JPH01226459A

JPH01226459A - ワイパ装置

Info

Publication number: JPH01226459A
Application number: JP63053897A
Authority: JP
Inventors: Norimasa Kawaguchi; 川口　訓正
Original assignee: Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Mitsuba Corp
Priority date: 1988-03-07
Filing date: 1988-03-07
Publication date: 1989-09-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、自動車等の車両のガラス面を払拭するのに好
適なワイパ装置に係り、特に、高速走行時におけ４ガラ
ス面への追従性について改良されたワイパ装置に関する
。

〔従来の技術〕

一般に、車両用ワイパ装置はガラス面に沿って往復回動
するワイパアームと、ワイパアームに連結されワイパア
ームの往復回動に伴ってガラス面を払拭するワイパブレ
ードとを備えており、ワイパアームに張設されたスプリ
ングによりワイパブレードがガラス面に押接されるよう
に構成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、従来のワイパ装置においては、高速走行時に
ワイパブレードが風力によりスプリングに抗して浮き上
げられ、ガラス面を確実に払拭できなくなることがある
。

そこで、ワイパアーム、またはワイパブレードにウィン
グを併設し、高速走行時にウィングに作用する風力によ
ってワイパブレードをガラス面に押接させるようにした
ものが提案されている。

ところが、このようなワイパ装置においてはつインクに
よって視界が狭められ、走行の安全性が確保できない危
惧が生じる。

また、ブレードラバーを加圧するためのスプリングの荷
重を高くしてワイパブレードの浮き上がりを防止するよ
うにしたワイパ装置も提案されている。

しかし、このようなワイパ装置においては、高速走行時
にワイパブレードが浮き上がるのを防止することはでき
るが、低速走行時にはブレードラバーに常に大きな圧力
が作用するので、ワイパアーム駆動用モータの駆動力を
増す必要があるとともに、ブレードラバーの耐久性が低
下するという不具合が発生する。

本発明の目的は、大気圧を利用してワイパブレードの浮
き上がりを防止することができるワイパ装置を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るワイパ装置は、ガラス面に沿って往復回動
するワイパアームと、ワイパアームに連結されワイパア
ームの往復回動に伴ってガラス面を払拭するワイパブレ
ードとを備えているワイパ装置において、前記ワイパブ
レードが、一対のブレードラバー片が相対向して配され
、かつ、両ブレードラバー片の両端が連結されて略長方
形枠形状に形成されているブレードラバーと、このブレ
ードラバーの頂部を支持するヨークとにより構成されて
おり、このワイパブレードにその中空部内の流体を負圧
源へ導く排気管が接続されていることを特徴とする。

〔作用〕

前記した手段によれば、ワイパブレード内の圧力が大気
圧に対して負圧となるため、大気圧によってブレードラ
バーがガラス面に圧接される。そして、このワイパブレ
ード内の負圧を高速走行時を想定した圧力に設定するこ
とにより、大気圧によってワイパブレードが浮き上げら
れる現象を防止することができる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例であるワイパ装置を示す模式
図、第２図はそのワイパブレードを示す部分側面断面図
、第３図は同じく底面側の部分斜視図である。

本実施例において、本発明に係るワイパ装置はガラス面
ｌに沿って往復回動するワイパアーム２と、ワイパブレ
ード１０とを備えており、ワイパブレード１０がワイパ
アーム２の下面に配されて連結され、ワイパアームの往
復回動に伴ってワイパブレード１０がガラス面１を払拭
するように構成されている。このワイパブレード１０は
、ブレードラバー１２、ブレードラバー１２を支持する
略平板状のヨーク１３、ヨーク１３を固定するアーム１
１等から構成されている。

ブレードラバー１２は略長方形枠形状に一体成形されて
おり、一対のブレードラバー片１２Ａ。

１２Ｂが相対向して配されているとともに、各ブレード
ラバー片１２Ａ、１２Ｂの両端のそれぞれがリップ部１
２Ｃを介して連結されることにより、略長方形枠形状に
形成されている。両ブレードラバー片１２Ａ、１２Ｂの
頂部が凹部１３Ａ、１３Ｂ内にそれぞれ圧入されること
によりヨーク１３に支持されている。そして、ブレード
ラバー１２とヨーク１３とにより箱体のワイパブレード
１０が構成されており、この箱体内が負圧室１４を実質
的に形成するようになっている。

ヨーク１３には負圧室１４に連通する孔１３Ｃが開設さ
れており、この連通孔１３Ｇには排気管としてのラバー
チューブ１５が接続されている。

このラバーチューブ１５はワイパアーム２を通してその
端部がアスピレータ管１６に接続されている。アスピレ
ータ管１６内にはエアポンプ１７に連結されたパイプ１
８が挿入されており、エアポンプ１７の駆動によってパ
イプ１日内のエア１９がアスピレータ管１６を介して排
出されると、エア１９の流速に応じてラバーチューブ１
５内のエアがアスピレータ管１６を介して排出されるた
め、これに連通された負圧室１４が大気に対して負圧に
なるようになっている。

次に作用を説明する。

エアポンプ１７の駆動に伴って負圧室１４内の圧力が低
下すると、負圧室１４内が大気圧に対して負圧になり、
大気圧によって相対的にブレードラバー１２のリップ部
１２Ｃがガラス面１側に押圧される。このため、高速走
行時においても、ワイパブレード１０がガラス面１から
浮き上がるのを防止することができ、ワイパブレードに
よってガラス面１を確実に払拭することができる。

ここで、ブレードラバー片１２Ａ、１２Ｂの長さを５０
０ｍｍ、ブレードラバー１２のリップ部１２Ｃと、ブレ
ードラバー１２のリップ部１２Ｃとの間の距離を１５＃
とすると、ワイパブレード１０の面積は７５ｄとなり、
エアポンプ１７の駆動力を調整して負圧室１４内の圧力
を大気圧より１３ｍｂａｒ低く設定すると、１３　ｍ　
ｂ　ａ　ｒ　＃　１３ｇ　ｆ　／　ｃｉ、であるから、
１３Ｘ７５＝９７５ｇｆ、の圧力がワイパブレード１０
に作用することになる。このため、この力をブレードラ
バー１２に作用させることによって高速走行時において
も、ブレードラバー１２が浮き上がるのを防止すること
ができる。

ところで、ワイパブレードをガラス面に押接させるスプ
リングの荷重を高くしただけでは、第４図に示されてい
るように、ワイパブレードに作用する圧力はブレードラ
バー全体で均一にはならない。

しかし、本実施例においては、ワイパプレード１０内に
負圧室１４を形成し、大気圧によってワイパブレード１
０が全体的に均一に押圧されるように構成されているた
め、第５図に示されているように、ブレードラバー１２
の各部に作用する圧力が均一となる。このため、高速走
行時においてもワイパブレード１０がガラス面１から浮
き上がることなく、しかも、ブレードラバー１２がガラ
ス面１に全体にわたって均一に接触し、その結果、ガラ
ス面１を確実に払拭することができる。

第６図は本発明の他の実施例を示す模式図である。

本実施例２が前記実施例１と異なる点は、ワイパブレー
ド１０にウオツシャ液送給チューブ１５Ａがブレードラ
バー１２の負圧室１４内に連通ずるように接続されてい
るとともに、このチューブ１５Ａがウオシシャボンブ１
７Ａに接続されている点にある。

本実施例によれば、チューブ１５Ａを通じて負圧室１４
内にウオツシャ液を送給した後、当該負圧室１４内のウ
オツシャ液をラバーチューブ１５、アスピレータ管１６
を介して排出することにより、ウオツシャ液がボデー、
その他の部位に飛び散るのを防止することができるため
、ガラス面１の表面のみを確実に清掃することができる
。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。

例えば、負圧源としてはエアポンプを使用するに限らず
、第７図に示されているような構成を使用してもよい。

第７図にはエアポンプの代わりにラッパ管を用いた実施
例が示されており、本実施例においては、ラッパ管２０
をエンジンルーム内に取り付けてラッパ管２０内に走行
風を取り入れ、走行風圧（ラム圧）を利用してラッパ管
２０端部で負圧が発生されるように構成されている。こ
の負圧をラバーチューブ１５を介して負圧室１４へ導く
ようにすれば、前記実施例と同様な効果を得ることがで
きる。この場合にはエアポンプ１７等の専用の駆動源が
不要となる。

また、負圧源としてはエンジンの吸気マニホールドに生
じる負圧を利用することも可能であり、この場合にはラ
バーチューブ１５をパイプを介して吸気マニホールドに
連結すれば、負圧室１４内の圧力をエンジンの走行状態
に応じた負圧にすることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、ワイパブレード
を箱体で構成し、ワイパプレード内を大気圧に対して負
圧となるように真空排気し、大気圧によってワイパブレ
ードをガラス面へ押圧するように構成したため、ブレー
ドラバーに作用する押圧力がブレードラバー全体にわた
って均一になり、高速走行時においても、ワイパブレー
ドがガラス面から浮き上がるのを防止することができ、
払拭性能の向上に寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるワイパ装置を示す模式
図、第２図はそのワイパプレードを示す部分側面断面図
、第３図は同じく底面側の部分斜視図、第４図および第
５図はその作用を説明するための各線図、第６図は本発
明の他の実施例を示す模式図、第７図は負圧を得るため
の他の実施例を示す模式図である。１・・・ガラス面、２・・・ワイパアーム、ｌＯ・・・
ワイパブレード、１１・・・アーム、１２・・・ブレー
ドラバー、１２Ａ、１２Ｂ・・・ブレードラバー片、１
２Ｃ・・・リップ部、１３・・・ヨーク、１４・・・負
圧室、１５・・・ラバーチューブ（排気管）、１５Ａ・
・・ウオツシャ液送給チューブ、１６・・・アスピレー
タ管、１７・・・エアポンプ、１７Ａ・・・ウオッシャ
ポンプ、２０・・・ラッパ管。代理人　弁理士　梶　　原　　辰　　也第１図第３図第４図第５図フ゛Ｌ−トラへ“−の４立置第６図

Claims

【特許請求の範囲】

１、ガラス面に沿って往復回動するワイパアームと、ワ
イパアームに連結されワイパアームの往復回動に伴って
ガラス面を払拭するワイパブレードとを備えているワイ
パ装置において、前記ワイパブレードが、一対のブレー
ドラバー片が相対向して配され、かつ、両ブレードラバ
ー片の両端が連結されて略長方形枠形状に形成されてい
るブレードラバーと、このブレードラバーの頂部を支持
するヨークとにより構成されており、このワイパブレー
ドにその中空部内の流体を負圧源へ導く排気管が接続さ
れていることを特徴とするワイパ装置。