JPH01230956A - 温風送風ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、温風式電気こたつにおける温風送風ユニット
に関する。

（ロ）従来の技術 従来この種温風送風ユニットは、例えば特公昭６２−６
１８５５号公報にみられるように、ユニット天板の下面
に矩形のヒータユニットを取り付け、該ヒータユニット
内には一対の棒状のヒータと該ヒータ間に配置したファ
ンとにより構成し温風を吐出するようにしているが、第
３図に示される様にヒータを棒状（直線）に形成してい
るために該ヒータの端部間の温度が低くなる欠点があっ
た。

特に棒状のヒータの略中間部の温度は端部側に較べてか
なりの高温となり端部側との温度差が太きくなり輻射熱
によるやぐらこたつ内の温度は大きくバラついていた。

したがって、前述の先行技術の様なヒータユニットを長
方形のやぐらこたつに使用する場合には、前述の温度差
を配慮して実公昭６１−３９２４８号公報に示す様にや
ぐらこたつの短辺部とヒータとを平行にして装着するよ
うにしている。ところが、この先行技術の場合であって
も夫々のヒータ端部側はやはり温度が低いままであり、
また、やぐらこたつ内の客積が大きくなることによりこ
たつ内の温度上昇が遅くなりヒータ端部側は正方形のや
ぐらこたつに較へて温度の低い状態がより一層長くなり
各部の温度差が大きくなった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点を改良すべくなされたもので、温風送
風ユニットから放射される輻射熱を均一にし且温風をよ
り広範囲に送出してやぐらこたつ内の輻射熱及び温度ム
ラをなくしたものである。

く二〉　課題を解決するための手段 本発明は、やぐらこたつの天井部に配設移れる温風送風
ユニットにおいて、ユニット天板と、該ユニッ！・天板
の下面に設けられ絞り加工により中央部に下方へ突出し
た逆円錐台形部と外周部に下方へ傾斜した環状の傾斜部
とを設け前記逆円錐台形部と傾斜部との間に環状の収納
空間を形成した反射板と、前記逆円錐台形部内に配設し
送風ファンを回転駆動するモータと、前記収納空間に配
置したリング状のヒータと、該ヒータの直下に所定空間
を形成して配置した円形のカバーとを備え、前記逆円錐
台形部の外周縁と傾斜部の絞り端縁とヒータとカバーの
外周縁の夫々を同心にした構成とする。

（ホ）作用 反射板の円錐台形部の外周縁と傾斜部の絞り端縁とヒー
タとカバーの外周縁の夫々を同心にして設けたため、ヒ
ータの全周の直下への輻射熱はカバーによって遮熱され
痛みのある輻射が防止きれると共に温風がユニットの周
囲から均一に送出せれ、輻射熱もユニットの周囲から均
一に放射されることになり、やぐらこたつ内の温度ムラ
、輻射熱ムラをなくする。

（へ）　実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

（１）はやぐらこたつ本体であり、矩形状天井部（２）
の四隅にそれぞれ脚体（３）を支持して構成されており
、天井部（２）の中央部に桟（２勺により正方形のユニ
ット取付枠が形成され、これに温風送風ユニット（Ａ）
が取り付けられている。

また、第１図、第４図および第５図はユニット（Ａ）の
詳細を示しており、（４）は木製で断熱効果を有する正
方形状のユニット天板、（５）は天板（４）の下面に取
り付けられた反射板であり、絞り加工により、中央部に
下方へ突出した逆円錐台形部（６）が形設されるととも
に、外周部に下方へ傾斜したほぼ環状の傾斜部（７）が
形成されており、傾斜部（７）の絞り端縁（７′）は逆
円錐台形部（６）の中心に対し同心円になっている。ま
た、前記逆円錐台形部（６）と傾斜部（７）との間に環
状の収納空間（Ｓ）を形成している。

ここで、第３図に示すように、天井部（２）の長辺（後
辺）に対向する反射板（５）の外周部の一部には、傾斜
部（７）が形成されず、平坦部（８）になっている。

（９）は逆円錐台形部（６）内に配設芒れその底板上に
ねじ、ナツトにより固定されたモータであり、モータ（
９）の回転軸（１０）が底板の中心を貫通して下方へ導
出している。

（１１）は逆円錐台形部（６）の直下に位置し回転軸（
１０）に軸着された軸流ファンからなる送風ファンであ
り、第６図に示すような構造になっており、ファン（１
１）の外周部には上方への折り曲げにより８個の遮蔽部
（１２）が等間隔に立設され、これが逆円錐台形部（６
）と後述のヒータとの間に配置されている。

（１３）は前記収納空間（Ｓ）に配置した発熱体となる
リング状のヒータであり、ヒータ取付部（１４）を反射
板（５）の平坦部（８）に対向させて逆円錐台形部（６
）の外側に同心円状に配置１１れている。又、前記送風
ファン（１１）の外周縁はヒータ（１３）の内側に位置
している。

このヒータク１３〉は、たとえば、取付部（１４）に延
設された取付片（１５）を反射板（５）に膨出形成され
た取付座（図示せず）にねし止めすることにより取り付
けられ、ヒータ（１３）の取付部（１４）以外の適所を
反射板に取着された断熱性支持片で支えることにより水
平に支持されている。

（１５）は平坦部（８）に取り付けられたモータ（９）
およびヒータ（１３）へのｔｉ′ｌｌＸ供給用コネクタ
、（１７）は３個の取付足（１８）を反射板（５）の下
面にね口止めすることにより取り付けられヒータ（１３
）の直下にヒータ（１３）と同心に配置されたリング状
のカバーであり、複数個の透孔（１９）が等間隔に透設
されており、ヒータ（１３）からの輻射熱による後述の
ガードへの熱影響を改善するとともに、その外周縁を前
記傾斜部（７）の絞り端縁（７′）側に延設し該絞り端
縁との間に環状の温風送出空間（Ｇ）を形成し、ファン
（１１）による送風の均一化の作用をなす。

（２０〉はファン（１１）、ヒータ（１３〉などを覆っ
た保護ガードであり、周縁のガード枠（２１）を反射板
（５）とともに天板（４）にねじ止めして取り付けられ
ている。

すなわち、ｖｇ１図に示すように、モータ（９）、ファ
ン（１１）、ヒータ（１３）およびカバー（１７）等を
取り付けた反射板（５）の周端部とガード枠（２１）の
周端部とを重ねて天板（４）の周端部下面に当接し、天
板（４）の上面より挿通したタッピングねじを反射板（
５）の周端部の透孔を通してガード枠（２１）にねし込
むことにより、反射板（５）およびガード（２０）が天
板（４）に取り付けられ、温風送風ユニット（Ａ）が完
成される。

さらに、前述した構造のユニット（Ａ）は、天井部（２
）の取付枠内に上方より嵌め込まれて懸架され、こたつ
本体（１）に組み込まれ、第３図に示すように、ヒータ
ク１３）の取付部（１４）およびコネクタ（１６）が天
井部（２）の長辺部に対向するようになっている。

そして、モータ（９）およびヒータ（１３）への通電を
開始すると、ファン（１１）の回転によって空気の流れ
が第１図及び第２図の矢印のようになり、ユニット（Ａ
）の中央部下方より吸入された空気は、ファン（１１）
を通過して逆円錐台形部（６）の外周縁より周方向へ分
散し、一部は逆円錐台形部（６〉とファンク１１）の遮
蔽部（１２）との間から流入して反射板（５）の下面に
沿って流れるとともに、他の空気は遮蔽部（１２）とカ
バー（１７）との間を流れ、その後、反射板く５〉の下
面とヒータ（１３）との間及びヒータ（１３）とカバー
（１７）との間を流れ、それぞれヒータ（１３）により
加熱され、カバー（１７）の外側と傾斜部（７）の傾斜
に沿って温風送出空間（Ｇ）の全周より放出され、こた
つ本体（１）内に温風が循環しながら供給される。

ここで、逆円錐台形部（６）の外周縁と反射板く５）に
おける傾斜部く７〉の絞り端縁（７′）が円形で、ヒー
タ（１３）と同心になっており、しかも、カバー（１７
）も円形で、これと同心になっているため、吸気した空
気は逆円錐台形部（６〉の外周縁で乱流とならず、カバ
ー（１７）の外側より送出される温風の流れが全周囲に
おいて均一なものとなり、暖房効果が高まる。

なお、反射板（５）の傾斜部（７）がヒータ（１３）と
同心であることにより、ヒータ（１３）の輻射熱が傾斜
部（７）で均一に反射されることになり、前記した送風
の均一化とともにこたつ本体（１）内のヒータ（１３）
の輻射熱による視覚効果が高まることになる。又、カバ
ー（１７）の外周縁を絞り端縁（７′）側に延設してい
るため、温風がこのカバー（１７）によってガイドされ
てユニット（Ａ）の外側の遠くまで送出される。そして
、前述したようなユニット（Ａ）の駆動状態においては
、モータ（９）に対するヒータ（１３）の輻射熱は、回
転中のファン（１１）の遮蔽部（１２）と逆円錐台形部
（６）の周壁との両者で遮断されることになるので、モ
ータ（９）の温度上昇が確実に抑えられる。

また、ヒータ（１３）の下方への輻射熱に対しては、ヒ
ータ（１３）の下方に同心にカバー（１７）が配置され
るため、ヒータ（１３）の輻射熱によってガード（２０
）が異常に加熱されることがなくなり、採暖者がガード
（２０）に触れて火傷を負う等の危険が回避される。

反面、ヒータ（１３）の下方をカバー（１７）により完
全に覆ってしまうと、ユニット＜Ａ）直下の温度分布が
悪くなる危惧があるが、実施例では、このカハーク１７
）に複数個の透孔（１９）を透設し、この透孔（１９）
を通してヒータ（１３）の輻射熱を下方へ放散させてい
るため、輻射熱がガード（２０）に与える熱影響を防止
しつつ温度分布が改善されることになる。

ところで、通常、矩形状天井部（２）を有するこたつ本
体（１）では、ユニット（Ａ）から長辺部および短辺部
までの距離がそれぞれ異なるため、こたつ本体（１）内
において長辺部と短辺部とで温度差が生じる不都合があ
る。

しかし、前記実施例では、リング状のヒータ（１３）を
使用し、輻射熱の少ないヒータ（１３）の取付部（１４
）をヒータ（１３）からの距離が短い長辺部に相対向き
せたため、全体としてヒータ（１３）からの熱が均一に
こたつ本体（１）内の周囲部に達し、前記した温度差が
非常に少なくなっている。

なお、前記実施例では、ファン（１１）に一体の遮蔽部
（１２）を部分的に立設形成した場合を示したが、これ
を全周にわたって円筒状に形設してもよく、この場合に
は、ヒータ（１３）の輻射熱に対する遮蔽効果がよりい
っそう高まる。

（ト）　発明の効果 以上のように、この発明の温風送風ユニットによると、
モータを内装した逆円錐台形部の外周縁と傾斜部の絞り
端縁とヒータとカバーの外周縁の夫々を同心に１．て設
けたため、ユニットから放射される輻射熱は周方向に均
一に拡がり、同様にユニットから送出される温風も広範
囲に拡がりやぐらこたつうちの輻射熱及び温度ムラをな
くすることができる。又、モータは逆円錐台形部によっ
てヒータからの輻射熱が遮蔽されるために温度上昇が少
なくなる。さらに、送風ファンの外周縁をヒータの内側
に位置せしめたため、送風ファンにより吸気した空気は
反射板とヒータとの間及びヒータとカバーとの間を送出
し反射板とカバーに風を当てて夫々の温度上昇を防止す
る。そして、カバーの外周縁を傾斜部の絞り端縁側に延
設して環状の温風送出空間を形成したため、カバーの外
周縁は温風のガイド作用をなし温風送出空間からユニッ
トの外側に送出する温風を周方向に遠くまで送出するこ
とかできる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の温風送風ユニットの１実施例を示し、
第１図は要部の切断正面図、第２図および第３図は温風
送風ユニットが組み込まれたやぐらこたつを示し、第２
１ｆｆｌは一部切断正面図、第３図は一部切欠下面図、
第４図および第５図は要部の下面図および上下反転した
状態の斜視図、第６図は送風ファンの斜視図である。 （１）・・・やぐらこたつ本体、（４）・・・ユニット
天板（５）・・・反射板、（６）・・・逆円錐台形部、
（７）・・・傾斜部、（７′）・・・絞り端縁、（９）
・・・モータ、（１１）・・・送風ファン、（１３）・
・・ヒータ、（１７）・・・カバー、（Ｓ）・・・収納
空間、（Ｇ）・・・温風送出空間。 第　１　図 温 第２図 第３図 ２′８　　４６　１４ 第　４　図 二

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）やぐらこたつの天井部に配設される温風送風ユニ
   ットにおいて、 ユニット天板と、該ユニット天板の下面に設けられ絞り
   加工により中央部に下方へ傾斜した環状の傾斜部とを設
   け前記逆円錐台形部と傾斜部との間に環状の収納空間を
   形成した反射板と、前記逆円錐台形部内に配設し送風フ
   ァンを回転駆動するモータと、前記収納空間に配置した
   リング状のヒータと、該ヒータの直下に所定空間を形成
   して配置した円形のカバーとを備え、前記逆円錐台形部
   の外周縁と傾斜部の絞り端縁とヒータとカバーの外周縁
   は夫々を同心にして設けたことを特徴とする温風送風ユ
   ニット。
2. （２）前記送風ファンの外周縁は前記ヒータの内側に位
   置し吸気した空気を反射板と、ヒータとの間及びヒータ
   とカバーとの間に送出し温風に変換する特許請求の範囲
   第１項に記載の温風送風ユニット。
3. （３）前記カバーの外周縁を前記傾斜部の絞り端縁側に
   延設して環状の温風送出空間を形成した特許請求の範囲
   第１項及び第２項に記載の温風送風ユニット。