JPH01225684A - パーティクルボード用撥水性付与組成物 - Google Patents

パーティクルボード用撥水性付与組成物

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JPH01225684A
JPH01225684A JP63049719A JP4971988A JPH01225684A JP H01225684 A JPH01225684 A JP H01225684A JP 63049719 A JP63049719 A JP 63049719A JP 4971988 A JP4971988 A JP 4971988A JP H01225684 A JPH01225684 A JP H01225684A
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water
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ethylene
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JP63049719A
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Hiromichi Ito
博道 伊藤
Tadashi Sekiya
関谷 正
Katsumi Masumi
升見 克己
Yukinari Nishida
西田 行成
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Nippon Seiro Co Ltd
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Nippon Seiro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパーティクルボード用撥水性付与組成物に関し
、詳しくはホルムアルデヒド縮合系接着剤/硬化促進剤
との相溶性にすぐれ、しかも高度の撥水性を有するパー
ティクルボード用1B水性付与組成物に関する。
(従来技術および解決しようとする問題点)従来、1G
水性付与剤としては、一般に石油系ワックス、石油樹脂
、アスファルト、シリコン系樹脂、フッ素樹脂等が用い
られている。特にパラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックスに代表される石油系ワックスはその撥水
性と価格の面から様々な用途たとえば紙、繊維、木質ま
たは石こうボード、セメント、窯業製品、塗料、防錆剤
、肥料、インク、植物農薬等に塗布したり混合して使用
されている。この石油系ワックスを基材に少量均一分散
させるためには、乳化分散物として使用する場合が多く
、この乳化分散物は油状または粉状として用いられるも
のに比し、常温で液体であり、水で希釈して使用できる
ので、広く各分野に普及している。しかし、石油系ワッ
クスを乳化するに際しては、かなり多量の界面活性剤を
使用する必要があり、その親水性に起因して石油系ワッ
クスが本来有している1Ω水性を低下させてしまう欠点
があった。特に非イオン性界面活性剤の悪影響は著しく
、石油系ワックスの乳化分散剤として少量でも使用する
と、(Ω水性は掻端に低下し、したがって石油系ワック
スが本来有している撥水性を有効に発揮させているとは
いい難い。
これらの問題点を解決、するために、非イオン性界面活
性剤の使用量を減らそうとするもの(特公昭53−35
811号、同62−51133号公報)、スチレン−無
水マレイン酸共重合体の部分エステルのアルカリ塩を併
用するもの(特公昭61−8105号公報)、スチレン
−無水マレイン酸共重合体のモノエステルを併用するも
の(特開昭58−58304号、同55−94983号
公報)、オレフィンの飽和脂肪酸付加物を併用するもの
(特開昭60−14932号公報)、不飽和多価カルボ
ン酸またはその無水物の付加反応ワックス生成物を併用
するもの(特開昭56−104964号公報)、オレフ
ィン−無水マレイン酸誘導体を併用するもの(特開昭6
2−70479号、同62−81452号。
同62−181384号公報)、特殊な陰イオン性界面
活性剤を使用するもの(特開昭58−118874号、
同60−30305号、同60−20979号公報)、
含酸素ワックスを併用するもの(特開昭56−8284
3号公報)等が提案されている。これらに共通して言え
ることは、非イオン性界面活性剤を極力使用せずに、そ
の代替物として脂肪酸のアルカリ塩や特殊な陰イオン性
界面活性剤等を用い、石油系ワックスを陰イオン性乳化
分散物とすることである。
一方、パーティクルボード用の18水性付与組成物とし
て用いられている乳化分散物は、ホルムアルデヒド縮合
系接着剤およびその硬化促進剤(塩化アンモニウム等)
との相溶性が問題となる。ホルムアルデヒド縮合系接着
剤の硬化促進原理は、接着剤中の遊離ホルムアルデヒド
と塩化アンモニウムが反応、ヘキサメチレンテトラミン
と塩酸とを生成し、系のpHがアルカリ性域から徐々に
酸性域に移行して、縮合反応が復活する。すなわち、撥
水性付与組成物としてはアルカリ、酸性両域において安
定な乳化分散物が要求され、従来公知の陰イオン性乳化
分散物では、酸性域においてその乳化分散状態が破壊さ
れてしまう欠点があった。
そこで、従来のパーティクルボード用溌水性付与組成物
として用いられている乳化分散物は、ホルムアルデヒド
縮合接着剤およびその硬化促進剤との相溶性を確保する
ため、撥水性付与効果を相当犠牲にし、非イオン性界面
活性剤もしくは水溶性高分子化合物を併用しているのが
実情である。
(問題点を解決するための手段) 本発明のパーティクルボード用1G水性付与組成物は、
上記欠点の克服を目的として、鋭意検討を重ねた結果到
達したもので、非イオン性界面活性剤もしくは水溶性高
分子化合物を一切使用しない、耐水性付与効果が高度に
すぐれた陰イオン性乳化分散物でありながら、ホルムア
ルデヒド縮合系接着剤およびその硬化促進剤との相溶性
も良好であることを特徴とするものである。
すなわち、本発明の要旨は、ワックス頚、炭化水素樹脂
、エチレン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物
を水溶性のアルカリ性化合物の存在下、水に乳化したパ
ーティクルボード用1B水性付与組成物に存する。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の撥水性付与組成物の一成分であるワックス類と
は融点40〜95℃の石油から抽出したパラフィン系も
しくはオレフィン系の炭化水素、すなわち石油系ワック
スを意味する。具体的にはパラフィンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス、スラソクワックス、スケール
ワックスおよびオレフィンワックス等があげられる。ま
た、石油系ワックスに合成ワックスを混合し、その軟化
点が40〜95℃である混合物も包含される。ここで合
成ワックスとはエチレンを出発原料とするポリエチレン
ワックス、炭酸ガスと水素から合成されたフィッシャー
・トロプシュワックスおよび低融点のポリオレフィン類
である。ワックス類の融点あるいは軟化点が40〜95
℃の範囲外にあると、良好な↑Ω水性付与効果が得られ
ない。
また、他の成分である炭化水素樹脂は、C1留分を原料
とする芳香族系石油樹脂を意味する。炭化水素樹脂の使
用量は、ワックス11炭化水素樹脂の重量比が100:
1〜100:80の範囲で使用される。炭化水素樹脂が
極端に多いと、得られた乳化分散物の保存安定性に問題
を生じる。
エチレン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物は
酸価125〜200■KO)l/g 、数平均分子量5
00〜6000で、その使用量はワックス類および炭化
水素樹脂の合計量:エチレン−プロピレン共重合物の無
水マレイン酸化物の重量比が100:1〜100:50
の範囲で使用される。
この範囲外で使用すると、良好な1a水性付与効果が得
られないことがあるばかりでなく、原料のコストアップ
になる。
前記したように、オレフィン−無水マレイン酸化物を併
用した撥水性組成物は、従来数多く提案されている(特
開昭56−82843号、同56−104964号。
同62−70479号、同62−81452号、同62
−181384号公報)。しかし、本発明のtΩ水性付
与組成物の一成分であるエチレン−プロピレン共重合物
の無水マレイン酸化物は、それらと本質的に異なるもの
であり、特に酸価すなわち無水マレイン酸単位含存量(
約20〜35重量%)が従来のオレフィン−無水マレイ
ン酸化物に比べ高いことに特徴があり、不飽和結合の極
めて少ないエチレン−プロピレン共重合物を使用し、特
開昭56−26915号公報に開示されているマレイン
化条件を採用するとき得られるものである。
水溶性のアルカリ性化合物とは金属化合物でないアミン
類等である。具体例としては、モノエチルエタノールア
ミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノール
アミン、トリエタノールアミン、メチルジェタノールア
ミン等のアルカノールアミン類、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等の
アルキルアミン類、モルホリン等の゛複素環式アミ・ン
類あるいは水酸化アンモニウム等が挙げられる。これら
水溶性のアルカリ性化合物はエチレン−プロピレン共重
合物の無水マレイン酸化物を中和するのに必要な量の1
0〜300%で十分であり、これ以上使用すると良好な
撥水性付与効果が得られないばかりか、ホルムアルデヒ
ド縮合系接着剤の硬化時間が増大して好ましくない。
オレフィン−無水マレイン酸化物、酸化パラフィンおよ
び本発明の一成分であるエチレン−プロピレン共重合物
の無水マレイン酸化物等いわゆるカルボキシル基含有化
合物を中和する際、公知の事実として従来から上記アミ
ン類以外にアルカリ金属の水酸化物またはアルカリ金属
の炭酸塩等も使用されている。具体例としては、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カ
リウム等を挙げることができる。しかし、これら水溶性
のアルカリ性金属化合物を用いて本発明の一成分である
エチレン−プロピレン共重合物のマレイン酸化物を中和
した場合、パーティクルボード中に金属塩が残存してし
まい、アミン類等で中和するのにくらべ、良好な撥水性
付与効果が得られない。
本発明のパーティクルボード用1B水性付与組成物は前
記のワックス類、炭化水素樹脂およびエチレン−プロピ
レン共重合物の無水マレイン酸化物を水溶性のアルカリ
性化合物の存在下水中に乳化することにより製造される
。乳化方法としては、ホモミキサー、バルブホモジナイ
ザー、コロイドミル、高速プロペラ攪拌さらには超音波
等の機械乳化法あるいは転相乳化法等種々あるが、これ
らいずれの方法でも、また2種以上の組合せでも良く、
均一で微細粒子である乳化分散物が製造できる方法であ
れば良い。
本発明の撥水性付与組成物はパーティクルボード用とし
て検討されたものであるが、他にパーティクルボード以
外の木質ボード、石こうボード、セメント、紙、繊維等
の!8水性付与剤として、さらには流動性改質剤、固結
防止剤、展着剤として広範な用途にも有効に利用できる
。その際、基材の特性に応じて乳化分散物の保存安定性
、機械安定性、凍結安定性等を下記添加剤等でさらに向
上させることもできる。たとえば、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルアミド、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ハイドロキシプロピルセルロース
等の水溶性高分子化合物、またはメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、グリセリン、エチレング
リコール等のアルコール類等の添加剤を共存させればよ
い。
さらに、本発明の(n水性付与組成物と他のポリマーエ
マルジョン、樹脂エマルジョンヲ併用シ種々の用途に、
たとえば熱転写用インク、セラミックバインダー等に利
用することも可能である。
(実施例) 次に本発明を実施例、比較例によりさらに具体的に説明
する。以下説明中の「部」および「%」はそれぞれ「重
量部」 「重量%」を意味する。
X泪炭上 融点75.3℃のマイクロクリスタリンワックス(日木
精蝋株式会社製+11−MIC−2065) 53部、
軟化点97℃、臭素価23.4の芳香族系石油樹脂(東
ソー株式会社製ベトコールLX)18部、および軟化点
105℃、酸価150 rNIKO[I/gのエチレン
−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物(三井石油
化学工業株式会社製ハイワックスlll0A II )
5部を110℃で溶融する。この溶融物をアンモニア水
(28%)1部を含む90℃の温水114部に添加して
ホモミキサーにより予備乳化を行った。次いで、高圧乳
化機を用い200kg/crAの圧力下乳化後、常温ま
で急冷し、固形公約40%の18水性付与乳化分散物A
を得た。
ス11建l 実施例1のマイクロクリスタリンワックスのかわりに融
点63.1℃のパラフィンワックス(日木精蝋株式会社
製5P−3040) 33部および融点50.8℃、油
分1.2%のスケールワックス38部を用いた以外は実
施例1とまったく同様にして固形公約40%のta水性
付与乳化分散物Bを得た。
去施斑ユ 融点43.9℃のパラフィンワックス(日本精蝋株式会
社製5P−0110) 42部、軟化点106℃の低分
子量ポリエチレン(アライドケミカル社製A−C#6)
7部、軟化点95℃、臭素価20の芳香族系石油樹脂(
日本石油株式会社製ネオポリマー5)24部および軟化
点105℃、酸価150mgKo)I / gのエチレ
ン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物3部を1
20℃で溶融し、次にこの溶融物の温度を97℃に下げ
、モルホリン0.5部を含む同温度の温水93部を添加
してホモミキサーにより予備乳化を行った。次いで高圧
乳化機を用い300kg/aaの圧力下乳化後、常温ま
で急冷し、固形公約45%の18水性付与乳化分散物C
を得た。
ル較拠上 実施例1において芳香族系石油樹脂を使用しない以外は
、実施例1とまったく同様にして固形公約40%の乳化
分散物りを得た。
ル較±1 実施例1においてアンモニア水を使用しない以外は実施
例1とまったく同様にして乳化分散物Eを製造したが、
得られた乳化分散物Eは常温に冷却すると増粘し流動性
を失った。
止較炭ユ 実施例1においてアンモニア水を使用せず、そのかわり
として水酸化カリウムを用いた以外は実施例1とまった
く同様にして固形公約40%の乳化分散物Fを得た。
ル較炭↓ 実施例1において酸価150mgKOl−1/ gであ
るエチレン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物
を使用せず、そのかわりとして酸価60mgKOH7g
のエチレン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物
(三井石油化学株式会社製ハイワックス1105A)を
用いた以外は実施例1とまったく同様にして固形公約4
0%の乳化分散物Gを得た。
比較例5 実施例Iにおいてエチレン−プロピレン共重合物の無水
マレイン酸化物を使用せず、そのかわりとして融点82
℃、酸価150 mgKOH/ gのモンタンワックス
酸化物(ヘキスト社製Hoechst WaxS)を用
いた以外は実施例1とまったく同様にして固形公約40
%の乳化分散物Hを得た。
坦交例6 実施例Iにおいてエチレン−プロピレン共重合物の無水
マレイン酸化物4部、アンモニア水0.8部を用い、さ
らにポリオキシエチレンオレイルエーテル0.5部、ソ
ルビタンモノステアレート0.5部を加えた以外は実施
例1とまったく同様にして固形公約40%の乳化分散物
Jを得た。
ル較桝1 実施例1においてエチレン−プロピレン共重合物の無水
マレイン酸化物4部、アンモニア水0.8部を用い、さ
らに、ケン化度81.5%のポリビニルアルコール(株
式会社クラレ製PVA−405)を固形分で1部加えた
以外は実施例1とまったく同様にして固形公約40%の
乳化分散物Kを得た。
比較例日 特公昭62−51133号公報の実施例1に従い、以下
の処方により実施例1と同様にして乳化分散物りを得た
融点52.3℃のパラフィン系炭化水素  78部融点
90℃の石油樹脂         12部酸価28.
融点67℃の酸化パラフィン 10部(日本精螺株式会
社製NFS −9125)水酸化ナトリウム     
       0.2部ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル 0.75部ソルビタンモノステアレート0.2
 s 部脱イオン水             124
部比較例9 特開昭62−70479号公報の実施例1に従い、以下
の処方により該実施例と同様にして乳化分散物Mを得た
融点68.3℃のパラフィンワックス   95部オレ
フィン−無水マレイン酸誘導体    5部(三菱化成
工業株式会社製ダイヤカルナ30)水酸化カリウム  
          0.4部温水         
      122.2部ル較用上度 特開昭62−8145号公報の実施例1に従い、以下の
処方により該実施例と同様にして乳化分散物Nを得た。
融点52.7℃のパラフィンワックス   96部オレ
フィン−無水マレイン酸誘導体    2部(三菱化成
工業株式会社製ダイヤカルナ30)水酸化カリウム  
         0.08部ポリビニルアルコール(
ケン化度約97%)3部温水            
   114.2部比較例11 特開昭56−82843号公報の実施例1に従い、以下
の処方により、該実施例と同様にして乳化分散物Pを得
た。
融点51.7℃のパラフィンワックス  315部含酸
素ワックス            35部(日本石油
株式会社製POワックスH−10)オレイン酸    
            4部モルホリン      
        10部温水            
    650部几較廻11 特開昭55−94983号公報の実施例2に従い、以下
の処方により、該実施例と同様にして乳化分散物Qを得
た。
融点51.7℃のパラフィンワックス  100部試験
例1 (保存安定性試験) 乳化分散物A−Gを容器に入れ、25℃の恒温槽中に静
置し、保存安定性を測定した。結果を表1に示す。表中
の表示は次のとおりである。
01ケ月以上放置しても粘度、外観などになんら変化が
認められない。
△1ケ月の放置で多少変化が認められるが、実用上支障
ないと判断される範囲内である。
×1ケ月の放置で分離や増粘等の異常が発生し、保存安
定性に明らかに問題がある。
試験例2(相溶性試験) 尿素樹脂100部、乳化分散物A−C,H,L。
M、P、Q10部を容器に入れ、そこへ塩化アンモニウ
ム2部を添加し、マグネテインクスターラーにて30分
間撹拌した後、接着剤/乳化分散物/塩化アンモニウム
の相溶性を観察した。結果を表2に示す。表中の表示は
次のとおりである。
○粘度、外観などになんら変化が見られない。
△粘度、外観などに多少の変化が見られる。
×増粘や凝固物等の異常が見られ、相溶性に明らかに問
題がある。
試験例3 (吸水性試験) パーティクルボード(U−150タイプ、厚さ20mm
)を50X50龍に切断、130℃の空気乾燥品中で乾
燥し、その試験片を乳化分散物A〜D、F、J、に、L
、Nに浸漬させた後130℃の空気乾燥品中で乾燥して
撥水処理パーティクルボードを得た。
これを25±1℃の水中にしずめ、24時間後の吸水率
を次式により算出した。
(浸漬後型量−浸漬前重量) 吸水率(%) =              X 1
00浸漬前重量 (発明の効果) 本発明の撥水性付与組成物は、非イオン性界面活性剤も
しくは水溶性高分子化合物を一切使用しない、陰イオン
性乳化分散物でありながら、ホルムアルデヒド縮合系接
着剤およびその硬化促進剤との相溶性が良好で、高度に
すぐれたta水性をパーティクルボードに付与すること
ができる。また、本発明の撥水性付与組成物は安定な乳
化分散物で、しかも少量ですぐれた1Ω水性付与効果を
示す。
代理人 弁理士  1)代 蒸 治

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワックス類(A)、炭化水素樹脂(B)、エチレ
    ン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸化物(C)を
    水溶性のアルカリ性化合物(D)の存在下、水中に乳化
    したパーティクルボード用撥水性付与組成物。
  2. (2)(A)と(B)が100:1〜100:80の重
    量比である請求項1記載の組成物。
  3. (3)(A)および(B)の合計量と(C)が100:
    1〜100:50の重量比である請求項1記載の組成物
  4. (4)ワックス類(A)が融点40〜95℃の石油系ワ
    ックスである請求項1記載の組成物。
  5. (5)ワックス類(A)が石油系ワックスと合成ワック
    スとの混合物であり、その軟化点が40〜95℃である
    請求項1記載の組成物。
  6. (6)合成ワックスがポリエチレンワックス、フィッシ
    ャー・トロプシュワックスおよび低分子量ポリオレフィ
    ン類である請求項5記載の組成物。
  7. (7)炭化水素樹脂(B)が芳香族系石油樹脂である請
    求項1記載の組成物。
  8. (8)エチレン−プロピレン共重合物の無水マレイン酸
    化物(C)が酸価125〜200mgKOH/g、数平
    均分子量500〜6000である請求項1記載の組成物
  9. (9)水溶性のアルカリ性化合物(D)が金属化合物で
    ない請求項1記載の組成物。
  10. (10)(D)が(C)を中和するのに必要な量の0.
    1〜3倍量である請求項1記載の組成物。
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