JPH01226595A - 混油防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］　　　。

本発明は、タンクローリが給油所の貯油タンクにガソリ
ン、軽油等を荷降ろしする際の混油防止装置に関する。

［従来の技術］ かかる際、タンクローリのハツチ内の油種と被注油タン
クとの油種か一致しないと混油が発生する。三れを防止
するた羨従来はタンクの注油口とハツチにそれぞれキー
を設け、そのキーの合致をもって注油口とタンクローリ
の注油ホースとの連結を、またハツチの底弁間を可能と
していた。

［発明が解決しようとする問題点］ かかる従来の方法は、すべての注油口にそれぞれ別個の
キーを設けているので、キーの保管、管理が面倒であり
、複数のキーの内の特定のキーを捜す手間、および時間
がかかる不都合がある。

本発明は、上記不都合を解消して混油を防止することが
できる混油防止装置を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するなめに、本発明の混油防止装置にお
いては、被注油タンクのカップリングの付近に設けた可
変記憶媒体へのライタと、タンクローリに設けた前記可
変記憶媒体のリーダと、該タンクローリのハツチの底弁
センサの弁開信号と前記リーダの油種信号と積荷データ
とより油種を比較する制御装置と、油種が不一致のとき
に警報を発する警報器とを設けている。

前記可変記憶媒体は、例えば磁気カードＩＣカード、バ
ーコード記憶カードで構成でき、ライタは磁気カードの
場合は間隙を設けて対をなす複数の磁石および非磁性体
を重ね合せた磁気カードライタでＩＣカードの場合は、
データ書込み装置でバーコード記憶カードの場合は、バ
ーコードで構成し、これらは、カップリングの外周に形
成した膨出部に収めるのが好ましい。

また、リーダはそれぞれ磁気カードリーダ、ＩＣカード
リーダ、バーコードリーダで構成し、例えばタンクロー
リの注液ポース連結部の近傍に設けるのが好ましい。

更に、制御装置はマイクロコンピュータで構成してタン
クローリの運転室に搭載し、マイクロコンピュータに、
積荷データすなわち各ハツチ毎の油種を記憶する記憶手
段と、ハツチの底弁センサの弁開信号と可変記憶媒体の
リーダの油種信号と積荷データとを比較して油種が一致
しているか否かを判断が不一致のときに警報器へ作動信
号を出力する油種判断手段とを設けるのが好ましい。

更に、被注油タンクのカップリングにタンクローリの注
油ホースのカップリングを連結したときだけ、ライタに
より書き込みできるように構成するのが好ましい。

［作用コ 上記のように構成されな混油防止装置において、例えば
磁気カードの可変記憶媒体を磁気カードライタに挿入す
ると、カードに被注油タンクの油種データが着磁記憶さ
れる。そのカードを磁気カードリーダに挿入すると、リ
ーダから油種信号が制御装置に出力される。そして、底
弁を開くと底弁センサからハツチ番号が制御装置に出力
される。

すると、制御装置はリーダからの油種信号とセンサから
のハツチ番号と積荷データとを比較し、油種が不一致の
場合は、警報器を作動して誤油を知らせる。

［実施例］ 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図において、給油所の敷地Ａには貯油タンクＴ１な
いしＴ３　　（以下総称する場合は符号Ｔを用いる）が
埋設され、注油管１ａないしｌｃ（以下総称する場合は
符号１を用いる）により地上に連通されている。そして
、例えばタンクＴ１はハイオクガソリンを、タンクＴ２
はレギュラーガソリンを、タンクＴ３は軽油をそれぞれ
貯蔵す′るようになっている。

前記注油管１の先端には、それぞれカップリング２ａな
いし２ｃ（以下総称する場合は符号２を用いる）が設け
られ、それらカップリング２にはそれぞれライタである
磁気カードライタ３ａないし３ｃ（以下総称するは場合
は符号３を用いる）が設けられている。

他方、タンクローリＲには、ハツチＨ１ないしＨ３（以
下総称する場合は符号Ｈを用いる）が設けられ、例えば
ハツチＨ１はハイオクガソリンが、ハツチＨ２はレギュ
ラーガソリンが、ハツチＨ３は軽油がそれぞれ積荷され
ている。これらハツチＨには、それぞれ底弁４ａないし
４ｂと、底弁の開閉を検知する底弁センサ５ａないし５
ｃ（以下総称する場合は符号５を用いる）が設けられて
いる。それら底弁４ａないし４Ｃの出口側はバイブロを
介して注油ホース７に連通されており、その注油ホース
７の先端には、前記カップリング２に連結するカップリ
ング８が設けられている。そして、バイブロと注油ホー
ス７との連結部近くには、リーダである磁気カードリー
ダ９が設けられている。また、ローリＲの運転室内には
制御装ｆ　１０が設けられ、制御装置１０には積荷デー
タ、すなわち各ハツチＨの油種が記憶されている。屋根
の上には警報器１４が設けられている。

前記注油管１のカップリング２の外周の一郁には、膨出
部１６が形成され、その内部には磁気カードライタ３が
収められている。この磁気カードライタ３は、可変記憶
媒体である磁気カード１５を挿入できる間隙Ｓを設けて
磁石１７または非磁性体１８を横方向に複数並設されて
いる。そして、磁石１７で磁気カード１５に着磁し、磁
石１７の位置でカップリング２すなわちタンク１゛の油
種を示すようになっている。膨出部１６には前記間隙Ｓ
と同形状の透孔１９が穿設され、その透孔１９に直交し
て透孔１９より巾が広い角孔２０が穿設され、カップリ
ング２の頂面からは角孔２０に直交する円孔２１が穿設
されている。前記透孔１９には円孔２１側が４５°の傾
面部２２ａに形成され、中程に透孔１９と同一の透孔２
２ｂが穿設されたロックプレー１・２２が摺動自在に収
められ、スプリング２３に付勢されて傾面部２２ａが円
孔２１内へ突出されている。また、円孔２１内には、段
付きのりリーズピン２４が収められ、下端には前記傾面
部２２ａに係合する斜面部２４ａが形成され、スプリン
グ２５により頂面がカップリング２の頂面から突出した
位置に保持されている。そして、カップリング２には、
カップリングの開口と円孔２１とを覆うカバー２６がカ
バー固定具２６ａと連結突起２ａとにより取付けられて
いる。

′従って第４図に示すように、カバー２６を外し、カッ
プリング８をカップリング２に連結すると、リリーズビ
ン２４がカップリング８のフランジ部８ａに押圧されて
下向し、斜面部２４ａが傾面部２２ａを介してロックプ
レート２２を右行させる。

これにより透孔１９、傾面部２２ａから磁気カード１５
をライタ３の間隙Ｓに挿入できるようになっている。な
お、図中符号８ｂはカップリングの連結固定具である。

第５図において、制御装置１０はマイクロコンピュータ
で構成され、積荷データすなわち各ハツチＨ毎の油種を
記憶する記憶手段１１と、底弁センサ５の弁開信号とリ
ーダ９の油種信号と記憶手段１１に記憶されている積荷
データとを比較して油種が一致しているか否かを判断し
、不一致のときに警報器１４を作動させる油種判断手段
１２とを有する。

本発明は、以上説明したように構成されているので、注
油に際し、カバー２６を外してカップリング８を例えば
カップリング２ａに連結し、磁気カード１５をライタ３
ａに挿入すると、カード１５にタンクＴ１の油種が着磁
記憶される。そこで、カード１５をリーダ９に挿入する
と、リーダ９は油種を読み取り制御装置１０に送信し、
正常に読取った場合のみカードの着磁記憶を消磁リセッ
トする。そして、底弁４ａを開くと、底弁センサ４ａは
ハツチＨ１の番号を出力する。制御装置１０の油種判断
手段１２は底弁センサ５ａからのハツチ番号と記憶手段
１１に記憶されている積荷データとより、該ハツチの油
種を逼出し、リーダ９からの油種データとを比較し、油
種が一致している場合（図示の場合は一致している）は
、そのままとし、一致していない場合（例えば底弁４ｂ
を開いた場合）は作動信号を出力して警報器１４を作動
させる。従って、即時底弁４ｂを閉じて混油を確実に防
止することができる。タンクＴ１への注油が終り、別の
タンクＴ／＼注油するには、カード１５をライタ３に挿
入すれば、該タンクの油種がカード１５に記憶され、カ
ードをリーダ９に挿入すれば、同様にして混油を防止す
ることができる。

［発明の効果］ 本発明は以上説明したように構成されているので、１つ
の可変記憶媒体で全ての油種の混油を確実に防止するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した混油防止装置を備えたタンク
ローリおよび給油所を示す側面図、第２図は注油管のカ
ップリングを示す側断面図、第３図は第２図のカバーを
外した状態を示す上面図。 第４図は給油管および給油ホースのカップリングを連結
した状態を示す側断面図、第５図は制御ブロック図であ
る。 Ｈ・・・ハツチ　　Ｔ・・・貯油タンク　　２・・・カ
ップリング　　３・・・磁気カードライタ　　５・・・
底弁センサ　　８・・・カップリング　　９・・・磁気
カードリーダ　　１０・・・制御装置　　１１・・・積
荷データ記憶手段１２・・・油種判断手段　　１４・・
・警報器２２・・・ロックプレート　　２４・・・リリ
ーズピン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被注油タンクのカップリングの付近に設けた可変記憶媒
   体へのライタと、タンクローリに設けた前記可変記憶媒
   体のリーダと、該タンクローリのハッチの底弁センサの
   弁開信号と前記リーダの油種信号と積荷データとより油
   種を比較する制御装置と、油種が不一致のときに警報を
   発する警報器とを設けたことを特徴とする混油防止装置
   。