JPH05168517A - 遠赤外線ヘアードライヤー - Google Patents

遠赤外線ヘアードライヤー

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JPH05168517A
JPH05168517A JP34044791A JP34044791A JPH05168517A JP H05168517 A JPH05168517 A JP H05168517A JP 34044791 A JP34044791 A JP 34044791A JP 34044791 A JP34044791 A JP 34044791A JP H05168517 A JPH05168517 A JP H05168517A
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JP
Japan
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far
infrared
infrared heater
heater
hair dryer
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Withdrawn
Application number
JP34044791A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tagishi
弘幸 田岸
Miki Isogai
美樹 磯貝
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出口全体から風を吐出して大風量の風を得
る。遠赤外線効率を下げずに、スイッチをオンしてから
暖かく感じるまでの時間を、できるだけ短くする。 【構成】 回転駆動されるファン2を備えて吸い込み口
から吐出口に向けて送風する送風装置を有する。その送
風方向の前方に位置し且つ外面が遠赤外線放射面となる
と共に内部が風洞となっている円錐台筒状の遠赤外線ヒ
ータ4を有する。遠赤外線ヒータ4から放射される遠赤
外線を送風方向に反射するために遠赤外線ヒータ4の外
周にラッパ形状に配置された反射板5を有する。これに
おいて、反射板5の基部に開口部を設けて遠赤外線ヒー
タ4の外周にも送風し得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠赤外線の放射機能を
備えた遠赤外線ヘアードライヤーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遠赤外線放射機能を備えたヘア
ードライヤーとしては本特許出願人が先に出願した特願
平1−38929号に開示されるものがある。これは図
20に示すように筒状のヒータ基台の外周面に加熱体及
び遠赤外線放射体を装着することで外面を遠赤外線放射
面としている筒状の遠赤外線ヒータ4と、モータ3にて
回転駆動されるファン2を備えて上記遠赤外線ヒータ4
の内部を風洞とする送風装置と、遠赤外線ヒータ4から
放射される遠赤外線を送風方向に向けて反射する反射板
5とを備えたものである。これはファン2を駆動するこ
とにより遠赤外線ヒータ4内を通って送風されて温風が
送風され、また遠赤外線ヒータ4の外周から遠赤外線が
放射されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例にあ
っては次の問題がある。すなわち送風装置は遠赤外線ヒ
ータ4の内部に配置しているので遠赤外線ヒータ4の内
部からしか送風できず、その結果、大風量の風が得られ
ないだけでなく、吐出口の中央部分からしか風が出な
い。それに加えて遠赤外線ヒータ4の熱容量が大きいた
めスイッチをオンしてから遠赤外線ヒータ4が温まるま
で時間がかかり、結果として使い勝手が悪いという問題
がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは吐出口全体から
風が吐出されて大風量の風が得られると共に、遠赤外線
効率を下げずに、スイッチをオンしてから暖かく感じる
までの時間を、できるだけ短くでき、また風の向きや分
布を可変することができ、さらにスイッチオフ後の遠赤
外線ヒータの余熱による外殻の温度上昇を防ぐことがで
きる遠赤外線ヘアードライヤーを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明遠赤外線ヘアードライヤーは、回転駆動されるフ
ァン2を備えて吸い込み口から吐出口に向けて送風する
送風装置と、その送風方向の前方に位置し且つ外面が遠
赤外線放射面となると共に内部が風洞となっている円錐
台筒状の遠赤外線ヒータ4と、遠赤外線ヒータ4から放
射される遠赤外線を送風方向に反射するために遠赤外線
ヒータ4の外周にラッパ形状に配置された反射板5とを
具備する遠赤外線ヘアードライヤーにおいて、反射板5
の基部に開口部を設けて遠赤外線ヒータ4の外周にも送
風し得るようにして成ることを第1の特徴とする。
【0006】また遠赤外線ヒータ4のヒータ線42を巻
いて埋設した部分に対応する表面を凹没させるように段
差42aを形成したことを第2の特徴とし、遠赤外線ヒ
ータ4の外周にも送風しやすいように遠赤外線ヒータ4
の外周に対応する部分にも整流翼を設けて成ることを第
3の特徴とし、遠赤外線ヒータ線4の内部と外周とに送
風する風量の比率を可変する手段を具備したことを第4
の特徴とし、遠赤外線ヒータ4の外周の表面に風を滞留
させる手段を設けたことを第5の特徴とし、ハニカム状
の開口を多数有するハニカム格子60を吐出口に配置し
たことを第6の特徴とし、ハニカム格子60に風向可変
手段を設けて成ることを第7の特徴とし、ハニカム格子
60に風速分布可変手段を設けて成ることを第8の特徴
とし、ハニカム格子60に風の絞り込み手段を設けて成
ることを第9の特徴とし、遠赤外線ヒータ4の近傍の温
度が一定温度以上のときファン2駆動用のモータ3に通
電し且つ上記温度が一定以下になったときモータ3への
通電を遮断するサーモスイッチ35を遠赤外線ヒータ4
の内部で遠赤外線ヒータ4や補助ヒータに近接するよう
に設けて成ることを第10の特徴とし、サーモスイッチ
35の近傍にサーモスイッチ35に直接風が当たるのを
遮断する風の遮断手段を設けたことを第11の特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記構成によれば、反射板5の基部に開口部を
設けて遠赤外線ヒータ4の外周にも送風し得るようにし
たことにより、遠赤外線ヒータ4の内部のみならず遠赤
外線ヒータ4の外周も通して送風でき、吐出口全体から
風を吐出して大風量の風が得られる。また遠赤外線ヒー
タの外周にも送風することにより暖かく感じられるまで
の時間を短くできる。
【0008】また第2の特徴のように遠赤外線ヒータ4
のヒータ線42を巻いて埋設した部分に対応する表面を
凹没させるように段差42aを形成すると、遠赤外線ヒ
ータの温度が下がらず遠赤外線効率が落ちない。第3の
特徴のように遠赤外線ヒータ4の外周にも送風しやすい
ように遠赤外線ヒータ4の外周に対応する部分にも整流
翼を設けると、遠赤外線ヒータ4の外周にもスムーズに
送風できる。第4の特徴のように遠赤外線ヒータ線4の
内部と外周とに送風する風量の比率を可変する手段を具
備すると、風の分布を変えることができる。第5の特徴
のように遠赤外線ヒータ4の外周の表面に風を滞留させ
る手段を設けると、遠赤外線効率が落ちない。第6の特
徴のようにハニカム状の開口を多数有するハニカム格子
60を吐出口に配置すると、ハニカム格子60にて整流
されて風圧感のある風が得られる。第7の特徴のように
ハニカム格子60に風向可変手段を設けると、風向きを
自在に調整できる。第8の特徴のようにハニカム格子6
0に風速分布可変手段を設けてあると、風の分布を変え
ることができる。第9の特徴のようにハニカム格子60
に風の絞り込み手段を設けると、風を局部的に強くした
りできる。第10の特徴のように遠赤外線ヒータ4の近
傍の温度が一定温度以上のときファン2駆動用のモータ
3に通電し且つ上記温度が一定以下になったときモータ
3への通電を遮断するサーモスイッチ35を遠赤外線ヒ
ータ4の内部で遠赤外線ヒータ4や補助ヒータに近接す
るように設けると、メインのスイッチをオフにしてもヘ
アードライヤー全体の温度が下がるまで送風されて安全
にできる。第11の特徴のようにサーモスイッチ35の
近傍にサーモスイッチ35に直接風が当たるのを遮断す
る風の遮断手段を設けると、サーモスイッチ35の動作
を正常にできる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
る。この遠赤外線ヘアードライヤーの本体1は図1乃至
図6に示すようにさい頭円錐状に形成され、その下方に
配置したスタンドに首振り自在に取り付けられている。
スタンドの外殻は上ハウジング22と下ハウジング23
で形成されている。スタンドの上ハウジング22内には
首振り機構ブロック20が内装されており、上記本体1
が本体1の下部に設けた首カバー21を介して首振り機
構ブロック20に連結してある。スタンドの上ハウジン
グ22には首振りのオンオフを操作するスイッチ24、
ヘアードライヤーのオフ,コールド,ホットの切り換え
を行うスイッチ25、ヘアードライヤーのワット数を切
り換えを行うスイッチ26を設けてある。27はヘアー
ドライヤーのオンオフを表示する発光素子、28はヘア
ードライヤーのワット数を表示する発光素子である。ま
た29はスタンドの背部から導出された電源コード、3
0はスタンドの上ハウジング22,23を連結するね
じ、30aは首振り機構ブロック20と下ハウジング2
3を連結するねじである。
【0010】さい頭円錐状の本体1は前面が吐出口とな
り、後面が吸い込み口となっており、吐出口には吐出口
格子7が配置されており、吸い込み口には吸い込み口格
子6が配置されている。この本体1の外殻は、さい頭円
錐状のハウジング11と、ハウジング11の大径側開口
である前面開口縁に配置された前部ハウジング12と、
小径側開口である後面開口縁に配置された後部ハウジン
グ13とで構成されており、本体1の中心部にはモータ
3とプロペラ型のファン2とからなる送風装置が配置さ
れている。ファン2がモータ3の後方に位置するように
配置して送風装置が構成され、送風装置の支持は整流翼
を兼ねた支持板8の中央部のモータ取り付け部9にモー
タ3を取り付けることにより行っている。図中10は吸
い込み格子6から吸い込まれた空気を整流するための吸
い込みリングである。後述する遠赤外線ヒータ4の内部
に配設されるヒータ基板31は十字状に組み立てられ、
ヒータ基板31には抵抗線32や補助ヒータとなるヒー
タ線33が装着されている。
【0011】遠赤外線ヒータ4は従来例と同様に先端側
が細くなる円錐台筒状に形成され、円錐台筒状のヒータ
基台41の外周面に図8に示すように加熱体となるヒー
タ線42を巻き付けて装着すると共にヒータ線42の外
周面にさらに遠赤外線放射体43を塗布焼き付けあるい
は溶射によって固着して構成されている。この遠赤外線
ヒータ4の内部にモータ3やヒータ基板31が位置す
る。遠赤外線ヒータ4の外周で本体1の内面に筒状の反
射板5が配置され、この反射板5によって遠赤外線ヒー
タ4から放射される遠赤外線を送風装置の送風方向に向
けて反射するようになっている。この反射板5は図1に
示すように吐出口格子7と同時にビス58で前端(大径
側)がハウジング11に固定され、後端(小径側)はヒ
ータ基台41に金具54で固定されている。この反射板
5の後端側には支持板8の外周と同径の切り欠き50が
周方向に設けられており、この切り欠き50の開口にて
ファン2からの送風が整流翼となる支持板8の外周を経
て遠赤外線ヒータ4の外周に行くようになっている。整
流翼となる支持板8の外周と反射板5の切り欠き50は
送風の抵抗並びに漏れがないように密に接続されてい
る。
【0012】また整流翼となる支持板8の外周と内周と
の間の中間部には切り欠き80が形成されており、前記
遠赤外線ヒータ4の後部が切り欠き80に収納された形
となっている。これにより図9に示すような断面となる
支持板(整流翼)8が遠赤外線ヒータ4の内外に対応す
るように配置される。なお吸い込み格子6、吸い込みリ
ング10、支持板8は、その外周縁がハウジング11,
13の後端内面とサンドイッチされた形で固定されてい
る。
【0013】しかして遠赤外線ヘアードライヤーにおい
ては、モータ3、ファン2からなる送風装置から送り出
された風は、整流翼となる支持板8により整流され、遠
赤外線ヒータ4の内面側、外面側と夫々別れて送風され
る。遠赤外線ヒータ4の内部側に送られた風は筒状のヒ
ータ基台41を風洞としてヒータ基板31に沿って吐出
口の方に送られる。遠赤外線ヒータ4の外面に沿って送
られる風は整流翼となる支持板8に沿って反射板5の切
り欠き50を通って遠赤外線ヒータ4の外周面に送ら
れ、遠赤外線ヒータ4の外周面と反射板5の内面との間
の空間を通って吐出口の方に送られる。このとき遠赤外
線ヒータ4の外面は図8に示すようにヒータ線42を巻
いた部分に対応する遠赤外線放射体43の表面を凹没さ
せて段差42aを形成しているので、送風されてきた風
にてヒータ線42が直接冷却されることなく、同時にヒ
ータ線42の発熱による対流熱を吐出口に送ることがで
きる。これにより遠赤外線ヒータ4の外面の表面温度が
下がらないので遠赤外線効率が落ちないばかりか、スイ
ッチ25をオンにして温かく感じられるまでの時間を短
縮でき、さらに吐出口全体からの大風量が得られる。こ
のとき遠赤外線ヒータ4のヒータ基台41の基部外周に
全周に亙って突出する鍔部41aを設けると、送風装置
から送り出された風は鍔部41aに当たって遠赤外線ヒ
ータ4の外周に符号イに示す領域に空気の滞留を生じ、
上記効果をさらに促進させることができる。また反射板
5に設ける切り欠き50の大きさを可変することによっ
て(例えば遮蔽板を周方向にスライド自在にする)遠赤
外線ヒータ4の内外の風量比率を可変にでき、風速分
布、風温分布、遠赤外線効率を可変にすることができ
る。
【0014】また遠赤外線ヘアードライヤーにおいて
は、図1に示すように遠赤外線ヒータ4と吐出口格子7
との間に図11に示すようなハニカム格子60を配置し
てある。このハニカム格子60はハニカム状の開口を多
数個設けたもであって、アルミニウムにて形成されてい
る。このハニカム格子60は例えば10〜20μ程度の
アルミニウム箔をハニカム状に接着引き伸ばして形成さ
れている。ハニカム格子60は周囲をハウジング11と
前部ハウジング12で挟み込んで固定してあり、中央部
をヒータ基板31の先端に当てて固定してある。このよ
うにハニカム格子60を配設した遠赤外線ヘアードライ
ヤーにおいては、前記遠赤外線ヒータ4の内面、外面に
夫々別れて送られた風が整流翼としての支持板8で整流
された後、ハニカム格子60で整流され、風圧感の風を
得られるものである。さらに遠赤外線ヒータ4から発生
した遠赤外線が反射板5で吐出方向に反射されるが、ハ
ニカム格子60は遠赤外線を拡散する効果も持ち合わせ
ている。
【0015】またハニカム格子60は図12に示すよう
に囲い枠61にはめ込んで取り付けておき、図13に示
すようにヘアードライヤーに組み込むと、取っ手62を
前後に移動させるだけでハニカム格子60の角度を変化
させることができ、ハニカム格子60の角度を変化させ
ることにより結果として風向きを可変させることができ
る。このとき取っ手62の根元部のみが本体1の外部に
あり、ハニカム格子60の固定は取っ手62の根元部を
ハウジング11,12で挟み込んだ形になっている。ま
た図14に示すように示すように囲い枠61を複数個
(本実施例の場合4個)に分割すると共にハニカム格子
60も複数個に分割し、分割した夫々の囲い枠61aに
夫々ハニカム開口の大きさの異なる分割ハニカム格子6
3をはめ込むと、風速の分布を可変することができる。
また図14や図15に示すような分割した構造にして図
16に示すようい囲い枠61の中央とモータ3の軸受け
64とをねじ65で接続することにより、ねじ65の締
め付け具合で囲い枠61の傾斜角度が変わり、強く締め
付けると、図16の破線のようにハニカム格子60は中
心方向を向き、結果として風を中央部に絞り込むことが
できる。
【0016】図17には遠赤外線ヒータ4の内側に配置
されるヒータ基板31、抵抗線32、補助ヒータとなる
ヒータ線33が示されている。この抵抗線32及びヒー
タ線33は送風装置から送り出された風を温風に変える
と共に吐出口や吸い込み口が塞がれる等の異常時には安
全装置34,36に熱を伝えてヘアードライヤーの動作
を止める働きをするようになっている。また遠赤外線ヒ
ータ4の風洞内の上部で抵抗線32や補助ヒータとなる
ヒータ線33の近傍には、回路上では図19に示すよう
にオフ,コールド,ホット切り換え用のスイッチ25と
並列にサーモスイッチ35が取り付けられている。この
サーモスイッチ35は、ある温度以上ではオンになり、
ある温度以下ではオフになるものである。通常、ヘアー
ドライヤーのスイッチ25がホットの状態(両側の接点
25aともオンの状態)からオフ(両側の接点25aと
もオフ)の状態になったとき、遠赤外線ヒータ4の熱容
量により吐出口格子7、吸い込み口格子6が温度上昇す
るが、サーモスイッチ35によりオフになってもモータ
3が動作するため送風装置より風が送り出されて温度上
昇を抑えることができる。
【0017】また図18の実施例ではサーモスイッチ3
5の送風方向側に風の遮蔽板37を取り付けてある。ス
イッチ25をホットにしたときは遠赤外線ヒータ4並び
に抵抗線32、ヒータ線33の熱によりサーモスイッチ
35はある程度まで温度上昇しているが、送風装置から
送り出される風に冷却され動作温度まで温度が上がらず
オフのままで、スイッチ25がオフの状態になったと
き、送風装置は動作せず遠赤外線ヒータ4の余熱により
サーモスイッチ35が温度上昇し、突然送風装置が動作
する。この問題を解決するためにサーモスイッチ35に
風の遮蔽板37を取り付け、サーモスイッチ35の風に
よる冷却を抑え、スイッチ25がホットの状態のときか
らサーモスイッチ35をオンにしてスイッチ25がオフ
になった瞬間からでも送風装置から風が送り出されるよ
うになっている。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように反射板の基部に開
口部を設けて遠赤外線ヒータの外周にも送風し得るよう
にしたので、遠赤外線ヒータの内部のみならず遠赤外線
ヒータの外周も通して送風できるものであって、吐出口
全体から風を吐出して大風量の風が得られるものであ
り、しかも遠赤外線ヒータの外周にも送風することによ
り暖かく感じられるまでの時間を短くして応答性を早く
できるものである。
【0019】また請求項2記載の発明にあっては、遠赤
外線ヒータのヒータ線を巻いて埋設した部分に対応する
表面を凹没させるように段差を形成してあるので、遠赤
外線ヒータの温度が下がらず遠赤外線効率が落ちなく、
遠赤外線効率を下げずに応答性を向上できるものであ
る。請求項3記載の発明にあっては、遠赤外線ヒータの
外周にも送風しやすいように遠赤外線ヒータの外周に対
応する部分にも整流翼を設けてあるので、遠赤外線ヒー
タにも整流してスムーズに送風できるものである。請求
項4記載の発明にあっては、遠赤外線ヒータ線の内部と
外周とに送風する風量の比率を可変する手段を具備して
いるので、吐出する風の分布を変えることができるもの
である。請求項5記載の発明にあっては、遠赤外線ヒー
タの外周の表面に風を滞留させる手段を設けてあるの
で、遠赤外線ヒータの外周に送風しても遠赤外線効率が
落ちないものである。請求項6記載の発明にあっては、
ハニカム状の開口を多数有するハニカム格子を吐出口に
配置してあるので、ハニカム格子にて整流されて風圧感
のある風が得られるものである。請求項7記載の発明に
あっては、ハニカム格子に風向可変手段を設けてあるの
で、風向きを自在に調整できるものである。請求項8記
載の発明にあっては、ハニカム格子に風速分布可変手段
を設けてあるので、風の分布を変えることができるもの
である。請求項9の発明にあっては、ハニカム格子に風
の絞り込み手段を設けてあるので、風を局部的に強くし
たりできるものである。請求項10記載の発明にあって
は、遠赤外線ヒータの近傍の温度が一定温度以上のとき
ファン駆動用のモータに通電し且つ上記温度が一定以下
になったときモータへの通電を遮断するサーモスイッチ
を遠赤外線ヒータの内部で遠赤外線ヒータや補助ヒータ
に近接するように設けてあるので、メインのスイッチを
オフにしてもヘアードライヤー全体の温度が下がるまで
送風されて安全にできるものである。請求項11記載の
発明にあっては、サーモスイッチの近傍にサーモスイッ
チに直接風が当たるのを遮断する風の遮断手段を設けて
あるので、サーモスイッチの動作を正常にできるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す一部省略縦断面
図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の背面図である。
【図5】同上の一部切欠平面図である。
【図6】同上の一部切欠底面図である。
【図7】同上の吐出口格子を外した状態の正面図であ
る。
【図8】同上の遠赤外線ヒータを示し、(a)は一部破
断側面図、(b)は(a)のB部拡大断面図である。
【図9】図1のa−a線断面図である。
【図10】同上の遠赤外線ヒータの他の実施例を示し、
(a)は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図11】同上のハニカム格子を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図12】同上のハニカム格子の他例を示し、(a)は
正面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図13】同上のハニカム格子をヘアードライヤーに組
み込んだ状態の平面図である。
【図14】同上のハニカム格子の他例の正面図である。
【図15】図14のD−D線断面図である。
【図16】同上のハニカム格子をヘアードライヤーに組
み込んだ状態の半断面図である。
【図17】同上の他の実施例の一部省略縦断面図であ
る。
【図18】同上の要部を示す拡大側面図である。
【図19】同上の回路を示す回路図である。
【図20】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
2 ファン 3 モータ 4 遠赤外線ヒータ 5 反射板 35 サーモスイッチ 42 ヒータ線 42a 段差 60 ハニカム格子
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また遠赤外線ヘアードライヤーにおいて
は、図1に示すように遠赤外線ヒータ4と吐出口格子7
との間に図11に示すようなハニカム格子60を配置し
てある。このハニカム格子60はハニカム状の開口を多
数個設けたもであって、アルミニウムにて形成されてい
る。このハニカム格子60は例えば30〜60μ程度の
アルミニウム箔をハニカム状に接着引き伸ばして形成さ
れている。ハニカム格子60は周囲をハウジング11と
前部ハウジング12で挟み込んで固定してあり、中央部
をヒータ基板31の先端に当てて固定してある。このよ
うにハニカム格子60を配設した遠赤外線ヘアードライ
ヤーにおいては、前記遠赤外線ヒータ4の内面、外面に
夫々別れて送られた風が整流翼としての支持板8で整流
された後、ハニカム格子60で整流され、風圧感の風を
得られるものである。さらに遠赤外線ヒータ4から発生
した遠赤外線が反射板5で吐出方向に反射されるが、ハ
ニカム格子60は遠赤外線を拡散する効果も持ち合わせ
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】またハニカム格子60は図12に示すよう
に囲い枠61にはめ込んで取り付けておき、図13に示
すようにヘアードライヤーに組み込むと、取っ手62を
前後に移動させるだけでハニカム格子60の角度を変化
させることができ、ハニカム格子60の角度を変化させ
ることにより結果として風向きを可変させることができ
る。このとき取っ手62の根元部のみが本体1の外部に
あり、ハニカム格子60の固定は取っ手62の根元部を
ハウジング11,12で挟み込んだ形になっている。ま
た図14に示すように示すように囲い枠61を複数個
(本実施例の場合4個)に分割すると共にハニカム格子
60も複数個に分割し、分割した夫々の囲い枠61aに
夫々ハニカム開口の大きさの異なる分割ハニカム格子6
3をはめ込むと、風速の分布を可変することができる。
また図14や図15に示すような分割した構造にして図
16に示すように囲い枠61の中央とモータ3の軸受け
64とをねじ65で接続することにより、ねじ65の締
め付け具合で囲い枠61の傾斜角度が変わり、強く締め
付けると、図16の破線のようにハニカム格子60は中
心方向を向き、結果として風を中央部に絞り込むことが
できる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるファンを備えて吸い込み
    口から吐出口に向けて送風する送風装置と、その送風方
    向の前方に位置し且つ外面が遠赤外線放射面となると共
    に内部が風洞となっている円錐台筒状の遠赤外線ヒータ
    と、遠赤外線ヒータから放射される遠赤外線を送風方向
    に反射するために遠赤外線ヒータの外周にラッパ形状に
    配置された反射板とを具備する遠赤外線ヘアードライヤ
    ーにおいて、反射板の基部に開口部を設けて遠赤外線ヒ
    ータの外周にも送風し得るようにして成ることを特徴と
    する遠赤外線ヘアードライヤー。
  2. 【請求項2】 遠赤外線ヒータのヒータ線を巻いて埋設
    した部分に対応する表面を凹没させるように段差を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の遠赤外線ヘアード
    ライヤー。
  3. 【請求項3】 遠赤外線ヒータの外周にも送風しやすい
    ように遠赤外線ヒータの外周に対応する部分にも整流翼
    を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の遠赤外線
    ヘアードライヤー。
  4. 【請求項4】 遠赤外線ヒータの内部と外周とに送風す
    る風量の比率を可変する手段を具備したことを特徴とす
    る遠赤外線ヘアードライヤー。
  5. 【請求項5】 遠赤外線ヒータの外周の表面に風を滞留
    させる手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の遠
    赤外線ヘアードライヤー。
  6. 【請求項6】 ハニカム状の開口を多数有するハニカム
    格子を吐出口に配置したことを特徴とする請求項1記載
    の遠赤外線ヘアードライヤー。
  7. 【請求項7】 ハニカム格子に風向可変手段を設けて成
    ることを特徴とする請求項6記載の遠赤外線ヘアードラ
    イヤー。
  8. 【請求項8】 ハニカム格子に風速分布可変手段を設け
    て成ることを特徴とする請求項6記載の遠赤外線ヘアー
    ドライヤー。
  9. 【請求項9】 ハニカム格子に風の絞り込み手段を設け
    て成ることを特徴とする請求項6記載の遠赤外線ヘアー
    ドライヤー。
  10. 【請求項10】 遠赤外線ヒータの近傍の温度が一定温
    度以上のときファン駆動用のモータに通電し且つ上記温
    度が一定以下になったときモータへの通電を遮断するサ
    ーモスイッチを遠赤外線ヒータの内部で遠赤外線ヒータ
    や補助ヒータに近接するように設けて成ることを特徴と
    する請求項1記載の遠赤外線ヘアードライヤー。
  11. 【請求項11】 サーモスイッチの近傍にサーモスイッ
    チに直接風が当たるのを遮断する風の遮断手段を設けた
    ことを特徴とする請求項10記載の遠赤外線ヘアードラ
    イヤー。
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