JPH0122392Y2 - - Google Patents

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JPH0122392Y2
JPH0122392Y2 JP17508284U JP17508284U JPH0122392Y2 JP H0122392 Y2 JPH0122392 Y2 JP H0122392Y2 JP 17508284 U JP17508284 U JP 17508284U JP 17508284 U JP17508284 U JP 17508284U JP H0122392 Y2 JPH0122392 Y2 JP H0122392Y2
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stator
mover
bearing
steel belt
linear motor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ステータと、このステータに対向配
置されたムーバーとを有してなるリニアモータの
軸受機構に関する。
〔従来技術〕
従来、リニアモータの軸受機構として第11
図、第12図に示されているような機構が提案さ
れ、ステータ1の上面両側縁部にV字状のレール
16,17が形成されてこれらのレール16,1
7に夫々適宜数のボール18が嵌められ、これら
のボール18によりムーバー3が支持され、また
ボール18の盲動を防止するためにボール18と
共に移動可能なリテーナ19によつて各ボール1
8の間隔が一定に保持されている。
従つてリテーナ19が保持孔により各ボール1
8の間隔を保持しながら移動するため、ボールと
リテーナとの間に接触部が出来て摩擦が生じ、摺
動による抵抗が大きく、ムーバーの動きが不円滑
となつてムーバーのステツプ量に誤差を生じた
り、またモータの起動及び停止時にボールがリテ
ーナの慣性の影響を受け、ムーバーに対するボー
ルの位置がずれたりする欠点があつた。更にボー
ルとレールとは点接触であるから摩耗が大きい。
摩耗を防ぐためにはレール材がセラミツクのよう
な高硬度なものにする必要があるが、セラミツク
を用いるとステータ又はムーバーと別体となり、
他の部品もバラバラで数が多いので組立工数を要
し、組立作業が面倒かつ困難である等の欠点があ
る。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点に鑑み、リテーナに代えてス
チールワイヤー又はスチールベルトを用いてスチ
ールワイヤー又はスチールベルトに離間した複数
の一重巻き部を形成して軸受用ローラーを支承
し、構成簡単にすると共に摩耗要素を排除したリ
ニアモータの軸受機構を提案することである。
〔考案の構成〕
本考案は、ステータ或はムーバーの何れか一方
にスチールワイヤー又はスチールベルトの両端部
を取り付け、前記スチールワイヤー又はスチール
ベルトに離間した複数の一重巻き部を形成し、こ
の一重巻き部の夫々で支承される軸受用ローラー
を設け、このローラーを前記ステータとムーバー
との間に介在させたことにある。
〔実施例〕
以下、図示の実施例で本考案を説明する。リニ
アモータの軸受機構は第1図から第4図でステー
タ1の上面に2本の軸受用ローラー2を挟んでム
ーバー3が乗せられ、軸受用ローラー2には薄い
スチールベルト4の一重巻き部4a,4aが巻き
付けられてスチールベルト4の一端部4bはステ
ータ1に固定され、他端部4cはステータ1に直
接又は弾性部材5を介してステータ1に固定され
たL型の金具6に取り付けられ、ステータ1の上
にはムーバー3を覆うように図示しないカバーが
固定されている。
前記ステータ1には積層されたステータコア7
が固定されてステータコアにコイル8が取り付け
られ、コイル8はステータ1に固定されたコイル
押え10,10で抜け止めされている。ステータ
1上の両側にはガイドローラー11が設けられて
ムーバー3の移動方向が案内されている。
前記ムーバー3には永久磁石12を挾んで2条
の積層コアから成るスライダ片13,14が固定
され、永久磁石12は例えばスライダ片13側が
N極、スライダ片14側がS極に着磁されてい
る。
前記スチールベルト4は第5図のように離間さ
れた複数の一重巻き部4aと両端部4b,4c
と、一重巻き部4aを結ぶ連結部4d,4eとで
形成され、第1図から第4図、第6図、第7図の
ように一端部4bと他端部4cを連結部4d,4
e間に通して一重巻き部4a部分は軸受用ローラ
ー2に巻き付けられている。尚第7図のようにp
位置で軸受用ローラー2と一重巻き部4aをスポ
ツト溶接又はネジ止めで固定するとローラーの移
動中の傾きズレの防止手段となる。
リニアモータの軸受機構の動作はコイル3にパ
ルス信号が流されると、ステータコア7が励磁さ
れてスライダ片13,14との間の磁力で例えば
第3図の左側に移動される。この時軸受用ローラ
ー2は反時計方向に回転され、一重巻き部4aも
同時に回転されて左側に移動される。次にコイル
3に逆方向のパルス信号が流されるとムーバー3
は右側に移動される。
リニアモータの軸受機構が前記のように構成さ
れると、構成簡単で部品点数が少なく、組み立て
が容易になり、ステータ1に対しムーバー3は軸
受用ローラー2で支持されて移動され、軸受用ロ
ーラー2は線接触でステータ1とムーバー3の面
を転がるので摩擦抵抗が少なく摩耗せず、軸受用
ローラー2が直接ステータ1とムーバー3の面に
当たつて転がるので積み重ね誤差が排除されて両
面間の寸法精度とステータコアとスライダ片のコ
ア間の寸法精度が容易に得られ、スチールベルト
4は一重巻き部4aの一側が巻き解けると他側が
巻き付く状態で軸受用ローラー2の回転に負荷を
掛けずに案内することになる。
前記説明では2本の軸受用ローラー2,2と1
本のスチールベルト4で軸受の回転部を構成した
が、短い軸受用ローラー2を4本、幅の狭いスチ
ールベルト4を2本用いてステータコア7の両側
に夫々1組の軸受の回転部を設けてもよい。
又前記説明ではスチールベルト4の一端部4b
をステータ1に、他端部4cを弾性部材5を介し
てステータに固定されたL型金具6に取り付けた
が、一端部4bをムーバー3に、他端部4cはム
ーバーに直接又はムーバーに固定されたL型金具
に弾性部材を介して取り付けてもよい。
第8図、第9図はスチールベルト4に代えてス
チールワイヤー9が設けられた他の実施例で、一
重巻き部9aのp部分が軸受用ローラー2に固定
され、一端部9bと他端部9cの固定位置は一重
巻き部9aを中心に転がり方向に角度θずらして
設定されてワイヤー同志が摺れることが避けられ
ている。
第10図はステータ1に軸受用ローラー2を介
してムーバー3を設け、ムーバー3上に更に直角
方向に軸受用ローラー2を介して第2のムーバー
15を乗せ、軸受ローラー2はスチールベルト4
又はスチールワイヤー9で保持され、2組のリニ
アモータでXYテーブルが構成された応用例で、
このように構成しても部品点数が少ないので組み
立てが容易であり、摩耗が少なく、寸法精度の高
いXYテーブルが得られる。
〔考案の効果〕
本考案は前述のようにステータ或はムーバーの
何れか一方にスチールワイヤー又はスチールベル
トの両端部を取り付け、スチールワイヤー又はス
チールベルトに離間した複数の一重巻き部を形成
して軸受用ローラーを支承してローラーをステー
タとムーバーとの間に介在させたので部品点数が
少なく、組み立てが容易であり、軸受用ローラー
はステータとムーバーに線接触して転がるので摩
擦抵抗が少なく、摩耗せず、軸受用ローラーがス
テータとムーバーに直接当たつて転がるので積み
重ね誤差が排除されて両面間の寸法精度とステー
タコアとスライダ片のコア間の寸法精度が容易に
得られ、一重巻き部は一側が巻き解けると他側が
巻き付いて軸受用ローラーの回転に負荷を掛けず
にローラーを案内する等実用上優れた効果を奏す
るリニアモータの軸受機構を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、第1図はリニ
アモータの軸受機構のステータ側の平面図、第2
図はリニアモータの断面正面図、第3図はリニア
モータの断面側面図、第4図はステータ側の斜視
図、第5図はスチールベルトの平面図、第6図は
スチールベルトと軸受用ローラーの側面図、第7
図は同外観斜視図、第8図、第9図は他の実施例
要部正面図と平面図、第10図は応用例斜視図、
第11図、第12図は従来のリニアモータの分解
斜視図と断面正面図である。 1……ステータ、2……軸受用ローラー、3…
…ムーバー、4……スチールベルト、4a,9a
……一重巻き部、4b,9b……一端部、4c,
9c……他端部、9……スチールワイヤー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ステータ或はムーバーの何れか一方にスチー
    ルワイヤー又はスチールベルトの両端部を取り
    付け、前記スチールワイヤー又はスチールベル
    トに離間した複数の一重巻き部を形成し、この
    一重巻き部の夫々で支承される軸受用ローラー
    を設け、このローラーを前記ステータとムーバ
    ーとの間に介在させてなるリニアモータの軸受
    機構。 2 前記両端部の少なくとも一方を弾性部材を有
    する端部とした実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のリニアモータの軸受機構。
JP17508284U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0122392Y2 (ja)

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JP17508284U JPH0122392Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JP17508284U JPH0122392Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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Publication Number Publication Date
JPS6192186U JPS6192186U (ja) 1986-06-14
JPH0122392Y2 true JPH0122392Y2 (ja) 1989-06-30

Family

ID=30732686

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JP17508284U Expired JPH0122392Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622400B2 (ja) * 1987-03-11 1994-03-23 神鋼電機株式会社 リニアパルスモ−タ
JP4583903B2 (ja) * 2004-12-15 2010-11-17 日本電子株式会社 移動ブロック支持機構及びステージ装置並びに荷電粒子ビーム装置

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JPS6192186U (ja) 1986-06-14

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