JPH01234278A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置におけるシート送り量の制御手段に関
する。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置は、印字データ
またはシリアルデジタルデータに基づいてドツトマトリ
ックス型の文字や画像を形成するものであり、記録方式
からウイヤドット方式、サーマル方式、インクジェット
方式、レーザ方式あるいはＬＣＤ方式等に分類すること
ができる。

上記ドツトマトリックス型の記録装置にあっては、画像
品位向上のため高密度化が進んでいる。

高密度化が進むにつれて、シリアル式の記録装置では記
録ヘッドの移動方向（主走査方向）およびシート送り方
向（副走査方向）の両方向における動作の高精度化が要
求され、ラインプリント式の記録装置ではシート送り方
向の高い精度が要求されるようになった。

シリアル式における主走査方向は、記録ヘッドを移動さ
せる方向であるので比較的容易にドツト間隔を一定に管
理することができるが、シート送り方向（副走査方向）
は、シー１般送力やシート自体の伸縮度合いが絡むので
ドツト間隔を安定化させ難いという問題があった。

この場合送り量が大きすぎると、ドツト間隔が広がって
白スジが生じ、逆に送り量が小さすぎてドツト間隔が狭
まると黒スジが生じることになる。

このような印字ムラは、シリアル式記録装置でのキャラ
クタ−印字のように改行時にシート送りする場合は、送
り量のバラツキは文字と文字との間隔になるので、余り
目立たず、したがって余り問題にならない。

しかし、画像（イメージ）印字では、画像内に前述の白
スジや黒スジが生じて目立つため、画像品質に大きな影
響を与えることになる。

特に、インクジェット記録装置の場合、液体をシートに
付着させかつこれを乾燥させるので、該シートの伸縮の
度合いが大きくなり、しかも材質によってインクジェッ
トの染み込み具合も相違するので、シート送り量が変動
して白スジや黒スジが目立ちやすいという問題があった
。

本発明は、前述のように印字（画像）品位がシート送り
基準量およびその精度に影響される部分が大きいことに
鑑みなされたものであり、異なる種類のシートを使用す
る場合でもシート送り量を常に一定値に正しく制御しう
る記録装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、記録用のシートに予め記録された基準シート
送り量のデータを読み取る読み取り手段を設け、読み取
ったデータに基づいてシート送り量を補正することによ
り、上記を達成するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明を通用したシリアル式記録装置の斜視図
であり、１はシート送りローラを兼ねたプラテンを示し
、２は該プラテンを軸支するとともにシート送りモータ
からの回転力を伝達するプラテン軸支を示し、３は記録
シートを示し、４はドツトマトリックス型の文字や画像
を形成する記録ヘッドを示し、５は該記録ヘッドを搭載
して左右に往復動するキャリッジを示し、６は該キャリ
ッジ５を案内支持するガイド軸を示す。

こうして、記録へラド４に設けたドツト形成素子（イン
クジェット方式ではインク吐出口、サーマル方式では発
熱素子、ワイヤドツト方式ではドツトワイヤなど）を印
字信号に基づいて駆動することにより、ドツトマトリッ
クス型の文字や画像を形成させていく記録装置が構成さ
れていく。

第２図は前記記録シート３の裏面図であり、記録シート
３の裏面の両側には基準シート送り量のデータ８．８が
記録されている。

この基準シート送り量のデータは、記録シート３の種類
に応じて決められており、シートの厚さや伸縮量、ある
いはインクの染み込み度合いなど、シート送り時の送り
ローラ周速と実際のシート送り量との差に影響を及ぼす
シートの物性を考慮して決められている。

然して、図示の例では、前記基準シート送り量のデータ
は、バーコードに類似の白黒の印刷模様として記録され
ている。

第１・図の記録装置には、前記基準シート送り量のデー
タ８を読み取る読み取り手段が設けられており、第３図
および第４図はこの読み取り手段の取付は状態を示す。

すなわち、第１図中のプラテン１には、前記手段３のデ
ータ８記録領域に対応する位置に第３図に示すような環
状の切り欠き９が形成され、第４図に示すごとくこの切
り欠き９の内部に読み取り手段１０が配置されている。

前記読み取り手段１０は、第４図に示すごとく、シート
３に記録が行われる前に基準シート送り量のデータ８を
読み取るよう、矢印で示すシート送り方向に関し記録ヘ
ッド４より上流側に配置されている。

１１は読み取り手段１０の支持部材を示す。

なお、図示の例では、読み取り手段１０に対応する位置
にシート搬送力を得るためのピンチローラ１２が配置さ
れている。

第４図中の読み取りシート１０は第２図のシー　　　　
　゛ト３の白黒模様から成るデータ８を読み取っ°ζシ
ート材質信号を得るものであり、したがって、この読み
取り手段１０としては、一般に、発光素子１４および受
光素子を備えた光学的読み取り素子が使用される。

この読み取り手段１０で読み取った（検出した）データ
（シート材質表示データ）８に基づいて、改行時または
副走査方向の送り量の基準値に対する所定の補正が行わ
れる。

第５図は本発明による記録装置Ｎの制御系の要部を示す
ブロック図である。

第５図において、記録装置の制御回路２０は、コンピュ
ータ等のホスト２１から入力される指令信号に応じて、
ドライバー２２を介し、キャリッジ５駆動用のキャリソ
ジモーク２３、シート送りローラ（プラテン）■を回転
させるシート送り　（ＬＦ）モータ２４および記録ヘッ
ド４などの動作を制御する。

この場合、前記読み取り手段１０によって読み取られた
シート３の材質表示データ８は、シート送りの補正値信
号として制御回路２０へ伝送され、該制御回路２０はこ
のシート材質信号に応じて前記ドライバー２２を介して
シート送りモータ２４の回転量を制御する。

例えば、シートの材質や厚さによってシート送り時の伸
び量が大きい場合は基準シート送り量が小さくなる方向
に調整され、逆に伸び量が零または小さい場合は基準シ
ート送り量が大きくなる方向に調整される。

なお、インクジェット方式など液体を付着させる装置で
は、インク染み込み度合いがシートの伸縮に影響を及ぼ
すので、この要素を考慮して送り量が補正される。

第６図は第５図の制御系におけるシート送り量の制御動
作のフローチャニドである。

第６図において、ステップ１００で印字指令があると、
ステップ１０１で読み取り手段１０からの検出信号に基
づいてシート３のデータが大きい基準シート送り量であ
るか否かを判別し、ＹＥＳであればステップ１０２へ進
んでシート送りモータ２４の回転を大きく補正して実際
のシート送り量の精度を高め、ステップ１０３で黒スジ
が生じない高品位の画像を記録していく。

ステップ１０１でＮＯと判別されると、ステップ１０４
へ進んで、シート３のデータ８が基準送り量中程度のも
のであるか否かを判別し、ＹＥＳであればステップ１０
５へ進んでシート送りモータ２４の回転量を中程度にし
てシート送りを行い、ステップ１０６で白スジまたは黒
スジを生じない高い精度のドツト間隔で高品位の画像を
記録していく。

ステップ１０４でＮｏと判別されると、ステップ１０７
へ進んで、シート３のデータ８が送り量小の信号である
ことを確認し、ステップ１０８へ進んでシート送りモー
タの回転量を少なくする方向へ調整してシート送りを行
い、ステップＩＱ９で白スジを生じない高い精度のドツ
ト間隔で高品位の画像を記録していく。

以上のシート３のデータ８の読み取り、判別、シート送
り量の制御は所定の所定タイミング（通常シート送り動
作ごと）で繰り返し実行しながら記録が行われる。

以上の実施例によれば、記録装置にデータ読み取り手段
１０を設け、記録シート３に予め記録された基準シート
送り量のデータすなわちシート３の種類によるシート送
り量の補正量を表すデータ□を読み取り、読み取ったデ
ータに応じてシート送り量が高い精度に維持されるよう
にシート送り駆動量（モータの回転量）を制御するので
、シート３の材質や厚さなどシート送り量のバラツキの
原因になる要素が異なる場合でも、常に自動的に高い精
度のシート送りを実行することができ１．特にイメージ
印字などにおける白スジや黒スジの発生をな（し、安定
した高品位の記録を行うことができた。

なお、図示の例では本発明をシリアル式記録装置に適用
する場合を示したが、本発明はラインプリント式あるい
はページプリント式の記録装置においても同様に実施で
き、同様の作用効果が得ら／− れるものである。

また、図示の実施例ではシリアル３の送り量のデータ８
を光学的に読み取る場合を示したが、これは磁気的に読
み取るよう構成することもできる。

すなわち、裏面に磁性粉を塗布した記録シート３を使用
し、これに予めシリアル送り量のデータを入力しておく
とともに、前記光学的読み取り手段１０の代わりに磁気
的読み取り２手段（磁気ヘソド）を装着し、前記データ
を磁気的に読み取りながらシート送り量を調整すること
もできる。

さらに、読み取り手段１０の設置場所、あるいはプラテ
ン１の切り欠きの形状や位置も図示のものに限定される
ことなく、シート３のデータ８を読み取ることができれ
ばよく、種々の態様で実施できる。

また、前記データ８として色素水を使用し、色を識別す
ることによりシート送り量を調整するよう構成すること
もできる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、シー
トに予め記録された基準シート送り量のデータを読み取
る手段を設け、読み取ったデータに基づいてシート送り
量を補正するので、シートの種類が異なる場合でも常に
シート送り量を高精度で正しい量に制御することができ
、白スジや黒スジを防止でき、高解像度の記録が可能な
記録装置を、安価に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による記録装置の一実施例の模式的斜視
図、第２図は第１図中の記録シートに記録された基準シ
ート送り量のデータを示す模式図、第３図は第１図中の
プラテンの斜視図、第４図は第１図の記録装置の要部縦
断面図、第５図は第１図の記録装置の制御系の要部ブロ
ック図、第６図は第５図の制御系の動作を示すフローチ
ャートである。 １−−−−−−・−・・・プラテン（シート送りローラ
）、３・・−一・−・−・・シート（用紙等）、４・−
・・・−−−−−−（記録）ヘッド、８・・、・・・−
・−基準シート送り量のデータ、ｔ　ｏ−−−−−・−
・・・読み取り手段、２４・・−・・・・・・シート送
りモータ。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像データに基づいてヘッドのドット形成素子を
   駆動しながらシート上にドットパターンを形成していく
   記録装置において、前記シートに予め記録された基準シ
   ート送り量のデータを読み取る読み取り手段を設け、読
   み取ったデータに基づいてシート送り量を補正すること
   を特徴とする記録装置。