上方アーム内の構造
を示す平面図である。
ミシンの機枠1に対して、模様カム軸2が固定
されている。この模様カム軸2に、針棒の揺動振
幅を制御するための振幅制御カム群をなす複数の
カム板からなるジグザグカム群3と、送り歯の送
り運動を制御するための複数のカム板からなる送
りカム群4と、はすば歯車5などが回転自在に支
持されている。上記のジグザグカム群3と送りカ
ム群4との両者を模様カム群と総称する。ジグザ
グカム群3とはすば歯車5とは一体に成形されて
おり、前記はすば歯車5はミシンの主軸6に固着
された多条ねじ6Aに噛合され、ジグザグカム群
3と送りカム群4とは主軸6の回転に連動して減
速回転される。接触子支持軸7が模様カム軸2に
平行な軸方向でもつて、機枠1に固定されてい
る。その接触子支持軸7には、U字形の形状をし
た主接触子をなすジグザグ接触子8が揺動自在に
かつ軸方向に摺動自在に支持され、ジグザグ接触
子8を抱いてジグザグ接触子支持枠9が接触子支
持軸7に揺動自在に支持されている。ジグザグ接
触子支持枠9に固着されたピン10がジグザグ接
触子8の中央部を挿通し、ジグザグ接触子8とジ
グザグ接触子支持枠9とは揺動方向には一体とな
つて揺動し、軸方向にはジグザグ接触子8のみが
移動可能とされている。ジグザグ接触子支持枠9
は第2図に示す連杆11に連結され、ジグザグ接
触子8は前記ジグザグ接触子支持枠9および連杆
11などの連結機構を介して周知の針棒揺動装置
に連結されており、ジグザグ接触子8の揺動に従
動して縫針が揺動するようになつている。また、
連杆11は図示しないばねにより第2図図示の左
方向に付勢されており、ジグザグ接触子8がジグ
ザグカム群3のカムに当接するように付勢されて
いる。
同様に前記接触子支持軸7に、送り接触子12
が揺動自在にかつ軸方向に摺動自在に支持され、
また送り接触子支持枠13が揺動自在に支持され
ており、この送り接触子支持枠13に固着された
ピン14が送り接触子12の中央部を挿通してい
る。したがつて、送り接触子12と送り接触子支
持枠13とは揺動方向には一体となつて揺動し、
軸方向には送り接触子12のみが移動可能であ
る。送り接触子支持枠13は図示しない周知の送
り調節器に連結され、送り接触子支持枠13の揺
動に従動して送り調節器が揺動し、送り歯の送り
運動を制御するようになつている。また、送り接
触子支持枠13に連結する部材がばねにより付勢
されており、送り接触子12が送りカム群4のカ
ムに当接するように付勢されている。
模様を選択する際には、ジグザグ接触子8およ
び送り接触子12を接触子支持軸7に沿つて摺動
させ、所望の模様を形成するカムと対向する位置
に位置決めする。この位置決め時には、各接触子
8,12がそれぞれのカム群3,4のカム達と干
渉しないように各接触子8,12をカム面から引
離す必要がある。このためレリーズ梃子15が、
ジグザグ接触子支持枠9を抱くかのような位置で
もつて、接触子支持軸7に揺動自在に支持されて
いる。第1図に示すように、レリーズ梃子15の
左端は下方に延出してその下端15Cがレリーズ
レバー16に当接し、レリーズ梃子15の右端は
上方に延出してさらに左右に伸び、その左右の延
出部にそれぞれジグザグ接触子支持枠9および送
り接触子支持枠13の上端に当接するための調節
ねじ15A,15Bを備えている。レリーズ梃子
15の上端と機枠1との間に引張りばね17が張
設され、レリーズ梃子15は第2図において左回
転方向に付勢されている。
接触子支持軸7の下方に、選択カム軸18が接
触子支持軸7と平行な軸方向に配設され、その第
1図図示の右軸端が機枠1に支承され、左軸端付
近が1/3の減速比を持つ遊星歯車機構19の中央
孔に嵌挿されて支承され、機枠1に対して回転自
在に軸支されている。その選択カム軸18に、模
様を選択するための選択カム20が、ジグザグカ
ム群3の直下に位置して螺着固定されている。
選択カム20は、ジグザグ接触子8を位置決め
するためのジグザグ選択カム面20Aと、送り接
触子12を位置決めするための送り選択カム面2
0Bとの2つの選択カム面が、この実施例では21
個の模様の各々に対応して選択カム20の一側面
にフエースカムとして形成され、合成樹脂でもつ
て一体に成形されている。
模様選択操作体としての模様選択ダイヤル21
は、第1図および第2図に図示されたレリーズ梃
子15の下端15Cと当接するレリーズレバー1
6を駆動するためのレリーズカム21Aと、合成
樹脂でもつて一体に成形されている。レリーズカ
ム21Aのカム面は、同一円周上に形成された凸
所211Aと、その円周面からくぼんだ凹所21
2Aとからなる。この実施例では選択できる模様
の数を21個としているため、凹所212Aの数は
模様の数の1/3の7個である。模様選択ダイヤル
21の裏面には、選択カム軸18に挿嵌するため
の軸筒部21Bが形成され、模様選択ダイヤル2
1は、この軸筒部21Bを介して選択カム軸18
に回転自在にかつ抜け止め支持されている。
模様選択ダイヤル21と一体に成形されたレリ
ーズカム21Aの凸所211Aに、環状の模様表
示板22が挿嵌され回転自在に支持されている。
模様表示板22の表面には21個の模様の形象22
Aが掲記され、裏面には歯車22Bが一体に樹脂
成形されている。模様表示板22の裏面端部は機
枠1上の化粧板1Aに接しており、化粧板1Aに
は、選択された模様の形象を指し示す指針が表示
されている。模様選択ダイヤル21の回動は、遊
星歯車機構19により1/3に減速されて選択カム
軸18に伝達され、選択カム軸18の回動は、前
記遊星歯車機構19と共に回転する平歯車23
A、この平歯車23Aと噛合する小歯車23B、
および前記歯車22Bを介して等速で模様表示板
22に伝達されるようになつている。
次に、選択カム20のジグザグ選択カム面20
Aおよび送り選択カム面20Bに従動して、それ
ぞれジグザグ接触子8および送り接触子12を軸
方向に摺動し位置決めする機構について説明す
る。選択カム20に近接して、共通固定軸24が
選択カム軸18に垂直な軸方向に配設され、ミシ
ンの機枠1に固定されている。その共通固定軸2
4には、長い杆状の第1の揺動レバー25と、短
いL字形の第2の揺動レバー26とがそれぞれ揺
動自在に支持されている。第1の揺動レバー25
は、その下端部側面に固着されたピン25Aがジ
グザグ選択カム面20Aに当接し、上端部に固着
されたピン25BがU字形状をしたジグザグ接触
子8に係合している。第2の揺動レバー26は、
その下端部端面が送り選択カム面20Bに当接
し、L字形状の横に延出した部分に長穴26Aが
穿設されている。
送りカム群4の直下で共通固定軸24と同じ高
さに、固定軸27Aが選択カム軸18に垂直な軸
方向に配設され、機枠1に固定されている。その
固定軸27Aには、L字形をした第3の揺動レバ
ー27が揺動自在に支持されている。第3の揺動
レバー27は、その横に延出した部分に固着され
たピン27Bが第2の揺動レバー26の長穴26
Aに嵌挿され、上端部に固着されたピン27Cが
送り接触子12の下端のU字形部分と係合してい
る。
第1の揺動レバー25と第3の揺動レバー27
との間に引張りばね28が張設され、第1の揺動
レバー25は右回転方向に、第3の揺動レバー2
7は左回転方向にそれぞれ付勢されている。この
付勢力により、第1の揺動レバー25のピン25
Aと第2の揺動レバー26の下端部端面とがそれ
ぞれ選択カム20のジグザグ選択カム面20Aお
よび送り選択カム面20Bに当接する。
次に、レリーズ梃子15を駆動する機構につい
て説明する。模様選択ダイヤル21の下方に、レ
リーズレバー軸16Aが選択カム軸18と平行な
軸方向に配設され、機枠1に固定されている。そ
のレリーズレバー軸16Aには、レリーズレバー
16が揺動自在に支持されている。前記レリーズ
レバー16は、歯車22Bと一体に樹脂成形され
た模様表示板22と平歯車23Aとの間隙を通つ
て折曲しながら上方に延出し、上端部がレリーズ
梃子15の下端15Cに当接している。レリーズ
レバー16の側面に、レリーズカム21Aに当接
するためのピン16Bが固着されている。レリー
ズレバー16には、引張りばね17の張力がレリ
ーズ梃子15を介して伝達され、レリーズレバー
16は第2図において右回転方向に付勢されてい
る。この付勢力により、レリーズレバー16のピ
ン16Bがレリーズカム21Aの凸所211A,
および凹所212Aに弾性係合する。
したがつて、上記構造によれば、模様選択ダイ
ヤル21を操作して所望の模様を選択しようとす
ると、レリーズカム21Aが回動し、レリーズレ
バー16のピン16Bが凸所211Aに当接した
ときレリーズ梃子15が第2図図示の右方向に回
動し引起こされる。また、模様選択ダイヤル21
の回動は、遊星歯車機構19により減速されて選
択カム20に伝達され、そのジグザグ選択カム2
0Aによる第1の揺動レバー25の揺動によりジ
グザグ接触子8がジグザグカム群3に沿つて所望
の位置に移動されるとともに、第2の揺動レバー
26が選択カム20の送り選択カム面20Bによ
つて揺動されることにより、第3の揺動レバー2
7を介して送り接触子12が送りカム群4に沿つ
て所望の位置に移動される。
しかして、第4図に示すように、ミシンの機枠
1には模様カム軸2が固定されており、この模様
カム軸2には、ブツシユ2Aに固着されたジグザ
グカム群3が回転可能に支持されている。ジグザ
グカム群3の第4図図示の左端には、第1図図示
のジグザグ接触子8が係合不能な凹部3Aが形成
されており、模様選択ダイヤル21によつてボタ
ンホール縫いが選択されたとき、ジグザグ接触子
8が前記凹部3Aに対向する。
ブツシユ2Aの第4図図示の左半分には、送り
カム群4が固着されており、ジグザグカム群3と
共に模様カム軸2の回りを減速回転可能にされて
いる。送りカム群4の軸筒部4Aにはボタンホー
ル縫いのための送り制御カム29が相対回動可能
に嵌挿されている。
ジグザグカム群3の左端面と送りカム群4の右
端面との間には、振幅制御カム30が挟持されて
おり、この振幅制御カム30はブツシユ2Aに対
して相対的に回動可能である。また、振幅制御カ
ム30の偏心軸筒部30Aおよび30Bには、ボ
タンホール用ジグザグカム31、およびアイドル
リング32が回動可能にれぞれ嵌挿されている。
第4図図示の−線による断面図を第5図
に、−線による断面図を第6図に、−線
による断面図を第7図にそれぞれ示し、また−
線による断面図を第8図に示す。
第5図に示すように、アイドルリング32は、
その長穴32Aにジグザグカム群3に固着された
ピン3Bが挿入されており、長孔32Bには、ジ
グザグカム31に固着されたピン31Aが挿入さ
れており、ジグザグカム群3の回動は等速でジグ
ザグカム31に伝達されるようになつている。
第6図に示すように、ジグザグカム31は、模
様カム軸2に対してブツシユ2A,および振幅制
御カム30の偏心軸筒部30Aを介して偏心回動
するようにされている。
第7図に示すように、振幅制御カム30の外周
において互いに180度隔たつた位置には、ボタン
ホールの両側かがり部の各形成時に作用する一対
の振幅半減用係合面30C,30Dが形成され、
一方の係合面30Cの前記振幅制御カム30の回
転軸線Cからの高さが他方の係合面30Dの高さ
より低くなされている。また、この一対の係合面
30C,30Dの間において振幅制御カム30の
外周にはボタンホールの両端閂止め部の各形成時
に作用する第一および第二の凹凸カム面30E,
30Fがそれぞれ形成されている。
第4図および第6図に示すように、振幅制御カ
ム30の右側において偏心軸筒部30Aにはジグ
ザグカム31が相対的に回転可能に嵌挿支承さ
れ、そのジグザグカム31の外周には、前記振幅
制御カム30の係合面30C,30Dとともにボ
タンホールの両側かがり部の各形成時に作用する
凹凸カム面31Bが形成されている。そして、第
6図および第7図に示すように、ジグザグカム3
1の凹凸カム面31Bの山部および谷部が振幅制
御カム30の凹凸カム面30E,30Fの山部お
よび谷部にそれぞれ相対した状態においては、ジ
グザグカム31の凹凸カム面31Bが振幅制御カ
ム30の凹凸カム面30E,30Fと略合致する
ようになつている。
第3図に示すように、振幅制御カム30および
ジグザグカム31に弾性的に係合するように、合
成樹脂により形成された副接触子としてのボタン
ホール用接触子33が常時対向して配置されてお
り、この接触子33はその両カム30,31のカ
ム面の一方の変化およびそれらのカム面の合成変
化に追従するようにされている。また、U字形状
をしたジグザグ接触子8にはピン形状の連結片8
Aが固着されており、この連結片8Aは、模様選
択ダイヤル21によりボタンホール縫いが選択さ
れ、ジグザグ接触子8がジグザグカム群3に沿つ
て第3図図示の二点鎖線の位置に移動されて凹部
3Aに対向したとき、前記接触子33の上側面に
係合し、接触子33の揺動がジグザグ接触子8を
介して周知の針棒揺動装置に伝達されるように両
接触子8,33を連結する。
第4図、および第8図に示すように、ボタンホ
ール縫い時において送り歯の送りを制御する送り
制御カム300が、振幅制御カム30の側面に一
体に形成されている。前記送り制御カム300に
は、ボタンホールの一方の縁かがり部の後退送り
を指令する凸部300Aと、他方の縁かがり部の
前進送りを指令する凹部300Bとが形成されて
いる。また、縁かがり部の後退送り量を設定する
カム面29Aと、前進送り量を設定するカム面2
9Bとが形成された送り調節カム29が送りカム
群4の軸筒部4Aの外周に設けられている。これ
らの送り調節カム29、および送り制御カム30
0はいずれも合成樹脂によりそれぞれ成形されて
いる。
送り制御カム300に常時係合する係合部35
Aを有する送り制御用接触子35と、送り調節カ
ム29の後退送り量を設定するカム面29Aに係
合する係合部34Aが形成された後退送り用接触
子34とは、引張りばね36等により弾性的に結
合されている。第1図図示の模様選択ダイヤル2
1と連動して移動可能な送り接触子12は、第8
図図示のごとく調整ねじ12Aにおいてボタンホ
ール縫いの選択時に、後退送り用接触子34の上
部突起34Bに係合すると共に、その送り接触子
12の先端部12Bが送り調節カム29の前進送
り量を設定するカム面29Bに係合可能に対向す
る。送り接触子12の前記先端部12Bと、後退
送り用接触子34の係合部34Aとの送り調節カ
ム29に対する指向方向は、略90度の角度を成す
ようにされている。
従つて、送り調節カム29が温度差により伸縮
する時、後退送り量を設定するカム面29Aと前
進送り量を設定するカム面29Bは、後退送り量
および前進送り量を共に増加方向または減少方向
に変化させるため、ボタンホールの両縁かがり部
の送り量が均一に維持されるという利点がある。
第3図および第8図に示すように、送り制御カ
ム300の側面には、クラツチレバー37がピン
38によつて揺動可能に軸着され、そのほぼ中央
部には送り制御カム300の係合周面より外方へ
突出する係合片37Aが突設されるとともに、そ
の一端には送りカム群4の軸筒部4Aに形成され
たクラツチ溝4Bに係脱可能な係合爪37Bが形
成されている。前記クラツチレバー37の係合片
37Aは、周知の押え足と協働する位置検出レバ
ーと連結された二叉形状のクラツチ制御部体39
の2個の係合片39A,39Bに切換係合可能に
されている。また、このクラツチレバー37は送
り制御カム300に取付けられた板ばね42によ
り、前記係合爪37Bがクラツチ溝4Bに係合す
る方向へ付勢されている。そして、前記係合片3
7Aがクラツチ制御部体39の係合片39Aまた
は係合片39Bに係合していないときは付勢力に
よりクラツチレバー37の係合爪37Bがクラツ
チ溝4Bに係合し、送り制御カム300と軸筒部
4Aとが連結され、前記送り制御カム300およ
び振幅制御カム30が軸筒部4Aと一体的に回転
され、前記係合片37Aが前記係合片39A,ま
たは39Bに係合すると、クラツチレバー37の
揺動により係合爪37Bがクラツチ溝4Bから離
脱し、送り制御カム300および振幅制御カム3
0がブツシユ2A上にて停止される。
なお、送り調節カム29は、その突出片29C
において第3図図示の送り調節つまみ40とリン
ク機構41により回動可能に連結されている。
〔作動〕
前記のように構成されたジグザグミシンのボタ
ンホール縫い装置について次に作動を説明する。
さて、第1図から第3図において模様選択ダイ
ヤル21によりボタンホール縫いが選択される
と、遊星歯車機構19を介して選択カム20が所
定位置に回動され、第1の揺動レバー25が共通
固定軸24を中心にして第1図に二点鎖線で示す
ように回転し、ジグザグ接触子8の連結片8A
が、接触子33の上側に係合し両接触子8,33
を連結する。これと同時に、選択カム20により
第2の揺動レバー26が右回転され、第3の揺動
レバー27が固定軸27Aを中心に左回転される
ことにより、送り接触子12が第1図において左
方へ移動され、第8図に示すように、前記送り接
触子12の先端部12Bが送り調節カム29に接
触可能な位置に移動されるとともに、調整ねじ1
2Aが後退送り用接触子34の上部突起34Bに
当接される。また、第3図におよび第8図におい
てクラツチ制御部体39が第一の位置に配置され
て第一の係合片39Aがクラツチレバー37の係
合片37Aに係合し、クラツチレバー37の係合
爪37Bがクラツチ溝4Bから離脱されて、送り
制御カム300、および振幅制御カム30が送り
カム群4の軸筒部4Aから解離される。
この状態で、クラツチ制御部体39をボタンホ
ール縫い開始位置に操作すると、第一の係止片3
9Aがクラツチレバー37の係合片37Aから離
脱して、このクラツチレバー37が板ばね42の
作用によりクラツチ溝4Bと係合可能な状態に移
行する。
その後、ミシンを起動させると、前記クラツチ
レバー37がクラツチ溝4Bに係合し、ミシンの
主軸6に連動して送り制御カム300、振幅制御
カム30、偏心軸筒部30A、およびジグザグカ
ム31がジグザグカム群3および送りカム群4と
一体的に第6図、第7図および第8図図示の矢印
方向へ回転される。それにより、送り制御用接触
子35が送り制御カム300の凹部300Bから
第一の中間円周部300Cに係合し、送り調節器
が送り量ゼロを設定するように操作される。
また、前記各カム300,30,31の一体回
転に伴い接触子33が、偏心軸筒部30Aの薄肉
部に相対した振幅制御カム30の低い振幅半減用
係合面30Cから第一の凹凸カム面30Eに係合
し、その接触子33が第7図図示の前記第一の凹
凸カム面30Eのカム面変化のみに追従して全揺
動範囲内で揺動される。従つて、針棒は全揺動範
囲にて横方向に揺動され、加工布には送りゼロの
状態でボタンホールの一端閂止め部が形成され
る。
このように所定針数(8針)の閂止め部が形成
されて、送り制御カム300、振幅制御カム3
0、偏心軸筒部30A、およびジグザグカム31
が一体的に180度回転されると、クラツチレバー
37の係合片37Aが第8図に示すクラツチ制御
部体39の第二の係止片39Bに係合し、そのク
ラツチレバー37の係合爪37Bがクラツチ溝4
Bから離脱されて、前記送り制御カム300、振
幅制御カム30、および偏心軸筒部30Aの回転
が停止される。そして、この状態で第8図から明
らかなように送り制御用接触子35の係合部35
Aが送り制御カム300の第一の中間円周部30
0Cから凸部300Aに係合し、送り調節器が動
作されて送り歯の送り運動が逆送りに状態に切換
設定される。
また、この時、接触子33が第7図に示す振幅
制御カム30の第一の凹凸カム面30Eから高い
振幅半減用係合面30Dに係合するとともに、偏
心軸筒部30Aの厚肉部に相対し、この状態にて
前記模様カム軸2の回転に伴いジグザグカム31
のみが偏心軸筒部30A上で回転されて、接触子
33が、振幅制御カム30の高い振幅半減用係合
面30Dと前記ジグザグカム31の凹凸カム面3
1Bの山部とによつて制限される合成変化の範囲
内で揺動される。従つて、針棒は全揺動範囲の左
半部において横方向に揺動され、加工布には逆送
りの状態でボタンホールの左側かがり部が形成さ
れる。
このように加工布が逆送りされて、ボタンの大
きさに適合する任意長さの左側かがり部が形成さ
れると、検出レバーに連動するクラツチ制御部体
39の回動によりその第二の係止片39Bが第8
図図示のように送り制御カム300から離れた位
置に移動されて、前記係止片39Bがクラツチレ
バー37の係合片37Aから離脱し、そのクラツ
チレバー37がクラツチ溝4Bに再び係合され
る。それにより、送り制御カム300、振幅制御
カム30、および偏心軸筒部30Aがジグザグカ
ム31と一体的に回転され、第8図から明らかな
ように送り制御用接触子35が送り制御カム30
0の凸部300Aから第二の中間円周部300D
に係合して、送り調節器が再び送り量ゼロを設定
する状態に切換操作される。
また、各カム300,30,31の一体回転に
伴い孔かがり接触子33が第7図図示の振幅制御
カム30の高い振幅半減用係合面30Dから第二
の凹凸カム面30Fに係合し、その孔かがり接触
子33が前記第二の凹凸カム面30Fのカム変化
のみに追従して全揺動範内で揺動される。従つ
て、針棒は全揺動範囲にて横方向に揺動され、加
工布は送りゼロの状態でボタンホールの他端閂止
め部が形成される。
このように所定針数(8針)の閂止部が形成さ
れて、送り制御カム300、振幅制御カム30、
ジグザグカム31、および偏心軸筒部30Aが一
体的に180度回転されると、第8図に示すクラツ
チレバー37の係合片37Aがクラツチ制御部体
39の第一の係止片39Aに係合し、そのクラツ
チレバー37の係合爪37Bがクラツチ溝4Bか
ら離脱されて、前記送り制御カム300、振幅制
御カム30および偏心軸筒部30Aの回転が停止
される。そして、この状態で第8図から明らかな
ように送り接触子12が第二の中間円周部300
Dから凹部300Bに係合し、送り調節器が動作
されて送り歯の運動が正送りの状態に切換設定さ
れる。
また、この時、接触子33が第7図図示の振幅
制御カム30の第二の凹凸カム面30Fから低い
振幅半減用係合面30Cに係合するとともに、偏
心軸筒部30Aの薄肉部に相対し、この状態にて
第6図図示のジグザグカム31のみが偏心軸筒部
30A上で回転されて、接触子33が、前記振幅
半減用係合面30Cとジグザグカム31の凹凸カ
ム面31Bの山部とによつて制限される合成変化
の範囲内で揺動される。従つて、針棒は全揺動範
囲の右半部において横方向に揺動され、加工布に
は正送りの状態でボタンホールの右側かがり部が
形成される。
このようにボタンホールの右側かがり部が形成
され、そのかがり部が一端閂止め部に連なつた時
1サイクルのボタンホール縫が完了する。
〔効果〕
以上述べたように、この考案のボタンホール縫
い装置は上記の構成を有するから、構造が簡単で
小型になり、ミシン機枠の狭いスペースに容易に
配置することができる。また、ボタンホール以外
の多数の模様のカムを増設することが可能にな
り、ミシンの模様形成能力を向上させることがで
きる、などの数々の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すミシン脚柱部
の横断面図、第2図はミシンの機枠を取除いて図
示した正面図、第3図は上方アーム内の構造を示
す平面図、第4図は第3図の−線による断面
図、第5図は第4図の−線による断面図、第
6図は第4図の−線による断面図、第7図は
第4図の−線による断面図、第8図は第4図
の−線による断面図である。 2……模様カム軸、3……振幅制御カム群をな
すジグザグカム群、3A……凹部、4……送りカ
ム群、4B……カム溝、8……主接触子をなすジ
グザグ接触子、8A……連結片、20……選択カ
ム、21……模様選択操作体をなす模様選択ダイ
ヤル、25……第1の揺動レバー、26……第2
の揺動レバー、27……第3の揺動レバー、29
……送り調節カム、30……第1のカムをなす振
幅制御カム、30A……偏心軸筒部、300……
送り制御カム、31……第2のカムをなすボタン
ホール用ジグザグカム、33……副接触子をなす
ボタンホール用接触子、34……後退送り用接触
子、35……送り制御用接触子、37……クラツ
チ機構の要部をなすクラツチレバー、37A……
係合片、37B……係合爪、39……クラツチ制
御部体、39A……第1の係止片、39B……第
2の係止片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 多数の模様を形成するために針棒揺動を制御
    する振幅制御カム群と、その振幅制御カム群の
    配列方向に移動可能に配置され、振幅制御カム
    群中の1つのカムに選択的に係合可能な主接触
    子と、その主接触子を針棒揺動装置に作動的に
    連結する連結機構と、前記主接触子を前記振幅
    制御カム群中の所望カムと係合可能な位置に移
    動させるために模様選択操作体の操作に連動し
    て作動する選択カムとを備えたジクザグミシン
    において、 ボタンホールの両端閂止め部の各形成時にお
    いて針棒揺動を制御する凹凸カム面と、ボタン
    ホールの両側かがり部の各形成時にそれぞれ作
    用する互いに高さの異なる一対の振幅半減用の
    係合面とが外周に形成され、前記振幅制御カム
    群に対して相対回転可能に支持された第1のカ
    ムと、 ボタンホールの両側かがり部の各形成時にお
    いて針棒揺動を制御する凹凸カム面が外周に形
    成され、前記第1のカムの回転軸線に対して偏
    心した軸線の回りに前記振幅制御カム群と同期
    して回転する第2のカムと、 その第2のカムに対する前記第1のカムの連
    結及び遮断をボタンホールの形成に関連して行
    うクラツチ機構と、 前記第1及び第2の両カムに常時対向して配
    置され、その両カムのカム面の一方の変化及び
    それらのカム面の合成変化に追従する副接触子
    とを含み、 前記第1及び第2の両カムを前記振幅制御カ
    ム群の一側に並設し、 前記模様選択操作体によりボタンホールが選
    択された時に前記振幅制御カム群から離隔して
    前記副接触子に近接した所定位置に前記主接触
    子を移動させるためのカム面を前記選択カムに
    形成し、 前記主接触子が前記所定位置に移動した時に
    前記主副の両接触子を連結する連結片を両接触
    子の一方に固着したことを特徴とするボタンホ
    ール縫い装置。 2 前記連結片は、前記振幅制御カム群の配列方
    向に突出した状態にて前記主接触子に固着され
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のボタンホール縫い装置。 3 前記振幅制御カム群には、前記主接触子が係
    合不可能な凹部が形成され、その主接触子が前
    記所定位置に移動した時に前記凹部に対向する
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のボタンホール縫い装置。 4 前記第1のカムは、ボタンホールにおける送
    り歯の送り運動を制御する送り制御カムと共に
    合成樹脂にて一体成形されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のボタ
    ンホール縫い装置。
JP17583784U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0123432Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029433A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Brother Ind Ltd 穴かがり縫いミシン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029433A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Brother Ind Ltd 穴かがり縫いミシン
JP4702608B2 (ja) * 2005-07-27 2011-06-15 ブラザー工業株式会社 穴かがり縫いミシン

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