JP2711851C - - Google Patents

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JP2711851C
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recording sheet
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタやファクシミリなどの記録装置における記録シートの送り機
構に関する。 〔従来の技術〕 プリンタやファクシミリなどの記録装置で使用される記録シート(記録媒体)
には、記録方式、画像品質、記録物の使用目的などに応じて種々のシートが使用
されている。 シート構造が異なるものとしては、紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ
ー)用シート、BPF(バックプリントフィルム)などがある。 OHP用シートは、例えばポリエステルフィルムなどの光透過性のプラスチッ
クフィルムの片面または両面にコーティング処理を施して記録(印字)面を形成
したものである。 BPFは、透明プラスチックフィルムのベース層の裏側にインク吸収層および
インク輸送層を設け、裏側から記録してインク吸収層内に形成した 画像をベース層側から透して観察するものである。 これらは特殊構造の記録シートであり、一般には紙が広く使用されている。紙
は一般に不透明なシートであり、紙質や厚さの異なる多種多様のものが使用され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、記録シートの送り手段としては、一般に、ステッピングモータ(シ
ート送りモータ)で所定のピッチ角づつ回転されるローラが使用されており、こ
のシート送りローラは場合によってはプラテンローラを兼ねる場合がある。 記録に際しては、1行分の記録を終了して次の行を記録すべく改行する時、シ
ート送りローラを所定のピッチ角回動させることによりシート送りが行われる。 しかし、シート送りローラにより送給された記録シートに対して記録を行う従
来の記録装置では、シート送り時の送り量は記録シートの差異には関係なく一定
不変に設定されていたので、当該シート送りローラ上で記録シートの送り方向を
変更して送給する機構を用いて、同様の画像を厚さの異なるシートに記録する場
合、画像形成面(通常表面)の実際の送り量(接線距離)に差異が生じ、画像品
質に問題が生じることがあった。 本発明の目的は、シート送りローラ上で送り方向を変更して送給される記録シ
ートに記録を行う記録装置において、記録シートの厚さに関係なく画像形成面の
送り量を常に一定に保持することができ、シート厚さが異なっても安定した高い
画像品質を維持しうる記録装置を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するため、回転によって記録シートを送給するシー
ト送りローラであって、当該ローラ上で記録シートの送り方向を変更して記録シ
ートを送給するシート送りローラを有し、前記シート送りローラにより送給され
た記録シートに対して記録を行う記録装置において、前記シート送りローラの所
定の回転角度に対する前記記録シートの送り量 が前記シート送りローラの中心から前記記録シートの画像形成面までの距離に応
じて変化するのを補正すべく、前記記録シートの所定の送り量に対する前記シー
ト送りローラの回転角度を、前記記録シートの厚さが大きいときは小さくし、前
記記録シートの厚さが小さいときは大きくする制御手段を有することを特徴とす
る。 〔実施例〕 以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。第1図は本発明を実施するの
に好適なカラーインクジェット記録装置の模式的構成図であり、第2図は第1図
の制御系のブロック図である。 第1図において、ロール状に巻かれた連続したロールシート40から引き出さ
れる記録シート45は、ガイドローラ41、42を経て、シート送りローラ43
の回転摩擦力により搬送され、矢印44方向へ排出される。 上下のガイドローラ42、41の間の記録シート45の前面に記録ヘッドのユ
ニット49を含む記録部が配置されている。 記録部には、ガイドローラ42、41に平行に設置されたガイド軸46が設け
られ、該ガイド軸46に沿って左右に往復動するキャリッジ48上にカラー印字
用のヘッドユニット49が位置決めして搭載されている。 ヘッドユニット49は4個の記録ヘッド、すなわち、インク色がイエローのヘ
ッド49Y、インク色がマゼンダのヘッド49M、インク色がシアンのヘッド4
9C、インク色がブラックのヘッド49Bkから成り、各ヘッドにはインクタン
クからそれぞれの色インクが供給される。 前記キャリッジ48を移動させることにより、各記録ヘッドで記録シート45
上を記録走査することができる。 記録ヘッド45は各記録ヘッド49の印字巾(高さ)分づつ間欠送り(行送り
)されるが、記録シート45が送り方向に停止している間にヘッド49は矢印P
方向に走査しながら画像信号に応じてインク滴を吐出する。 キャリッジ48はキャリッジモータ(パルスモータ)51によりタイミングベ
ルト47を介して往復駆動され、前記シート送りローラ43はシート送りモータ
52により回動駆動される。 第1図および第2図において、記録動作を制御する制御回路53は、リーダー
部54に対してリーダー制御信号55を出力し、画像制御回路56に対して画像
処理制御信号57を出力し、前記各色の記録ヘッド49Y、49M、49C、4
9Bkに対しては記録ヘッド制御信号50を送り込み、前記キャリッジモータ5
1を駆動するキャリッジモータドライバ58に対してキャリッジモータ制御信号
59を出力し、前記シート送りモータ52を駆動するシート送りモータドライバ
61に対してはシート送りモータ制御信号62を出力する。 前記リーダー部54からの各インク色ごとの画像情報「Y」、「M」、「C」
は前記画像処理回路56へ入力され、ここで画像処理された後各色ごとの画像信
号Y、M、C、Bkとして制御回路53へ送り込まれ、制御回路53はこの画像
信号に基づいて各色の記録ヘッド49Y、49M、49C、49Bkへインク吐
出制御信号50を出力する。 さらに記録シート45の経路の所望位置には、該記録シートの厚さを検知する
シート厚さ検知手段(センサ)66が配置されており、このセンサ66からのシ
ート厚さ信号67は制御回路53へ伝送される。 また、記録装置には、第2図に示すごとく、記録シート45の厚さ(薄いシー
ト、中位のシート、厚いシートなど)に応じたタッチキーが配置された操作パネ
ル68が設けられている。このタッチキーの指示に基づく指示信号69は制御回
路へ伝送される。 本発明におけるシート送りローラの回転角の調整は、前述のシート厚さ検知手
段(センサ)66により検出されるシート厚さ、または操作パネル68によって
指示される記録シート45の厚さに基づいて行われる。 記録シート45としては、厚さや剛さの異なる種々の紙の他に、特殊の構造を
したOHP(オーバーヘッドプロジェクター)用シートやBPF(バックプリン
トフィルム)などが使用される。 第3図は厚さが相違する2種類の記録シート45を例示する断面図である。 第3図の(A)は記録シート45が紙などから成る厚さT1で薄いシー トである場合の断面を示し、第3図の(B)は記録シート45が透明ベース層7
1およびインク吸収層72から成り厚さがT2の厚いシートである場合の断面を
示す。 第4図は、第1図に示す記録装置に適用可能な搬送機構の一部を示す図であり
、第1図に示すシート送りローラ43の構成を、ローラ上で記録シート45の送
り方向を変更して送給する構成としたものである。 第4図において、L1、L2は、厚さT1の薄い記録シート並びに厚さT2厚
い記録シートそれぞれについて、シート送りローラ43の回転に対応した画像形
成面の送り量を示している。 第4図において、シート送りローラ43の半径をRとし、該シート送りローラ
43の回転角度をθ(度)とすると、薄い記録シートの画像形成面の送り量L1
であり、厚い記録シートの画像形成面の送り量L2は となる。 したがって、送りローラ43の回転角θが一定であると、厚いシートの方が送
り量が大きくなり、だけ送り量に差が生じることになる。 そこで、第1図および第2図の本発明による記録装置においては、記録シート
45の厚さをセンサ66で検知し、その検知信号67を制御回路53へ入力し、
シート送りモータ回転パルス数制御 信号62を介してシート送りモータドライ
バ61を制御することにより、シート送りモータ52の回転角度したがってシー
ト送りローラ43の回転角θを、記録シート45の厚さが大きい時は小さくし、
記録シート45の厚さが小さい時は大き くするように調整する。 このようなシート送りローラ43の回転角調整によって記録シート45の画像
形成面の送り量をシート厚さとは無関係に常に一定値に制御することが可能とな
り、画像品位の向上を図ることが可能になった。 第5図はシート厚さ検知手段66の構成例を示す模式図である。 第5図において、供給された記録シート45の片面をガイド74で支持し、そ
の反対側に、記録シート45の面を照射する光源75と該記録シート45からの
反射光路に配置された複数個の受光素子列76とから成るセンサ66が設けられ
ている。 各受光素子76−1、76−2………76−nは、図示のようにシート厚さが
t1、t2、t3と順次異なる時の反射光路の平行移動に対応する位置に配列さ
れており、何番目の受光素子76−iから電圧が出力されたかを判別することに
より記録シート45の厚さを検知することができる。 なお、記録シート45の厚さ検知手段66は、第5図の構成に限定されるもの
ではなく、その他の種々の方式を採用できるのは勿論である。 例えば、ばね力で記録シート45に圧接された圧電素子を利用し、シート厚の
変化による発生電圧の変化を測定し、その測定値から記録シート45の厚さを求
める方法を採用することができる。 また、記録シート45の材質が一定で光透過性を有する場合は、該記録シート
45の透過光量を測定することによってもその厚さを検出することができる。 以上説明した記録装置によれば、第4図に示すようにシート送りローラ43上
で記録シート45の送り方向を変更して送給する搬送機構を備えた記録装置にお
いて、記録装置に供給された記録シート45の厚さを検知するセンサ66を配置
し、該センサ66からの検出信号67を制御回路53へ取り入れ、該制御回路5
3によって、シート送りモータ52(したがってシート送りローラ43)の回転
角を、シート厚さが大きい時は小さくし、シート厚さが小さい時は大きくするよ
う調整し、これによって記録シート45の画像形成面の送り量をシート厚さに関
係なく常に一定に制御する ことが可能になった。 こうして、記録シートの差異に関係なく安定した高い画像品質の記録を行いう
る記録装置が得られた。 なお、本発明は、ローラ(ローラ状のプラテンを含む)でシート送りを行う型
式の記録装置であれば、インクジェット方式に限らず、サーマル方式やワイヤド
ット方式など他の方式の記録装置においても同様に実施することができ、また、
ラインプリンタやページプリンタ等の副走査のみで記録する型式の記録装置に対
しても適用可能なものである。 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、回転によって記録シートを
送給するシート送りローラであって、当該ローラ上で記録シートの送り方向を変
更して記録シートを送給するシート送りローラを有し、前記シート送りローラに
より送給された記録シートに対して記録を行う記録装置において、前記シート送
りローラの所定の回転角度に対する前記記録シートの送り量が前記シート送りロ
ーラの中心から前記記録シートの画像形成面までの距離に応じて変化するのを補
正すべく、前記記録シートの所定の送り量に対する前記シート送りローラの回転
角度を、前記記録シートの厚さが大きいときは小さくし、前記記録シートの厚さ
が小さいときは大きくする制御手段を有する構成としたので、シート送りローラ
上で送り方向が変更されて送給される記録シートに記録を行う場合でも、記録シ
ートの画像形成面の送り量をシートの厚さに関係なく一定にすることができ、厚
さが異なる種々の記録シートに記録する場合でも、常に画像形成面の正しい位置
に記録することができ、常に安定した高い品質の画像を記録することができる記
録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を適用するのに好適な記録装置の構成例を示す模式的斜視図、
第2図は第1図の制御系のブロック図、第3図は記録シートの厚さの差を例示す
る模式的断面図、第4図は本発明を適用する記録装置のシート送りローラにおけ
る記録シートの厚さとシート送り量との関係を示す模 式的断面図、第5図は記録シートの厚さを検知するセンサの構成を例示する模式
図である。 43………シート送りローラ、45………記録シート、49………記録部(ヘ
ッドユニット)、49Y、49M、49C、49Bk………記録ヘッド、52…
……シート送りモータ、53………制御回路、61………シート送りモータドラ
イバ、62………シート送りモータ回転パルス数制御信号、66………シート厚
さ検知手段(センサ)、67………シート厚さ信号、75………光源、76……
…受光素子列、θ………シート送りローラの回転角、L1、L2………画像形成
面の送り量、T1、T2………記録シートの厚さ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)回転によって記録シートを送給するシート送りローラであって、当該ロー
    ラ上で記録シートの送り方向を変更して記録シートを送給するシート送りローラ
    を有し、前記シート送りローラにより送給された記録シートに対して記録を行う
    記録装置において、 前記シート送りローラの所定の回転角度に対する前記記録シートの送り量が前
    記シート送りローラの中心から前記記録シートの画像形成面までの距離に応じて
    変化するのを補正すべく、前記記録シートの所定の送り量に対する前記シート送
    りローラの回転角度を、前記記録シートの厚さが大きいときは小さくし、前記記
    録シートの厚さが小さいときは大きくする制御手段を有することを特徴とする記
    録装置。

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