JPH01230967A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JPH01230967A
JPH01230967A JP5414688A JP5414688A JPH01230967A JP H01230967 A JPH01230967 A JP H01230967A JP 5414688 A JP5414688 A JP 5414688A JP 5414688 A JP5414688 A JP 5414688A JP H01230967 A JPH01230967 A JP H01230967A
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ice
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JP5414688A
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Hajime Iida
元 飯田
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は角氷を一度に多数製造し得る製氷機の角氷自動
排出機構に関する。
(従来の技術) 区画した多数の製氷小室+3)、(3). (3)、(
3)を下向きに開口するよう横設した製氷器(1)と、
容器の一辺側を回動可能に支持して製氷器の直下位置の
水平状態と対向辺側を製氷器から遠去ける斜め下向き状
態との間での揺動可能に設けると共に水用原水が供給さ
れる水皿とを備えた製氷機は多用され、実開昭61−1
45273号公報によっても公知である。
(発明が解決しようとする課題) この種の製氷機は、製氷運転中は水皿を水平状態に保持
して氷用原水を必要量貯溜させておき、製氷完了するこ
とにより離氷を行わせる場合には、斜め下向き状態に傾
斜させて、水皿上に載せた離氷角氷を滑り落とさせて、
その後、また元の水平状態に復帰させるように形成して
いるが、この揺動操作はモータ、空圧シリンダ等のアク
チュエータにより離氷開始、終了のタイミングに合わせ
て行っていた。
この場合、アクチュエータの構造が複雑でコスト高につ
ながる他、故障が起こるおれそがあるのとタイミングが
確実にとり難いところから作動ミスの生じる懸念があっ
て信頗性に乏しいのが問題であった。
本発明はかかる従来の問題点を克服するべく、水皿の開
閉を動力機構に依存することなく、ばねと氷用原水ある
いは離氷用水のエネルギーとを利用する構造となしたこ
とによって製氷時と離氷時との運転の違いによる補給水
の動態変化を捉えて、タイミングがとれた確実な角氷自
動排出を可能ならしめ、もって、動力不使用による安全
性、信軌性の向上を果たさせることを発明の目的とする
(課題を解決するための手段) しかして本発明は実施例を示す図面により明らかなよう
に、請求項1の発明は、区画した多数の製氷小室(3)
、(3),(3)、(3)を下向きに開口するよう横設
した製氷器(1)と、容器の一辺側を回動可能に支持し
て製氷器(1)の直下位置の水平状態と、対向辺側を製
氷器+1)から遠去ける斜め下向き状態との間での揺動
可能に設け、かつ、氷用原水が供給される水皿(2)と
を備えた製氷機において、弾力によって水皿(2)を水
平状態に保持せしめるばね(9)を該水皿(2)に係着
し、一方、前記水皿(2)の自由端である前記対向辺側
には、離氷運転時に水が補給される水容器(6)及び製
氷運転開始時に水が補給される横樋(7)を一体的に取
り付け、さらに、前記水皿(2)が水平状態のときの横
樋(7)の貯溜水に浸漬し得る如く、冷却管(4)の入
口管部(4A)を延在させて固定せしめてなり、製氷運
転中は横樋(7)内の貯溜水の凍結現象によって前記水
皿(2)の水平状態を保持し、離氷時は前記凍結現象の
解除及び前記水容器(6)への水補給によって、水皿(
2)をばね力に抗し斜め下向き状態にIJ勅可能となし
たことを特徴とする。
しかして上記構成は離氷運転が主として、冷却管(4)
へのホットガス流通によって成されることが望ましく、
また、水容器(6)が上部開口を水皿(2)のオーバフ
ロ一部に連通して水用原水が供給されると共に、底部に
徐々に排水し得る小孔0りを開口して有する構成とした
ことを好ましい。
一方、請求項4の発明は、前記水皿(2)が前記−辺側
に水ポンプα3)が収納された水溜め部(2A)を、前
記対向辺側に水ポンプO美の吐出水を各製氷小室f3+
、 (3)、(3)に噴水させる噴射ノズル圓が存し、
かつ落下水を前記水溜め部(2A)に導く導水部(2B
)を夫々設けてなる一辺側寄り偏心構造に形成している
と共に、弾力により水皿(2)を水平状態に保持せしめ
るばね(9)を係着していて、また、前記対向辺側には
水容器(6)を離氷用に供した水の受け容れ可能に一体
的に取り付けなり、一方、傾斜板部(15、)及び直立
板部(15m )を上下に連ね有するダンパ(15)を
、その下端部を前記水皿(2)に回動可能に支持させて
、傾斜板部(15A)が水皿(2)に設けた^■氷用水
受部Q61を覆い、かつ直立板部(15g )が前記導
水部(2B)と前記水溜め部(2A)との境界部を仕切
って給水管(8)からの水用原水を前記水溜め部(2A
)に導き得る直立状態の保持可能に該水溜め部(2A)
の直上部に立設せめしると共に、前記導水部(2A)を
流下する還水の水流圧によって傾斜板部(15A )及
び直立板部(15B )が離氷用水受部OQ及び前記境
界から夫々離れる傾斜状態の揺動可能、かつ、水皿(2
)が前記斜め下向き状態となった際に元の直立状態に復
元可能な重心構造となしていて、製氷運転中はばね力に
より前記水皿(2)の水平状態を保持し、離氷時は前記
水容器(6)への離氷用水充填によって水皿(2)をば
ね力に抗し斜め下向き状態に揺動可能となしたことを特
徴とする。
さらにこの発明は水容器(6)が底部に徐々に排水し得
る小孔卸を開口して有することが好ましい。
(作用) まず請求項1の発明は水皿(2)と一体をなす横樋(7
)がその内部の水が凍結することによって冷却管(4)
の入口管部(4,)に固着するために水皿(2)内に水
が充填されている状態でもその自重に勝って水平状態保
持を確実に行い得る。
そして製氷完了時には冷却管(4)の前記入口管部(4
A)における凍結現象を解除すること及び水容器(6)
への水補給によって水皿(2)はばね力に抗して傾斜揺
動し、その結果、角氷を確実に放出できる。
なお、凍結現象の解除はホットガスを冷却管(4)に流
すことでより速く確実に成されるものであり、また、水
容器(6)内の貯溜水は前記小孔−から徐々にnh出さ
れることによって、氷の落下に要する適正なタイミング
をとった後、水平状態の旧位置に戻させることが可能で
ある。
次に請求項4の発明は、支点となる一辺側寄りに重心を
有する偏心構造となしているので、対向辺側の水容器(
6)に水を充填しない限りにおいてはばね力が水皿(2
)の綜合重量に打ち勝ってこれを水平状態に保持でき、
そしてダンパ(15)の自動切換えに伴って離氷用水が
製氷器t1+に送られた後、水容器(6)に充填される
ことによって水皿(2)を所定傾きまで傾斜させ得るも
のであり、その結果、角氷を確実に放出できる。
また、水容器(6)に小孔−を設けたもげたことによっ
て同様に、傾斜中の時間、元の水平状態への復帰のタイ
ミングを確実にとり得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面により説明する。
第1図は請求項1の発明の例に係る製氷部を示し、製氷
器(1)と水皿(2)とに加えて水容器(6)と横樋(
7)とを設けている。
製氷2St1)はアルミニウム類の抜型によって管種通
溝が上面側に列配置されてなると共に、アルミニウム板
の打抜き等による横仕切板(27)と交互に積層されて
、下面側に格子状の仕切りが垂設されてなる製氷板(5
)と、前記管種通溝に密に嵌装した冷却管(4)とから
なっていて、格子状の前記仕切りによって区画された多
数の小室が下向きに開口する製氷小室(3)、 (3)
を形成するように製氷器(1)を横設せしめている。
一方、水皿(2)は上面が広く開口して前記製氷器(1
)を受け容れ可能な深皿状に形成していると共に、底部
及び周壁部を適宜間隔が存する平行に配置した2枚の板
によって形成させた二重壁容器となしていて、この容器
の一辺側、第1図上で左側を水平軸周りの回動可能に支
持させて、製氷器(1)を受け容れる図示状態の直下位
置となる水平状態と、対向辺側、第1図上で右側を製氷
器(1)から遠去ける斜め下向き状態との間での揺動可
能に配設している。
上記水皿(2)は、前記−辺側の軸支部の上方に設けた
給水管(8)から氷用原水が供給され、皿内に所定量の
氷用原水が貯溜されるようになっていると共に、水平状
態に保持した際、二重底の平坦な内底が製氷小室(3)
、(3),f3)の開口面を下からの接当によって塞ぎ
得るよう位置づけており、この水平状態を固定部材であ
るばね取付板aωと水皿(2)の適当個所との間に亘ら
せたばね(9)の引張り弾力によって保持せしめている
なお、水皿(2)における前記内底には、図示の如く各
製氷小室+3)、(3). (3)の下向き開口面中心
に対応させた位置に孔Oυが夫々開口されていて、内底
と外底との間の空間部分を各製氷小室(3)、(3),
(3)、(3)に連通させるように形成している。
次に水容器(6)については該容器(6)は水皿(2)
に対し一体させて設けられていて、水皿(2)の自由端
である前記対向辺側に底部が面一となり、頂部が水皿(
2)外周壁の上縁のオーバフロ一部に連通ずるよう並設
されていると共に、この容器底部には小孔(2)が1個
又は複数個穿孔されている。
かく構成した水容器(6)は、水皿(2)内に供給され
た水が前記オーバフロ一部がら浴出したのを受け容れた
後、前記小孔Q2)がら徐々に放出し得るようになって
いる。
一方、横樋(7)は前記水容器(6)の上縁部に一体的
に横設させていて少量の水を貯溜し得るよう設けられ、
水皿(2)をオーバフローした水が流れ込み得るように
形成されている。
上記横樋(7)の直上部には、冷却管(4)の入口管部
(4A)が定位置に配設されているが、該入口管部(4
A)は、前記水皿(2)が水平状態に存するときの前記
横樋(7)に対してその内部の貯溜水に略下半部が浸漬
し得る位置を選定して配置固定せしめている。
上述の構造になる製氷部の冷却管(4)に係る冷凍装置
は第2図に示す通りであって、圧縮機(21)、凝縮器
(22)、膨張弁(23)、製氷器(1)の冷却管(4
)及びアキュムレータ(24)により周知の冷凍サイク
ルを有すると共に、離氷弁(26)を有するホットガス
バイパス管(25)を備えていて、通常の冷凍サイクル
によって冷却管(4)が蒸発器として作用し、製氷器(
1)を氷点下の低温に冷却し、一方、離氷弁(26)を
開弁操作してホットガスを冷却管(4)に流し離氷を行
い得るようになっている。
なお、冷却管(4)の入口管部(4A)と横樋(7)と
の構造は第3乃至第6図に例示されるが、横樋(7)に
入口よりも奥の幅を広くしたあり溝を多数設けて貯溜水
が凍結した際の帰への固着を強力にし得る構造(第5図
参照)、また、直管に対し入口管部(4A)をらせん巻
きして凍結貯溜水との固着を強力にし得る構造(第6図
参照)などは好適な実施例である。
次に製氷・離氷運転の動作を第7図及び第8図を参照し
て以下説明する。
水皿(2)を水平状態に保持し、水が存しない空状態と
なして(第7図(イ)参照)、冷凍装置を運転しくステ
ップ(A) ) 、製氷器(1)の予冷を行う。
なお、この状態では予め横樋(7)に水を貯溜しておく
前記予冷運転によって入口管部(4A)が凍結したこと
を検出した段階(ステップ(B))で給水弁を所定時間
開かせて(ステップ(C))、給水管(8)から水皿(
2)に給水し製氷小室+3)、(3). f3)に水が
充満するレベルになるまで給水して製氷運転を行う(ス
テップ(D)及び第7図(ロ)参照)。
その際、水皿(2)内の水は孔0υを通じて製氷小室+
3)、 f3+内に流入しており、次第に角氷が生成さ
れる。
製氷が完了した時点で離氷弁(26)を開いてホ・7ト
ガスを冷却管(4)に送り込ませ離氷運転に切り換える
と(ステップ(E) ’) 、製氷小室(3)、 +3
)内の角氷は外面が融けて製氷板(5)から離れ、水皿
(2)上に載った状態となり、一方、横樋(7)内の凍
結水も融かされる結果、水皿(2)は横樋(7)と入口
管部(4,)との間の凍結による固着が解消されて、斜
め下向き状態に揺動するに至る。
この揺動を検出すると(ステップ(F) ) 、前記給
水弁を開かせて(ステップ(G) ) 、水皿(2)内
に給水すると、この給水によって水皿(2)の内底に固
着している角氷は固着面が融かされるために傾斜状態の
水皿(2)から角氷は一度に落下する(第7図(ハ)参
照)。
この落下が完了したことを検知すると(ステップ(II
) )、給水弁を閉じて給水を停止させる(ステップ(
L))。
水皿(2)から水容器(6)内に流れ込んだ水は前記小
孔0乃を通じて徐々に排水するのに伴い、ばね(9)の
弾力によって空状態の水皿(2)は、はじめの水平状態
に復帰する(ステップ(J)及び第7図(ハ)参照)。
かくして製氷ならびに離氷の1サイクル運転は完了し、
再び、予冷から繰り返して次の製氷を行わせる。
次に第9図は請求項4の発明の例に係り、水皿(2)を
揺動可能に支持してなる点は第1図図示例と同じであっ
て、この揺動中心に近い一辺側を深底、対向側を浅底と
した2段底の皿に形成せしめ、深底部分を水ポン10階
が収納された水溜め部(2A)となし、浅底部分を水溜
め部(2A)に向けて緩やかな下り勾配となる導水部(
2B)となしており、前記導水部(2B)の底を適当間
隙で2枚の板が上下に平行を保って対設してなる2重底
構造となすと共に、上方に位置する製氷小室(3)、 
(3)、(3)の各開口中心に対応した個所に噴射ノズ
ルα4)、Q4)を上向きに配設し、かつ、前記二重底
の内部空間に連通せしめて、この内部空間を水ポンプα
濁の吐出部に接続せしめている。
さらに上記水皿(2)は導水部(2A)の上縁部分に製
氷小室+3)、 (3)の開口面を下から当て合うこと
によって塞ぎ得る上板01が一体に取り付けられていて
この上板a′0には各製氷小室(3)、(3),(3)
、(3)の開口中心及び前記噴射ノズルQ4)、C14
)の噴射口に対応させた個所に水出入り用の孔αυを穿
設せしめている。
上述する構造の上板Qηは、その上面側全面が離氷用の
水を流通させる通路になっていて、さらに水溜め部(2
A)の上方に位置する部分は、給水管(8)から流出す
る氷用原水を離氷用水として受け容れる容器となる離氷
用水受部αeに形成されている。
前記水皿(2)は、第1図図示例と同様に対向辺側には
底部に小孔面を有する水容器(6)を一体に備えていて
、この水容器(6)の上縁部分の水流入口を前記上板α
ηの上面側の離氷川水流通路の端部と連通せしめていて
、離氷用に供した水が水容器(6)内に流れ込まされる
ようになっている。
しかして第9図においてαつは本実施例における構成要
素の一つであるダンパであり、傾斜板部(15A)と直
立板部(15,)  とを上下に連ねて有する略く字形
の板体に形成していて、直立板部(15、)の下端部を
前記水皿(2)の揺動支軸(0)に回動可能に支持させ
ており、水皿(2)が図示の水平状態に存する通常時は
前記傾斜板部(15A)が離氷用水受部Oeの上部開口
を掩い、かつ、直立板部(15、)が前記水溜め部(2
A)と導水部(2B)との境界部を「せき板」のように
仕切った状態を呈して直立状に位置している。
そしてこの状態では、給水管(8)から水が流下したと
すると、前記水受部Q61には流れ込むことなく、前記
画板部(15A)、(t5g ’)に案内されて水溜め
部(2A)内に流れ込むようになる(第10図(イ)参
照)。
上記ダンパ0ωはばね等を一切有しなく自由揺動状態に
設けられていて、前記導水部(2A)を伝って水が流れ
落ちた場合には、この水流が直立板部(15++ )に
側方から直接衝突する結果、揺動支軸(0)を中心とす
る回動モーメントが作用して、前記ダンパα旧よ離氷用
水受部aS及び前記境界部から離される方向に揺動する
(第10図(II) 、 (71)参照)。
その結果、給水管(8)から水が流下した場合には、直
下の離氷用水受部ae内に流れ込むようになる。
このように水流圧によってダンパα9は直立から傾斜に
転位せしめられる。
なお、ダンパ(15)は例えば傾斜状態においては水皿
(2)におけろ水溜め部(2A)の前記−辺側の縁部に
支承されており、この状態で、水皿(2)が斜め下向き
状態に揺動したとすると、前記−辺側の縁部が製氷器(
1)側に接近移動することによって、ダンパ0つは起き
上がってくる。
従って、この起き上った状態でダンパ0つの重心が揺動
軸(0)よりも製氷器(1)側になるよう予め寸法設定
を行っておけば、ダンパ0勺は復帰方向に移動して第9
図図示の最初の状態に復するようになり、従ってダンパ
α5)の復帰は水皿(2)の傾斜移動により成される。
次に第9図図示例の製氷・離氷運転の動作を第10図、
第1)図を併せ参照して以下説明する。
◎ 給水段階(第10図(イ)ステップ(A)′参照)
水皿(2)が水平状態、ダンパ(15)が直立状態にな
っている条件下で給水弁を開き給水開始すると、所定量
の水用原水は水溜め部(2A)に流れ込む。
この場合、水が収容された水溜め部(2A)は重心が揺
動軸(0)の略々直下又は斜め上向きに移動させるモー
メントが作用する側に存するので重量増加によるも水皿
(2)は水平状態を保持したままである。
◎ 製氷段階(第10図(ロ)ステップ(B)′参照)
圧縮機(21)、凝縮器(22)用ファン及び水ポンプ
01)を運転すると、水溜め部(2A)内の貯溜水は水
ポンプ0蜀により噴射ノズルθaから前記孔αυを介し
各製氷小室(3)、(3),(3)、(3)内に流れ込
み、製氷器(1)の低温冷却によって次第に氷の層が生
長して(ると同時に噴射水の一部は・導水部(2A)を
流れ落ちるので、前述したようにダンパ09を傾倒させ
る。
その結果、水用原水は水溜め部(2A)と製氷小室+3
)、(3). (3)の間を円滑に循環する。
◎ 離氷第1段階(第10図(ハ)ステップ(C)′(
D)′参照)。
冷凍装置を離氷運転すると同時に給水弁(8)を開いて
製氷小室f3)、(3). [3)、(3)内の角氷を
ホットガスと水とにより、表面の融解を行わせる。
上板07)上を流れる水は水容器(6)内に流れ込む結
果、充填時の重量による回転モーメントはばね(9)の
弾力に勝るようになり、水皿(2)は傾きはじめる。
◎ 離氷第2段階(第10図(ニ)ステップ(E)′〜
(H)′参照)。
水皿(2)が傾き切った状態になると、前述したように
ダンパ09は復帰し、給水管(8)からの流下水は導水
部(2B)を経、水用器(6)内に流れ込み、水皿(2
)は傾いたままとなり、この間に上板αη上に載った角
氷は滑り落ちて氷の回収が成される。
給水弁を閉じ給水を止めると、水容器(6)内の水は小
孔叩から徐々に排出されるので、適宜のタイミングがと
れた後、水皿(2)はばね力によって水平状態に復する
かくして1サイクルが終了する。
第12図及び第13図は、本発明の実施例に係る要部構
造を示したもので、水皿(2)の上板Q7]等が製氷小
室(3)、(3),+3)、(3)の開口を閉じた状態
で給水、製氷を行っていると、水が製氷板(5)の上に
溜まることが起こり得るものであり、これが凍結すると
製氷小室(3)、(3),f3)内の氷とつながって離
氷時に角氷が確実に落下しなくなる問題がある。
そこで、製氷板(5)の端面にゴム等の断熱材料からな
るサイドモールθ8)を取着して、このサイドモール0
8)に対して端面材に設けた水抜き孔O■につながる端
部開口と、水皿(2)の上板07)に接当する下端面に
開く下部開口と、前記両開口に亘りサイドモールα鴫内
に延ばした連通路(20)とを設けてなる構成としたも
のであり、水皿(2)が水平状!襟に存して上板01が
前記下部開口を閉止しているときには製氷板(5)の上
面に水が溜まっていても、離氷によって水皿(2)が傾
いた場合には下部開口が開かさるために、この貯溜水は
連通路(2のを通っt流下し、かくして製氷板(5)上
の溜まり水を離氷の都度捨てることが可能であり、余分
の水を凍結するための能力低下、冷却管(4)の腐蝕を
防止得る効果があり、かかる排水構造は好ましい手段で
ある。
次に第14図及び第15図は本発明の例の製氷器(1)
を示したものであって、製氷小室(3L (3)は製氷
開始時の給水のときに内部の空気が抜は易く、また製氷
後の離氷時には氷を製氷小室!3)、(3). (3)
、(3)からスム−スに創設落下させ得ろものであるこ
とが望ましく、そのために製氷小室(3)の奥側の適当
個所に空気出入り用の穴が必要である。
従って、第1図に示す如く製氷板(5)に穴を設けても
良いが、この実施例は角氷に対し上側となる製氷板(5
)ではなく、横仕切板(27)に丁字形をした穴(2B
)を穿設せしめている。
上記穴(2B)としては製氷器(1)に組立てた場合に
直交差する縦仕切内の空洞部と連通して各製氷小室(3
)の奥側の隅に向は開口し得る如く縦穴と横穴とをM1
合わせてT字状をなしている。
このように横仕切板(27)に空気出入り用の穴(2B
)を設けているのは、製氷機(5)が押出し材であるた
めに製氷板(5)側に穴を設けるのは複雑さを伴う追加
加工となるのに対して、横仕切板(27)であれば、最
初の打抜加工時に穴(2B)を同時に加工できて量産、
低コストの両面で利点があるからに他ならない。
(発明の効果) 本発明は開放水皿型でこの水皿がtl動構造をなしてい
る製氷機において、製氷運転時におけろ水皿の水平状態
保持はばね力のみまたは水の凍結による固着力の付加に
よって安定的に行われ、一方、離氷時の斜め下向きの傾
斜動への移行は水容器(6)内に貯溜させた水の重量が
作用する回転モーメントによって行わせているので、水
皿(2)の開閉作動に関して特別の動力機構が一切不要
であり、装置のコストダウン効果は大きい。
また、製氷か離氷かの運転状態の違いによって変化する
水の状態を巧みに利用しているので、タイミングが確実
にとれ誤作動を生じることなく信頼性が向上する。
請求項1の発明については水の凍結による固着力で水平
状態を保持し、この固着力の離氷時における融解による
解除と水容器(6)内の重量増加による回転モーメント
とで傾斜動を行わせるようにしたから、相反する方向の
力の差を多くとることができ、確実性が高い。
又請求項4の発明についてはダンパθ9によって製氷と
離氷との水の供給振り分けを、また、水容器(6)への
水の供給の断続を行わせているので、簡)扛な構造で水
皿(2)の開閉を的確に切換えることが可能である。
また、本発明は水容器(6)内に溜まった水を小孔(1
2)から徐々に排水させることにより、傾斜状態の保持
タイミングを小孔面の開口面積の加減−つで簡単かつ正
確にとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第9図は本発明の各実施例に係る製氷機の要
部構造図、第2図は本発明の例に係る冷凍装置回路図、
第3図乃至第6図は第1図における横樋部の各構造例を
示す部分図、第7図(イ)〜(ハ)は第1図の例に係る
運転動作説明図、第8図は同しく運転動作フロー線図、
第10図(イ)〜(ハ)は第9図の例に係る運転動作説
明図、第1)図は同じく運転動作フロー線図、第12図
及び第13図は本発明の例に係る製氷器の要部構造を示
す断面図及び側面図である。また、第14図及び第15
図は本発明の他の例に係る製氷器の要部斜視図及び要部
断面図である。 (1)・・・製氷器、 (2)・・・水皿、(2A)・
・・水溜め部、 (2A)・・・導水部、(3)・・・
製氷小室、 (4)・・・冷却管、(4A)・・・入口
管部、 (6)・・・水容器、(7し・横樋、 (8)
・・・給水管、(9)・・・ばね、 (2)・・・小孔
、O■・・・水ポンプ、 α旬・・・噴射ノズル、α9
・・・ダンパ、 (15A )・・・ 傾斜板部、(1
5a )・・・ 直立板部、 OQ・・・離氷用水受部。 vQ3図 第5図 第4図 第7図     第8図 第9図 第10図       第1)図 第12図 第13図 20     j 第14図 ム 第15図 ム j ′   1 昭和63年 6月241] 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 ■、事件の表示 昭和63年特許願第541416号 2、発明の名称 製氷機 3、補正をする者 事件との関係 特許用191人 住所 大阪市北区中崎西2丁目4番12−)梅田センタ
ービル 名称 (2B5)ダイキン工業株代会社代表者 山 1
.iLI    稔 4、代理人 居所 大阪市南区南船場3丁[19番10号徳島ビル6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、区画した多数の製氷小室(3)、(3)を下向きに
    開口するよう横設した製氷器(1)と、容器の一辺側を
    回動可能に支持して製氷器(1)の直下位置の水平状態
    と、対向辺側を製氷器(1)から遠去ける斜め下向き状
    態との間での揺動可能に設け、かつ、氷用原水が供給さ
    れる水皿(2)とを備えた製氷機において、弾力によっ
    て水皿(2)を水平状態に保持せしめるばね(9)を該
    水皿(2)に係着し、一方、前記水皿(2)の自由端で
    ある前記対向辺側には、離氷運転時に水が補給される水
    容器(6)及び製氷運転開始時に水が補給される横樋(
    7)を一体的に取り付け、さらに、前記水皿(2)が水
    平状態のときの横樋(7)の貯溜水に浸漬し得る如く、
    冷却管(4)の入口管部(4_A)を延在させて固定せ
    しめてなり、製氷運転中は横樋(7)内の貯溜水の凍結
    現象によって前記水皿(2)の水平状態を保持し、離氷
    時は前記凍結現象の解除及び前記水容器(6)への水補
    給によって、水皿(2)をばね力に抗し斜め下向き状態
    に揺動可能となしたことを特徴とする製氷機。 2、離氷運転が、主として前記冷却管(4)へのホット
    ガス流通によって成される請求項1記載の製氷機。 3、水容器(6)が上部開口を水皿(2)のオーバフロ
    ー部に連通して氷用原水が供給されると共に、底部に徐
    々に排水し得る小孔(12)を開口して有する請求項1
    又は2記載の製氷機。 4、区画した多数の製氷小室(3)、(3)を下向きに
    開口するよう横設した製氷器(1)と、容器の一辺側を
    回動可能に支持して製氷器(1)の直下位置の水平状態
    と、対向辺側を製氷器(1)から遠去ける斜め下向き状
    態との間での揺動可能に設け、かつ、氷用原水が供給さ
    れる水皿(2)とを備えた製氷機において前記水皿(2
    )は、前記一辺側に水ポンプ(13)が収納された水溜
    め部(2_A)を、前記対向辺側に水ポンプ(13)の
    吐出水を各製氷小室(3)、(3)に噴水させる噴射ノ
    ズル(14)が存し、かつ落下水を前記水溜め部(2_
    A)に導く導水部(2_B)を夫々設けてなる一辺側寄
    り偏心構造に形成していると共に、弾力により水皿(2
    )を水平状態に保持せしめるばね(9)を係着していて
    、また、前記対向辺側には水容器(6)を離氷用に供し
    た水の受け容れ可能に一体的に取り付けなり、一方、傾
    斜板部(15_A)及び直立板部(15_B)を上下に
    連ね有するダンパ(15)を、その下端部を前記水皿(
    2)に回動可能に支持させて、傾斜板部(15_A)が
    水皿(2)に設けた離氷用水受部(16)を覆い、かつ
    直立板部(15_B)が前記導水部(2_B)と前記水
    溜め部(2_A)との境界部を仕切って給水管(8)か
    らの氷用原水を前記水溜め部(2_A)に導き得る直立
    状態の保持可能に該水溜め部(2_A)の直上部に立設
    せめしると共に、前記導水部(2_B)を流下する還水
    の水流圧によって傾斜板部(15_A)及び直立板部(
    15_B)が離氷用水受部(16)及び前記境界から夫
    々離れる傾斜状態の揺動可能、かつ、水皿(2)が前記
    斜め下向き状態となった際に元の直立状態に復元可能な
    重心構造となしていて、製氷運転中はばね力により前記
    水皿(2)の水平状態を保持し、離氷時は前記水容器(
    6)への離氷用水充填によって水皿(2)をばね力に抗
    し斜め下向き状態に揺動可能となしたことを特徴とする
    製氷機。 5、水容器(6)が底部に徐々に排水し得る小孔(12
    )を開口して有する請求項4記載の製氷機。
JP5414688A 1988-03-08 1988-03-08 製氷機 Pending JPH01230967A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063085A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Sanyo Electric Co Ltd 逆セル型製氷機
JP2017101883A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 福島工業株式会社 セル型製氷機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063085A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Sanyo Electric Co Ltd 逆セル型製氷機
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